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JP7849038B2 - 帽子 - Google Patents
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JP7849038B2 - 帽子 - Google Patents

帽子

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陽子 瀬川
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Description

この発明は、毛髪の脱落を防ぐとともに、頭頂を衝撃物から保護する機能を備えた帽子に係り、特に衛生キャップに関するものである。
食品工場や製薬工場などのように、衛生面に注意を払う必要がある場所や、半導体の製造ラインなどのように塵埃が飛散するような環境が製造ラインに致命的な場所では、毛髪の脱落やフケなどの落下を防ぐために、できるだけ広い範囲を覆うような衛生キャップを着用することが求められている。そこで、このような衛生キャップについては様々な形態が提案されている。
特開2005-171441号公報 特開2022-80055号公報 登録実用新案第3176459号公報
たとえば上記目的を達成するために、特許文献1~3にあるような帽子が提案されている。これらの帽子は、顔の部分を除いて頭をできるだけ覆うような構造であり、毛髪の脱落やフケなどの落下を防止するための機能は十分に果たすことができる。しかしながら、この種の帽子は作業中の長時間の装着が求められるために、皮膚呼吸による蒸れに起因する不快感から解放すること、および軽量であることが要望されるために、全体を1枚もので製造することが一般的である。
ところで、上記従来のこの種の帽子は基本的な目的が毛髪などによる不良品の発生を防止することにあるが、装着者の安全についての考慮は二次的である。たとえば帽子そのものを軽量化とするために、頭頂部についても1枚の薄い生地で構成されており、落下物から頭部を保護することについては考慮されていない。したがって、頭部を保護ることも目的の一つとするのであれば、これを保護するために頭頂部には丈夫な素材を用いなければならないが、そうすると軽量化や蒸れからの解放という目的に応じることができないので、作業の性質によってはヘルメットを装着しなければならないという矛盾を有することになる。
本発明は上記複数の課題を同時に解決しようとするもので、軽量化という要請を維持しながら頭頂部を保護することができる帽子を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、頭部を覆う帽体と、この帽体の頭頂部とからなる帽子であって、前記頭頂部は2枚の布地と、この2枚の布地の間に挟み込んだ円盤状の衝撃体からなるという手段を用いた。衝撃体は、その周囲にテープを巻いて構成した。衝撃体は3Dのメッシュ体である。また、その製造工程では、テープを巻いてなる衝撃体を2枚の布地に挟み込み、一方の布地に対して前記テープを縫合し、その後もう1枚の布地を一方の布地に縫合するという手段を用いた。
本発明では上述した構成のキャップとしたので、従来と比較しても軽量化を阻害することなく、頭頂部を保護することができるキャップとすることができた。
本発明の衛生キャップの一例を示す斜視図 同、別の実施形態の衛生キャップを示す正面図 同、さらに別の実施形態の衛生キャップを示す上面図、 同、背面図 同、頭頂部に設けられた緩衝体を縫合したところを示す平面図
以下、本発明の衛生キャップの好ましい実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明の衛生キャップを人が装着したところを示す斜視図であって、1は生地からなる帽体、2は庇、3はケープ、4は襟首、5は顔全体に沿って設けられたテープ状の開口帯、6はマスク掛けである。これらによって衛生キャップが基本的に構成されている。なお、衛生キャップそのものの構成としては、帽体1と開口帯5であって、庇2やケープ3は任意に設けられるものである。
図2は衛生キャップのさらに別の実施形態を示す正面図であって、帽体1、庇2、ケープ3、および開口帯5は図1の構成と同じ機能を有している。7は頭頂部である。図1の衛生キャップと図2の衛生キャップでは、頭頂部7の有無において構成上の相違があるが、衛生キャップに要求される基本的な構成は、頭全体を覆うことであり、両者は機能的な面では相違はない。
図3および図4は、図2の衛生キャップの変形例を示したもので、それぞれ正面図、および背面図である。図中、図2と同じ番号は同じ構成を示している。なお、8はマスク掛け、9は名札入れである。ここで、頭頂部7は外形からは1枚の生地で形成されているように見るが、実際の構成としては、頭頂部7を構成する生地の内部に円盤状の緩衝体10が設けられている。緩衝体10を設ける目的としては、まず人が衛生キャップを装着時に上からの衝撃に対して頭頂を保護することにある。そこで、本発明では衝撃体10として、上下方向に厚みがあり、衝撃を吸収でき、かつ復元性が高い素材を採用する。一方、衝撃から保護することを重視した結果、分厚く重い素材を選択することは、装着性を阻害することになる。そこで、本発明の衝撃体10は、軽量であることが求められる。また、装着時の蒸れを回避するために通気性に優れた材質であることも求められる。これらの要件を満たす衝撃体として、本発明では3D方向のメッシュ体を採用した。
次に、衝撃体10を頭頂部7に装着する構成を図5に説明する。図中、10は衝撃体であり、頭頂7の大きさに見合った表面積を有し、上下方向の緩衝を和らげることができる程度の厚みを有している。11はテープであり、衝撃体10の周囲に巻いている。そして、頭頂部7は2枚の布帛などの布地からなって、その間にテープ11を巻かれた衝撃体10を2枚の布地間に挿入し、2枚の布地の周囲を縫合して衝撃体10を装着するものである。製造方法としては、テープ11を巻いてなる衝撃体を2枚の布地に挟み込み、一方の布地に対してテープ11を縫合し、その後もう1枚の布地を一方の布地に縫合して頭頂部を完成する。このようにすると、衝撃体10が頭頂部7に対して確実に位置決めされるとともに、衝撃体10が脱落することを避けることができる。つまり、本発明における頭頂部7の構成としては、テープ11を周囲に巻き付けられた衝撃体10を2枚の布地間に挟み込んで位置決めしており、的確な場所に衝撃体10を設けることができる。なお、衝撃体10の構成として、本実施形態では3D方向のメッシュ材を採用したが、本発明では装着者の頭部の保護をすることができ、かつ装着感をよくするために軽量であり、通気性に優れた素材であれば、たとえば目の粗いウレタンフォームであってもよい。
本発明の実施形態は、その対象を衛生キャップとして説明したが、発明が対象とするものは広く帽子である。すなわち、頭頂部を上からの衝撃に強い構成とし、軽量で通気性が高い帽子であれば、ひろくキャップであってハットであっても適用することが可能である。その場合には、本実施形態のように帽体1を生地で形成するのではなく、用途に応じた素材の帽体を採用すればよい。また、本実施形態では帽体の素材を生地として説明したが、生地に替えて不織布を用いることも可能である。
1 帽体
2 庇
3 ケープ
4 襟首
5 開口帯
7 頭頂部
10 衝撃体
11 テープ

Claims (3)

  1. 生地からなり、顔回りの開口部を除いて頭部の全体を覆う帽体と、この帽体の頭頂部とからなる衛生キャップであって、前記頭頂部は円形の2枚の布地と、この2枚の布地の間に挟み込まれ、前記頭頂部の大きさと略同一の大きさの円盤状の衝撃体からなり
    衝撃体はその周囲にテープを巻いてなり、前記2枚の布地の周囲を縫合することで衝撃体が装着されていることを特徴とする衛生キャップ
  2. 衝撃体は、3Dのメッシュ体である請求項に記載の衛生キャップ
  3. テープを巻いてなる衝撃体を2枚の布地に挟み込み、一方の布地に対して前記テープを縫合し、その後もう1枚の布地を一方の布地に縫合してなる請求項1または請求項2に記載の衛生キャップ
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