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JP7852708B2 - 遮断器および遮断方法 - Google Patents
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JP7852708B2 - 遮断器および遮断方法 - Google Patents

遮断器および遮断方法

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Description

本発明は、遮断器および遮断方法に関する。
給電システムにおいて、配線保護等のために遮断器が設置される場合がある。特に、屋外の給電システムは、様々な電源(太陽光発電(PV:Photovoltaics)、風力発電等)や負荷(EV(Electric Vehicle)、蓄電池等)が双方向に接続され複雑な電力ネットワークとなる(非特許文献1)。
村井 謙介ほか,高電圧直流給電システム向け半導体遮断器の検討,インターネット<URL:https://ci.nii.ac.jp/naid/110008675353>
従来、複雑なネットワークでは、二方向だけでなく、三方向、四方向等の多方向への入出力があり、各種類(方向数)に専用の遮断ユニット(例えば三方向用、四方向用等)を作る必要がある。これによって、多方向に分岐する遮断器の構成が複雑化するという問題がある。このような遮断器の複雑化は、遮断器を伴うネットワーク構築のためのコストを高くするおそれがある。
開示の技術は、多方向に分岐する遮断器の構成を単純化させることを目的とする。
開示の技術は、二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、前記遮断ユニットを挿入する複数のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なるコネクタ間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備え、各コネクタは給電ネットワークに接続されている遮断器である。
多方向に分岐する遮断器の構成を単純化させることができる。
本実施の形態に係る給電システムの構成の一例を示す図である。 二方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。 三方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。 四方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の外観の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の内部配線の一例を示す第一の図である。 従来の遮断ユニットの一例を示す図である。 従来の遮断ユニットの内部回路の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断ユニットの一例を示す図である。 五方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。 六方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の内部配線の一例を示す第二の図である。 本発明の実施の形態の実施例1の変形例に係る遮断器の筐体の外観を示す図である。 従来の双方向型の給電システムの一例を示す図である。 従来の双方向型の給電システムにおけるハンドシェイクの流れの一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態の実施例2に係る給電システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例2に係る制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路の決定方法について説明するための第一の図である。 本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路の決定方法について説明するための第二の図である。 本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路のロックおよび保護協調の設定の方法について説明するための図である。 コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 従来の遮断回路について説明するための図である。 従来の分岐遮断回路について説明するための図である。 本発明の実施の形態の実施例3に係る分岐遮断回路の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例3に係る遮断器の筐体の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の実施例3に係る遮断器の回路の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)について説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(本実施の形態の概要)
本実施の形態に係る給電システムは、屋外において使用される場合など、様々な電源(太陽光発電(PV:Photovoltaics)、風力発電等)や負荷(EV(Electric Vehicle)、蓄電池等)が双方向に接続される場合を想定している。そのため、接続点は二方向だけでなく、三方向、四方向等があり、保護のための遮断器を分岐の数に合わせて個別にカスタマイズする必要がある。
なお、本実施の形態に係る遮断器は、直流遮断器であっても交流遮断器であってもよい。また、本実施の形態に係る遮断器の方式は、機械式、ハイブリッド式および半導体式のいずれであってもよい。
図1は、本実施の形態に係る給電システムの構成の一例を示す図である。給電システム1は、複数の電源、負荷等が給電ネットワークによって互いに接続されている。電源、負荷等は、例えば、第一電気自動車101と、第二電気自動車102と、第一太陽光発電設備103と、風力発電設備104と、第二太陽光発電設備105と、第一ビル106と、第二ビル107と、電車108と、第一データセンタ109と、第二データセンタ110と、充電設備111と、を含む。
給電ネットワークの分岐点には、遮断器が設置されている。例えば、二方向遮断器901は、二方向に分岐する遮断器である。同様に、三方向に分岐する三方向遮断器902、四方向に分岐する四方向遮断器903、五方向に分岐する五方向遮断器904、および六方向に分岐する六方向遮断器905が給電ネットワークの各分岐点に設置されている。
需要家などを、屋外の配電(バス型やループ型、メッシュ型などの電力ネットワーク)で接続する場合、分岐点に遮断器を配置することで、事故時に事故点を能動的に短時間で切り離すことができる。
図2は、二方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。二方向遮断器901は、遮断ユニット10を一つ含む。遮断ユニット10は、AB間に接続されている。遮断ユニット10は、AからBおよびBからAの二方向の電流を遮断することができる。
図3は、三方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。三方向遮断器902は、遮断ユニット10を3つ含む。各遮断ユニット10は、AB間、BC間、およびAC間にそれぞれ接続されている。各遮断ユニット10は、接続されている二点間における二方向の電流を遮断することができる。これによって、三方向遮断器902は、A、BおよびCの三点に係るすべての組み合わせの方向の電流を遮断することができる。
図4は、四方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。四方向遮断器903は、遮断ユニット10を6つ含む。各遮断ユニット10は、AB間、AC間、AD間、BC間、BD間、およびCD間にそれぞれ接続されている。各遮断ユニット10は、接続されている二点間における二方向の電流を遮断することができる。これによって、四方向遮断器903は、A、B、CおよびDの四点に係るすべての組み合わせの方向の電流を遮断することができる。
以下、本実施の形態の具体的な実施例として、実施例1から実施例3までについて説明する。
(実施例1)
本実施例では、二方向の遮断が可能な遮断ユニットを、複数のスロットを有する外部の筐体と組み合わせることで、遮断器の拡張を可能にする。具体的には、遮断ユニットを挿入するスロットの位置を変えることで、三方向、四方向等の多方向の分岐を可能にする例について説明する。
図5は、本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の外観の一例を示す図である。筐体20は、複数(例えば図5の例では6つ)の遮断ユニット10を挿入することができるようになっている。各スロットに挿入される遮断ユニット10は、それぞれ異なる点間に接続される。例えば、1番目のスロットに挿入される遮断ユニット10は、AコネクタとBコネクタとの間に接続され、2番目のスロットに挿入される遮断ユニット10は、AコネクタとCコネクタとの間に接続される。
図6は、本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の内部配線の一例を示す第一の図である。図5に示した筐体20は、6つの遮断ユニット10を挿入することができる6つのスロット30を有する。各スロット30に挿入される遮断ユニット10は、それぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線されている。
例えば、1番目のスロット30を含む回路は、二方向回路801として機能する。1番目のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、二方向遮断器901として機能する。
また、例えば1番目から3番目までのスロット30を含む回路は、三方向回路802として機能する。1番目から3番目までの三箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、三方向遮断器902として機能する。
また、例えば1番目から6番目までのスロット30を含む回路は、四方向回路803として機能する。1番目から6番目までの六箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、四方向遮断器903として機能する。
図7は、従来の遮断ユニットの一例を示す図である。従来よく使用される遮断ユニット40は、4つのコネクタ11と1つの内部回路12を備える。
図8は、従来の遮断ユニットの内部回路の一例を示す図である。内部回路12は、例えば、スイッチ121と、コンデンサ122と、ダイオード123とを備える。コンデンサ122は、短時間で回路が遮断された場合の電圧変動の抑制のために機能する。また、ダイオード123は、長時間で回路が遮断された場合の過電圧の抑制のために機能する。このような内部回路12は、一方向の電流のみを遮断することができる。
図9は、本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断ユニットの一例を示す図である。本実施例に係る遮断ユニット10は、4つのコネクタ11と2つの内部回路12を備える。内部回路12は、図8に示した回路であってもよい。内部回路12は、逆向きに直列に接続されている。これによって、遮断ユニット10は、二方向(双方向)の電流を遮断することができる。
上述した遮断ユニット10と筐体20とを組み合わせることによって、多方向に分岐する遮断器が構成される。四方向以下の遮断器について説明したが、同様に五方向以上に拡張された遮断器を構成することができる。
図10は、五方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。五方向遮断器904は、遮断ユニット10を10個含む。各遮断ユニット10は、AB間、AC間、AD間、AE間、BC間、BD間、BE間、CD間、CE間、およびDE間にそれぞれ接続されている。各遮断ユニット10は、接続されている二点間における二方向の電流を遮断することができる。これによって、五方向遮断器904は、A、B、C、DおよびEの五点に係るすべての組み合わせの方向の電流を遮断することができる。
図11は、六方向に分岐する遮断器の回路を示す図である。六方向遮断器905は、遮断ユニット10を15個含む。各遮断ユニット10は、AB間、AC間、AD間、AE間、AF間、BC間、BD間、BE間、BF間、CD間、CE間、CF間、DE間、DF間、およびEF間にそれぞれ接続されている。各遮断ユニット10は、接続されている二点間における二方向の電流を遮断することができる。これによって、六方向遮断器905は、A、B、C、D、EおよびFの六点に係るすべての組み合わせの方向の電流を遮断することができる。
図12は、本発明の実施の形態の実施例1に係る遮断器の筐体の内部配線の一例を示す第二の図である。筐体20は、15個の遮断ユニット10を挿入することができる15個のスロット30を有する。各スロット30に挿入される遮断ユニット10は、それぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線されている。
例えば、1番目のスロット30を含む回路は、二方向回路801として機能する。1番目のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、二方向遮断器901として機能する。
また、例えば1番目から3番目までのスロット30を含む回路は、三方向回路802として機能する。1番目から3番目までの三箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、三方向遮断器902として機能する。
また、例えば1番目から6番目までのスロット30を含む回路は、四方向回路803として機能する。1番目から6番目までの六箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、四方向遮断器903として機能する。
また、例えば1番目から10番目までのスロット30を含む回路は、五方向回路804として機能する。1番目から10番目までの十箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、五方向遮断器904として機能する。
また、例えば1番目から15番目までのスロット30を含む回路は、六方向回路805として機能する。1番目から15番目までの十五箇所のスロット30に挿入された遮断ユニット10および筐体20を含む遮断器は、六方向遮断器905として機能する。
図13は、本発明の実施の形態の実施例1の変形例に係る遮断器の筐体の外観を示す図である。図13に示される筐体21は、四方向遮断器903を実現させるための6個のスロット30を含み、さらに、コンデンサボックスを挿入するための7番目のスロットと、ファンを挿入するための8番目のスロットとを備える。コンデンサボックスは、例えば、遮断時のアークを抑制するコンデンサ、過渡電圧対策回路、過電流対策回路等であってもよい。また、ファンは、直流遮断の接点における導通損による発熱を冷却するための冷却器であってもよい。
また、筐体21は、外側に向けてA-Dの4つのコネクタを有している。各コネクタは、給電ネットワークにおける各種の電源、負荷等に接続される。
本実施例に係る筐体20(または筐体21)および遮断ユニット10によれば、二方向の遮断が可能な遮断ユニット10を、複数のスロットを有する外部の筐体20と組み合わせることによって、多方向に分岐する遮断器の構成を単純化させることができる。例えば、1種類の遮断ユニット10で複数種類の方向に分岐する遮断器を構成することができるため、遮断ユニット10を量産することができる。
本実施例では、筐体20(または筐体21)に回路が組み込まれている例を示したが、遮断ユニット10に一部または全部の回路が組み込まれていてもよい。
また、遮断ユニット10として、二方向(双方向)の電流を遮断する例を示したが、一方向(片方向)の電流を遮断する遮断ユニットを使用してもよい。
本実施例に係る遮断器によれば、交流または直流、もしくはその両方の電力を融通可能なマイクログリッドにおいて、1種類(または数種類程度の少ない種類)のスロット型の遮断器で、二方向、三方向、四方向、五方向、六方向などの多方向の分岐点を構成できる。
本実施例に係る遮断器のON/OFFをポートごとに制御することで、電力のルーティングも可能である。
(実施例2)
本実施例では、図1に示すような多方向の分岐点を含む給電システムが、安全性を確保するため、1対1またはn対nの給電経路を一定時間ロックして給電経路を確保し、給電中は別の給電経路と交わらないようなインターロック機能を有し、給電中の給電経路が分岐する場合、保護協調機能となるように、遮断器にOCP(過電流保護:Over Current Protection)の電流量を設定する制御方法について説明する。
比較のために、従来の双方向型の給電システムにおける制御について説明する。
図14は、従来の双方向型の給電システムの一例を示す図である。拠点Aと拠点Bとが双方向に給電するための給電システム920は、各拠点に給電用コンバータを備える。拠点Aは、通信ビルなどの拠点となるビルの一例である。拠点Bは、例えば避難所などである。
各コンバータは、互いに通信(ハンドシェイク)を実施してから電力融通する。これによって、拠点間で1対1の双方向に電力融通することができる。なお、拠点間には、接続点となる遮断器は配置されていない場合がある。
図15は、従来の双方向型の給電システムにおけるハンドシェイクの流れの一例を示すシーケンス図である。拠点Aに配置されるコンバータを第一コンバータ931とし、拠点Bに配置されるコンバータを第二コンバータ932とする。
第一コンバータ931が送電中(送電モード)であり、第二コンバータ932が受電中(受電モード)であるとする。この状態を状態αとする。また、第一コンバータ931が受電中(受電モード)であり、第二コンバータ932が送電中(送電モード)である状態を状態βとする。
図15は、状態αから状態βへの遷移の流れを示している。第一コンバータ931は、送電を停止する(ステップS101)。次に、第一コンバータ931は、停止を第二コンバータ932に通知する(ステップS102)。
第二コンバータ932は、停止の通知を受けると、送電開始を第一コンバータ931に通知する(ステップS103)。第一コンバータ931は、送電開始の通知を受けると、動作モードを受電モードに変更する(ステップS104)。
続いて、第一コンバータ931は、動作モードの変更を第二コンバータ932に通知する(ステップS105)。第二コンバータ932は、動作モード変更の通知を受けると、動作モードを送電モードに変更する(ステップS106)。以上の手順により、状態αから状態βへの遷移が完了する。
次に、本実施例に係る遮断器およびコンバータの制御手順について説明する。
図16は、本発明の実施の形態の実施例2に係る給電システムの構成を示す図である。各拠点には、各拠点のコンバータおよび給電ネットワークに配置されている遮断器を制御するための制御装置が設置されている。拠点Aには、コンバータ50と、制御装置60と、絶縁監視装置70とが設置されている。
制御装置60は、制御部61と、記憶部62と、判定部63と、監視部64と、表示部65と、通信部66と、を備える。制御部61は、コンバータ50および遮断器22を制御する。記憶部62は、制御に必要な閾値等の情報を記憶する。
判定部63は、各コンバータの動作モードの決定、給電経路の決定等のための判定処理を行う。監視部64は、コンバータ50による給電の動作モードを電流計、電圧計等の検出結果によって監視する。表示部65は、制御内容を表示する。通信部66は、データベース80および制御装置60(他の拠点(拠点B等)に設置されている)と通信する。
データベース80は、分析、学習等によって生成された学習済モデル等を記憶する。なお、データベース80は集中型でも分散型でもよい。
次に、制御装置60の動作について説明する。
図17は、本発明の実施の形態の実施例2に係る制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御装置60は、基本データを取得する(ステップS201)。基本データは、例えば、GB動作時間、Xコンデンサ容量、ケーブルインピーダンス、ヒューズの溶断特性、電力ネットワークの構成、スロット型遮断器の情報、現在ロックされているルート情報などであってもよい。
次に、制御装置60は、制御データを取得する(ステップS202)。制御データは、送電可能コンバータの仕様、受電可能コンバータの仕様、PV電力、蓄電池のSoC、負荷容量、気象情報、気象予測情報などであってもよい。なお、制御装置60は、制御データの入力を受け付けてもよい。
次に、判定部63は、各コンバータの動作モードを決定する(ステップS203)。具体的には、判定部63は、拠点Aのコンバータ50が拠点Bに送電している状態では、拠点Bのコンバータ50を受電モードとし、送電モードにならない様に制御する。ここで、監視部64は、送電している状態であることを制御信号、検出器等によって検出する。
同様に、判定部63は、拠点Bのコンバータが拠点Aに送電している状態では、拠点Aのコンバータ50を受電モードとし、送電モードにならない様に制御する。
次に、判定部63は、給電経路を決定する(ステップS204)。給電経路の決定方法の詳細については後述する。
続いて、通信部66は、制御装置間で通信する(ステップS205)。なお、上述した動作モードを変更する際は、制御装置60は、図15に示したハンドシェイクの手順を実行してもよい。そして、制御部61は、コンバータ50および遮断器22にそれぞれ制御信号を送信する(ステップS206)。
続いて、制御部61は、給電経路をロックし、保護協調を設定する(ステップS207)。給電経路のロックおよび保護協調の設定の方法については後述する。
制御部61は、設定内容に従って、コンバータ50および遮断器22にそれぞれ制御信号を送信する(ステップS208)。一定時間の経過または緊急停止信号の押下を検知すると、制御部61は、給電経路のロックを解除し、保護協調を再設定する(ステップS209)。
続いて、上述した図17のステップS204における給電経路の決定方法について説明する。
図18は、本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
判定部63は、拠点同士をつなぐ使用可能な給電経路のうち、最短の経路を選定する(ステップS301)。次に、判定部63は、拠点同士をつなぐ使用可能な給電経路のうち、2番目に短い経路を選定する(ステップS302)。
図18は、1対1の給電の構成例であるが、判定部63は、n対nの給電に対しても電流の閾値を設け、同様のインターロックを実行してもよい。n対nの場合は、送電モード、受電モードによるインターロックだけでなく、送電電力の和と受電電力(+送電損失)の和が一致する状態であることをインターロックの条件としてもよい。
図19は、本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路の決定方法について説明するための第一の図である。
図19は、1対1の給電の場合の給電経路の決定方法を示している。判定部63は、1対1の給電の場合、最短経路と2番目に短い経路とを決定する。給電経路を複数決定することによって、給電経路のインピーダンスを低減し、配線損失を低減することができる。
図20は、本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路の決定方法について説明するための第二の図である。
図20は、1対2の給電の場合の給電経路の決定方法を示している。判定部63は、1対2の給電の場合、例えば第二ビル107から第一電気自動車101(経路1)と第二電気自動車102(経路2)に給電する経路を決定する。給電線の分岐があるため、分岐点では保護協調のため、分岐前後の最大電流を制限する必要がある。
続いて、上述した図17のステップS207における給電経路のロックおよび保護協調の設定の方法について説明する。
図21は、本発明の実施の形態の実施例2に係る給電経路のロックおよび保護協調の設定の方法について説明するための図である。
制御部61は、送電モードのコンバータ50と受電モードのコンバータ50とをつなぐ給電経路に設置されている遮断器22を全てONにする。また、制御部61は、給電経路と交わる経路に設置されている遮断器22を全てOFFに固定する(インターロック)。また、制御部61は、その他の遮断器22が別ルートでも使用できる状態であることを認識する。このようにして、制御部61は、給電経路のロックを実行する。
また、制御部61は、ヒューズ、配線用遮断器等の様に、経路の分岐数に応じて、遮断器22のOCPを設定する。このようにして、制御部61は、保護協調の設定を実行する。これによって、新たにルートを構築する費用、時間等が不要になる。
制御装置60は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。なお、この「コンピュータ」は、物理マシンであってもよいし、クラウド上の仮想マシンであってもよい。仮想マシンを使用する場合、ここで説明する「ハードウェア」は仮想的なハードウェアである。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図22は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図22のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、入力装置1007、出力装置1008等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、当該装置に係る機能を実現する。インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。出力装置1008は演算結果を出力する。なお、上記コンピュータは、CPU1004の代わりにGPU(Graphics Processing Unit)またはTPU(Tensor processing unit)を備えていても良く、CPU1004に加えて、GPUまたはTPUを備えていても良い。その場合、例えば特殊な演算が必要な処理をGPUまたはTPUが実行し、その他の処理をCPU1004が実行する、というように処理を分担して実行しても良い。
本実施例によれば、制御装置60は、給電経路のロックおよび保護協調の設定によって、インターロック機能と保護協調機能を実現させる。一定時間、インターロックにより、疑似的に給電と受電に関連するケーブル(ルート)を、その他の給電ルートから切り離し、独立した安全なルートを構築できる。また、ルートの変更に物理的な増築改築は必要無い。
また、コンバータで双方向に電力融通する場合、屋外配線で大きな抵抗を介して短絡が起きた場合などにも、同時に全てのコンバータが送電状態にならず、事故の検出が可能となる。
これによって、複雑なネットワークに対応可能な給電システムにおける給電経路の安全性を向上させることができる。
(実施例3)
本実施例では、分岐遮断回路の一体化を実現させる例について説明する。
図23は、従来の遮断回路について説明するための図である。内部回路12は、スイッチ121とAおよびBを含む。図23のAには、短時間で回路を遮断した場合の電圧変動抑制のために、コンデンサなどが用いられる。図23のBには、長時間で回路を遮断した場合の過電圧抑制のために、コンデンサやダイオードなどが用いられる。
図24は、従来の分岐遮断回路について説明するための図である。従来は、図24の内部回路12-1から12-3に示す様に、図23の回路を並べることによって、分岐を実現していた。すなわち、従来は分岐遮断回路を一体型の装置として捉えられていなかった。
図25は、本発明の実施の形態の実施例3に係る分岐遮断回路の一例を示す図である。実施例2に示したように、各遮断器の動作を協調して制御することによって、各遮断器の接続点側は、負荷機器などの接続を無くし、コンデンサやダイオード等が不要となる。そこで、それらを削除して一体型の構成(システム化)とする。
図26は、本発明の実施の形態の実施例3に係る遮断器の筐体の一例を示す図である。筐体23は、7番目のスロットにコンデンサボックスを有する。条件(定格電流、電圧抑制レベルなど)に合わせて当該スロットを交換してもよい。また、劣化しやすいコンデンサ類をスロット化し、交換してもよい。
図27は、本発明の実施の形態の実施例3に係る遮断器の回路の一例を示す図である。図27に示す複線図の例のように、各ポートの出力側にコンデンサ90を搭載することによって、図25に示した分岐遮断回路を実現できる。
本実施例によれば、各遮断器の接続点側のコンデンサやダイオード等を削除して一体型の構成とする。これによって、遮断器のコストを低減し、サイズの小型化を実現する。したがって、複雑なネットワークに対応可能な分岐遮断回路の一体化を実現させることができる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の各項に記載した遮断器および遮断方法が記載されている。
(第1項)
二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
前記遮断ユニットを挿入する複数のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える、
遮断器。
(第2項)
前記遮断ユニットは、一方向の電流を遮断するための回路を逆向きに直列に接続されている、
第1項に記載の遮断器。
(第3項)
前記筐体は、前記遮断ユニットを挿入する6つのスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる4点間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む、
第1項または第2項に記載の遮断器。
(第4項)
前記筐体は、前記遮断ユニットを挿入する10個以上のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる5点以上の間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む、
第1項または第2項に記載の遮断器。
(第5項)
二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
前記遮断ユニットを挿入する複数のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える遮断器によって、多方向の電流を遮断する、
遮断方法。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 給電システム
10 遮断ユニット
11 コネクタ
12 内部回路
20,21 筐体
22 遮断器
30 スロット
40 遮断ユニット
50 コンバータ
60 制御装置
61 制御部
62 記憶部
63 判定部
64 監視部
65 表示部
66 通信部
70 絶縁監視装置
80 データベース
101 第一電気自動車
102 第二電気自動車
103 第一太陽光発電設備
104 風力発電設備
105 第二太陽光発電設備
106 第一ビル
107 第二ビル
108 電車
109 第一データセンタ
110 第二データセンタ
111 充電設備
121 スイッチ
122 コンデンサ
123 ダイオード
901 二方向遮断器
902 三方向遮断器
903 四方向遮断器
904 五方向遮断器
905 六方向遮断器
1000 ドライブ装置
1001 記録媒体
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置
1008 出力装置

Claims (7)

  1. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する複数のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なるコネクタ間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備え、
    各コネクタは給電ネットワークに接続されている
    遮断器。
  2. 前記遮断ユニットは、一方向の電流を遮断するための回路を逆向きに直列に接続されている、
    請求項1に記載の遮断器。
  3. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する6つのスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える、
    遮断器。
  4. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する10個以上のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる5点以上の間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える、
    遮断器。
  5. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する複数のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なるコネクタ間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備え、各コネクタは給電ネットワークに接続されている遮断器によって、多方向の電流を遮断する、
    遮断方法。
  6. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する6つのスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる点間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える遮断器によって、多方向の電流を遮断する、
    遮断方法。
  7. 二方向の電流を遮断するための遮断ユニットと、
    前記遮断ユニットを挿入する10個以上のスロットと、前記遮断ユニットの挿入されたスロットに応じてそれぞれ異なる5点以上の間に接続されるようにあらかじめ配線された回路とを含む筐体と、を備える遮断器によって、多方向の電流を遮断する、
    遮断方法。
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