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JPS5827207B2 - 燐酸モノカルシウム及び燐酸の製造法 - Google Patents
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JPS5827207B2 - 燐酸モノカルシウム及び燐酸の製造法 - Google Patents

燐酸モノカルシウム及び燐酸の製造法

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JPS5827207B2
JPS5827207B2 JP54062556A JP6255679A JPS5827207B2 JP S5827207 B2 JPS5827207 B2 JP S5827207B2 JP 54062556 A JP54062556 A JP 54062556A JP 6255679 A JP6255679 A JP 6255679A JP S5827207 B2 JPS5827207 B2 JP S5827207B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリカ(以後S i 02と記載することもあ
る)及びカリウムイオン(場合によりに20と表わすこ
ともある)の存在下燐酸を用いて燐灰土を酸性化して燐
酸モノカルシウム及び燐酸を製造する方法に関する。
本発明の方法では焼灰土中の弗化物類は珪弗化カリウム
に変換されかつカルシウムは燐酸モノカルシウムに変換
されるがこの燐酸モノカルシウムから燐酸二水素カリウ
ムを生成させることもできる(なお、以下本明細書では
シリカ、燐酸、燐酸モノカルシウム、燐酸二水素カリウ
ム、その信奉発明の反応に関連する化合物を化学式で表
わす場合がある)。
現在稼動している燐酸プラントで利用されている基本的
かつ周知の燐灰土の酸性化法は燐灰土を硫酸と反応させ
て燐酸を生成させ、ついでこの燐酸を例えばアンモニア
と反応させて燐酸モノアンモニウム(MAP)及び燐酸
ジアンモニウム(DAP)を得る方法である。
この方法で得られる燐酸は湿式法燐酸と称されているも
のである。
上記反応では、CaSO4・2H20なる化学式を有す
る石膏が副成物として生成する。
原料である燐灰土には通常3.0−4.0%程度の弗化
物が必ず含まれており、酸性化反応によりガス状の弗化
物類が通常発生する。
原料中に弗化物が含まれているために、湿式燐酸製造プ
ラントの操業上の重要な問題点は斯るプラントからガス
状及び水性廃出物として放出される大量の弗素化合物を
処理するために高価な方法が必要であったということで
ある。
最終製品に含まれる弗化物類の影響に関する研究が行な
われだしたのは極く最近のことであるが、これらの弗化
物類が肥料中に存在すると長期的に見た場合土壌の生産
力に悪影響を及ぼすことはほぼ明らかである。
従って、本発明の目的は弗化物類、鉄、アルミニウム、
マグネシウム、その他の不純物を実質的に含まない比較
的純度の高い燐酸及び比較的純度の高い燐酸モノカルシ
ウムを製造することであって、K2Oを損失させること
なくあるいはに20損失量を大幅に減少させ、不溶性の
弗素化合物類を処理して弗素及びに20として回収して
再使用できるように前記弗素化合物類を回収可能に濃縮
しかつ弗素化合物類による環境及び最終製品の汚染を最
小限とするように前記燐酸及び燐酸モノカルシウムを製
造することである。
本発明は、弗化化合物を初めはに2SiF6としてかつ
最終的には弗化カルシウムとして回収分離する方法を提
供すると同時に、燐灰土を酸性化する方法及び燐酸と燐
酸モノカルシウムを製造する方法であって燐酸モノカル
シウムは次いで燐酸二水素カリウムとすることもできる
方法を提供するものである。
基本的には、本発明の方法はシリカを存在させかつカリ
ウムイオンを含有する再循環燐酸の存在下燐灰土を酸性
化する方法であって、弗化物類を不溶性珪弗化カリウム
にすると同時に燐酸溶液中に燐酸モノカルシウムを生成
させるように反応を行う。
得られたスラリーを沈澱濃縮して清澄な燐酸モノカルシ
ウムの燐酸溶液と燐酸中に燐酸モノカルシウムを含む濃
縮されたサスペンションを得る。
このサスペンションには反応で生じた泥鉱及び不溶性珪
弗化物が含まれている。
珪弗化物の濃縮サスペンションには前述の如く燐酸モノ
カルシウム及び燐酸も含まれており、このサスペンショ
ンを加水分解処理に付してに20を生成させ、燐灰土の
酸性化に際して行う弗化物除去工程に再循環する。
清澄な燐酸モノカルシウム及び燐酸の溶液は次いでに2
SO4,KHSO3又はこれらの混合物と反応させて燐
酸二水素カリウムと燐酸とを生成させることもできる。
大部分の燐酸モノカルシウム及び燐酸の溶液は硫酸と反
応させて硫酸カルシウム含水物として沈澱させ反応系か
ら除去してもよい。
燐酸はその一部を製品として除去してもよいが、残りは
物質収支を考慮した上で酸性化反応装置に再循環する。
以下、本発明の好ましい実施態様を記載する。
上述の如く、本発明は燐灰土を酸性化して実質的に弗化
物を含まない生成物、好ましくはアルカリ金属の燐酸塩
類及び燐酸を製造する多段工程法に関するものである。
本発明の方法は弗素による汚染を実質上伴うことなく行
なえかつ弗化物類は使用可能な形態で回収可能でありし
かも燐酸は反応系で再使用するために再生させることも
できるしあるいは製品として分類することもできる。
公知の如く、米国、特にフロリダ地域で採掘される商業
上重要な燐酸塩鉱石の大部分は選鉱後でも3−4%の弗
素を含有している。
この弗素は、Ca9(PO4)6・CaF2で通常表わ
される弗素燐灰石(flouapatite )の構成
成分として含まれておりかつ珪弗化カルシウム(CaS
iF6)として存在している場合もある。
シリカは燐灰土の一成分であり、しかも湿式法燐酸の製
造に使用される殆んどの鉱石に通常豊富に含まれている
普通、焼灰土中の弗素化合物は硫酸と反応して、弗素は
蒸気中では弗化水素酸(HF)、四弗化珪素(SiF4
)、あるいは他のガス等として存在し、燐酸溶液中には
珪弗化水素酸(H2S IF6)及び/又は珪弗化物類
あるいは他の形態で存在している。
反応性シリカ含量の低い鉱石から生じる酸類にも遊離弗
化水素が含まれていることがある。
弗化物による汚染の問題は実質上音ての弗化物類を使用
可能な形態で回収する一方弗化物の放出を最小限として
前記弗化物類による環境及び所望の生成物の汚染を防止
する本発明の方法によりかなり解決できる。
本発明は又従来法より純度が高くかつ有用な一連の生成
物及び汚染を伴うことなくこれらの生成物を得る新規な
方法を提供するものである。
本発明の方法はカリウムの燐酸塩類及び/又は燐酸の製
造法に関し、本発明の主要な実施態様ではカリウムの燐
酸塩はカリウムの燐酸二水素塩である。
好ましい生成物はKH2PO4及び/又はKH2PO4
と燐酸との混合物であり、これらの化合物は高度の植物
用の養分を含み肥料として非常に価値がある。
更に別の生成物としてはN a H2P 04があり、
なお本発明の方法を最適に行うには連続方式で行う。
本発明方法の第一段階では、いかなるタイプの燐酸土で
もよいが通常は前記少くとも数種類の弗化物を含む燐酸
土を循環カリウムイオン価を含む燐酸溶液を用い室温か
ら約95℃、好ましくは約70℃−90℃の温度で実質
的に酸性化を完了するに充分な時間、反応温度により異
なるが通常的1/2−4時間の反応時間でかつ形成され
る燐酸カルシウムを完全に溶解するに充分な量の燐酸溶
液を用いて酸性化する。
反応混合物中にはカリウムイオンを充分な量存在させて
弗化物類を主としてに2 S t F6としてS +
02及び不純物と共に沈澱させる。
好ましくは、カリウムイオン価は循環燐酸溶液中に含ま
れるKH2PO4塩類により供給される。
上記第一工程を行うには、燐酸土中のカルシウム分を実
質上完全に酸性化しかつ溶解するために燐酸溶液は過剰
に使用する。
燐酸溶液中のP2O。含有量は約20−55重量%、好
ましくは約2540重量%の範囲とする。
一般に、燐酸は過剰に使用されるが、好ましくは燐酸土
中の燐酸塩の各6モルに対して燐酸を約35−90モル
あるいは燐酸中のP2O,と燐酸土中のP2O5とのモ
ル比で約6二1−15:1となるように燐酸を使用する
又、K2Oを多少過剰量とするために、式Ca9(PO
4)6・CaF2で表わされる燐酸土3モルに対してに
20を約1.0−10モル、好ましくは1モル以上存在
させる。
K2Oあるいはカリウムイオンは好ましくはKH2PO
4として添加する。
前述の如く、燐酸の使用量は燐酸土に含まれる燐酸カル
シウムを溶解するに充分な量とする。
更に、KH2PO4塩等のに20価を燐酸中に充分な量
含ませて、存在する弗化物類を容易に回収可能で緻密な
結晶状固形分として沈澱させる。
従って酸性化工程では燐酸カルシウム類を溶解させる一
方固形分の混合物を沈澱させ、この固形分混合物から弗
化物類が回収できる。
この沈澱物には弗化物が実質上に2 S s F aと
して含まれている。
なお、処理酸として使用される燐酸は硫酸、硝酸、塩酸
等の燐酸より強鉱酸とは異なるものとして考えるべきで
ある。
多くの参考書等に示されている如く、燐酸は上記強鉱酸
よりも電離定数が小さい。
燐酸は0.1規定の濃度では90%以下しかイオン化せ
ずしかも電離定数は7.5X10 ”にすぎない酸で
ある。
反応の第一工程を行うには、燐酸土及び燐酸を反応性シ
リカの存在下で反応させる。
反応系には又燐酸二水素カリウムと燐酸の溶液からなる
循環溶液が存在している。
一般に、この第一反応装置には充分なカリウムイオンと
反応性シリカを存在させて燐酸土中に含まれている弗化
物類を珪弗化カリウムとする。
本発明の反応中に添加されるシリカは無定形二酸イヒ珪
素であり、この二酸化珪素は反応に悪影響を与えない限
りいかなる形状であってもよい。
このシリカは好ましくは燐酸土と結合し得る物質から得
られるものであって、例えばスラグとかCrafco社
から「DicaliteJなる商品名で市販されている
製品等が使用される。
第一段反応で得られる生成物には燐酸モノカルシウムと
燐酸との溶液に懸濁している比較的低濃度の固形物(例
えば3−15重量%)が含まれている。
この混合物を好ましくはシラフナに通して固形物と溶液
との分離を電い清澄な燐酸モノカルシウムの溶液を得る
次いでこの燐酸モノカルシウムを処理して燐酸及び/又
は燐酸二水素カリウムを生成させることもできる。
燐酸土から生じるカルシウムイオンを利用して弗化物類
を3CaF2及び/又は3CaF2とSin、。
との混合物として除去できるので石灰石等のカルシウム
源を外部から供給する必要がないということは本発明の
重要な特徴である。
カリウムイオンはこの反応系の臨界成分ではあるが、消
費されるわけではなく単に循環されて要求される弗化物
除去機能を果すにすぎない。
従って、弗化物除去に際してに20のコストは重要な要
因とはならず単に損失した分に20を補給することが必
要となるだけである。
第一酸性化反応で燐酸及び/又はに2 S i F6を
必要に応じて外部から供給することも本発明の範囲に入
るが、好ましい実施態様ではこれらの物質を循環するこ
とが経済的に見て特に好ましい。
シラフナを使用する時、底流は燐酸モノカルシウム及び
燐酸の溶液のスラリーであり、これには通常珪弗化カリ
ウムとしての弗化物類と泥鉱が含まれている。
この混合物を100−115℃あるいは還流温度まで加
熱して加水分解し、燐酸二水素カリウムを燐酸中に形成
させかつ弗化物類を弗化カルシウム及びシリカとするこ
とも本発明の特徴の一つである。
この加水分解反応は下記式に示される如く進行する。
上記式中、RはFeあるいはA1等の金属である。
この式から理解されるように、K2SiF6としての弗
化物類はSiO3と3CaF2との混合物となりAl2
O3,Fe2O3等と混合して固形物となる。
この固形分混合物を(2KH2PO4+14H3PO4
)溶液と分離し、有益な弗化物類を固形分から回収する
こともできる。
得られた溶液は反応系に再循環するのに適し、更に珪弗
化カリウムを生成させるに必要なカリウムイオンの少く
とも一部となると同時に燐酸源ともなる。
従って、SiO2及びに20の一部は反応では消費され
ず、むしろ連続法では再循環される。
勿論、反応系に必要な時には外部からカリウムイオンと
5IO2とを酸性化反応装置に添加してもよい。
外部から燐酸を供給使用することもできる。本発明の一
実施態様では、清澄な燐酸モノカルシウムと燐酸との溶
液の一部を硫酸カリウム、重硫酸カルシウムあるいはこ
れらの混合物と反応させてKH2PO4及びH3PO4
の溶液とし、この溶液からKH2PO4を肥料用物質と
して回収することもできる。
この実施態様では燐酸も生成させることができ、これは
補給用燐酸として回収あるいは循環することができる。
残部の燐酸モノカルシウム及び燐酸の溶液は硫酸と反応
させて硫酸カルシウム含水物とし回収することができる
この反応で再生された燐酸は製品として回収してもよい
し及び/又は主反応装置に再循環して燐酸土給鉱を酸性
化するのに使用してもよい。
酸性化反応に関して記載した上述一連の必須工程から多
くの利点が生じる。
即ち、この方法により有益な水素イオンが下記式に示さ
れる如く再生される。
この内SiO□、2KH2PO4及び14H3PO4は
再循環する。
このように燐酸濃度は10モルから14モルへと40%
増大する。
更に重要なことは、この14モルの遊離H3PO4によ
り未反応燐灰石を余分に供給できることである。
実際、原料燐酸土を10%余分に例えば下記の如く酸性
化することができる。
本発明の方法では酸性化反応系から未反応の燐酸土を脱
弗化及び加水分解系において除去して、この燐酸土を更
に強力な酸性化条件に付してa)上述の如く燐酸濃度を
増大させかつb)80−90℃から更に温度を増大させ
られる3本発明の方法では主循環反応系の10%に相当
する比較的小規模な脱弗化及び加水分解循環系を利用し
て上記増大作用を行なわせることができる。
更に、本発明の方法により非常に高濃度の蛍石成分が回
収できかつ未加水分解に2S i F6をCaF2と共
に分離させられる。
この場合、次いでN H40Hで処理すれば化学用蛍石
を得ることができる。
本発明の方法では高濃度のCaF2及びに2SIF6の
各成分除去後R2O3成分も又除去されるが、好ましく
は分離(遠心)工程を促進しかつN−P−に比で0−2
0−0の通常の過燐酸石灰肥料を得るために純粋な石膏
を添加するのが好ましい。
加水分解には110−115°Cの温度を使用すればR
2O3成分を凝集させてその分離を容易にする。
次に図面に関連して本発明を説明する。
第1図には本発明方法の主要実施態様のフローシートが
示されている。
第1図では、ライン1からの燐酸土及びライン2からの
燐酸を酸性化反応装置3で反応させる。
反応は約4095°Cの温度で行い、過剰の燐酸を用い
て反応させる。
この燐酸中には通常KH2PO4として添加されている
カリウムが含まれているが、その量は燐酸土中の弗化物
と反応して珪弗化カリウムを生成させるに充分な量であ
る。
更に、反応性シリカをライン4から添加してカリウムと
充分反応させて珪弗化カリウムを形成させる。
この反応装置3には、燐酸モノカルシウムが生成し溶液
として燐酸に溶解しており更に泥鉱と珪弗化カリウムの
一部を含む不溶性沈澱物が含まれている。
燐酸の量は燐酸モノカルシウムを溶解させるに充分なも
のとする。
次いで、反応混合物をライン5で直接膜部反応装置又は
シラフナ6に送り弗化物類を除去する。
膜部シツクナ6で、燐酸モノカルシウムの燐酸溶液中に
存在する珪弗化カリウム、シリカスライム及び他の固形
物のスラリーである生成物あるいは底流を除去する。
本発明の主要な実施態様では、このスラリー中の珪弗化
カリウムはライン7により加水分解装置8に送られる。
加水分解装置8で100−115°Cの温度あるいは反
応系の還流温度で好ましくはライン9からスチームを導
入して加水分解をして燐酸モノカルシウムを用いて珪弗
化カリウムをシリカ、弗化カルシウム、及び燐酸二水素
カリウム及び/又は燐酸とする。
得られた混合物をライン10から分離装置10に送り、
ここで弗化カルシウム及びシリカの一部をライン12か
ら回収する。
好ましい実施態様では、う・不ン14から適量の石膏を
添加した後分離装置11の混合物をライン13を介して
分離装置15に送る。
次いで、分離装置15からR2O3成分又は泥鉱の大部
分を含む0=20−0肥料をライン16で回収する。
この場合、石膏を添加するのは主に支持体として済過可
能な固形物0−20−0 (N−PK)生成物を得るた
めと分離装置15で溶液から泥鉱を分離させ易くするた
めである。
KH2PO4及びH3PO4の溶液は次いでライン17
で再循環されるが、この溶液は多少の5i02を含んで
いてもよい。
殆んどのR2O3はこの段階で除去されているが、R2
O3の一部は他の生成物と共に除去されることも考えら
れる。
膜部装置あるいはシラフナ6からの溢流あるいは溶液は
ライン18で燐酸モノカルシウムの燐酸溶液として回収
される。
この生成物は適当な方法で処理して燐酸モノカルシウム
、循環H3P 04を含む燐酸、及び石膏等の有効生成
物を回収することができる。
これらの生成物は全て弗化物を実質上含む。
上記方法により、本発明の反応で得られる生成物が膜部
装置6からライン18を介して回収される。
この反応生成物は燐酸モノカルシウムの燐酸溶液であり
、この溶液は弗化物汚染が殆んどない高品質の有益な反
応生成物である。
この溶液は種種の方法で処理すれば燐酸モノカルシウム
及び/又は燐酸が回収でき、更にKH2PO4及び循環
燐酸等の他の有効な物質にすることもできる。
第2図の実施態様では、ライン18からの燐酸モノカル
シウム(MCP)及び燐酸溶液生成物を中間貯槽19に
送り、ここで溶液流を二系列に分割して更に処理するこ
ともできる。
この時点でCa (H2P 04 ) 2及びH3PO
4の溶液は所望の割合で分割することができ、例えば約
40−60重量%の液を除去処理してKH2PO4及び
H3PO4を回収してもよい。
この場合、溶液流の一部をライン20から抜き取り反応
装置21に供給する。
反応装置21で、この溶液流をライン22から添加され
る硫酸カリウム、硫酸水素カリウムあるいはこれらの混
合物等の硫酸カリウム系反応体と反応させる。
この硫酸カリウム系反応体は固形物あるいは水溶液とし
て添加してもよいが、溶液中の全燐酸モノカルシウムと
反応するに充分な化学量論量添加する。
必要であれば、水をライン23を介して添加してもよい
この反応は約50−100℃の温度で撹拌しながら行う
反応装置21では、燐酸モノカルシウムと硫酸カリウム
が反応して石膏及び燐酸と共に生成物として燐酸二水素
カリウムが生成する。
反応体として硫酸カリウムを使用する時との反応は下記
式で表わされる。
上記式中、Yは反応系?■ける燐酸の量を表わす。
得られた反応スラリーをライン24を介して分離装置あ
るいはフィルタ25に移し、KH2PO4の燐酸溶液を
ライン26から除去しかつ石膏をライン27から除去す
る。
炉塊はライン28からの水で洗浄し、この洗浄水はライ
ン29を介して反応装置21に再循環してもよい。
ライン26で回収された生成物は燐酸二水素カリウムを
含有しており、0−24−6の肥料価を有する。
この溶液を蒸発させかつメタノール等の水溶性溶媒で沈
澱させるかブタノール等の水不溶性溶媒で抽出してKH
2PO4を回収することができる。
中間貯槽19で分割した清澄な燐酸モノカルシウム及び
燐酸の溶液の残部はライン31から晶出器31に送り、
ライン32からの少くとも化学量論量の硫酸と反応させ
る。
この硫酸はCa (H2P 04 ) 2及びH3PO
4の溶液と反応して燐酸と硫酸カルシウム含水物を得る
このスラリーをライン33によりシラフナ32に送り、
ここでスラリーを濃縮し、底流スラリーをライン35に
よりフィルタ36に送る。
実質的に純粋な固形状硫酸カルシウム含水物がライン3
Tにより回収される。
硫酸カルシウム含水物を除去後、燐酸溶液及び溶液をラ
イン39で蒸発器に移送し、ここで所望により水を系か
らライン41を介して除去する。
残留燐酸は次いでライン42により製品として回収して
もよいし又点線42を介してシラフナ34からのライン
38の溢流と合体させて反応装置3で実施される燐酸土
酸性化反応に必要なライン2の循環燐酸として使用して
もよい。
更に、燐酸から固形状の燐酸モノカルシウムを回収する
こめに燐酸モノカルシウム及び燐酸の溶液を処理するこ
ともでき、各生成物は回収してもよいし更に処理するこ
ともできる。
即ち、膜部装置6からの燐酸モノカルシウム及び燐酸の
清澄溶液を晶出器に入れる。
この時点までは、燐酸モノカルシウム及び燐酸溶液を8
0−95℃の温度に保持して溶液としておく。
晶出器で、この溶液は蒸発させられ約25−55℃、好
ましくは約40℃に冷却され燐酸溶液から固体状燐酸モ
ノカルシウムを晶出させる。
この場合、上記混合物は35−55°Cの温度差となる
ように冷却することが好ましい。
得られたスラリーは晶出器から分離装置に移し、ここで
固体状燐酸モノカルシウムと母液であるC a (H2
P 04 ) 2及びH3PO4の溶液とを分離する。
分離装置で分離した固体状燐酸モノカルシウムは次いで
、例えば、反応装置21に送り、ここでCa (H2P
O4)2及びH3PO4の溶液を前述した如く硫酸カリ
ウム、硫酸水素カリウムあるいはこれらの混合物等の硫
酸カリウム反応体と反応させる。
反応装置21では、燐酸モノカルシウムとに2SO4及
び/又はKH8O4反応体との反応により石膏と共に生
成物として燐酸二水素カリウム及び/又は燐酸が生成す
る。
得られた混合物を次いで濾過し、石膏をライン27から
除去する。
ライン26で回収された生成物は燐酸二水素カリウム及
び/又は燐酸の水溶液である。
これらの溶液は更に処理して所望の化合物とすることが
できる。
この反応では、燐酸モノカルシウムと硫酸カリウムある
いは硫酸水素カリウムとの反応は次式の通りである。
K2SO4との反応(a)では、KH2PO4生戒物は
液状の0−15−10肥料であり、更に濃縮してもよい
KHSO3との反応(b)では、KH2PO4及びH3
PO4生成物は液状の0−24−8肥料である。
一方、分離装置からの燐酸モノカルシウム及び燐酸は硫
酸カルシウム含水物晶出器に送られて硫酸と反応させて
第2図の方法で記載した如く燐酸生成物及び/又は循環
母液、及び硫酸カルシウム含水物を生成させる。
この循環反応は下記式で示される。
上記式において「128H3PO4」は循環に有効な燐
酸を表わす。
従って、この方法により有益な肥料用生成物と循環用燐
酸を得ることもできる。
本発明を下記実施例により説明するが、本発明はこの実
施例に限定されるものではない。
本実施例及び本明細書本文中、部は特に指示のない限り
重量部を示す。
実施例 ■ 燐酸土中の1.278g(9モル)のP2O5を35%
循環燐酸として10.224g(72モル)のP2O5
とP2O5(酸)/P2O5(燐酸土)重量比8/1で
反応させる。
この反応混合物には燐酸土中の実質的に全カルシウムを
燐酸モノカルシウムとして溶解するに充分過剰な燐酸が
存在し、P2O5/CaO重量比は6.7571である
酸性化反応は80−90℃で行い、反応系にはに20は
最小限1モルと充分な外部から供給する反応性シリカ(
SiO2)が含まれており実質的に全ての弗化物を不溶
性珪弗化カリウムとして除去する。
砂、ある種のR2O3スライム及び未反応燐酸土も溶解
しない。
この反応から固形物を沈降させるために Na1calite670’lの凝集剤を少量(3−4
ppmまで)用いることは有効である。
この低濃度の反応スラリーの温度は90℃であり、これ
をデカンタ及びシラフナ(実験室では分液漏斗も使用可
)を介して分離する。
この場合、約10%のCa (H2PO4)2及びH3
PO4の溶液が底流不溶分と共に残留する。
このように濃化したスラリーを加水分解セクターに入れ
、ここで温度を例えば低圧スチームを用いて11O−1
15°Cに上昇させる。
このような条件下で加水分解を1−2時間で実質的に完
了させる。
このスラリには緻密な結晶性蛍石(Ca F2 )が含
まれており、この結晶性蛍石は未反応成分ではあるが幾
分凝集しているR2O3及びP2O5の両成分から例え
ばハイドラクロン(hydraclone )あるいは
適当な重力分離手段により容易に分離できる。
充分に純粋な石膏を次いで残留している微分散R2O3
及びP2O6両成分に添加してN5P(通常の過燐酸石
灰)に類似する0−20−O肥料が得られる。
このためには回収するF20.泥鉱の単位重量当り約3
.649のCaSO4が必要である。
P2O3及びF20.の両成分は110−115℃の加
水分解の間にかなり凝集又は凝結していた。
しかしながら、純粋な石膏を使用すればこれが支持体と
なって分離する場合面倒な困難を伴わないという利点が
ある。
生成物は適当な手段、例えば遠心機又はプレコート・フ
ィルタを介して容易に分離できる。
固形分を分離後、2KH2PO4+14H3PO4と少
量のシリカとを含む残留溶液をカリウムイオンを含む再
生燐酸として酸性化反応装置に再循環する。
実施例 ■ に2 S iF6のシラフナからの清澄な燐酸モノカル
シウム及び燐酸の溢流を晶出器に供給し、ここで温度を
40℃に低下させて燐酸モノカルシウムを晶出させる。
固体状燐酸モノカルシウムと残留Ca (H2PO4)
2及びH3PO4の溶液をフィルタ、遠心機あるいは他
の分離装置で分離する。
固体状燐酸モノカルシウムを除去し、次いで水性媒体中
90°Cで化学量論量の硫酸水素カリウムと必要により
反応させることもできる。
この反応により、燐酸モノカルシウムはKH2PO4+
H3PO4及び石膏となる。
この石膏は除去し、KH2PO4+H3PO4液を分離
して0−24−8肥料溶液として回収する。
燐酸モノカルシウムを未だ含む分離機からの燐酸溶液を
85℃で化学量論量の硫酸と反応させて硫酸カルシウム
含水物を晶出生成させる。
この固形分を濾過して、反応系から除去する。
得られた燐酸は酸性化反応装置に循環することができる
応用例 更に別の反応として、固体状燐酸モノカルシウムを硫酸
カリウムと反応させて主にKH2PO4を得ることも可
能である。
この場合H3PO4はほとんど生成しない。
逆に、(未結晶化)MCP及びH3P 04液の一部を
硫酸カリウムと反応させれば、得られるKH2PO4/
H3PO4溶液は0−24−6の植物用食物価を有する
ものとなる。
K20生成物のいずれであってもその一部を酸性化装置
に再循環すれば加水分解セクタで失なわれたに20を補
給できる。
以上、本発明では燐酸モノカルシウム、燐酸及び/又は
燐酸カリウムを含む肥料組成物が、シリカ及びカリウム
イオンの存在下燐酸で燐酸土を酸性化する工程を含む方
法で得られる。
この方法により、燐酸土に含有される弗化物類はに2
S iF6となりかつ酸性化により燐酸に溶解した形で
燐酸モノカルシウムが生成する。
本発明の重要な特徴は、K2SiF6を分離しかつ加水
分解してに2 S t F6からに20を循環KH2P
O4及びH3PO4の溶液として再生し新たな燐酸土給
鉱に含まれる弗化物と更に反応させることである。
Ca (H2PO4)2及びH3P 04溶液の一部と
晶出した燐酸モノカルシウムは硫酸カリウム、硫酸水素
カリウム又はこれらの混合物と反応させてKH2PO4
あるいはKH2PO4及びH3PO4の溶液及び石膏が
得られる。
更に残留するC a (H2P 04 )及びH3PO
4の溶液を硫酸と反応させて燐酸製品及び/又は燐酸土
酸性化工程で必要な循環用燐酸が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法の態様を示すフローシートを示すも
のであって、第1図は本発明方法の主要なる態様を示す
図であり、第2図は燐酸モノカルシウム及び燐酸生成物
を更に処理する場合の実施態様を示すものである。 主要部分の符号の説明、3・・・・・・酸性化反応装置
、6・・・・・・膜部装置あるいはシラフナ、8・・・
・・・加水分解装置、11・・・・・・分離機、15・
・・・・・分離機、19・・・・・・中間貯槽、22・
・・・・・反応装置、25・・・・・・フィルタ、31
・・・・・・晶出器、32・・・・・・シラフナ、36
・・・・・・フィルタ、40・・・・・・蒸発器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリカとカリウムイオンの存在下過剰の燐酸で燐灰
    土を酸性化して燐酸モノカルシウムの燐酸溶液中に不溶
    性珪弗化カリウムを含む第一スラリーを生成させ、この
    混合物を分離して清澄な燐酸モノカルシウムの燐酸溶液
    及び燐酸に溶解している燐酸モノカルシウムと不溶性珪
    弗化カリウムとを含む第二のスラリーを得、前記第二の
    スラリを高温で加水分解に付してKH2PO4及びH3
    PO4溶液を再生しかつ弗化カルシウム及びシリカを生
    成させ、ついでこの弗化カルシウムとシリカとを回収し
    かつKH2PO4及びH3P 04溶液を酸性化反応工
    程に循環することからなる燐酸モノカルシウムと燐酸の
    製造方法。 2 燐灰土の酸性化を約20−95°Cの温度で行うこ
    とからなる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 酸性化反応工程から回収された混合物をデカンタ及
    びシラフナで分離して清澄な燐酸モノカルシウムの燐酸
    溶液からなる溢流と燐酸モノカルシウムと燐酸との溶液
    にに2SiF6を含む底流スラリーを得ることからなる
    特許請求の範囲第2項に記載の方法。 4 底流を約95°Cないし反応系の還流温度の範囲内
    の温度で加熱して加水分解し、K2 S t F6を弗
    化カルシウムとシリカにすることからなる特許請求の範
    囲第3項に記載の方法。 5 弗化カルシウムを初めに加水分解反応生成物から分
    離し、石膏を残部混合物に添加し、固体状0−20−0
    肥料を除去し、かつ残りの溶液を酸性化反応工程に再循
    環することからなる特許請求の範囲第1項に記載の方法
    。 6 燐灰土3モルに対して約1.0−10モルのカリウ
    ムイオンを酸性化反応装置に存在させることからなる特
    許請求の範囲第2項に記載の方法。 7 カリウムイオンをKH2PO4として添加すること
    からなる特許請求の範囲第6項に記載の方法。 8 前記清澄な燐酸モノカルシウムの燐酸溶液を冷却し
    て燐酸モノカルシウムの少くとも一部分を固形分生成物
    として沈澱させ、燐酸モノカルシウム及び燐酸の残留溶
    液を分離することからなる特許請求の範囲第1項に記載
    の燐酸モノカルシウムと燐酸の製造方法。
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