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JPS5824367B2 - 亜硝酸アンモニウムの製造方法 - Google Patents
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JPS5824367B2 - 亜硝酸アンモニウムの製造方法 - Google Patents

亜硝酸アンモニウムの製造方法

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JPS5824367B2
JPS5824367B2 JP53022040A JP2204078A JPS5824367B2 JP S5824367 B2 JPS5824367 B2 JP S5824367B2 JP 53022040 A JP53022040 A JP 53022040A JP 2204078 A JP2204078 A JP 2204078A JP S5824367 B2 JPS5824367 B2 JP S5824367B2
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absorption
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河野尚志
樫部正樹
山本重義
藤井浩
二宮康平
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、窒素酸化物類(以後NOxと略記すること
もある)を含有するNOxガスを、多段の吸収塔で、−
10〜10℃の炭安水の吸収液と接触させて、NOxガ
ス中のNOxを順次吸収して亜硝酸アンモニウム(液)
を製造する方法の改良に係るものである。
アメリカ特許第2797144号明細書には、多段の吸
収塔で、NOxガスを−lO〜10℃の炭安水の吸収液
と接触させて、NOxガス中のNOxを順次吸収して、
亜硝酸アンモニウム液を製造する方法が記載されている
しかしながら、上記公知の方法では、吸収塔へ供給され
たN0x(NHs換算モル数)の総量に対する生成した
亜硝酸アンモニウムのモル収率(単にNH4NO2収率
と略記することもある)が、充分に高くないという欠点
があった。
前記の窒素酸化物類(NOx)は、N02NO2゜N2
O3およびN2O4からなる群から選ばれた一種または
二種以上の窒素酸化物のことであり、NOxガスとは、
上述のNOxを含有するガスのことである。
一般に、NOxガスは、炭安水の吸収液と接触する吸収
塔の吸収液接触域で、主として次に示す反応式または平
衡式に従って、反応していることが知られている。
〔液相反応〕
N2O3+H20→ 2HNO□ (1)N
204+H20→ HNO2+HNO3(2)HNO2
+NH41→NH4NO2+H” (3)HNO
3+NH4→ NH4NO3+H+ (4)4H
NO−→ 2NO+2HO十N O(5)2
2 2〔気相
・液相反応〕 N2O3+2NH3→N2+NH4NO2+H20(6
)N204+2NH3→N2+NH4NO3+H20(
7)〔気相反応〕 2NO+0 → 2N02 (8)N
O+NO→ N O(9) 2 ← 23 2N02g N20. αO)この
明細書において、NOxガス中、混合ガス中、補助NO
xガス中などの一酸化窒素相当成分(以後eNOと略記
することもある)は、NOおよびN2O3に相当し、ま
た二酸化窒素相当成分(以後eN02と略記することも
ある)は、NO□p N2O3およびN2O4に相当す
る。
なお、この明細書において、NOx 、eNOおよびe
NO2のNH3換算モル数、並びにNOxの総モル数は
、次の計算式で算出された値である。
NOxのNH,換算モル数(eNOx )= eNO+
eN02(モノのeNOのNH3換算モル数=NO十N
203(モル)eNO2のNH3換算モル数=N02+
N2O3+2N204(モル) NOxの総モル数= NO+N02+N203十N20
4 (モル)なお、この明細書において、NOxガスの
モル比(eNO/e NO2)は、eNOのNH3換算
モル数とeNO□のNH3換算モル数との比のことであ
る。
さて、上述の反応式および平衡式によれば、NOxガス
と炭安水の吸収液との接触によって、NOxを炭安水に
吸収して、亜硝酸アンモニウムを製造する方法において
、eNOに係る(1) 、 (3)および(9)式の右
方向の反応が選択的に高い割合で起るようにして、eN
O2に係る(2) 、 (4)およびa1式、およびN
H3とNOxとの反応に係る(6)および(7)式、さ
らにHNO2の分解に係る(5)式の反応が進まないよ
うにすれば、供給されたNOxのNH3換算モル数に対
する生成する亜硝酸アンモニウムのモル収率(NH4N
O2収率)を高くすることが明らかである。
しかしながら、前述の公知の方法では、硝酸アンモニウ
ムやN2が生成する反応に係る(2)。
(4) 、 (5) 、 (6) 、 (7)および(
10)式の反応を充分に効果的に抑えることができない
か、亜硝酸アンモニウムが生成する反応に係る(1)
、 (3)および(9)式の反応を選択的に高い割合で
行なわせることができなかったので、高いNH4NO2
収率で、亜硝酸アンモニウムを得ることができないと共
に、NOxが残存してしまい周囲の環境を悪化してしま
っていた。
この発明は、NOxガスと炭安水とを接触させてNOx
を吸収して亜硝酸アンモニウムを製造する方法において
、NH4NO2収率および廃ガス中のNOx量に関する
上述の公知技術の欠点を一挙に改良する方法に係るもの
である。
すなわち、この発明は、NOxを含有するNOxガスを
、多段の吸収塔で、炭酸アンモニウムを含有する一10
〜10℃の吸収液と接触させて、NOxガス中のNOx
を順次吸収して、亜硝酸アンモニウム液を製造する方法
において、 (a) 多段の吸収塔の第1吸収塔に、モル比(eN
O/eNO2)が1.5〜7である組成のNOxを約5
〜20モル係含有するNOxガスを供給し、アンモニア
相当成分(eNH3と略記する)と二酸化炭素相当成分
(eCO2と略記する)とのモル比(eNH3/eCO
2)が1.5〜2.2に調整されておりそして炭酸アン
モニウムをアンモ; ニア換算で50〜100 ji/
l含有する炭安水を第1吸収塔の循環吸収液に加えてこ
の吸収液と前記NOxガスとを接触させ、NOxガス中
のNOxを一部吸収し、 (b) 次いで、第1吸収塔の吸収液接触域を通過し
た残存NOxガスに補助NOxガスを加え、得られる混
合ガス中のNOxのモル比(e No/eN02 )を
約1.5〜5として、その混合ガスを第2吸収塔へ供給
し、第1吸収塔の循環吸収液の一部を第2吸収塔の循環
吸収液と混合した吸収液と接。
触させて、混合ガス中のNOxを一部吸収し、(c)
以後、各段の吸収塔の吸収液接触域を通過した各残存
NOxガスに補助NOxガスを加え、得られる混合ガス
中のNOxのモル比(eNO/eNO,、)を約0.9
〜4として、その各混合ガス。
を次段の吸収塔へ順次供給し、第2吸収塔と同様にして
、混合ガス中のNOxを順次吸収し、(d) 最終段
の吸収塔へは、残存NOxガスと補助NOxガスとの混
合ガス中のNOxのモル比(e NO/e NO2)が
約0.9〜1.1とした混合ガスを供給して、各段と同
様にして、混合ガス中のNOxの吸収を行うことを特徴
とする亜硝酸アンモニウムの製造方法に関するものであ
る。
この発明の方法によれば、NOxガスおよび補助NOx
ガス中のNOxのNH3換算総モル数に対ニする生成し
た亜硝酸アンモニウムのモル収率(NH4NO2収率)
が、従来公知の方法に比べてはるかに高くなり、最終段
の吸収塔から排出される廃ガス中のNOxを公知方法に
比べて少量にすることができる。
さらに、この発明の方法によれば、多段の吸収塔の全内
容積の単位容積あたりの亜硝酸アンモニウムの収量(単
位時間あたり)が、通常の多段の吸収塔による方法にお
けるよりもかなり高い。
また、一般に、亜硝酸アンモニウムの製造にお。
ける吸収塔内の吸収液は、アンモニア相当成分(以後e
NH3と略記することもある)としてCO3′−および
HCO3−と結合したNH4+、分子状NH3,NH2
C0O−などを含有し、二酸化炭素相当成分(以後eC
O2と略記することもある)とし。
THCO3−2CO3”−などを含有し、さらに前記反
応式および平衡式に示された各種の反応生成物を含有す
るのであるが、この発明の方法によれば、吸収液中の炭
酸アンモニウム(炭安)のモル比(e NHa /e
C02)を、従来公知の方法より低くすることができ、
しかも前記モル比(eNH3/eCO2)を低くできた
ためのNH4NO2収率の上昇が予期以上であって、亜
硝酸アンモニウムを1モル生成するために必要な炭安の
アンモニア相当成分輸NH3)の量も予期以上に少なく
て済むのである。
以下、この発明の方法について、図面に記載して示すフ
ローシートをも使用して、さらに詳しく説明する。
第1図および第2図は、この発明を実施する際のプロセ
スの概略を示すフローシートである。
第1図では、液柱部および充填層部とを有する並流吸収
塔を使用しており、第2図では、泡鐘塔の吸収塔を使用
している。
この発明の方法において、第1吸収塔2aへNOxガス
フィードライン1を通して供給されるNOxガスとして
は、工業的にどのような方法で製造されたものであって
もよく、NOxをある程度の量含有しているものであれ
ばよいが、工業的に製造されるNOxガスのNOx含有
量は一般に5〜20モル係程度であるため、この発明で
はNOxを5〜20モル係、特には5.5〜15モル係
(NOxの総モル数で算出する)含有するNOxガ゛ス
で、NOx中のeNO/eN02(モル比)が1.5〜
7、特に2〜6であるような組成になっているものが好
適である。
eNO/eNO□の値が大きい方が(2)式の反応を抑
えNO3−の副生量を少なくすることができるので好ま
しいが、eNO/eN02の値があまり大きすぎるとN
O2成分が少なすぎてNOとNO2との平衡成分N2O
3の分圧が低く、(1)式の反応がほとんど生じないた
めNOxガスの吸収反応が進まず、またeNO/eN0
2の値が小さすぎるとNO2分圧が高く、NO2と平衡
に存在するN2O4分圧も高くなり、(2)式の反応が
生じ、NO3−の副生量が多くなって、NH4N0□収
率も悪くなるので、eNO/eNO□は前記範囲がよい
なお酸素をNOxに対してかなり過剰に含有するNOx
ガスであってもよい。
このNOxガスとしては、例えば、アンモニアを白金触
媒または白金−ロジウム触媒で酸素の存在下に接触酸化
して得られるNOxガスが好適である。
この発明の方法において、多段の吸収塔2としては、各
吸収塔の形式、および全体の吸収塔の形・式が、公知の
どのような吸収塔であってもよく、各吸収塔2は、気相
拡散抵抗を無視しうる純CO2ガス−水系の物理吸収実
験(0℃)によって測定された源側物理移動係数KLが
大きい値を示す形式の吸収塔が、液相で生成したHNO
2の分解(5式)が抑えられNH,NO□収率を高くす
るので好ましい。
その吸収塔2としては、前記の源側物質移動係数KLの
値が、少くとも5 x 1O−3C7FL/sec以上
、特に5X10−2cIrL/sec以上、さらに好適
には1×10−1〜3×1O−1cIrL/secであ
る形式の吸収塔が好ましい。
この吸収塔2としては、例えば、向流充填塔、並流充填
塔、濡れ壁塔、液柱塔、多孔板気泡塔、泡鐘型気泡塔な
どの吸収塔、および上記吸収塔を組合わせた吸収塔を挙
げることができ、特に、並流充填塔、液柱塔、泡鐘型気
泡塔、および並流充填塔と液柱塔とを組合わせた吸収塔
が、前記の源側物質移動係数KLの値を1O−2cIr
L/sec以上にすることができN)(4NO2収率を
高くすることができるので好適である。
また、この発明の方法において、各吸収塔2は、ガス側
物質移動係数KGが小さい値を示す形式の吸収塔、特に
前述の源側物質移動係数KLに対するガス側物質移動係
数KGの比(KL/KG)が少くとも200以上、さら
に300以上である形式の吸収塔が最適である。
すなわち、比(KL/KO)が大きい値を示す形式の吸
収塔では、前述の(5)式のHNO□の分解反応が押え
られるので好適である。
なお、各吸収塔2を通過する全ガスの空塔流速は、通常
1〜50CrfL/secであればよく、さらに好まし
くは5〜30 cm/ secであればよい。
一般に、全ガスの空塔流速(吸収塔2における)が小さ
くなると、前述のガス側物質移動係数KGが小さくなる
ので、この点では好ましいが、逆に、NOxの吸収量が
少なくなる傾向があるので、前述の全ガスの空塔流速は
、各種の形式の吸収塔に。
よって適宜法めればよい。
この発明の方法において、多段の吸収塔2は、各吸収塔
の総段数が少くとも2段以上であることが好ましく、特
に3〜10段、最適には4〜6段であることが好ましい
この発明の方法において、多段の吸収塔2における各吸
収液は、炭酸アンモニウム(炭室)を含有し、−10〜
10℃、好ましくは一5〜5℃に温度調節されたもので
ある。
この発明の方法において、第1吸収塔2aの吸。
収液の循環ライン3aを循環している循環吸収液へ、新
らたに、新炭安水供給ライン7を通して混合される炭室
水は、炭酸アンモニウムの組成に関するモル比(eNH
3/ecO2)が、1.5〜2.2、特に1.6〜2,
0であり、炭酸アンモニウムの含有量が、アンモニア換
算で50〜IoOg/A’、特に60〜90 g/lで
あることが好ましい。
炭室水のモル比(eNH3/ecO2)が、1.5より
小さいとNH4HCO3成分が多くなって結晶化し易く
、2.2より大きいと分子状のNH3成分が多くなって
NH3が気相に放散し易いばかりでなく、(6) 、
(7)式の反応でNOx成分と反応し、N2となる。
また炭酸アンモニウムの含有量がアンモニア換算で10
0 g//lより多いと必要量以上にNH誠分を供給す
ることになりNH3蒸気の放散、(6) 、 (7)式
のN2生成反応が生じ、アンモニア換算で50!9/1
1より少なくするとNOxの吸収が悪くなるだけでなく
、HNO□が生成し、これがさらにHNO,になってN
H4N03が生成するので好ましくない。
また、各吸収塔2に各吸収液循環ライン3から供給され
る循環吸収液は、炭室の組成に関するモル比(eNH3
/ecO2)が、1.3〜2. Ol特に1.4〜1.
9であり、炭室の含有量がアン宅ニア換算で10〜80
g/13.特に12〜70 f!#であることが好適
である。
上記の循環吸収液は、各吸収塔2の各循環液の一部を順
次各吸収塔2へ供給することによって、各吸収塔2にお
ける循環量が維持される。
したがって、各循環吸収液は、第1吸収塔2aから最終
段の吸収塔2dに行くに従って炭室のモル比(e NH
s /e CO2)および炭室の含有量がしだいに減少
して行くが、この発明では、第1吸収塔2aの循環吸収
液(新らたな炭室水が加っている)は、炭室のモル比(
eNH3/ecO2)が1.5〜2.0、特に1.6〜
1.9であって、炭室の含有量がアンモニア換算で35
〜80g#!、%に40〜70g/lであり、さらに最
終段の吸収塔2dの循環吸収液は、亜硝室液抜出ライン
6において、モル比(eNH3/ecO2)が1.3〜
1.6であって、炭室の含有量がアンモニア換算で10
〜25 &#、特は12〜21 g/11であると最適
である。
各吸収塔2の循環吸収液の循環量は、新らたに供給され
る炭室水の供給量の約10〜80倍、特に約10〜80
倍程度であればよい。
また、この発明では、必要であれば、各吸収塔2の循環
吸収液へ第1吸収塔2aの循環吸収液に新らたに混合さ
れたと同様の炭室水を、新らたに供給してもよい。
上記循環吸収液の冷却は、各吸収塔2に併設されている
各クーラー8によって行えばよい。
この発明の方法においては、NOxガスを、多段の吸収
塔2で、−10〜10℃の炭室含有吸収液と接触させて
、NOxガス中のNOxを順次吸収して、亜硝室液を製
造するのであるが、その場合に、各段の吸収塔2のガス
と吸収液との接触域を通過した残存NOxを含有する残
存NOxガスAに、eNO2をeNOより多く含有する
各補助NOxガスを加え、得られる各混合ガスBのNO
xのモル比(eNO/eNO2)を約0.9〜5として
、その各混合ガスBを次段の吸収塔2へ順次供給し、各
吸収塔2で吸収液と接触させて、NOxを順次吸収させ
る。
前記の各吸収塔2の接触域12とは、ガスと吸収液とが
接触してガス中のNOxが源側に移動しうる区域のこと
であり、例えば、第1図に示すように各吸収塔2の液柱
部9および充填層部10、あるいは第2図に示すような
各吸収塔2の泡鐘型。
棚段部11などの吸収液接触域12のことである。
また、前記残存NOxガスAとは、各吸収塔2の吸収液
接触域を通過した直後のガスであって次段の吸収塔2へ
供給されようとするガスであり、残存NOxガスAには
、吸収液接触域で吸収され。
なかった主としてNOからなるNOxを約0.05〜1
0モル係含有する。
さらに、前記の補助NOxガスとは、前述の各吸収塔2
の残存NOxガスに混合されて、得られる混合ガスBの
NOxのモル比(eNO/eNO2)を。
0.9〜5の範囲とすることができるような、eNO2
をeNOより多く含有するガスである。
この補助NOxガスは、NOxのモル比(eNO/eN
O2)が約0.05〜0.8、特に0.07〜0.5で
あって、NOxが約5〜20モル係、特に5.5〜15
モル係含有されていることが好ましい。
図に示すように、補助NOxガスは、補助NOxガス供
給ライン4を通して、各吸収塔2の残存NOxガスAに
混合され、混合ガスBを形成し、次段の吸収塔2の吸収
液接触域へ供給される。
この発明では、第2吸収塔2bの吸収液接触域へ供給さ
れる混合ガスBは、モル比(eNO/eNO2)が1.
5〜5、特に2.0〜4.0となっていて、他の中間の
吸収塔2cへ供給される混合ガスBは、モル比(eNO
/eNO□)が約0.9〜4、特に0.95〜3となっ
ており、さらに最終段の吸収塔2dへ供給される混合ガ
スBは、モル比(eNO/eNO□)が約0.9〜1.
1となっていることが最適である。
第2吸収塔2b、さらには他の中間の吸収塔2cへ供給
される混合ガスBのモル比(eNO/eNO□)の値が
あまり小さいと(2)式の反応(N204+H20→H
NO3+HNO2)が生じ易く、またeNO2をeNO
より多く含有するNOxガスをあまり加えずにモル比(
e NO/e NO2)を過度に大きな値にすると、N
Oxガスの吸収反応が進まなくなるため、これらの吸収
塔へ供給される混合ガスBは前記モル比(eNO/eN
02)になるようにするのがよい。
また最終段の吸収塔2dへ供給される混合ガスBのモル
比(eNO/eNO2)は、(1)、(9)式の反応か
らeNOとeNO2が約等モルになるようにする。
次に図面に従って、この発明の実施態様を詳しく説明す
る。
すなわち、一実施態様としては、 (a) 多段の吸収塔2の第1吸収塔2aに、モル比
(eNO/eNO2)が1.5〜7である組成のNOx
を、約5〜20モル係含有するNOxガスを、NOxガ
ス供給ライン1を通して供給し、モル比(e NH3/
e C02)が1.5〜2.2に調整されておりそして
炭室をアンモニア換算で50〜100g/l含有する炭
室水を、新炭安水供給ライン7を通して、吸収液循環ラ
イン3aを循環する循環吸収液と混合した吸収液と前記
NOxガスとを、液柱部9および充填層部10、あるい
は泡鐘型棚段部11からなる吸収液接触域で接触させて
、NOxガス中のNOxを一部吸収し、(b) 次い
で、第1吸収塔2aの吸収液接触域を通過した直後の残
存NOxガスAに、モル比(eNO/eNO2)が約0
.05〜0.8である補助NOxガスを、補助NOxガ
ス供給ライン4aを通して加え、得られる混合ガス中の
NOxのモル比(eNO/eNO□)を約1.5〜5と
して、その混合ガスBを第2吸収塔2bの吸収液接触域
へ供給し、第1吸収塔2aの循環吸収液の一部を混合し
た吸収液と接触させて、混合ガス中のNOxを一部吸収
し、 (c) 以後、各段の吸収塔2の吸収液接触域を通過
した各残存NOxガスAに補助ガスを混合して、その各
混合ガス中のNOxのモル比(eNo/eNO2)を約
0.9〜4として、その各混合ガスBを次段の吸収塔へ
順次供給し、第2吸収塔2bと同様にして、混合ガス中
のNOxを順次吸収し、 (d) 最後に、最終段の吸収塔2dへ、残存NOx
ガスと補助NOxガスとの混合ガスBのNOxのモル比
(eNO/eN02)が約0.9〜1.1である混合ガ
スBを供給して、各段の吸収塔と同様にして、混合ガス
中のNOxの吸収を行い、亜硝酸アンモニウム液を亜硝
安液抜出ライン6から抜き出すのである。
*“ この発明の方法にお
いて、各吸収塔2におけるガスの滞留時間は、約0.8
〜3秒、特に約1〜2秒であることが好ましい。
次に実施例および比較例を示す。
実施例 1 第1図に示す形式および第1表に示す各部号イズを有し
、液柱部と充填層部とからなる各吸収液接触域のある4
段の吸収塔を使用して、第1図に示すフローシートに従
って、第1吸収塔へNOxガスを供給し、第2吸収塔以
後補助NOxガスを加えながら、NOxガスおよび各混
合ガス中のNOxを吸収液に0℃の吸収温度で吸収し、
亜硝酸アンモニウムを製造した。
前述の4段の吸収塔によるNOxガスおよび各混合ガス
中のNOxを吸収する操作を次に詳しく説明する。
まず、第1吸収塔において、9.0モル%(NOXの総
モル数で算出した)NOxを含有し、そのNOxの組成
に関するモル比(eNO/eN02)が2.33である
NOxガス(分子状酸素を約6.57モル係含有する)
を、第1吸収塔の吸収液接触域へ供給し、第2表に示す
組成の炭室水を新らたに5.461/hrの供給速度で
加えられつつある第2表に示す組成の循環吸収液を約2
501! / hrの循環速度で循環させながら、吸収
液接触域で前記NOxガスと吸収液とを約O℃で接触さ
せ、NOxの一部を吸収液に吸収させ、 次いで、第2吸収塔において、第1吸収塔の吸収接触域
を通過した残存NOxガスに第2表に示す供給量の補助
NOxガス(NOx含有量;7.06モル係、eNO/
eNO2モル比;0.11)を加えて形成した第2表に
示す組成の混合ガスを、吸収液接触域へ供給し、第1吸
収塔の循環吸収液を5.461/hrで加えられつつあ
る循環吸収液を約2501/hrで循環させながら、吸
収液接触域で前記混合ガスと吸収液とを約O℃で接触さ
せ、NOxの一部を吸収液に吸収させ、 次に、第3吸収塔において、第2吸収塔の吸収液接触域
を通過した残存NOxガスに第2表に示す供給量の補助
NOxガス(第2吸収塔と同じ組成)を加えて形成した
第2表に示す組成の混合ガスを、その吸収液接触域へ供
給し、第2吸収塔の循環吸収液を5.46 l/hrで
加えられつつある循環吸収液を約250 #/hrで循
環させながら、吸収液接触域で前記混合ガスと吸収液と
を約0℃で接触させ、NOxの一部を吸収液に吸収させ
、 最後に、第4吸収塔において、第3吸収塔の吸収液接触
域を通過した残存NOxガスに第2表に示す供給量の補
助NOxガス(第2吸収塔と同じ組成)を加えて形成し
た第2表に示す組成の混合ガスを、その吸収液接触域へ
供給し、第3吸収塔の循環吸収液を5.461/hrで
加えられつつある循環吸収液を約250 l/hrで循
環させながら、吸収液接触域で前記混合ガスと吸収液と
を約0℃で接触させ、NOxを吸収液に吸収させた。
第4吸収塔の循環吸収液から5.46 l/hrの抜き
出し量で取り出した亜硝酸アンモニウム液中には、第2
表に示す量の亜硝酸アンモニウムが生成していた。
第1吸収塔から第4吸収塔の全NOx 。供給量(N
H3換算)に対する亜硝酸アンモニウムのモル収率(N
H4N02収率)を第2表に示す。
また、第4吸収塔から排出される廃ガス中のNOxの含
有量を第2表に示す。
実施例 2 第1吸収塔の循環吸収液に新らたに加える炭室水の組成
を第2表に示すように変えて、各補助NOxガスの供給
量および混合ガスのNOx組成を第2表に示すよ、うに
変えたほかは、実施例1と同様にして、多段の吸収塔で
亜硝酸アンモニウムを製造した。
その結果を第2表に示す。比較例 l NOxガスと新炭安水との供給量および循環吸収液の循
環量を実施例1と同じにし、各補助NOxガスをまった
く供給しなかったほかは、実施例1と同様にして、多段
の吸収塔で亜硝酸アンモニウムを製造した。
その結果を第2表に示す。実施例 3 実施例1における各吸収塔の液柱部をなくし、この液中
部に相当する場所を充填層とした装置を使用して、各補
助NOxガスの供給量および混合ガス中のNOx組成を
第2表に示すように変えたほかは、実施例1と同様にし
て、多段の吸収塔で亜硝酸アンモニウムを製造した。
その結果を第2表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明を実施する際のプロセ
スの概略を示すフローシートである。 1:NOxガスフィードライン、2;吸収塔(2a;第
1吸収塔、2b;第2吸収塔、2c;第3吸収塔、2d
;第4吸収塔)、3;吸収液循環ライン、4;補助NO
xガスフィードライン、5:廃ガスライン、6;亜硝安
液抜出ライン、7;新炭安水供給ライン、8;クーラー
、9;液柱部、10:充填層部、11;泡鐘型棚段部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒素酸化物類(NOxと略記する)を含有するNO
    xガスを、多段の吸収塔で、炭酸アンモニウムを含有す
    る一10〜10℃の吸収液と接触させて、NOxガス中
    のNOxを順次吸収して、亜硝酸アンモニウム液を製造
    する方法において、(a) 多段の吸収塔の第1吸収
    塔に、モル比(eNO/eNO2)が1.5〜7である
    組成のNOxを約5〜20モル係含有するNOxガスを
    供給し、アンモニア相当成分輸NH3と略記する)と二
    酸化炭素相当成分(ecO2と略記する)とのモル比(
    e NHs/e C02)が1.5〜2.2に調整され
    ておりそして炭酸アンモニウムをアンモニア換算で50
    〜100 g/71含有する炭安水を第1吸収塔の循環
    吸収液に加えてこの吸収液と前記NOxガスとを接触さ
    せ、NOxガス中のNOxを一部吸収し、 (b) 次いで、第1吸収塔の吸収液接触域を通過し
    た残存NOxガスに補助NOxガスを加え、得られる混
    合ガス中のNOxのモル比(、eNO/eNo 2 )
    を約1.5〜5として、その混合ガスを第2吸収塔へ供
    給し、第1吸収塔の循環吸収液の一部を第2吸収塔の循
    環吸収液と混合した吸収液と接触させて、混合ガス中の
    NOxを一部吸収し、(C) 以後、各段の吸収塔の
    吸収液接触域を通過した各残存NOxガスに補助NOx
    ガスを加え、得られる混合ガス中のNOxのモル比(e
    No/eNo2)を約0.9〜4として、その各混合ガ
    スを次段の吸収塔へ順次供給し、第2吸収塔と同様にし
    て、混合ガス中のNOxを順次吸収し、 (d) 最終段の吸収塔へは、残存NOxガスと補助
    NOxffスとの混合ガス中のNOxのモル比(eNO
    /eN02)が約0.9〜1.1とした混合ガスを供給
    して、各段と同様にして、混合ガス中のNOxの吸収を
    行うことを特徴とする亜硝酸アンモニウムの製造方法。
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