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JP7846604B2 - 送風装置 - Google Patents
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JP7846604B2 - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP7846604B2
JP7846604B2 JP2022180890A JP2022180890A JP7846604B2 JP 7846604 B2 JP7846604 B2 JP 7846604B2 JP 2022180890 A JP2022180890 A JP 2022180890A JP 2022180890 A JP2022180890 A JP 2022180890A JP 7846604 B2 JP7846604 B2 JP 7846604B2
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Description

本開示は送風装置に関する。
例えば工場の製造ラインでは、これに沿って隣接する作業エリアに作業員が位置して作業を行う。また作業員に対し冷却用の空気を送るための送風装置が設けられる。一般に送風装置は、作業エリアの上方でその長手方向に沿って延び、冷却用の空気が流されるダクトと、ダクトに間隔を隔てて設けられ下方に向かって垂れ下げられる複数のフレキシブルダクトとを備える。各フレキシブルダクトから、その出口が向かう特定位置の作業者に対して送風が行われる。こうした形態の空調をスポット空調という。
特開2019-90590号公報
しかし、上述の一般的な送風装置では、全てのフレキシブルダクトから冷却風が常に吹き出されている。そのため、特定位置に人がいないときにも送風が行われてしまい、送風エネルギーが無駄になってしまう。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、送風効率を改善できる送風装置を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
複数の可動フィンと、前記可動フィンを駆動するアクチュエータと、周囲の人の位置を検知するための人感センサとを有するルーバー装置と、
前記ルーバー装置から出た空気が前記人感センサによって検知された人の位置に向かうよう、前記アクチュエータを制御し、前記可動フィンの位置を制御するルーバー制御器と、
を備えることを特徴とする送風装置が提供される。
好ましくは、前記送風装置は、
作業エリアの上方でその長手方向に沿って延び、冷却用の空気が流されるダクトと、
前記ダクトに間隔を隔てて設けられた下向きの複数の吹き出し口と、
を備え、
前記複数の吹き出し口にそれぞれ前記ルーバー装置が設けられる。
好ましくは、前記送風装置は、
前記ダクト内に空気を送出するファンと、
前記ダクト内の圧力を検知する圧力センサと、
前記圧力センサによって検知された圧力が所定の設定値に近づくよう前記ファンの回転数を制御するファン制御器と、
を備える。
好ましくは、前記送風装置は、
前記ルーバー装置の入口部に設けられ、前記複数の可動フィンに向かって空気を送出するルーバーファンを備える。
好ましくは、前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって人が検知されていないときに前記複数の可動フィンを所定の最小開度となるよう制御する。
好ましくは、前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって検知された人の移動に合わせて前記複数の可動フィンを動作させる。
好ましくは、前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって複数の人が検知されたときにその複数人がいるエリア全体に空気が吹き出されるよう前記複数の可動フィンをスイング動作させる。
好ましくは、前記可動フィンは、回動軸回りに回動可能であると共に、前記回動軸に直角な方向に複数配列され、
その配列方向の最も一端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、一端側に向かって屈曲され、または、
前記配列方向の最も他端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、他端側に向かって屈曲され、または、
前記配列方向の最も一端側と他端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、それぞれ一端側と他端側に向かって屈曲されている。
本開示によれば、送風効率を改善できる。
送風装置を示す概略図である。 ルーバー装置を示す概略図である。 本実施形態の作動を示す概略図である。 本実施形態の作動を示す概略図である。 補助制御器の使用状態を示す概略図である。 第1変形例を示す概略図である。 第1変形例の他の使用状態を示す概略図である。 第2変形例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
図1に、本実施形態に係る送風装置を概略的に示す。送風装置100は、製造ラインLを有する工場内に設置され、スポット空調装置として機能する。製造ラインLは所定方向に延び、図中左右方向に延びている。この製造ラインLの紙面厚さ方向手前側に、製造ラインLに隣接した作業エリアWが設けられる。作業エリアWは製造ラインLと平行にその長手方向に沿って延びる。主にこの作業エリアW内で作業者Mが作業を行う。
送風装置100は、作業エリアWの上方でその長手方向に沿って延び、冷却用の空気Aが流されるダクト1と、ダクト1に間隔を隔てて設けられた下向きの複数(一つのみ図示)の吹き出し口2とを備える。また送風装置100は、複数の吹き出し口2にそれぞれ設けられたルーバー装置3を備える。
ダクト1は、作業エリアWの真上の位置で、作業エリアWの長手方向(図中左右方向)に沿って水平に延びる。ダクト1は例えば工場内の天井から吊り下げ支持される。吹き出し口2は、ダクト1の下面部に設けられた開口穴によって形成される。この吹き出し口2からダクト1内の空気Aが下向きに吹き出される。
送風装置100は、ダクト1内に空気Aを送出するファン4を備える。ファン4はダクト1の入口端に接続され、この入口端から出口端(図示せず)に向かって空気Aを送出する。ファン4は電動式であり、その駆動モータの回転数制御を行うインバータ5を含む。
図2に詳細に示すように、ルーバー装置3は、複数の可動フィン6と、可動フィン6を駆動するアクチュエータとしての電気モータ7と、周囲の人の位置を検知するための人感センサとしての人感カメラ8とを有する。また送風装置100は、ルーバー装置3を制御するためのルーバー制御器20を備える。
可動フィン6は、上下が開放された四角枠状のケーシング9に、回動軸10回りに回動可能に取り付けられ、作業エリアWの長手方向(図中左右方向)に複数配列されている。回動軸10は、作業エリアWの長手方向に直角な方向に延びる。従って、作業エリアWの長手方向(図中左右方向)は複数の可動フィン6の配列方向に一致し、作業エリアWの長手方向(図中左右方向)に直角な方向(図中紙面厚さ方向)は回動軸10の長手方向もしくは軸方向に一致する。電気モータ7と全ての可動フィン6とは、連結機構としてのリンク機構11によって連結され、モータ7の回転により、全ての可動フィン6の回動軸10回りの角度位置θを同時に変更できるようになっている。モータ7によりリンク機構11を矢印aの如く往復動させることで、可動フィン6を矢印bの如くスイング動作させることもできる。
モータ7にはサーボモータが用いられ、可動フィン6の角度位置θを任意の位置に制御できるようになっている。可動フィン6は、空気通過を許容しない全閉角度位置θ0(=0°)から、所定の最大角度位置θmax(例えば135°)まで、角度位置θを連続的に変更可能である。モータ7に入力されるアナログ電気信号の値に比例して可動フィン6の角度位置θが変化する。
人感カメラ8は、下方の作業エリアWに向けられ、撮影した作業エリアWの画像のデータをルーバー制御器20に送る。ルーバー制御器20は、この画像データに基づいて、作業エリアWにいる作業者Mの位置および人数等を検知ないし特定する。
ルーバー制御器20は、本実施形態ではルーバー装置3に一体的に組み込まれている。ルーバー制御器20は、ルーバー装置3から出た空気Aが、人感カメラ8によって検知された作業者Mの位置に向かうよう、モータ7を制御し、可動フィン6の角度位置θを制御する。より具体的には、ルーバー制御器20は、検知された作業者Mの位置に対応した可動フィン6の角度位置θを決定し、可動フィン6の実際の角度位置θがその決定された角度位置θに等しくなるようなアナログ電気信号をモータ7に出力する。これにより、作業者Mの位置に向かってスポット的に送風を行うことができる。
一方、図1に示すように、送風装置100は、ダクト1内の圧力(静圧)Pを検知する圧力センサ21と、圧力センサ21によって検知された圧力Pが所定の設定値Psに近づくようファン4の回転数を制御するファン制御器22とを備える。ファン制御器22は、インバータ5に制御信号を送ることでファン4の回転数を制御する。このファン制御の結果、ダクト1内の実際の圧力Pは設定値Ps付近に一定に保たれる。
次に、本実施形態の作動について説明する。
まず、人感カメラ8によって作業者Mが検知されていない場合、ルーバー制御器20は、複数の可動フィン6を所定の最小開度に制御する。ここでいう最小開度とは、可動フィン6が所定の最小角度位置θminに位置するときの可動フィン6ないしルーバー装置3の開度を意味する。このとき、ルーバー装置3を通過する風量、言い換えればルーバー装置3から吹き出される風量は最小となる。
最小角度位置θminは、例えば全閉角度位置θ0に等しくされる。こうすると、ルーバー装置3から吹き出される風量はゼロとなり、ルーバー装置3からは空気が吹き出されない。代替的に、最小角度位置θminは、全閉角度位置θ0より僅かに大きい角度位置(例えば5°)とされてもよい。こうするとルーバー装置3からは微風量の空気が吹き出される。
いずれにしても、人感カメラ8によって作業者Mが検知されていない場合には送風を停止し、あるいは微風量に抑えることができるので、送風エネルギーの無駄な消費を抑制することができる。なお、微風量を送風することによって作業エリアWの空気を僅かに循環させることができる。
次に、図1に示すように、人感カメラ8によって検知された作業者Mが一人である場合、その作業者Mの位置に対応した角度位置θに可動フィン6が制御される。これによりルーバー装置3からは、その一人の作業者Mのみに向けてスポット的に空気Aが送られる。これによって人のいない位置に無駄に送風が行われるのを防止し、送風を効率的に行うことができる。
次に、図3に示すように、その一人の作業者Mが移動した場合、人感カメラ8によってこの作業者Mの移動が検知される。そして作業者Mの移動に合わせて可動フィン6の角度位置θが変化され、ルーバー装置3から移動中の作業者Mに対して常に空気Aが送られる。これによって、作業者Mが移動した場合でもこれに追従して送風を行うことができ、送風を効率的に行うことができる。
次に、図4に示すように、人感カメラ8によって検知された作業者Mが複数人(図示例では4人)である場合、その複数人がいるエリア全体に空気Aが吹き出されるよう、可動フィン6はスイング動作される。
すなわち、ルーバー制御器20は、人感カメラ8の画像データから、複数人のうち、作業エリアWの長手方向両端に位置する作業者M1,M2を特定する。そして一端の作業者M1の位置から、他端の作業者M2の位置までの間のエリアを、吹き出しエリアに特定する。そして吹き出しエリアの一端に対応する一端角度位置θ1と、他端に対応する他端角度位置θ2とを求め、一端角度位置θ1から他端角度位置θ2までの間で可動フィン6をスイング動作させる。これにより、複数人がいるエリアのみに空気Aを万遍なく吹き出すことができ、送風を効率的に行うことができる。
ところで、ルーバー装置3はダクト1の長手方向に複数設けられ、それぞれが独立に制御される。よって各ルーバー装置3における開閉状態はまちまちである。ここで、可動フィン6が最小角度位置θminにあり最小風量(ゼロを含む)を吹き出しているときのルーバー装置3を閉とし、可動フィン6が最小角度位置θminより大きい角度位置にあり最小風量より多い十分な風量を吹き出しているときのルーバー装置3を開とする。
仮に、ファン4の回転数が一定であるとすると、特定のルーバー装置3から吹き出される風量が残りのルーバー装置3の開閉状態に応じて変化してしまう。例えば、開いている一つの特定ルーバー装置3がある場合、残りのルーバー装置3が全て閉ならその特定ルーバー装置3からは強力な風量の空気が吹き出される。逆に、残りのルーバー装置3が全て開なら特定ルーバー装置3からは少ない風量の空気しか吹き出されない。
しかし、本実施形態では、ダクト1内の圧力Pが設定値Ps付近に一定に保たれるようファン4の回転数が制御される。これにより、各ルーバー装置3における入口圧を一定に保つことができ、特定ルーバー装置3の風量が残りのルーバー装置3の開閉状態に依存するという依存性を解消することができる。そして、残りのルーバー装置3の開閉状態に拘わらず、特定ルーバー装置3の風量を一定に保つことができる。
本実施形態の場合、開いているルーバー装置3の数が多いほど、ファン4の回転数が増加され、ファン4からの送出空気量が増加される。逆に、開いているルーバー装置3の数が少ないほど、ファン4の回転数が減少され、ファン4からの送出空気量が減少される。よって、送風空気の必要量に応じてファン4の回転数を変化させることができ、効率的な送風に寄与することができる。
なお、圧力の設定値Psを高くするほど、ルーバー装置3から吹き出される風の風速を上昇させ、風の到達距離を長くすることができる。
このように本実施形態によれば、従来のフレキシブルダクトに代わってルーバー装置3を設置するので、人感カメラ8によって検知された人のみに向かって送風を行うことができ、送風効率を改善することができる。
また、人感カメラ8によって人が検知されないときには送風を実質的に停止するので、これによっても送風効率を改善することができる。
また、従来はダクトから垂れ下げられた複数のフレキシブルダクトがあり、見栄えが悪かったが、本実施形態ではこうしたフレキシブルダクトを省略できるので、見栄えを向上できる。
なお、従来のフレキシブルダクト4本分を一つのルーバー装置3で対応した場合、ファン4の送出空気量は従来の75%を削減可能である。
ところで、図5に示すように、ルーバー制御器20とファン制御器22には、それぞれメンテナンス用の補助制御器23がケーブル24(無線でもよい)により接続可能である。補助制御器23は、ルーバー制御器20に接続された場合、人感カメラ8の画像データに依存しない可動フィン6の手動角度位置設定や、ルーバー制御器20に記憶される最小角度位置θminの設定変更等に利用可能である。また補助制御器23のモニター25に、人感カメラ8で撮影された画像を映し出し、これを用いて各種設定変更を行うこともできる。
また補助制御器23は、ファン制御器22に接続された場合、圧力設定値Psの設定変更等に利用可能である。
このように補助制御器23を使って、ルーバー制御器20とファン制御器22の各種設定変更を行うことができるので、利便性を高められる。
なお、図示例では計2台の補助制御器23をルーバー制御器20とファン制御器22にそれぞれ接続しているが、1台の補助制御器23を両者に共用してもよい。逆に、ルーバー制御器20とファン制御器22のそれぞれに対し専用の補助制御器23を用いてもよい。また補助制御器23は、各ルーバー装置3のルーバー制御器20に共用されるのが好ましい。
[変形例]
次に、本開示の変形例を説明する。なお前記基本実施形態と同様の部分には図中同一符号を付して説明を割愛し、以下、基本実施形態との相違点を主に説明する。
[第1変形例]
図6に示すように、第1変形例の送風装置は、ルーバー装置3の入口部に設けられ複数の可動フィン6に向かって空気を送出する小型のルーバーファン26を備える。これによれば、ダクト1内の空気Aをルーバーファン26で吸引し、複数の可動フィン6に向かってより積極的に空気Aを送出することができる。ルーバーファン26は、ケーシング9の上端部に取り付けられ、複数の可動フィン6に対し空気流れ方向上流側に位置される。本変形例のルーバーファン26はケーシング9と吹き出し口2の間に設けられる。
図7に示すように、ルーバーファン26が一体化されたルーバー装置3は、ダクト1と組み合わせることなく単独で使用することもできる。これにより、ルーバー装置3を任意の場所で使用することができ、利便性を高めることができる。この場合、ルーバーファン26はその入口側の外気を吸引する。
[第2変形例]
図8(B)に示すように、第2変形例の送風装置では、一部の可動フィン6の入口側の部分が屈曲されている。
ここで図示するように、回動軸10の軸方向(図中紙面厚さ方向)における一端側(図中手前側)を前側とし、他端側(図中奥側)を後側とする。また回動軸10の軸方向に直角な、複数の可動フィン6の配列方向(図中左右方向)における一端側(図中左側)を右側とし、他端側(図中右側)を左側とする。
前記基本実施形態では可動フィン6の数は7枚であったが、本変形例では可動フィン6の数がより少ない3枚とされている。
これら可動フィン6の配列方向(図中左右方向)の最も右側(図中左側)に位置する可動フィン(右端可動フィンという)6Aの、回動軸10より入口側(図中上側)の部分Rは、右側に向かって屈曲されている。
また可動フィン6の配列方向(図中左右方向)の最も左側(図中右側)に位置する可動フィン(左端可動フィンという)6Cの、回動軸10より入口側(図中上側)の部分Rは、左側に向かって屈曲されている。
一方、それら可動フィン6A,6C以外の可動フィン6、すなわち、配列方向(図中左右方向)においてそれら可動フィン6A,6Cの間に位置される可動フィン(中間可動フィンという)6Bは、前記基本実施形態と同様、入口側(図中上側)の端Pから出口側(図中下側)の端Qまでのフィン長手方向の全長に亘って平板状ないし断面直線状とされ、屈曲されていない。
右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの構成は左右対称である。まず右端可動フィン6Aについて説明する。
右端可動フィン6Aは、フィン長手方向の中間部において回動軸10により回動可能に支持される。回動軸10とその付近の右端可動フィン6Aとは、ケーシング9から左側に離間されている。右端可動フィン6Aは、回動軸10より入口側(図中上側)の部分Rと、出口側(図中下側)の部分Sとを有する。入口側部分Rは出口側部分Sに対し、所定角度αで右側に屈曲されている。本変形例において、角度αは鋭角であり、具体的には45°である。入口側部分Rは、回動軸10の位置で出口側部分Sに対し屈曲されている。しかしながらこれに限らず、例えば、回動軸10よりも入口側の位置で入口側部分Rが屈曲されてもよい。右端可動フィン6Aの出口側部分Sは、中間可動フィン6Bの出口側部分Sと平行に配置されている。
左端可動フィン6Cも、フィン長手方向の中間部において回動軸10により回動可能に支持される。回動軸10とその付近の左端可動フィン6Cとは、ケーシング9から右側に離間されている。左端可動フィン6Cの入口側部分Rは出口側部分Sに対し、所定角度αで左側に屈曲されている。入口側部分Rは、回動軸10の位置で出口側部分Sに対し屈曲されているが、前記同様、回動軸10よりも入口側の位置で屈曲されてもよい。左端可動フィン6Cの出口側部分Sは、中間可動フィン6Bの出口側部分Sと平行に配置されている。
これら可動フィン6A~6Cは配列方向(図中左右方向)に等間隔で配置されている。すなわち、各可動フィン6A~6Cに対応する回動軸10は配列方向(図中左右方向)に等間隔で配置されている。これら可動フィン6A~6Cがモータ7とリンク機構11によって同時に回動される点は前記同様である。
図8(B)は、可動フィン6A~6Cが所定の中立角度位置θcに位置された場合を示す。本変形例の場合、中立角度位置θcは90°である。このとき右端可動フィン6Aの出口側部分Sと、左端可動フィン6Cの出口側部分Sと、中間可動フィン6Bとは、真下に向けられ、ルーバー装置3は空気Aを真下に吹き出す。
図8(A)は、可動フィン6A~6Cが、中立角度位置θcよりも小さい右端角度位置θrに位置された場合を示す。本変形例の場合、右端角度位置θrは45°であり、中立角度位置θcと右端角度位置θrの差(θc-θr)の絶対値も45°である。このとき右端可動フィン6Aの出口側部分Sと、左端可動フィン6Cの出口側部分Sと、中間可動フィン6Bとは、右斜め下に向けられ、ルーバー装置3はその方向に空気Aを吹き出す。
本変形例の右端角度位置θrは、可動フィン6A~6Cが物理的に最も右側を向くときの角度位置である。このとき右端可動フィン6Aの出口端Qがケーシング9に最も接近するか接触するので、可動フィン6A~6Cをこれより右側に向けることができない。
図8(C)は、可動フィン6A~6Cが、中立角度位置θcよりも大きい左端角度位置θlに位置された場合を示す。本変形例の場合、左端角度位置θlは135°であり、中立角度位置θcと左端角度位置θlの差(θc-θl)の絶対値も45°である。このとき右端可動フィン6Aの出口側部分Sと、左端可動フィン6Cの出口側部分Sと、中間可動フィン6Bとは、左斜め下に向けられ、ルーバー装置3はその方向に空気Aを吹き出す。
本変形例の左端角度位置θlは、可動フィン6A~6Cが物理的に最も左側を向くときの角度位置である。このとき左端可動フィン6Cの出口端Qがケーシング9に最も接近するか当接するので、可動フィン6A~6Cをこれより左側に向けることができない。
こうして本変形例のルーバー装置3では、中立角度位置θcを中心として、右側に45°、左側に45°だけ、可動フィン6A~6Cを回動することができる。
ところで、図8(B)に仮想線aで示すように、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cが屈曲されていない前記実施形態の場合を想定する。この場合、図8(B)に示す中立角度位置θcのときだと、ルーバー装置3の吹き出し幅はWc’となる。これは、ケーシング9の出口の左右幅に等しい。
しかし、図8(A)に示す右端角度位置θrのときだと、ルーバー装置3の吹き出し幅はWr’となり、中立角度位置θcのときの吹き出し幅Wc’より小さくなってしまう。Wr’は、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの回動軸10の軸間距離に等しい。
図8(C)に示す左端角度位置θlのときも同様に、ルーバー装置3の吹き出し幅はWl’となり、中立角度位置θcのときの吹き出し幅Wc’より小さくなってしまう。Wl’も、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの回動軸10の軸間距離に等しい。
このように、可動フィン6A~6Cの角度位置θが変化すると吹き出し幅が変化し、ひいては風速が変化するという問題がある。
これに対し、本変形例はこうした問題を解決可能である。
図8(B)に実線で示すように、本変形例の場合、中立角度位置θcのときだと、ルーバー装置3の吹き出し幅は前述のWc’より小さいWc付近となる。Wcは、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの回動軸10の軸間距離に等しい。こうなる理由は、右端可動フィン6Aの屈曲された入口側部分Rが、右端可動フィン6Aとケーシング9の間の隙間を縮小するからである。また左端可動フィン6Cの屈曲された入口側部分Rが、左端可動フィン6Cとケーシング9の間の隙間を縮小するからである。
右端可動フィン6Aの入口側部分Rとケーシング9の間に若干隙間はできるが、それでもその隙間は、前記実施形態のときの隙間よりは小さい。また左端可動フィン6Cの入口側部分Rとケーシング9の間に若干隙間はできるが、それでもその隙間は、前記実施形態のときの隙間よりは小さい。よって本変形例の吹き出し幅は、Wcに近づき、あるいはWcと実質的に同等のレベルとなる。
図8(A)に示す右端角度位置θrのとき、ルーバー装置3の吹き出し幅Wrは前記実施形態のときの吹き出し幅Wr’に等しく、吹き出し幅Wcに等しい。従って右端角度位置θrのときの吹き出し幅Wrは、中立角度位置θcのときの吹き出し幅と実質的に同等レベルとなる。
図8(C)に示す左端角度位置θlのときも同様である。ルーバー装置3の吹き出し幅Wlは前記実施形態のときの吹き出し幅Wl’に等しく、吹き出し幅Wcに等しい。従って左端角度位置θlのときの吹き出し幅Wlも、中立角度位置θcのときの吹き出し幅と実質的に同等レベルとなる。
このように本変形例によれば、可動フィン6A~6Cの角度位置θの変化による吹き出し幅の変化を抑制し、風速の変化を抑制することができる。
なお、本変形例は、可動フィン6の数が少ないほど(ケーシング9の左右方向の幅が小さいほど)有効である。その理由は、可動フィン6の数が少ないほど、吹き出し幅Wc’に対する吹き出し幅Wcの割合が小さくなるためである。逆に言えば、可動フィン6の数が多いほど、吹き出し幅Wc’に対する吹き出し幅Wcの割合が大きくなるためである。
厳密に言えば、図8(A)に示す右端角度位置θrのとき、ルーバー装置3の実質的な吹き出し幅は、前記実施形態のときの実質的な吹き出し幅より若干小さくなる。その理由は、左端可動フィン6Cの屈曲された入口側部分Rが、前記実施形態のときよりもケーシング9に近づき、あるいはケーシング9に接触して、左端可動フィン6Cとケーシング9の間の隙間を縮小するからである。
図8(C)に示す左端角度位置θlのときも同様に、ルーバー装置3の実質的な吹き出し幅は、前記実施形態のときの実質的な吹き出し幅より若干小さくなる。その理由は、右端可動フィン6Aの屈曲された入口側部分Rが、前記実施形態のときよりもケーシング9に近づき、あるいはケーシング9に接触して、右端可動フィン6Aとケーシング9の間の隙間を縮小するからである。
本変形例では、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの屈曲角度αを、可動フィン6の中立角度位置θcからの左右への最大回動角度(45°)、すなわち中立角度位置θcと右端角度位置θrまたは左端角度位置θlとの差(θc-θrまたはθc-θl)の絶対値と等しくした。しかしながら、屈曲角度αは変更可能であり、その最大回動角度より小さくしてもよいし、大きくしてもよい。また屈曲角度αは、本変形例のような鋭角でなくてもよく、直角または鈍角であってもよい。
本変形例では、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの屈曲角度αを互いに等しくしたが、異ならせてもよい。
本変形例では、右端可動フィン6Aと左端可動フィン6Cの両方を屈曲させたが、いずれか一方のみを屈曲させてもよい。こうしても中立角度位置θcのときの実質的な吹き出し幅をWc’から減少できるからである。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。
(1)例えば、複数のルーバー装置3に対し一つのルーバー制御器20を共通とすることもできる。この場合、工場の壁等に設置された制御盤にルーバー制御器20を格納することが可能である。ファン制御器22もファン4以外の場所、例えば制御盤内に配置することが可能である。
(2)送風装置は、工場の製造ライン以外の場所に適用されてもよい。
(3)ファン4は、冷房装置により冷却された空気を送るものであってもよい。
(4)アクチュエータは電気モータ7以外のものであってもよい。また人感センサも、人感カメラ8以外のものであってもよい。
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 ダクト
2 吹き出し口
3 ルーバー装置
4 ファン
6 可動フィン
7 モータ
8 人感カメラ
20 ルーバー制御器
21 圧力センサ
22 ファン制御器
26 ルーバーファン
100 送風装置
A 空気
M 作業者
W 作業エリア

Claims (6)

  1. 長手方向に沿って延び、冷却用の空気が流されるダクトと、
    前記ダクトに間隔を隔てて設けられた下向きの複数の吹き出し口と、
    前記複数の吹き出し口にそれぞれ設けられた複数のルーバー装置と、
    前記ルーバー装置を制御するためのルーバー制御器と、
    を備える送風装置であって、
    前記ルーバー装置は、複数の可動フィンと、前記可動フィンを駆動するアクチュエータと、周囲の人の位置を検知するための人感センサとを有し、
    前記ルーバー制御器は、前記ルーバー装置から出た空気が前記人感センサによって検知された人の位置に向かうよう、前記アクチュエータを制御し、前記可動フィンの位置を制御し、
    前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって人が検知されていないときに前記複数の可動フィンを所定の最小開度となるよう制御し、これにより前記ルーバー装置から微風量の空気が吹き出される
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記ダクト内に空気を送出するファンと、
    前記ダクト内の圧力を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサによって検知された圧力が所定の設定値に近づくよう前記ファンの回転数を制御するファン制御器と、
    を備える
    請求項に記載の送風装置。
  3. 前記ルーバー装置の入口部に設けられ、前記複数の可動フィンに向かって空気を送出するルーバーファンを備える
    請求項1に記載の送風装置。
  4. 前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって検知された人の移動に合わせて前記複数の可動フィンを動作させる
    請求項1に記載の送風装置。
  5. 前記ルーバー制御器は、前記人感センサによって複数の人が検知されたときにその複数人がいるエリア全体に空気が吹き出されるよう前記複数の可動フィンをスイング動作させる
    請求項1に記載の送風装置。
  6. 前記可動フィンは、回動軸回りに回動可能であると共に、前記回動軸に直角な方向に複数配列され、
    その配列方向の最も一端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、一端側に向かって屈曲され、または、
    前記配列方向の最も他端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、他端側に向かって屈曲され、または、
    前記配列方向の最も一端側と他端側に位置する可動フィンの、前記回動軸より入口側の部分は、それぞれ一端側と他端側に向かって屈曲されている
    請求項1に記載の送風装置。
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