JPS5813620B2 - フクゴウヒキンゾクカイザイブツオガンユウスル カイサクステンレスコウ - Google Patents
フクゴウヒキンゾクカイザイブツオガンユウスル カイサクステンレスコウInfo
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- JPS5813620B2 JPS5813620B2 JP49091315A JP9131574A JPS5813620B2 JP S5813620 B2 JPS5813620 B2 JP S5813620B2 JP 49091315 A JP49091315 A JP 49091315A JP 9131574 A JP9131574 A JP 9131574A JP S5813620 B2 JPS5813620 B2 JP S5813620B2
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- cutting
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は(1)クロム、クロムとニッケル、マンガンと
クロムとニッケルを主合金成分とするオーステナイト系
、フエライト系およびマルテンサイト系ステンレス鋼に
被削性改善合金成分としてカルシウム0.006〜0,
06%とさらにイオウ0,05〜0,35%、鉛0,0
3〜0,30%、セレン0,03〜0,25%、テルル
0,01〜0.20%、ビスマス0,03〜0,30%
のいずれか1種以上とを添加含有せしめ、残余が実質的
に鉄よりなるステンレス鋼において該鋼中にC系または
C+B系介在物とA2系介在物との複合介在物を均等に
分散させたことを特徴とする複合非金属介在物を含有す
る快削ステンレス鋼。
クロムとニッケルを主合金成分とするオーステナイト系
、フエライト系およびマルテンサイト系ステンレス鋼に
被削性改善合金成分としてカルシウム0.006〜0,
06%とさらにイオウ0,05〜0,35%、鉛0,0
3〜0,30%、セレン0,03〜0,25%、テルル
0,01〜0.20%、ビスマス0,03〜0,30%
のいずれか1種以上とを添加含有せしめ、残余が実質的
に鉄よりなるステンレス鋼において該鋼中にC系または
C+B系介在物とA2系介在物との複合介在物を均等に
分散させたことを特徴とする複合非金属介在物を含有す
る快削ステンレス鋼。
および(2)クロム、クロムとニッケル、マンガンとク
ロムとニッケルを主合金成分とし、さらにモリブデン、
アルミニウム、鋼、チタン、ニオブ+タンタル、窒素の
1種以上を含有せしめたオーステナイト系、マルテンサ
イト系オーステナイト・フエライト系および析出硬化系
ステンレス鋼に被削性改善成分としてカルシウム0.0
06〜0,06%とさらにイオウ0,05〜0,35%
、鉛0,03〜0,30%、セレン0,03〜0,25
%、テルル0,01〜0,20%、ビスマス0,03〜
0,30%のいずれか1種以上とを添加含有せしめ残余
が実質的に鉄からなるステンレス鋼において、該鋼中に
C系またはC+B系介在物とA2系介在物との複合介在
物を均等に分散させたことを特徴とする複合介在物を含
有する快削ステンレス鋼に関するものである。
ロムとニッケルを主合金成分とし、さらにモリブデン、
アルミニウム、鋼、チタン、ニオブ+タンタル、窒素の
1種以上を含有せしめたオーステナイト系、マルテンサ
イト系オーステナイト・フエライト系および析出硬化系
ステンレス鋼に被削性改善成分としてカルシウム0.0
06〜0,06%とさらにイオウ0,05〜0,35%
、鉛0,03〜0,30%、セレン0,03〜0,25
%、テルル0,01〜0,20%、ビスマス0,03〜
0,30%のいずれか1種以上とを添加含有せしめ残余
が実質的に鉄からなるステンレス鋼において、該鋼中に
C系またはC+B系介在物とA2系介在物との複合介在
物を均等に分散させたことを特徴とする複合介在物を含
有する快削ステンレス鋼に関するものである。
而して不発明鋼の製造法の一例においては対象とするス
テンレス鋼の鋳造過程において、あらかじめ該鋼溶湯中
の酸素量を調整したのち一部のカルシウム・シリサイド
を取鋼中に置注ぎし、残余のカルシウム・シリサイドを
鋳込溶湯中に添加し、さらに他の快削性成分の規定量を
含有せしめて得られたC系またはB+C系介在物とA2
系介在物を均等に分散させることにより得られる。
テンレス鋼の鋳造過程において、あらかじめ該鋼溶湯中
の酸素量を調整したのち一部のカルシウム・シリサイド
を取鋼中に置注ぎし、残余のカルシウム・シリサイドを
鋳込溶湯中に添加し、さらに他の快削性成分の規定量を
含有せしめて得られたC系またはB+C系介在物とA2
系介在物を均等に分散させることにより得られる。
ステンレス鋼を切削加工する場合、鋼の延性が高く熱伝
導性が小さいため切削による発熱量が大で、しかも工具
と切くず間の摩擦熱が逃げ難いなどの理由でムシレ、カ
ジリ、焼付きなどが生じ易い。
導性が小さいため切削による発熱量が大で、しかも工具
と切くず間の摩擦熱が逃げ難いなどの理由でムシレ、カ
ジリ、焼付きなどが生じ易い。
このため、イオウ、鉛、セレン、鋼などの被削性改善合
金元素を少量含有させた快削ステンレス鋼が普及してい
る。
金元素を少量含有させた快削ステンレス鋼が普及してい
る。
しかるに、これらの被削性改善合金元素の含有により耐
食性および強度がかなり損なわれる。
食性および強度がかなり損なわれる。
このため、カルシウム含有快削ステンレス鋼が提案され
、上記の欠点がかなり解消するにいたった。
、上記の欠点がかなり解消するにいたった。
ところが、カルシウムをかなり多量に添加するため、添
加カルシウム合金の種類、添加量、溶解法によって、鋼
中の酸化物系介在物の形態は変化するがほとんどC系介
在物(JISGO555−1956、Ca−アルミネー
ト( AI 一Ca−0)が主体(一部硫化物を含むこ
とがある)の粒状酸化物が不規則に分散しているもの、
または前記B系介在物(アルミナを主体とする粒状酸化
物が不連続にならんでいるもの)が残留している。
加カルシウム合金の種類、添加量、溶解法によって、鋼
中の酸化物系介在物の形態は変化するがほとんどC系介
在物(JISGO555−1956、Ca−アルミネー
ト( AI 一Ca−0)が主体(一部硫化物を含むこ
とがある)の粒状酸化物が不規則に分散しているもの、
または前記B系介在物(アルミナを主体とする粒状酸化
物が不連続にならんでいるもの)が残留している。
これらの介在物は軟化溶融温度がA2系介在物(マンガ
ンーシリケートを主体とする延伸型介在物)にくらべて
高く、超硬合金工具切削のごとく、切削速度が大で切削
温度が高い場合工具摩耗の増大が抑制されるが、高速度
鋼工具切削のごとく、切削速度が低い場合、工具摩耗の
増大を抑制し難い。
ンーシリケートを主体とする延伸型介在物)にくらべて
高く、超硬合金工具切削のごとく、切削速度が大で切削
温度が高い場合工具摩耗の増大が抑制されるが、高速度
鋼工具切削のごとく、切削速度が低い場合、工具摩耗の
増大を抑制し難い。
またC系介在物は鋼を熱間加工するも塑性変形し難いた
め基地鉄とのなじみがよくなく、ミクロクラツク、キャ
ビテイが発生し易い。
め基地鉄とのなじみがよくなく、ミクロクラツク、キャ
ビテイが発生し易い。
そのようなキャビテイの存在によって強腐食性雰囲気に
おける耐食性が基本成分鋼のそれよりも劣る場合がある
。
おける耐食性が基本成分鋼のそれよりも劣る場合がある
。
本発明はステンレス鋼中にC系またはC+Er系介在物
とA2系介在物とを複合共存させ、A2系介在物をもっ
てC系介在物存在による鋼の熱間加工時におけるミクロ
クラツクキャビテイの発生を完全に解消して耐食性劣化
を防止し、さらにA2系およびC系介在物により広範囲
の切削領域の被削性改善を目的として開発した快削ステ
ンレス鋼である。
とA2系介在物とを複合共存させ、A2系介在物をもっ
てC系介在物存在による鋼の熱間加工時におけるミクロ
クラツクキャビテイの発生を完全に解消して耐食性劣化
を防止し、さらにA2系およびC系介在物により広範囲
の切削領域の被削性改善を目的として開発した快削ステ
ンレス鋼である。
このため基礎実験として第1表に示すようにSUS30
4系Caステンレス鋼において、従来鋼は炉中でアルミ
ニウム脱酸し溶鋼を取鍋に移注する間にCaSiを全量
添加して常法により凝固させていた。
4系Caステンレス鋼において、従来鋼は炉中でアルミ
ニウム脱酸し溶鋼を取鍋に移注する間にCaSiを全量
添加して常法により凝固させていた。
これに対し不発明鋼は、炉中でアルミニウムを添加せず
あらかじめ取鍋底に少量の低A I− C a S i
を2〜5Kg/t入れ置き後、溶鋼中の酸素量を100
〜600ppmに調整した溶鋼を該取鍋に移住して攪拌
混合(必要に応じ不活性ガス吹込みを行なう)させ、溶
鋼鎮静後鋳型鋳込み、溶鋼流に上記CaSiを5〜30
Kg/t添加し充分攪拌混合しつつ鋳型内で緩徐冷凝固
させた。
あらかじめ取鍋底に少量の低A I− C a S i
を2〜5Kg/t入れ置き後、溶鋼中の酸素量を100
〜600ppmに調整した溶鋼を該取鍋に移住して攪拌
混合(必要に応じ不活性ガス吹込みを行なう)させ、溶
鋼鎮静後鋳型鋳込み、溶鋼流に上記CaSiを5〜30
Kg/t添加し充分攪拌混合しつつ鋳型内で緩徐冷凝固
させた。
この結果、熱間製造した上記鋼材中、従来鋼の非金属介
在物(酸化物)はほとんどC系で占められているが、前
記の方法で製造した本発明鋼のそれは大部分複合したC
系の外周をA2系が包囲したC+A2系(第1図参照)
で占められている。
在物(酸化物)はほとんどC系で占められているが、前
記の方法で製造した本発明鋼のそれは大部分複合したC
系の外周をA2系が包囲したC+A2系(第1図参照)
で占められている。
この点について考察するに、
従来鋼では炉中添加によるアルミニウム脱酸によって、
溶鋼中の酸素はAI。
溶鋼中の酸素はAI。
03として固定され、残余の酸素のほとんど全量が取鍋
添加したCadiによってCaO1S102と固定され
るため、Ca −アルミネートが生成して形状的にC系
介在物となるものと推定される。
添加したCadiによってCaO1S102と固定され
るため、Ca −アルミネートが生成して形状的にC系
介在物となるものと推定される。
ところが、本発明鋼では炉中でアルミニウムを添加せず
最初少量のカルシウムシリサイドで取鍋脱酸するため、
この時点の少量のCaSiから介入するAlの全量は非
常に少量のため鋼中にCa−Mn−シリケートが生成し
てA2系介在物をつくる。
最初少量のカルシウムシリサイドで取鍋脱酸するため、
この時点の少量のCaSiから介入するAlの全量は非
常に少量のため鋼中にCa−Mn−シリケートが生成し
てA2系介在物をつくる。
しかし、もしこの場合少量のCaSiを添加せず全量の
CaSiを一度に添加するときはCaSiから介入する
Al全量はほぼ100%歩留りよく鋼中に添加される結
果となり、このためCa−Mnシリケートはほとんど生
成せず、主としてCa−アルミネートが大量に発生する
ことが従来からの実施試験で確認されている。
CaSiを一度に添加するときはCaSiから介入する
Al全量はほぼ100%歩留りよく鋼中に添加される結
果となり、このためCa−Mnシリケートはほとんど生
成せず、主としてCa−アルミネートが大量に発生する
ことが従来からの実施試験で確認されている。
つぎに、既に鋼中にCa−Mn−シリケートからなる介
在物が多量に生成しているため、鋳込溶鋼流に大部分の
カルシウムシリサイドとアルミニウムを加えるも、Ca
−アルミネートは大量に生成しない。
在物が多量に生成しているため、鋳込溶鋼流に大部分の
カルシウムシリサイドとアルミニウムを加えるも、Ca
−アルミネートは大量に生成しない。
したがって本発明鋼にはC a −Mn −シリケート
とCa−アルミネートが混在することになり、これが鋳
型内で溶鋼が緩徐冷凝固するとき、高融点のCa−アル
ミネートがまず析出し、あとから多量に存在する低融点
のCa−Mn−シリケートが析出し、Caアルミネート
を核として吸着複合が促進され、C系介在物をA2系介
在物が被覆するものと推定する。
とCa−アルミネートが混在することになり、これが鋳
型内で溶鋼が緩徐冷凝固するとき、高融点のCa−アル
ミネートがまず析出し、あとから多量に存在する低融点
のCa−Mn−シリケートが析出し、Caアルミネート
を核として吸着複合が促進され、C系介在物をA2系介
在物が被覆するものと推定する。
なお、本発明鋼の合金組成は上記めとおり、被削性改善
元素としてカルシウムを0.006〜0,06%含有し
ているが、カルシウムが0.006%以下では超硬工具
寿命の延長効果が薄弱である。
元素としてカルシウムを0.006〜0,06%含有し
ているが、カルシウムが0.006%以下では超硬工具
寿命の延長効果が薄弱である。
一方0,06%を超えるとかえって工具摩耗を促進する
ため好ましくない。
ため好ましくない。
上記カルシウムと共存させる被削性改善成分としてイオ
ウ0,05〜0,35%、鉛0,03〜0,30%、セ
レン0,03〜0,25%、テルル0,01〜0,20
%、ビスマス0,03〜0,30%の1種または2種以
上を選択含有せしめるが、これらは従来より高速度鋼工
具の寿命延長に効果的な金属化合物または硫化物として
ステンレス鋼中に存在させるに好適である。
ウ0,05〜0,35%、鉛0,03〜0,30%、セ
レン0,03〜0,25%、テルル0,01〜0,20
%、ビスマス0,03〜0,30%の1種または2種以
上を選択含有せしめるが、これらは従来より高速度鋼工
具の寿命延長に効果的な金属化合物または硫化物として
ステンレス鋼中に存在させるに好適である。
したがって、本発明鋼の合金組成のうち、被削性改善成
分としてカルシウムとイオウ、鉛、セレン、テルル、ビ
スマスとを複合含有せしめる。
分としてカルシウムとイオウ、鉛、セレン、テルル、ビ
スマスとを複合含有せしめる。
本発明の基本的態様は、前記のとおり、クロム、クロム
とニッケル、クロムとニッケル、マンガンを主合金成分
とするオーステナイト系、フエライト系およびマルテン
サイト系のステンレス鋼を対象とする。
とニッケル、クロムとニッケル、マンガンを主合金成分
とするオーステナイト系、フエライト系およびマルテン
サイト系のステンレス鋼を対象とする。
J I Sに規格化された鋼種を挙げれば、オーステナ
イト系では、SUS201,202、301、302、
303、303Se1 304、304L1305、3
0 5Jl、308、3098,3108,316、
316L,316J1、316JIL,317、317
L,321、3 2 9J1、347、384、385
、XM7およびXM15J1であり、フエライト系では
、SUS405、429、430、430Fおよび43
4であり、マルテンサイト系では、SUS 40 3、
410、410S,410J1、416、420J1、
420J2、420F,431、440A1440B,
440Cおよび440Fである。
イト系では、SUS201,202、301、302、
303、303Se1 304、304L1305、3
0 5Jl、308、3098,3108,316、
316L,316J1、316JIL,317、317
L,321、3 2 9J1、347、384、385
、XM7およびXM15J1であり、フエライト系では
、SUS405、429、430、430Fおよび43
4であり、マルテンサイト系では、SUS 40 3、
410、410S,410J1、416、420J1、
420J2、420F,431、440A1440B,
440Cおよび440Fである。
本発明の変更態様は、上記の、クロム、クロムとニッケ
ル、またはマンガンとクロムとニッケルを主合金成分と
し、さらにモリブデン4.0%以下、アルミニウム1.
5%以下、同5.0%以下、チタン1.2%以下、ニオ
ブ+タンタル1,2%以下および窒素0.25%以下の
いずれか1種または2種以上を含有させた、オーステナ
イト系、フエライト系、マルテンサイト系、オーステナ
イト・フエライト系または析出硬化系のステンレス鋼を
対象とする。
ル、またはマンガンとクロムとニッケルを主合金成分と
し、さらにモリブデン4.0%以下、アルミニウム1.
5%以下、同5.0%以下、チタン1.2%以下、ニオ
ブ+タンタル1,2%以下および窒素0.25%以下の
いずれか1種または2種以上を含有させた、オーステナ
イト系、フエライト系、マルテンサイト系、オーステナ
イト・フエライト系または析出硬化系のステンレス鋼を
対象とする。
モリブデンは耐食性向上を目的として添加するものであ
り、アルミニウムは耐酸化性を意図して含有させるもの
であり、銅の存在は耐食性向上の効果を有し、チタンお
よびニオブ+タンタルは粒界腐食の改善を狙って加え、
また窒素は高温強度を高めるはたらきがある。
り、アルミニウムは耐酸化性を意図して含有させるもの
であり、銅の存在は耐食性向上の効果を有し、チタンお
よびニオブ+タンタルは粒界腐食の改善を狙って加え、
また窒素は高温強度を高めるはたらきがある。
これらの元素を添加するステンレス鋼にJIS規格鋼種
は、オーステナイト系、フエライト系およびマルテンサ
イト系はさきに挙げたとおりである。
は、オーステナイト系、フエライト系およびマルテンサ
イト系はさきに挙げたとおりである。
オーステナイト・フエライト系の鋼種としてはSUS3
29J1が代表的なものであり、析出硬化系のステンレ
ス鋼擾こは、SUS630、631および631Jなど
がある。
29J1が代表的なものであり、析出硬化系のステンレ
ス鋼擾こは、SUS630、631および631Jなど
がある。
上記の各種ステンレス鋼は、クロムを11〜28%、ニ
ッケルを30%以下、そしてマンガンを10%以下含有
する。
ッケルを30%以下、そしてマンガンを10%以下含有
する。
以下、実施例をもって具体的に詳しく説明する。
実施例 1
実験用溶解炉により第2表に示す化学成分の種種の系の
ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸棒状(
直径60mm)試験片に成形し、さらに1100℃に加
熱保持する均質化焼鈍を施した。
ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸棒状(
直径60mm)試験片に成形し、さらに1100℃に加
熱保持する均質化焼鈍を施した。
前記試験片から熱間ねじり試験片を採取し、通常の加熱
温度( 1000〜1200°C)およびひずみ速度(
1〜100SeC−1 )における熱間加工性を調査し
た結果、本発明鋼はいずれも比較鋼A2,A3とほぼ同
等であった。
温度( 1000〜1200°C)およびひずみ速度(
1〜100SeC−1 )における熱間加工性を調査し
た結果、本発明鋼はいずれも比較鋼A2,A3とほぼ同
等であった。
つぎに第2表に示す鋼材について、超硬合金工具および
高速度鋼工具による切削試験を行ない、各鋼材切削時の
所定の工具寿命に対応する切削速度をもって被削性の指
標とした。
高速度鋼工具による切削試験を行ない、各鋼材切削時の
所定の工具寿命に対応する切削速度をもって被削性の指
標とした。
それを第3表に示す。
■)超硬合金工具による切削試験条件
工 具: P20 ( 0,7,7,7,1 0,0,
0.5R)送 り:0.18mm/rev. 切込み:0.6mm 切削油剤:なし(乾式切削) 切削速度:工具寿命が70分になるときの切削速度を特
性値とし、A1鋼のそ 孔を100としたときの比で示す。
0.5R)送 り:0.18mm/rev. 切込み:0.6mm 切削油剤:なし(乾式切削) 切削速度:工具寿命が70分になるときの切削速度を特
性値とし、A1鋼のそ 孔を100としたときの比で示す。
■)高速度鋼工具による切削試験条件
工 具: SKH5 7 ( 0,1 5,7.7.
1 0,0,0.5 R)送 り: 0. 1 8m
m/ rev.切込み二0.6mm 切削油剤:なし(乾式切削) 切削速度:工具寿命が40分になるときの切削速度を特
性値とし、A1鋼のそ れを100としたときの比で示す。
1 0,0,0.5 R)送 り: 0. 1 8m
m/ rev.切込み二0.6mm 切削油剤:なし(乾式切削) 切削速度:工具寿命が40分になるときの切削速度を特
性値とし、A1鋼のそ れを100としたときの比で示す。
同表にみられるとおり、C系介在物にA2系介在物が付
着包被した複合介在物を均等に分散させた本発明鋼の被
削性は比較鋼A1,A2のそれに比べて約50〜110
%(超硬工具切削時)、約10〜30%(高速度鋼工具
切削時)の向上が得られた。
着包被した複合介在物を均等に分散させた本発明鋼の被
削性は比較鋼A1,A2のそれに比べて約50〜110
%(超硬工具切削時)、約10〜30%(高速度鋼工具
切削時)の向上が得られた。
超硬合金工具切削において被削材中の主としてカルシウ
ムよりなるC+A2系介在物が切削時に軟化あるいは溶
融してベラークとなり、これが工具の切刃面に付着して
工具摩耗を抑制するためと考えられる。
ムよりなるC+A2系介在物が切削時に軟化あるいは溶
融してベラークとなり、これが工具の切刃面に付着して
工具摩耗を抑制するためと考えられる。
またカルシウムとイオウ、セレン、テルル、鉛、ビスマ
スなどと共存させた被削材では工具一切くず接触域での
切欠き、潤滑作用でさらに被削性が助長されるためと考
えられる。
スなどと共存させた被削材では工具一切くず接触域での
切欠き、潤滑作用でさらに被削性が助長されるためと考
えられる。
つぎに、耐食性試験として、試験片を室温状態の1%硫
酸および1%塩酸に1時間浸漬したときの腐食減量(
g/m”/ h )を求め、A1鋼のそれを100とし
て比で第3表に併記した。
酸および1%塩酸に1時間浸漬したときの腐食減量(
g/m”/ h )を求め、A1鋼のそれを100とし
て比で第3表に併記した。
同表にみられるとおり、本発明鋼は比較鋼AOとほぼ同
等の耐食性を有することがわかつた。
等の耐食性を有することがわかつた。
また本発明鋼中耐食性が劣るA11鋼でも、A1鋼に比
べて著しく優れている。
べて著しく優れている。
したがって本発明鋼が特定範囲内で上記被削性改善元素
を含有し、しかもC+A2系介在物が存在するも、耐食
性に悪影響を及ぼさないことが確認できた。
を含有し、しかもC+A2系介在物が存在するも、耐食
性に悪影響を及ぼさないことが確認できた。
実施例 2
実験用溶解炉により第4表に示す化学成分のフエライト
系ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸棒状
(直径60mm)試験片に成形し、さらに820℃に加
熱保持する均質化焼鈍を施した。
系ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸棒状
(直径60mm)試験片に成形し、さらに820℃に加
熱保持する均質化焼鈍を施した。
前記試験片から熱間ねじり試験片を採取して実施例1と
同様に熱間加工性を調査した結果、本発明鋼はいづれも
比較鋼F1とほぼ同等であった。
同様に熱間加工性を調査した結果、本発明鋼はいづれも
比較鋼F1とほぼ同等であった。
つぎに第4表に示す鋼材について、実施例1と同様な切
削試験を行ない、その被削性を第5表に示す。
削試験を行ない、その被削性を第5表に示す。
同表にみられるとおり、本発明鋼の被削性は比較鋼F1
のそれに比べて約50〜110%(超硬工具切削時)、
約20〜40%(高速度鋼工具切削時)の向上が得られ
た。
のそれに比べて約50〜110%(超硬工具切削時)、
約20〜40%(高速度鋼工具切削時)の向上が得られ
た。
このような作用効果が得られた理由は実施例1の場合と
同様であると考えられる。
同様であると考えられる。
つぎに耐食性についても実施例1の場合と同様に腐食減
量を求め、F1鋼のそれを100として比で第5表に併
記した。
量を求め、F1鋼のそれを100として比で第5表に併
記した。
同表にみられるとおり、本発明鋼は比較鋼FOとほぼ同
等の耐食性を有することがわかった。
等の耐食性を有することがわかった。
この点から、後述する範囲内でカルシウムとイオウ、鉛
、セレン、テルル、ビスマスのいづれか1種または2種
以上を複合含有し、しかもC+A2系介在物を分散させ
るも、基本成分鋼の耐食性を何等損なわないことがわか
った。
、セレン、テルル、ビスマスのいづれか1種または2種
以上を複合含有し、しかもC+A2系介在物を分散させ
るも、基本成分鋼の耐食性を何等損なわないことがわか
った。
実施例 3
実験用溶解炉により第6表に示す化学成分のマルテンサ
イト系ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸
棒状(直径60mm)試験片に成形し、さらに850℃
に加熱保持する均質化焼鈍を施した。
イト系ステンレス鋼を製造し、ついで熱間鍛造により丸
棒状(直径60mm)試験片に成形し、さらに850℃
に加熱保持する均質化焼鈍を施した。
前記試験片から熱間ねじり試験片を採取して実施例1と
同様に熱間加工性を調査した結果、本発明鋼は比較鋼M
l,M7とほぼ同等の熱間加工性を有することがわかつ
た。
同様に熱間加工性を調査した結果、本発明鋼は比較鋼M
l,M7とほぼ同等の熱間加工性を有することがわかつ
た。
つぎに第5表に示す鋼材について、実施例1と同様な切
削試験を行ない、その被削性を第7表に示す。
削試験を行ない、その被削性を第7表に示す。
同表にみられるとおり、416系本発明鋼M5の被削性
は比較鋼M1のそねこ比べて約30%(超硬工具切削時
)約20%(高速度鋼工具切削時)向上し、410系不
発明鋼M3,M4の被削性は比較鋼MOのそれに比べて
約80,100%(超硬工具切削時)、約120,1
50(高速度鋼工具切削時)向上していることがわかっ
た。
は比較鋼M1のそねこ比べて約30%(超硬工具切削時
)約20%(高速度鋼工具切削時)向上し、410系不
発明鋼M3,M4の被削性は比較鋼MOのそれに比べて
約80,100%(超硬工具切削時)、約120,1
50(高速度鋼工具切削時)向上していることがわかっ
た。
また440F系不発明鋼M12の被削性は比較鋼M7の
それに比べて約30%(超硬工具切削時)約15%(高
速度鋼工具切削時)向上し、440C系本発明鋼M9,
MIO,Mllの被削性は比較鋼M6のそれに比べて約
130%(超硬工具切削時)、約140〜165%(高
速度鋼工具切削時)向上していることがわかった。
それに比べて約30%(超硬工具切削時)約15%(高
速度鋼工具切削時)向上し、440C系本発明鋼M9,
MIO,Mllの被削性は比較鋼M6のそれに比べて約
130%(超硬工具切削時)、約140〜165%(高
速度鋼工具切削時)向上していることがわかった。
つぎに耐食性についても実施例1の場合と同様に腐食減
量を求め、M1鋼およびMI鋼のそれを100として比
で第7表に併記した。
量を求め、M1鋼およびMI鋼のそれを100として比
で第7表に併記した。
同表にみられるとおり、416系本発明鋼M5の耐食性
は比較鋼M1のそれに比べてやや優れている。
は比較鋼M1のそれに比べてやや優れている。
また410系本発明鋼M3,M4の耐食性は比較鋼MO
のそれと大差ないことがわかった。
のそれと大差ないことがわかった。
また440F,440C系本発明鋼および比較鋼につい
てもほぼ同様の傾向がみられた。
てもほぼ同様の傾向がみられた。
以上のとおり、クロム、クロムとニッケル、マンガンと
クロムとニッケルを主合金成分とし、これに耐食性改善
合金成分を必要により適宜含有せしめた従来のフエライ
ト系、オーステナイト系、マルテンサイト系、オーステ
ナイト系および析出硬化系ステンレス鋼に、適量のカル
シウムと、更に適量のイオウ、鉛、セレン、テルル、ビ
スマスなどの被削性改善合金成分を複合添加し、鋼中に
C系またはC+B系介在物とA2系介在物との複合介在
物を均等に分散させた不発明鋼の被削性は従来のステン
レス鋼はもとより、C系介在物よりなるカルシウム含有
快削ステンレス鋼に比べて被削性が著しく向上し、熱間
加工性、耐食性はもちろん、材料強度も何ら遜色のない
ことを確認した。
クロムとニッケルを主合金成分とし、これに耐食性改善
合金成分を必要により適宜含有せしめた従来のフエライ
ト系、オーステナイト系、マルテンサイト系、オーステ
ナイト系および析出硬化系ステンレス鋼に、適量のカル
シウムと、更に適量のイオウ、鉛、セレン、テルル、ビ
スマスなどの被削性改善合金成分を複合添加し、鋼中に
C系またはC+B系介在物とA2系介在物との複合介在
物を均等に分散させた不発明鋼の被削性は従来のステン
レス鋼はもとより、C系介在物よりなるカルシウム含有
快削ステンレス鋼に比べて被削性が著しく向上し、熱間
加工性、耐食性はもちろん、材料強度も何ら遜色のない
ことを確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明鋼A6中に存在するC+A2系介在物の
拡大写真(600倍)である。
拡大写真(600倍)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クロム、クロムとニッケル、またはマンガンとクロ
ムとニッケルを主合金成分とするオーステナイト系、フ
エライト系、またはマルテンサイト系のステンレス鋼に
、被削性改善合金成分として、カルシウム0.006〜
0.06%と、イオウ0.05〜0.35%、鉛0.0
3〜0.30%、セレン0.03〜0.25%、テルル
0.01〜0.20%およびビスマス0.03〜0.3
0%のいずれか1種または2種以上とを添加し、残余が
実質的に鉄からなるステンレス鋼において、鋼中にC系
または(C+B)系の介在物と、A2系介在物との複合
介在物を均等に分散させたことを特徴とする複合非金属
介在物を含有する快削ステンレス鋼。 2 クロム、クロムとニッケル、またはマンガンとクロ
ムとニッケルを主合金成分とし、さらにモリブデン4.
0%以下、アルミニウム1.5%以下、銅5.0%以下
、チタン1.2%以下、ニオブ+タンタル1.2%以下
および窒素1.2%以下のいずれか1種または2種以上
を含有するオーステナイト系:フエライト系、マルテン
サイト系、オーステナイト・フエライト系または析出硬
化系のステンレス鋼に、被削性改善合金成分として、カ
ルシウム0.006〜0.06%と、イオウ0.05〜
0.35%、鉛0.03〜0.30%、セレン0.03
〜0.25%、テルル0.01〜0.20%およびビス
マス0.03〜0.30%のいずれか1種または2種以
上とを添加し、残余が実質的に鉄からなるステンレス鋼
において、鋼中にC系または(C十B)系の介在物とA
2系介在物との複合介在物を均等に分散させたことを特
徴とする複合非金属介在物を含有する快削ステンレス鋼
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49091315A JPS5813620B2 (ja) | 1974-08-09 | 1974-08-09 | フクゴウヒキンゾクカイザイブツオガンユウスル カイサクステンレスコウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49091315A JPS5813620B2 (ja) | 1974-08-09 | 1974-08-09 | フクゴウヒキンゾクカイザイブツオガンユウスル カイサクステンレスコウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5118914A JPS5118914A (ja) | 1976-02-14 |
| JPS5813620B2 true JPS5813620B2 (ja) | 1983-03-15 |
Family
ID=14023021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49091315A Expired JPS5813620B2 (ja) | 1974-08-09 | 1974-08-09 | フクゴウヒキンゾクカイザイブツオガンユウスル カイサクステンレスコウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813620B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6119632A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-28 | Kyowa:Kk | 弾性を有する親水性重合体およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5333938B2 (ja) * | 1972-07-22 | 1978-09-18 |
-
1974
- 1974-08-09 JP JP49091315A patent/JPS5813620B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5118914A (ja) | 1976-02-14 |
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