3 技術の簡単な説明
本技術は、呼吸器疾患のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または予防において用いられる医療機器の提供に関連し、これらの医療機器は、向上した快適性、コスト、有効性、使い易さおよび製造可能性のうち1つ以上を有する。
本技術の第1の態様は、呼吸器疾患のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または予防に用いられる装置に関連する。
本技術の別の態様は、呼吸障害のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または予防において用いられる方法に関連する。
本技術の特定の形態の一態様は、呼吸治療についての患者のコンプライアンスを向上させる方法および/または装置を提供することである。
本技術の特定の形態の別の態様は、呼吸障害のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または回避において用いられる装置およびそのコンポーネントの向上した製造方法および技術を提供することである。
本技術の別の態様は、呼吸障害のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または回避において用いられる装置を提供することであり、向上した製造方法および技術の使用の促進を可能にさせ得る。
本技術の一態様は、快適性および視覚的魅力のより高い空気送達導管に関連する。
本技術の別の態様は、織物を含む空気送達導管に関連する。
本技術の別の態様は、静音性があり、目立たずかつ/または患者にとって魅力的な空気送達導管に関連する。この空気送達導管は、織物を含み得る。
本技術の別の態様は、長尺化するかまたは接触するように構成された空気送達導管に関連する。空気送達導管は、捩れ無しに長尺化するかまたは接触するように構成され得る。
本技術の別の態様は、気密にされた織物を含む空気送達導管に関連する。
本技術の別の態様は、織物によって形成された外面および空気不透過性材料から形成された内面を含む空気送達導管を含む。
本技術の別の態様は、補強構造を含む空気送達導管を含む。補強構造は、複数のリング部材を含み得る。
本技術の別の態様は、織物を含む空気送達導管ラミネートを含む。
本技術の別の態様は、外装材を含む空気送達導管と、外装材および外装材をシールするように構成されたシーリング層とを含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、侵入性が低く、布地の使用により患者にとっての魅力がより高くなるため、治療コンプライアンス向上に繋がる。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、軽量でありかつ/または患者インターフェース上に低い管抗力を作用させる。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者インターフェースの短管の形態であり、短管は、呼吸圧力治療デバイスへ接続されたホースへ接続するように構成される。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、長管の形態をとり、第1の端部において呼吸治療デバイスへ直接接続しかつ第2の端部において患者インターフェースへ直接接続するように構成される。
本技術の別の態様に含まれる患者インターフェースは、本技術の例によって短管の形態の空気送達管を含む。
本技術の別の態様は、患者インターフェースアセンブリに関連する。この患者インターフェースアセンブリは、患者の顔と密閉的に係合するように構成された患者インターフェースと、患者インターフェースへ接続可能な空気送達管とを含む。空気送達管は、織物材料を含み得る。
本技術の別の態様は、呼吸ガスの流れを加圧するように構成された呼吸圧力治療(RPT)デバイスを含む呼吸治療システムに関連する。呼吸治療システムは、RPTへ接続可能な空気送達管も含む。空気送達管は、織物材料を含み得る。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、1つ以上の第1の部位および1つ以上の第2の部位を含む織物から形成された外側層を含む。外側層を熱処理することにより、第2の部位の特性の変化を発生させ得る。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、硬化された繊維網を含む織物から形成された外側層を含む。硬化された繊維網は、硬化プロセスによって硬化され得る。硬化された繊維網は、熱処理によって効果され得る。硬化された繊維網は、熱可塑性材料または熱硬化性材料から形成された繊維を含み得る。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、織物から形成された外側層を含み、第1の剛直性を有する第1の部位および第1の剛直性よりも高い第2の剛直性を有する第2の部位を含む。外側層は、外側層の長さに沿って交互に設けられた複数の第1の部位および複数の第2の部位を含み得る。
本技術の別の態様は、編織物から形成された外側層を含む空気送達導管を含み、編織物は、熱活性型糸から少なくとも部分的に織編された1つ以上の部位を含む。熱活性型糸は、周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解された繊維を含み得る。熱活性型糸は、少なくとも部分的に硬化された繊維を含み得る。
本技術の例によれば、本技術の別の態様に含まれる呼吸圧力治療のためのシステムは、呼吸圧力治療デバイスと、患者インターフェースと、空気送達導管とを含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って設けられた可撓性の補強構造;
空気送達導管の長さに沿って補強構造へ設けられた空気不透過性のカバー材であって、カバー材により、密閉された空気経路が形成され、密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能となり、空気不透過性のカバー材は、
可撓性の補強構造に設けられたシーリング層;
補強構造の周囲を被覆するシートであって、シートは、第1の縁部および第2の縁部を含み、第1の縁部および第2の縁部はそれぞれ、空気送達導管、外側および内側に沿って延び、シートの内側は、
第1の縁部の近隣の第1の縁部の第1の側部上の第1の部位;および
第1の縁部の近隣の第2の部位であって、第1の側部の反対側の第1の縁部の第2の側部上に設けられる第2の部位;を含み;
シーリング層は、シートの内側第1の部位と、シートの内側の第2の部位との間をシールする。
例において:(a)第2の縁部の近隣のシートの内側は、シーリング層へ接合され;(b)第2の縁部の近隣のシートの内側は、第1の縁部の近隣のシートの外側に接合され;(c)シーリング層は、補強構造へ接合され;(d)シートは、シーリング層へ接合され;(e)シーリング層は、熱可塑性材料を含み;(f)シーリング層は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(g)シーリング層は、補強構造および/またはシートに熱接着され;(h)シーリング層は、補強構造および/またはシートに接着され;(i)空気送達導管は、シートの第2の縁部にわたってかつシートの第2の縁部に沿って織物シートの外側へ接合された外側ストリップを含み;(j)外側ストリップは、可撓性テープを含み;かつ/または(k)外側ストリップは、織物材料を含む。
例において:(a)シートは、ラミネートを含み;(b)シートは、織物材料を含む外側層と、空気不透過性材料を含む内側層とを含み;(c)空気不透過性材料は、熱可塑性材料を含み;(d)空気不透過性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(e)外側層および内側層は、ドット接着剤積層によって共に接合され;(f)シーリング層は、空気送達導管の長さに沿って延びるシーリングストリップを含み;(g)シートは、シーリングストリップに接合され、シートの第1の縁部は、シーリングストリップに沿ってシーリングストリップに沿った中心線の近隣において配置され;(h)第2の縁部の近隣のシートの内側は、第1の縁部の近隣のシートの外側に接合され、第2の縁部は、第1の縁部から間隔を空けて配置されるため、シートが第2の縁部と重複し;かつ/または(i)シートの第2の縁部は、シートの第2の縁部がシートの外側から離隔方向に剥離されることに耐えるように構成された鋸歯状外形を含む。
例において:(a)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;(b)各支持構造は、リング部材の形態をとり;(c)補強構造は、1つ以上のらせん状の部材を含み;(d)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み、かつ/また(e)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:第2の縁部の近隣のシートの内側は、シーリング層へ接合される。
例において:第2の縁部の近隣のシートの内側は、第1の縁部の近隣のシートの外側に接合される。
例において:シーリング層は、補強構造へ接合される。
例において:シートは、シーリング層へ接合される。
例において:シーリング層は、熱可塑性材料を含む。
例において:シーリング層は、補強構造および/またはシートへ熱接着される。
例において:空気送達導管は、シートの第2の縁部にわたってかつシートの第2の縁部に沿ってシートの外側に接合された外側ストリップを含む。
例において:シートは、ラミネートを含む。
例において:シートは、織物材料を含む外側層を含む。
例において:シーリング層は、空気送達導管の長さに沿って延びるシーリングストリップを含む。
例において:シートは、シーリングストリップに接合され、外側シートの第1の縁部は、シーリングストリップに沿ってシーリングストリップに沿った中心線の近隣に配置される。
例において:第2の縁部の近隣のシートの内側は、第1の縁部の近隣のシートの外側に接合され、第2の縁部は、第1の縁部から間隔を空けて配置されるため、シートが第2の縁部と重複する。
例において:シートの第2の縁部は、シートの第2の縁部がシートの外側から離隔方向に剥離されることに耐えるように構成された鋸歯状外形を含む。
例において:補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む。
例において:空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
可撓性の補強構造は、空気送達導管の長さに沿って設けられ;
空気送達導管の長さに沿って補強構造へ設けられた空気不透過性のカバー材であって、カバー材によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になり、空気不透過性のカバー材は、織物層および織物層へ積層されたシーリング層を含む、空気不透過性のカバー材;
カバー材は、補強構造を被覆し、織物層は、第1の縁部および第2の縁部を含み、第1の縁部および第2の縁部はそれぞれ、空気送達導管、外側および内側に沿って延び、織物層の内側は、以下を含む:
第1の縁部の近隣の第1の縁部の第1の側部上の第1の部位;および
第1の縁部の近隣の第2の部位であって、第1の側部の反対側の第1の縁部の第2の側部上に設けられる第2の部位;を含み;
シーリング層の一部は、織物層の第1の縁部を超えて延びてシーリングフラップを形成し、シーリングフラップは、シーリング層の別の部位へシールされることにより、織物層の内側の第1の部位と織物層の内側の第2の部位との間における漏洩流動が回避される。
例において:(a)シーリングフラップは、織物層の第1の縁部の近隣の織物層の外側およびシーリング層の内側双方に対してシールされ;かつ/または(b)シーリングフラップは、織物層の第1の縁部の第2の側部上のシーリング層の内側へシールされる。
例において:(a)シーリング層は、補強構造へ接合され;(b)シーリング層は、熱可塑性材料を含み;(c)シーリング層は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(d)シーリング層は、補強構造へ熱接着され;(e)シーリング層は、補強構造へ接着され;(f)空気送達導管は、カバー材の第2の縁部にわたってかつカバー材の第2の縁部に沿って空気不透過性のカバー材の外側へ接合された外側ストリップを含み;(g)外側ストリップは、可撓性テープを含み;かつ/または(h)外側ストリップは、織物材料を含む。
例において:(a)シーリング層は、熱可塑性材料を含み;(b)シーリング層は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(c)織物層およびシーリング層は、ドット接着剤積層によって共に接合され;(d)第2の縁部の近隣のカバー材の内側は、第1の縁部の近隣のカバー材の外側へ接合され、第2の縁部は、第1の縁部から間隔を空けて配置されるため、カバー材が第2の縁部と重複し;および/または(e)カバー材の第2の縁部は、カバー材の第2の縁部がカバー材の外側から剥離されることに耐えるように構成された鋸歯状外形を含む。
例において:(a)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;(b)各支持構造は、リング部材の形態をとり;(c)補強構造は、1つ以上のらせん状の部材を含み;(d)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み、かつ/また(e)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:シーリングフラップは、外側シートの第1の縁部の近隣の織物層の外側およびシーリング層の内側双方へシールされる。
例において:シーリングフラップは、外側シートの第1の縁部の第2の側部上のシーリング層の内側へシールされる。
例において:シーリング層は、補強構造へ接合される。
例において:空気送達導管は、織物シートの第2の縁部にわたってかつ織物シートの第2の縁部に沿って織物シートの外側へ接合された外側ストリップを含む。
例において:シーリング層は、熱可塑性材料を含む。
例において:第2の縁部の近隣のカバー材の内側は、第1の縁部の近隣のカバー材の外側へ接合され、第2の縁部は、第1の縁部から間隔を空けて配置されるため、カバー材は、第2の縁部と重複する。
例において:カバー材の第2の縁部は、カバー材の第2の縁部がカバー材の外側から剥離されることに耐えるように構成された鋸歯状外形を含む。
例において:補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む。
例において:空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って設けられた可撓性の補強構造;
補強構造へ付加されたシーリングストリップ;
補強構造およびシーリングストリップを被覆する空気不透過性の織物カバー材であって、カバー材によって形成される密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になり、カバー材は、それぞれ空気送達導管に沿って延びる第1の縁部および第2の縁部を有し、第1の縁部および第2の縁部は、出会うかまたは重複してシームを形成する、空気不透過性の織物カバー材;
シーリングストリップは、シームの内側部全体をシールすることにより、シームを通じて空気漏洩を回避する。
例において:(a)カバー材は、シームの近隣の位置において自身に接合され;(b)カバー材は、補強構造へ接合され;(c)カバー材は、シーリングストリップへ接合され;(d)シーリングストリップは、熱可塑性材料を含み;(e)空気送達導管は、カバー材の第2の縁部に沿ってカバー材の外側へ接合された外側ストリップをさらに含み;(f)カバー材の第1の縁部および/またはカバー材の第2の縁部は、鋸歯状であり;(g)カバー材は、ラミネート構造を有し;(h)カバー材は、空気不透過性の内側層および外側織物層を含み;(i)空気不透過性の内側層は、熱可塑性材料を含み;(j)シームの内側部は、シーリングストリップの中心線に沿って整列され;(k)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;かつ/また(l)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:カバー材自身が、シームの近隣の位置において接合される。
例において:カバー材は、補強構造へ接合される。
例において:カバー材は、シーリングストリップへ接合される。
例において:カバー材は、織物材料を含み、シーリングストリップは、熱可塑性材料を含む。
例において:導管は、カバー材の第2の縁部に沿ってカバー材の外側へ接合された外側ストリップをさらに含む。
例において:カバー材の第1の縁部および/またはカバー材の第2の縁部は、鋸歯状である。
例において:カバー材は、ラミネート構造を有する。
例において:カバー材は、空気不透過性の内側層と、外側織物層とを含む。
例において:空気不透過性の内側層は、熱可塑性材料を含む。
例において:シームの内側部は、シーリングストリップの中心線に沿って整列される。
例において:補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む。
例において:空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む可撓性の補強構造;
空気送達導管の長さに沿って支持構造へ設けられた空気不透過性のカバー材であって、カバー材によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる、空気不透過性のカバー材;
各支持構造は、外面と、外面の反対側の内面と、外面および内面を接続させる一対の中間面とを含み、各支持構造は、外面および中間面を接続させる外側円形角部を有する断面を含む。
例において:(a)各支持構造の断面は、内面および中間面を接続させる内側円形角部を含み;(b)各支持構造の外側円形角部の半径は、内側円形角部よりも大きく;(c)各支持構造の内面は、凸状であり;(d)支持構造は、実質的に剛性であり;(e)支持構造は、プラスチック材料から形成され;かつ/または(f)支持構造は、ポリカーボネート、ナイロン、ポリカーボネートABSおよびナイロン-ポリウレタンのうち1つから形成される。
例において:(a)各支持構造は、リング部材として形成され;(b)各支持構造は、円形の外側外形および非円形の内側外形を含み;(c)各支持構造は、一対の肉厚部を支持構造の対向する側部上に含み;(d)各支持構造は、長円形の内側外形を含み;(e)各支持構造は、長円形の外側外形を含み;(f)各支持構造は、長円形の内側外形を含み;(g)各支持構造の内側外形は、一対の直線側部を支持構造の対向する側部上に含み;かつ/または(h)1対の直線側部は、長円形の内側外形の長軸に沿って対向する。
例において:(a)支持構造は、1mm~9mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(b)支持構造は、2mm~6mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(c)支持構造は、2mm~3mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(d)支持構造は、6mm未満の距離だけ間隔を空けて配置され;かつ/または(e)支持構造は、3mm未満の距離だけ間隔を空けて配置される。
例において:(a)空気不透過性のカバー材は、織物材料から形成された外面を含み;(b)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み、かつ/また(c)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:各支持構造の断面は、内面および中間面を接続させる内側円形角部を含む。
例において:各支持構造の外側円形角部の半径は、内側円形角部よりも大きい。
例において:各支持構造の内面は、凸状である。
例において:支持構造は、実質的に剛性である。
例において:支持構造(複数可)は、一対の肉厚部を支持構造の対向する側部上に含む。
例において:各支持構造は、リング部材として形成される。
例において:各リング部材は、長円形の外側外形を含む。
例において:各リング部材は、円形の外側外形および非円形の内側外形を含む。
例において:各リング部材は、長円形の内側外形を有する。
例において:各リング部材の内側外形は、一対の直線側部をリング部材の対向する側部上に含む。
例において:1対の直線側部は、長円形の内側外形の長軸に沿って対向する。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む可撓性の補強構造;
空気送達導管の長さに沿って支持構造へ設けられた空気不透過性のカバー材であって、カバー材によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる、空気不透過性のカバー材;
各支持構造は、一対の肉厚部を支持構造の対向する側部上に含む。
例において:(a)各支持構造は、円形の外側外形および非円形の内側外形を含み;(b)各支持構造は、長円形の内側外形を含み;(c)1対の肉厚部は、長円形の内側外形の短軸に沿って対向し;(d)各支持構造は、長円形の外側外形を含み;(e)各支持構造は、長円形の内側外形を含み;(f)肉厚部は、長円形の内側外形の長軸に沿って対向し;および/または(g)支持構造はそれぞれ、外面、外面の反対側の内面、および外面と内面との間を接続させる一対の中間面を含み、各支持構造肉厚部は、支持構造の中間面の幅広部位に対応する。
例において:(a)各支持構造は、外面と、内面と、一対の中間面と、外面および顔を接続させる外側円形角部を含む断面とを含み;(b)各支持構造の断面は、内面および面を接続させる内側円形角部を含み;(c)各支持構造の外側円形角部の半径は、内側円形角部よりも大きく;かつ/また(d)各支持構造は、凸状内面を含む。
例において:(a)支持構造は、1mm~10mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(b)支持構造は、2mm~6mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(c)支持構造は、2mm~3mmの距離だけ間隔を空けて配置され;(d)支持構造は、6mm未満の距離だけ間隔を空けて配置され;かつ/または(e)支持構造は、3mm未満の距離だけ間隔を空けて配置される。
例において:(a)空気不透過性のカバー材は、織物材料を含み;(b)空気不透過性のカバー材は、織物材料から形成された外面を含み;(c)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み、かつ/また(d)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:各支持構造は、円形の外側外形および非円形の内側外形を含む。
例において:各支持構造は、長円形の内側外形を含む。
例において:1対の肉厚部は、長円形の内側外形の短軸に沿って対向する。
例において:各支持構造は、長円形の外側外形を含む。
例において:各支持構造は、長円形の内側外形を含む。
例において:肉厚部は、長円形の内側外形の長軸に沿って対向する。
例において:支持構造はそれぞれ、外面、外面の反対側の内、面および外面と内面との間を接続させる一対の中間面を含み、各支持構造の肉厚部は、支持構造の中間面の幅広部位に対応する。
例において:各支持構造は、外面および中間面を接続させる外側円形角部を含む断面を含む。
例において:各支持構造の断面は、内面および中間面を接続させる内側円形角部を含む。
例において:各支持構造の外側円形角部の半径は、内側円形角部よりも大きい。
例において:各支持構造は、凸状内面を含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って設けられた可撓性の補強構造;
空気送達導管の長さに沿って補強構造へ取り付けられたカバー材であって、カバー材は、織物材料を含む、カバー材;
密閉された空気経路を形成するシーリング層であって、密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能となる、シーリング層;
補強構造は、カバー材と、シーリング層との間に設けられる。
例において:(a)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;(b)支持構造はそれぞれ、リング部材の形状をとる。(c)補強構造は、1つ以上のらせん状の部材を含み;(d)シーリング層は、ポリマー材料から形成され;(e)シーリング層は、熱可塑性材料から形成され;(f)熱可塑性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(g)シーリング層は、0.5mm未満の厚さを含み;(h)シーリング層は、0.2mm未満の厚さを含み;(i)シーリング層は、0.15mm未満の厚さを含み;(j)シーリング層は、0.1mm未満の厚さを含み;(k)織物材料は、編構造を含み;(l)織物材料は、織物構造を含み;(m)織物材料は、非織物構造を含み;(n)シーリング層は、補強構造および/またはカバー材へ熱接着され;(o)シーリング層は、補強構造および/またはカバー材へ接着され;(p)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み、かつ/また(q)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:(a)シーリング層は、単一のフィルム層を含み;(b)シーリング層は、内側フィルム層および外側フィルム層を含み;(c)内側フィルム層は、加水分解に耐えるように構成され;(d)内側フィルム層は、抗菌性であり;(e)内側フィルム層は、エーテル型TPUを含み;かつ/または(f)外側フィルム層の軟化温度は、内側フィルム層よりも低い。
例において:補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む。
例において:支持構造はそれぞれ、リング部材の形状をとる。
例において:シーリング層は、熱可塑性材料から形成される。
例において:織物材料は、編構造を含む。
例において:シーリング層は、補強構造へ熱接着される。
例において:シーリング層は、カバー材へ熱接着される。
例において:内側フィルム層は、加水分解に耐えるように構成される。
例において:内側フィルム層は、抗菌性である。
例において:内側フィルム層は、エーテル型TPUを含む。
例において:外側フィルム層の軟化温度は、内側フィルム層よりも低い。
本技術の別の態様は、空気送達導管の製造方法を含む。この空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成される。方法は、以下を含む:
カバー材を細長の可撓性の補強構造の外部へ付加すること;
シーリング層を補強構造の内部へ挿入することであって、シーリング層は、補強構造の内部への挿入時において細長円筒形状を含む、こと;および
シーリング層をカバー材へ接着させることであって、シーリングによって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる、こと。
例において:(a)方法は、補強構造をマンドレル上に支持することおよびカバー材を補強構造上においてスライドさせることを含み;(b)方法は、補強構造をマンドレル上に支持することおよび補強構造の周囲をカバー材で被覆することを含み;かつ/または(c)方法は、カバー材を開口状態に保持することと、補強構造をカバー材中へ挿入することとを含む。
例において:(a)方法は、カバー材を予熱することを含む。(b)方法は、熱気の吹き出しによりカバー材を予熱した後、シーリング層を挿入することを含み;(c)方法は、カバー材内に挿入されたマンドレルからの熱気の吹き出しを含み;(d)方法は、カバー材の外部からのカバー材を通じた熱気の吹き出しを含み;(e)方法は、シーリング層をマンドレル上に支持することと、マンドレルおよびシーリング層を補強構造の内部に挿入することとを含み;(f)方法は、シーリング層の内部への熱気吹き込みにより、シーリング層を膨張させてカバー材へ接合させることを含み;(g)方法は、シーリング層をカバー材へ熱接着させることを含み;(h)方法は、シーリング層をカバー材へ接着させることを含み;(i)マンドレルは、低摩擦面を備え;かつ/または(j)方法は、シーリング層をマンドレルのバルーン上に支持することと、バルーンを熱気によって膨張させて、シーリング層を拡張させて、シーリング層をカバー材へ接合させることとを含む。
さらなる例において:(a)カバー材は、織物材料を含み;(b)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;(c)補強構造は、1つ以上のらせん状の部材を含み;(d)シーリング層は、ポリマー材料から形成され;(e)シーリング層は、熱可塑性材料から形成され;(f)熱可塑性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(g)シーリング層は、0.5mm未満の厚さを含み;(h)シーリング層は、0.2mm未満の厚さを含み;(i)シーリング層は、0.15mm未満の厚さを含み;(j)シーリング層は、0.1mm未満の厚さを含み;(k)織物材料は、編構造を含み;(l)織物材料は、織物構造を含み;かつ/または(m)織物材料は、非織物構造を含み;かつ/または(n)支持構造はそれぞれ、リング部材の形状をとる。
さらなる例において:(a)シーリング層は、単一のフィルム層を含み;(b)シーリング層は、内側フィルム層および外側フィルム層を含み;(c)内側フィルム層は、加水分解に耐えるように構成され;(d)内側フィルム層は、抗菌性であり;(e)内側フィルム層は、エーテル型TPUを含み;かつ/または(f)外側フィルム層の軟化温度は、内側フィルム層よりも低い。
例において:カバー材は、カバー材の第1の側部上の第1の層およびカバー材の第2の側部上の第2の層を含み、第1の層は、空気不透過性のシーリング層を含む。
例において:方法は、カバー材をシートから細長円筒形状に形成することをシートの対向する縁部の接合によって行うことを含み、シートは、第1の層および第2の層によって形成されたラミネートである。
例において:方法は、カバー材を細長円筒形状に形成することを第2の層を細長円筒形状に形成することの後に第1の層を第2の層の外部に設けることによって行うことを含む。
例において:方法は、第2の層を織編することを含む。
例において:方法は、カバー材の内方回転によりカバー材を反転させて、カバー材の中心軸へマンドレル上に移動させることを含む。
例において:方法は、マンドレルの折り畳みによって補強構造をマンドレル上に支持させること、補強構造をマンドレル上に取り付けること、およびマンドレルを拡張させることを含む。
例において:方法は、マンドレルおよび補強構造をカバー材中に挿入した後にマンドレルを折り畳んで、補強構造を解放させることを含む。
例において:方法は、補強構造をカバー材へ接着させることを含む。
例において:方法は、熱接着または超音波溶接のうち1つにより補強構造をカバー材へ接着または溶接させることを含む。
本技術の別の態様は、空気送達導管の製造方法を含む。この空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成される。方法は、以下を含む:
空気送達導管のためのカバー材を形成することであって、カバー材は、細長円筒形状を含み、カバー材の外面を提供する第1の側部と、カバー材の内面を提供する第2の側部とを含み;
細長の可撓性の補強構造をマンドレル上に支持させること;
カバー材を反転させた状態でマンドレルおよび補強構造をカバー材の内部に挿入することにより、第1の側部からカバー材の内面が得られかつおよび第2の側部からカバー材の外面が得られるようにすること;
マンドレルをカバー材から除去して、補強構造をカバー材内に残留させること。
例において:(a)カバー材は、カバー材の第1の側部上の第1の層およびカバー材の第2の側部上の第2の層を含み、第1の層は、空気不透過性のシーリング層を含み;(b)方法は、カバー材をシートから細長円筒形状に形成することをシートの対向する縁部の接合によって行うことを含み、シートは、第1の層および第2の層によって形成されたラミネートであり;(c)方法は、カバー材を細長円筒形状に形成することを第2の層を細長円筒形状に形成することの後に第1の層を第2の層の外部に設けることによって行うことを含み;(d)方法は、第2の層を織編することを含み;(e)方法は、カバー材の内方回転によりカバー材を反転させて、カバー材の中心軸へマンドレル上に移動させることを含み;(f)方法は、マンドレルの折り畳みによって補強構造をマンドレル上に支持させること、補強構造をマンドレル上に取り付けること、およびマンドレルを拡張させることを含み;(g)方法は、マンドレルおよび補強構造をカバー材中に挿入した後にマンドレルを折り畳んで、補強構造を解放させることを含み;(h)方法は、補強構造をカバー材へ接着させることを含み;かつ/また(i)方法は、熱接着または超音波溶接のうち1つにより補強構造をカバー材へ接着または溶接させることを含む。
さらなる例において:(a)カバー材は、織物材料を含み;(b)織物材料は、編構造を含み;(c)織物材料は、織物構造を含み;(d)織物材料は、非織物構造を含み;(e)補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み;(f)補強構造は、1つ以上のらせん状の部材を含み;(g)第1の層は、ポリマー材料から形成され;(h)第1の層は、熱可塑性材料から形成され;(i)熱可塑性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(j)第1の層は、0.5mm未満の厚さを含み;(k)第1の層は、0.2mm未満の厚さを含み;(l)第1の層は、0.15mm未満の厚さを含み;(m)第1の層は、0.1mm未満の厚さを含み;かつ/または(n)支持構造はそれぞれ、リング部材の形状をとる。
さらなる例において:(a)カバー材は、織物材料を含み;かつ/または(b)方法は、空気不透過性のシーリング層を補強構造の内部へ挿入することであって、シーリング層は、補強構造の内部への挿入時において細長円筒形状を含む、ことと、シーリング層をカバー材へ接着させることとを含む。
例において:方法は、補強構造をマンドレル上に支持することおよびカバー材を補強構造上においてスライドさせることを含む。
例において:方法は、補強構造をマンドレル上に支持することおよび補強構造の周囲をカバー材で被覆することを含む。
例において:方法は、カバー材を開口状態に保持することと、補強構造をカバー材中へ挿入することとを含む。
例において:方法は、カバー材を予熱することを含む。
例において:方法は、熱気の吹き出しによりカバー材を予熱した後、シーリング層を挿入することを含む。
例において:方法は、カバー材内に挿入されたマンドレルから熱気の吹き出しを行うことを含む。
例において:方法は、シーリング層をマンドレル上に支持することと、マンドレルおよびシーリング層を補強構造の内部に挿入することとを含む。
例において:方法は、シーリング層の内部への熱気吹き込みにより、シーリング層を膨張させてカバー材へ接合させることを含む。
例において:マンドレルは、低摩擦面を備える。
例において:方法は、シーリング層をマンドレルのバルーン上に支持することと、バルーンを熱気によって膨張させて、シーリング層を拡張させて、シーリング層をカバー材へ接合させることとを含む。本技術の別の態様は、空気送達導管の製造方法を含む。この空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成される。方法は、以下を含む:
空気送達導管のための伸縮性の空気不透過性のカバー材を支持することであって、カバー材は、外部および内部を含む細長円筒形状を含み;
カバー材を拡張させること;
細長の可撓性の補強構造をカバー材の内部に挿入すること;
カバー材を解放させて、カバー材を補強構造と接触することを可能にすることを含む。
例において:(a)方法は、補強構造をマンドレル上に支持しつつ細長の可撓性の補強構造をカバー材の内部に挿入することと、マンドレルをカバー材の内部から除去して、補強構造をカバー材内に残留させることと、を含み;(b)方法は、カバー材の外部への空気圧力よりも高い空気圧力をカバー材の内部へ付加することにより、カバー材を拡張させることを含み;(c)方法は、より高い空気圧力の除去によりカバー材を解放させることを含み;(d)方法は、カバー材の外部への真空付加によりカバー材を拡張させることを含み;(e)方法は、真空の解放によりカバー材を解放させることを含み;(f)方法は、真空治具によりカバー材をカバー材の端部において支持することを含み;かつ/または(g)方法は、カバー材の外部と真空治具との間に真空を発生させることを含み、真空治具は、カバー材よりも幅広であるため、カバー材の拡張が可能となる。
例において:(a)細長の補強構造は、間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み、支持構造はそれぞれ、カバー材が接触状態にあるときにカバー材よりも幅広であり;(b)マンドレルをカバー材の内部から取り外した後、空気送達導管は、隣接する支持構造対間のカバー材中の溝部を含み;(c)マンドレルは、複数の歯を含み、これらの複数の歯は、支持構造をマンドレルに沿って第1の方向にスライドさせることと、支持構造がマンドレルに沿って第1の方向と反対の第2の方向にスライドすることを回避することとを行うように構成され;(d)歯はそれぞれ、第1の壁部および第2の壁部を含み、第1の壁部は、マンドレルの中心軸に対してテーパー付けされ、第2の壁部は、マンドレルの中心軸に対して垂直であり、第1の壁部は、支持構造を各歯上において第1の方向にスライドさせるように構成され、第2の壁部は、支持構造がマンドレルに沿って第2の方向にスライドすることを回避するように構成され;(e)マンドレルは、マンドレルに沿って間隔を空けて配置された複数の組の歯を含み、各組の歯は、各支持構造がマンドレルに沿って第2の方向においてスライドすることを回避するように構成され;(f)各組の歯は、中心軸に沿った各点においてマンドレルの中心軸周囲において同心円状に設けられた複数の歯を含み;(g)歯は、マンドレルの中心軸に対して外方に突出した位置へ付勢され、マンドレルの中心軸に対して内方に押し下げられ得るため、支持構造を歯上において第1の方向にスライドさせることを可能にさせ;(h)歯は、外方に突出した位置へばね付勢され;(i)方法は、カバー材の内部からのマンドレルの除去前に、カバー材を補強構造へ少なくとも部分的に接着させることを含み;方法は、カバー材の内部からのマンドレルの除去後にカバー材を補強構造へ接着させることを含み;(j)方法は、カバー材を補強構造に対して熱接着すること、超音波溶接することおよび接着することのうち1つを行うこと;および/または(k)各支持構造は、リング部材の形態をとる。
さらなる例において:(a)カバー材は、織物材料を含み;(b)織物材料は、編構造を含み;(c)織物材料は、織物構造を含み;かつ/または(d)織物材料は、非織物構造を含む。
さらなる例において:(a)カバー材は、カバー材の内部の第1の層およびカバー材の外部の第2の層を含み、第1の層は、空気不透過性のシーリング層を含み;(b)第2の層は、織物材料を含み;(c)方法は、織物材料を織編することを含み;(d)方法は、織物材料を製織することを含み;(e)織物材料は、非織物構造を含み;(f)方法は、カバー材をシートから細長円筒形状に形成することをシートの対向する縁部の接合によって行うことを含み、シートは、第1の層および第2の層によって形成されたラミネートであり;かつ/または(g)方法は、カバー材を細長円筒形状に形成することを(第2の層を細長円筒形状に形成することの後に第1の層を第2の層の内部に設けることにより)行うことを含む。
さらなる例において:(a)第1の層は、ポリマー材料から形成され;(b)第1の層は、熱可塑性材料から形成され;(c)熱可塑性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(d)第1の層は、0.5mm未満の厚さを含み;(e)第1の層は、0.2mm未満の厚さを含み;(f)第1の層は、0.15mm未満の厚さを含み;および/または(g)第1の層は、0.1mm未満の厚さを含む。
例において:方法は、カバー材の外部への空気圧力よりも高い空気圧力をカバー材の内部へ付加することにより、カバー材を拡張させることを含む。
例において:方法は、より高い空気圧力の除去によりカバー材を解放させることを含む。
例において:方法は、カバー材の外部への真空付加によりカバー材を拡張させることを含む。
例において:方法は、真空の解放によりカバー材を解放させることを含む。
例において:方法は、真空治具によりカバー材をカバー材の端部において支持することを含む。
例において:方法は、カバー材の外部と真空治具との間に真空を発生させることを含み、真空治具は、カバー材よりも幅広であるため、カバー材の拡張が可能となる。
例において:方法は、補強構造をマンドレル上に支持しつつ細長の可撓性の補強構造をカバー材の内部に挿入することと、マンドレルをカバー材の内部から除去して、補強構造をカバー材内に残留させることと、を含む。
例において:細長の補強構造は、間隔を空けて配置された複数のリング部材を含み、リング部材はそれぞれ、カバー材が接触状態にあるときにカバー材よりも幅広である。
例において:カバー材の内部からのマンドレルの除去後に、空気送達導管は、カバー材中の溝部を隣接するリング部材対間に含む。
例において:マンドレルは、リング部材をマンドレルに沿って第1の方向においてスライドさせることと、リング部材がマンドレルに沿って第1の方向と反対の第2の方向においてスライドすることを回避することとを行うように構成された複数の歯を含む。
例において:歯はそれぞれ、第1の壁部および第2の壁部を含み、第1の壁部は、マンドレルの中心軸に対してテーパー付けされ、第2の壁部は、マンドレルの中心軸に対して垂直であり、第1の壁部は、リング部材を各歯上において第1の方向においてスライドさせるように構成され、第2の壁部は、リング部材がマンドレルに沿って第2の方向においてスライドすることを回避するように構成される。
例において:マンドレルは、マンドレルに沿って間隔を空けて配置された複数の組の歯を含み、各組の歯は、各リング部材がマンドレルに沿って第2の方向においてスライドすることを回避するように構成される。
例において:各組の歯は、中心軸に沿った各点においてマンドレルの中心軸周囲において同心円状に設けられた複数の歯を含む。
例において:歯は、マンドレルの中心軸に対して外方に突出した位置へ付勢され、マンドレルの中心軸に対して内方に押し下げられ得るため、リング部材を歯上において第1の方向においてスライドさせる。
例において:歯は、外方に突出した位置へばね付勢される。
例において:方法は、カバー材の内部からのマンドレルの除去前に、カバー材を補強構造へ少なくとも部分的に接着させることを含む。
例において:方法は、カバー材の内部からのマンドレルの除去後に、カバー材を補強構造へ接着させることを含む。
例において:方法は、カバー材を補強構造に対して熱接着すること、超音波溶接することおよび接着することのうち1つを行うことを含む。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む可撓性の補強構造;
空気送達導管の長さに沿って支持構造へ設けられた空気不透過性のカバー材であって、カバー材によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる、空気不透過性のカバー材;
カバー材は、織物材料から形成された外面を含む。
例において:(a)カバー材は、ラミネートの形態をとり、空気不透過性の内側層へ接合された織物材料を含む外側層を含み;(b)空気不透過性の内側層は、ポリマーから形成され;(c)空気不透過性の内側層は、熱可塑性材料から形成され;(d)熱可塑性材料は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(e)空気不透過性の内側層は、0.5mm未満の厚さを含み;(f)空気不透過性の内側層は、0.15mm未満の厚さを含み;(g)織物材料は、編構造を含み;(h)織物材料は、織物構造を含み;(i)織物材料は、非織物構造を含み;かつ/または(j)カバー材は、250GSM未満の重量を含み;カバー材の重量は、180GSM未満である。
本技術の別の態様に含まれる空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成され、空気送達導管は、以下を含む:
織物から形成された織物層であって、織物層は、以下を含む:
織物の第1の繊維網から形成された少なくとも1つの第1の部位であって、第1の部位は、第1の剛直性を有する、第1の部位;
織物の第2の繊維網から形成された少なくとも1つの第2の部位であって、第2の部位は、第1の剛直性よりも高い第2の剛直性を有するように硬化プロセスによって効果される、第2の部位;
空気送達導管によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能となる。
例において:(a)織物層は、第2の部位へ設けられた活性材料を含み、活性材料により、第2の部位は硬化プロセスの後に硬化され;(b)第1の繊維網は、第1の材料を含み、第2の繊維網は、活性材料を含み;かつ/または(c)第2の繊維網は、第1の材料および活性材料双方を含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスは、熱処理を含み;(b)活性材料は、熱硬化性材料および熱可塑性材料のうち少なくとも1つを含み;(c)織物層の第2の部位は、硬化部を含み;(d)第2の繊維網は、複数の硬化された熱硬化性繊維を含み;(e)織物層の第2の部位は、溶解部を含み;(f)第2の繊維網は、少なくとも部分的に共に溶解された複数の繊維を含み;かつ/または(g)第2の繊維網は、1つ以上の周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解された繊維を含む。
例において:(a)硬化プロセスは、光活性化型治療を含み;(b)活性材料は、第2の部位への可視光または非可視光の付加の後に織物層の第2の部位を硬化させる光活性材料を含み;(c)織物層の第2の部位は、硬化部を含み;(d)第2の繊維網は、光活性材料から形成された複数の繊維を含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスは、圧力活性型処理を含み;(b)活性材料は、第2の部位への圧力付加後に織物層の第2の部位を硬化させる圧力活性材料を含み;(c)活性材料は、第2の部位への圧力付加後に第2の繊維網を硬化させる接着剤を含み;(d)活性材料は、マイクロカプセル化接着剤を含み;(e)第2の繊維網は、複数の接着繊維を含み、これら複数の接着繊維はそれぞれ、第2の部位への圧力付加によって周囲の繊維へ接着される。
さらなる例において:(a)硬化プロセスは、化学活性型処理を含み;(b)活性材料は、第2の部位への付加後に化学反応して織物層の第2の部位を硬化させる1つ以上の材料を含み;(c)活性材料は、架橋剤を含み;(d)活性材料は、硬化した材料を含む。
さらなる例において:(a)織物層は、織編によって形成され;(b)織物層は、円形の織編によって形成され;(c)織物層は、横編によって形成され;(d)織物層は、織布を含み;かつ/または(e)織物層は、不織布を含む。
さらなる例において:(a)少なくとも1つの第2の部位はそれぞれ、実質的に剛性の部位を含み;(b)織物は、複数の第1の部位を含み;(c)織物は、複数の第2の部位を含み;(d)織物は、空気送達導管に沿って交互に配置された複数の第1の部位および複数の第2の部位を含み;(e)少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿って間隔を空けて配置された複数のリング部を含み;(f)少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿ってらせん状に延びる少なくとも1つのらせん状部を含み;かつ/または(g)少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿ってらせん状にそれぞれ延びる複数のらせん状部を含む。
さらなる例において:(a)織物層は、空気不透過性であり、密閉された空気経路を形成し;(b)空気送達導管は、シーリング層を織物層内に含み、シーリング層により、密閉された空気経路が形成され;(c)織物層は、シーリング層へ接合され;(d)シーリング層は、熱可塑性材料を含み;(e)シーリング層は、熱可塑性ポリウレタンを含み;(f)シーリング層は、織物層へ熱接着され;(g)シーリング層は、外側層へ接着され;(h)シーリング層は、0.5mm未満の厚さを含み;(i)シーリング層は、0.2mm未満の厚さを含み;かつ/または(j)シーリング層は、0.15mm未満の厚さを含む。
さらなる例において:(a)織物層は、円形の断面を含み;かつ/または(b)織物層は、D字型の断面を含む。
さらなる例において:(a)シーリング層は、単一のフィルム層を含み;(b)シーリング層は、内側フィルム層および外側フィルム層を含み;(c)内側フィルム層は、加水分解に耐えるように構成され;(d)内側フィルム層は、抗菌性であり;(e)内側フィルム層は、エーテル型TPUを含み;かつ/または(f)外側フィルム層の軟化温度は、内側フィルム層よりも低い。
例において:(a)空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含み;(b)かつ/また空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
例において:織物層は、第2の部位へ設けられた活性材料を含み、活性材料により、第2の部位は硬化プロセスの後に硬化される。
例において:第1の繊維網は、第1の材料を含み、第2の繊維網は、活性材料を含む。
例において:第2の繊維網は、活性材料に加えて第1の材料を含む。
例において:硬化プロセスは、熱処理を含む。
例において:活性材料は、熱硬化性材料および熱可塑性材料のうち少なくとも1つを含む。
例において:織物層の第2の部位は、硬化部を含む。
例において:第2の繊維網は、複数の硬化された熱硬化性繊維を含む。
例において:第2の繊維網は、溶解部を含む。
例において:第2の繊維網は、少なくとも部分的に共に溶解された複数の繊維を含む。
例において:第2の繊維網は、1つ以上の周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解された繊維を含む。
例において:硬化プロセスは、光活性化型治療を含む。
例において:活性材料は、第2の部位への可視光または非可視光の付加の後に織物層の第2の部位を硬化させる光活性材料を含む。
例において:織物層は、硬化部を含む。
例において:第2の繊維網は、光活性材料から形成された複数の繊維を含む。
例において:硬化プロセスは、圧力活性型処理を含む。
例において:活性材料は、第2の部位への圧力付加後に織物層の第2の部位を硬化させる圧力活性材料を含む。
例において:活性材料は、第2の部位への圧力付加後に第2の繊維網を硬化させる接着剤を含む。
例において:活性材料は、マイクロカプセル化接着剤を含む。
例において:第2の繊維網は、第2の部位への圧力付加によって周囲の繊維へそれぞれ接着された複数の接着繊維を含む。
例において:硬化プロセスは、化学活性型処理を含む。
例において:活性材料は、第2の部位への付加後に化学反応して織物層の第2の部位を硬化させる1つ以上の材料を含む。
例において:活性材料は、架橋剤を含む。
例において:活性材料は、硬化した材料を含む。
例において:織物層は、織編によって形成される。
例において:織物層は、円形の織編によって形成される。
例において:織物層は、横編によって形成される。
例において:各少なくとも1つの第2の部位は、実質的に剛性の部位を含む。
例において:織物層は、複数の第1の部位を含む。
例において:織物層は、複数の第2の部位を含む。
例において:織物層は、空気送達導管に沿って交互に配置された複数の第1の部位および複数の第2の部位を含む。
例において:少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿って間隔を空けて配置された複数のリング部を含む。
例において:少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿ってらせん状に延びる少なくとも1つのらせん状部を含む。
例において:少なくとも1つの第2の部位は、空気送達導管に沿ってらせん状にそれぞれ延びる複数のらせん状部を含む。
例において:織物層は、空気不透過性であり、密閉された空気経路を形成する。
例において:空気送達導管は、シーリング層を織物層内に含み、シーリング層により、密閉された空気経路が形成される。
例において:織物層は、円形の断面を含む。
例において:織物層は、D字型の断面を含む。
本技術の別の態様は、空気送達導管の製造方法を含む。この空気送達導管は、患者への呼吸圧力治療の提供のために空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成される。方法は、以下を含む:
空気送達導管のための織物層を形成することであって、織物層は、第1の繊維網から形成された少なくとも1つの第1の部分と、第2の繊維網から形成された少なくとも1つの第2の部分とを含む、ことと、
織物層の第2の部位に対して硬化プロセスを行って、織物層の第1の部位よりも高い剛直性を第2の部位に持たせること;
空気送達導管によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能となる。
例において:(a)方法は、織物を織編することを含み;(b)方法は、円形の織物を織編することを含み;(c)方法は、織物を横編することを含み;(d)方法は、織物を製織することを含み;(e)方法は、織物を細長円筒形状に織編することを含み;かつ/または(f)方法は、織物を細長の平坦ストリップとして形成した後、織物の縁部を接合させて細長円筒形状を形成することを含む。
さらなる例において:(a)方法は、織物層の第2の部位へ活性型材料を設けることを含み、活性型材料に起因して、第2の部位が硬化プロセスによって硬化され;(b)方法は、第1の部位を第1の材料から形成された繊維により形成することと、第2の部位を活性型材料から形成された繊維により形成することとを含み;(c)方法は、第1の材料から形成された繊維および活性型材料から形成された繊維双方により第2の部位を形成することを含み;(d)方法は、織物層を形成した後、活性型材料を織物層の第2の部位に設けることを含み;かつ/また(e)方法は、1つよりも多くの活性型材料を織物層の第2の部位へ設けることを含む。
さらなる例において、(a)活性型材料は、熱処理可能な材料を含み;(b)活性型材料は、第1の材料よりも低い融点を含み;(c)活性型材料は、第1の材料よりも容易に硬化可能であり;(d)活性型材料は、熱硬化性材料を含み;(e)活性型材料は、熱可塑性材料を含み;(f)活性型材料は、第2の部位への可視光または非可視光の付加を受けた際に織物層の第2の部位を硬化させる光活性型材料を含み;(g)活性型材料は、第2の部位への圧力付加を受けた際に織物層の第2の部位を硬化させる圧力活性型材料を含み;(h)活性型材料は、マイクロカプセル化接着剤を含み;(i)活性型材料は、化学反応により織物層の第2の部位を硬化させるように構成された1つ以上の化学活性型材料を含み;かつ/または(j)活性型材料は、架橋剤を含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位を熱処理することを含み;(b)第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位の加熱により第2の部位内の織物の繊維を硬化させることを含み;(c)第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を硬化させることを含み;(d)第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を少なくとも部分的に溶解させることを含み;(e)第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位の加熱により第2の部位内の織物の繊維を軟化させることと、軟化した第2の部位内の織物の繊維を冷却させて、周囲の繊維へ溶解させることとを含み;(f)第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を溶解させることと、繊維を冷却させて、周囲の繊維に溶解させることとを含み;(g)方法は、織物層をシールすることにより、密閉された空気経路を生成することを含み;(h)織物層をシールするステップは、シーリング層を織物層の内部へ挿入することと、シーリング層を織物層へ接着させることとを含み;かつ/または(i)方法は、シーリング層を織物層へ接着させるステップにおいて第2の部位を熱処理することを含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位を硬化させるための光活性化プロセスを行うことを含み;(b)方法は、織物層の第2の部位への可視光または非可視光の付加により、第2の部位に設けられた光活性型材料を活性化させて、光活性型材料により第2の部位を硬化させることを含み;(c)方法は、織物層の第2の部位の硬化を可視光または非可視光を用いて行うことを含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位への圧力付加により第2の部位を硬化させることを含み;(b)方法は、第2の部位への圧力付加により、第2の部位を接着剤により硬化させることを含み;(c)方法は、第2の部位への圧力付加により、マイクロカプセル化接着剤を活性化させることを含む。
さらなる例において:(a)硬化プロセスを行うことは、化学反応を発生させることにより織物層の第2の部位を硬化させることを含み;(b)方法は、織物層の第2の部位へ1つ以上の材料を提供することにより化学反応を発生させて、第2の部位を硬化させることを含み;(c)方法は、織物層の第2の部位へ架橋剤を提供することを含む。
さらなる例において:(a)方法は、織物層の形成の際に複数の第1の部位および複数の第2の部位を形成することを含み;(b)方法は、複数の第1の部位および複数の第2の部位を織物層に沿って交互に形成することを含み;(c)方法は、複数の第2の部位を織物層に沿って間隔を空けて配置されたリング部として形成することを含み;かつ/または(d)方法は、単一の第2の部位を空気送達導管に沿ってらせん状に延びるらせん状部の形態で形成することを含む。
さらなる例において:(a)方法は、織物層を予熱することを含み;(b)方法は、織物層をシールすることにより、密閉された空気経路を生成することを含み;(c)織物層をシールするステップは、シーリング層を織物層の内部へ挿入することおよびシーリング層を織物層へ接着させることを含み(d)方法は、シーリング層の挿入前に、熱気の吹き出しにより織物層を予熱することを含み;(e)方法は、織物層内に挿入されたマンドレルからの熱気の吹き出しを行うことを含み;(f)方法は、シーリング層をマンドレル上に支持することと、マンドレルおよびシーリング層を織物層の内部に挿入することとを含み;(g)方法は、シーリング層中への熱気吹き出しによりシーリング層を拡張させて、織物層へ接合させることを含み;(h)方法は、シーリング層を織物層へ熱接着させることを含み;(i)方法は、シーリング層を織物層へ接着させることを含み;かつ/または(j)方法は、シーリング層をマンドレルのバルーン上に支持することと、バルーンを熱気によって膨張させてシーリング層を拡張させ、シーリング層を織物層へ接合させることとを含む。
例において:方法は、織物を織編することを含む。
例において:方法は、円形の織物を織編することを含む。
例において:方法は、織物を横編することを含む。
例において:方法は、織物層の第2の部位へ活性型材料を設けることを含み、活性型材料に起因して、第2の部位が硬化プロセスによって硬化される。
例において:方法は、第1の部位を第1の材料から形成された繊維により形成することと、第2の部位を活性型材料から形成された繊維により形成することとを含む。
例において:方法は、第2の部位を第1の材料から形成された繊維および活性型材料から形成された繊維双方によって形成することを含む。
例において:方法は、織物層を形成した後、活性型材料を織物層の第2の部位に設けることを含む。
例において:方法は、1つよりも多くの活性型材料を織物層の第2の部位へ設けることを含む。
例において:活性型材料は、熱処理可能な材料を含む。
例において:活性型材料は、第1の材料よりも低い融点を含む。
例において:活性型材料は、第1の材料よりも容易に硬化可能である。
例において:方法は、第2の部位を熱硬化性材料から形成することを含む。
例において:方法は、第2の部位を熱可塑性材料から形成することを含む。
例において:方法は、熱硬化性材料および熱可塑性材料双方を用いて第2の部位を形成することを含む。
例において:活性型材料は、第2の部位への可視光または非可視光の付加を受けた際に織物層の第2の部位を硬化させる光活性型材料を含む。
例において:活性型材料は、第2の部位への圧力付加を受けた際に織物層の第2の部位を硬化させる圧力活性型材料を含む。
例において:活性型材料は、マイクロカプセル化接着剤を含む。
例において:活性型材料は、化学反応により織物層の第2の部位を硬化させるように構成された1つ以上の化学活性型材料を含む。
例において:活性型材料は、架橋剤を含む。
例において:硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位を熱処理することを含む。
例において:第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位の加熱により第2の部位内の織物の繊維を硬化させることを含む。
例において:第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を硬化させることを含む。
例において:第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を少なくとも部分的に溶解させることを含む。
例において:第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位の加熱により第2の部位内の織物の繊維を軟化させることおよび軟化した第2の部位内の織物の繊維を冷却させて、周囲の繊維へ溶解させることを含む。
例において:第2の部位を熱処理するステップは、第2の部位内の織物の繊維を溶解させることと、繊維を冷却させて、周囲の繊維に溶解させることとを含む。
例において:硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位を硬化させるための光活性化プロセスを行うことを含む。
例において:方法は、織物層の第2の部位への可視光または非可視光の付加により、第2の部位に設けられた光活性型材料を活性化させて、光活性型材料により第2の部位を硬化させることを含む。
例において:方法は、織物層の第2の部位の硬化を可視光または非可視光を用いて行うことを含む。
例において:硬化プロセスを行うことは、織物層の第2の部位への圧力付加により第2の部位を硬化させることを含む。
例において:方法は、第2の部位への圧力付加により、第2の部位を接着剤により硬化させることを含む。
例において:方法は、第2の部位への圧力付加により、マイクロカプセル化接着剤を活性化させることを含む。
例において:硬化プロセスを行うことは、化学反応を発生させることにより織物層の第2の部位を硬化させることを含む。
例において:方法は、織物層の第2の部位へ1つ以上の材料を提供することにより化学反応を発生させて、第2の部位を硬化させることを含む。
例において:方法は、織物層の第2の部位へ架橋剤を提供することを含む。
例において:方法は、織物層の形成の際に複数の第1の部位および複数の第2の部位を形成することを含む。
例において:方法は、複数の第1の部位および複数の第2の部位を織物層に沿って交互に形成することを含む。
例において:方法は、複数の第2の部位を織物層に沿って間隔を空けて配置されたリング部として形成することを含む。
例において:方法は、単一の第2の部位を空気送達導管に沿ってらせん状に延びるらせん状部の形態で形成することを含み;
例において:方法は、織物層をシールすることにより、密閉された空気経路を生成することを含む。
例において:織物層をシールするステップは、シーリング層を織物層の内部へ挿入することおよびシーリング層を織物層へ接着させることを含む。
例において:方法は、シーリング層を織物層へ接着させるステップにおいて織物層を熱処理することを含む。
例において:方法は、シーリング層をマンドレル上に支持することと、マンドレルおよびシーリング層を織物層の内部に挿入することとを含む。
例において:方法は、シーリング層中への熱気吹き出しによりシーリング層を拡張させて、織物層へ接合させることを含む。
例において:方法は、シーリング層を織物層へ熱接着させることを含む。
例において:方法は、シーリング層を織物層へ接着させることを含む。
例において:方法は、シーリング層をマンドレルのバルーン上に支持することと、バルーンを熱気によって膨張させてシーリング層を拡張させ、シーリング層を織物層へ接合させることとを含む。
本技術の別の態様は、患者インターフェースアセンブリを含む。この患者インターフェースアセンブリは、使用時において患者の顔と密閉係合するように構成された患者インターフェースと、上記した態様または例のうちいずれか1つに記載の空気送達導管とを含む。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスを患者インターフェースへ送達させるように、患者インターフェースへ接続可能である。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスを患者の気道へ送達させるように構成された呼吸治療システムを含み。システムは、呼吸ガスの流れを加圧するように構成された呼吸治療デバイスと、上記した態様または例のうちいずれか1つに記載の空気送達導管とを含む。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸治療デバイスから受容するように、呼吸治療デバイスへ接続可能である。
本技術の例において、空気不透過性のカバー材へ取り付けられたスケルトン構造を含む軽量の可撓性管が提供され得る。カバー材は、織物材料を含み得る。スケルトン構造は、管に沿って間隔を空けて配置されたリング部材の配列を含み得る。空気不透過性布地は、スケルトン構造を包囲し得かつスケルトン構造へ接合され得るため、内部を通じたガス搬送が可能な中空内部が形成される。管の空気不透過性のカバー材は、ラミネート材料であり得、有意な表面滲みまたは漏洩無しに加圧空気流れを可能にする空気不透過性フィルムまたは他の層を備えた可撓性および/または伸縮性の織物材料を含む。シーリングテープが、接合部を一体にシールするために用いられ得る。この接合部において、ラミネートは自身と重複するため、織物層は空気経路から分離される。その結果、有効にシールされかつ低コストであり、製造が容易でありかつユーザにとって魅力的である空気送達導管が得られ得る。
本技術の別の態様は、(呼吸圧力治療の患者への送達のために)加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへと搬送させるように構成された空気送達導管に関連する。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って延びる可撓性の補強構造を含み得る。この補強構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように、構成され得る。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って補強構造へ付加されたシーリングストリップも含み得る。空気送達導管は、補強構造およびシーリングストリップを包囲する空気不透過性の織物カバー材をさらに含み得る。織物カバー材は、密閉されたガス流路を形成し得、空気送達導管の長さに沿って延びる第1の縁部と、第1の縁部の反対側にありかつ空気送達導管の長さに沿って延びる第2の縁部とを含み得る。織物カバー材の第1の縁部および第2の縁部は、内側シームにおいて出会い得るかまたは内側シームにおいて重複し得る。また、シーリングストリップは、シームと整列され得る。
補強構造の長手方向長さは、調節可能であり得る。加えて、織物カバー材は、内側シームの近隣の位置において自身に接合され得る。シーリングストリップは、補強構造および/または織物カバー材へ接合され得る。加えて、シーリングストリップは、熱可塑性材料を含み得る。シーリングストリップは、補強構造および/または織物カバー材へ熱接着され得る。空気送達導管は、織物カバー材の第2の縁部に沿って織物カバー材の外側へ接合された外側ストリップをさらに含み得る。織物カバー材の第1の縁部および/または織物カバー材の第2の縁部は、鋸歯状であり得る。織物カバー材は、ラミネート構造を有し得、空気不透過性の内側層および外側布地層を含み得る。外側布地層は、織物材料を含み得る。空気不透過層は、熱可塑性材料を含み得る。内側シームは、シーリングストリップの中心線に沿って整列され得る。補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数のリング部材を含み得る。
本技術の別の態様は、(患者への呼吸圧力治療の送達ために)加圧された呼吸ガスの流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管に関連する。この空気送達導管は、支持構造の配列を含み得る。支持構造の配列は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置され、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように構成される。各支持構造は、外面と、外面の反対側の内面と、外面から内面へ延びる一対の中間面とを含み得る。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って支持構造の外面へ取り付けられた空気不透過性の織物カバー材も含み得る。織物カバー材は、密閉されたガス流路を形成し得る。各支持構造について、各中間面は、外縁部において外面に出会い得、各外縁部は、フィレ状にされるかまたは面取りされ得る。
各支持構造について、各中間面は、内縁部において内面に出会い得、各内縁部は、フィレ状にされるかまたは面取りされ得る。外縁部の曲率半径は、内縁部の曲率半径よりも大きくされ得る。各支持構造の内面の断面は、凸状であり得る。支持構造は、実質的に剛性であり得る。隣接する支持構造間の距離は、動的に調節可能であり得る。加えて、各支持構造は、隣接する支持構造へかつ隣接する支持構造から離隔方向に移動可能であり得る。また、各支持構造は、隣接する支持構造に相対して、支持構造の中央長手方向軸が隣接する支持構造の中央長手方向軸からオフセットしかつ隣接する支持構造の中央長手方向軸に対して平行である位置へ移動可能であり得る。支持構造間の間隔は、空気送達導管の長さに沿って変動し得る。例えば、支持構造は、空気送達管の端部においてよりも空気送達管の中央部においてさらに間隔を空けて配置され得る。
織物カバー材は、支持構造の配列周囲を包囲し得るため、織物カバー材は、シームにおいて自身と重複する。織物カバー材は、シームレスの管状構造を有し得る。空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部において、第1のコネクタをさらに含み得る。空気送達導管は、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部において、第2のコネクタも含み得る。
例において:カバー材自身が、シームの近隣の位置において接合される。
例において:カバー材は、補強構造へ接合される。
例において:カバー材は、シーリングストリップへ接合される。
例において:カバー材は、織物材料を含み、シーリングストリップは、熱可塑性材料を含む。
例において:空気導管は、カバー材の第2の縁部に沿ってカバー材の外側へ接合された外側ストリップをさらに含む。
例において:カバー材の第1の縁部および/またはカバー材の第2の縁部は、鋸歯状である。
例において:カバー材は、ラミネート構造を有する。
例において:カバー材は、空気不透過性の内側層と、外側織物層とを含む。
例において:空気不透過性の内側層は、熱可塑性材料を含む。
例において:シームの内側部は、シーリングストリップの中心線に沿って整列される。
例において:補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含む。
例において:空気送達導管は、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部とを含む。
患者インターフェースアセンブリは、使用時において患者の顔と密閉的に係合するように構成された患者インターフェースを含み得る。患者インターフェースアセンブリは、上記した補強構造、コネクタおよびカバー材のうちいずれか1つを備えた空気送達導管も含み得る。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスを患者インターフェースへ送達させるように、患者インターフェースへ接続可能であり得る。
呼吸治療システムは、加圧された呼吸ガスを患者の気道へ送達させるように構成され得、呼吸ガスの流れを加圧するように構成された呼吸治療デバイスを含み得る。呼吸治療システムは、上記した補強構造、コネクタおよびカバー材のうちいずれか1つを備えた空気送達導管も含み得る。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸治療デバイスから受容するように、呼吸治療デバイスへ接続可能であり得る。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療の患者への送達のために呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管に関連する。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み得、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように構成される。各支持構造は、外面と、外面の反対側の内面と、外面から内面へ延びる一対の中間面とを含み得る。空気不透過性の織物カバー材が、空気送達導管の長さに沿って支持構造の外面へ取り付けられ得る。織物カバー材により、密閉されたガス流れが形成され得る。支持構造のうち少なくとも1つは、一対の肉厚部を、支持構造の中間面の幅広部位に対応する支持構造の対向する側部上に含み得る。
支持構造の外面の形状は、空気送達管に沿って変動し得る。空気送達導管の端部における支持構造の外面の形状は、空気送達導管の中央部における支持構造の外面の形状と異なり得る。例えば、空気送達導管の端部における支持構造の外面の形状は円形であり得、空気送達導管の中央部における支持構造の外面の形状は長円形であり得る。
各支持構造の内面の形状は、非円形であり得る。各支持構造の内面の形状は、長円形であり得る。長円形内面形状の短軸は、1対の肉厚部を通じて延び得る。長円形内面形状の長軸は、1対の肉厚部を通じて延び得る。各支持構造の外面の形状は、円形であり得る。各支持構造の外面の形状は、非円形であり得る。各支持構造の外面の形状は、長円形であり得る。長円形外面形状の長軸は、肉厚部を通じて延び得る。織物カバー材は、支持構造の配列周囲を包囲し得るため、織物カバー材は、シームにおいて自身と重複する。織物カバー材は、シームレスの管状構造を有し得る。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを患者への呼吸圧力治療の送達のために呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ送達させるように構成された空気送達導管に関連する。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み得る。これらの支持構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように構成され得る。ラミネートされた空気不透過性のカバー材で支持構造を包囲することにより、密閉されたガス流路が形成され、織物カバー材は、織物材料によって構成された外側層と、空気不透過性の内側層とを含み得る。内側層の表面積は、外側層の表面積よりも大きくすることができ得るため、内側層のフラップ部は、外側層を超えて延びる。加えて、空気不透過性のカバー材は、内側シームにおいて自身と重複し得る。内側層のフラップ部内側シームにおいて内側層別の部分へ密閉的に接触し得る。フラップ部は、内側シームにおいて外側層上に折り曲げられ得る。フラップ部は、外側層が空気送達導管内を流動する加圧された呼吸ガスと接触する事態を回避するように、構成され得る。
空気送達導管は、内側シームにおける空気送達導管の長さに沿って支持構造へ付加される内側シーリングストリップをさらに含み得る。この空気送達導管は、外側シームにおいて外側層へ付加される外側シーリングストリップをさらに含み得る。空気不透過性の内側層は、熱可塑性材料(例えば、熱可塑性ポリウレタン)から形成され得る。空気不透過性の内側層の厚さは、約0.5mm以下であるかまたは約0.15mm以下であり得る。織物材料は、編構造、織物構造または非織物構造を有し得る。カバー材の重量は、約250GSM以下または約180GSM以下であり得る。これらの支持構造が間隔を空けられる距離は、1mm~9mmの範囲内、2mm~6mmの範囲内、2mm~3mmの範囲内、約6mm以下または約3mm以下であり得る。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療の患者への送達のために呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管に関連する。空気送達導管は、空気送達導管の長さに沿って延びる可撓性の補強構造を含み得る。この補強構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように、構成され得る。織物カバー材は、空気送達導管の長さに沿って補強構造へ取り付けられ得る。シーリング層は、密閉されたガス流路を形成し得る。補強構造は、織物カバー材と、シーリング層との間に配置され得る。
この補強構造は、空気送達導管の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み得る。シーリング層は、熱可塑性材料から形成され得る。織物カバーは、編構造を有し得る。シーリング層は、補強構造および/または織物カバー材へ熱接着され得る。シーリング層は、単一のフィルム層を含み得る。シーリング層は、内側フィルム層および外側フィルム層を含み得る。内側フィルム層は、加水分解に耐えかつ/または抗菌性となるように、構成され得る。内側フィルム層は、エーテル型TPUを含み得る。外側フィルム層は、内側フィルム層よりも低い軟化温度を有し得る。織物カバー材は、シームレスであり得る。織物カバー材は、補強構造を包囲し得る。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスを患者インターフェースへ送達させるように、患者インターフェースへ接続可能であり得る。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療の患者への送達のために呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管の製造方法に関連する。本方法は、管状織物カバー材を細長の補強構造の外部へ付加することを含み得る。この補強構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように、構成され得る。管状シーリングライナーが、補強構造の内部へ挿入され得る。管状シーリングライナーを拡張させると、管状シーリングライナーの外面が管状織物カバー材の内面と接触する。管状シーリングライナーは、管状織物カバー材へ取り付けられ得る。管状シーリングライナーにより、密閉されたガス流路が空気送達導管内に形成され得る。
管状織物カバー材を、マンドレルの長手方向軸の方向において補強構造上をスライドさせることができ得る。管状織物カバー材は、補強構造を包囲し得る。補強構造は、管状織物カバー材内へスライドされ得る。管状織物カバー材は、管状シーリングライナーの挿入前に予熱され得る。管状織物カバー材の予熱は、管状織物カバー材上への熱気の吹き出しによって行われ得る。管状シーリングライナーは、マンドレル上に支持され得、管状シーリング層は、マンドレルを補強構造内部へ挿入することにより、補強構造の内部へ挿入され得る。管状シーリングライナーの内面上への熱気吹き出しにより、管状シーリングライナーが拡張され得、管状織物カバー材へ接合され得る。マンドレルは、低摩擦面を有し得る。管状シーリング層は、マンドレル上に支持されたバルーン上に取り付けられ得、管状シーリング層は、バルーンおよびマンドレルを補強構造の内部へ挿入することにより、補強構造の内部へ挿入され得る。バルーンは、熱気によって膨張され得、これにより管状シーリングフィルムが拡張されて、管状シーリングフィルムは管状織物カバー材へ接合される。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療の患者への送達のために呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管の製造方法に関連する。本方法は、管状織物カバー材を形成することを含み得る。細長の補強構造は、マンドレル上に支持され得る。この補強構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように、構成され得る。管状織物カバー材の一端は、自身の上に巻き取られ得る。管状織物カバー材の巻き取り端は、マンドレルへ取り付けられ得る。管状織物カバー材は、マンドレルの長さおよび補強構造に沿って巻き取られ得るため、管状織物カバー材の残りの部位は自身の上に巻き取られ、管状織物カバー材は完全に反転される。マンドレルは、管状織物カバー材および補強構造から取り外され得る。
管状織物カバー材は、織物層および空気不透過層を含み得る。管状織物カバー材がマンドレルおよび補強層上に巻き取られる前に、織物層は、管状織物カバー材の内側上に設けられ得、空気不透過層は、管状織物カバー材の外側上に設けられ得る。織物層は、織編され得る。補強構造のマンドレル上の支持は、マンドレルを押縮させることと、補強構造をマンドレル上に取り付けることと、マンドレルを拡張させることとによって行われ得る。マンドレルを押縮させると、管状織物カバー材が完全に反転した後に、補強構造が解放される。補強構造は、管状織物カバー材へ接合され得る。補強構造の管状織物への接合は、補強構造を管状織物カバー材へ熱接着または超音波溶接することにより、行われ得る。
本技術の別の態様は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸圧力治療の患者への送達のために圧力下において呼吸圧力治療デバイスから患者インターフェースへ搬送させるように構成された空気送達導管の製造方法に関連する。本方法は、管状織物カバー材の外部周囲において密閉空間が維持されるような様態で管状織物カバー材を支持部へ固定することを含み得る。管状織物カバー材の拡張は、管状織物カバー材の内部と管状織物カバー材の外部周囲の密閉空間との間に圧力差を生成することにより行われ得る。細長の補強構造は、管状織物カバー材の内部へ挿入され得、補強構造は、空気送達導管へ付加される圧潰力に耐えるように構成される。管状織物カバー材の内部と管状織物カバー材の外部周囲の密閉空間との間の圧力差の低減により、管状織物カバー材を補強構造と接触させることができ得る。
この圧力差は、管状織物カバー材の内側の空気圧力を増加させることにより、生成され得る。この圧力差は、管状織物カバー材の外部周囲の密閉空間中の空気圧力を低下させることにより、生成され得る。支持部は、真空治具であり得る。真空治具は、管状織物カバー材周囲の密閉空間中に真空を生成させ得る。真空治具の直径は、管状織物カバー材の直径よりも大きくすることができ得るため、管状織物カバー材の拡張が可能になる。細長の補強構造は、マンドレル上に取り付けられた後、管状織物カバー材の内部へ挿入され得る。マンドレルは、管状織物カバー材の内部から除去され得、補強構造は、管状織物カバー材内に残され得る。細長の補強構造は、間隔を空けて配置された複数の支持構造を含み得る。支持構造の直径は、管状織物カバー材が接触状態にあるときの管状織物カバー材の直径よりも大きくすることができ得る。マンドレルが管状織物カバー材の内部から除去された後、隣接する支持構造対間において、管状織物カバー材中に溝部が設けられ得る。
マンドレルは、複数の歯を含み得る。これら複数の歯は、支持構造をマンドレルに沿って第1の方向にスライドさせるように構成され、支持構造がマンドレルに沿って第1の方向と反対の第2の方向にスライドすることを回避するように構成される。各歯は、第1の壁部および第2の壁部を含み得、第1の壁部は、マンドレルの中心軸に対してテーパー付けされる。第2の壁部は、マンドレルの中心軸に対して垂直であり得る。第1の壁部は、支持構造が各歯上を第1の方向にスライドすることを可能にするように構成され得、第2の壁部は、支持構造がマンドレルに沿って第2の方向にスライドする事態を回避するように構成され得る。これら複数の歯は、歯マンドレルに沿って長手方向に間隔を空けて配置された複数組の歯にグループ分けされ得る。各組の歯は、各支持構造がマンドレルに沿って第2の方向にスライドする事態を回避させるように構成され得る。各組の歯は、マンドレルの中心軸周囲にラジアル方向に配置された複数の歯を含み得る。歯は、マンドレルの中心軸に対して外方に突出した位置へ付勢され得、マンドレルの中心軸に対して内方に押し下げ可能であり得るため、支持構造が歯上において第1の方向にスライドすることが可能になる。歯は、外方に突出した位置へばね付勢され得る。管状織物カバー材は、補強構造へ少なくとも部分的に接合され得、その後、マンドレルは、管状織物カバー材の内部から除去される。マンドレルを管状織物カバー材の内部から除去した後に、管状織物カバー材を補強構造へ接合させてもよい。管状織物カバー材は、補強構造へ熱接着され得るか、超音波溶接され得るか、または接着され得る。
本技術の別の態様は、空気送達導管に関連する。空気送達導管は、上記した補強構造、コネクタおよびカバー材のうちいずれか1つを含み、呼吸圧力治療デバイスの出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部において第1のコネクタをさらに含み得る。空気送達導管は、患者インターフェースへ接続するように構成された第2の端部において、第2のコネクタも含み得る。
本技術の別の態様は、使用時において患者の顔と密閉的に係合するように構成された患者インターフェースを含み得る患者インターフェースアセンブリに関連し得る。患者インターフェースアセンブリは、上記した補強構造、コネクタおよびカバー材のうちいずれか1つを備えた空気送達導管も含み得る。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスを患者インターフェースへ送達させるように、患者インターフェースへ接続可能であり得る。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムに関連する。この呼吸治療システムは、加圧された呼吸ガスを患者の気道へ送達させるように構成され得、呼吸ガスの流れを加圧するように構成された呼吸治療デバイスを含み得る。呼吸治療システムは、上記した補強構造、コネクタおよびカバー材のうちいずれか1つを備えた空気送達導管も含み得る。空気送達導管は、加圧された呼吸ガスの流れを呼吸治療デバイスから受容するように、呼吸治療デバイスへ接続可能であり得る。
柔らかくかつ快適な触り心地の空気送達導管が、患者において所望され得る。例えば、患者は、空気送達導管において触り心地の気持ちの良い柔らかな外装材が有ると、より寝心地がよいことを発見し得る。患者が当該治療装置を快適でありかつ望ましいと見なしている場合、その患者の治療コンプライスが向上し得る。空気流路を呼吸圧力治療デバイスと患者インターフェースとの間に提供する可撓性管に織物面を持たせる際に、当該織物面に高い空気保持特性および軽量構成を持たせると、治療に必要な機能および快適性が得られ、美観および消費者へのアピールも得られる。
いくつかの既存のプラスチック管が冷たく硬い感触であるのと対照的に、織物材料から形成された外面を有する空気送達導管は、柔らかく暖かな感触を有し得る。患者の機器が快適でありかつ望ましければ、当該患者の治療コンプライアンスも高くなり得る。織物管は、医療機器というよりもむしろ寝具に近い外観を有し得る。織物管の表面が擦られた場合、プラスチック管よりも静音性があり得る。織物管は、単位長さの重量がプラスチック管よりも軽量であり得るため、管抗力も低くなり得る。さらに、織物管を用いれば、より広範囲の多様な管断面(例えば、目立たない断面(例えば、楕円))が達成可能であり得る。
本技術の別の態様は、患者への呼吸圧力治療の提供のために呼吸可能なガスの流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスから搬送させるように構成された患者インターフェースに関連する。患者インターフェースは、以下を含む:
位置決めおよび安定化構造、
シール形成構造、
位置決めおよび安定化構造は、使用時において患者の頭部の表面または患者の顔の表面のうち少なくとも1つに対して配置されるように構成された少なくとも1つのヘッドギア管を含み;
少なくとも1つのヘッドギア管は、少なくとも1つの弾性支持要素を含む。
例において:位置決めおよび安定化構造は、第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管を含む。
例において:第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管は、使用時において接合部から患者の頭部の各側部にわたってかつ患者の頭部の各頬部にわたって延びることおよびシーリング形成構造へ接続することを行うように、構成される。
例において:接合部は、患者の頭部の上方または後方に配置される。
例において:ヘッドギア管(単数または複数)は、管(単数または複数)の長さに対して実質的に垂直な面において非円形の断面積を有する。
例において:ヘッドギア管(単数または複数)は、患者接触部および非接触部を含む。これらの患者接触部および非接触部は、共に導管を規定する。この導管により、使用時において呼吸可能なガスのシール形成構造への送達の促進のための経路が得られる。
例において:患者接触部および非接触部によって規定された導管は、ヘッドギア管の長手方向軸に対して実質的に垂直に方向付けられた面において実質的に半円形の断面積を有する。
例において:患者接触部は、実質的に平面であり、非接触部は、曲線状の形状であり、これらの平面および曲線状の形状により、半円形の断面積が規定される。
例において:患者接触部および非接触部は、相互に別個の部分である。
例において:別個の部分は、RF溶接または接着によって相互に取り付けられる。
例において:患者接触部および非接触部のうち少なくとも1つは、織物材料の少なくとも1つの層を含む。
例において:弾性支持要素は、非接触部に設けられる。
例において:ヘッドギア管は、ヘッドギア管(単数または複数)の長さに沿って相互に離隔方向に間隔を空けて配置された複数の弾性支持要素を含む。
例において:ヘッドギア管は、単一の弾性支持要素を含む。
例において:単一の弾性要素は、単一のビード材料であり、管(単数または複数)の長さに沿って延びるらせんまたはヘリックス形状を有する。
本技術の別の態様は、位置決めおよび安定化構造のためのヘッドギア管である。このヘッドギア管は、使用時において呼吸圧力治療の患者への提供のために呼吸可能な空気流れを圧力下において呼吸圧力治療デバイスからシール形成構造へ搬送させるように構成される。このヘッドギア管は、以下を含む:
使用時において患者の頭部の表面または患者の顔の表面のうち少なくとも1つに対して配置されるように構成された患者接触部;
少なくとも1つのヘッドギア管は、弾性支持部材を含む。
例において、位置決めおよび安定化構造は、第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管を含み、第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管は、使用時において接合部から患者の頭部の各側部にわたってかつ患者の顔の各頬部にわたって延びて、シール形成構造へ接続するように構成される。この接合部は、患者の頭部の上部または後部に配置され得る。第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管のうち少なくとも1つは、少なくとも1つの弾性支持要素を含み、好適には第1のヘッドギア管および第2のヘッドギア管双方は、少なくとも1つの弾性支持要素を含む。
例において、本技術によるヘッドギア管(単数または複数)は、管(単数または複数)の長さに対して実質的に垂直な面において非円形の断面積を有し得る。断面積は、実質的に半円形、三角形または卵形であり得る。例えば、断面積は、実質的に直線状/直線部位および弧状部位によって規定され得る。
例において、ヘッドギア管(単数または複数)は、患者接触部および非接触部を含む。これらの患者接触部および非接触部は共に、使用時においてシール形成構造への呼吸可能なガスの流れの送達を促進させるように構成された導管を規定する。
例において、患者接触部および非患者接触部は、別個の部分であり、相互に取り付けられる。これらの別個の部分を相互に取り付けることにより、少なくとも1つの接合部が得られる。これらの部位は、RF溶接、接着または他の技術によって共に取り付けられ得る。
例において、患者接触部のうち少なくとも一部は、柔らかな可撓性の材料から構築される。
例において、患者接触部および非接触部の少なくとも1つおよび好適には双方は、織物材料の少なくとも1つの層を含む。織物材料の層(単数または複数)から、ヘッドギア管(単数または複数)の外側層が得られ得る。
例において、本技術によるヘッドギア管は、実質的に気体不透過性であり得る。例えば、患者接触部および非接触部は、気体不透過性の材料の少なくとも1つの層を含み得る。
例において、患者接触部は、織物材料の層と、クッション材料の少なくとも1つの層とを含む。このクッション材料層は、発泡体または柔らかくかつ可撓性である他の材料の1つ以上の層であり得る。
例において、少なくとも1つの弾性支持部材は、非接触部に設けられ得、任意選択的に患者接触部に設けられ得る。
例において:少なくとも1つのヘッドギア管は、ヘッドギア管の長さに沿って相互に離隔方向に間隔を空けて配置された複数の弾性支持要素を含む。別の例において、弾性支持要素は、らせん形状またはヘリックス形状を有する単一のビードであり得、管の長さに沿って延びる。
例において、弾性支持要素(単数または複数)は、下記のリストから選択された1つ以上の材料から形成される:シリコーン、ポリウレタン(PU)、TPUまたは他の適切な弾性材料。
例において:患者接触部および非接触部によって規定された導管は、ヘッドギア管の長手方向軸に対して実質的に垂直に方向付けられた面において実質的に半円形の断面積を有する。
例において:患者接触部は、実質的に平面であり、非接触部は、曲線状の形状であり、これらの平面および曲線状の形状により、半円形の断面積が規定される。
例において:患者接触部および非接触部は、相互に別個の部分である。
例において:別個の部分は、RF溶接または接着によって相互に取り付けられる。
例において:患者接触部および非接触部のうち少なくとも1つは、織物材料の少なくとも1つの層を含む。
例において:弾性支持要素は、非接触部に設けられる。
例において:ヘッドギア管は、ヘッドギア管の長さに沿って相互に離隔方向に間隔を空けて配置された複数の弾性支持要素を含む。
例において:ヘッドギア管は、単一の弾性支持要素を含む。
例において:織物材料は、編材料または織布を含む。
例において:織物材料は、織物材料を実質的に気体不透過性にするためのコーティング材料の層を含む。
例において:コーティング材料は、にかわまたは接着剤である。
例において:弾性支持要素(単数または複数)は、コーティング材料上に直接設けられる。
例において:患者接触部は、発泡体の少なくとも1つの層を含む。
例において:ヘッドギア管は、ヘッドギア管の第1の端部に配置された第1のコネクタと、ヘッドギア管の第2の端部に配置された第2のコネクタとを含む。
例において:第1のコネクタは、使用時においてヘッドギア管を患者インターフェースへ取り付けるように構成される。
例において:第2のコネクタは、使用時において呼吸可能なガスの供給に接続するように構成される。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムのコンポーネントの製造方法に関連する。この方法は、以下を含む:
1. 織編技術を用いて、編構造のうち少なくとも一部を形成すること;
2. ステップ(1)において形成された編構造の部位へ弾性材料を付加すること;
3. 織編技術を連続的に用いて、編構造のさらなる部位(単数または複数)を形成すること;および
4. ステップ(3)において形成された編のさらなる部位(単数または複数)へ弾性材料を付加すること;
5. 所望の編構造が製造されるまで、ステップ(3)および(4)を繰り返すこと。
例において、この織編技術は、円形の織編を含み得るため、織編される管状構造のうち少なくとも一部を形成する。しかし、本技術の方法に従って生成されたコンポーネントの他の形状および構造のために、他の織編技術が可能である。
例において、本方法は、編構造へ第2の材料層を取り付けることを含み得る。第2の層の取付は、編構造への弾性材料の付加の後または編構造への弾性材料の付加と同時に行われ得る。
例において、方法は、弾性材料の編構造への付加後に弾性材料を硬化させるステップを含み得る。
例において:織編技術は、円形の織編を含む。
例において:ステップ(1)により、管状構造のうち少なくとも一部が形成される。
例において:本方法は、編構造へ第2の材料層を取り付けることをさらに含む。
例において:第2の層の取付は、編構造への弾性材料の付加の後または編構造への弾性材料の付加と同時に行われる。
例において:方法は、弾性材料の編構造への付加後に弾性材料を硬化させるステップを含む。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムのコンポーネントを製造するように構成されたシステムに関連する。本システムは、以下を含む:
編構造のうち少なくとも一部を形成するように構成された織編モジュール;
編構造のうち織編モジュールによって製造される部位へ弾性材料を付加するように構成された分配モジュール。
例において、本システムは、編構造を連続的に製造することと、編構造の製造後に弾性材料を編構造へ付加することとを行うように構成され得る。例えば、織編モジュールおよび分配モジュールの相対的配置は、織編モジュールが編構造のさらなる部位を連続的に製造する際に分配モジュールから弾性材料を編構造の一部へ付加することが可能になるように、行われ得る。
例において、織編モジュールは、少なくとも1つの糸巻き(例えば、2つ以上の糸巻き)を含み得る。これらの糸巻きは、システムによって製造される編構造において所望の特性が得られるように選択することが可能な同一のまたは異なる糸を含み得る。
例において、織編モジュールは、糸(単数または複数)を織編要素に相対して移動させるように構成された駆動機構を含み得、これにより、編構造の一部の製造が行われる。
例において、システムは、弾性材料が編構造の一部へ付加された後に弾性材料の硬化を促進または他の様態で支援するように構成された硬化ツールを含み得る。この硬化ツールは、UV光源、熱源または他のコンポーネントであり得る。
例において:システムは、編構造を連続的に製造することと、編構造の製造後に弾性材料を編構造へ付加することとを行うように構成される。
例において:織編モジュールおよび分配モジュールの相対的配置は、織編モジュールが編構造のさらなる部位を連続的に製造する際に分配モジュールから弾性材料を編構造の一部へ付加することが可能になるように、行われる。
例において:織編モジュールは、少なくとも1つの糸巻きを含む。
例において:システムは、第2の糸巻きをさらに含む。
例において:第1の糸巻きは、第1の種類の糸を含み、第2の糸巻きは、第2の種類の糸を含む。
例において:織編モジュールは、駆動機構および織編要素を含み、使用時において、駆動機構は、糸(単数または複数)を織編要素に相対して移動させるように構成され、これにより、編構造の一部が製造される。
例において:システムは、弾性材料が編構造の一部へ付加された後に弾性材料の硬化を促進させるかまたは他の様態で支援するように構成された硬化ツールをさらに含み得る。
例において:硬化ツールは、UV光源または熱源である。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムのコンポーネントの製造方法に関連する。本方法は、以下を含む:
1. 材料のシートの選択、形成または製造を行うこと;
2. 弾性材料の付加により少なくとも1つの弾性支持要素を形成して、ベースシートを生成すること;および
3. ベースシートの操作により所望の形状または構造を得て、呼吸治療システムのコンポーネントの少なくとも一部を提供すること。
例において、材料シートは、織物材料(例えば、編材料、織布材料またはメッシュ材料)であり得る。しかし、材料シートは、プラスチック材料から成形または押し出し成形してもよい。
例において、材料シートは、コーティングされた材料シートであり得、本明細書中に記載の方法に従って製造される。
例において、方法は、ベースシートを第2の部位へ取り付けて、コンポーネントを形成することを含む。ベースシートおよび第2の部位は、少なくとも1つの態様において、相互に異なり得る(例えば、第2の部位は、弾性支持部材を含まない場合がある)。あるいは、第2の部位は、ベースシートを形成する材料シートと異なる材料から形成され得る。
例において、ベースシートを第2の部位へ取り付けることにより、コンポーネントの長さに対して実質的に垂直な面において、非円形の断面積を有する構造が形成され得る。例えば、コンポーネントは、半円形の断面積を有し得る。
他の例において、ベースシートを自身に取り付けることにより、コンポーネントが形成され得る。例えば、ベースシートは、操作によって円筒または管状形状にされ得、ベースシートの表面を共に取り付けるための接合部が形成される。
例において、本方法は、コンポーネントの部分を共に取り付けるための接合部を形成するためのRF溶接を含み得る。
例において、本方法は、第2の材料層をベースシートへ設けることを含み得る。第2の材料層は、気体不透過性の層であり得る。実施形態において、第2の材料層を取り付けることは、材料シートをベースシート(例えば、事前形成された薄膜材料)へ取り付けることを含む。あるいは、第2の材料層を設けるステップは、ベースシート上へ液体を注入することと、液体の個別の液滴の付加後に液体を拡散させて第2の層を生成することとを含み得る。この液体は、ベースシートへの付加後に硬化され得る。
例において、弾性支持要素(単数または複数)を形成するステップにおいて、弾性材料の比較的肉薄の層も、材料シート上に形成される。
例において:材料シートは、織物材料またはプラスチック材料である。
例において:織物材料は、編材料、織布材料またはメッシュ材料である。
例において:方法は、ベースシートを第2の部位へ取り付けて、コンポーネントを形成することをさらに含む。
例において:ベースシートを第2の部位へ取り付けるステップは、断面積が非円形である構造をコンポーネントの長さに対して実質的に垂直な面において形成することを含む。
例において:方法は、RF溶接により、コンポーネントの2つの部分を共に取り付けるための接合部を形成するステップをさらに含む。
例において:方法は、第2の材料層をベースシートに設けるステップをさらに含む。
例において:第2の材料層を設けるステップは、事前形成された薄膜を取り付けることを含む。
例において:第2の材料層を設けるステップは、ベースシート上へ液体を注入することと、液体を硬化させることとを含む。
例において:弾性支持要素(単数または複数)を形成するステップにおいて、弾性材料の比較的肉薄の層も、材料シート上に形成される。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムのコンポーネントに関連する。コンポーネントは、以下を含む:
織物材料の層、
織物材料の層へ接着されるコーティング材料層であって、コーティング材料層は、コンポーネントのための実質的に気体不透過性の層を提供し、コーティング材料は、接着剤である、コーティング材料層、および
コーティング材料上に設けられた弾性支持要素。
例において、コーティング材料は、ポリウレタン(PU)接着剤であり得る。
例において、弾性要素は、弾性材料(例えば、シリコーン)から構成され得る。
例において、コーティング材料および弾性材料は、相互に異なる。例えば、コーティング材料は、ポリウレタン(PU)接着剤および弾性材料であり得る。
例において、コーティング材料は、空気経路と少なくとも部分的に接触し得る。例えば、これらの実施形態において、コンポーネントは、織物材料を完全にまたは部分的に気体不透過性にするための材料からなるさらなるライナーまたは層を含まない。
本技術の別の態様は、呼吸治療システムのコンポーネントの形成方法に関連する。この方法は、以下のステップを含む:
1) 織物材料の層を設けること;
2) 織物材料へのコーティング材料の付加により、コーティングされた織物材料を生成することであって、コーティング材料により、実質的に気体不透過性の層が生成される、こと;
3) コーティング材料への弾性材料の付加により、少なくとも1つの弾性支持要素を有するベースシートを生成すること;
4) コーティングされた織物材料を操作して、コンポーネントの形状に対応する所望の形状にすること。
例において、コーティング材料を付加するステップは、コーティング材料の個別の液滴を織物材料へ付加することと、液体を織物材料上へ注入することまたは他の適切な方法を含み得る。
例において、方法は、コーティング材料ライナー材料を付加するステップを含む。本方法は、例えばコーティング材料の硬化後にライナー材料を除去するステップも含み得る。例えば、ライナーは、コーティング材料へ接着しない場合がある。
例において、方法は、コーティング材料を織物材料にわたって拡散させるステップを含み得る。例えば、本方法において、当業者にとって公知のようなナイフスプレッダーまたはドラムアプリケーターが用いられ得る。
例において、弾性材料を付加するステップは、コーティング材料が実質的にまたは完全に硬化された後に行われ得る。しかし、弾性材料の付加は、コーティング材料を織物材料へ付加した直後に行ってもよい。
本技術の一形態の別の態様は、意図される装着者の形状に対して相補的である周辺形状と共に成形または他の場合に構築された患者インターフェースである。
本技術の特定の形態の一態様は、例えば医療トレーニングを受けたことの無い人、あまり器用ではない人や洞察力の欠いた人、またはこの種の医療デバイスの使用経験が限られた人にとって使い易い医療デバイスである。
本技術の一形態の一態様は、人間が(例えば、自宅周囲において)持ち運び可能な携帯用RPTデバイスである。
本技術の一形態の一態様は、患者の家庭において例えば石けん水などによって洗浄することが可能な患者インターフェースであり、特殊な清浄器具は不要である。本技術の一形態の一態様は、患者の家庭において例えば石けん水などによって洗浄することが可能な患者インターフェースであり、特殊な清浄器具は不要である。
記載される方法、システム、デバイスおよび装置により、プロセッサにおける機能(例えば、特定目的用コンピュータのプロセッサ、呼吸モニターおよび/または呼吸治療装置の機能)の向上が可能となるように具現され得る。さらに、記載の方法、システム、デバイスおよび装置により、呼吸状態(例えば、睡眠障害呼吸)の自動管理、監視および/または治療の技術分野における向上が可能になる。
もちろん、上記態様の一部は、本技術の下位態様を形成し得る。また、下位態様および/または態様のうち多様な1つを多様に組み合わせることができ、本技術のさらなる態様または下位態様も構成し得る。
本技術の他の特徴は、以下の詳細な説明、要約、図面および特許請求の範囲中に含まれる情報に鑑みれば明らかになる。
4 図面の簡単な説明
本技術を、添付図面中に非限定的に一実施例として例示する。図面中、類似の参照符号は、以下の類似の要素を含む:
5 本技術の実施例の詳細な説明
本技術についてさらに詳細に説明する前に、本技術は、本明細書中に記載される異なり得る特定の実施例に限定されるのではないことが理解されるべきである。本開示中に用いられる用語は、本明細書中に記載される特定の実施例を説明する目的のためのものであり、限定的なものではないことも理解されるべきである。
以下の記載は、1つ以上の共通の特性および/または特徴を共有し得る多様な実施例に関連して提供される。任意の1つの実施例の1つ以上の特徴は、別の実施例または他の実施例の1つ以上の特徴と組み合わせることが可能であることが理解されるべきである。加えて、これらの実施例のうちのいずれかにおける任意の単一の特徴または特徴の組み合わせは、さらなる実施例を構成し得る。
5.1 治療法
一形態において、本技術は、呼吸器疾患の治療方法を含む。本方法は、患者1000の気道の入口へ陽圧を付加するステップを含む。
本技術の特定の実施例において、陽圧における空気供給が鼻孔の片方または双方を介して患者の鼻通路へ提供される。
本技術の特定の実施例において、口呼吸が制限されるか、限定されるかまたは妨げられる。
5.2 治療システム
1つの形態において、本技術は、呼吸障害の治療のための装置またはデバイスを含む。装置またはデバイスは、加圧空気を患者インターフェース3000への空気回路4170を介して患者1000へ供給するRPTデバイス4000を含み得る。
5.3 患者インターフェース
本技術の一態様による非侵襲的患者インターフェース3000は、以下の機能様態を含む:シール形成構造3100、プレナムチャンバ3200、位置決めおよび安定化構造3300、通気部3400、空気回路4170への接続のための一形態の接続ポート3600、および前額支持部3700。いくつかの形態において、機能様態が、1つ以上の物理的コンポーネントによって提供され得る。いくつかの形態において、1つの物理的コンポーネントは、1つ以上の機能様態を提供し得る。使用時において、シール形成構造3100は、気道への陽圧での空気供給を促進するように、患者の気道の入口を包囲するように配置される。
患者インターフェースが最低レベルの陽圧を快適に気道へ送達できない場合、患者インターフェースは呼吸圧力治療に不適切であり得る。
本技術の一形態による患者インターフェース3000は、周囲に対して少なくとも6cmH2Oの陽圧で空気供給を提供できるように構築および配置される。
本技術の一形態による患者インターフェース3000は、周囲に対して少なくとも10cmH2Oの陽圧で空気供給を提供できるように構築および配置される。
本技術の一形態による患者インターフェース3000は、周囲に対して少なくとも20cmH2Oの陽圧で空気供給を提供できるように構築および配置される。
5.3.1 シール形成構造
本技術の一形態において、シール形成構造3100は、目標シール形成領域を提供し、クッション機能をさらに提供し得る。目標シール形成領域は、シール形成構造3100において密閉が発生し得る領域である。密閉が実際に発生する領域(すなわち、実際の密閉面)は、一定範囲の要素(例えば、顔面上の患者インターフェースの配置位置、位置決めおよび安定化構造における張力、および患者の顔の形状)に応じて、所与の治療セッションにおいて患者によって日々変化し得る。
一形態において、目標シール形成領域が、シール形成構造3100の外面上に配置される。
本技術の特定の形態において、シール形成構造3100は、生体適合性材料(例えば、シリコーンゴム)から構成される。
本技術によるシール形成構造3100は、柔らかく、可撓性でありかつ弾力性のある材料(例えば、シリコーン)から構成され得る。
本技術の特定の形態において、1つよりも多くのシール形成構造3100を含むシステムが提供される。各シール形成構造3100は、異なるサイズおよび/または形状範囲に対応するように構成される。例えば、システムは、小さなサイズの頭ではなく大きなサイズの頭に適したシール形成構造3100の一形態および大きなサイズの頭ではなく小さなサイズの頭に適した別のものを含み得る。
5.3.1.1 密閉機構
一形態において、シール形成構造は、圧力アシスト密閉機構を用いる密閉フランジを含む。使用時において、密閉フランジは、プレナムチャンバ3200内のシステム陽圧に容易に応答してその下側上に作用して、面と緊密な密閉係合を形成させ得る。圧力アシスト機構は、位置決めおよび安定化構造における弾性張力と共に作用し得る。
一形態において、シール形成構造3100は、密閉フランジおよび支持フランジを含む。密閉フランジは、厚さが約1mm未満(例えば、約0.25mm~約0.45mm)の比較的肉薄の部材を含む。この部材は、プレナムチャンバ3200の縁部長さの周囲に延びる。支持フランジは、密閉フランジよりも比較的肉厚であり得る。支持フランジは、密閉フランジと、プレナムチャンバ3200の周縁部との間に配置され、周辺長さの周囲の少なくとも一部に延びる。支持フランジは、バネ様要素であるかまたはバネ様要素を含み、密閉フランジを使用時に座屈しないように支持するよう機能する。
一形態において、シール形成構造は、圧縮密閉部またはガスケット密閉部を含み得る。使用時において、圧縮密閉部またはガスケット密閉部は、例えば位置決めおよび安定化構造における弾性張力に起因して圧縮状態となるように、構築および配置される。
一形態において、シール形成構造は、張力部を含む。使用時において、張力部は、例えば密閉フランジの隣接領域により、ぴんと張られた状態で保持される。
一形態において、シール形成構造は、粘着面または接着面を有する領域を含む。
本技術の特定の形態において、シール形成構造は、圧力アシスト密閉フランジ、圧縮密閉部、ガスケット密閉部、張力部、および粘着面または接着面を有する部位のうち1つ以上を含み得る。
5.3.1.2 鼻梁または鼻堤領域
一形態において、非侵襲的患者インターフェース3000は、使用時に患者の顔の鼻梁領域上にまたは鼻堤領域上に密閉を形成するシール形成構造を含む。
一形態において、シール形成構造は、使用時において患者の顔の鼻梁領域上または鼻堤領域上にシールを形成するように構築されたサドル状領域を含む。
5.3.1.3 上唇領域
一形態において、非侵襲的患者インターフェース3000は、患者の顔の上唇領域(すなわち、上唇)上に使用時に密閉を形成するシール形成構造を含む。
一形態において、シール形成構造は、使用時において患者の顔の上唇領域上にシールを形成するように構築されたサドル状領域を含む。
5.3.1.4 顎領域
一形態において、非侵襲的患者インターフェース3000は、使用時に患者の顔の顎領域上に密閉を形成するシール形成構造を含む。
一形態において、シール形成構造は、使用時において患者の顔の顎領域上にシールを形成するように構築されたサドル状領域を含む。
5.3.1.5 前額領域
一形態において、シール形成構造は、シール使用時において患者の顔の前額領域上にシールを形成する。このような形態において、プレナムチャンバは、使用時において眼を被覆し得る。
5.3.1.6 鼻枕
一形態において、非侵襲的患者インターフェース3000のシール形成構造は、一対の鼻パフまたは鼻枕を含む。各鼻パフまたは鼻枕は、患者の鼻の各鼻孔とのシールを形成するように構成および配置される。
本技術の一態様による鼻枕は、円錐台を含む。円錐台のうち少なくとも一部は、患者の鼻の下側、柄部、円錐台の下側上の可撓性領域上に密閉を形成し、円錐台を柄部へ接続させる。加えて、本技術の鼻枕が接続される構造は、柄部のベースに隣接する可撓性領域を含む。可撓性領域は、自在接合構造を促進するように機能し得る。自在接合構造は、円錐台の変位および角度双方と、鼻枕が接続される構造との相互移動に対応する。例えば、円錐台は、柄部が接続された構造に向かって軸方向に変位し得る。
5.3.2 プレナムチャンバ
プレナムチャンバ3200は、使用時に密閉が形成される領域において平均的な人の顔の表面外形に対して相補的である形状の周囲を有する。使用時において、プレナムチャンバ3200の周辺縁部は、顔の隣接する表面に近接して位置決めされる。顔との実際の接触は、シール形成構造3100によって提供される。シール形成構造3100は、使用時においてプレナムチャンバ3200の縁部全体の周りに延び得る。いくつかの形態において、プレナムチャンバ3200およびシール形成構造3100は、単一の均質的材料ピースから形成される。
本技術のいくつかの形態において、プレナムチャンバ3200は、使用時において患者の眼を被覆しない。換言すると、眼は、プレナムチャンバによって規定される加圧空間外にある。このような形態の場合、押しつけがさが低減しかつ/またはより着用者の快適性が増すことが多いため、治療コンプライアンスが向上し得る。
本技術の特定の形態において、プレナムチャンバ3200は、透明材料(例えば、透明ポリカーボネート)から構築される。透明材料の利用により、患者インターフェースの押しつけがましさが低減され得、治療へのコンプライアンスの向上が補助され得る。透明材料の利用により、臨床医が患者インターフェースの配置様態および機能を確認することが補助され得る。
本技術の特定の形態において、プレナムチャンバ3200は、半透明材料から構成される。半透明材料を用いることにより、患者インターフェースの押しつけがましさを低減することができ、治療へのコンプライアンスの向上を補助することができる。
5.3.3 位置決めおよび安定化構造
本技術の患者インターフェース3000のシール形成構造3100は、使用時において位置決めおよび安定化構造3300によって密閉位置において保持され得る。
一形態において、位置決めおよび安定化構造3300により、顔から浮き上がるためのプレナムチャンバ3200中の陽圧の効果に打ち勝つのに少なくとも充分な保持力が得られる。
一形態において、位置決めおよび安定化構造3300により、患者インターフェース3000上への引力に打ち勝つだけの保持力が得られる。
一形態において、位置決めおよび安定化構造3300により、患者インターフェース3000上への破壊的作用の可能性(例えば、管引き摺りまたは患者インターフェースとの不慮の干渉に起因するもの)を解消するための安全マージンとして保持力が得られる。
本技術の一形態において、患者が睡眠時に装着されるように構成された位置決めおよび安定化構造3300が提供される。一実施例において、位置決めおよび安定化構造3300は、装置の感知される嵩または実際の嵩を低減するように、目立たない外形または断面厚さを有する。一実施例において、位置決めおよび安定化構造3300は、矩形断面を有する少なくとも1つのストラップを含む。一実施例において、位置決めおよび安定化構造3300は、少なくとも1つの平坦ストラップを含む。
本技術の一形態において、患者が患者の頭部の後部領域を枕に載せた状態で仰臥位睡眠位置において寝る際の妨げとなるような過度に大きいまたは嵩張るサイズにならないように構成された位置決めおよび安定化構造3300が提供される。
本技術の一形態において、患者が患者の頭部の側部領域を枕に載せた状態で側臥位睡眠位置において寝る際の妨げとなるような過度に大きいまたは嵩張るサイズにならないように構成された位置決めおよび安定化構造3300が提供される。
本技術の一形態において、位置決めおよび安定化構造3300は、位置決めおよび安定化構造3300の前部と位置決めおよび安定化構造3300の後方部位との間に配置された結合解除部を備える。この結合解除部は、圧縮に耐えず、例えば可撓性またはぺらぺらのストラップであり得る。結合解除部は、患者が頭を枕に載せて横たわったときに結合解除部の存在により後部への力が位置決めおよび安定化構造3300に沿って伝達されてシールが妨害される事態を回避できるように、構築および配置される。
本技術の一形態において、位置決めおよび安定化構造3300は、布地患者接触層、発泡材料内側層および布地外側層の積層物から構成されたストラップを含む。一形態において、発泡材料は、湿気(例えば、汗)がストラップを通過できるような多孔性である。一形態において、布地外側層は、フック材料部分と係合するループ材料を含む。
本技術の特定の形態において、位置決めおよび安定化構造3300は、伸張可能である(例えば、弾力性と共に伸張可能である)ストラップを含む。例えば、ストラップは、使用時にはピンと張った状態にされて、シール形成構造を患者の顔の一部と密着させる力を方向付けるように、構成され得る。一実施例において、ストラップは、タイとして構成され得る。
本技術の一形態において、位置決めおよび安定化構造は第1のタイを含み、第1のタイは、使用時においてその下縁部の少なくとも一部が上を通過して患者の頭の上耳底点へ移動し、後頭骨を被覆することなく頭頂骨の一部を被覆するように、構築および配置される。
鼻専用マスクまたはフルフェイスマスクに適した本技術の一形態において、位置決めおよび安定化構造は、第2のタイを含む。第2のタイは、使用時においてその上縁部の少なくとも一部が患者頭部の下側の下耳底点の下側を通過し、患者頭部の後頭骨を被覆するかまたは患者頭部の後頭骨の下側に載置されるように、構築および配置される。
鼻専用マスクまたはフルフェイスマスクに適した本技術の一形態において、位置決めおよび安定化構造は、第1のタイおよび第2のタイが相違に離隔方向に移動する傾向を低減させるように第1のタイおよび第2のタイを相互接続させるように構築および配置された第3のタイを含む。
本技術の特定の形態において、位置決めおよび安定化構造3300は、屈曲可能であり例えば非剛性であるストラップを含む。本態様の利点として、患者が睡眠時に体を横たえたときにストラップがより快適になっている点がある。
本技術の特定の形態において、位置決めおよび安定化構造3300は、内部を水蒸気が通過できるように呼吸可能なように構成されたストラップを含む。
本技術の特定の形態において、1つよりも多くの位置決めおよび安定化構造3300を含むシステムが提供される。各位置決めおよび安定化構造3300は、異なるサイズおよび/または形状範囲に対応するための保持力を提供するように構成される。例えば、システムは、小さなサイズの頭ではなく大きなサイズの頭に適しかつ大きなサイズの頭ではなく小さなサイズの別の頭に適した位置決めおよび安定化構造3300の一形態を含み得る。
5.3.3.1 導管ヘッドギアを用いた位置決めおよび安定化システム
図66-1~図66-3およびより詳細には図66-3は、プレナムチャンバ3200を含む患者インターフェース3000を示す。本例において、患者インターフェース3000は、使用時においてプレナムチャンバ3200を患者の顔上の密閉位置に保持するための位置決めおよび安定化構造3300も含む。本例において、位置決めおよび安定化構造3300は、一対のヘッドギア管3340を含む。この一対のヘッドギア管3340は、その上端において相互接続され、それぞれ、使用時において患者の頭部の上方および横方向の表面上に配置されるように構成される。ヘッドギア管3340はそれぞれ、使用時において患者の眼と耳との間に配置されるように構成される。各ヘッドギア管3340の下端は、プレナムチャンバ3200へ流体接続するように構成される。本例において、各ヘッドギア管3340の下端は、ヘッドギア管コネクタ3344へ接続する。ヘッドギア管コネクタ3344は、プレナムチャンバ3200の入口ポート3240へ接続するように構成されたヘッドギアコネクタ3246へ恒久的にまたは解放可能に接続され得る。位置決めおよび安定化構造3300は、2本のヘッドギア管3340の接合部において導管ヘッドギア入口3390を含む。導管ヘッドギア入口3390は、例えば接続ポート3600を含むエルボーを介して加圧ガス流を受容し、このガス流をヘッドギア管3340の中空内部中へ流動させるように、構成される。これらのヘッドギア管3340により、加圧ガス流がプレナムチャンバ3200へ供給される。
位置決めおよび安定化構造3300は、これらのヘッドギア管3340に加えて1つ以上のストラップを含み得る。本例において位置決めおよび安定化構造3300は、一対の上ストラップ3310および一対の下ストラップ3320を含む。上ストラップ3310および下ストラップ3320の後端は、相互に接合される。上ストラップ3310と下ストラップ3320との間の接合部は、患者の頭部の後面に配置されるように構成されるため、上ストラップ3310および下ストラップ3320のアンカー固定が可能になる。上ストラップ3310の前端は、ヘッドギア管3340へ接続する。本例において、各ヘッドギア管3340は、開口部を有するタブ3342を含む。この開口部を通じて、各上ストラップ3310を送った後にループバックさせて自身に固定することにより、上側ヘッドギアストラップ3310をヘッドギア管3340へ固定することができる。位置決めおよび安定化構造3300は、下ストラップ3320それぞれの前端へ設けられた下ストラップクリップ3326も含む。下ストラップクリップ3326はそれぞれ、図61-1~図61-3の例においてプレナムチャンバ3200上の下側接続点3325へ接続するように構成され、下側接続点3325は、ヘッドギアコネクタ3246上に設けられる。本例において、下ストラップクリップ3326は、下側接続点3325へ磁気的に固定される。いくつかの例において、下ストラップクリップ3326と、下側接続点3325との間に機械的係合も設けられる。
ヘッドギア管コネクタ3344は、プレナムチャンバ3200内に圧力が無いときに患者が周囲の空気を呼吸することを可能にするように構成され得る。各ヘッドギア管コネクタ3344は、窒息防止弁(AAV)を含み得る。各ヘッドギア管コネクタ3344中のAAVは、プレナムチャンバ3200の内部と周囲との間の空気流れを可能にするように、プレナムチャンバ3200内に圧力が無いときに開くように構成され得る。各AAVは、プレナムチャンバ3200の内部から各ヘッドギア管3340中への空気流れを遮断しかつプレナムチャンバ3200と周囲との間の空気交換を可能にする構成中へ付勢され得る。ヘッドギア管3340が加圧されると、各ヘッドギア管コネクタ3344中のAAVにより、プレナムチャンバ3200の内部と周囲との間の空気交換が回避され得、かつ、患者の呼吸のために各ヘッドギア管3340からプレナムチャンバ3204中への空気流れが可能にされ得る。
図66-1~図66-3に示す例は、上側ヘッドギアコネクタおよび下側ヘッドギアコネクタのための共通支持ベースが設けられる。すなわち、プレナムチャンバ3200の各側部において、上ヘッドギアストラップ3310(またはヘッドギア管3340)および下ヘッドギアストラップ3320はどちらとも、共通剛性コネクタへ接続する。しかし、いくつかの例において、プレナムチャンバ3200は、別個の上側ヘッドギアコネクタおよび下側ヘッドギアコネクタを有し得る。上ヘッドギアストラップと下ヘッドギアストラップとの間の張力差に起因して、プレナムチャンバ3200の形成およびシール形成構造3100の挙動が影響を受けることが考えられる。別個の上側ヘッドギア接続および下側ヘッドギア接続(すなわち、クッションが撓んだときに相互に相対的に移動することが可能な上側ヘッドギア接続および下側ヘッドギア接続)により、水平軸周囲における一定の屈曲が可能になり得るため、より広範囲の患者との適切なフィット感を達成しつつ、この屈曲も調節可能とすることにより、フィット範囲および患者インターフェース3000の調節可能範囲がさらに向上するため、より快適かつ有効なフィット感が達成される。ヘッドギア支持部3302に関連して述べるように、別個のヘッドギアコネクタの利用により、必要な剛性のうち少なくとも一部のフェッシア部3210への提供が支援され得る。
ここで図67-1~図67-3を参照して、本技術の態様によるヘッドギア管3500の好適な例が図示されている。ヘッドギア管3500の製造は、本明細書中に記載のような方法または他の任意の適切な方法を用いて行われ得る。ヘッドギア管3500は、本明細書中に記載のヘッドギア管3340の代わりに用いられ得ることが理解されるべきである。あるいは、ヘッドギア管3500は、別の患者インターフェースと共に用いられるように構成され得、別個のコンポーネントとして代替的にまたは追加的に販売され得る。
ヘッドギア管3500は、患者接触部3502および非接触部3504によって規定された非円形断面を有する。
患者接触部3502は、使用時において患者の皮膚表面と接触する材料の少なくとも1つの層から形成される。よって、これら少なくとも1つの材料層は、好適には生体適合性、軟性および可撓性のうち少なくとも1つを有する。
患者接触部3502は、多層構造であり得る(例えば、少なくとも2つの層を有する)。これらの追加層(単数または複数)は、気体不透過性の層、発泡体層および第2の織物層のうち1つ以上であり得る。例えば、図67-4は、ヘッドギア管3340の長さに対して実質的に垂直な面におけるヘッドギア管3340の断面図である。患者接触部3502は、使用時において患者の皮膚と接触する織物材料3514の外側層が設けられた発泡体ラミネートと、遠位層3516(例えば、織物材料またはプラスチック材料)と、外側層3514と遠位層3516との間の発泡体3518の層とから形成され得る。発泡体層3518、外側層3514および遠位層3516のうち少なくとも1つは、気体不透過性であってもよいし、あるいは気体不透過性の材料によってコーティングしてもよい。患者接触部3502は、本明細書中に記載の方法に従って製造されたコーティングされた織物材料であり得るため、織物材料の層および気体不透過性の材料(例えば、ポリウレタン(PU)接着剤)の層のみを含む点にも留意されたい。
非接触部3504は、織物材料3510の少なくとも1つの層と、少なくとも1つの弾性支持要素3506とを含む。図示の実施形態において、非接触部3504は、ヘッドギア管3500の長さに沿ってそれぞれ間隔を空けて配置された複数の弾性支持要素3506を含む。
これらの弾性支持要素3506の形成は、弾性材料から(好適には本明細書中に記載の方法を用いて)行われる。
これらの弾性支持要素3506は、使用時におけるヘッドギア管3500の閉塞に耐えるかまたはヘッドギア管3500の閉塞を実質的に回避するように構築および配置される。例えば、これらの弾性支持要素3506から、ヘッドギア管3500へ力が付加されたとき(例えば、患者がヘッドギア管3500上に乗り上げた場合またはヘッドギア管3500が他の場合に閉塞した場合)における患者接触部3502上への非接触部3504の押縮に対する頑強性が得られる。
弾性支持要素3506を設けると、患者への呼吸治療の提供において恩恵が得られ得る。例えば、弾性支持要素3506は、ヘッドギア管3500への力の付加に応答して屈曲しかつ撓むことができる。その結果、ヘッドギア管3500が接触している患者の表面中への圧力が低減または排除され得る一方、剛性支持要素またはリングをヘッドギア管3500内において用いた場合、患者にとって不快感が増し得る。
さらに、弾性支持要素3506の場合、コスト効果がより高くなり得、導管ヘッドギア中に用いられるヘッドギア管のための従来利用可能であった構造の場合よりも製造がより容易であり得る。
図67-4に示すように、非接触部は多層構造であり得、外側層3510と、外側層3510へ取り付けられた材料3512の少なくとも1つの他の層とを有する。外側層3510は、本明細書中に記載のように製造された織物材料であり得る。このような実施形態において、内側層3512は、織物材料の層、成形または押し出し成形材料(例えば、プラスチック)の層または他の材料(例えば、ポリウレタン(PU)接着剤)の層であり得る。弾性支持要素3506は、非接触部3504に設けられる(例えば、ヘッドギア管3500の内面上に設けられる)。
ヘッドギア管3500は、他のコンポーネントと共に設けられ得る(例えば、ヘッドギアコネクタ3246、導管入口3390またはヘッドギア管3450についてしたようなタブ3342)。
本技術によるヘッドギア管3506のさらなる態様は、本明細書中に記載の製造方法についての議論から、より明確になるはずである。
5.3.4 通気部
一形態において、患者インターフェース3000は、吐き出されたガス(例えば、二酸化炭素)の押し出しを可能にするように構成および配置された通気部3400を含む。
特定の形態において、通気部3400は、プレナムチャンバ内の圧力が雰囲気に対して正であるときにプレナムチャンバ3200の内部から雰囲気への連続的通気流れを可能にするように構成される。通気部3400は、使用時においてプレナムチャンバ内の治療圧力を維持しつつ、通気流量の大きさが呼気されたCO2の患者による再呼吸を低減できるだけの充分な大きさになるように、構成される。
本技術による一形態の通気部3400は、複数の穴(例えば、約20個~約80個の穴または約40個~約60個の穴または約45個~約55個の穴)を含む。
通気部3400は、プレナムチャンバ3200内に配置され得る。あるいは、通気部3400は、結合解除構造(例えば、スイベル)内に配置される。
5.3.5 結合解除構造(複数または単数)
一形態において、患者インターフェース3000は、少なくとも1つの結合解除構造(例えば、スイベルまたは球窩)を含む。
5.3.6 接続ポート
接続ポート3600は、空気回路4170への接続を可能にする。
5.3.7 前額支持部
一形態において、患者インターフェース3000は、前額支持部3700を含む。
5.3.8 窒息防止弁
一形態において、患者インターフェース3000は、窒息防止弁を含む。
5.3.9 ポート
本技術の一形態において、患者インターフェース3000は、プレナムチャンバ3200内の量へのアクセスを可能にする1つ以上のポートを含む。一形態において、これにより、臨床医が補充酸素を供給することが可能になる。一形態において、これにより、プレナムチャンバ3200内のガス(例えば、圧力)の特性を直接測定することが可能になる。
5.4 RPTデバイス
本技術の一態様によるRPTデバイス4000は、機械、空気圧式、および/または電気部品を含み、1つ以上のアルゴリズム4300(例えば全体的にせよ部分的にせよ本明細書に記載の方法のうちいずれか)を実行するように構成される。RPTデバイス4000は、例えば本文書中のいずれか一項に記載の呼吸状態のうち1つ以上の治療のために患者の気道へ送達される空気流れを生成するように構成され得る。
一形態において、RPTデバイス4000は、少なくとも6cmH2Oまたは少なくとも10cmH2Oまたは少なくとも20cmH2Oの陽圧を維持しつつ、空気流れを-20L/分~+150L/分の範囲で送達できるように構築および配置される。
RPTデバイスは、外部ハウジング4010を持ち得る。外部ハウジング4010は、上部4012および下部4014の2つの部分によって形成される。さらに、外部ハウジング4010は、1つ以上のパネル(単数または複数)4015を含み得る。RPTデバイス4000は、RPTデバイス4000の1つ以上の内部コンポーネントを支持するシャーシ4016を含む。RPTデバイス4000は、ハンドル4018を含み得る。
空気圧RPTデバイス4000の空気圧経路は、1つ以上の空気回路アイテム(例えば、入口空気フィルタ4112、入口マフラー4122、空気を陽圧で供給することが可能な圧力生成器4140(例えば、送風機4142)、出口マフラー4124)ならびに1つ以上の変換器4270(例えば、圧力センサ4272および流量センサ4274)を含み得る。
空気経路アイテムのうち1つ以上は、空気圧ブロック4020と呼ばれる取り外し可能な一体構造内に配置され得る。空気圧ブロック4020は、外部ハウジング4010内に配置され得る。一形態において、空気圧ブロック4020は、シャーシ4016によって支持されるかまたはシャーシ4016の一部として形成される。
RPTデバイス4000は、電源4210、1つ以上の入力デバイス4220、中央コントローラ4230、治療デバイスコントローラ4240、圧力生成器4140、1つ以上の保護回路4250、メモリ4260、変換器4270、データ通信インターフェース4280、および1つ以上の出力デバイスを有することができる。電気部品4200は、シングルプリント回路基板アセンブリ(PCBA)4202上に取り付けられ得る。一代替形態において、RPTデバイス4000は、1つよりも多くのPCBA4202を含み得る。
5.4.1 RPTデバイス機械および空気圧式コンポーネント
RPTデバイスは、以下のコンポーネントのうち1つ以上を一体ユニット中に含み得る。一代替形態において、以下のコンポーネントのうち1つ以上が、それぞれの別個のユニットとして配置され得る。
5.4.1.1 空気フィルタ(単数または複数)
本技術の一形態によるRPTデバイスは、空気フィルタ4110または複数の空気フィルタ4110を含み得る。
一形態において、入口空気フィルタ4112は、圧力生成器4140の空気圧経路上流の始まり部に配置される。
一形態において、出口空気フィルタ4114(例えば抗菌ファクタ)は、空気圧ブロック4020の出口と、患者インターフェース3000との間に配置される。
5.4.1.2 マフラー(単数または複数)
本技術の一形態によるRPTデバイスは、マフラー4120または複数のマフラー4120を含み得る。
本技術の一形態において、入口マフラー4122は、空気圧経路内において圧力生成器4140の上方に配置される。
本技術の一形態において、出口マフラー4124は、空気圧経路内において圧力生成器4140と患者インターフェース3000との間に配置される。
5.4.1.3 圧力生成器
本技術の一形態において、空気の流れまたは供給を陽圧において生成する圧力生成器4140は、制御可能な送風機4142である。例えば、送風機4142は、1つ以上のインペラを備えたブラシレスDCモータ4144を含み得る。インペラが、ボリュート内へ配置され得る。送風機は、空気供給の送達を例えば約120リットル/分までの速度で、約4cmH2O~約20cmH2Oの範囲の陽圧で、または他の形態において約30cmH2Oまで行うことができる。送風機については、以下の特許または特許出願のうちいずれか1つに記載があり得。本明細書中、同文献全体を参考のため援用する:米国特許第7,866,944号、米国特許第8,638、014号、米国特許第8,636,479号およびPCT特許出願公開WO2013/020167。
圧力生成器4140は、治療デバイスコントローラ4240の制御下にある。
他の形態において、圧力生成器4140は、ピストン駆動ポンプ、高圧源(例えば、圧縮空気リザーバ)へ接続された圧力調節器、またはベローズであり得る。
5.4.1.4 変換器(単数または複数)
変換器は、RPTデバイスの内部に設けてもよいし、あるいはRPTデバイスの外部に設けてもよい。外部変換器は、例えば空気回路上に配置してもよいし、あるいは空気回路の一部を形成してもよい(例えば、患者インターフェース)。外部変換器は、非接触センサの形態をとり得る(例えば、データRPTデバイスを送るかまたは移動させるドップラーレーダー移動センサ)。
本技術の一形態において、1つ以上の変換器4270が、圧力生成器4140の上流および/または下流に配置され得る。1つ以上の変換器4270は、空気流れの特性を示す信号(例えば、空気圧経路中の当該ポイントにおける流量、圧力または温度)を生成するように、構築および配置され得る。
本技術の一形態において、1つ以上の変換器4270は、患者インターフェース3000の近隣に配置され得る。
一形態において、変換器4270からの信号が、(例えば、ローパス、ハイパスまたはバンドパスフィルタリングによって)フィルタリングされ得る。
5.4.1.5 アンチスピルバック弁
本技術の一形態において、アンチスピルバック弁4160が、加湿器5000と、空気圧ブロック4020との間に配置され得る。アンチスピルバック弁は、水が加湿器5000から上流に(例えば、送風機のモータ4144へ)流れる危険性を低減させるように、構築および配置される。
5.4.2 RPTデバイス電気部品
5.4.2.1 電源
電源4210は、RPTデバイス4000の外部ハウジング4010の内部または外部に配置され得る。
本技術の一形態において、電源4210は、RPTデバイス4000にのみ電力を供給する。本技術の別の形態において、電源4210から、電力がRPTデバイス4000および加湿器5000双方へ提供される。
5.4.2.2 入力デバイス
本技術の一形態において、RPTデバイス4000は、人間がデバイスと相互作用を可能にするためのボタン、スイッチまたはダイヤルの形態をとる1つ以上の入力デバイス4220を含む。ボタン、スイッチまたはダイヤルは、タッチスクリーンを介してアクセスすることが可能な物理的デバイスまたはソフトウェアデバイスであり得る。ボタン、スイッチまたはダイヤルは、一形態において外部ハウジング4010に物理的に接続させてもよいし、あるいは、別の形態において中央コントローラ4230と電気接続された受信器と無線通信してもよい。
一形態において、入力デバイス4220は、人間が値および/またはメニュー選択肢を選択することを可能にするように、構築および配置され得る。
5.4.2.3 中央コントローラ
本技術の一形態において、中央コントローラ4230は、RPTデバイス4000の制御に適した1つまたは複数のプロセッサである。
適切なプロセッサは、ARM HoldingsからのARM(登録商標)Cortex(登録商標)-Mプロセッサに基づいたプロセッサであるx86INTELプロセッサを含み得る(例えば、ST マクロ電子からのS(登録商標)32シリーズのマイクロコントローラ)。本技術の特定の代替形態において、32ビットRISC CPU(例えば、ST MICRO電子SからのSTR9シリーズマクロコントローラ)または16ビットRISC CPU(例えば、TEXAS INSTRUMENTSによって製造されたマクロコントローラのMSP430ファミリーからのプロセッサ)も適切であり得る。
本技術の一形態において、中央コントローラ4230は、専用電子回路である。
一形態において、中央コントローラ4230は、特定用途向け集積回路である。別の形態において、中央コントローラ4230は、個別電子コンポーネントを含む。
中央コントローラ4230は、1つ以上の変換器4270、1つ以上の入力デバイス4220および加湿器5000から入力信号(単数または複数)を受信するように、構成され得る。
5.5 空気回路
本技術の一態様による空気回路4170は、使用時において空気流れが2つのコンポーネント(例えば、RPTデバイス4000および患者インターフェース3000)間に移動するように、構築および配置された導管またはチューブである。
詳細には、空気回路4170は、空気圧ブロック4020の出口および患者インターフェースと流体接続し得る。空気回路は、空気送達管または空気送達導管と呼ばれ得る。いくつかの場合において、吸息および呼息のための回路の別個の肢があり得る。他の場合において、単一の脚部が用いられ得る。
いくつかの形態において、空気回路4170は、(例えば空気温度の維持または上昇のために)空気回路中の空気を加熱するように構成された1つ以上の加熱要素を含み得る。加熱要素は、加熱ワイヤ回路の形態をとり得、1つ以上の変換器(例えば、温度センサ)を含み得る。一形態において、加熱ワイヤ回路は、空気回路4170の軸周囲にらせん状に巻かれ得る。加熱要素は、コントローラ(例えば、中央コントローラ4230)と連通し得る。加熱ワイヤ回路を含む空気回路4170の一実施例について、米国特許出願第8,733,349号に記載がある。本明細書中、同文献全体を参考のため援用する。
呼吸圧力治療のためのいくつかの既存の空気送達導管は、皮膚にとって硬質の感触であり得る波形プラスチック管を含む。いくつかの既存の導管は、らせん状のプラスチック支持構造およびプラスチックテープによって形成されたプラスチック波形管材を含む。織物カバー材を含むいくつかの管の場合、プラスチック波形管においては可能な一定レベルの可撓性を提供できない場合があるか、または、耐圧潰性でありつつ十分な可撓性を提供することができない。
柔らかくかつ快適な触り心地の空気送達導管が、患者において所望され得る。例えば、患者は、空気送達導管において触り心地の気持ちの良い柔らかな外装材が有ると、より寝心地がよいことを発見し得る。患者が当該治療装置を快適でありかつ望ましいと見なしている場合、その患者の治療コンプライスが向上し得る。空気流路を呼吸圧力治療デバイスと患者インターフェースとの間に提供する可撓性管に織物面を持たせる際に、当該織物面に高い空気保持特性および軽量構成を持たせると、治療に必要な機能および快適性が得られ、美観および消費者へのアピールも得られる。
本技術の例において、空気不透過性のカバー材へ接合されたスケルトン構造を含む軽量の可撓性管が提供される。カバー材は、織物材料を含み得る。スケルトン構造は、管に沿って間隔を空けて配置されたリング部材の配列を含み得る。空気不透過性布地は、スケルトン構造を包囲し得かつスケルトン構造へ接合され得るため、内部を通じたガス搬送が可能な中空内部が形成される。管の空気不透過性のカバー材は、ラミネート材料であり得、有意な表面滲みまたは漏洩無しに加圧空気流れを可能にする空気不透過性フィルムまたは他の層を備えた可撓性および/または伸縮性の織物材料を含む。シーリングテープが、接合部を一体にシールするために用いられ得る。この接合部において、ラミネートは自身と重複するため、織物層は空気経路から分離される。これにより、有効にシールされかつ低コストであり、製造が容易でありまたユーザにとって魅力的な空気送達導管が得られ得る。
図7Aは、空気回路4170の例示的な空気送達導管(または空気送達管)4300の一部を示す。図7Bは、図7Aに示す空気送達導管4300の断面図である。本技術の例において、空気送達導管4300は、空気回路4170の一部であるかまたは空気回路4170の一部を形成する。空気送達導管4300は、患者への呼吸圧力治療の提供のために、RPTデバイス4000からの圧力下において空気流れを患者インターフェース3000へ提供/搬送するように構成される。
空気送達導管4300は、補強(またはスケルトン)構造4305を含む。補強構造4300は、空気送達導管4300に対して形態を提供し、例えば空気送達導管4300の圧潰に繋がる力下において空気送達導管4300の閉塞および/または圧潰に耐える。空気送達導管4300は、耐圧潰性でもありかつ可撓性でもあり得る。補強構造4305は、単一の連続的構造を含んでもよいし、あるいは複数の別個の構造を含んでもよい。補強構造4305は、細長であり得る。補強構造4305は、例えば空気送達導管4300の屈曲を可能にするような可撓性であり得る。補強構造4305は、空気送達導管4300へ付加される圧潰力に耐えるように構成され得る。補強構造4305の長手方向長さおよび/またはその結果得られる空気送達導管4300は、調節可能であり得る。
図7Bに示すように、補強構造4305は、複数の支持構造4310(またはその配列)を含む。支持構造4310は、リング部材、管状部材、中空の部材、半密閉部材または他の任意の種類の構造であり得、構造的支持を提供しつつ、ガス流路の境界も形成し得る。支持構造4310間の距離は、空気送達導管4300の長さに沿って同一であってもよいし、あるいは変動してもよい。加えて、各支持構造4310は、完全密閉型リング、C字型形状(または半密閉部材)、矩形、または空気送達導管4300を通じて非閉塞の流路を維持し得る他の任意の形状であり得る。
図7Bに示す例において、補強構造4305は、複数の別個の/個別の支持構造4310を含む。これらの支持構造4310は、相互に接続されるのではなく、相互に分離され得る。各支持構造4310は、より大型の一体構造の一部ではなく、別個の一体構造である。本例において、支持構造4310は、カバー材4340によって相互に接続されない。しかし、これらの支持構造4310により、空気送達導管4300の補強構造4305が形成される。各支持構造4310は、補強構造4305内の隣接する支持構造4310へ接合されないが、隣接する支持構造4310へカバー材4340によって接合され得る。
他の例において、補強構造4305は、1つ以上のらせん状のリブ部材または別のスケルトン構造を含む。一例において、らせん状のリブは、加熱要素(またはワイヤ)4307であり得、空気送達導管4300をらせん状に包囲する(図7Cを参照)。あるいは、らせん状のリブは、加熱要素4307とは別のコンポーネントであってもよい。らせん状の形態ではない場合、加熱要素4307は、空気送達導管4300の壁に沿って長さ方向に延び得る。加熱要素4307は任意選択的なものであり、空気送達導管4300から省略してもよいことが理解されるべきである。
空気送達導管4300は、空気不透過性のカバー材4340も含む。カバー材4340は、空気送達導管4300の長さに沿って補強構造4305へ設けられる。カバー材4340によって形成された密閉された空気経路(または管腔)を通じて、空気送達導管4300から患者インターフェース3000への空気流れの搬送が可能となる。いくつかの例において、カバー材4340は、織物材料によって形成された外面材料を含む。他の例において、カバー材4340は、プラスチック材料(例えば、熱可塑性材料)を含む(例えば、補強構造4305を包囲するかまたは補強構造4305周囲に巻かれたプラスチックテープ)。いくつかの例において、カバー材4340は、外側織物層へ積層されたかまたは他の様態で接合されたシーリング層を含む。カバー材4340は、織物シートを含み得る。この織物シートは、織物材料と、任意選択的に織物シートを空気不透過性にするためのさらなる材料とを含むシートである。いくつかの例において、カバー材4340は、織物材料を含む織物層を含み、シーリング層も含み得る。そのため、織物シートは、ラミネート構造を含み得る。いくつかの例において、織物シートの1つ以上の層は、ラミネート構造を含み得る。例えば、織物シートは、織物層およびシーリング層を含み得、このシーリング層は、複数の層(例えば、2つの材料層)から形成されたラミネートを含む。
いくつかの例において、カバー材4340は、ナイロン、ポリエステル、スパンデックスまたはこれらの組み合わせを含む。いくつかの例において、空気送達導管4300の部分は、ポリマーまたはエラストマーフィルムから形成されたカバー材4340を含み、空気送達導管4300の他の部分において、カバー材4340は、織物材料から形成される。いくつかの例において、カバー材4340は、局所的特徴または機能(例えば、視覚的魅力のためのものを含む)を提供するために、1つよりも多くの布地材料を含み得る。いくつかの例において、カバー材4340は、隣接領域よりも軟性の領域を含む。いくつかの例において、カバー材4340は、透明領域を含む。透明領域により、ユーザが当該管の内側を清浄性について検査することが可能になり得る。
空気送達導管4300は、織物材料の層と、実質的に空気不透過性材料(例えば、TPUフィルム)の層とを含み得る。空気不透過性フィルムは、織物材料の層および構造リングとインターフェースをとり得る。いくつかの例において、シーリング層により、織物材料は、外側織物層が補強構造を包囲する際に、外側織物層の長手方向縁部における空気経路から分離される。いくつかの例において、シーリング層は、シーリングストリップを含み、他の例において、カバー材の外側シートへ積層されたシートである。いくつかの例において、カバー材4340は、織物と、フィルムラミネート(織物材料の層および空気不透過性フィルムの層(これは、例えばTPUであり得る)を含む)とを含む。空気不透過性フィルムは、織物材料の層と、支持構造4310(または他の補強構造4305)との間にインターフェースをとり得るため、織物材料と、管内の密閉された空気経路との間の空気移動に対して障壁が生成される。本技術のいくつかの例において、織物カバー材4340を有する空気送達導管4300は、空気不透過性の達成のために、シリコーンまたは類似の材料(例えば、TPE)によってコーティングされ得る。
空気送達導管4300は、患者インターフェースへ取り付けられた短管を含み得る。あるいは、空気送達導管4300は、流れ発生装置を患者インターフェースへ接続させるかまたは流れ発生装置を患者インターフェースの短管へ接続させるように構成された長管を含み得る。
いくつかの既存のプラスチック管が冷たく硬い感触であるのと対照的に、織物材料から形成された外面を含む空気送達導管4300は、柔らかく温かい感触を有し得る。患者の機器が快適性かつ望ましいものであれば、当該患者の治療コンプライアンス向上の可能性が増し得る。織物管は、医療機器というよりもむしろ寝具に近い外観を有し得る。織物管の表面が擦られた場合、プラスチック管よりも静音性があり得る。織物管は、単位長さの重量がプラスチック管よりも軽量であり得るため、管抗力も低くなり得る。さらに、織物管を用いれば、より広範囲の多様な管断面(例えば、目立たない断面(例えば、楕円))が達成可能であり得る。
5.5.1 支持構造
図7Bに示すように、空気送達導管4300は、複数の支持構造4310を含む。支持構造4310のジオメトリは、高い流れ特性および構造強度を備えかつ軽量である空気送達導管4300を提供しつつ、大量生産のために最適化され得る。支持構造4310のジオメトリにより、使用時における低ノイズレベルも可能になり得る。リング部材のジオメトリは、同等の空気流れおよびインピーダンスを有する一定範囲の管断面が得られるように、選択され得る。
いくつかの例において、支持構造4310は、リング部材であり得る。支持構造4310は、リングであり得るかまたは実質的にリング形状のコンポーネントであり得る。他の例において、支持構造4310は、他の形状を有し得る。
支持構造4310は、断面形状と、低インピーダンスおよび低ノイズレベルを提供する間隔とを含み得る。各支持構造4310は、カバー材4340への良好な接着を確保しかつ使用時または製造時におけるカバー材4340の破裂の危険性低減を確保するような外形の外面を含み得る。各支持構造4310の内面は、乱流、インピーダンス低減および/または余分なノイズを回避するような外形にされ得る。支持構造4310の内側外形および/または外側外形は、曲線状の部位を含み得る。支持構造4310は、異なる全体的管断面が得られるように、異なる形状(例えば、円形、長円形)を含み得る。
以下により詳細に述べるように、例えば図8を参照して、支持構造4310は、外面4312aを含み得る。外面4312aは、例えば接合、接着、縫製、織編または他の任意の取付方法を介してカバー材4340へ取り付けられるように構成される。各支持構造4310の外面4312aの外形(例えば、形状)は、カバー材4340への十分な接着(例えば、剥離の最小化またはゼロ化)を確保しかつ使用時または製造時におけるカバー材4340の破裂危険性の低減が可能なようなものであり得る。外面の形状または外形は、支持構造4310の外側形状または外側外形4312であり得る。
支持構造4310は、外面4312aに対向する内面4313aも含み得る。内面4313aは、空気送達導管4300を通じて流れる加圧ガスの流れへ直接露出され得る。あるいは、空気不透過性フィルムまたは層の内面4313aへの取り付けは、例えば、接合、接着、縫製、織編または他の任意の取付方法によって行われ得る。各支持構造4310の内面4313aは、乱流、インピーダンス低下およびノイズ運動生成低下を回避するような外形(例えば、形状)にされ得る。内面4313aの形状または外形は、支持構造4310の内側形状または内側外形4313であり得る。
支持構造4310の外側外形4312、外面4312a、内側外形4313および内面4313aについて、以下により詳細に説明する。
支持構造4310(例えば、リング部材)は、外面4312aを内面4313aへ接続させる一対の中間面4314を含み得る。すなわち、一対の中間面4314は、外面4312aから内面4313aへ延び得る。加えて、中間面4314を外面4312aへ接続させる縁部は、フィレ状にされ得る(例えば、曲線状、円形など)。同様に、中間面4314を内面4313aへ接続させる縁部も、フィレ状にされ得る(例えば、曲線状、円形など)。支持構造4310は、円形角部を有する断面を含み得る(例えば、外面4312aおよび中間面4314を接続させる外側円形角部)。
支持構造4310は、実質的に剛性または半剛性であり得る。例において、支持構造4310は、ポリカーボネート、ナイロン、PEEK、ポリエステル、NORYLなどまたはコポリマーまたは混合物(例えば、PETG、ポリカーボネートABS、ナイロン-ポリウレタン)から形成され得る。支持構造4310は、剛直性、強靱性および/または弾性を備えた材料から形成され得る。いくつかの例において、支持構造4310は、プラスチック材料またはエラストマー材料から形成される。支持構造4310は、軟化温度が80℃を超える材料から形成され得る。支持構造4310は、空気不透過性材料へ良好に接合する材料から形成され得る(例えば、プラスチックフィルム(例えば、熱可塑性ポリウレタン(TPU)フィルム))。いくつかの例において、支持構造4310の表面は、仕上げ、成形パターン、構造および/または他の治療支援を有し得支持構造4310と空気不透過性材料との接着を向上させる。このような治療は、例えば機械的(例えば、粗面化/研磨)または表面エネルギー改変(例えば、プラズマ/コロナ/火炎)または化学的(例えば、接着/プライマー)であり得る。
本技術のいくつかの例において、支持構造4310は、エラストマー(例えば、エラストマー材料)から形成される。例において、支持構造4310は、シリコーンまたはTPEから形成され得る。エラストマー材料から形成された支持構造4310は、空気送達導管4300へ付加される圧潰力に耐える十分な剛直性を含み得る。さらに、支持構造4310を可撓性および弾性にすると、空気送達導管4300が快適な感触になり得る。シリコーンから形成された支持構造4310のジュロメーター硬さを十分に高くすることにより、支持構造4310は、使用時において空気送達導管4300の閉塞に耐える十分な剛直性を有する。対応して、TPEから形成された支持構造4310は、支持構造4310の剛性が閉塞力に対して空気送達導管4300内の開口した空気経路を維持するだけの剛性となるように、硬化され得る。
図8は、本技術の一例による空気送達導管4300の支持構造4310の形状を示す。本例において、支持構造4310は、リング形状に形成され、リング部材としてみなされ得る。支持構造4310は、円形の外側外形4312を含む。支持構造4310を円形の外側外形4312とすることにより、空気送達導管4300自身が円形の外側外形または全体的円形の断面を含むことが促進される。本例において、支持構造4310は、非円形の内側外形4313を含む。詳細には、内側外形4313は、長円形である。
図8に示す支持構造4310は、一対の肉厚部4315を含む。肉厚部4315は、支持構造4310の対向する側部上に設けられる。これらの肉厚部4315により、支持構造4310の強度が(支持構造4310が均一の厚さであった場合に有するであろう強度よりも)高くなり、有利である。
支持構造4310は、射出成形され得る。支持構造4310は、支持構造4310の成形のためにゲート位置4316およびオーバーフロー位置4317を含む。有利なことに、ゲート位置4316およびオーバーフロー位置4317は、肉厚部4315に設けられる。ゲート位置およびオーバーフロー位置を肉厚部4315に設けることにより、成形時における溶接ライン形成が常に肉厚部4315に配置されることになり、有利である。溶接ラインは、支持構造4310において弱点になり得るため、肉厚部4315に余分な厚さを持たせると、任意の溶接ラインの位置において支持構造4310にさらなる強度が付与される。
本例において、ゲート位置4316は、支持構造4310の面4314へ付与される。同様に、オーバーフロー位置4317は、面4314へ付与される。いくつかの例において、オーバーフロー位置4317およびゲート位置4316は、支持構造4310の対向する面に設けられ得る。オーバーフロー位置およびゲート位置を支持構造4310の面または内面に設けると有利である理由として、カバー材4340に接合された外面上の痕跡が全く無い点がある。支持構造4310の外面上に欠陥がある場合、カバー材4340またはその層の破断の原因になり得る。
図16A、図16Bおよび図17は、支持構造4310の成形のための別のゲート位置4316を示す。これらの例において、支持構造4310は、リング部材の形態をとる。図16Aの例において、ゲート位置4316は、支持構造4310の外周面(例えば、外面4312a)に設けられる。図16Bの例において、ゲート位置4316は、支持構造4310の内周面(例えば、内面4313a)上に設けられる。これらの例双方において、材料は、効率的に使用され得る。図16Bの例の場合、ゲート位置に残留している痕跡または欠陥は全て、支持構造4310の接着面上には無いため、支持構造4310へ付加されたフィルムまたはカバー材の破断の危険性はほとんど無いかまたはゼロであるため、有利である。図17の例において、ゲート位置4316は、支持構造4310の内周面において、支持構造4310の周縁全体の周囲の連続弧に設けられる。本例において、支持構造4310の場合、溶接ラインに起因する問題の可能性は無く、同心度も良好であり得るが、図16Aおよび図16Bに示す例の場合よりも材料使用量は抵抗率であり得る。
いくつかの例において、支持構造4310は、開口形状を含む。例えば、いくつかの例において、支持構造4310は、円形形状のリング部材であるが、全円は形成しない。このような支持構造4310は、開口部を含み得、例えば図12Gに示すようなサークリップに類似し得る。開口支持構造4310は、可撓性向上という点において有利であり得、これにより、カバー材4340との組立てが促進され得る。
いくつかの例において、支持構造4310はそれぞれ、平坦かつ肉薄の断面を含むため、管軽量化が可能になる。いくつかの例において、支持構造4310は、強度の向上およびカバー材4340への接着の向上のための特徴またはパターンを備える。
図9は、図8に示す支持構造4310の断面図である。図示のように、支持構造4310は、外側円形角部4318を含む断面を支持構造4310の外面4312aにおいて含む。本例において、支持構造4310は、断面形状が外側円形角部4318であるため、円形の外縁部を含む。支持構造4310の外側円形角部4318の場合、使用時において支持構造4310へ付加されたときのカバー材4340またはそのフィルムが破断する危険性が低くなり得る。支持構造4310の外側周縁が先鋭角部を含む場合、支持構造4310へ付加されたフィルムまたはカバー材が破断する一定の危険性があり得る。この特定の例において、支持構造4310は、凸状内面4313aも含む。凸状内面4313aにより、空気送達導管4300内の流れ特性が向上し得る。支持構造4310の断面において、支持構造4310の内面4313aにおいて内側円形角部4319も含まれ得る。本例において、支持構造4310において、自身の断面形状の内側円形角部4319により得られた円形内縁部が含まれる。
外側円形角部4318の曲率半径は、内側円形角部4319の曲率半径よりも大きくされ得る。しかし、外側円形角部4318および内側円形角部4319の曲率半径は、同一であり得る。また、内側円形角部4319の曲率半径は、外側円形角部4318の曲率半径よりも大きくされ得る。外側円形角部4318および内側円形角部4319は、曲線状またはフィレ状にされる代わりに面取りされまたは斜角付けされ得ることが企図される。もちろん、所望であれば、外側円形角部4318および内側円形角部4319のいずれかに対して、円形、フィレ状形成、面取りまたは斜角を付けた縁部を設けなくてもよい。また、外側円形角部4318はそれぞれ、異なる処理を有し得る(すなわち、フィレ、面取り、斜角付けまたは処理無し)。対応して、内側円形角部4319はそれぞれ、異なる処理を有し得(すなわち、フィレ、面取り、斜角付けまたは処理無し)。
支持構造4310の外側円形角部4318および内側円形角部4319は、空気送達導管4300の欠陥が発生し易い領域であり得る。詳細には、外側円形角部4318および内側円形角部4319を未処理のままにした場合、カバー材4340の破断または他の様態の損傷が発生し得る。外側円形角部4318および内側円形角部4319の処理(例えば、フィレ形状形成、面取りまたは斜角付け)により、カバー材4340の破断の可能性が低下し得る。
図9の例において、支持構造4310の断面は、実質的に矩形である(例えば、断面の側部の大きな部位を占有し得る円形角部のために確保された直角側部を有する)。他の例において、支持構造4310の断面形状は、例えば、四角形、台形、円形の、三角形、多角形、弓状、半円形または他の任意の適切な形状であり得る。
図10および図11は、本技術の他の例による支持構造4310の断面図である。これらの例において、支持構造4310は、リング部材とも呼ばれ得る。図10に示す支持構造4310は、先鋭角部を含む。この支持構造4310の利点として、支持構造4310が射出成形される金型工具装置構成の分割線を支持構造4310の側面のうちの1つと整列させることが可能である点がある。これにより、工具装置が簡略化され得、支持構造4310の外面4312a上の分割線の痕跡の可能性が低下し得る。図10に示す支持構造4310は、先鋭角部を片側に含むため、分割線を当該側部に設けることが可能になるが、外側円形角部4318および内側円形角部4319を他方側に含むため、これらの角部に起因してカバー材4340またはシーリング層4341が破断する危険性が低下する。
図12A~図12Iは、本技術の例による複数の異なる支持構造4310を示す。支持構造4310は、図12A~図12Iに示す形状に限られないことが理解されるべきである。
図12Aの支持構造4310は、円形の外側外形4312および円形の内側外形4313を含む。本例において、支持構造4310は、リング部材である。本例において、支持構造4310は、支持構造4310の周囲における厚さおよび断面形状が均一である。
図12Bの支持構造4310は、円形の外側外形4312および円形の内側外形4313を含み、支持構造4310の周囲における厚さおよび断面形状が均一である。本例において、支持構造4310の断面形状は、図8に示す支持構造4310と同様の円形角部および凸状内面を含む。
図12Aおよび図12Bに示す支持構造4310の中間面の幅は、均一かつ不変であり得る。これらの支持構造4310はそれぞれ、均一の厚さおよび断面形状を有し得る。外側外形4312および内側外形4313は、同一形状(例えば、円形状)を有し得るため、外面および内面も、同一形状を有し得る。
図示のように、図12Bの支持構造4310は、図12Aの支持構造4310よりも肉厚であり得る。すなわち、図12B中の支持構造4310の中間面4314は、外面および内面を接合させ、図12Aの中間面4314よりも幅広であり得る。加えて、図12Bの支持構造4310の外面4312の縁部は、円形またはフィレ状にされ得る。
図12C~図12Fの支持構造4310は、対向する側部上の肉厚部4315を有し得、肉厚部4315は、中間面4314の幅の変更によって達成され得る。その結果、外面4312および内面4313は、異なる形状を有し得る。肉厚部を用いた構成により、空気送達導管4300の圧潰耐性の増加および/または空気送達導管4300の座屈に起因する閉塞の危険性の低下が可能になり得る。
図12Cの支持構造4310は、円形の外側外形4312および円形の角部を含む。支持構造4310の内側外形4313は、支持構造4310の第1のおよび第2の(例えば、上および下の)対向する側部上において円形であり、直線部を支持構造4310の他方の2つの対向する側部上に含む。支持構造4310は、内側外形4313の直線側部によって形成された肉厚部4315を含む。これらの肉厚部4315は、支持構造4310の対向する側部上に設けられる。
以下により詳細に記載のように、例えば図8および図9に感関連して、支持構造4310はそれぞれ、外面4312aと、外面4312aと反対側の内面4313aと、外面4312aおよびと内面4313aとの間を接続させる一対の中間面4314とを含み得る。
肉厚部4315はそれぞれ、支持構造4310の中間面4314の幅広部位に対応し得る。中間面4314は、支持構造4310上の他の位置においてよりも肉厚部4315において幅広になり得る。
図12Dの支持構造4310は、円形の外側外形4312および非円形の内側外形4313を含む。本例において、支持構造4310は、長円形リング部材として特定され得る。支持構造4310は、支持構造4310の対向する側部上に一対の肉厚部4315も含む。本例において、非円形の内側外形4313は、長円形である。肉厚部4315は、支持構造4310の長円形の内側外形4313の短軸と整列される。長円形の内側外形4313の短軸における内側外形4313と外側外形4312との間の間隔の増加により、肉厚部4315が形成される。加えて、楕円の長軸は、支持構造4310の最薄部(すなわち、支持構造4310のうち中間面4314が最も肉薄となる部位)を通じて延び得る。
図12Eの支持構造4310は、長円形の外側外形4312を含む。長円形の外側外形を有する支持構造4310を複数設ける(例えば、一連の配列)ことにより、長円形の外側外形または全体的に長円形の断面を含む空気送達導管4300が形成され得る。長円形の外側形状を含む空気送達導管4300は、目立たない外観を含み得、患者によって快適であり得る。本例において、支持構造4310は、肉厚部4315を含む。これらの肉厚部は、長円形の外側外形4312の長軸と整列される。より一般的に、これらの肉厚部は、支持構造4310の対向する側部に設けられる。支持構造4310は、長円形の内側外形4313を含む。本例において、内側外形4313は、一対の連結壁を低湾曲(例えば、大きな曲率半径)の対向する端部において含むことにより、長円形の内側外形4313の端部間の間隔を長軸および外側外形4312に沿って生成し、これにより、肉厚部4315が形成される。他の例において、連結壁は、湾曲を含まず、内側外形4313の直線側部であり得る。
図12Fの支持構造4310は、長円形の外側外形4312、長円形の内側外形4313および肉厚部4315を含む。肉厚部4315は、リング部材4315の対向する側部上に設けられ、長円形の内側外形4313の長円形形状の長軸に沿って対向する。本例において、これらの肉厚部は、長円形の内側外形4313の長軸と、長円形の外側外形4312の長軸との間の間隔によって形成される。本例において、長円形の内側外形4313の長軸と短軸との間の比は、長円形の外側外形4312の長軸と短軸との間の比よりも小さい。その結果、支持構造4310の厚さがリング部材4310の周囲において不均一になり、長円形内側および外側外形の長軸の部位の厚さがより大きくなる。
あるいは、内側外形4313によって形成された楕円の短軸は、外側外形4312によって形成された楕円の長軸と一致し得、内側外形4313によって形成された楕円の長軸は、外側外形4312によって形成された楕円の短軸と一致し得る。内側外形4313によって形成された楕円の長軸は、外側外形4312によって形成された楕円の長軸から0度~90度の間の任意の角度だけオフセットし得ることも企図される。同様に、内側外形4313によって形成された楕円の短軸は、外側外形4312によって形成された楕円の短軸から0度~90度の間の任意の角度だけオフセットし得る。
いくつかの他の例において、支持構造4310は、長円形の外側外形4312と、非長円形の内側外形4312(例えば、円形の内側外形)とを含む。さらなる例において支持構造4310は、D字型、台形であり得るか、または別の適切な形状を含み得る。
図12Gの支持構造3410は、開口形状(またはC字型)であり得、対向する端部間に隙間を含むため、ループの閉鎖が回避される。中間面4314の幅は、支持構造4310全体において均一であり得ることが企図される。あるいは、支持構造の幅は、肉厚部4315を生成するために変動させてもよい。C字型形状の支持構造4310中の隙間により、支持構造(および空気送達管)を(空気送達導管4300中の空気経路の閉塞の原因となり得る構造破損を被ること無く)ラジアル方向に圧縮させることが可能になり得ることが企図される。このラジアル方向の圧縮により、カバー材4340との組立ても促進され得る。
支持構造4310の外側外形4312は長円形であり得、内側外形4313は非長円形(例えば、円形)であり得ることが企図される。図12Hは、D字型の支持構造4310を示す。図8Iは、台形支持構造4310を示す。双方の形状により、目立たない空気送達導管3400も達成され得る。もちろん、支持構造4310の外側外形4312および内側外形4313(または内側および外面)の形状は、したものに限られない。外側外形4312および内側外形4313および支持構造4310の表面は、他の適切な形状を有し得る点に留意されたい。
いくつかの例において、隣接する支持構造4310間の距離は、動的に調節可能であり得る。加えて、各支持構造4310は、隣接する支持構造4310へ近位方向および隣接する支持構造4310から遠位方向に移動可能であり得るため、例えば空気送達導管4300の長さの変更が可能になる。補強構造4305および/または空気送達導管4300の長手方向長さは、調節可能であり得る。また、各支持構造4310は、隣接する支持構造4310に相対して、支持構造4310の中央長手方向軸が隣接する支持構造4310の中央長手方向軸からオフセットしかつ隣接する支持構造4310の中央長手方向軸に対して平行な位置へ移動可能であり得る。
支持構造4310間の間隔は、空気送達導管4300の長さに沿って変更され得る。例えば、支持構造4310は、空気送達管4300の端部においてよりも空気送達管4300の中央部において、より相互に離隔され得る。
支持構造4310は、均一の幅を周縁に沿って含み得る。これにより、コスト効率の良い製造が促進され得る。他の例において、空気送達導管4300は、幅が異なる複数の支持構造4310を含むため、空気送達導管4300が異なる方向における屈曲において異なるレベルの可撓性を有することが可能になる。
本技術の多様な例による空気送達導管4300は、の複数の支持構造4310から形成され得る。これらの複数の支持構造4310は、カバー材中に被覆または密閉されて、密閉された空気経路を形成する。
5.5.2 空気不透過性のカバー材
図13~図15は、カバー材4340の異なる例示的構成を示す。これらの図示の構成全てについて、カバー材4340は、布地を含み得、不浸透性であり得る。図13および図14は、ラミネート構造を備えたカバー材4340を示す。図13において、ラミネート構造は、可撓性および/または伸縮性織物材料(例えば、織物層)によって構成された布地層4347を含み得る。ラミネート材料において、(例えば接合、接着、縫製、織編または他の任意の取付方法によって布地層4347へ取り付けられた)空気不透過性の内側層(またはフィルム)4348(例えば、シーリング層)も設けられる。
織物材料は、ナイロン、ポリエステル、スパンデックスまたはこれらのいずれかの組み合わせを含み得る。の材料のリストは、限定的なものではないことが理解されるべきである。加えて、織物材料は、編構造、織物構造または非織物構造を有し得、1方向または2方向のストレッチ特性を備え得る。1方向のストレッチ性を得るには、織物の製造および方向付けを、ストレッチ方向が空気送達導管3400の長手方向軸に対して平行な方向となるように行えばよい。2方向のストレッチ性を得るには、織物の製造および方向付けを、第1のストレッチ方向が空気送達導管の長手方向軸に対して平行となりかつおよび第2のストレッチ方向が空気送達導管の長手方向軸に対して垂線方向または垂直となるように行えばよい。いくつかの例において、これらのストレッチ特性は、材料採用(例えば、エラスタン)によってまたは構造(例えば、ニットパターン)によって達成することができ得ることが企図される。
織物材料の外方を向く側(すなわち、ユーザまたは他の外部物体と接触するように構成された側)は、快適性および手触りを向上させるように処理仕上げされ得る。例えば、織物材料に対し、ブラッシング、シリコーンまたは他の種類の処理が行われ得る。織物材料に対し、洗浄性、乾燥性、汚染性、埃耐性、吸湿性などの特性を向上させる処理も行われ得る。加えて、織物材料の内方を向く側(すなわち、空気不透過性の内側層4348および空気送達導管4300の内部に対向する側)は、空気不透過性の内側層4348との接着および/または接合を向上させるように、調製または処理され得る。
カバー材4340中に布地を使用することにより、空気送達導管4300の軽量化が可能になり得、これにより、(患者インターフェースとユーザの顔との間のシール不安定化の原因となり得る)空気送達導管4300に関連する抗力が低減される。例えば、布地の面密度は、約250g/m2(GSM)以下であり得る。好適には、布地の面密度は、約180g/m2(GSM)未満であり得る。
視覚的魅力を含む局所的特徴または機能を達成するために、カバー材4340は、1種よりも多くの布地材料を含み得ることが企図される。例えば、カバー材4340において、布地層4347の一領域を構成する布地を、隣接領域において用いられる別の種類の布地よりも柔らかくし、隣接領域において用いられる別の種類の布地をより粗いものにすることができ得る。また、カバー材4340に透明領域を設けることにより、ユーザが空気送達導管4300の内部を調査することが可能になり得ることが企図される。
空気不透過性の内側層4348は、布地層4347の布地材料と、空気送達導管4300の支持構造4310との間に挟んで取り付けられ得る。加えて、空気不透過性の内側層4348は、弾性ポリマーまたはエラストマーから形成され得る。例えば、空気不透過性の内側層4348は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)または熱可塑性エラストマー(TPE)であり得る。空気不透過性の内側層4348の厚さは、約0.5mm以下であり得る。好適には、この内側層の厚さは、約150ミクロン以下であり得る。
カバー材4340は、少なくとも部分的に織物布地により形成してよいが、空気送達導管4300を通じて流動する加圧ガスから織物布地を孤立させることが望ましい場合がある。詳細には、微生物または他の汚染物質が布地中において成長または捕獲されて加圧ガス流れを汚染する事態を回避することが所望され得る。よって、空気不透過性の内側層4348の表面積は、布地層4347の布地材料の表面積よりも大きくされ得る。このようにして、内側層4348は、布地層4347の布地材料の全部分と、空気送達導管4300の内側の管腔との間に挟まれ得る。
図13に示す構成において、カバー材4340は、1つの布地層4347と、1つの空気不透過性の内側層4348とを含む。図14に示す構成において、カバー材4340は、複数の布地層4347と、空気不透過性の内側層4348とを含む。より多数の布地層を設けるほど、空気送達導管4300の柔らかさが増し得る。加えて、図11B中においては2つの布地層4347のみを図示しているが、布地層4347の数は、必ずしも2つに限定されない。
図15に示す構成において、カバー材4340は、布地層4347のみを用いる。本構成における空気不透過性の内側層4348は、省略される。不浸透性内側層4348の無い構成の場合、布地層4347は、布地層4347を空気不透過性にし得る材料によりコーティングされ得る。例えば、布地層4347は、シリコーンまたは類似の材料によってコーティングされ得る。この構成によれば、カバー材4340を形成する層数の制限により、空気送達導管4300の嵩高さがさらに低減され得る。
図13~図15に示す例それぞれにおいて、本明細書中に記載の実施形態のうちいずれか1つにより、布地層4347は、外側シート4342または外側層4346から形成され得る。
5.5.3 端部コネクタ
再度図7Aを参照して、空気送達導管4300の各端部は、端部コネクタ4362を例えば空気送達導管4300の各端部に含み得る。端部コネクタ4362により、空気送達導管4300を(長管構成において)流れ発生装置(RPTデバイス)および患者インターフェースへ接続させることが可能になり得る。また、端部コネクタ4362により、空気送達導管4300を(短管構成において)患者インターフェース3000および別の空気送達導管へ接続させることが可能になり得る。少なくとも1つの端部コネクタ4362は、回り継ぎ手接続であり得ることが企図される。少なくとも1つの端部コネクタ4362は、エルボー接続であり得ることがさらに企図される。少なくとも1つの端部コネクタ4362は、剛性の直線コネクタであり得ることがさらに企図される。双方の端部コネクタ4362は、同一の構造を有し得る。あるいは、端部コネクタ4362は、異なる構造を有し得る。例えば、患者インターフェースの入口へ接続するように構成された端部コネクタ4362は、エルボーの形態をとり得、RPTデバイスの出口または別の空気送達導管へ接続するように構成された端部コネクタは、回り継ぎ手コネクタまたは固定接続であり得る。端部コネクタ4362のうち少なくとも1つは、通気アセンブリ、HMXアセンブリおよび/または窒息防止アセンブリを含み得る。
5.5.4 空気送達導管
複数の構造4310(例えば、図8または支持構造4310のその他の例に示すリング部材)を直線状パターン(例えば、配列)に配置した後にカバー材によって密閉して、空気送達導管4300を形成することができる。空気送達導管4300は、空気送達導管4300の長さに沿って間隔を空けて配置された複数の支持構造4310と、空気送達導管4300の長さに沿って支持構造4310に設けられた空気不透過性のカバー材4340とを含み得、カバー材4340によって形成された密閉空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる。
図18は、配列状に配置された複数の支持構造4310を示す。図19に示す空気送達管4300において、図18に示す支持構造4310へカバー材4340が付加される。図19において、空気送達管4300は、強制的に曲線状にされる。
図20に示す別の複数の支持構造4310は、配列状に配置される。図21に示す空気送達管4300において、図20に示す支持構造4310へカバー材4340が付加される。図21において、空気送達管4300は、強制的に曲線状にされる。
図18~図21の例に示す支持構造4310は、リング部材の形態をとる。
図19に示す空気送達管4300を形成する図18に示す支持構造4310の配列は、中立状態(例えば、非伸長および非圧縮の状態)において2mmだけ間隔を空けて配置され、図21に示す空気送達管4300を形成する図20に示す支持構造4310の配列は、中立状態(例えば、非伸長および非圧縮の状態)において9mmだけ間隔を空けて配置される。図18に示す支持構造4310は、図20に示す支持構造4310よりも幅狭である。
図21に示すように、より幅広のリング部材を大きな距離だけ間隔を空けて配置した空気送達管4300の方が、より幅狭のリング部材を小さな距離だけ間隔を空けて配置した図19に示す空気送達管4300よりも屈曲性が高い。
支持構造4310間の間隔と、各支持構造4300の幅とは、本技術の異なる例間において変動し得る。いくつかの例において、支持構造4310間の間隔は、比較的大きい(例えば、約9mm)ため、(特に管が短管である場合に)屈曲性の高い管(例えば、ドレープ性の良好なもの)が結合解除コンポーネントとしてより良好に機能し得る。他の例において、支持構造4310間の間隔は、比較的狭い(例えば、約2mm)である。なぜならば、間隔を短くすると、リング部材4310間のカバー材4340のバンチングの低減と、支持構造4310間のミスアライメントの可能性の低下とが可能になるため、管閉塞の可能性が低下する。いくつかの例において、支持構造4310間の間隔は、小さい間隔または中程度の間隔であるが、空気送達管4300は、高い可撓性/ドレープ性を空気送達導管4300へ付与するために、可撓性および/または伸張性の高いカバー材4340を含む。支持構造4310間の間隔と、カバー材4340のストレッチ性とは、空気送達導管4300の所定の可撓性および/または伸長性を達成するように選択され得る。
本技術のいくつかの例において、空気送達導管4300は、1mm~10mmの距離だけ間隔を空けて配置された複数の支持構造4300を含む。さらなる例において、間隔は、2mm~6mmの距離または2mm~3mmの距離だけ設けられる。いくつかの例において、空気送達導管4300の支持構造4310は、6mm未満の距離または3mm未満の距離だけ間隔を空けて配置される。いくつかの例において、支持構造4310は、内径が11~19mmであるリング部材を含む。いくつかの例において、内径は、13mm~17mmまたは15mmであり得る。各リング部材または他の支持構造4310内の面積は、150mm2~200mm2(例えば、160mm2~185mm2)であり得る。一例において、各支持構造4310内の面積は、約175mm2である。これらの支持構造4310は、非円形形状(例えば、長円形形状)を含み得、範囲内の内面積を含む。この内面積を通じて、空気の流動が可能となる。
本技術のいくつかの例において、空気送達導管4300は、管の長さに沿って不均一である可撓性および/またはストレッチ性を含み得る。いくつかの例において、空気送達導管4300は、管端部と管中央部との間において異なるレベルの可撓性および/またはストレッチ性を含み得る。例えば、空気送達導管4300は、可撓性の高い端部と、中程度の可撓性の中央部とを含み得る。あるいは、空気送達導管4300において、中央部は、端部よりも高い可撓性および/または伸縮性を有し得る。いくつかの例において、特定の空気送達導管4300の支持構造4310は、同一の特性、ジオメトリおよび間隔を含むわけではない。いくつかの例において、空気送達導管4300は、複数のリング部材を含む。これらの複数のリング部材のうちいくつかは、長円形の外側外形を含み、いくつかは円形の外側外形を含むため、一端においてRPTデバイスへ接続された長管へ接続する円形のコネクタから他端において患者インターフェースへ接続する下側外形長円形コネクタへの移行が得られる。いくつかの例において、空気送達導管4300において、支持構造4310は、空気送達導管4300の端部においてよりも空気送達導管の中央部4300において相互にさらに間隔を空けて配置されるかまたは空気送達導管4300の端部においてよりも空気送達導管4300の端部においてさらに間隔を空けて配置されるため、空気送達導管4300の可撓性が長さに沿って変化する。
空気送達導管のカバー材4340は、上記したとおりであり得る(例えば、空気送達導管のカバー材4340は、空気不透過性であり得、織物材料から形成された外面を含み得る)。いくつかの例において、カバー材4340は、ラミネートの形態をとる。カバー材4340は、空気不透過性の内側層へ接合された織物材料を含む外側層を含み得る。いくつかの例において、空気不透過層は、ポリマー材料から形成され、熱可塑性材料(例えば、熱可塑性ポリウレタン(TPU))から形成され得る。他の例において、空気不透過層は、シリコーン、熱可塑性エラストマーまたは他のエラストマーから形成され得る。
5.5.5 補強構造へのカバー材の付加
本技術の態様によれば、カバー材4340を補強構造4305へ付加する方法は、複数存在する。
5.5.5.1 カバー材による補強構造周囲の被覆
カバー材4340は、補強構造4305周囲を被覆し得、補強構造4305へ接合されることにより、補強構造を含む密閉された管材を得る。カバー材4340により、密閉された空気経路が形成され得る。この密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送を空気送達導管4300によって行うことが可能となる。いくつかの例において、補強構造は、支持構造4310の配列を含み得る。したように、カバー材4340に含まれ得るラミネート構造において、外側層は、織物材料から形成され、内側層は、空気不透過性材料(例えば、TPUフィルム)から形成される。織物材料が空気経路へ露出される事態を回避するために、シーリング層を管の内側に沿って設けることにより、当該織物層の縁部を封鎖する。これにより、空気経路の封鎖状態が確保されて、織物への粒子の侵入が回避され、織物層を通じて発生し得る漏洩が常に回避される。
図22~図29は、本技術の態様による複数の支持構造4310を含む補強構造4305へカバー材4340を付加する方法を示す。この特定の例において、支持構造4310はそれぞれ、リング部材の形態をとる。本方法は、別の補強構造(例えば、形成すべき管の長さに沿って延びる1つ以上のらせん状の部材)へカバー材4340を付加する際にも適用可能である。
図22に示すように、1つのステップにおいて、複数の支持構造4310が、配列状に配置され得る。図23に示すように、支持構造4310は、マンドレル(またはラック)7000上に支持され得る。支持構造4310は、相互に同心円状に整列され得るが、マンドレル7000の長さおよび形成されるべき管材に沿って間隔を空けて配置され得る。
図24に示すように、別のステップにおいて、形態をとるシーリング層4341は、支持構造4310へ設けられ得る。本例において、シーリング層4341は、シーリングストリップである。シーリングストリップは、補強構造4305へ付加され得る。本例において、シーリングストリップは、一連のリング部材4310の長さに沿って長手方向に整列される。その後、シーリング層4341は、リング部材4341へ接合される。いくつかの例において、シーリング層4341は、TPUフィルムを含み、熱接着可能である。シーリングストリップにおいて、補強構造4305に沿ってテープが付加され得る。他の例において、シーリング層4341は、図24に示すシーリングストリップよりも幅広であり得、支持構造4310の周縁または側部の部分をより大きく被覆し得る。
いくつかの例において、シーリング層4341は、熱接着可能な層の代替として接着層を含む。このような例において、接着剤は、生体適合性であり得、管製造時において完全に硬化され得る。
図25は、マンドレル7000の端面図および支持構造4310の配列を示し、シーリング層4341は、シーリングストリップの形態で付加される。シーリング層4341は、支持構造4310へ接合され、弧形を形成する。シーリング層4341は、シーリングストリップの形態をとり、支持構造4310の周縁の一部および形成すべき空気送達導管4300のみを占有する。シーリング層4341の提供に用いられるシーリングストリップは、シーリングテープであり得る。
他の例において、シーリング層4341は、形成すべき空気送達導管4300の周縁をより大きく占有し得る。いくつかの例において、シーリング層4341の形成は、シーリングストリップを(例えば、テープ形態で)らせん状に補強構造4305周囲において小角度で巻いて行われ得、これにより、シーリングストリップ自身が重複して、補強構造4305を完全密封する。さらなる例において、シーリングシートの形態のシーリング層4341は、補強構造4305の周縁全体の周囲を包囲して、シーリングシートにより補強構造4305を完全密封する。
空気不透過性のカバー材4340は、補強構造4305およびシーリング層4341周囲を被覆し得る。一形態において、カバー材4340は、補強構造4305およびシーリングストリップ周囲を被覆し得る。
図26および図27に示すように、さらなるステップにおいて、外側シート4342は、補強構造4305周囲を被覆する。すなわち、外側シート4342は、シートとして形成され得、その後、空気送達導管4300のためのカバー材4340の形成時において、補強構造4305周囲を(例えば円筒形状として)被覆し得る。外側シート4342は、空気送達導管4300の最外側層を形成し得ず、空気送達導管4300の周囲に露出された外面を提供し得ないが、空気送達導管4300の別の層に対して「外側」になり得ないかまたは補強構造4305に対して「外側」になり得ない。いくつかの例において、外側シート4342は、織物材料を含み、このような例において、織物シートとして特定され得る。
外側シート4342は、形成すべき空気送達導管4300の長さに沿って整列された第1の縁部4342aを含む。第1の縁部4342aは、補強構造4305へ前回付加されたシーリングストリップにわたって整列され得る。外側シート4342は、第1の縁部4342aと反対側の第2の縁部4342bも含む。第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bは、本技術のいくつかの例において相互に平行であってもよいし、他の例において平行でなくてもよい(双方が空気送達導管4300に沿って延びてもよい)。外側シート4342のシーリング層4341および補強構造4305への接合は、(例えば接着を用いた)または(例えば熱接着を用いた)補強構造4305周囲の被覆時または被覆後において行われ得る。本例において、外側シート4342は、(空気送達導管4300の周囲に対向するが必ずしも最外側層に対向しない)外側と、(空気送達導管4300の軸に対向する)内側とを含む。いくつかの例において、この内側は、密閉された空気経路のうち少なくとも一部を空気送達導管4300内に規定し得る。
一例において、外側シート4342は、ラミネートを含む。外側シート4342は、織物材料を含む外側層を含み得る。織物材料により、管の触り心地を快適にすることができ得る。外側シート4342は、空気不透過性材料を含む内側層も含み得る。空気不透過性材料は、シーリング層および/または補強構造4305へ接合可能であり得る。空気不透過性材料は、プラスチック材料を含み得、熱可塑性材料(例えば、TPU)を含み得る。いくつかの例において、外側シート4342の外側層および内側層は、ドット接着剤積層によって共に接合される。別の例において、これらは、熱ラミネーションによって接合され得る。いくつかの例において、外側シート4342は、図13~図15に関連してしたような1つ以上の布地層4347および1つ以上の空気不透過層4348を含み得る。いくつかの例において、外側シート4342またはカバー材4340は、少なくとも1つの織物層と、当該織物層の外側に設けられた少なくとも1つの非織物層(例えば、織物層の外部に設けられたフィルム層)とを含み得る。
図28~図30に示すように、さらなるステップにおいて、外側シート4342による補強構造4305の周囲の被覆と、外側シート4342、シーリング層4341および補強構造4305の接着とが、共に完了される。外側シート4342の第2の縁部4342bは、補強構造4305周囲を被覆し、第1の縁部4342aを通過する。外側シート4342により補強構造4305周囲を被覆した後、第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bは、空気送達導管4300に沿って延びる。第2の縁部4342bの近隣の外側シート4342の内側は、第1の縁部4342aの近隣の外側シート4342の外側へ接合される。第2の縁部4342bは、第1の縁部4342aの近隣でありかつ第1の縁部4342aから間隔を空けて配置された外側シート4342外面上へさらに接合されて、外側シート4342同士を重複させる。外側シート4342は、管の断面周囲において360度を超えて被覆に用いられる。ここで、空気不透過性のカバー材4340により、密閉された空気経路および空気送達導管4300が形成される。シーリング層4341(本例においてはシーリングストリップ)は、外側シート4342の重複部位をシールする。外側シート4342同士を被覆に用いることにより、シームが形成され得る。シーリング層4341(例えば、シーリングストリップ)により、シームがシールされ得る。シーリングストリップは、シームの長さに沿ってシールする。
いくつかの例において、空気送達導管4300に沿って延びる外側シート4342の第2の縁部4342bは、鋸歯状外形を含む。鋸歯状外形は、外側シート4342の第2の縁部4342bの外側シート4342の外側からの剥離に耐えるように構成され得る。第2の縁部4342bは、クリンクルカット、波状、鋸歯状、三角形などの外形を含み得る。この種の外形は、外側シート4342が自身から剥離する事態に耐え得る。この種の外形の外側シート4342の第2の縁部4342bの一部が剥離し始めた場合、直線状の第2の縁部4342bを含む外側シート4342と比較して、この剥離が縁部に沿って伝播する可能性を低くすることができ得る。
いくつかの例において、単一の外側シート4342により、補強構造4305の長さ全体(例えば、空気送達導管4300の長さ全体)の周囲を被覆する。他の例において、複数の外側シート4342により、カバー材4340が形成される。一例において、第1の外側シート4342により、補強構造4305の第1の半分周囲を被覆し、第2の外側シート4342により、補強構造4305の第2の半分周囲を被覆する。このような例において、第1および第2の外側シート4342の第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bは、空気送達導管4300に沿って延びる。とはいえど、第1の外側シート4342の第1の縁部4342aおよび第2の外側シート4342は、相互に共線ではなくてもよい。同様に、第1の外側シート4342の第2の縁部4342bおよび第2の外側シート4342は、相互に共線ではなくてもよい。
第2の縁部4342bまたはその近隣における外側シート4342の接着面は、外側シート4342が第2の縁部4342bにおいて自身に良好に接着することを促進させるようにも構成され得る。本技術のいくつかの例において、接着面は、接合接触領域および接合強度を増加させるように構成された窪み、粗面化などを含み得る。
いくつかの例において、シーリング層4341は、補強構造4305へ接合される。外側シート4342は、シーリング層4341にも接合され得る。シーリング層4341は、補強構造4305および/または外側シート4342へ熱接着させてもよいし、あるいは、補強構造4305および/または外側シート4342へ接着させてもよい。シーリング層4341は、熱接着可能な材料(例えば、熱可塑性材料、いくつかの例においてTPU)を含み得る。
空気送達導管4300を流れ発生装置と患者インターフェースとの間において(患者インターフェースを長管へ接続させるように構成された短管としてまたは呼吸圧力治療デバイスへ接続させるように構成された長管として)接続させるための端部コネクタ4362(例えば、図7Aを参照して述べたもの)は、さらなるステップにおいて取り付けられ得る。一例において、空気送達導管4300は、呼吸圧力治療デバイス4000の出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェース3000へ接続するように構成された第2の端部とを含む。別の例において、空気送達導管4300は、呼吸圧力治療デバイス4000の出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェース3000へ接続するように構成された第2の端部とを含む。
図30を参照して、外側シート4342の内側において、第1の部位(または第1の領域)4343が第1の縁部4342aの近隣に設けられる。さらに、外側シート4342の内側において、第2の部位(または第1の領域)4344が第1の縁部4342aの近隣に設けられる。第1の部位4343は、第1の縁部4342aの第1の側部上に配置され、第2の部位4344は、第1の縁部4342aの第2の側部上に配置される。すなわち、第1の部位4343および第2の部位4344は、第1の縁部4342aの反対側同士に配置される。シーリング層4341(本例においてはシーリングストリップ)は、第1の部位4343と第2の部位4344との間をシールする。例えば、シーリング層4341は、第1の部位4343と第2の部位4344との間の隙間をシールし得る。この隙間において、外側シート4342同士が重複する。シーリング層4341は、外側シート4342の外面を管内の空気経路から隔離させる。
これは、外側シート4342の外面が織物材料から形成される場合に特に有利である。なぜならば、第1の縁部4342a上にシールが無い場合、外面を形成している織物材料が空気経路へ露出されて、ガスおよび/または粒子が織物外面と密閉された空気経路との間において交換される可能性が出てくるからである。このようにすると、織物層中に存在し得る微生物/細菌が空気経路に到達する事態の回避またはこのような事態へのさらなる耐性の支援も得られ得る。シーリング層4341により、織物層は、(外側シート4342同士の内部重複のいずれかの側部に設けられた外側シート4342の空気不透過性の内側層への接着によって)空気経路から隔離される。このようにして、管内の空気流れへ露出されるカバー材4340の内面は、シーリング材料(例えば、プラスチック(例えば、TPU、TPE、シリコーン))のみによって形成され、空気送達導管4300内のガス流れへ露出される織物層は無い。
図40Aに示す別の構成において、第2の縁部4342bの近隣の外側シート4342の内側は、(外側シート4342の外側上へではなく)シーリング層4341(本例においてはシーリングストリップあるいは他の例においてはシートまたは内側管)へ接合される。隙間の回避と実質的に織物から形成された空気送達導管4300の外部の提供とを(重複に起因する厚さ倍増を引き起こすこと無く)可能にするように、第2の縁部4342bは第1の縁部4342aと接触する。外側層4342により補強構造周囲を被覆して、外側層4342の第2の縁部4342bを第1の縁部4342aと隣接させる。本例において、この場合も、シーリング層4341は、第1の縁部4342aの第1の側部上の外側シート4342の内側の第1の部位4343と、第1の縁部4342aの第2の側部上の外側シートの内側の第2の部位4344との間をシールする。第1の部位4343は、第1の縁部4342aの近隣の外側シートの内側部位である。本例において、第2の部位4344は、(第1の縁部4342aに隣接する)第2の縁部4342bの近隣の外側シートの内側部位である。シーリング層4341は、第1の部位4343と第2の部位4344との間をシールする。シーリング層4341は、第1の縁部4342aと第2の縁部4342bとの間の接合部またはシームにわたってシールする。
図40Bに示す別の構成において、第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bは、相互に隣接する。本構成において、これらは、共に縫製される。図40Aおよび図40Bに示すこの「隣接」構成例において、第1の縁部4342aと第2の縁部4342bとの隣接によって形成される内側シームは、シーリング層4350によってカバー材4340の布地層4341が空気通路中の加圧された呼吸ガスからシールされるように、シーリング層4350と整列され得る。いくつかの例において、第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342b双方は、例えば接合、接着、縫製、織編、または他の任意の取付方法によってシーリング層4350へ取り付けられ得る。第1の縁部4342aの第2の縁部4342bへの取付は、例えば接合、接着、縫製、織編、または他の任意の取付方法によっても行われ得ることが企図される。第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bを適切に隣接させるように高精度に整列させることにより、見苦しくかつ/または不快な隙間が第1の縁部4342aと第2の縁部4342bとの間に発生する事態を回避することが望ましい場合がある。第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bは、図40Bに示すような鋸歯状であり得る点に留意されたい。
外側シート4342が自身と重複するにしろまたはシーリング層4341のみと重複するにしろ、外側ストリップ4354は、外側シート4342の外側へ外側シート4342の第2の縁部4342bに沿って接合され得る。外側ストリップ4354は、外側シート4342の第2の縁部4342bにわたって外側シート4342の第2の縁部4342bに沿って接合され得る。図40Cは、外側ストリップ4354を含む空気送達導管4300の一部の断面図である。外側ストリップ4354は、接合部の外部を第1の縁部4342aと第2の縁部4342bとの間においてシールする。外側ストリップは、テープを含み得、織物材料を含み得る。外側ストリップは、外側シートの第2の縁部4342bにわたって「重複」構成(例えば、図30に示す種類の構成)においてまたは第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342b双方にわたって「隣接」構成(例えば、図40Bおよび図40Cに示すようにもの)においてシーリングを提供し得る。外側ストリップ4353は、管へさらなるシーリングを提供し得る。外側ストリップ4354は、本技術のいずれかの例の空気送達導管4300のカバー材4340の外部シーム/接合部へ設けられ得る。外側ストリップ4354により、清潔な外観のシームも得られ得る。ストリップの色、パターンおよび/または構造は、空気送達導管4300の外側織物層と異なり得る。空気送達導管4300の長さに沿いかつ外側シート4342の第1の縁部4342aおよび/または第2の縁部4342bにわたる外側ストリップ4354。
図30に示す例において、外側シート4342は、シーリングストリップ4341へ接合され、外側シート4342の第1の縁部4342aは、シーリングストリップに沿った中心線の近隣のシーリングストリップ4341に沿って配置される。シーリングから恩恵を受けるのは、第1の縁部4342aと、第1の縁部4342aが接合された外側シート4342の内面との間の隙間であり得、第1の縁部4342aをシーリングストリップの中央に配置することにより、外側シート4342の内面の第1の部位4343および第2の部位4344の領域が、シーリングストリップ4341の接合先であり得る第1の縁部4342aのいずれかの側部上において最大化される。第2の縁部4342bの近隣の外側シート4342の内側は、第1の縁部4342aの近隣の外側シート4342の外側へ接合される。第2の縁部4342bは、第1の縁部4342aから間隔を空けて配置されるため、外側シート4342は自身と重複する。
図28~図30、図40Aおよび図40Cに示す例を参照して、シーリング層4341は、シーリングストリップの形態をとり、カバー材4340のシームの内側部にわたってシールして、シームを通じた空気漏洩を回避する。空気不透過性のカバー材4340は、第1の縁部(例えば、外側シート4342の第1の縁部4342a)および第2の縁部(例えば、外側シート4342の第2の縁部4342b)を有する。第1の縁部および第2の縁部はそれぞれ、空気送達導管4300に沿って延びる。図示のように、図示の例それぞれにおいて、第1の縁部およびカバー材4340の第2の縁部は、出会うかまたは重複して、シームを形成する。シーリング層4341(または特定の例中のシーリングストリップ)は、シームの内側部にわたってシールする。シーリングストリップは、シームに沿ってシームにわたってシールし得る。
図28~図30に示すように、カバー材4340は、シームの近隣の位置において自身に接合される。図28~図30、図40Aおよび図40Cの例それぞれにおいて、カバー材は、補強構造4305へ接合される。図40Cに示す例において、空気送達導管4300は、カバー材4340の第2の縁部に沿ってカバー材4340の外側へ接合された外側ストリップ4354を含む。カバー材4340の第1の縁部および第2の縁部は、鋸歯状であり得る。図28~図30、図40Aおよび図40Cに示すように、シームの内側部は、シーリングストリップの中心線と整列される。
図31は、本技術による空気送達導管4300の別の例におけるシーリング層4341および外側シート4342を重複させてカバー材4340を形成する方法を示す。カバー材4340は、補強構造4305に設けられる。補強構造4305は、本例において、複数の支持構造4310も含む。支持構造4310は、本例においてリング部材であるが、本技術の他の例において他の形状を有し得る。
本例において、外側シート4342は、織物材料を含むため、織物シートまたは織物層として特定され得る。シーリング層4341は、外側シート4342へラミネートされる。そのため、本例において、カバー材4340は、織物層を形成する織物外側シート4342および空気不透過性のシーリング層4341によって形成されたラミネートを含む。外側シート4342は、第1の縁部4342aおよび第2の縁部4342bを含む。本例においてシーリング層4341は、第1の縁部4342aから第2の縁部4342bへ延びるが、他の例において、(織物層の特定の構成に応じて)織物層の全てではなく一部に設けてもよい。
本例において、シーリング層4341は、シーリングフラップ4345も含む。本例において、シーリング層4341は、外側シート4342の第1の縁部4342aを超えて、シーリングフラップ4345を形成する。本例において、シーリングフラップ4345は、外側層の第1の縁部4342aの近隣において、シーリング層4341の別の部位へシールされる。
この特定の例において、シーリングフラップ4345は、織物外側層4342の第1の縁部4342aを被覆する。シーリングフラップ4345は、外側シート4342の第1の縁部4342aの近隣の外側シート4342の外面に接合するシーリング層4341の部位へシールする。
図示のように、シーリングフラップ4345は、第1の縁部4342aの近隣の外側シート4342の外側と、外側シート4342の第2の縁部4342bの近隣のシーリング層4341の内側との双方にシールされる。図30に示す例と同様に、外側シート4342の内側は、第1の縁部4342aの近隣の第1の縁部4342aの第1の側部の第1の部位4343を含み、第1の縁部4342aの第2の側部の第1の縁部4342aの近隣の第2の部位4344も含む。本例において、シーリング層4341は、外側シート4342およびシーリングフラップ4345へ積層された層の形態をとり、外側シート4342の内側の第1の部位4343および第2の部位4344間をシールする。そのため、空気送達導管4300内の空気経路がシールされ、外側シート4342の外面を形成する織物材料から隔離される。シーリングフラップ4345をシーリング層の別の部位4341へシールすることにより、外側シート4342(例えば、織物層)の内側の第1の部位4343と、外側シート4342の内側の第2の部位4344との間の流れの漏洩が回避される。
本技術のいくつかの例において、カバー材4340は、2つよりも多数の層を含み得ることが理解されるべきである。外側シート4342およびシーリング層4341はそれぞれ、1つ以上の層を含み得る。さらに、カバー材4340は、外側シート4342およびシーリング層4341に加えて、1つ以上の層を含み得る。例えば、シーリングフラップ4345は、2つ以上の層の縁部を被覆して、シーリング層の別の部位4341をシールし得る。シーリングフラップ4345は、シーリング層4341のフラップ部であり得る。
外側シート4342およびシーリング層4341は、共に積層された後、補強構造4305と組み立てられ得る。シーリングフラップ4345も、第1の縁部4342a上を被覆された後、補強構造4305と共に組み立てられて、外側シート4342の第2の縁部4342bの近隣の外側シート4342およびシーリング層4341をシーリングフラップ4345および恐らくは外側シート4342の外面上に被覆する準備がされる。
図32は、本技術による空気送達導管4300の別の例を示す。この例において、シーリング層4341は、外側シート4342へ積層された空気不透過性材料の層を含み、この層は、織物材料から形成され(かつ織物層として特定され得る)。シーリング層4341は、シーリングフラップ4345も含む。シーリングフラップ4345は、外側シート4342の第1の縁部4342aを超えて延びるが、第1の縁部4342aを被覆しない。本例において、シーリングフラップ4345は、外側シート4342の第1の縁部4342aの第2の側部のシーリング層4341の内側に対してシールする。シーリングフラップ4345は、補強構造4305へ接着され得る。図30に示すように、外側シート4342の内側は、第1の縁部4342aの近隣の第1の縁部4342aの第1の側部の第1の部位4343と、第1の縁部4342aの第2の側部の第1の縁部4342aの近隣の第2の部位4344とを含む。シーリング層4341は、一体シーリングフラップ4345と共に、第1の部位4343と第2の部位4344との間をシールする。よって、シーリングフラップ4345がシーリング層の別の部位4341にシールされることにより、外側シート4342の内側の第1の部位4343と、外側シート4342の内側の第2の部位4344との間に流れる漏洩を回避する。よって、外側シート4342の織物材料は、空気送達導管4300内の空気流れから隔離される。本技術の本例の利点として、空気送達導管4300の周縁の周囲のいかなる点においても、4つよりも多くの材料層が相互に積層されていない点がある。
シーリングフラップ4345を含む例において、シーリングストリップは設けられない。しかし、いくつかの例において、シーリングストリップを空気送達導管4300の内部に設けてもよく、その場合、シーリングフラップ4345と、接合先であるシーリング層4341の内面との間の接合部においてさらなるシーリングが得られる。
5.5.5.2 シームレスのニットスリーブ
さらなる本技術の例において、カバー材4340は、織物スリーブを含み得る。織物スリーブは、ニットスリーブであり得る。ニットスリーブは、一体構造を含み得るため、シームは含まなくてよく、有利である。スリーブは、補強構造4305(例えば、リング部材4310の配列)上に導入され得、その後、補強構造4305へ接合されて、空気送達導管4300を形成する。空気不透過層(例えば、シーリング層4341)をニットスリーブ内において膨張させることにより、シーリング層4341がニットスリーブへ接合される。
本明細書中に記載の本技術の例のいずれかにおいて、織物材料と空気不透過性材料との間の接着は、化学的、熱、振動、超音波接着プロセスまたは他の任意の適切なプロセスのうち1つ以上によって達成され得る。いくつかの例において、織物材料および空気不透過性材料は、共に接着され得る。
図41および図42に示すアセンブリプロセスにおいて、ニットのシームレススリーブの形態の外側層4346を含むカバー材4340が用いられる。ニットスリーブは、シームレスの管状構造を有し得る。カバー材4340の織編は、円形織編、3D織編、またはシームレス管状構造の生成が可能な他の任意の織編プロセスを用いて行われ得ることが企図される。本例において、カバー材4340は、シーリング層4341も含む。シーリング層4341は、空気不透過性の内側層であり得、密閉された空気経路を規定する。この密閉された空気経路を通じて、空気の搬送が可能となる。シーリング層4341も、管状形状に形成された後、ニットスリーブ(外側層4346)へ挿入され得る。ニットスリーブ内に入った後、シーリング層4341を膨張させて、シーリング層4341の外面をニットスリーブの内側層と隣接させる。膨張された後、シーリング層4341をニットスリーブへ取り付けることにより、(例えば接合、接着、縫製、織編または他の任意の取付方法によって)カバー材4340が形成される。外側層4346とシーリング層4341との間の接着は、化学的、熱、振動、超音波接着プロセスまたは他の任意の適切なプロセスのうち1つ以上によって達成され得る。
同時に、補強構造4305(例えば、支持構造4310の配列)は、した「周囲を被覆する」方法と同様に、マンドレル(またはラック)7000上に配置され得る。積層されたカバー材4340を補強構造4305上にスライドさせて、積層されたカバー材4340に補強構造4305を包囲または包含させるようにする。積層されたカバー材4340を補強構造4305上にスライドさせた後、積層されたカバー材4340は、(例えば接合、接着、縫製、織編または他の任意の取付方法によって)補強構造4305へ取り付けられ得る。
5.5.5.3 マンドレル支援による反転
図43は、本技術の例によるカバー材4340を示す。カバー材4340は、他のコンポーネント(例えば、補強構造4305)と共に空気送達導管4300内において用いられるように構成される。カバー材4340を含む空気送達導管4300の製造方法については、において説明する。
カバー材4340は、細長円筒形状を含む。図43に示す状態において、カバー材4340は、カバー材4340の外面を提供する第1の側部およびカバー材4340の内面を提供する第2の側部を含む。本例において、カバー材4340は、カバー材4340の第1の側部上の第1の層およびカバー材4340の第2の側部上の第2の層を含む。
本例において、カバー材4340の第1の層は、シーリング層4341を含む。カバー材4340の第2の層は、外側層4346を含む(図43に示す状態においては、外側層4346は、カバー材4340の内面を形成しているが、これは、以下に述べる理由により、カバー材4340が使用時構成から反転されているからである)。シーリング層4341および外側層4346は、本開示中のいずれかの箇所において述べた層と同様のものであり得る。例えば、シーリング層4341は、空気不透過性プラスチック層(例えば、熱可塑性材料、TPU、TPE、シリコーン)を含み得る。外側層4346は、快適かつ魅力的な外観および感触を提供するように構成された織物層を含み得る。図43に示す状態において、シーリング層4341は、カバー材4340の第1の側部上に設けられて、外面を形成する。外側層4346は、カバー材4340の第2の側部上に設けられて、内面を形成する。
空気送達導管4300の形成方法における1つのステップは、カバー材4340を図43に示す構成に形成することを含む。一例において、本方法は、カバー材4340をシートから(シートの対向する縁部の接合によって)細長円筒形状に形成することを含む。このシートは、第1の層および第2の層によって形成されたラミネートであり得る(例えば、シーリング層4341および外側層4346)。別の例において、本方法は、(第2の層を細長円筒形状に形成した後に第1の層を第2の層の外部に設けることにより)カバー材を細長円筒形状に形成することを含む。例えば、第2の層を細長円筒形状にした後に、第1の層を第2の層の外部に被覆させるか、噴霧するかまたは他の場合にコーティングまたは積層させることができ得る。一例において、本方法は、例えば円形の織編または3D織編によって第2の層を織編することを含む。本技術のいくつかの例において、2つよりも多くの層により、カバー材4340が形成される(例えば、3つ、4つ以上の層)ことが理解されるべきである。
本方法における別のステップは、マンドレル7000上の補強構造4305を支持することを含む。本技術の一形態において、本方法において、マンドレル7000上の補強構造4305の支持は、マンドレル7000を押縮させ、補強構造4305をマンドレル7000上に取り付け、そしてマンドレル7000を拡張させることによって行われる。図44は、本技術の例によるマンドレル7000を示す。本例において、マンドレル7000は、アクチュエータ7001および拡張支持部7002を含む。アクチュエータ7001を拡張支持部7002内に挿入することにより、マンドレル7000の拡張および拡張支持部7002の退避を行って、マンドレル7000を座屈させることができる。図44は、マンドレル7000が押縮状態にある様子を示す。この状態において、補強構造4305を拡張支持部7002上に取り付けることにより、補強構造4305をマンドレル7000上に取り付けることができる。図45に示すように、補強構造4305は、複数の支持構造4310の形態をとり、マンドレル7000上に支持される。この特定の例において、支持構造は、リング部材である。補強構造4305をマンドレル7000上に取り付けた後、マンドレル7000を拡張させて、補強構造4305を確実に固定する。図46は、マンドレル7000が拡張状態にあり、補強構造4305を支持している様子を示す。本例において、マンドレル7000のアクチュエータ7001は、マンドレル7000の拡張支持部7002内へ挿入されて、拡張支持部7002を拡張させ、支持構造4310をマンドレル7000に対して締め付ける。
本方法の別のステップにおいて、カバー材4340を反転させつつマンドレル7000および補強構造4305をカバー材4340の内部中へ挿入することにより、第1の側部によってカバー材4340の内面が得られ、第2の側部によってカバー材4340の外面が得られる。すなわち、本方法のこのステップにおいて、円筒カバー材4340は、裏返しにされる。カバー材4340の円筒形状の最初に内側であった側は外側になり、最初に外側であった側は内側になる。したように、図43に示す状態のカバー材4340は、カバー材4340の外側の空気不透過性のシーリング層4341の形態をとる第1の層と、カバー材4340の内側の外側層4346の形態をとる第2の層とを含む。空気送達導管4300内において用いられるためには、シーリング層4341は、カバー材4340の内側を形成して、密閉された空気経路を規定する必要がある。この空気経路を通じて、外側の外側層4346と共に空気搬送が行われ得る。したように、外側層4346は、(柔らかい感触および寝具の外観を持つことに起因して)空気送達導管4300の外面としての使用に適した織物材料を含み得る。
図47は、マンドレル7000および補強構造4305がカバー材4340の内部へ挿入されている様子を示す。挿入時において、カバー材4340が反転されると、カバー材4340の第1の側部によってカバー材4340の内面が得られ、カバー材4340の第2の側部によって外面が得られるようになる。図48は、カバー材4340の反転の対応する拡大図を示す。本本技術の例において、本方法は、カバー材4340を内方へカバー材4340の中心軸へと回転させてマンドレル上に移動させることによってカバー材4340を反転させることを含む。図48に示すように、マンドレル7000および補強構造4305がカバー材4340の内部へ挿入されると、カバー材4340は内方に回転され、マンドレル7000上に移動する。よって、カバー材4340は、マンドレル7000を内部に受容する際に裏返しにされる。
図49は、カバー材4300中へ完全に挿入された後のマンドレル7000および補強構造4305を示す。カバー材4340は、マンドレル7000および補強構造4305と組立てられる際に反転するため、挿入後、カバー材4340の第1の側部(本例においてはシーリング層4341)により、カバー材4340の内面が得られ、カバー材4340の第2の側部(本例においては外側層4346)により、カバー材4340の外面が得られる。カバー材4340が静止している状態でマンドレル7000をカバー材4340中に挿入してもよいし、あるいは、カバー材4340を静止しているマンドレル7000上に回転させてもよいし、あるいは、カバー材4340およびマンドレル7000双方を共に移動させて、マンドレル7000および補強構造4305をカバー材4340の内部に挿入してもよい。
本方法の別のステップは、マンドレル7000をカバー材4340から取り外して、補強構造4305をカバー材4340内に残留させることを含む。したように、本本技術の例において、マンドレル7000は、座屈可能である。図50は、マンドレル7000をカバー材4340から取り外す様子を示す。本技術の本例による方法は、マンドレル7000を押縮して、補強構造4310を解放させることを含む。これは、マンドレル7000のアクチュエータ7001の退避により拡張支持部7002を座屈させて補強構造4305を解放させることにより、達成され得る。マンドレル7000が座屈した後、本方法は、マンドレル7000をカバー材4340の内部から取り外すことを含む。マンドレル7000を取り外すためには、カバー材4340を静止状態で保持したままマンドレル7000を退避させるかまたはマンドレル7000を静止状態に保持したままカバー材4340を取り外せばよい。図51は、カバー材4340から取り外された後のマンドレル7000を示す。補強構造4305は、カバー材4340内に残留して、空気送達導管4300を形成する。この状態において、カバー材4340は、補強構造4305をグリップし得る。本技術のいくつかの例において、補強構造4305がカバー材4340の内部に挿入された際、カバー材4340はストレッチし得る。本技術の例において、補強構造4305は、複数の間隔を空けて配置された支持構造4310(例えば、一例におけるリング部材)を含み、このストレッチにより、カバー材4340中の溝部は支持構造4310間に残留され得るため、空気送達導管4300を大きな範囲で屈曲させることが可能になり得る。(例えば、小半径まで)良好に屈曲することが可能となるため、空気送達導管4300により、力の良好な結合解除が可能になる。このようにすると、空気送達導管4300が患者インターフェース3000間の接続のための短管と、RPTデバイス4000へ接続された長管とを含む場合に特に有利であり得る。
本方法の別のステップは、補強構造4305をカバー材4340へ接着させることを含む。本技術のいくつかの例において、本方法は、補強構造4305をカバー材4340へ熱接着または超音波溶接させることを含む。シーリング層4341は、補強構造4305へ接合するように構成された材料(例えば、熱可塑性材料(例えば、TPUフィルム))を含み得る。他の例において、カバー材の内側層または補強構造4305の外面に接着剤を設けることにより、補強構造4305をカバー材4340へ接着させることができ得る。
空気送達導管4300を仕上げるためのさらなる方法ステップは、余分なカバー材4340を記空気送達導管4300の端部からトリミングすることと、端部コネクタ4362(例えば、空気送達導管4300を一端において患者インターフェース3000へおいて接続させかつ他端においてRPTデバイス4000へ接続された長管へ接続させるように構成されたコネクタ)を追加することとを含み得る。
上述した方法およびステップは、本明細書中に記載の技術のいずれかの例の特徴を有する空気送達導管4300の製造に適用され得る。すなわち、補強構造4305は、本明細書中に記載の特徴のうちいずれかを有する支持構造4310を含み得る。カバー材は、本明細書中に記載の材料または材料特性のうちいずれかを含み得る。
5.5.5.4 カバー材と補強構造との真空アシスト型組立て
図52は、空気送達導管4300のためのカバー材4340を示す。図52~図60を参照して、本技術の別の例による空気送達導管4300の製造方法と、この方法の例示的変更例とについて説明する。
図52に示すカバー材4340は、空気不透過性であり得る。いくつかの例において、カバー材4340は、本開示中のいずれかの箇所に記載の種類のものである。例えば、カバー材は、空気不透過性のシーリング層および織物材料から形成された外側層材料を含み得る。カバー材4340は、外部および内部を含む細長円筒形状を含む。本例において、カバー材4340は、伸縮性である。カバー材4340は、伸縮性弾性材料を含み得る。カバー材4340は伸縮性であり得るため、自身の円筒形状の幅/直径をストレッチさせて拡張させることが可能である。カバー材4340は弾性であり得るため、拡張後は、より小さな直径(例えば、元々の/非拡張時直径)に戻る。カバー材4340は、本開示中のいずれかの箇所に記載の方法を用いて形成され得る(例えば、シーリング層4341および織物材料から形成された外側層4346を共に積層させた後、対向する縁部を接合して管を形成する方法)。あるいは、織物スリーブを織編した後、シーリング層を自身の内側に接合させて、空気不透過性のカバー材を織物外面と共に形成することができ得る。あるいは、シーリング層を織物スリーブの外部に接合させた後、得られた2重層カバー材を裏返しにすることができ得る。
本方法の1つのステップは、空気不透過性のカバー材4340を支持することを含む。図52において、カバー材4340は、自身の端部において真空治具7100によって支持される。カバー材4340の端部は、真空治具7100へ密閉的に取り付けられ得る。本技術の他の例において、カバー材4340は、別の治具によって支持され得る。本方法は、カバー材4340を拡張させることも含む。本方法は、カバー材の外部4340へ付加される空気圧力よりも高い空気圧力をカバー材4340の内部へ付加することによりカバー材4340を拡張させることを含み得る。本例において、カバー材4340の拡張は、カバー材の外部4340への真空付加によって行われる。他の例において、本方法は、より高い空気圧力の領域をカバー材4340内に発生させることを含み得る。圧力下における空気搬送のための密閉された空気経路の生成のためにカバー材4340は空気不透過性であるため、(例えばその外部周囲に付加された真空に起因して)より高い空気圧力がカバー材4340の内部へ付加されて、カバー材4340が拡張される。カバー材4340は、拡張されると、直径がより大きくなる。図53に示すカバー材4340は、真空治具7100中に支持されつつ、拡張状態にある。本例において、真空治具7100は、カバー材4340よりも幅広であるため、カバー材4340の拡張が可能になる。真空治具7100は、静止状態の4340よりも直径が大きな円筒チャンバを含む。本例において、真空治具7100は、ポケット/体積をカバー材4340の周囲においてカバー材4340と真空治具7100内部との間に含む。空気が真空治具7100の内部から排出されると、カバー材4340が拡張されて、真空治具がより大きな直径になる。真空治具は、複数のポートを含み得る(例えば、吸気ポート、真空放出ポートおよび吹き出しポート)。
さらなるステップにおいて、本方法は、細長の補強構造4305をカバー材4340の内部に挿入させることを含む。一例において、本方法は、補強構造4305を(マンドレル7000上に支持しつつ)挿入することを含む。あるいは、特定の構造補強構造4305が許す場合であれば、補強構造4305を(一端において支持しつつまたはカバー材4340の内側において手によって配置しつつ)カバー4340へ挿入することができ得る。カバー材4340が接触状態にあるとき、補強構造4310はカバー材4340よりも幅広になり得るため、カバー材4340が補強構造4305上に接触して、補強構造をグリップする。カバー材4340は、補強構造4305を収縮包装し得る。これにより、カバー材4340と補強構造4305との間の良好な接触が促進され得、(本方法の後続ステップにおいて生成され得る)良好な接合に繋がり得る。
図54に示すマンドレル(またはラック)7000は、リング部材であり得る複数の支持構造4310または本開示中のいずれかの箇所に記載のような形態を有する他の支持構造を含む補強構造4305を支持するように構成される。マンドレル7000は、細長であり、複数の支持構造4310を自身の上において支持するように構成される。これらの支持構造4310は、マンドレルに沿って均等に間隔を空けて配置され得る。支持構造4310はそれぞれ、カバー材が接触状態にあるときにカバー材4340よりも幅広であり得る。
マンドレル7000は、複数の歯7125を含む。歯7125は、支持構造4310をマンドレルに沿って第1の方向7121においてスライドさせることを可能にするように構成される。さらに、歯7125は、支持構造4310がマンドレル7000に沿って第1の方向7121と反対の第2の方向7122にスライドする事態を回避するように構成される。この特定の例において、歯7125は、リングリテーナまたはリング保持部として機能し、リング部材を支持する。第1の方向7121および第2の方向7122は、マンドレル7000の方向付けに相対する方向であり、マンドレル7000の中心軸と整列される。歯7125は、移動可能、座屈可能、スライド可能、枢動可能および/または弾性であり得る。本本技術の例において、歯7125は、マンドレル7000の中心軸に対して外方に突出した位置へ付勢される。歯7125は、支持構造4310がスライドする面であるマンドレル7000の表面から自身が突出する位置に付勢される。歯7125は、マンドレル7000の中心軸に対して内方に押し下げられ得るため、支持構造4310を歯7125上において第1の方向7121にスライドさせることができる。本例において、歯7125は、外方に突出した位置へばね付勢される。
図55は、マンドレル7000上の歯7125と、マンドレル7000に沿って第1の方向7121においてスライドするリング部材4310との詳細図である。図55は、第1の方向7121にスライドするプロセスにおいて支持構造4310によって部分的に押圧される第1の1組の歯7125と、外方に突出した位置にある第2の1組の歯7125とを示す。
歯7125は、ラチェット歯のように機能する任意の適切な外形を含み得るため、各支持構造4310は、第1の方向7121においてスライドすることはできるが第2の方向7122において後方にスライドすることができないようになる。本例において、各歯7125は、第1の壁部7126および第2の壁部7127を含む。各歯7125の第1の壁部7126は、マンドレル7000の中心軸に対してテーパー付けされる。第1の壁部7126をテーパー付け、傾斜付け、傾斜状などにすることにより、リング部材4310がマンドレル7000に沿ってスライドする際にリング部材4310により歯7125を押圧することが可能になる。第2の壁部7127は、マンドレルの中心軸に対して垂直である。第2の壁部7127を第2の方向7122に対して垂直に設けることにより、支持構造4310が第2の方向7122にスライドする事態が回避される。なぜならば、歯7125が押圧される方向(例えば、マンドレル7000の中心軸へ部分的に向かう方向)においては第2の壁部7127に作用する力は存在しないからである。
本本技術の例において、マンドレル7000は、複数の組の歯7125を含む。複数組の歯7125が、マンドレル7000に沿って間隔を空けて配置される。各組の歯7125は、各支持構造4310がマンドレル7000に沿って第2の方向7122においてスライドする事態を回避するように構成される。マンドレル7000は、図56に示すように支持構造と共に完全に装填されると、別の様態において、支持構造4310と、複数組の歯7125とを含む。複数組の歯7125は、マンドレル7000上において支持構造4310を間隔を空けて配置する機能も有し得る。各歯7125を押圧するには少量の力しか必要にならないため、歯7125は、支持構造4310の第1の方向7121における動きに対して少量の抵抗も提供し得る。この小さな抵抗は、支持構造4310をマンドレル7000上の所定位置に保持することと、各支持構造4310の第1の方向4310における意図しない動きを回避することとを行うように機能し得る。各組の歯7125は、マンドレル7000の中心軸周囲において中心軸に沿った点において同心円状に設けられた複数の歯7125を含み得る。いくつかの例において、各組の歯7125は、歯7215を1つだけ含み得る。各組の歯7125において、2つ、3つ、4つ以上の歯7125が、マンドレル7000に沿った点周囲に同心円状に設けられ得る。
複数組の歯7125は、マンドレル7000の長さに沿って均等に間隔を空けて配置され得る。いくつかの例において、歯7125のサイズおよび/または隣接する複数組の歯7125間の間隔は、例えば支持構造4310を(本方法によって製造されるべき空気送達導管4300の端部において)より狭い間隔で間隔を空けて配置するように、マンドレル7000の長さに沿って変化し得る。
図57は、補強構造4305をカバー材4340の内部に挿入するステップを示す。図示のように、補強構造4305(本例においては複数の支持構造4310)は、マンドレル7000上に支持される。マンドレル7000および補強構造4305は、(カバー材4340が拡張されている状態で)共にカバー材4340の内部へ挿入される。カバー材4340は、カバー材4340の内径が支持構造4310の外形よりも大きいように拡張される。カバー材4340の内径を補強構造4305よりも大きくすると、補強構造4305を干渉無しに挿入することが可能になる。
本方法の別のステップは、カバー材4340を解放させて、カバー材4340を補強構造4305と接触することを可能にすることを含む。図58は、カバー材4340を補強構造4305と接触させた様子を示す。本方法は、カバー材4340の内部へ付加される外部よりも高い空気圧力を除去することによりカバー材4340を解放させることを含み得る。本例において、本方法は、真空治具7100から付加される真空の放出によりカバー材4340を解放させることを含む。図58に示すように、真空治具7100は、カバー材4340を解放させ、補強構造4305と接触している。図示のように、カバー材4340は、マンドレル7000上に支持される支持構造の外面4310と接触する。これらの支持構造4310はそれぞれ、カバー材4340が接触状態にあるときのカバー材4340よりも幅広であり得る。図58に示す組立て状態において、カバー材4340は、元々の直径と接触し得るが、リング部材4310に起因して、元々の直径に到達することができなくなり得る。いくつかの例において、支持構造4340がカバー材4340の元々の幅よりも幅広であることに起因するカバー材4340中の残留張力に起因して、カバー材4340は、溝部を支持構造4310間に含む。
いくつかの例において、本方法は、少なくとも部分的に接着カバー材4340を補強構造4305へ少なくとも部分的に接着させた後、マンドレル7000をアセンブリから取り外すことを含む。この接着は、例において、熱接着または超音波溶接であり得る。カバー材4340において、熱接着可能なフィルムまたは溶接可能なフィルムが内部へ付加され得、このフィルムは、カバー材4340の空気不透過性のシーリング層としても機能し得る。この層は、熱可塑性材料(例えば、TPUフィルム)であり得る。いくつかの例において、この段階において、補強構造4305は完全にカバー材4340へ接合され得るが、部分的接合を用いてもよく、その場合、マンドレル7000のアセンブリからの取り外しをカバー材内における補強構造4305の位置決めへの影響無しに(例えば、本例においてリング部材4310のミスアライメント無しに)行うことができる。いくつかの例において、カバー材4340により支持構造4310を十分に緊密に被覆することができ得るため、マンドレル7000の取り外し前に接着は不要になり、あるいは、補強構造4305は、十分な剛性または自己支持を有する構造を有し得るため、カバー材4340による被覆により、補強構造4305は所定位置に保持される。マンドレル7000は。
この段階において、空気送達導管4300は、有効に形成されるが、空気送達導管4300の仕上げにおいてさらなるステップが必要になり得る(例えば、例えば空気送達導管を患者インターフェース3000とRPTデバイス4000へ接続された管材との間またはRPTデバイス4000と患者インターフェース3000との間に接続させるためのカバー材4340の端部のトリミングおよび端部コネクタ4362の追加(例えば、オーバーモールド))。
本方法は、マンドレル7000をカバー材4340の内部から取り外して、補強構造4305をカバー材4340内に残留させることを含み得る。図59は、カバー材4340からの取り外し時におけるマンドレル7000を示す。マンドレル7000をカバー材4340の内部から取り外すには、カバー材4340を静止状態に(例えば、真空治具7100内に)保持し、マンドレル7000を空気送達導管4300から退避させればよい。あるいは、マンドレル7000の取り外すには、マンドレル7000を静止状態に保持し、(例えば、真空治具7100の移動により)空気送達導管4300をマンドレル7000から離隔方向に移動させてもよい。
マンドレル7000により、補強構造4305はマンドレル7000に沿って第1の方向7121にスライドすることを可能になるため、マンドレル7000は、カバー材4340から第2の方向7122においてスライドして退出することができ、補強構造4305はカバー材4340内に残留する。なぜならば、の結果得られる補強構造4305の相対運動は、マンドレル7000に対して第1の方向7121にあるからである。本本技術の例において、図59に示すように、マンドレル7000の退避とともに、歯7125は押圧されて、マンドレル7000は、支持構造4310に対して第2の方向7122に移動して、補強構造4305が形成される。左端の1組の2つの歯7125によって示すように、支持構造4310が歯7125上に移動すると、歯は跳ね返って、外方突出位置をとる。
本方法は、カバー材4340の端部を真空治具7100から解放させるステップも含み得る。このステップは、マンドレル7000のカバー材4340からの抜き出しの前、後または最中に行われ得る。
図60は、仕上げステップ(例えば、補強構造4305のカバー材4340へのさらなる接着および端部コネクタ4362の追加)前の、完成状態の空気送達導管4300を示す。空気送達導管4300は、補強構造4305を形成する複数の支持構造4310を含む。カバー材4340は、補強構造4305によって補強されて(例えば空気送達導管4300上への圧潰力に耐えることを可能にすることにより)空気送達導管4300の閉塞に耐えるようにされる。マンドレル7000からの取り外し前に補強構造4305のカバー材4340への接着が未完了である場合、カバー材4340および補強構造の接合を熱接着、超音波溶接などによって行うことができる。いくつかの例において、カバー材4340の内面に含まれる接着剤は、解放されて支持構造4310と接触した際に、支持構造4310または他の補強構造4305に接合する。図7Aは、端部コネクタ4362との完成状態における空気送達導管4300の一部の別の図である。
上述した方法およびステップは、本明細書中に記載の技術のいずれかの例の特徴を有する空気送達導管4300の製造に適用され得る。すなわち、補強構造4305は、本明細書中に記載の特徴のうちいずれかを有する支持構造4310を含み得る。カバー材は、本明細書中に記載の材料または材料特性のうちいずれかを含み得る。
5.5.6 導管内部へのシーリング層の付加
本技術のいくつかの例において、空気送達導管4300が設けられる。空気送達導管4300は、補強構造4305と、補強構造4305周囲に設けられたカバー材4340と、補強構造の内側に設けられたシーリング層4341とを含む。カバー材4340は、織物材料から形成され得る。いくつかの例において、カバー材4340は、空気不透過性ではない。シーリング層4341は、空気不透過性であり得、補強構造4305およびカバー材4340へ付加されると、密閉された空気経路を空気送達導管4300内に形成し得る。シーリング層4341は、補強構造4305の内部(およびカバー材4340の内部)から補強構造4305およびカバー材4340へ設けられ得る。
補強構造4305は、例えば支持構造4310の配列(例えば、リング部材)またはらせん状のリブ部材の形態をとり、織物スリーブを含むカバー材4340中に被覆され得る。シーリング層4341は、例えばフィルムライニングの形態をとり、補強構造4305の内部へ挿入され得る。シーリング層4341はTPUなどの熱可塑性材料のシートを含み得る。このシートは、縁部において回転および接合されて中空の円筒を形成し、その後、補強構造4305およびカバー材4340の内部へ挿入される。高温ブロープロセスにより、円筒シーリング層4341を拡張させ、支持構造4310および外側織物層へ接合させることができ得る。
図33~図39は、空気送達導管4300の製造時にシーリング層4341を空気送達導管4300の内部に付加する方法のステップを示す。本例において、空気送達導管4300は、複数の支持構造4310(詳細には、リング部材)を含む補強構造4305を含む。他の例において、補強構造4305は、1つ以上のらせん状のリブ部材または別のスケルトン構造を含み得る。
図33に示すように、第1のステップにおいて、支持構造4310の配列は、カバー材4340によって被覆される。本例において、カバー材4340は、織物材料を含む。いくつかの例において、カバー材4340は、シームレスのニットスリーブを含み得る。支持構造4310は、マンドレルまたは治具(図示せず)上に支持され得、カバー材4340は、マンドレルまたは治具上にある状態において支持構造4310上をスライドまたはスリップされ得る。あるいは、カバー材4340は、支持構造4310周囲を被覆し得る。あるいは、カバー材4340は、開口状態で保持され得、支持構造4310は、マンドレルによってカバー材4340の内部へ挿入され得る。支持構造4310がカバー材4340に挿入された後、アセンブリは、所定位置に保持され得る。
図34を参照して、別のステップにおいて、管の内部は、熱気によって予熱され得る。この予熱により、シーリング層4341とカバー材4340との間の良好な接着が支援され得る。この熱気は、管内へ挿入されたマンドレルから提供してもよいし、管を通じて吹き込んでもよい。補強構造4305およびカバー材4340は、このステップにおいて加熱され得る。
図35を参照して、別のステップにおいて、シーリング層4341は、アセンブリ中へ挿入され得る。シーリング層4341は、補強構造4305およびカバー材4340内へ挿入され得る。シーリング層4341は、マンドレル(図示せず)へ設けられ得る。このマンドレルにより、シーリング層4341は、補強構造4305およびカバー材4340の内部へ挿入される。マンドレルは、PTFEなどによる非粘着性表面を備え得る。
シーリング層4341は、フィルムの円筒管を含み得、TPUまたは別のプラスチック材料から形成され得る。いくつかの例において、シーリング層4341は、2つのフィルム層を含むラミネートを含む。シーリング層4341は、内側層および外側層を含む。これら2つの層は、異なる軟化点を含み得る。一例において、(管内側に対向しかつ密閉された空気経路を規定する)内側フィルムは、エーテル型TPUを含み得る。エーテル型TPUは、有利なことに、加水分解耐性でありかつ抗菌性である。外側フィルムは、内側フィルムよりも低い軟化温度範囲を含み得る。有利なことに、これにより、外側フィルムのリング部材4310およびカバー材4340への接合が支援され得る。
別の例において、シーリング層4310は、単一のフィルム層を含み得る。単一の層は、補強構造4305およびカバー材4340への後続の接着のために、外面上に接着剤を含み得る。
シーリング層4341は、管突出部によって生成され得、その後、薄肉化プロセスが行われ得るかまたはフィルムのシートまたはストリップの縁部の接合が行われ得る。ストリップ/シートの縁部の接合によってシーリング層4341が管として形成されると、1つのストリップが回転されて自身に接合され得るか、または、2つのストリップが縁部に沿って接合されて2つの接合縁部が生成され得る。
いくつかの例において、シーリング層4341の厚さは、200ミクロン未満であり、いくつかの特定の例において100ミクロン未満である。
図36に示すように、さらなるステップにおいて、シーリング層4341がカバー材4340内に配置された後、本方法は、記シーリング層4341の内部へ熱気を吹き込んでシーリング層4341を軟化させ、(熱接着または(シーリング層4341が接着層を備える例において)接着により)シーリング層4341をカバー材4340の内部および補強構造4305に接合させることを含む。
図39に示すように、シーリング層4341のカバー材4340の内部および補強構造4305への接着が完了し、空気送達導管4300の管材が形成される((例えば、形成された管に対してオーバーモールドまたは接着端部コネクタを行うことにより)空気送達導管4300の端部コネクタを後続ステップとして追加することができる)。シーリング層4341は、カバー材4340の形状および補強構造4305に適合する。シーリング層は、空気送達導管4300の内部をシールして、密閉された空気経路を空気送達導管4300内に形成する。
図37および図38は、シーリング層4341のカバー材4340の内部への挿入と、カバー材4340への接着とのための別の方法を示す。図37を参照して、シーリング層4341は、マンドレル7000上のバルーン7005へ取り付けられ得る。マンドレル7000、バルーン7005およびシーリング層4341は、補強構造4305およびカバー材4340のアセンブリの内部へ挿入され得る。図38を参照して、マンドレルおよびマンドレル上に取り付けられたシーリング層4341が管内に挿入されると、バルーン7005を熱気によって膨張させることができ、フィルム管を拡張させ、補強構造4305(本例においては支持構造4310)およびカバー材4340へ接着させる。これの完了後、図39に示すような空気送達導管4300の管材が形成され、密閉された空気経路が、シーリング層4341によって形成された内部に設けられる。
図35および図36を参照して述べた方法の利点として、マンドレルに低摩擦面(例えば、PTFEまたは別の適切な材料)が設けられ得るため、シーリング層4341のマンドレルへの取付が容易であり得る点がある。図37および図38に関連して述べた方法の利点として、バルーン7005により、接着時においてシーリング層4341へ付加される力を高レベルで制御することが可能になり得る点と、管長さに沿った力が均一である点とがある。
5.5.7 外側層の剛直性
本技術のいくつかの例において、空気送達導管4300は、外側層4346の異なる領域間において剛直性が変化する外側層4346を含む。
5.5.7.1 外側層の第1の部位および第2の部位
図61は、本技術の一例による空気送達導管4300を示す。空気送達導管4300は、外側層4346を含む。空気送達導管4300は、シーリング層4341(図61中では図示せず)も外側層4346内に含み得る。本例において、シーリング層4341によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時において空気流れの搬送が可能になる。本技術の他の例において、例えば、(例えば、外側層4346の内面および/または外面上のコーティングによりまたは織物材料を空気不透過性にするための他の任意の適切な方法により)外側層4346が他の様態でシールされている場合、空気送達導管4300は、別個のシーリング層4341を含まない。よって、本技術の一形態において、外側層4346は、空気不透過性であり、密閉された空気経路を形成する。別の形態において、空気送達導管4300は、シーリング層4341を外側層4346内に含み、シーリング層4341は、密閉された空気経路を形成する。いずれの形態においても、空気送達導管4300によって形成された密閉された空気経路を通じて、使用時における空気流れの搬送が可能になる。密閉された空気経路により、空気送達導管4300は、患者への呼吸圧力治療の提供のために、空気流れを呼吸圧力治療デバイスからの圧力下において患者インターフェースへ搬送させることが可能になる。外側層4346は、織物から形成された織物層としても特定され得る。織物層は、空気送達導管4300を形成する唯一の層であってもよいし、あるいは、したように、シーリング層4341を織物層内に設けてもよい。外側(織物)層4346は、円形断面、非円形断面、長円形断面、D字型断面、矩形断面(任意選択的に円形角部を含む)または台形断面または他の任意の適切な断面を含み得る。
本例において、外側(織物)層4346は、特性が異なる複数の異なる部位を含む。外側層4346は、複数の第1の部位4351と、複数の第2の部位4352とを含む。第1の部位4351はそれぞれ、第1の剛直性を有し、第2の部位4352はそれぞれ、第1の剛直性よりも高い第2の剛直性を有する。すなわち、第2の部位4352は、第1の部位4351よりも硬質である。いくつかの例において、第1の剛直性または第2の剛直性以外の剛直性を有するさらなる部位が設けられ得る。
本例において、第1の部位4351は可撓性であるため、空気送達導管4300の屈曲が可能になる。第1の部位4351から空気送達導管4300へ高レベルの可屈曲性が付与され得るため、空気送達導管4300は、(外力を接続先である患者インターフェース3000へ伝達させるのではなく)外力に応答して変形することができる。空気送達導管4300が短管である場合、患者インターフェース3000の接続を空気送達導管4300内において高可撓性である呼吸圧力治療デバイス4000へ接続された管材を用いて行うと、有効な結合解除構造として機能させることが可能になり得る。
本例において、第2の部位4352は、第1の部位4351よりもより硬質であるため、空気送達導管4300の閉塞が回避される。第2の部位4352は、実質的に剛性であり得る。第2の部位4352は、剛性化部位であり得る。本本技術の例において、空気送達管4300は、空気送達導管4300に沿って抗体に配置された複数の第1の部位4351および複数の第2の部位4352を含む。本例において、第1の部位4351は、各第2の部位4352のいずれかの側部に設けられる。本例において、第2の部位4352は、空気送達導管4300に沿って間隔を空けて配置された複数のリング部を含む。本例において、第2の部位4352は、本技術の他の例のリング部材4310と同じ機能を提供し、類似の剛直性および/または強度をそれぞれ含み得る。これらの第2の部位4352はともに、空気送達導管4300のための補強構造として機能する。第2の部位4352のサイズおよび間隔は、本明細書中に開示のリング部材4310の開示のサイズおよび間隔と同様または同一であり得る。第2の部位(単数または複数)4352により、空気送達導管4300の形状保持が可能になり得る。
本技術のいくつかの例において、空気送達導管4300の外側層4346は、第1の部位4351を1つだけおよび第2の部位4352を1つだけ含み得る。図65は、本技術の例による空気送達導管4300を示す。空気送達導管4300は、単一の第1の部位4351および単一の第2の部位4352を含む。第2の部位4352は、空気送達導管4300に沿ってらせん状に延びるらせん状部を含む。本例において、第2の部位4352は、空気送達導管4300に沿って隣接する。外側層4346の残り部分は、第1の部位4351を含む。第1の部位4351も、空気送達導管4300に沿ってらせん状に延びる。第2の部位4352は、第1の部位4351よりも硬質であり得、(らせん状の突出したプラスチックリブ部材を含む従来技術の管と同様に)らせん状の補強構造として機能し得る。第2の部位4352により、空気送達導管4300に対して一定の剛性が付与され得るため、閉塞が回避される。いくつかの例において、空気送達導管4300は、一対のらせん状の第2の部位4352と、一対のらせん状の第1の部位4351とを含む。1対のらせん状の第2の部位4352はそれぞれ、らせん状の第1の部位4351よりも高い剛直性を含み得る。このような例において、第2の部位4352はそれぞれ、二重らせん形成様態で管に沿って平行に延び得る。さらなる例において、空気送達導管4300は、らせん状の形態を有する2つよりも多くの第2の部位4352を含み得る(例えば、3つ、4つ以上)。
5.5.7.2 織物外側層
外側層4346は、織物から形成され得、織編、製織などのうち1つから形成され得る。いくつかの例において、外側層4346は、ニットスリーブを含む。いくつかの例において、外側層4346は、織布または不織布を含み得る。本技術の例において、外側層4346は、織編によって形成され、外側層4346は、円形の織編または横編によって形成され得る。円形の織編によって形成される場合、外側層4346は、形成すべき空気送達導管4300の形状およびサイズと同様の円筒形状で形成され得る。横編によって形成される場合、外側層4346は、平坦な織物ストリップから形成され得、回転されて円筒形状にされた後、ストリップの長縁部が適切な方法(例えば、ステッチングまたは接着)によって接合される。
外側層を形成する織物は、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、スパンデックス、綿、羊毛および/または他の任意の適切な天然材料または合成材料から形成された繊維を含み得る。本技術のいくつかの形態において、織物は、異なる材料から形成された複数の種類の繊維を含む(例えば、ナイロンから形成された一定の繊維およびスパンデックスから形成された一定の繊維)。
本技術の例において、外側層4346は、織物から形成され、少なくとも1つの第1の部位4351は、織物の第1の繊維網から形成され得る。少なくとも1つの第2の部位4352は、織物の第2の繊維網から形成され得る。繊維網は、織編、製織、接着などによって形成された構造を含み得る。いくつかの例において、繊維網は、フェルト材料を含み得る。
本技術のいくつかの例において、外側層4346の部位(外側層4346全体またはその1つ以上の部位)は、以下のうちのいずれか1つ以上を備えた材料から形成され得る:疎水性、疎油性、防汚性、速乾性、吸湿性、抗菌性、赤外線反射性および/または熱処理可能性。外側層4346は、これらの特性を有する特定の材料を含む部位を含み得る。外側層4346が編織物を含む本技術の例において、これらの特性の織物への付与は、織物の特定の部位の織編をこれらの特性を有する繊維(例えば、糸、縫糸など)を用いて行うことにより、可能になり得る。同様に、外側層4346が織布を含む場合、これらの特性は、これらの特性を有する特定の繊維から織物を製織することにより、織物へ付与され得る。
上述したように、いくつかの例において、外側層4346は、空気不透過性であり得る。他の例において、外側層4346は、通気性を有し得、空気送達導管4300は、別個のシーリング層4341を含む。
5.5.7.2.1 外側層の硬化対象部位
本技術のいくつかの例において、外側層4346の1つ以上の部位が、硬化され得る。いくつかの例において、外側層4346の1つ以上の第2の部位4352が、硬化され得る。これら第2の部位4352の硬化は、第2の部位4352に対して行われる硬化プロセスによって第2の部位4352の剛直性が第1の部位4351の剛直性よりも高くなるように、行われる。各第2の部位4352は、硬化された繊維網を含み得る。
いくつかの形態において、空気送達導管4300の外側層4362は、第2の部位へ設けられた活性材料(単数または複数)4352を含む。活性材料により、第2の部位4352を硬化プロセス後に硬化させることが可能になり得る。すなわち、硬化プロセス時において、第2の部位4352が硬化され得、この硬化プロセスの後、第2の部位4352の剛直性が増加し得る。
活性材料が活性型材料として特定され得るのは、先ず第2の部位4352へ設けられるときでありかつ硬化プロセスの前のときである。その後、活性型材料は、硬化プロセス時に活性化された後、活性材料になり得る。
いくつかの例において、活性材料は、第2の部位4352の形成時に第2の部位4352へ設けられる。活性材料は、第2の部位4352の一部を形成してもよいし、あるいは、第2の部位4352の一部または全体を形成してもよい。いくつかの形態において、空気送達導管4300の第1の部位4351を形成する第1の繊維網は、第1の材料から形成された繊維を含み得、第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、活性材料から形成された繊維を含み得る。すなわち、外側層4346を形成する織物は、活性材料(または織物形成時の活性型材料)から形成された繊維を含み得る。いくつかの例において、第2の繊維網は、第2の部位4352を形成し、第1の材料から形成された繊維および活性材料から形成された繊維を含み得る。
他の形態において、活性材料は、第2の繊維網を形成する繊維に加えて第2の部位4352へ設けられる。いくつかの例において、活性材料は、繊維の形態をとらない場合がある。いくつかの例において、活性材料は、第2の部位4352へ付加されるコーティングであり得る。いくつかの例において、活性材料は、第2の部位4352内において織物材料を形成する繊維網中へ浸透され得る。
5.5.7.2.2 熱処理された外側層
本技術のいくつかの例において、外側層4346の1つ以上の部位は、熱処理され得る。第2の部位4352の硬化のために第2の部位4352に対して行われる硬化プロセスは、熱処理であり得る。いくつかの例において、1つ以上の第2の部位4352は、熱処理され得、特定の例において、外側層4346を形成する織物の熱処理された繊維網からそれぞれ形成され得る。第2の部位4352を熱処理することにより、熱処理された繊維網が第2の部位4352に設けられ得る。
いくつかの例において、空気送達導管4300を製造時または製造後に加熱すると、第2の部位4352は熱処理される(例えば、第2の部位4352中の繊維網は熱処理される)。空気送達導管4300のこのような加熱時および/または加熱後、第2の部位4352の1つ以上の特性において変化が生じ得る。いくつかの例において、熱を空気送達導管4300全体ではなく第2の部位4352へ集中させると、第2の部位4352中の繊維網が熱処理される。
本技術のいくつかの例において、外側層4346の特性変化を発生させるための外側層4346の熱処理は、外側層4346またはその部位を加熱することを含む。本技術の他の例において、変化を発生させるための外側層4346の熱処理は、外側層4346の加熱および冷却(または外側層4346の放置による冷却)双方を含む。すなわち、熱処理は、加熱および/または冷却を含み得、特性変化は、熱処理の加熱段階時にまたは冷却段階時に行ってもよいし、あるいは熱処理後に熱処理に少なくとも部分的に起因して行ってもよい。
本技術のいくつかの例において、1つ以上の第2の部位4352中の織物の第2の繊維網は、熱処理によって硬化される。1つ以上の第2の部位4352は、外側層4346の1つ以上の第1の部位4352よりも高い剛直性を有するように、熱処理によって硬化され得る。他の特性が、変更されるか、または熱処理により第2の部位4352へまたは空気送達導管4300の他の部分へ付与され得る(例えば、硬度または外観)。
外側層4346またはその部位が複数の異なる材料から形成される場合、織物は、異なる材料から形成された繊維から形成され得る。編布または織布の場合、当該布は、異なる材料から形成された複数の糸を用いてそれぞれ織編され得るかまたは織布され得る。
いくつかの例において、第2の部位4352は、熱処理可能な材料の形態をとる活性材料を含む。活性材料は、熱処理によって硬化され得る。いくつかの例において、活性材料は、熱硬化性材料および熱可塑性材料のうち少なくとも1つを含み得る。
5.5.7.2.3 熱硬化性の第2の部位
いくつかの形態において、外側層4346の第2の部位4352は、硬化部を含み得る。第2の部位(単数または複数)4352の第2の繊維網は、硬化部を形成する熱処理された繊維網を含み得る。例えば、第2の繊維網は、第2の部位4352を硬化させるために硬化される硬化可能材料を含み得る。いくつかの例において、第2の部位4352の硬化のために第2の部位4352へ付加される活性材料は、硬化した材料であり得る。特定の例において、第2の繊維網は、熱硬化性材料を活性型材料として含み得る。第2の繊維網は、加熱されたときに硬化されかつ/またはハードニングされる材料を含み得る。このような材料の硬化は、比較的低温で(例えば、軽い加熱のみにより)行われ得る。第2の繊維網の繊維の一部または全体は、熱硬化性材料から形成された繊維であり得る。第2の繊維網は、1つ以上の熱硬化性繊維を含み得る。
外側層4346を形成する編織物の場合、熱硬化性材料から形成された糸は、織編によって織物にされ得る。図61に示す例において、外側層4346の第2の部位4352は、外側層を形成する織物に織編された熱硬化性糸から形成される。十分な熱硬化性材料を第2の部位4352において織編されて織物とすると、製造時における熱処理後、第2の部位4352中の繊維網は、(硬化可能材料を含まない)第1の部位4351よりも剛直性が高くなり、管閉塞使用時における管閉塞を回避させ得る。
いくつかの例において、第2の部位4352全体はそれぞれ、熱処理時に硬化される熱硬化性繊維の網から形成される。他の例において、各第2の部位4352は、複数の種類の繊維から形成されるが、これら複数の種類の繊維全てが熱硬化性繊維であるわけではない。
いくつかの例において、第2の繊維網は、複数の異なる熱硬化性材料を含み得る。これら複数の異なる熱硬化性材料のうち一部は、他のものよりも硬化がより容易である(例えば、硬化がより低温においてかつ/またはより高速に行われる)。いくつかの例において、外側層4346全体が、熱硬化性材料から形成される。外側層4346は、第1の熱硬化性材料を第1の部位4351中に含み得、第2の熱硬化性材料を第2の部位4352中に含み得る。第2の熱硬化性材料は、第1の熱硬化性材料よりも硬化がより容易であり得る(例えば、硬化がより低温においてかつ/またはより高速に行われる)。そのため、第2の部位4352の硬化のために第2の部位4352を熱処理する際、第1の部位4351の硬化は不要になり得る。
いくつかの例において、第2の部位4352中の第2の繊維網は、熱硬化性繊維および熱可塑性繊維の組み合わせを含み得る。熱可塑性繊維は、第2の部位4352中の外側層4346の所望の剛直性の達成のために熱硬化性材料を硬化させる熱処理プロセスにおいて溶融もせず過度な軟化もしない熱可塑性材料から形成され得る。
いくつかの例において、外側層4346を形成する織物は、外側層4346全体において第1の材料を含み得、外側層4346の第2の部位4352のみへ設けられた活性材料を含み得る。第2の部位4352に設けられた活性材料は熱硬化性材料であり得、第2の部位4352の熱処理時に硬化される。いくつかの例において、外側層4346全体に設けられた第1の材料は、活性材料ほどには容易に硬化しない熱硬化性材料であるため、熱処理時において活性材料の硬化が可能になり(これにより、(第1の材料および第1の部位4351の硬化または硬化低減を引き起こすこと無く)第2の部位4352が硬化される)。他の例において、外側層4346全体に設けられた第1の材料は、活性材料の硬化温度において溶融も過度の軟化もしない熱可塑性材料であるため、熱処理時における活性材料の硬化(およびこれによる第2の部位4352の硬化)が(第1の材料および第1の部位4351の溶融または損傷を引き起こすこと無く)可能になる。
5.5.7.2.4 熱可塑性の第2の部位
本技術のいくつかの形態において、外側層4346の第2の部位4352は、溶解部を含む。いくつかの例において、織物の第2の繊維網(単数または複数)は、溶解部(単数または複数)を含み、熱処理された繊維網を形成する。第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、可溶性材料を含み得る。いくつかの形態において、第2の部位4352は、可溶性材料の形態の活性材料を含む。溶解部は、少なくとも部分的に共に溶解する材料を含み得る(例えば、網の一部を形成する複数の繊維であって、全体的にまたは部分的に共に溶解して当該網の溶解部を硬化させるもの)。例えば、第2の繊維網は、少なくとも部分的に共に溶解された複数の繊維を含み得る。いくつかの例において、第2の繊維網(単数または複数)は、1つ以上の周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解された繊維を含む。周囲の繊維に対し、熱処理された繊維網が溶解される。これら周囲の繊維は、当該熱処理された網の他の繊維であり得かつ/または別の繊維網(例えば、熱処理されていない繊維網)の繊維であり得る。特定の例において、第2の繊維網は、加熱された際に軟化または溶融する活性材料を含み得る。いくつかの例において、このような材料は、室温を大きく超えた比較的低温において溶融し得る。
本技術の特定の例において、第2の部位4352中の第2の繊維網は、熱可塑性材料を含む。熱処理された繊維網は、1つ以上の熱可塑性繊維を含み得る。熱可塑性繊維は、熱可塑性材料から形成され得る。熱可塑性繊維は、周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解され得る。これら周囲の繊維は、熱可塑性繊維または非熱可塑性繊維であり得る。いくつかの例において、熱可塑性材料は活性材料であり、硬化プロセス(例えば、熱処理プロセス)後に第2の部位を硬化させる。外側層4346またはその第2の部位4352の熱処理時において、外側層4346内の熱可塑性材料は、溶融され得るかまたは十分に軟化され得るため、冷却時において外側層4346中の周囲材料と共に溶解して、より硬質構造が外側層4346内に得られる。例えば、外側層4346の第2の部位4352は、熱可塑性繊維から少なくとも部分的に形成された繊維網を含み得る。熱処理時において、熱可塑性繊維は、溶融または十分な軟化によって活性化されて、冷却時において第2の繊維網中の周囲の繊維と共に溶解し、その結果、熱処理された繊維網がより高い剛直性と共に得られる。
外側層4346を形成する編織物の場合、熱可塑性材料から形成された糸が織編されて、織物となり得る。いくつかの例において、外側層4346の第2の部位4352は、外側層4346を形成する織物に織編される熱可塑性糸から形成される。十分な熱可塑性材料が第2の部位4352において織編されて織物となることにより、製造時における熱処理後、熱可塑性材料は記第2の部位4352内の繊維網内の周囲の繊維と共に十分に溶解されるため、第2の部位4352の剛直性が(溶解材料を含まないかまたはより少量の溶解材料を含み得る)第1の部位4351よりも高くなり、使用時における管閉塞が回避され得る。
いくつかの例において第2の部位4352全体はそれぞれ、熱処理時において溶融するかまたは十分に軟化する熱可塑性繊維の網から形成されるため、冷却時において周囲の繊維と共に溶解して、熱処理された繊維網が得られる。熱処理された繊維網内の繊維は、相互に溶解し得、かつ/または、別の繊維網(例えば、隣接する繊維網)と共に熔解し得る。熱処理された繊維網は、溶融されかつ共に溶解された複数の繊維を含み得る。代替的にまたは追加的に、熱処理された繊維網は、溶融されかつ未溶融の繊維に対して溶解された複数の繊維を含み得る。
他の例において各第2の部位4352は、複数の種類の繊維から形成されるが、これら複数の種類の繊維のうち全てが熱可塑性繊維であるわけではない。
いくつかの例において、熱処理された繊維網は、複数の異なる熱可塑性材料を含み得るが、これらの複数の異なる熱可塑性材料のうち一部は、別の材料よりより頻繁かつおよび/またはより容易に(例えば、低温において)溶融し得る。いくつかの例において、外側層4346全体は、熱可塑性材料から形成される。外側層4346は、第1の熱可塑性材料を第1の部位4351中に含み得、第2の熱可塑性材料を第2の部位4352中に含み得る。第2の熱可塑性材料は、第1の熱可塑性材料よりもより容易(例えば、低温において)溶融し得るため、第2の部位4352の熱処理により第2の熱可塑性材料を(第1の熱可塑性材料の溶融および溶解を引き起こすこと無しに)溶融および溶解させることが可能になり、これにより、第2の部位4352の剛直性の増大が(第1の部位4351の剛直性の増大無しに)得られる。
いくつかの例において、第2の部位4352中の熱処理された繊維網は、熱可塑性繊維および熱硬化性繊維の組み合わせを含み得る。熱硬化性繊維を形成し得る熱硬化性材料は、繊維網の熱処理プロセス時において硬化しないかまたは過度に硬化しない熱硬化性材料である。この繊維網の熱処理プロセス時において、熱可塑性材料の溶融および再溶解により、第2の部位4352中の外側層4346の所望の剛直性を達成させる。
いくつかの例において、外側層4346を形成する織物は、外側層4346全体において第1の材料を含み得、外側層4346の第2の部位4352のみへ設けられた活性材料を含み得る。活性材料は、熱可塑性材料であり得、第2の部位4352の熱処理時において溶融および溶解する。いくつかの例において、外側層4346全体に設けられた第1の材料は、活性材料ほどは容易に溶融しない熱可塑性材料であるため、熱処理時において活性材料の溶融(およびこれにより第2の部位4352の溶解および硬化)が(第1の材料および第1の部位4351の硬化無しにまたは硬化低減と共に)可能になる。他の例において、外側層4346全体に設けられた第1の材料は、活性材料の溶融温度においては硬化しないかまたは過度に硬化しない熱硬化性材料であるため、熱処理時における活性材料の硬化(およびこれによる第2の部位4352の硬化)が(第1の材料および第1の部位4351の硬化または補剛無しに)可能になる。
本技術のいくつかの例において、第2の部位4352は、硬化部位および溶解材料双方を含み得る。溶解材料および硬化材料の組み合わせにより、第2の部位4352の剛直性を外側層4346の第1の部位4351と比較して高くすることが可能になる。例えば、織物から形成された外側層4346の第2の部位4352は、熱硬化性材料および熱可塑性材料(例えば、熱硬化性材料から形成された繊維および熱可塑性材料から形成された繊維)を含み得る。熱処理時において、熱硬化性材料は、熱可塑性材料の溶融時において硬化または補剛され得、その後冷却時において周囲の繊維と共に溶解して、その結果第2の部位4352が熱処理によって硬化される。
いくつかの例において、第2の部位4352は、ポリオレフィンから形成された1つ以上の繊維を含み得る。ポリオレフィンから形成された繊維は、低融点を含み得るため、容易に溶融可能であり、各他のおよび/または周囲の繊維と共に溶解して、第2の部位4352を硬化させることができる。他の例において、第2の部位4352は、アモルファス熱可塑性ポリエステルを第2の部位4352を硬化させる活性材料として含み得る。
5.5.7.2.5 光活性化された外側層
本技術のいくつかの例において、外側層の第2の部位(単数または複数)4352を硬化させる硬化プロセスは、光活性化型治療を含み得る。光活性化型治療は、第2の部位4352の特性を変化させるための不可視光または可視光の不可を含み得る。第2の部位4352は、活性材料を光活性材料の形態で含み得、第2の部位4352または少なくとも光活性材料への可視光または非可視光の付加後に第2の部位4352を硬化させる。光活性材料は、光(例えば、特定の種類の光(例えば、可視光またはUV光))の付加時または付加後に硬化する材料であり得る。いくつかの例において、光活性材料は、UV硬化された材料である。このような例において、外側層4346の第2の部位4352は、硬化部を含む。活性化前の光活性材料は、光活性型材料としてみなされ得る。
いくつかの形態において、第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、光活性材料から形成された1つ以上の繊維を含み得る。すなわち、光活性材料から形成された繊維を(恐らくは他の繊維と共に)織ることにより、外側層4346を形成する材料となる織物が形成され得る。他の形態において、織物形成後、外側層4346の第2の部位4352へ(外側層形成後に例えばコーティングにより)光活性型材料を付加することにより、光活性材料を外側層に設ける。
いくつかの形態において、外側層4346は、第2の部位4352を硬化させる脂肪族ウレタンアクリレートを含む。別の例において、外側層4346は、第2の部位4352を硬化させるエポキシアクリレートを含む。
他の例において、硬化プロセスは、電子ビーム(EB)硬化を含む。外側層4346は電子ビーム付加時の硬化によって硬化される材料を含む活性材料を含み得る。
5.5.7.2.6 圧力活性型処理
本技術のいくつかの例において、第2の部位4352を硬化させるために用いられる硬化プロセスは、圧力活性型処理を含む。第2の部位4352は、硬化対象部位への圧力付加によって硬化され得る。
いくつかの形態において、外側層4346に含まれ得る活性材料は、圧力活性材料の形態をとり、第2の部位4352へ設けられて、第2の部位4352への圧力付加第2の部位4352を硬化させる。この活性材料は、第2の部位への圧力付加後に第2の繊維網を硬化させる接着剤を含み得る。
いくつかの例において、第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、1つ以上の接着繊維を含み得る。これらの接着繊維は、第2の部位4352への圧力付加によって周囲の繊維へ接触着され得る。
いくつかの例において、この接着は、マイクロカプセル化接着剤を含む。マイクロカプセル化接着剤においては、小さな接着部分が封入されており、これにより、封入を破壊して接着剤を解放させるだけの十分な圧力が付加されるまで、硬化が回避される。マイクロカプセル化接着剤は、外側層4346上にコーティングされ得、第2の部位4352のみに設けられて、第2の部位を硬化させ得る。他の形態において、各第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、マイクロカプセル化接着剤を含む繊維を含み得る(例えば、繊維上にコーティングとして付加されるもの)。
いくつかの形態において、外側層4346は、第2の部位4352への圧力付加後に外側層4346の第2の部位4352を硬化させるポリビニルアセテートまたはエチレン酢酸ビニルを含み得る。
5.5.7.2.7 化学活性型処理
本技術のいくつかの例において、硬化プロセスは、空気送達導管4300の外側層4346の第2の部位4352を硬化させるための化学活性型処理を含む。
外側層4346は、第2の部位4352を硬化させるために第2の部位4352へ設けられた活性材料を含み得る。活性材料は、第2の部位へ4352の付加後に化学変化により第2の部位4352を硬化させる1つ以上の材料を含み得る。これらの材料は、第2の部位へ4352の付加までは、化学反応し得ない。いくつかの例において、活性材料は、架橋剤を含み得る。
いくつかの形態において、第2の部位4352は、化学反応により第2の部位4352を硬化させる材料から形成された繊維の網を含み得る。いくつかの形態において、硬化プロセスは、(第2の部位4352を形成する繊維または繊維網と(例えば架橋、硬化または他の様態で硬化させることにより)化学反応する)コーティングなどの材料を第2の部位4352へ付加することを含み得る。いくつかの形態において、化学活性型のコーティングは、第2の部位4352へ付加され得、その後化学的に活性化されて、(例えば、架橋または硬化により)第2の部位を硬化させる。活性材料は、自身と反応している二成分混合物を含み得る。あるいは、活性材料は、化学反応時に硬化される二成分混合物のうちの一成分であり得、他方の部分は、外側層4346の織物の繊維である。
いくつかの例において、外側層4346は、熱可塑性ポリウレタンポリマーを架橋剤として含み得る。
5.5.7.3 シーリング層
図61~図65の空気送達導管4300のシーリング層4341は、図7-60を参照して述べた空気送達導管4300のシーリング層4341に関連して述べたような特徴、特性および/または材料を含み得る。例えばシーリング層4341は、熱可塑性材料(例えば、熱可塑性ポリウレタン)を含み得る。これは、外側層4346へ熱接着または接着され得る。シーリング層4341は、0.5mm未満の厚さを含み得、いくつかの例において、0.2mm未満または0.15mm未満の厚さを含み得る。
いくつかの例において、シーリング層4341は、単一の層(例えば、単一のフィルム層)を含む。いくつかの例において、シーリング層4341は、内側フィルム層および外側フィルム層を含む。内側フィルム層は、加水分解に耐えかつ/または抗菌性である材料から形成され得る。いくつかの例において、内側フィルム層は、エーテル型熱可塑性ポリウレタンを含む。いくつかの例において、外側フィルム層の軟化温度は、内側フィルム層よりも低い。
いくつかの例において、シーリング層4342は、複数の層を含み得るため、シーリング層4342そのものは、ラミネートの形態をとる。いくつかの例において、さらなるシーリング層4341または別のシーリング層4341が、外側層4346の外部に設けられ得る。
5.5.7.4 空気送達導管の製造方法
図62~図64を参照して、本技術の一態様は、空気送達導管4300(例えば、図61および図65に示す空気送達導管4300)の製造方法を含む。
本方法の第1のステップは、空気送達導管4300のために外側層4346を形成することを含む。本技術の特定の形態において、外側層4346は、織物を含む。外側層4346は、1つ以上の第1の部位4351と、1つ以上の第2の部位4352とを含む。よって、外側層4346は、少なくとも1つの第1の部位4351と、少なくとも1つの第2の部位4352とを含む。本技術の一例の方法を用いて製造された図61に示す空気送達導管は、複数の第1の部位4351および第2の部位4352を外側層4346中に含む。図65に示す空気送達導管4300は、単一の第1の部位4351および単一の第2の部位4352を外側層4346中に含む。
いくつかの例において、本方法は、空気送達導管4300の外側層4346の形成時において複数の第1の部位4351および複数の第2の部位4352を形成することを含む。本方法は、複数の第1の部位4351および複数の第2の部位4352を外側層4346またはその一部に沿って交互に形成することを含む。本方法は、複数の第2の部位4352を外側層4346に沿って間隔を空けて配置されたリング部の形態で形成することも含み得る。図61は、このような方法によって生成された空気送達導管4300の例を示す。
他の例において、本方法は、単一の第2の部位4352を形成することを含む。第2の部位4352は、空気送達導管4300に沿ってらせん状に延びるらせん状部の形態をとり得る。本方法は、単一の第1の部位4351のみを形成することも含み得る。この第1の部位4351も、空気送達導管4300に沿ってらせん状に延び得る。図65は、このような方法によって生成された空気送達導管4300の一例を示す。
本方法は、第2の部位4352が図7~図60について述べた空気送達導管4300のリング部材4310と同じサイズおよび/または間隔を有するように第2の部位4352を形成することを含み得る。以下に述べるように、本技術のいくつかの例において、第2の部位4352は、剛性化される。このような例において、第2の部位4352はより硬質であるため、空気送達導管4300の形状を支持し、空気送達導管4300の閉塞を回避する。一方、より可撓性の第1の部位4351により、管の十分な量の屈曲および/またはストレッチが可能になるため、空気送達導管4300が力結合解除コンポーネントとして機能することおよび/または患者の寝具として快適なコンポーネントとなることが可能になる。
本技術のいくつかの例において、本方法は、外側層4346を形成する織物を織編することを含む。例において、本方法は、円形の織物を織編することまたは織物を横編することを含み得る。本方法は、織物を製織することまたは他の任意の適切な織物生成プロセスを用いて織物を形成することを含み得る。織物は、外側層4346の形成時において細長かつ実質的に円筒であり得るが、本方法の他のステップが行われ前は、自身を円筒形状に支持することができない場合がある。本技術のいくつかの形態において、本方法は、織物を細長円筒形状に織編することを含む。他の形態において、本方法は、織物を細長ストリップとし形成した後、織物の縁部を接合させて細長円筒形状を形成することを含む。例えば、平坦な織物ストリップの対向する長尺縁部の接合は、例えばステッチング、糊付または他の様態の固定または接着により行われ得、これにより、閉口された円形断面が形成される。外側層4346の任意の適切な形成方法が企図される。例において、外側層4346は、織布、不織、ブレードであり得るかまたは本明細書中に記載の特徴を有するように他の様態で形成される。
本技術のいくつかの例において、本方法は、第1の部位4351を第1の材料から形成することと、第2の部位4352を第2の材料から形成することとを含む。いくつかの例において、第2の方法は、活性型材料であり得る。この活性型材料は、活性化するように構成され得るため、活性型材料の1つ以上の特性の変化が得られ、その後は活性材料としてみなされ得る。いくつかの例において、本方法は、第2の部位4352を第1の材料および活性型材料双方から形成することを含む。例えば、第1の材料は、織物を外側層4346の長さに沿って形成するために用いられ得、活性型材料は、織物を第2の部位4352に形成するために第1の材料に加えて用いられ得る。活性型材料は、第1の材料に対して1つ以上の異なる特性を含み得る。いくつかの例において、第3の材料またはさらなる材料が、第1の材料および活性型材料に加えて第1の部位4351および/または第2の部位4352を形成するために用いられ得る。
いくつかの例において、本方法は、外側層4346の第1の部位4351を第1の材料から形成された繊維と共に形成することと、外側層4346の第2の部位4352を活性型材料から形成された繊維を形成することとを含む。いくつかの形態において、本方法は、外側層4346を形成した後、活性型材料を外側層4346の第2の部位4352へ設けることを含む。いくつかの例において、本方法は、1つよりも多くの活性型材料を第2の部位4352に設けることを含み得る。
いくつかの例において、本方法は、熱処理可能な材料、光活性材料、圧力活性材料および化学的活性材料のうち任意の1つ以上を含む第2の部位4352を有する外側層4346を形成することを含む。第2の部位4352は、これらの方法のうち任意の1つ以上で活性化される単一の活性材料を有し得るか、または、異なる様態でそれぞれ活性化される複数の活性材料を有し得る。活性材料(単数または複数)は、活性材料から形成された繊維を用いた織物材料の形成時または(コーティング、浸透または別の後処理ステップによる)織物材料の形成後に外側層4346へ設けられ得る。
同様に図61および図65を参照して述べたように、第1の材料および活性型材料のいずれかまたは双方は、溶融可能であり得る。いずれかまたは双方は、熱可塑性材料であり得る。本技術のいくつかの例において、活性型材料は、第1の材料よりも低い融点を含む。活性型材料は、第1の材料よりも低い軟化点を代替的にまたは追加的に含み得る。活性型材料は、第1の材料よりも低温において軟化を開始得るかまたは特定レベルの柔らかさに到達し得る。これにより、本技術の例による方法時において、外側層4346を(第1の材料が固定形態のままであるかまたは自身と共にまたは隣接材料と共に溶解を開始するポイントまで軟化していない状態で)活性型材料軟化および/または溶融している特定の温度まで加熱することが可能になり得る。よって、本技術のいくつかの例において、本方法は、第2の部位4352を熱可塑性材料から形成することを含む。
また、図61および図65を参照して既述したように、第1の材料および活性型材料のいずれかまたは双方は、硬化可能であり得る。第1の材料および/または活性型材料は、熱硬化性材料であり得る。本技術のいくつかの例において、活性型材料は、第1の材料よりも容易に硬化可能である。例えば、活性型材料は、第1の材料よりも低い温度で硬化し得、第1の材料よりも短時間で硬化し得、第1の材料よりも高速で硬化し得、かつ/または、第1の材料と比較して一定時間内においてより広範囲において硬化し得る。よって、本技術のいくつかの例において、本方法は、第2の部位4352を熱硬化性材料から形成することを含む。
本技術のいくつかの例において、本方法は、第2の部位(単数または複数)を熱硬化性材料および熱可塑性材料を用いて形成することを含む。
本方法が織物を織編して空気送達導管4300の外側層4346を形成することを含む場合、外側層4346を形成するステップは、第1の材料から形成された繊維を用いて第1の部位4351を織編することと、活性型材料から形成された繊維を用いて第2の部位4352を織編することとを含み得る。活性型材料は、第1の材料よりも融点が低くおよび/または容易に硬化可能である。本方法は、1つ以上の熱処理可能な繊維を用いて第2の部位4352を織編することを含み得る。織編に用いられる繊維は、適切な形態をとり得る(例えば、縫糸、糸)。熱処理可能な繊維は、熱処理を可能にする特性を有する繊維であり得る(例えば、低融点(熱可塑性材料の場合)または硬化可能性)。本方法は、1つ以上の熱処理不可能な繊維を用いて第1の部位4351を織編することを含み得る。熱処理不可能な繊維は、低温においては溶融しないかまたは容易に硬化しない繊維であり得る。本方法は、(第1の部位4351に用いられる繊維よりもより熱処理可能な)第2の部位4352に用いられる繊維を用いて第1の部位4351および第2の部位4352を織編することを含み得る。第2の部位4352中の熱処理可能な繊維は、熱活性型繊維(例えば、熱活性型糸)を含み得る。
本技術のいくつかの例において、本方法は、外側層4346の少なくとも1つの第2の部位4352に対して硬化プロセスを行って、第2の部位4352に外側層4346の少なくとも1つの第1の部位4351よりも高い剛直性を持たせることを含む。したように、本方法は、活性型材料を外側層4346の第2の部位(単数または複数)4352に設けることを含み得る。活性型材料により、第2の部位4352は、硬化プロセスによって硬化され得る。
本技術のいくつかの形態において、活性型材料は、熱処理可能な材料を含む。例えば、活性型材料は、第1の材料よりも低い融点を含み得るため、熱処理時において(第1の材料を溶融させること無く)軟化および/または溶融することが可能である。活性型材料は、熱可塑性材料であり得る。いくつかの形態において、活性型材料は、第1の材料よりも容易に硬化可能であり得る。活性型材料は、熱硬化性材料であり得る。
いくつかの形態において、活性型材料は、光活性型材料であり得、第2の部位4352への可視光または非可視光の付加時において外側層4346の第2の部位4352を硬化させる。代替的にまたは追加的に、活性型材料は、圧力活性型材料であり得、第2の部位4352への圧力付加時において外側層4346の第2の部位4352を硬化させる。例えば、活性型材料は、マイクロカプセル化接着剤を含み得る。さらなる例において、活性型材料は、化学反応により外側層4346の第2の部位4352を硬化させるように構成された1つ以上の化学活性型材料を含み得る。いくつかの例において、活性型材料は、架橋剤を含む。
本技術のいくつかの形態において、本方法は、外側層4346を熱処理することを含む。硬化プロセスを行うステップは、外側層4346の第2の部位(単数または複数)4352を熱処理することを含み得る。熱処理により、外側層4346の1つ以上の第2の部位4352が硬化され得る。このような治療の後、第1の部位4351は第1の剛直性を含み得、第2の部位4352は第2の剛直性を含み得、第2の剛直性は、第1の剛直性よりも高い。よって、本方法は、第2の部位4352を硬化させることを含み得る。本方法は、第2の部位4352を第1の部位4351に対して硬化させることを含み得る。すなwち、いくつかの例において、本方法は、第1の部位4351および第2の部位4352双方を硬化させることを含み得るが、第1の部位4351よりも高い程度まで(例えば、より高い剛直性に達するように)第2の部位4352を硬化させることを含み得る。
いくつかの例において、外側層4346を熱処理するステップは、第2の部位4352の加熱により第2の部位4352内の織物の繊維を硬化させることを含む。特定の例において、第2の部位4352を熱処理するステップは、織物および第2の部位4352の繊維を硬化させることを含む。外側層4346の第2の部位4352中に熱硬化性材料または高温において硬化する他の材料が含まれる場合、第2の部位4352へ(または外側層4346へ全体的に)熱を付加することにより、熱硬化性材料を硬化させ、織物を第2の部位4352中において硬化させることができる。第2の部位4352を熱処理するステップは、外側層4346またはその第2の部位4352を十分な温度までかつ熱処理後に十分な期間にわたって加熱することを含み得、第2の部位4352が硬化したかまたは他の様態で硬化されると、所定の剛直性の織物および第2の部位4352が達成される。加熱の特定の温度および/または期間は、第2の部位4352中に用いられる特定の熱硬化性材料に依存する。本方法は、各第2の部位4352を形成する第2の繊維網の熱処理により、熱処理された繊維網を各第2の部位4352中に生成することを含み得る。各第1の部位4351を形成する第1の繊維網は、熱処理による影響され得ない。あるいは、第1の繊維網は影響は受け得るが、第2の繊維網よりも影響は小さい。ことが理解されるべきである。
いくつかの例において、第2の部位4352を熱処理するステップは、第2の部位4352内の織物の繊維(単数または複数)を溶解させることを含む。本技術の例による熱処理ステップは、加熱および冷却双方を含み得る。織物が第2の部位4352中の熱可塑性材料または高温において溶融または軟化する別の材料を含む場合、熱処理時において、当該熱可塑性材料を溶融させ、再固化させることができる。例えば、本方法は、外側層4346の加熱によって第2の部位4352内の織物の繊維を軟化させることにより、第2の部位4352の熱処理を行うことを含み得る。本方法は、軟化した第2の部位4352内の織物の繊維を周囲の繊維に対して冷却および溶解させることも含み得る。いくつかの例において、第2の部位4352を熱処理するステップは、第2の部位内4352の織物の繊維を溶解させることと、繊維を冷却させて、周囲の繊維に溶解させることを含む。第2の部位4352を熱処理するステップは、外側層4346を十分な温度まで加熱して、第2の部位4352内の織物の繊維を溶融させるかまたは少なくとも軟化させることと、その後外側層4346を冷却するかまたは放置して冷却することとを含み得る。冷却時において、第2の部位4352内の織物の繊維は、相互にかつ/または周囲の繊維に対して少なくとも部分的に溶解し得るため、第2の部位4352中の繊維網は、熱処理プロセス前よりも硬質になる。このステップ後、各第2の部位4352を形成する第2の繊維網は、熱処理された繊維網を含み得る。
本開示中のいずれかの箇所において述べたように、織物の第1の部位4351の形成に用いられる材料は、熱処理ステップ時に必要となる温度において安定状態のままとなるように、選択され得る。このようにして、空気送達導管4300の外側層4346全体は、第2の部位4352の剛直性の変化を発生させるのに必要な温度まで(第1の部位4351中にも発生するのを意図しない変化無しに)加熱され得る。
本技術の他の例において、外側層4346全体は加熱されないか、または均一には加熱されない。すなわち、熱を第2の部位4352に集中させることにより、第1の部位4351への影響が最小限にされ得る。熱を第2の部位4352上に集中させるには、詳細に設計された加熱要素を利用するか、加熱ランプからの収束光を利用するか、レーザーを利用するかまたは別の適切な方法を利用すればよい。よって、本方法は、第2の部位4352を第1の部位4351よりも高温に加熱することを含み得る。
本技術のいくつかの例において、本方法は、外側層4346のシーリングにより、密閉された空気経路を生成することを含む。この密閉された空気経路を通じて、空気送達導管4300の使用時において空気流れの搬送が可能になる。本方法は、外側層4346をシーリング層4341によりシールすることを含み得る。本方法は、シーリング層4341を外側層4346へ接着させることを含み得る。本方法は、シーリング層4341を外側層4346へ熱接着させることを含み得る。他の例において、本方法は、シーリング層4341の外側層4346への接着を、例えば接着剤によりまたはシーリング層4341および外側層4346のうち少なくとも1つに接着層を設けることによって行うことを含み得る。
熱処理ステップは、外側層4346をシールするステップの前、最中または後に行われ得る。いくつかの例において、熱処理ステップは、接着ステップ時に行われる。シーリング層4341の外側層4346への接合のために付加される熱により、外側層4346も熱処理され得る。本方法は、シーリング層4341および外側層4346の加熱により、シーリング層4341を外側層4346へ接合させることと、熱処理外側層4346の熱処理により外側層4346の第2の部位4352を硬化させることとをどちらとも行うことを含み得る。
本技術のいくつかの例において、外側層4346をシールするステップは、シーリング層4341を外側層4346の内部へ挿入することと、シーリング層4341を外側層4346へ接着させることとを含む。図62に示すような、シーリング層4341を外側層4346中に挿入するステップ。シーリング層4341は、実質的に円筒の細長形状を含み得、外側層4346内への挿入前および挿入時において、外側層4346の内径未満の外径を含み得る。シーリング層4341の外側層4346内への挿入は、図33~図39を参照して述べたシーリング層4341の補強構造4305内への挿入と同様に行われる。
シーリング層の挿入4341を外側層4346中へ挿入するステップ時またはその後、本方法は、外側層4346を型7200中に支持することを含み得る。図63中に、外側層4346が型7200内において支持され、シーリング層4341が外側層4346の内側に設けられている様子を示す。図63は、シーリング層4341の外側層4346への接着時におけるシーリング層4341および外側層4346も示す。この接着は、本例において外側層4346の熱処理時に行われる。
いくつかの例において、本方法は、シーリング層4341をマンドレル7000上に支持し、マンドレル7000およびシーリング層4341を外側層4346内に挿入することを含み得る。マンドレル7000およびシーリング層4341の挿入時において外側層4346は、型7200内に支持され得る。いくつかの例において、マンドレル7000から熱気がラジアル方向に外方に吹き出され得、これにより、シーリング層4341が加熱および拡張されて、外側層4346の内部にフィットする。シーリング層4341の加熱により、シーリング層4341も外側層4346へ接合され得る。本方法は、第2の部位4352の硬化のための外側層4346の熱処理と同時にシーリング層4341を加熱および拡張させて外側層4346へ接着させることを含み得る。本方法は、マンドレル7000によりシーリング層4341および外側層4346双方を加熱することを含み得る。
いくつかの例において、シーリング層4341は、(補強構造4305内への挿入時においてシーリング層4341がバルーン7005上に支持される図37および図38に示すような同様の様態で)外側層4346中への挿入時においてマンドレル7000上のバルーン7005上に支持され得る。外側層4346は、型7200内に支持され得る。シーリング層4341が外側層4346内に設けられた後、バルーン7005を拡張させて、シーリング層4341を外側層4346の内面と接触させることができ得る。バルーン7005を加熱することにより、シーリング層4341を軟化させて、シーリング層4341を外側層4346へ接合させることができ得る。あるいは、別の熱源(例えば、型7200の外部から型7200の内部へ提供される熱気)を用いて、拡張および/または外側層4346への接着時においてシーリング層4341を軟化させてもよい。いくつかの例において、型7200そのものが加熱される。本方法のこの変更例において、外側層4346の熱処理により第2の部位4352を硬化させるステップは、シーリング層4341の外側層4346への接合時において行われ得る。いくつかの例において、シーリング層4341を外側層4346へ接着させるプロセス時において、型7200が加熱されて、外側層4346が熱処理される。いくつかの例において、熱気が型7200の内部および外側層4346へ吹き込まれると、外側層4346の温度が上昇する(これにより、シーリング層4341の外側層4346への接着も支援され得る)。いくつかの例において、バルーン7005の加熱からの熱により、シーリング層4341の外側層4346への接合と、外側層4346の熱処理とがどちらも行われて、第2の部位4352が硬化される。
本技術のいくつかの例において、本方法は、外側層4346のシール前に外側層4346を熱処理することを含む。すなわち、本方法は、外側層4346を形成し、外側層4346を(例えば細長円筒形状に支持し)、外側層4346を熱処理した後、外側層4346をシールすることを含み得る。本方法は、外側層4346を型7200内に支持し、型7200を加熱して外側層4346を熱処理することを含み得る。代替的にまたは追加的に、本方法は、外側層4346を型7200内に支持し、熱気を外側層4346の内部に供給することを含み得る。いずれかの例において、外側層4346のシーリングは、同一の型7200における後続ステップとして行われ得る。他の例において、外側層4346は、マンドレル上に支持され得、加熱され得る。マンドレルは、外側層4346を加熱する手段を含み得る(例えば、熱気を吹き出す発生元となる加熱要素またはポート)。あるいは、(マンドレル上に支持された状態の)外側層4346の周囲に熱気を付与することにより外側層4346の温度を上昇させてもよいし、あるいは、外側層4346を熱放射源(例えば、加熱ランプ)によって加熱してもよい。
本技術のいくつかの例において、本方法は、外側層4346をシールした後に外側層4346を熱処理することを含む。本方法は、外側層4346を型7200内においてシールした後、本方法の後続の熱処理ステップにおいて型7200を加熱する(かまたは加熱状態を保持して)ことを含み得る。いくつかの例において、シーリングに必要な熱の付加後に、シーリング層4341を加熱してシーリング層4341を外側層4346へ接合させる同じ手段により、引き続き加熱が継続され得、これにより外側層4346が熱処理される。
いくつかの例において、外側層4346をシールするステップおよび外側層4346を熱処理するステップ双方において、熱の組み合わせが外側層4346へ付加される。例えば、外側層4346の第2の部位4352に熱硬化性材料が含まれる場合、シーリングステップからの熱により、第2の部位4352中の熱硬化性材料が部分的に硬化され得、後続の熱処理ステップからの熱により、第2の部位4352中の熱硬化性材料が完全に硬化され得、これにより、所望の剛直性が第2の部位4352において達成される。他の例において、熱処理ステップが先ず行われ得る。その際、第2の部位4352中の熱硬化性材料はほとんど完全に硬化し、(外側層4346がシールされる)後続のシーリングステップからのさらなる熱により、硬化プロセスが完了され得、これにより、所望の剛直性および第2の部位4352が達成される。
いくつかの例において、本方法は、外側層4346のシーリング前に外側層4346を予熱することを含む。本方法は、シーリング層4341の挿入前に熱気の吹き出しにより外側層4346を予熱することを含み得る。代替的にまたは追加的に、本方法は、外側層4346内に挿入されたマンドレルから熱気を吹き出すことを含み得る。
図64は、シーリングステップおよび硬化ステップ後に空気送達導管4300が型7200内に設けられる様子を示す。シールされた外側層4346は、複数の第1の部位4351と、複数の第2の部位4352とを含む。第2の部位4352に設けられた活性材料の硬化に起因して、第2の部位4352は、第1の部位4351よりも硬質である。
他の例において、別の硬化プロセスが用いられ得る。
いくつかの例において、硬化プロセスを行うことは、外側層4346の第2の部位4352を硬化させるための光活性化プロセスを行うことを含む。本方法は、可視光または非可視光を外側層の第2の部位4352へ付加して、第2の部位に設けられた光活性型材料4352を活性化させて、光活性型材料により第2の部位4352を硬化させることを含み得る。いくつかの形態において、本方法は、可視光または非可視光を用いて外側層の第2の部位を硬化させることを含み得る。よって、活性型材料は、光活性型材料であり得る。活性型材料は、光付加(例えば、特定の種類の光(例えば、可視光またはUV光))の最中またはその後に硬化される材料であり得る。
本方法は、第2の部位4352を光活性型材料から形成された1つ以上の繊維から形成することを含み得る。本方法は、光活性型材料から形成された繊維を(恐らくは他の繊維と共に)製織するかまたは他の様態で網化して、外側層4346を形成する織物を形成することを含み得る。他の形態において、本方法は、例えば外側層4346の形成後の外側層4346の第2の部位4352への光活性型材料の(例えばコーティングによる)付加により、織物の形成後に光活性型材料を外側層4346に設けることを含む。
いくつかの形態において、外側層4346は、第2の部位4352を硬化させる脂肪族ウレタンアクリレートを含む。別の例において、外側層4346は、第2の部位4352を硬化させるエポキシアクリレートを含む。
他の例において、硬化プロセスを行うステップは、電子ビーム(EB)による硬化により活性型材料を硬化させることを含む。本方法は、外側層4346に活性型材料を設けることを含み得る。この活性型材料は、電子ビーム付加時における硬化によって硬化される。
本技術のいくつかの例において、本方法の硬化プロセスを行うステップは、外側層4346の第2の部位4352への圧力付加により第2の部位4352を硬化させることを含む。いくつかの例において、本方法は、第2の部位4352への圧力付加により、接着剤により第2の部位4352を硬化させることを含む。本方法は、第2の部位4352への圧力付加により、マイクロカプセル化接着剤を活性化させることを含み得る。他の例において、本方法は、第2の部位4352を1つ以上の接着繊維と共に形成することを含み得る。本方法は、第2の部位4352への圧力付加により織物の繊維を周囲の繊維へ接着させることを含み得る。いくつかの形態において、本方法は、第2の部位4352への圧力付加後に外側層4346にポリビニルアセテートまたはエチレン酢酸ビニルを設けて、外側層4346の第2の部位4352を硬化させることを含み得る。
本技術のいくつかの例において、硬化プロセスを行うステップは、化学反応により外側層4346の第2の部位4352を硬化させることを含む。本方法は、1つ以上の材料を外側層4346の第2の部位4352へ設けて化学反応を発生させて、第2の部位(例えば、1つ以上の活性型材料)を硬化させることを含み得る。いくつかの例において、本方法は、架橋剤を外側層4346の第2の部位4352に設けることを含む。
いくつかの例において、本方法は、化学反応により第2の部位4352を硬化させる材料から形成された繊維を有する繊維網から第2の部位4352を形成することを含み得る。いくつかの形態において、本方法は、コーティングなどの材料を第2の部位4352へ付加することを含み得る。この材料は、第2の部位4352を形成する繊維と(例えば、当該繊維を架橋、硬化または他の様態で硬化させることにより)化学反応する。本方法は、熱可塑性ポリウレタンポリマーを外側層4346に設けることを含み得る。
後続のステップにより、空気送達導管4300の仕上げが行われ得る。例えば、コネクタが、空気送達導管4300の端部に設けられ得る。本方法は、端部コネクタ4362を空気送達導管4300に設けることにより、空気送達導管4300が呼吸圧力治療デバイス4000の出口へ接続された管材へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェース3000へ接続するように構成された第2の端部とを含むようになることを含み得る。あるいは、本方法は、コネクタを空気送達導管4300に設けることにより、空気送達導管4300が呼吸圧力治療デバイス4000の出口へ接続するように構成された第1の端部と、患者インターフェース3000へ接続するように構成された第2の端部とを含むようになることを含む。すなわち、空気送達導管4300は、患者インターフェース3000と従来の長管との間を接続させるように構成された短管の形態をとり得るか、または、長管そのものの形態をとり得る。
5.5.8 弾性支持要素を備えた空気送達導管
空気回路4170の一部を形成する空気送達導管4300は、患者インターフェース3000を加圧された呼吸可能なガスの供給へ接続させるように構成される。例えば、空気送達導管4300は、比較的短尺の管として患者インターフェースに取り付けられ得る。本実施形態において、空気送達導管4300は、一端において別の導管(図示せず)に接続するコネクタ(例えば、したような端部コネクタ4362)を有する。空気送達導管4300の他端は、患者インターフェースへ(例えば、結合解除構造(図示せず)へ)恒久的に接続される。
あるいは、空気送達導管4300は、比較的長尺のコンポーネントであり得、一端において端部コネクタ4362を備える。端部コネクタ4362は、使用時において加圧された呼吸可能なガスの供給(例えば、RPTデバイス4000)へ接続する。別のコネクタ4362(図7A中に図示せず)は、空気送達導管4300の別の端部へ接続され、使用時において患者インターフェース3000へ接続する。
空気送達導管4300は、本明細書中に記載の方法に従って製造された少なくとも1つの弾性支持要素3506を含む。例えば、空気送達導管4300は、弾性材料の単一の隆起部または弾性材料の複数の別個の隆起部を空気送達導管4300の層上に含み得る。弾性支持要素を有する空気送達導管4300のさらなる態様は、本明細書中に記載の製造方法からより明確になる。
5.5.9 酸素送達
本技術の一形態において、補充用酸素4180が、空気圧経路における1つ以上のポイント(例えば、空気圧ブロック4020の上流)、空気回路4170および/または患者インターフェース3000へ送達され得る。
5.6 製造方法
本技術の実施形態は、呼吸障害のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または予防において用いられるデバイスおよびそのデバイスのためのコンポーネントを形成する方法に関連する。
5.6.1 織編および用途
図68を参照して、図68は、織編技術を用いた編構造の製造方法において用いられるように構成されたシステム6000の模式図である。システム6000は、織編モジュール6002および分配モジュール6004を主に含む。
システム6000によって形成される編構造は、呼吸障害の治療または回避において用いられるデバイスのうち少なくとも一部またはそのコンポーネント(例えば、呼吸治療システムのコンポーネント)であり得る。いくつかの実施形態において、デバイスまたはそのコンポーネントは、管状構造(本明細書中に記載のような導管)である。別の実施形態において、デバイスまたはそのコンポーネントは、患者インターフェース、患者インターフェースのためのシール構造または本明細書中に記載のような位置決めおよび安定化構造である。
織編モジュール6002は、駆動機構6006と、縫糸6010の少なくとも1つの糸巻き6008と、少なくとも1つの織編要素6012とを含む。駆動機構6006は、使用時において縫糸を織編要素6010に相対して移動させることにより、編構造を少なくとも部分的に形成するように構成される。
織編モジュール6002は、縫糸6016の第2の糸巻き6014も含み得る。縫糸6016は、縫糸6010と同一であってもよいし、あるいは異なっていてもよい。これにより、必要な特性を有する編構造の製造が促進され得る(例えば、縫糸のうちの1つにより、ウェフトが得られ得、他方の縫糸により、デバイス/コンポーネントのウェフトが得られ得、縫糸は、所望の特定(例えば、編構造の伸展性またはねじれ抵抗))が得られるように選択され得る。
分配モジュール6004は、リザーバ6016と、アプリケータ6018と、硬化ツール6020とを含む。リザーバ6016は、弾性材料(例えば、シリコーンなどの弾性材料)の供給を保持するように構成される。リザーバ6016は、使用時においてアプリケータ6018が材料をリザーバ6016から受容し、この材料を織編モジュール6002によって製造された編構造へ付加することができるように、アプリケータ6018へ接続される。
硬化ツール6020は、弾性材料が編構造へ付加された後に当該弾性材料の硬化を促進または他の様態で支援するように構成される。硬化ツール6020は、弾性材料が編構造へ付加された後に当該弾性材料へ熱を付加するように構成された熱源を含み得る(例えば、UV光源、輻射ヒーター、熱気源(例えば、ガン))。
分配モジュール6004は、織編モジュール6002に対して移動可能にまたは移動不可能に取り付けられ得る。例えば、一実施形態において、分配モジュール6004は、織編モジュール6002または織編モジュール6002によって生成された編構造に対して静止状態であり得る。本実施形態において、編構造を分配モジュール6004に相対して移動させることにより、分配モジュール6004から編構造への弾性材料の付加が促進される。
別の実施形態において、分配モジュール6004は、織編モジュール6002に対して移動可能に取り付けられ得る。本実施形態において、分配モジュール6004を移動させて、弾性材料を編構造へ付加することができる。
ここで図70を参照して、図70は、図68のシステム6000を用いて弾性支持部材を織物材料上に生成する方法6001における代表的ステップを示す。
ステップ6100において、織編モジュール6002は、係合され、編構造のうち少なくとも一部を形成する。
ステップ6102において、分配モジュール6004は、係合され、弾性材料をステップ6002において形成された編構造の一部へ付加する。その後、硬化ツール6022は、弾性材料を硬化させる。
ステップ6106において、織編モジュール6002は、引き続き少なくとも編構造のさらなる部位を形成する。この形成後、分配モジュール6004は、引き続き弾性材料を編構造へ付加し、その後、硬化ツール6022は、付加された弾性材料を硬化させる。
硬化ツール6022による弾性材料の硬化後、織編モジュール6002は、第2の糸巻き6014を用いてカバー材層を織編する。これをステップ6108に示す。ステップ6108は、織編モジュール6002が実質的に編構造全てを生成した後に行われてもよい。ことが理解されるべきである。あるいは、ステップ6108は、ステップ6102、6104または6106のうち1つ以上と同時に継続されてもよい。
上述したプロセスは、したような呼吸治療システムのコンポーネントを実質的にまたは完全に形成するために反復され得る。例えば、本方法6001は、実質的に管状の構造(例えば、本明細書中に記載のような空気送達導管4300)を生成し得る。実施形態において、他のコンポーネント(例えば、端部コネクタ4362)が、管状構造の1つ以上の端部へ取り付けられ得、これにより、空気送達導管4300が形成される。
あるいは、本方法6001は、別のコンポーネント(例えば、ヘッドギア管)の形成のために後続の製造ステップにおいて用いられ得るシート状構造を形成し得る。その場合、図71-1について以下に述べるステップ6308、8320、6330および6334のうち1つ以上が完了され得る。
5.6.2 事前形成されたシート材料へ付加される弾性支持要素
ここで図70を参照して、図70は、本技術の態様による方法6201における代表的ステップと、本方法に従って製造された呼吸デバイスのための代表的コンポーネントとを示す。一般的に、方法6201は、以下のステップを含み、本方法によるコンポーネントは、以下を含む:
1. 材料6200Aのシート(例えば、織物材料のシート)の選択、形成または製造を含むステップ6200;
2. 弾性材料の付加により少なくとも1つの弾性支持要素を形成して、ベースシート6202Aを生成することを含むステップ6202;および
3. ベースシート6202Aを所望の形状または構造(例えば、図70に示すような導管6204A)に形成することを含むステップ6204。
加えて、方法6201は、以下のステップのうち1つ以上を任意の順序で任意選択的に含み得る:
1. (例えば、所望の形状または寸法への切断による)材料シート6200Aの作製;
2. 材料シート6200Aへの付加後の弾性材料の硬化;
3. 少なくとも1つの追加層の材料の材料シート6200Aまたはベースシート6202Aへの付加(例えば、空気不透過性の軽量材料)
4. コネクタをコンポーネント6204A(例えば、端部コネクタ4362)へ設けることにより、使用時におけるコンポーネント6204Aの別のコンポーネントへの取付が促進される。例えば、端部コネクタなどのコネクタは、コンポーネント6204Aの1つ以上の端部に対して形成してもよいし、コンポーネント6204Aの1つ以上の端部と別個に形成した後にコンポーネント6204Aの1つ以上の端部へ取り付けてもよい。
方法6201のさらなる態様と、コンポーネント6204Aの構造および構成とが、好適な実施形態の以下の記載から明らかになる。
5.6.2.1 第1の好適な実施形態
ここで図71-1を参照して、図71-1は、図70の方法6201のさらなる態様を例示する方法6300のステップと、本方法に従って製造されたコンポーネントとを示す。
ステップ6302において、材料シート6302Aが設けられる。例えば、シート6302Aは、図示のようにロール6302Bの形態で設けられ得る。あるいは、シート6302Aは、当業者にとって公知の技術を用いて製造してもよいし、あるいは、本明細書中に記載のようなコーティングされた織物シートとして形成してもよい。
シート材料は、呼吸障害の治療用途に適した少なくとも1つの特性を有する。例えば、材料シート6302Aは、気体不浸透性、軟性および可撓性のうち少なくとも1つを有する織物材料であり得る。材料シート6302Aが気体不浸透性である実施形態において、織物材料は、気体不浸透性の材料の層を含み得るか、気体不浸透性である材料を注入されているか、または、構造の特徴(例えば、織物を構成する繊維)に起因して気体不透過性である。
ステップ6304において、弾性材料を材料シート6302Aへ付加することにより、ベースシート6304Aが形成される。例えば、アプリケータ(図71-1中図示せず)を用いて、弾性材料の少なくとも1つの隆起部6304Bをシート6302Aへ付加することができ得る。少なくとも1つの隆起部は、シート6302B上において相互に間隔を空けて配置された複数の別個の隆起部として付加され得る。代替的にまたは追加的に、弾性材料は、ヘリックスまたはらせん形状を有する隆起部として付加され得る。
シート6302Aへ弾性材料を少なくとも1つの隆起部として付加することにより、1つ以上の弾性支持要素が形成される。使用時において、弾性支持要素は変形可能であり得るため、患者快適性が向上するが、好適な形状に戻ることも可能であるため、導管閉塞が回避される。
ステップ6306において、弾性材料は、シート6302Aへ付加された後、硬化される。弾性材料の硬化は、当業者にとって公知の任意の手段により達成され得る(UV光源、輻射ヒーターまたは熱気源の使用)。
方法6300は、切断ステップも任意選択的に含み得る。切断ステップは、弾性材料のシート6302Aへの付加前または付加後に行われ得る。図示の実施形態において、切断ステップは、弾性材料の付加後に行われる。このようにすると有用であり得る理由として、弾性材料のシートとしての連続的付加をロール3202Bから展開させることが可能になる点がある。
ステップ6304または6306の前にシート6302Aの切断を行ってもよいことも考えられる。
弾性材料の硬化により、図71-1中に6306Aとして示されるベースシートが形成される。
本方法は、ベースシート6306Aを操作して所定の構造を生成する形状形成ステップを含む。
一形態において、形状形成ステップ6320は、ベースシート6306Aを巻くことにより図71-1に示すように円筒構造6322を形成することを含む。例えば、ベースシート6306Aは、マンドレル(図71-1中図示せず)に隣接して配置され、マンドレル周囲を被覆し得る。これにより、横方向縁部6306Bおよび6306Cは、相互に接触する。
その後、横方向縁部6306Bおよび6306Cは共に接合されて、接合部6324が軸6326に沿って形成される。軸6326は、円筒構造6322の長さに沿って延びる。これにおいては、接着、RF溶接または当業者に公知の他の技術が含まれ得る。加えて、さらなる材料または不要な材料を切除することにより、平滑かつ目立たない接合部6324が生成される。
好適には、接合部6324の形成により気密シールが生成され得るため、使用時における円筒構造6322からのガス漏洩が回避される。
別の形態において、別の形状形成ステップ6330の利用により、ベースシート6306Aの第2の部位6332への取付を必要とする所定の構造が形成される。例えば、別個の部位6332は、少なくとも1つの材料層を含み得る(例えば、織物および1つ以上の発泡体層)。
ステップ6330は、異なる形状、構造および/または他の特性が異なる2つの部位を有するコンポーネントの製造において、特に有用であり得る。例えば、コンポーネントの用途として、図66-1~図66-1を参照して述べたような位置決めおよび安定化構造3000のためのヘッドギア管3340としての用途があり得る。これらの実施形態において、別個の部位6332により患者接触部3502が得られ得、ベースシート6306Aにより非接触部3505が得られ得る。
図72-3に示すように、ステップ6330において、ベースシート6306Aは、第2の部位6332に相対して配置される。ベースシート6306Aは、任意選択的に(例えばマンドレルまたは治具(図71-1~図71-3中にいずれも図示せず)を用いて)曲線状の形状に形成され得る。
ステップ6334において、ベースシート6306Aおよび第2の部位6332を共に取り付けることにより、軸6338に沿って延びる少なくとも1つの接合部(例えば、第1の接合部6336)と、軸6342に沿って延びる第2の接合部6340とが形成される。
接合部6336および6340を形成するには、接着、RF溶接または当業者に公知の他の技術が必要になり得る。加えて、さらなる材料または不要な材料の切除により、平滑かつ目立たない接合部6336および6340が生成される。
好適には、接合部6336および6340の形成により、気密シールが生成され得、使用時における構造からのガス漏洩が回避される。
5.6.2.2 第2の好適な実施形態
ここで図72を参照して、図72は、図71-1~図71-3の方法のさらなる態様を例示する方法6400のステップと、本方法に従って製造されたコンポーネントとを示す。
方法6400は、方法6300に実質的に類似するため、類似の参照符号は、類似のステップまたはコンポーネントを指す。しかし、方法6400は、材料6402Aの少なくとも1つの追加層をベースシート6306Aへ付加して多層構造6404を形成するさらなるステップ6402を含む。多層シート6404の構造については、恐らくは図73中に詳細な図示がある。
材料6402Aの追加層は、織物材料、プラスチック材料または他の適切な材料であり得る。例えば、材料6402Aのさらなるシートは、軟性、可撓性および気体不透過性のうち少なくとも1つを有し得る。
ステップ6402の完了後、方法6400は、図71-1~図71-3についてしたように継続する。
5.6.2.3 第3の好適な実施形態
ここで図74を参照して、図74は、図71-1~図71-3の方法のさらなる態様を例示する方法6500のステップと、本方法に従って製造されたコンポーネントとを示す。図74の方法は、方法6300と類似しているため、類似の参照符号は、類似のステップおよびコンポーネントを指す。
ステップ6502において、シート6302Aは、型または治具内に配置される(6502A)。シート6302Aを型または治具に相対して実質的に移動不可能にするために、保持力が付加される。例えば、保持力は、真空、クリップまたは当業者にとって公知であるはずの他の手段であり得る。
ステップ6504において、弾性材料6504は、当業者にとって公知であるはずの技術を用いてシート6302A上に成形される。ステップ6504において、弾性材料の少なくとも1つの別個の隆起部が生成される。
加えて、ステップ6504において、弾性材料の比較的肉薄の層がシート6302Aの実質的部分にわたって成形され得る。本実施形態において、比較的肉薄の層の材料により、材料シートを実質的に気体不透過性にするための障壁層が得られる。
ステップ6506において、弾性材料の硬化により、ベースシート6508を形成する。
弾性材料の硬化は、当業者に公知の任意の手段によって達成され得る(例えば、UV光源または輻射ヒーターの使用)。
その後、ベースシート6508を用いて、図71-1~図71-3を参照してしたような所定の構造が生成される。
5.6.2.4 第4の好適な実施形態
ここで図77を参照して、図77は、本技術のさらなる態様を例示する方法6600におけるステップを示す。
ステップ6602において、シート材料(例えば、織物)がロール6602A内に設けられる。
織物は、軟性かつ柔順であり得、使用時における患者の皮膚との接触に適したものにする特性を有する。
ステップ6604において、材料シートをロール6602Aから展開させ、コーティングマシン(図示せず)中へ送り込まれる。コーティングマシン(図示せず)により、材料が材料シートへ付加され得る。例えば、複数の別個の「ドット」または材料の液滴が付加され得、その後、シート上に拡散されて、実質的に連続する材料層が形成される。これは、例えば当業者に公知のようなナイフ型アプリケータを用いて行われ得る。あるいは、実質的に連続する材料層を例えばドラム型アプリケータを用いてシートへ付加してもよい。
コーティング材料は、接着剤(例えば、ポリウレタン(PU)接着剤)であり得る。
いくつかの実施形態において、ライナー材料(図示せず)は、接着材料に相対して(例えば、材料シートの遠位側)に配置され得る。このライナーにより、接着材料の拡散が可能になる。実施形態において、ライナー接着剤に接着し得るため、本技術に従って製造された呼吸治療システムのコンポーネント内に保持され得る。
あるいは、ライナーは、接着剤に接着しない場合もあるため、後続ステップにおいて除去され得る。これらの実施形態において、ライナー材料により、接着剤が材料シート6602Aにわたって拡散することが促進されて、コーティングされた織物シート6604Bが形成される。
その後、方法6600によるコーティングされた織物シート6604Bを用いて、呼吸治療システムのコンポーネントが製造され得る(例えば、図71-1~図71-3について本明細書中に述べるステップ6308、6330または6334が、6300に従って生成されたシートに行われ得る)。
代替的にまたは追加的に、コーティングされた織物シート6603Bを積層方法において用いて、少なくとも1つの他の材料層をコーティングされた織物シート6604Bへ取り付ける。これらの実施形態において、少なくとも1つの層およびコーティングされた織物材料により複合層材料が形成され、ここで、コーティング材料(例えば、PU接着剤)により、少なくとも1つの他の材料層が織物材料へ接着される。
5.6.3 弾性材料および弾性支持要素構造
シート6302Aへ付加される弾性材料の特性は、本技術に従って製造されるコンポーネントの所望の機能特性を提供するように選択され得る。例えば、サイズ、形状、弾性材料の隆起部間の間隔、および隆起部の方向付けのうち少なくとも1つが、所望の機能特性または特性の組み合わせを達成するように選択され得る。単一の連続隆起部が設けられた実施形態において、ピッチが、コンポーネントの所望の機能特性を提供するように選択され得る。
代替的にまたは追加的に、隆起部を形成する材料の特性は、コンポーネントの所望の機能特性を提供するように選択され得る。例えば、弾性材料の硬度および弾性が変更可能であり得る。
実施形態において、本技術に従って製造されたコンポーネントは、異なる部分において異なる外形を有し得るため、異なる部分に異なる機能特性を提供し得る。例えば、図70は、本技術の実施形態による導管6700の断面図である。
導管6700は、導管6700の第1の端部6704に向かって配置された第1の部分6702と、導管6700の第2の端部6708に向かって配置された第2の部分6706とを有する。第1の部分6702および第2の部分6706はそれぞれ、複数の弾性支持要素(図71中符号による記載無し)を弾性材料の隆起部の形態で有する。
第1の部分6702において、弾性支持要素は、図71中に寸法Wによって示す幅と、図71中に寸法Hによって示す高さとを有する。
第1の部分6702中の隣接する弾性要素間の間隔は、第2の部分6706中の弾性支持要素の間隔と異なる。
加えて、第1部分6702および第2の部分6706中のビードは、少なくとも1つの点において相互に異なり得る(例えば、異なる高さ、異なる幅、異なる硬度または弾性率のうち1つ以上を有する)ことも考えられる。
コンポーネント(例えば、導管6700)を異なるビード外形にして異なる部分に設けると、特定の用途により適した導管6700が得られるため、有利であり得る。例えば、導管の1つの部分にビード外形を持たせると、比較的より硬質となるかまたはより伸張性が低くなることが保証されるため、使用時において押潰可能性のより高いコンポーネント中における使用により適したものになる。あるいは、導管の別の部分にビード外形を持たせると、比較的より剛直性が低くかつより可撓性が高いことが保証されるため、RPTシステムにおける使用により適したものとなる(例えば、管抗力の結合解除の支援が可能になる)。
異なるビード外形を導管の異なる部分に設けることによるさらなる利点として、導管において所望の剛直性を達成しつつ、(例えば材料低減により)導管の全体的重量の低減が可能になる点がある。
5.6.4 コーティングされた糸による織編
ここで図77を参照して、図77は、本技術の態様による方法6700における代表的ステップを示す。本方法において、形成モジュール(例えば、織編モジュールまたは製織モジュール(図示せず))を用いて、構造(例えば、織物材料のシートまたは管(導管))が形成される。
ステップ6702において、一定長さの糸(図示せず)が設けられる。この糸は、コーティング材料によりコーティングされるかまたは含浸される。例えば、糸スプールが設けられ得、当該構造の形成の使用のために準備完了にされ得る。
あるいは、コーティングされていない糸のスプールが設けられ得、この糸スプールにコーティング材料を付加した後、この糸は、形成モジュール中において用いられる(例えば、この糸は、コーティングされ、実質的に連続するプロセスにおいて構造の形成のために用いられる)。
ステップ6704において、糸(単数または複数)により複数の縫糸が形成される。図89の方法において、少なくとも1つの特性が(例えば、弾性、色、柔らかさ)異なる複数の糸が用いられ得ることが理解されるべきである。よって、ステップ6702において、第2の糸および/または第3の糸などの提供も含まれ得る。第2の糸および/または第3の糸は、第1の糸と同じであってもよいし、あるいは異なっていてもよい。
コーティング材料は、糸よりも融点が低い任意の材料であり得る。例えば、コーティング材料は、接着剤(例えば、ポリウレタン(PU)接着剤またはTPU)であり得る。
糸は、織物シート材料の形成に適した任意の材料であり得る(例えば、羊毛、綿、ポリマー(例えば、ナイロン)または混合物)。加えて、糸は、コーティング材料よりも融点が高い。
ステップ6704において、糸(単数または複数)を用いて構造のうち少なくとも一部を形成することが含まれる。形成モジュールは、係合され、形成された部位(図示せず)を生成させられる。これは、織編、製織または当業者に公知のような他の技術を含み得る。
ステップ6706は、形成された部位の加熱を熱源(図示せず)によって行うことを含む。熱源は、熱気ガン、UV光源、輻射バーヒーターまたは当業者にとって公知のような他の源であり得る。
形成された部位は、加熱対象部位を形成するコーティング材料を少なくとも部分的に溶融させる温度まで加熱される。これにより、隣接する縫糸または糸の一部上のコーティング材料が相互に接着される。このようにして、実質的にまたは完全に不浸透性のカバー材を織物材料およびよって形成された部位のために達成することが可能となる。
加えて、ステップ6706のパラメータは、コーティング材料の特性および方法6700を用いて製造される構造の所望の特性に従って選択される。例えば、構造の加熱温度、当該温度の保持時間、湿度および圧力を全て調節することにより、所望の特性の構造にすることができる。
ステップ6708において、加熱対象部位を用いて、呼吸コンポーネントの治療のためのコンポーネントの一部が形成され得る。例えば、本明細書中図71-1~図71-3について述べたステップ6320、6330および6334が用いられ得る。あるいは、他のステップも用いられ得る。
弾性支持要素を加熱対象部位上に付加するためのステップが用いられ得ることも考えられる。
5.7 加湿器
5.7.1 加湿器の概要
本技術の一形態において、患者へ送達されるべき空気またはガスの絶対湿度を周囲空気に相対して変化させるための加湿器5000が提供される(例えば、図5Aに示すようなもの)。典型的には、加湿器5000は、患者気道へ送達される前に空気流れの(周囲空気に相対する)絶対湿度を増加させかつ温度を増加させるために、用いられる。
加湿器5000は、加湿器リザーバ5110と、空気流れを受容する加湿器入口5002と、加湿された空気流れを送達させるための加湿器出口5004とを含み得る。図5Aおよび図5Bに示すようないくつかの形態において、加湿器リザーバ5110の入口および出口はそれぞれ、加湿器入口5002および加湿器出口5004であり得る。加湿器5000は、加湿器ベース5006をさらに含み得る。加湿器ベース5006は、加湿器リザーバ5110を受容するように適合され得、加熱要素5240を含み得る。図示のように、加湿器5000は、伝導部5120、加湿器リザーバドック5130、ロックレバー5135および水位インジケータ5150も含み得る。
5.8 呼吸波形
図6は、睡眠時のヒトの典型的な呼吸波形のモデルを示す。水平軸は時間であり、垂直軸は呼吸流量である。パラメータ値は変動し得るため、典型的な呼吸は、以下のおおよその値を持ち得る:一回換気量、Vt、0.5L、吸息時間、Ti、1.6秒、ピーク吸気流量、Qピーク、0.4L/秒、呼息時間、Te、2.4s、ピーク呼気流量、Qピーク、-0.5L/秒。呼吸の全持続時間Ttotは約4秒である。人間は典型的には、1分あたり呼吸を約15回行い(BPM)、換気Ventは約7.5L/minである。典型的な負荷サイクル、TiとTtotの比は約40%である。
5.9 用語集
本技術の開示目的のため、本技術の特定の形態において、以下の定義のうち1つ以上が適用され得る。本技術の他の形態において、別の定義も適用され得る。
5.9.1 一般
空気:本技術の特定の形態において、空気は大気を意味し得、本技術の他の形態において、空気は、他の呼吸可能なガスの組み合わせ(例えば、酸素を豊富に含む大気)を意味し得る。
雰囲気:本技術の特定の形態において、「雰囲気」という用語は、(i)治療システムまたは患者の外部、および(ii)治療システムまたは患者を直接包囲するものを意味するものとしてとられるべきである。
例えば、加湿器に対する雰囲気湿度とは、加湿器を直接包囲する空気の湿度であり得る(例えば、患者が睡眠をとっている部屋の内部の湿度)。このような雰囲気湿度は、患者が睡眠をとっている部屋の外部の湿度と異なる場合がある。
別の実施例において、雰囲気圧力は、身体の直接周囲または外部の圧力であり得る。
特定の形態において、雰囲気(例えば、音響)ノイズは、例えばRPTデバイスから発生するかまたはマスクまたは患者インターフェースから発生するノイズ以外の、患者の居る部屋の中の背景ノイズレベルとみなすことができる。雰囲気ノイズは、部屋の外の発生源から発生し得る。
自動的な気道陽圧(APAP)療法:SDB発症の兆候の存在または不在に応じて、例えば、呼吸間に最小限界と最大限界との間で治療圧力を自動的に調節することが可能なCPAP療法。
持続的気道陽圧(CPAP)療法:治療圧力が患者の呼吸サイクルを通じてほぼ一定である呼吸圧療法。いくつかの形態において、気道への入口における圧力は、呼息時において若干上昇し、吸息時において若干低下する。いくつかの形態において、圧力は、患者の異なる呼吸サイクル間において変動する(例えば、部分的な上気道閉塞の兆候の検出に応答して増加され、部分的な上気道閉塞の通知の不在時において低減される)。
流量:単位時間あたりに送出される空気の瞬時の量(または質量)。流量とは、瞬間の量を指し得る。場合によっては、流量について言及した場合、スカラー量(すなわち、大きさのみを有する量)を指す。他の場合において、流量について言及した場合、ベクトル量(すなわち、大きさおよび方向両方を持つ量)を指す。流量には、符号Qが付与され得る。「流量」を簡略的に「流れ」と呼ぶ場合もある。
加湿器:「加湿器」という単語は、患者の医療呼吸状態を改善するために治療上有益な量の水(H2O)蒸気を空気流れへ提供することが可能な物理的構造を備えて構築、配置または構成された加湿装置を意味するものとして解釈される。
漏洩:「漏洩」という用語は、意図しない空気流れとしてとられる。一実施例において、漏洩は、マスクと患者の顔との間のシールが不完全であることに起因して発生し得る。別の実施例において、漏洩は、周囲に対する回りエルボーにおいて発生し得る。
ノイズ伝導(音響):本文書において、伝導ノイズとは、空気圧式経路(例えば、空気回路および患者インターフェースおよびその内部の空気)によって患者へ搬送されるノイズを指す。一形態において、伝導ノイズは、空気回路の端部における音圧レベルを測定することにより、定量化され得る。
ノイズ放射(音響):本文書において、放射ノイズとは、周囲空気によって患者へ搬送されるノイズを指す。一形態において、放射ノイズは、当該対象の音響パワー/圧力レベルをISO3744に従って測定することにより、定量化され得る。
ノイズ通気(音響):本文書において、通気ノイズとは、任意の通気(例えば、患者インターフェース中の通気孔)を通じた空気流れにより生成されるノイズを指す。
患者:呼吸器疾患に罹患しているかまたはしていない人。
圧力:単位面積あたりの力。圧力は、多様な単位で表現され得る(例えば、cmH2O、g-f/cm2、及びヘクトパスカル)。1cmH2Oは、1g-f/cm2に等しく、およそ0.98ヘクトパスカルである。本明細書において、他に明記無き限り、圧力はcmH2Oの単位で付与される。
患者インターフェース中の圧力には記号Pmが付与され、現時点においてマスク圧力Pmが達成すべき目標値を表す治療圧力には記号Ptが付与される。
呼吸圧力治療(RPT):雰囲気に対して典型的には陽圧である治療圧力における空気供給の気道入口への付加。
人工呼吸器:患者が呼吸動作の一部または全てを行い際に圧力補助を提供する機械的デバイス。
5.9.1.1 材料
シリコーンまたはシリコーンエラストマー:合成ゴム。本明細書において、シリコーンについて言及される場合、液体シリコーンゴム(LSR)または圧縮成形シリコーンゴム(CMSR)を指す。市販のLSRの一形態として、Dow Corningによって製造されるSILASTIC(この登録商標下において販売される製品群に含まれる)がある。別のLSR製造業者として、Wackerがある。他に逆の明記無き限り、例示的形態のLSRのASTMD2240によって測定した場合のショアA(またはタイプA)押込み硬さは、約35~約45である。
ポリカーボネート:ビスフェノールAカーボネートの熱可塑性ポリマーである。
5.9.1.2 機械的特性
弾性:弾性変形時にエネルギーを吸収することおよび除荷時にエネルギーを解放することが可能な材料の能力。
弾性のある:除荷時に実質的に全てのエネルギーを解放する。例えば特定のシリコーンおよび熱可塑性エラストマーを含む。
硬度:材料自体の変形に抵抗する能力(例えば、ヤング係数または規格化されたサンプルサイズ上において測定された押込硬さスケールによって記述されたもの)。
・ 「軟性」材料は、シリコーンまたは熱可塑性エラストマー(TPE)を含み得、例えば指圧力下において容易に変形し得る。
・ 「硬質」材料は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、鋼またはアルミニウムを含み得、例えば指圧力下において容易に変形し得ない。
構造または構成要素の剛度(または剛性):構造または構成要素が負荷を受けたときに変形に抵抗する能力。負荷は、力またはモーメントであり得る(例えば、圧縮、伸張、屈曲またはねじれ)。構造または構成要素は、異なる方向において異なる抵抗を提供し得る。
フロッピー構造または構成要素:自重を支持させられた際に比較的短期間(例えば、1秒)以内に形状を変化させる(例えば、屈曲する)構造または構成要素。
剛性の構造または構成要素:使用時において典型的に遭遇する負荷を受けた際に実質的に形状変化の無い構造または構成要素。このような用途の実施例として、患者インターフェースを例えばおよそ20~30cmH2Oの圧力の負荷において患者気道入口に対して密閉した様態でセットアップおよび維持することがあり得る。
一実施例として、I形ばりは、第2の直交方向と比較した第1の方向において、異なる曲げ剛性(曲げ負荷に対する抵抗)を含み得る。別の実施例において、構造または構成要素は、第1の方向においてはフロッピーであり得、第2の方向においては剛性であり得る。
5.9.2 呼吸サイクル
無呼吸:いくつかの定義によれば、無呼吸とは、所定の閾値を下回った流れが例えば10秒間の継続期間にわたって継続した場合に発生したと言われる。閉塞性無呼吸とは、患者の労作にもかかわらず、何らかの気道閉塞により空気の流れが許されないときに発生すると言われる。中枢性無呼吸とは、気道が開通しているにも関わらず呼吸努力の低下または呼吸努力の不在に起因して無呼吸が検出された状態を指すと言われる。混合無呼吸とは、呼吸努力の低下または不在が気道閉塞と同時発生した状態を指すと言われる。
流れ制限:流れ制限は、患者による労作の増大が流量の対応する増大を引き起こさない患者の呼吸における状況であると解釈される。呼吸サイクルの吸気部分において流れ制限が発生した場合、当該流れ制限は吸気流れ制限と称することができる。呼吸サイクルの呼気部分において流量制限が発生した場合、当該流量制限は呼気流量制限と称することができる。
5.9.3 患者インターフェース
窒息防止弁(AAV):マスクシステムの構成要素またはサブアセンブリであり、フェールセーフ様態での雰囲気中への開口により、患者による過度のCO2の再呼吸の危険性を低減させる。
エルボー:エルボーは、内部を移動する空気の流れの軸を方向付けて、角度を通じて方向を変化させる構造の実施例である。一形態において、角度はおよそ90度であり得る。別の形態において、角度は、90度超過または未満であり得る。エルボーは、ほぼ円形の断面を持ち得る。別の形態において、エルボーは、楕円または矩形の断面を持ち得る。特定の形態において、エルボーは、噛み合い構成要素に対して例えば約360度で回転可能であり得る。特定の形態において、エルボーは、噛み合い構成要素から例えばスナップ接続を介して取り外すことが可能であり得る。特定の形態において、エルボーは、製造時にワンタイムスナップを介して噛み合い構成要素へ組み付けることが可能である一方、患者が取り外すことはできない。
フレーム:フレームは、ヘッドギアを接続する2つ以上の点間の引張荷重を支持するマスク構造を意味するものとしてとられる。マスクフレームは、マスク中の非気密負荷支持構造であり得る。しかし、いくつかの形態のマスクフレームは、気密であってもよい。
ヘッドギア:ヘッドギアは、頭部上において使用されるように設計された、一形態の位置決めおよび安定化構造を意味するものとしてとられる。例えば、ヘッドギアは、患者インターフェースを呼吸治療の送達のために患者の顔上の所定位置に配置および保持するように構成された1つ以上の支柱、タイおよび補剛材の集合を含み得る。いくつかのタイは、柔らかい可撓性の弾性材料(例えば、発泡材料および布地の層状複合材)によって形成される。
膜:膜は、典型的には肉薄の要素を意味するものとしてとられ、好適には屈曲に対して実質的に抵抗せずかつ伸縮に対しては抵抗する。
プレナムチャンバ:マスクプレナムチャンバは、空間の容積を少なくとも部分的に封入する壁を有する患者インターフェースの一部を意味するものとしてとられ、容積中の空気は、加圧されて使用時において気圧を超える。シェルは、マスクプレナムチャンバの壁の一部を形成し得る。
シール:名詞(「シール」)として用いられる場合は構造を指し得、動詞(「密閉(する)」)として用いられる場合はその効果を指し得る。2つの要素は、別個の「シール」要素自体を必要とすることなく両者間において「シール」するかまたは「密閉」効果を得るように、構築および/または配置され得る。
シェル:シェルは、屈曲、引っ張りおよび圧縮剛性を有する曲線状の比較的肉薄構造を意味するものとしてとられる。例えば、マスクの曲線状構造壁は、シェルであり得る。いくつかの形態において、シェルはファセットされ得る。いくつかの形態において、シェルは気密であり得る。いくつかの形態において、シェルは気密でない場合もある。
補剛材:補剛材は、別の構成要素の剛軟度を少なくとも1つの方向において増加させるように設計された構造構成要素を意味するものとしてとられる。
支柱:支柱は、別の構成要素の圧縮抵抗を少なくとも1つの方向において増加させるように設計された構造構成要素を意味するものとしてとられる。
スイベル(名詞):構成要素のサブアセンブリであり、共通軸の周囲において好適には独立して好適には低トルク下において回転するように構成される。一形態において、スイベルは、少なくとも360度の角度で回転するように構成され得る。別の形態において、スイベルは、360度未満の角度で回転するように構成され得る。空気送達導管の文脈において用いられる場合、構成要素のサブアセンブリは好適には、一対組み合わせの円筒導管を含む。使用時において、スイベルからの空気流れの漏れはほとんど無い。
タイ(名詞):張力に抵抗するように設計された構造。
通気:(名詞):マスクまたは導管の内部の周囲空気への空気流れを可能にする構造であり、吐き出されたガスの臨床的に有効な洗い流しを可能にする。例えば、臨床的に有効な洗い流しにおいては、約10リットル/分~約100リットル/分の流量がマスク設計および治療圧力に応じて用いられ得る。
5.9.4 構造の形状
本技術による製品は、1つ以上の三次元機械構造(例えば、マスククッションまたはインペラ)を含み得る。三次元構造は、二次元表面によって制限され得る。これらの表面は、関連付けられた表面の方向、位置、機能または他の何らかの特性を記述するためのラベルを用いて区別され得る。例えば、構造は、前表面、後表面、内面および外面のうち1つ以上を含み得る。別の実施例において、シール形成構造は、顔接触(例えば、外側の)表面と、別個の非顔接触(例えば、下側または内側の)表面を含み得る。別の実施例において、構造は、第1の表面および第2の表面を含み得る。
三次元構造の形状および表面の説明を容易にするために、構造の表面を通じた点pにおける断面について先ず検討する。図3B~図3Fを参照されたい。図3B~図3Fは、表面上における点pにおける断面例と、その結果得られる平面曲線の例とを示す。図3B~図3Fは、pにおける外向き法線ベクトルも示す。pにおける外向き法線ベクトルは、表面から離隔方向に延びる。いくつかの実施例において、架空の小さな人が表面上に直立している観点から、この表面について説明する。
5.9.4.1 一次元における曲率
pにおける平面曲線の曲率は、符号(例えば、正、負)および大きさ(例えば、pにおいて曲線に接する円形の1/半径)を持つものとして記述され得る。
正の曲率:pにおける曲線が外向き法線に向かって曲がる場合、その点における曲率は、正の値を持つものとしてとられる(この架空の小さな人が点pから立ち去る場合、上り坂を歩行する必要がある)。図3B(図3Cと比較して比較的大きな正の曲率)および図3C(図3Bと比較して比較的小さな正の曲率)を参照されたい。このような曲線を、凹状と呼ぶことが多い。
ゼロ曲率:pにおける曲線が直線である場合、曲率はゼロとしてとられる(この架空の小さな人が点pから立ち去る場合、上向きでも下向きでもない水平面を歩行することができる)。図3Dを参照されたい。
負の曲率:pにおける曲線が外向き法線から離隔方向に曲がる場合、その点およびその方向における曲率は、負の値を持つものとしてとられる(この架空の小さな人が点pから立ち去る場合、下り坂を歩行する必要がある)。図3E(図3Fと比較して比較的小さな負の曲率)および図3F(図3Eと比較して比較的大きな負の曲率)を参照されたい。このような曲線は、凸状と呼ばれることが多い。
5.9.4.2 二次元表面の曲率
本技術による二次元表面上の所与の点における形状の記述は、複数の垂直断面を含み得る。複数の断面は、外向き法線(「法平面」)を含む面において表面を切断し得、各断面は、異なる方向においてとられ得る。各断面の結果、対応する曲率を有する平面曲線が得られる。その点における異なる曲率は、同一符号または異なる符号を持ち得る。その点における曲率はそれぞれ、(例えば、比較的小さな)大きさを有する。図3B~図3F中の平面曲線は、特定の点におけるこのような複数の断面の例であり得る。
主要な曲率および方向:曲線の曲率が最大値および最小値をとる法平面の方向を主要な方向と呼ぶ。図3B~図3Fの実施例において、最大曲率は図3Bにおいて発生し、最小は図3Fにおいて発生するため、図3Bおよび図3Fは、主要な方向における断面である。pにおける主要な曲率は、主要な方向における曲率である。
表面の領域:表面上の連結された点の集合。領域内のこの1組の点は、類似の特性(例えば、曲率または符号)を持ち得る。
サドル領域:(上り坂または下り坂を歩行し得る架空の人が向く方向に応じて)各点において主要な曲率が反対の符号(すなわち、片方が正の符号および他方が負の符号)を有する領域。
ドーム領域:各点において主要な曲率が同一符号(双方とも正(「凹状ドーム」)または双方とも負(「凸状ドーム」))を持つ領域。
円筒型領域:1つの主要な曲率がゼロ(または、例えば製造公差内のゼロ)をとり、他方の主要な曲率が非ゼロである領域。
平面領域:主要な曲率双方がゼロであるか(または例えば製造交差内のゼロである)表面の領域。
表面の縁部:表面または領域の境界または限界。
経路:本技術の特定の形態において、「経路」は、数学的-トポロジー的意味合いにおける経路(例えば、表面上におけるf(0)からf(1)への連続空間曲線)を意味するものとしてとられる。本技術の特定の形態において、「経路」は、例えば表面上の1組の点を含むルートまたはコースとして記述され得る。(架空の人の経路は、表面上において歩行する場所であり、庭の経路に類似する)。
経路長さ:本技術の特定の形態において、「経路長さ」とは、表面に沿ったf(0)からf(1)への距離(すなわち、表面上の経路に沿った距離)を指すものとしてとられる。表面上の2つの点間において1つよりも多くの経路があり得、このような経路は、異なる経路長さを持ち得る。(架空の人の経路長さは、表面上を経路に沿って歩行する距離である)。
直線距離:直線距離は、表面上の2つの点間の距離であるが、表面は考慮しない。平面領域上において、表面上の2つの点間の直線距離と同一の経路長さを有する表縁上の距離がある。非平面表面上において、2つの点間の直線距離と同一の経路長さを有する経路は存在し得ない。(架空の人にとって、直線距離は、「カラスが飛ぶ」距離に対応する)。
5.9.4.3 空間曲線
空間曲線:平面曲線と異なり、空間曲線は、任意の特定の平面内に必ずしも存在しない。空間曲線は閉鎖され得る。すなわち、終点を有さない。空間曲線は、三次元空間の一次元ピースとみなされ得る。DNA螺旋の鎖上を歩行している架空の人物は、空間曲線に沿って歩行する。典型的なヒトの左耳は、左手螺旋を含む(図3Qを参照)。典型的なヒトの右耳は、右手螺旋を含む(図3Rを参照)。図3Sは、右手螺旋を示す。構造の縁部(例えば、膜またはインペラの縁部)は、空間曲線をたどり得る。一般的に、空間曲線は、空間曲線上の各点における曲率およびねじれによって記述され得る。ねじれとは、平面から発生する曲線の様態の尺度である。ねじれは、符号および大きさを有する。空間曲線上の点におけるねじれは、当該点における接線ベクトル、法線ベクトルおよび従法線ベクトルに対して特徴付けられ得る。
接線単位ベクトル(または単位接線ベクトル):曲線上の各点について、当該点におけるベクトルは、当該点からの方向および大きさを指定する。接線単位ベクトルとは、当該点における曲線と同じ方向を向く単位ベクトルである。架空の人物が曲線に沿って飛行しており、特定の点において自身の車両から落ちた場合、接線ベクトルの方向は、その人物が移動しているはずの方向である。
単位法線ベクトル:架空の人物が曲線に沿って移動している場合、この接線ベクトルそのものが変化する。接線ベクトルが変化している方向と同じ方向を向く単位ベクトルは、単位主法線ベクトルと呼ばれる。これは、接線ベクトルに対して垂直である。
従法線単位ベクトル:従法線単位ベクトルは、接線ベクトルおよび主法線ベクトル双方に対して垂直である。その方向は、右手の法則(例えば図3Pを参照)または表すあるいは左手の法則(図3O)によって決定され得る。
接触平面:単位接線ベクトルおよび単位主法線ベクトルを含む平面。図3Oおよび図3Pを参照されたい。
空間曲線のねじれ:空間曲線の点におけるねじれとは、当該点における従法線単位ベクトルの変化速度の大きさである。これは、曲線の接触平面からの逸脱の程度を測定する。平面内にある空間曲線のねじれはゼロである。空間曲線の接触平面からの逸脱が比較的少量である場合、その空間曲線のねじれの大きさは比較的小さい(例えば、緩やかに傾斜する螺旋状経路)。空間曲線の接触平面からの逸脱が比較的大量である場合、その空間曲線のねじれの大きさは比較的大きい(例えば、急勾配に傾斜する螺旋状経路)。図3Sを参照して、T2>T1であるため、図3Sの螺旋の最上部コイルの近隣のねじれの大きさは、図3Sの螺旋の最下部コイルのねじれの大きさよりも大きい。
図3Pの右手の法則を参照して、右手従法線の方向に向かって曲がる空間曲線は、右手方向に正のねじれとしてみなされ得る(例えば、図3Sに示すような右手螺旋)。右手従法線方向から離隔方向を向く空間曲線は、右手の負のねじれを持つものとしてみなされ得る(例えば、左手螺旋)。
同様に、左手の法則(図3Oを参照)を参照して、左手従法線方向を向く空間曲線は、左手の正のねじれ(例えば、左手螺旋)を持つものとしてみなされ得る。よって、左手の正の方向は、右手の負の方向に相当する。図3Tを参照されたい。
5.9.4.4 穴
表面は、一次元穴を持ち得る(例えば、平面曲線または空間曲線によって境界付けられた穴)。穴を含む肉薄構造(例えば、膜)の場合、この構造は、一次元穴を有するものとして記述され得る。例えば、図3Iに示す構造の表面中の一次元穴が平面曲線によって境界付けられる様子を参照されたい。
構造は、二次元穴(例えば、表面によって境界付けられた穴)を持ち得る。例えば、可膨張性タイヤは、タイヤ内面によって境界付けられた二次元穴を有する。別の実施例において、空気またはゲルのための空洞を備えたブラダーは、二次元穴を持ち得る。例えば図3Lのクッション、および二次元穴を境界付ける内面が示される図3Mおよび図3Nにおける図3Lの例示的断面を参照されたい。さらに別の実施例において、導管は、(例えばその入口またはその出口において)一次元穴を含み得、導管の内面によって境界付けられた二次元穴を含み得る。図3Kに示す構造を通じておりかつ図示のように表面によって境界付けられた二次元穴も参照されたい。
5.10 他の注意事項
本特許文書の開示の一部は、著作権保護が与えられる内容を含む。著作権所有者は、何者かが本特許文書または本特許開示をファックスにより再生しても、特許庁の特許ファイルまたは記録に記載されるものであれば目的のものであれば異論は無いが、その他の目的については全ての著作権を保持する。
他に文脈から明確に分かる場合および一定の範囲の値が提供されていない限り、下限の単位の1/10、当該範囲の上限と下限の間、および記載の範囲の他の任意の記載の値または介入値に対する各介入値は本技術に包含されることが理解される。介入範囲中に独立的に含まれるこれらの介入範囲の上限および下限が記載の範囲における制限を特に超えた場合も、本技術に包含される。記載の範囲がこれらの制限のうち1つまたは双方を含む場合、これらの記載の制限のいずれかまたは双方を超える範囲も、本技術に包含される。
さらに、本明細書中に値(単数または複数)が本技術の一部として具現される場合、他に明記無き限り、このような値が近似され得、実際的な技術的実行が許容または要求する範囲まで任意の適切な有効桁までこのような値を用いることが可能であると理解される。
他に明記しない限り、本明細書中の全ての技術用語および科学用語は、本技術が属する分野の当業者が一般的に理解するような意味と同じ意味を持つ。本明細書中に記載の方法および材料に類似するかまたは等しい任意の方法および材料を本技術の実践または試験において用いることが可能であるが、限られた数の例示的な方法および材料が本明細書中に記載される。
特定の材料が構成要素の構築に好適に用いられるものとして記載されているが、特性が類似する明白な代替的材料が代替物として用いられる。さらに、それとは反対に記載無き限り、本明細書中に記載される任意および全ての構成要素は、製造可能なものとして理解されるため、集合的にまたは別個に製造され得る。
本明細書中及び添付の特許請求の範囲において用いられるように、単数形である「a」、「an」および「the」は、文脈から明らかにそうでないことが示されない限り、その複数の均等物を含む点に留意されたい。
本明細書中に記載される公開文献は全て、これらの公開文献の対象である方法および/または材料の開示および記載、参考のために援用される。本明細書中に記載の公開文献は、本出願の出願日前のその開示内容のみのために提供するものである。本明細書中のいずれの内容も、本技術が先行特許のためにこのような公開文献に先行していないと認めるものと解釈されるべきではない。さらに、記載の公開文献の日付は、実際の公開文献の日付と異なる場合があり、個別に確認が必要であり得る。
「comprises」および「comprising」という用語は、要素、構成要素またはステップを非排他的な意味合いで指すものとして解釈されるべきであり、記載の要素、構成要素またはステップが明記されていない他の要素、構成要素またはステップと共に存在、利用または結合され得ることを示す。
詳細な説明において用いられる見出しは、読者の便宜のためのものであり、本開示または特許請求の範囲全体において見受けられる内容を制限するために用いられるべきではない。これらの見出しは、特許請求の範囲または特許請求の範囲の制限の範囲の解釈において用いられるべきではない。
本明細書中の技術について、特定の実施例を参照して述べてきたが、これらの実施例は本技術の原理および用途を例示したものに過ぎないことが理解されるべきである。いくつかの場合において、用語および記号は、本技術の実施に不要な特定の詳細を示し得る。例えば、「first(第1の)」および「second(第2の)」(など)という用語が用いられるが、他に明記無き限り、これらの用語は任意の順序を示すことを意図しておらず、別個の要素を区別するために用いられる。さらに、本方法におけるプロセスステップについての記載または例示を順序付けて述べる場合があるが、このような順序は不要である。当業者であれば、このような順序が変更可能でありかつ/またはその態様を同時にまたはさらに同期的に行うことが可能であることを認識する。
よって、本技術の意図および範囲から逸脱することなく、例示的な実施例において多数の変更例が可能であり、また、他の配置構成が考案され得ることが理解されるべきである。