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JP7853639B2 - 電動車両 - Google Patents
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JP7853639B2 - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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Description

本発明は電動車両に関する。
ジョイスティックにより、操舵、走行及び走行停止が可能な電動車両として、電動車いすが挙げられる。特許文献1には、ジョイスティックを備え、手動操作走行モード、人搭乗自動走行モード、あるいは人搭乗なし自動走行モードにより走行する電動車いすが記載されている。
特許第6709989号公報
電動車両の自動走行モードにおいて、その原因を問わず、車両の緊急停止が必要な場合がある。そのため、電動車両には、当該電動車両の近くにいる人が当該電動車両を緊急停止させるために操作する緊急停止専用のスイッチが具備されているのが通常である。しかし、緊急停止専用のスイッチと当該スイッチを操作する人との位置関係によっては、緊急停止の必要性に気付いてから緊急停止専用のスイッチを操作するまでに、比較的長い時間がかかることがある。
本発明は、斯かる状況に鑑み、電動車両の自動走行モードにおいて緊急停止専用のスイッチに加え緊急停止が可能な別の手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電動車両は、ジョイスティックと緊急停止専用のスイッチとを備え、手動走行モード又は自動走行モードにて走行し、前記手動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の走行制御手段として機能し、前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の通常時の操作には関わらず、前記スイッチとは別の、前記電動車両の緊急停止手段として機能する。前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックが操作された場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータが制御されて前記電動車両が停止し、又は、前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックの操作量が所定の閾値以上の場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータと電源との接続が切断されて前記電動車両が停止する。
本発明によれば、電動車両の自動走行モードにおいて緊急停止専用のスイッチに加え緊急停止が可能な別の手段を提供することができる。
電動車両の斜視図である。 電動車両の側面図である。 電動車両の構成を示す機能ブロック図である。 電動車両において行われる処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。また、矢印Lは車両前方に向かって左側を示し、矢印Uは車両上方を示している。
図1及び図2に搬送台車100を示す。搬送台車100は、電動四輪車であり、操舵輪である前輪10と、駆動輪である後輪20と、略矩形格子状の荷台30とを備えている。
荷台30の、車両後方を臨む後端部31の下面には、車両後方に突き出るように箱状の基台41が設けられている。この基台41の上面にはジョイスティック42が直立するように設けられている。このジョイスティック42は、搬送台車100の走行を制御するために搬送台車100のユーザにより傾倒操作される。あるいは、このジョイスティック42は、搬送台車100のユーザではないものの、搬送台車100の近くにいる人によっても操作され得る。
荷台30の、車両前方を臨む前端面32には、車両前方に突き出るように箱状の基台51が設けられている。この基台51の、車両前方を臨む前端面には、キノコ型の緊急停止スイッチ52が車両前方に突き出るように設けられている。この緊急停止スイッチ52は、緊急時に搬送台車100を停止させるために、搬送台車100の近くにいる人によって車両後方に向かって押される緊急停止専用のスイッチである。
図3に示すように、搬送台車100は、第1の操作信号生成部61と、第2の操作信号生成部62と、第3の操作信号生成部63と、モードスイッチ64と、コントローラ71と、操舵モータ72と、駆動モータ73とをさらに備えている。
第1の操作信号生成部61は、ジョイスティック42に接続され、ジョイスティック42の操作に応じた操作信号(アナログ電圧信号、CAN(Controller Area Network)信号など)を生成し、その操作信号をコントローラ71に送る。
第2の操作信号生成部62は、搬送台車100の外部にある遠隔の送信機200から送られてきた信号を受信し、その信号から、搬送台車100を操作するための操作信号を生成し、その操作信号をコントローラ71に送る。
第3の操作信号生成部63は、搬送台車100の外部にある、センサ、カメラなどの外部機器300からの入力を受け付けて、ティーチングやAI、地図情報等により自律走行する際の操作信号を生成し、その操作信号をコントローラ71に送る。
モードスイッチ64は、搬送台車100のモードを切り替えるためにユーザによって操作されるスイッチであり、コントローラ71に接続されている。搬送台車100のモードとして、ジョイスティックモードと遠隔モードと自律モードの3つがある。モードスイッチ64の操作により、上記3つのモードのうちの一つが選択され、その選択結果がコントローラ71に送られる。
コントローラ71は、モードスイッチ64により選択されたモードに応じて、前輪10を操舵するための操舵モータ72と、後輪20を駆動するための駆動モータ73とを制御する。
コントローラ71には、緊急停止スイッチ52も接続されている。緊急停止スイッチが押されると、コントローラ71は、上記3つのモードのいずれが選択されているかに関わらず、操舵モータ72及び駆動モータ73にモータ停止信号を送る。
図4に、コントローラ71による処理の流れを示す。ステップS1にて、コントローラ71は、モードスイッチ64により選択されているモードがジョイスティックモード(J/Sモード)、遠隔モード及び自律モードのいずれであるのかを判定する。選択されているモードがジョイスティックモードであると判定された場合は、続いてステップS2が行われる。選択されているモードが遠隔モードであると判定された場合と、選択されているモードが自律モードであると判定された場合においては、続いてステップS3が行われる。
なお、ジョイスティックモードを手動走行モードと呼ぶこともできる。また、遠隔モード及び自律モードをまとめて自動走行モードと呼ぶこともできる。
ステップS2において、コントローラ71は、第1の操作信号生成部61から受信した操作信号に基づいて、操舵モータ72及び駆動モータ73を制御する。
また、同ステップによる制御中に緊急停止スイッチ52が押された場合、コントローラ71は、第1の操作信号生成部61から受信した操作信号に関わらず、操舵モータ72及び駆動モータ73を停止させる。
なお、同ステップにおいて、コントローラ71は、第2の操作信号生成部62からの信号に基づいて制御を行うことはなく、第3の操作信号生成部63からの信号に基づいて制御を行うこともない。
ステップS2に続いて、再びステップS1が行われる。
ステップS3において、コントローラ71は、遠隔モード又は自律モードに従った車両制御を行う。
すなわち、選択されているモードが遠隔モードである場合、コントローラ71は、第2の操作信号生成部62から受信した操作信号に基づいて、操舵モータ72及び駆動モータ73を制御する。
選択されているモードが自律モードである場合、コントローラ71は、第3の操作信号生成部63から受信した操作信号に基づいて、操舵モータ72及び駆動モータ73を制御する。
ステップS4にて、コントローラ71は、ジョイスティック(J/S)42が操作されたかどうかを、第1の操作信号生成部61からの信号に基づいて判定する。ジョイスティック42が操作されたと判定された場合にはステップS5が次に行われ、さもなければ再びステップS1が行われる。
ステップS5において、コントローラ71は、操舵モータ72及び駆動モータ73に停止信号を送り、両モータを停止させる。これにより、搬送台車100は停止する。
ステップS6において、コントローラ71は、搬送台車100の停止がリセットされたかどうかを判定する。リセットが行われたと判定された場合は、次に、ステップS1が再び行われ、さもなければ、次にステップS5が再び行われる。
搬送台車100が通電状態であれば、ジョイスティック42の操作により上記リセットを行うことができる。例えば、ジョイスティック42を前方に5秒間倒したら搬送台車100のブザーが鳴り、その後ジョイスティック42を中立点に戻すとそのブザーが止みリセットが完了するように、搬送台車100を構成することができる。電源を遮断する停止の場合は、搬送台車100の電源スイッチを入れ直すことで上記リセットを行うことができる。さらには、ジョイスティック42の近傍にリセットスイッチ(不図示)を設け、そのリセットスイッチの操作により上記リセットを行うようにしてもよい。
[効果]
上記実施形態によれば、搬送台車100に具備される緊急停止スイッチ52のみならず、自動走行モードの場合にジョイスティック42の操作によっても搬送台車100を停止させることができる。
ジョイスティック42は、手動走行モードにおいては搬送台車100の操舵、走行、停止のために操作される一方、自動走行モードにおいては、緊急停止スイッチ52とは別の緊急停止手段として機能する。
自動走行モードが選択されている場合、ジョイスティック42は、搬送台車100の通常の操作には関わらないが、搬送台車100の近くにいる人が緊急時にジョイスティック42に触れることで、搬送台車100を停止させることができる。
このように、緊急時に車両近傍の人が搬送台車を停止させるチャンスを増やすことができる。また、搬送台車を停止させるまでの時間が短くなる可能性を高めることができる。
自動走行モードが選択されている場合、ジョイスティックが何らか操作されれば、傾倒の方向が前後左右いずれであっても、搬送台車100を停止させることができる。また、緊急停止スイッチはその性質上、操作に必要な力がジョイスティックの操作に必要な力よりも大きいことが多いが、ジョイスティックを用いることで、緊急停止スイッチの操作に必要な力よりも小さい力で車両を緊急停止させることが可能である。
ジョイスティック42が設けられた基台41に、搬送台車100の電源スイッチ(不図示)も設けられる場合、さらに車両停止の選択肢が増える。この場合、ジョイスティック42と電源スイッチとは位置が非常に近い。緊急停止手段の選択肢として、ジョイスティック42及び緊急停止スイッチ52のほかに電源スイッチもあることとなり、この電源スイッチを切ることが第3の車両停止方法である。
[他の形態]
1)緊急停止スイッチ52による停止は、搬送台車100の制御電源の切断によるものとすることができる。そして、遠隔モードあるいは自律モードにおけるジョイスティック42による停止は、緊急停止スイッチ52による停止と同様に、搬送台車100の制御電源の切断によるものであってもよいし、電源の切断によらない停止(ジョイスティックモードにおいてジョイスティック42を停止点すなわち中立点に戻したような停止)であってもよい。
2)遠隔モードあるいは自律モードにおけるジョイスティック42の操作量に応じて、電源の切断による停止と、電源の切断によらない停止とのいずれかを選択して行うようにすることができる。例えば、ジョイスティックの操作量が所定の閾値以上である場合には、電源切断による停止が行われ、ジョイスティックの操作量が上記閾値未満である場合には、電源切断によらない停止が行われるようにすることができる。
3)ジョイスティックの操作方向に応じて、電源の切断による停止と、電源の切断によらない停止とのいずれかを選択して行うようにすることもできる。例えば、ジョイスティックが車両前方に傾倒操作された場合には、電源切断による停止が行われ、ジョイスティックが車両後方に傾倒された場合には、電源切断によらない停止が行われるようにすることができる。
4)ジョイスティックの形状を工夫し、停止手段としてより操作しやすいようにしてもよい。
上記実施形態は、搬送台車に限られず、電動車いすを含む電動車両に広く適用可能である。
上記実施形態に関連し、以下の付記を開示する。
[付記1]
ジョイスティックと緊急停止専用のスイッチとを備え、手動走行モード又は自動走行モードにて走行する電動車両であって、
前記手動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の走行制御手段として機能し、
前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記スイッチとは別の、前記電動車両の緊急停止手段として機能する、
電動車両。
電動車両近傍に操縦者が存在する手動走行モードでは、緊急時に緊急停止用のスイッチを押すことで緊急事態に素早く対応することが可能である。しかし、自動走行モードでの、車両近傍に操縦者が存在しない状況、または車両近傍に操縦者が存在していても緊急停止用のスイッチまでに一定の距離がある状況では、緊急事態に素早く対応できない場合が多い。
また、緊急停止用のスイッチは誤作動防止の為、周囲がガードされている場合が多く、車両と人との位置関係によっては、手が届く範囲でも回り込んでスイッチを押すことになる場合がある。
自動走行モードでは通常は使用されないジョイスティックに、自動走行モードでの緊急停止機能を持たせることで、緊急時に車両を停止させる操作が、緊急停止専用のスイッチの操作よりも容易になる。
[付記2]
前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックが操作された場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータが制御されて前記電動車両が停止する、付記1に記載の電動車両。
電動車両のモータへの通電停止と、モータへの出力信号の送信停止と、回生制動といずれかによりモータを停止させることができる。
[付記3]
前記自動モードにおいて、前記ジョイスティックの操作量が所定の閾値以上の場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータと電源との接続が切断されて前記電動車両が停止する、付記1に記載の電動車両。
ジョイスティックの操作量が所定の閾値以上であれば緊急性が高いとみなし、機械的ブレーキを作動させることで緊急停止が可能となる。この緊急停止は、制御電源の停止でも、独立したブレーキ作動によるものでもよい。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
100 搬送台車
10 前輪
20 後輪
30 荷台
42 ジョイスティック
52 緊急停止スイッチ
61~63 操作信号生成部
64 モードスイッチ
71 コントローラ
72、73 モータ

Claims (2)

  1. ジョイスティックと緊急停止専用のスイッチとを備え、手動走行モード又は自動走行モードにて走行する電動車両であって、
    前記手動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の走行制御手段として機能し、
    前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の通常時の操作には関わらず、前記スイッチとは別の、前記電動車両の緊急停止手段として機能し、
    前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックが操作された場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータが制御されて前記電動車両が停止する
    動車両。
  2. ジョイスティックと緊急停止専用のスイッチとを備え、手動走行モード又は自動走行モードにて走行する電動車両であって、
    前記手動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の走行制御手段として機能し、
    前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックは、前記電動車両の通常時の操作には関わらず、前記スイッチとは別の、前記電動車両の緊急停止手段として機能し、
    前記自動走行モードにおいて、前記ジョイスティックの操作量が所定の閾値以上の場合に、前記ジョイスティックの傾倒方向にかかわらず、前記電動車両のモータと電源との接続が切断されて前記電動車両が停止する
    動車両。
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