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JP7848082B2 - 加工装置 - Google Patents
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JP7848082B2 - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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Description

本発明は、ウェーハを加工する加工装置に関する。
ウェーハとウェーハの外径より大きい内径のリングフレームとにテープを貼着して一体化させたワークセットを搬送する搬送装置がある(例えば、特許文献1参照)。この搬送装置には、リングフレームの上面を吸引する吸盤が等角度に4つ配置されている。搬送装置は、吸盤でリングフレームを吸引し、一体化されているワークセットを搬送する。
ワークセットのウェーハは、例えば、ウェーハに対して吸収性の波長を有するレーザ光線を照射されることで、ウェーハの上面に溝が形成される。この際に、ウェーハの溶融物をデバイスに付着させないために、ウェーハの上面に水溶性の保護膜が形成されている。
保護膜は、ワークセットをテーブルに保持させ、ウェーハの上面の中心に液状樹脂を滴下させ、テーブルを高速回転させ、液状樹脂を遠心力で広げることによって、形成されている。遠心力を受けた液状樹脂は、ウェーハの外周から外に飛散し、リングフレームの上面に付着する。
また、上記のようにレーザ加工したあと、ワークセットをテーブルに保持させ、ウェーハに水を噴射して、テーブルを回転させることによって、保護膜が除去されている。保護膜が除去される際にも、水で溶けた保護膜、つまり液状樹脂が、リングフレームの上面に付着する。
このように、リングフレームの上面に液状樹脂が付着するため、リングフレームの上面に水をかけることによって、リングフレームの上面に付着した液状樹脂が除去されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
特開2019-057618号公報 特開2019-145642号公報 特開2017-092379号公報
しかし、上述のように保護膜を除去しても、リングフレームの上面に保護膜が残ることがある。そのため、リングフレームの上面を吸引する吸盤に保護膜が付着する。
繰り返しワークセットを搬送することによって、吸盤に付着した保護膜が多くなると、保護膜の粘着力によって、吸盤からワークセットを離間できなくなるという問題がある。
本発明の目的は、リングフレームの上面を吸引する吸盤に付着した保護膜を除去することができる加工装置を提供することである。
1つの態様では、加工装置は、テープによってリングフレームにウェーハが支持されたワークセットを保持するスピンナテーブルをスピン回転させワークセットを洗浄するスピン洗浄機構と、ワークセットを該スピン洗浄機構に対し搬入および搬出する搬送機構と、制御部と、を備える加工装置である。該搬送機構は、リングフレームの上面を吸引する2つ以上の吸盤を所定の間隔で配設した搬送パッドと、該搬送パッドを昇降させる昇降機構とを備える。該スピン洗浄機構は、該スピンナテーブルと、該スピンナテーブルを回転させるテーブル回転機構と、該スピンナテーブルに保持されたワークセットに水を供給するノズルと、該ノズルを水平方向に移動させるノズル水平移動機構と、を備える。該スピンナテーブルは、吸引面でウェーハを貼着した部分のテープを吸引する吸引テーブルと、該吸引テーブルの外周から外方向に延在してリングフレームの下面を支持するブロックと、該ブロックの外端に配置されリングフレームの外周縁を該ブロックとにより把持するクランプと、該吸盤に対応した位置に2つ以上配置し該吸盤を収容する凹部と、を備える。該制御部は、該ノズル水平移動機構で該ノズルを該凹部の回転軌跡上に配置させることと、該テーブル回転機構で該ノズルの真下に該凹部を位置づけることと、該ノズルから水を供給して該凹部に水を溜めることと、該昇降機構で該搬送パッドを下降させて該凹部に溜められた水に該吸盤を着水させることを制御して、該吸盤を洗浄する。
前記態様によれば、リングフレームの上面を吸引する吸盤に付着した保護膜を除去することができる。
一実施の形態に係る加工装置を示す斜視図である。 一実施の形態におけるスピンナテーブル等を示す斜視図である。 一実施の形態におけるスピンナテーブル、搬送パッド等を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態に係る加工装置について説明する。
図1は、一実施の形態に係る加工装置1を示す斜視図である。図2は、加工装置1のスピンナテーブル11等を示す斜視図である。図3は、加工装置1のスピンナテーブル11、搬送パッド21等を示す斜視図である。
なお、図1~図3の各図に示すX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、互いに垂直な関係にある。X軸方向及びY軸方向は水平な方向であり、Z軸方向は上下方向(垂直方向)である。各図において、X軸方向を示す両矢線のうち、+Xの文字が付されている側を前方とし、-Xの文字が付されている側を後方とする。Y軸方向を示す両矢線のうち、+Y側を左方とし、-Yの文字が付されている側を右方とする。Z軸方向を示す両矢線のうち、+Zの文字が付されている側を上方とし、-Zの文字が付されている側を下方とする。
図1に示すように、加工装置1は、スピン洗浄機構10と、搬送機構20と、加工部30と、制御部40とを備える。加工装置1の加工対象は、ウェーハW(図1では加工装置1の右側にワークセットSの一部として図示)である。このウェーハWは、テープTによってリングフレームFに支持されている。これらのウェーハWと、テープTと、リングフレームFとを一体化させたものをワークセットSと呼ぶ。このワークセットSは、例えば加工装置1の右前部の上面に載置されるカセットC(図1では加工装置1の右側に図示)に対して、図示しないロボットアームなどにより出し入れされる。なお、スピン洗浄機構10と搬送機構20と制御部40とを備える装置を洗浄装置と捉えることができる。
スピン洗浄機構10は、スピンナテーブル11と、テーブル回転機構12(図2参照)と、ノズル13と、ノズル回転軸14と、洗浄ベース部15とを備え、ワークセットSを保持するスピンナテーブル11をスピン回転させワークセットSを洗浄する。
図2に示すように、スピンナテーブル11は、吸引テーブル111と、4つのブロック112と、4つのクランプ113と、4つの凹部114と、フレーム載置面115とを備える。
吸引テーブル111は、図示しない吸引源に連通する多孔質部材によって形成された上面の吸引面で、ウェーハWを貼着した部分のテープTの下面を吸引する。これにより、吸引テーブル111にワークセットSが吸着される。
4つのブロック112は、スピンナテーブル11の鉛直方向(Z軸方向)を回転中心とする回転方向Rにおいて90度間隔で設けられ、吸引テーブル111の外周から外方向(径方向)に延在してリングフレームFの下面を支持する。ブロック112は、例えば、水平な矩形板状を呈し、リングフレームFが載置されるフレーム載置面115と同じ厚さ(高さ)でフレーム載置面115と一体に設けられている。
4つのクランプ113のそれぞれは、ブロック112の外端に配置され、リングフレームFの外周縁をブロック112とにより把持する。4つのクランプ113のそれぞれは、錘1131と、回転軸1132とを有する。錘1131は、クランプ113の上部をクランプ部分と捉えた場合のクランプ113の下部に相当する部分である。回転軸1132は、ブロック112を水平方向(スピンナテーブル11の回転方向Rの接線に平行な方向)に貫通し、ブロック112に対してクランプ113を回転可能にする。クランプ113は、スピンナテーブル11の回転中に生じる遠心力で錘1131が跳ね上げられることにより、リングフレームFを押圧してリングフレームFの横ズレを抑える。
4つの凹部114は、後述する搬送機構20の図1及び図3に示す4つの吸盤213に対応した位置に4つ配置され、吸盤213を収容する。凹部114は、ブロック112の上面において、上方に開口するように設けられている。図3に示すように、凹部114は、回転方向Rにおける凹部114の長さL1が回転方向Rにおける吸盤213の長さL2(吸盤213の直径)よりも長くなるように、スピンナテーブル11の回転方向Rに延在しているとよい。なお、凹部114は、ブロック112に設けられるのではなく、スピンナテーブル11のうちブロック112から離間した位置に設けられていてもよい。また、凹部114の数は、例えば吸盤213の数と同数の2つ以上の任意の数であってよい。
フレーム載置面115は、例えば円形の吸引テーブル111を取り囲む円形枠形状を呈し、図1に示すワークセットSのリングフレームFが載置される。なお、フレーム載置面115は、吸引テーブル111の一部と捉えることもできる。そのため、上述のブロック112は、フレーム載置面115の外周から外方向に延在するが、吸引テーブル111の外周から外方向に延在するとも捉えることができる。
図2に示すテーブル回転機構12は、図1に示す洗浄ベース部15でかくれた部分に位置するため、かくれ線(破線)で表されている。テーブル回転機構12は、モータ121と、エンコーダ122と、回転ベース123とを備え、スピンナテーブル11を回転させる。
モータ121は、回転ベース123を回転方向Rに回転させる。エンコーダ122は、モータ121による回転ベース123の回転角度を検出する。この回転角度は、後述する制御部40によるスピンナテーブル11の回転の制御に用いられる。回転ベース123は、吸引テーブル111(スピンナテーブル11)の下部に連結され、スピンナテーブル11と一体に回転方向Rに回転する。なお、テーブル回転機構12の構成は任意であり、スピンナテーブル11を回転させるものであればよい。
ノズル13は、スピンナテーブル11に保持されたワークセットSに水Lを供給する。ノズル13は、例えば、ウェーハWに形成された水溶性の保護膜を除去するため、或いは、保護膜の形成時にリングフレームFに付着した保護膜を除去するためにワークセットSに水を供給する。また、図2に示すように、ノズル13は、4つの凹部114のそれぞれに水Lを供給する。なお、ノズル13によって供給される水Lは、添加物が加えられた洗浄液などの液体であってよい。また、水Lを供給するノズル13に加えて、ウェーハWに保護膜を形成するための水溶性樹脂を供給するノズルが配置されてもよい。この場合、スピン洗浄機構10は、保護膜形成機構として機能する。なお、スピン洗浄機構10が保護膜形成機構として機能する場合には、例えば、ウェーハWの上面中央に水溶性樹脂を供給し、スピンナテーブル11が高速回転することによって水溶性樹脂を遠心力でウェーハWの上面の全面に行き渡らせるとよい。
図1に示すノズル回転軸14は、ノズル13を水平方向に移動させるノズル水平移動機構の一例であり、ノズル13の水平アーム部分に連結され、Z軸方向を回転中心として回転する。これにより、ノズル回転軸14は、ノズル13を回転させ、ノズル13を水平方向に移動させる。なお、ノズル回転軸14は、このノズル回転軸14を回転させるモータ等のアクチュエータとともにノズル水平移動機構の一例として機能する。但し、ノズル水平移動機構の構成は任意であり、ノズル13を水平方向に移動させるものであればよい。
洗浄ベース部15は、上面において上方に開口し、この開口部分に上述のスピンナテーブル11、テーブル回転機構12等が収容される。なお、洗浄ベース部15は、ノズル13よりも上方まで延び、ノズル13が供給する水などがスピンナテーブル11の回転によって吹き飛ぶのを防ぐ壁として機能するとよい。
搬送機構20は、搬送パッド21と、昇降機構22と、水平移動機構23とを備え、ワークセットSをスピン洗浄機構10に対し搬入および搬出する。例えば、搬送機構20は、ワークセットSをスピンナテーブル11とチャックテーブル31との間で搬送する。
搬送パッド21は、図1及び図3に示すように、2本の保持アーム211と、連結アーム212と、4つの吸盤213とを備える。
2本の保持アーム211は、互いに平行に配置され、水平の矩形板状を呈する。連結アーム212は、水平の矩形板状を呈し、2本の保持アーム211の中心部間を連結する。なお、2本の保持アーム211と1本連結アーム212とは、平面視において全体としてH字形状を呈する。4つの吸盤213は、2本の保持アーム211のそれぞれの両端下部に1つずつ配置されている。4つの吸盤213は、図示しない吸引源に接続され、この吸引源のエアの吸引によって、リングフレームFの上面を吸引する。上述の4つの凹部114と同様に、4つの吸盤213は、スピンナテーブル11の回転方向Rにおいて、所定の間隔(吸盤213が4つの場合、90度間隔)で配設されている。また、吸盤213は、凹部114の数と同様に、2つ以上の任意の数で設けられればよい。
昇降機構22は、搬送パッド21を昇降させる。例えば、昇降機構22は、エアシリンダ等のアクチュエータである。昇降機構22は、例えば下部から下方に突出するロッドにおいて搬送パッド21の連結アーム212の中央に連結され、ロッドを上下動させることによって搬送パッド21を昇降させる。なお、昇降機構22の構成は任意であり、エアシリンダに限られず、搬送パッド21を昇降させるものであればよい。例えば、モータと、ボールネジと、ガイドレールとを備え、モータによってボールネジを回転させ搬送パッド21を昇降させてもよい。
水平移動機構23は、モータ231と、ボールネジ232と、スライダ233と、上下一対の2本のガイドレール234とを備える。水平移動機構23は、昇降機構22を水平方向(Y軸方向)に移動させる。
モータ231は、ボールネジ232の右端に配置され、ボールネジ232を回転させる。このボールネジ232は、Y軸方向に配置されており、ボールネジ232が回転すると、ボールネジ232に螺合するスライダ233が2本のガイドレール234に沿ってY軸方向に移動する。スライダ233には、上述の昇降機構22が固定されている。そのため、スライダ233がY軸方向に水平移動すると、昇降機構22と、この昇降機構22に連結された搬送パッド21とが水平方向(Y軸方向)に移動する。上下一対の2本のガイドレール234は、後述する装置ベース50のコラム52の前面に固定され、ボールネジ232の上部と下部とのそれぞれでY軸方向に延びる。なお、水平移動機構23の構成は任意であり、搬送パッド21を水平移動させるものであればよい。
加工部30は、チャックテーブル31と、レーザ照射部32と、撮像部33と、ケーシング34と、Y軸移動機構35と、X軸移動機構36とを備え、加工対象であるウェーハWにレーザ加工を行う。
チャックテーブル31は、例えば、図示しない吸引源に連通する多孔質部材によって形成された上面においてワークセットSを吸引する。
レーザ照射部32は、ケーシング34の内部に収容された発振器が発振するレーザ光線を集光し、鉛直下方(-Z軸方向)にウェーハWに照射する。このレーザ光線は、例えば、ウェーハWに対して吸収性の波長を有する。ウェーハWは、保護膜が形成された上面において、レーザ照射部32によってレーザ光を照射されることによって、例えば分割予定ラインに沿って溝が形成される。
撮像部33は、ウェーハWを撮像する。撮像部33によって撮像されたウェーハWの画像は、例えば、後述する制御部40に送られ、この制御部40がウェーハWに対するレーザ光線の照射位置を決定するために用いられる。
ケーシング34は、後述する装置ベース50のコラム52の前面から前方に突出する。ケーシング34の先端である前端には、上述のレーザ照射部32及び撮像部33が固定されている。
Y軸移動機構35は、モータ351と、ボールネジ352と、スライダ353と、前後一対の2本のガイドレール354とを備える。Y軸移動機構35は、チャックテーブル31をY軸方向に移動させる。
モータ351は、ボールネジ352の右端に配置され、ボールネジ352を回転させる。このボールネジ352は、Y軸方向に配置されており、ボールネジ352が回転すると、ボールネジ352に螺合するスライダ353が2本のガイドレール354に沿ってY軸方向に移動する。スライダ353の上面には、上述のチャックテーブル31が固定されている。そのため、スライダ353がY軸方向に水平移動すると、チャックテーブル31がY軸方向に移動する。前後一対の2本のガイドレール354は、後述するX軸移動機構36のスライダ363の上面に固定され、ボールネジ352の前部と後部とのそれぞれでY軸方向に延びる。なお、Y軸移動機構35の構成は任意であり、チャックテーブル31をY軸方向に移動させるものであればよい。
X軸移動機構36は、モータ361と、ボールネジ362と、スライダ363と、左右一対の2本のガイドレール364とを備える。X軸移動機構36は、Y軸移動機構35及びこのY軸移動機構35に固定されたチャックテーブル31をX軸方向に移動させる。
モータ361は、ボールネジ362の前端に配置され、ボールネジ362を回転させる。このボールネジ362は、X軸方向に配置されており、ボールネジ362が回転すると、ボールネジ362に螺合するスライダ363が2本のガイドレール364に沿ってX軸方向に移動する。スライダ363の上面には、上述のようにガイドレール354(Y軸移動機構35)が固定されている。そのため、スライダ363がX軸方向に水平移動すると、Y軸移動機構35及びチャックテーブル31がX軸方向に移動する。左右一対の2本のガイドレール364は、装置ベース50の基台51の上面に固定され、ボールネジ362の左部と右部とのそれぞれでX軸方向に延びる。なお、X軸移動機構36の構成は任意であり、チャックテーブル31をX軸方向に移動させるものであればよい。
なお、ウェーハWに加工を行う上述の加工部30は、レーザ照射部32を備え、ウェーハWにレーザ加工を行うものに限られず、ウェーハWを研磨する研磨機構などの他の加工部であってもよい。
図1に破線で示す制御部40は、スピン洗浄機構10(テーブル回転機構12、ノズル13、ノズル回転軸14等)や搬送機構20(昇降機構22等)などの加工装置1の各部の動作を制御したり、或いは、エンコーダ122や撮像部33などの各部から情報(例えば、検出結果や撮像画像)を取得したりする演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を備える。また、制御部40は、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などのメモリを備える。なお、制御部40は、例えば、スピン洗浄機構10、搬送機構20、加工部30などのそれぞれに1つ以上設けられることによって、加工装置1が複数の制御部40を備えてもよい。また、他の装置の制御部が加工装置1の制御部40を兼ねてもよいし、加工装置1と他の装置とを制御する制御部が配置されてもよい。
装置ベース50は、基台51及びコラム52を備える。基台51は、直方体形状を呈する。基台51の上面には、上述のガイドレール364(加工部30のX軸移動機構36)が固定されている。コラム52は、前後方向に短い直方体形状を呈し、基台51の後部に配置されている。コラム52の前面には、上述の加工部30のケーシング34や、搬送機構20の水平移動機構23のガイドレール234が固定されている。
次に、吸盤213の洗浄処理について、上述の説明と重複する事項を適宜省略して説明する。
以下で述べる吸盤213の洗浄処理は、搬送パッド21がワークセットSを1つ搬送する度に行われてもよいが、例えば、1つのカセットCのワークセットSの搬送が完了したとき、設定時間が到来したとき、ユーザが洗浄指示を行ったときなどの任意のタイミングで行われればよい。
まず、制御部40は、ノズル回転軸14でノズル13を4つの凹部114の回転軌跡上に配置させる。次に、制御部40は、テーブル回転機構12で図2に示すようにノズル13の真下に4つの凹部114のいずれかを位置づけるようにスピンナテーブル11を回転させる。そして、制御部40は、ノズル13から水を供給して凹部114に水Lを溜める。凹部114が4つ設けられているため、スピンナテーブル11を回転させ、凹部114に水Lを溜める動作を4回繰り返すとよい。
そして、制御部40は、昇降機構22で搬送パッド21を下降させ、4つの凹部114に溜められた水Lに4つの吸盤213を着水させる。これにより、吸盤213に付着した水溶性の保護膜を除去し、吸盤213を洗浄することができる。なお、吸盤213に保護膜が付着するのは、保護膜の形成時にリングフレームFに付着したり、或いは保護膜の除去時にリングフレームFに付着したりした保護膜が、吸盤213によるリングフレームFの上面の吸引時に吸盤213に付着するためである。
4つの凹部114のうち一部の凹部114のみに水Lが溜められ、スピンナテーブル11を90度ずつ回転方向Rに回転させ、4つの吸盤213の洗浄が行われてもよいが、スピンナテーブル11を90度ずつ回転させ、4つの凹部114のすべてに水Lが溜められることが望ましい。
吸盤213を凹部114に溜められた水Lに着水させる場合には、制御部40は、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることと、水Lに着水している状態の吸盤213を水Lから離脱させることとを例えば2回ずつ以上繰り返すように搬送パッド21を昇降させるよう昇降機構22を制御し、吸盤213を洗浄するとよい。
また、制御部40は、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることと、吸盤213を水Lに着水している状態でスピンナテーブル11を所定の角度範囲(上述のように、凹部114の回転方向Rにおける長さL1が、吸盤213の回転方向Rにおける長さL2よりも長くなっていることで、吸盤213が回転方向Rに揺動可能な範囲)において往復回転させることとを制御して、吸盤213を洗浄するとよい。なお、上述のように、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることと、水Lに着水している状態の吸盤213を水Lから離脱させることとを例えば2回ずつ以上繰り返しながら、上述のように、吸盤213を着水させる度に所定の角度範囲でスピンナテーブル11を回転させてもよい。
なお、吸盤213の洗浄が完了した後、凹部114に溜められた水Lは、スピンナテーブル11を高速回転させることによって吹き飛ばしてもよいし、溜めたまま放置し、例えば、吸盤213から除去された保護膜がスピンナテーブル11の回転時に吹き飛ばされるようにしてもよい。
以上説明した本実施の形態では、加工装置1は、テープTによってリングフレームFにウェーハWが支持されたワークセットSを保持するスピンナテーブル11をスピン回転させワークセットSを洗浄するスピン洗浄機構10と、ワークセットSをスピン洗浄機構10に対し搬入および搬出する搬送機構20と、制御部40と、を備える。搬送機構20は、リングフレームFの上面を吸引する2つ以上の吸盤213を所定の間隔で配設した搬送パッド21と、この搬送パッド21を昇降させる昇降機構22とを備える。スピン洗浄機構10は、スピンナテーブル11と、このスピンナテーブル11を回転させるテーブル回転機構12と、スピンナテーブル11に保持されたワークセットSに水を供給するノズル13と、このノズル13を水平方向に移動させるノズル水平移動機構の一例であるノズル回転軸14と、を備える。スピンナテーブル11は、吸引面でウェーハWを貼着した部分のテープTを吸引する吸引テーブル111と、この吸引テーブル111の外周から外方向に延在してリングフレームFの下面を支持するブロック112と、このブロック112の外端に配置されリングフレームFの外周縁をブロック112とにより把持するクランプ113と、吸盤213に対応した位置に2つ以上配置し吸盤213を収容する凹部114と、を備える。制御部40は、ノズル回転軸14でノズル13を凹部114の回転軌跡上に配置させることと、テーブル回転機構12でノズル13の真下に凹部114を位置づけることと、ノズル13から水Lを供給して凹部114に水Lを溜めることと、昇降機構22で搬送パッド21を下降させて凹部114に溜められた水に吸盤213を着水させることを制御して、吸盤213を洗浄する。
したがって、保護膜の形成時や除去時にリングフレームFの上面に付着した保護膜が、リングフレームFの上面を吸引する吸盤213に付着しても、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることによって、吸盤213を洗浄し、吸盤213から保護膜を除去することができる。これにより、ワークセットSを繰り返し搬送することによって、吸盤213に付着した保護膜が多くなり、保護膜の粘着力によって、吸盤213からワークセットSを離間できなくなるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、制御部40は、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることと、水Lに着水している状態の吸盤213を水Lから離脱させることとを繰り返すように搬送パッド21を昇降させるよう昇降機構22を制御して、吸盤213を洗浄する。
これにより、凹部114に溜められた水Lへの吸盤213の着水及び離脱の繰り返しで、吸盤213に付着した保護膜をより確実に除去することができる。
また、本実施の形態では、凹部114は、スピンナテーブル11の回転方向Rに延在していて、制御部40は、凹部114に溜められた水Lに吸盤213を着水させることと、吸盤213を水Lに着水している状態でスピンナテーブル11を所定の角度範囲において往復回転させることとを制御して、吸盤213を洗浄する。
これにより、凹部114に溜められた水Lに吸盤213が着水している状態でのスピンナテーブル11の往復回転で、吸盤213に付着した保護膜をより確実に除去することができる。
なお、本発明に係る加工装置は、上述の実施の形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されている各構成の形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
以上説明したように、本発明では、リングフレームの上面を吸引する吸盤に付着した保護膜を除去することができる。そのため、ウェーハに保護膜を形成してウェーハの加工を行う加工装置に特に有用である。
1:加工装置
10:スピン洗浄機構
11:スピンナテーブル
111:吸引テーブル
112:ブロック
113:クランプ
1131:錘
1132:回転軸
114:凹部
115:フレーム載置面
12:テーブル回転機構
121:モータ
122:エンコーダ
123:回転ベース
13:ノズル
14:ノズル回転軸(ノズル水平移動機構)
15:洗浄ベース部
20:搬送機構
21:搬送パッド
211:保持アーム
212:連結アーム
213:吸盤
22:昇降機構
23:水平移動機構
231:モータ
232:ボールネジ
233:スライダ
234:ガイドレール
30:加工部
31:チャックテーブル
32:レーザ照射部
33:撮像部
34:ケーシング
35:Y軸移動機構
351:モータ
352:ボールネジ
353:スライダ
354:ガイドレール
36:X軸移動機構
361:モータ
362:ボールネジ
363:スライダ
364:ガイドレール
40:制御部
50:装置ベース
51:基台
52:コラム
C:カセット
F:リングフレーム
L:水
R:回転方向
S:ワークセット
T:テープ
W:ウェーハ

Claims (3)

  1. テープによってリングフレームにウェーハが支持されたワークセットを保持するスピンナテーブルをスピン回転させワークセットを洗浄するスピン洗浄機構と、ワークセットを該スピン洗浄機構に対し搬入および搬出する搬送機構と、制御部と、を備える加工装置であって、
    該搬送機構は、
    リングフレームの上面を吸引する2つ以上の吸盤を所定の間隔で配設した搬送パッドと、該搬送パッドを昇降させる昇降機構とを備え、
    該スピン洗浄機構は、
    該スピンナテーブルと、該スピンナテーブルを回転させるテーブル回転機構と、該スピンナテーブルに保持されたワークセットに水を供給するノズルと、該ノズルを水平方向に移動させるノズル水平移動機構と、を備え、
    該スピンナテーブルは、
    吸引面でウェーハを貼着した部分のテープを吸引する吸引テーブルと、該吸引テーブルの外周から外方向に延在してリングフレームの下面を支持するブロックと、該ブロックの外端に配置されリングフレームの外周縁を該ブロックとにより把持するクランプと、該吸盤に対応した位置に2つ以上配置し該吸盤を収容する凹部と、を備え、
    該制御部は、
    該ノズル水平移動機構で該ノズルを該凹部の回転軌跡上に配置させることと、
    該テーブル回転機構で該ノズルの真下に該凹部を位置づけることと、
    該ノズルから水を供給して該凹部に水を溜めることと、
    該昇降機構で該搬送パッドを下降させて該凹部に溜められた水に該吸盤を着水させることを制御して、該吸盤を洗浄する、加工装置。
  2. 該制御部は、該凹部に溜められた該水に該吸盤を着水させることと、該水に着水している状態の該吸盤を該水から離脱させることとを繰り返すように該搬送パッドを昇降させるよう該昇降機構を制御して、該吸盤を洗浄する、請求項1記載の加工装置。
  3. 該凹部は、該スピンナテーブルの回転方向に延在していて、
    該制御部は、該凹部に溜められた該水に該吸盤を着水させることと、該吸盤を該水に着水している状態で該スピンナテーブルを所定の角度範囲において往復回転させることとを制御して、該吸盤を洗浄する、請求項1記載の加工装置。
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