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JPS585038B2 - ジペプチドエステルの製造方法 - Google Patents
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JPS585038B2 - ジペプチドエステルの製造方法 - Google Patents

ジペプチドエステルの製造方法

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JPS585038B2
JPS585038B2 JP52057036A JP5703677A JPS585038B2 JP S585038 B2 JPS585038 B2 JP S585038B2 JP 52057036 A JP52057036 A JP 52057036A JP 5703677 A JP5703677 A JP 5703677A JP S585038 B2 JPS585038 B2 JP S585038B2
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JP52057036A
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佐藤平次郎
市川哲也
小山清孝
森馨
西村滋哲
大森宗樹
木原啓一
野中悠次
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Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
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Sagami Chemical Research Institute
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジペプチドエステルの製造方法に関するもので
ある。
ペプチドの誘導体が種々の生理活性を示すことは周知の
ことであり、その製造法についても種々の方法が知られ
ている。
ペプチド鎖中に酸性アミノ酸残基を含むものについても
同様で、例えば甘味物質として知られているL−アスパ
ルチルフェニルアラニンメチルエステル等は通常そのア
ミン基をベンジルオキシカルボニル基などで保護した前
駆体から保護基を離脱させて得られる。
この様な前駆体のジペプチドエステルを製造する方法と
してはアミノ基を保護した酸性アミノ酸の無水物とアミ
ノ酸のアルキルエステルを反応させる方法(特開昭48
−61451号、特開昭48−76835号など)が知
られている。
本発明はアミノ基を保護したモノアミノジカルボン酸と
アミノ酸エステルから酵素反応を利用して上述したジペ
プチドエステルとアミノ酸エステルとの付加化合物を生
成させ、これを分解してジペプチドエステルとするもの
である。
即ち本発明は一般式 で表わされ、少なくともその一部はL−型の光学異性体
であるN−置換モノアミノジカルボン酸(式中R1は脂
肪族オキシカルボニル基、核置換基を有することのある
ベンジルオキシカルボニル基、ベンゾイル基、芳香族ス
ルフォニル基又は芳香族スルフィニル基であり、nは1
又は2である)と、一般式 で表わされ、少なくともその一部はL−型の光学異性体
であるアミノ酸エステル(式中R2はメチル基、イソプ
ロピル基、イソブチル基、イソアミル基又はベンジル基
であり、R3は低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基又
はベンズヒドリルオキシ基である)とを水性媒体中蛋白
分解酵素の存在下で反応させて、一般式 で表わされる化合物(式中R1,R2,R3及びnは前
記同様の意味を表わす)を生成させ、これを反応液から
分離し、分離されたこの化合物を酸性水溶液と混合反応
させ、反応混合液を固液分離し、一般式 (式中R1,R2,R3及びnは前記同様の意味である
)で表わされるLL−型ジペプチドエステルを固相とし
て回収することを特徴とするジペプチドエステルの製造
方法を提供するものである。
本発明で一方の出発物質として用いる一般式(I)で表
わされるN−置換モノアミノジカルボン酸はアスパラギ
ン酸(一般式(I)中のnが1のとき)又はグルタミン
酸(同様にnが2のとき)の誘導体である。
R1は第3級ブチルオキシカルボニル基 ((CH3)3C−0−CO−)、第3級アミルオキシ
カルボニル基((CH3)2C(C2H5)−O−CO
−)の様な脂肪族オキシカルボニル基;ベンジルオキシ
カルボニル基(φ−CH2−O−CO−)若くはp−メ
トキシベンジルオキシカルボニル基(p−CH3O−φ
−CH2−O−CO−)、3,5−ジメトキシベンジル
オキシカルボニル基(3,5−(CH3O)2−φ−C
H2−O−CO−)、2,4,6−トリメトキシベンジ
ルオキシカルボニル基(2゜4.6(CHsO)3−φ
−CH2−O−CO−)等のその核置換誘導体基:ベン
ゾイル基(φ−CO−):p−トルエンスルホニル基(
p−CH3−φ−8O2−)等の芳香族スルホニル基;
又はo−ニトロスルフィニル基(o−NO2−φ−8O
−)等の芳香族スルフィニル基である。
R1はアミノ基の保護基であるが、本発明が後述する様
に一般式(IV)で表わされるLL−型ジペプチドエス
テルの水又は酸性水溶液に対する溶解度の小さいことを
利用する工程を含むものであるから、一般式(5)で表
わされるLL−型ジペプチドエステルの水溶性を大きく
増大させる様な置換基を持つものであってはならない。
他方の出発物質である一般式(II)で表わされるアミ
ノ酸エステルは、R1がメチル基のときはアラニンの、
イソプロピル基のときはバリンの、イソブチル基のとき
はロイシンの、イソアミル基のときはイソロイシンの、
またベンジル基のときはフェニルアラニンのそれぞれエ
ステルである。
またR3はアルコール残基であって、メトキシ基(CH
3O−)、エトキシ基(C2H5O−)、プロポキシ基
(C3H7O−)、ブトキシ基(C4H9O−)などの
低級アルコキシ基;又はベンジルオキシ基である。
一般式(1)で表わされる化合物及び一般式(IV)で
表わされるジペプチドエステルはアスパラギン酸又はグ
ルタミン酸の骨格を有するものであるが、これらの酸性
アミノ酸がそのカルボキシル基でペプチド結合するとき
一般式(■)又は(■)の様にアミン基に対してα位の
カルボキシル基で結合する場合と、β位又はγ位のカル
ボキシル基で結合する場合があるが、本明細書中ではジ
ペプチドエステル又はそのアミノ酸エステルとの付加化
合物については、特記しない限りα位のカルボキシル基
でペプチド結合した化合物を意味する。
本発明では、まず一般式(I)で表わされ、少なくとも
その一部はL−型の光学異性体であるN−置換アミノジ
カルボン酸と一般式(■)で表わされ、少なくともその
一部はL−型の光学異性体であるアミノ酸エステルとを
水性媒体中蛋白分解酵素の存在下で反応させて一般式(
■)で表わされる化合物を生成析出させこれを分離する
一般式(■)で表わされる化合物は一般式側で表わされ
るLL−型ジペプチドエステルと一般式(II)で表わ
されるアミノ酸エステルとの付加化合物である。
この反応は特開昭53−92729号公報中に開示され
ている条件下で行なうことができる。
即ち水性媒体として最も適当なものは水溶液であり、反
応はこれらの水性媒体中蛋白分解酵素が酵素活性を示す
液性で行なわれる。
蛋白分解酵素として最も適当なものは、サーモライシン
、サモアーゼ、放線菌起源の中性プロテアーゼ、プロリ
シン、コラゲナーゼ、クロタルス、アトロツクス、プロ
テアーゼ等の金属プロテアーゼであり、その場合、反応
はpH約5ないし約8の範囲内で行なうのが好ましい。
一般式(I)で表わされるN−置換アミノジカルボン酸
の光学異性体のうち、反応に関与するのはL一体だけで
あり、D一体はこれに関与しない。
しかし後者はこの反応を妨害しないので、出発原料とし
てDL一体の様なり一体を含むものを使用してよい。
一般式(II)で表わされるアミノ酸エステルとしては
フェニルアラニンのメチル又はエチルエステルの様な低
級アルキルエステルを典型的なものとして例示すること
ができる。
一般式(n)で表わされるアミノ酸エステルの光学異性
体のうちペプチド結合形成反応に関与するのはL一体の
みであるが、D一体、L一体ともに生成するジペプチエ
ステルと結合して一般式(1)で表わされる化合物を形
成することができる。
従って原料としてD一体を含むアミノ酸エステルを用い
るとLL−型の一般式(IV)で表わされるジペプチド
エステルと、D−型又はD−型とL−型との混合型の一
般式(■)で表わされるアミノ酸エステルとの付加化合
物である、一般式(■)で表わされる化合物が生成する
その他の反応条件は酵素反応における慣用の条件を採用
してよい。
一般式(■)で表わされる化合物と反応させる酸性水溶
液の酸性成分としては無機酸又は有機酸を用いる。
無機酸の例としては塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等
を挙げることができる。
有機酸の例としてはギ酸、酢酸、クエン酸、トルエンス
ルホン酸等を挙げることができる。
これらの酸性成分の濃度には格別の限定はないので、後
述する酸性成分及び酸性水溶液の各使用量から他律的に
定めてよい。
一般式(■)で表わされる化合物に対する酸性水溶液の
酸性成分の使用量は、この工程が一般式(■)で表わさ
れる化合物の、一般式(II)で表わされるアミノ酸エ
ステルの部分を酸性成分によって電離させ、その塩の水
溶液とするものであるから、化学量論量又はそれ以上、
即ち一般式(■)で表わされる化合物1モルに対して1
ないし100当量、好ましくは1ないし20当量、最も
好ましくは1ないし10当量程度である。
しかし目的により、一般式(IV)で表わされるLL−
型ジペプチドエステルは必ずしもそれ程の高純度を必要
としない場合もあり得るので、その様な場合は化学量論
量以下の量、例えば化合物一般式(■)で表わされる1
モルに対して0.5当量などの様に、を用いることを妨
げるものでない。
目的によっては一般式(1)で表わされる化合物1モル
に対して0.8当量程度の量用いれば実際上充分である
ことも多い。
一般式(■)で表わされる化合物に対する酸性水溶液の
使用量は、本発明の方法が、得られる一般式(IV)で
表わされるLL−型のジペプチドエステルを固体成分と
して分離するものであるから、これが少なくとも固相と
して存在し得る程度以内で用いる必要がある。
しかし一般式(5)で表わされるLL−型ジペプチドエ
ステルは水や酸性水溶液に対する溶解度が小さい(N−
ベンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フ
ェニルアラニンメチルエステルの場合、25℃での溶解
度;0.028g/100g水及び0.017g/10
0g稀塩酸水溶液(10−2M))ので可成多量でも実
施が可能である。
また本発明の方法が出発物質を酸性水溶液と接触させて
固液分離可能な状態とするものであるから、これが少な
過ぎるのも好ましくない具体的には一般式(■)で表わ
される化合物1重量部に対して1.5ないし50重量部
程度、好ましくは2ないし10重量部である。
本発明の方法において一般式(■)で表わされる化合物
1と酸性水溶液とを混合反応させるときの温度は通常0
ないし100℃、好ましくは5ないし80℃である。
一般式(■)で表わされる化合物の分解反応は撹拌が十
分であれば、通常10分以内程度で終結する。
但し保護基R1又はR3が比較的加水分解され易い基、
例えばp−メトキシベンジルオキシカルボニル基の様な
場合は、これらの基の離脱を起さない様、反応時間及び
反応温度に注意する必要がある。
一般式(■)で表わされる化合物は固体であるが酸性水
溶液との接触によって分解されて、一般式(IV)で表
わされるLL−型ジペプチドエステルと、一般式(I)
で表わされるアミノ酸エステルの酸性成分との塩となる
一般式(IV)で表わされるLL−型ジペプチドエステ
ルは前述した様に酸性水溶液に対する溶解度が小さいの
でその実質的部分が固相として存在する。
一方アミノ酸エステルの塩は酸性水溶液によく溶解する
ので液相中に溶は込む。
こうして反応系は一般式(IV)で表わされるLL−型
ジペプチドエステルの固相とアミノ酸エステルの塩の水
溶液(勿論過剰の酸性成分を含むことがあり得るが)の
混合系となる。
得られた混合系を固液分離すれば目的物である一般式(
IV)で表わされるLL−型ジペプチドエステルが固相
として得られる。
固液分離は慣用の方法、例えば濾過、遠心沈降等で行な
うことができる。
液相からは慣用の方法、例えばこれを濃縮してアミノ酸
エステルを塩の形で晶出させるとか、或は液相をアルカ
リ性とした後、適当な有機溶媒で抽出する等の方法によ
ってアミノ酸エステルを回収することができる。
本発明で得られる一般式(IV)で表わされるLL−型
ジペプチドエステルはペプチド合成での中間体としてそ
れ自体有用であるが、そのアミン基の保護基R1を離脱
させて得られるジペプチドエステルも亦有用な化合物で
ある。
例えばすでに述べた様にL−アスパルチル−L−フェニ
ルアラニンメチルエステルは甘味剤として有用であるが
、その他のものもペプチド合成のフラグメント等として
用いることができる。
本発明の方法によれば、極めて温和な条件下で、容易に
一般式(I)及び(II)で表わされる化合物から、一
般式(■)で表わされる有用なジペプチドを製造するこ
とができる。
実施例 1 N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸5
.34g(20ミリモル)及びL−フェニルアラニンメ
チルエステル7.53g(42ミリモル)を内容積約1
00m1のフラスコにとり、水70m1を加えて溶解す
るとpH6,2〜6.3の溶液となった。
この溶液にサーモライシン200mgを加えて、38な
いし40℃で4時間かきまぜた。
析出した沈殿を濾集し、水70m1で洗った後乾燥し融
点117ないし120℃を示す結晶10.11gを得た
この物質は以下のことからN−ベンジルオキシカルボニ
ル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエ
ステルとL−フェニルアラニンメチルエステルとの1:
1付加化合物であることが確認された。
即ち、この物を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から
再結晶して得た物の物性及び元素分析結果は: 融 点;120ないし124℃ 〔α〕■;+7.2(C=1、メタノール)元素分析; 赤外吸収スペクトルは 3.260cm−1にN−H伸縮に、3,000〜3.
200cm−1にC−H伸縮に、1,740cm−1に
工ステルのC=Oに、1,720cm−1にウレタンの
C=0に、1,660cm−1にアミド第1吸収に、1
,630cm−1にカルボキシレートに、1,540c
m−1にアミド第■吸収に、1,430及び1,450
cm−1にC−H変角に、1,390cm−1にカルボ
キシレートに、1.220〜1,290cm−1にC−
0−C伸縮及びアミド第1吸収に 角に、740及び695cm−1にモノ置換ベンゼン環
面外変角に、それぞれ由来する吸収がみられるまた核磁
気共鳴スペクトルはδ:2.75ppm,3.02pp
m,3.61ppm,3.7ppm,4.4〜4.8p
pm,5.05ppm5、82ppm、及び7.3pp
mに特徴がある。
更にまたこの物質を塩酸等の強酸で処理した後酢酸エチ
ル等の有機溶剤で抽出し溶媒を蒸発させるとN−ペンジ
ルオキシカルボニルーLーアスパルチルーL−フェニル
アラニンメチルエステルが得られる。
こうして得られたN−ペンジルオキシカルボニルーLー
アスパルチルーL−フェニルアラニンメチルエステルと
L−フェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物1
00g(1.65ミリモル)を内容積約30mlのフラ
スコにとり、水2mlおよび塩酸(1N)20ppを加
えて、室温で10分間かきまぜた。
得られたスラリーを濾過し、水4mlで洗ってから乾燥
し、N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル
−L−フェニルアラニンメチルエステルの結晶0.72
gを得た(収率98.8%)。
この物質の確認は高速液体クロマトグラフ法によって標
準品と比較する等の方法によって行なった。
また同法による純度は100%であった。高速液体クロ
マトグラフ分析の測定装置及び測定条件は下記の通りで
ある。
この条件等は実施例2以下でも同様である。
測定装置及び条件 高速液体クロマトグラフ装置;東洋曹達工業株式会社製
(TSK−HLC801) カラム 内径7.5mm×長さ30cm 充填剤 デンプン系ゲル粒径5μ、東洋曹達工業株式会
社製 (TSK−GEL LS170) 溶離液 0.5%酢酸ナトリウム水溶液 流 速 0.8ml/min 圧損失20Kg/cm2 測定温度 室温 検出器 示差屈折率 また得られた結晶を酢酸エチルに溶解し、これにn−ヘ
キサンを加えて再結晶した。
このものの物性及び元素分析結果は、 融 点;121〜124℃ 〔α〕■;−15.4(C=1、メタノール)元素分析 であり赤外吸収スペクトルも標準品と一致した。
実施例 2 実施例1で得たN−ベンジルオキシカルボニル−L−ア
スパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL
−フェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物1.
00g(1.65ミリモル)を内容積30mlのフラス
コにとり、水2mlおよび塩酸(IN)1.32ppを
加えて、室温で10分間かきまぜた。
以下実施例1と同様に処理して融点100ないし126
℃を示す微細な柱状晶0.70gを得た(N〜ベンジル
オキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルア
ラニンメチルエステル含有量96.8%)。
実施例 3 N−ペンジルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸0
.534g(2ミリモル)およびDL−フェニルアラニ
ンメチルエステル塩酸塩0.863g(4ミリモル)を
内容積約30mlのフラスコにとり、水10mlを加え
て溶解し、アンモニア水(7重量%)でpH6.0に調
整した。
この溶液にサーモライシン50mlを加え、38ないし
40℃で一夜振とうした。
析出した沈殿を濾集し、水10mlで洗った後乾燥して
融点120ないし126℃を示す結晶0.90gを得た
この結晶の一部を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒か
ら再結晶したものは融点128ないし134℃で、〔α
〕■;ー6.3(C=1、メタノール)を示す他はN−
ペンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フ
ェニルアラニンメチルエステルとL−フェニルアラニン
メチルエステルとの1:1付加化合物と実質的に同一の
赤外吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペクトルを示す。
また酸分解によってN−ベンジルオキシカルボニル−L
−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
とD−フェニルアラニンメチルエステルとを1:1の割
合で与える。
元素分析の結果は: であった。
これらのことから得られた結晶はN−ベンジルオキシカ
ルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメ
チルエステルとD−フェニルアラニンメチルエステルと
の1:1付加化合物であることが確認された。
こうして得た付加化合物の結晶0.505’(0,82
ミリモル)に水47727!とクエン酸0.26rを加
えて室温で10分間かきまぜた。
以下実施例1と同様に処理してN−ベンジルオキシカル
ボニル−L−アスパルチル−L −フェニルアラニンメ
チルエステルの結晶0.35rを得た(純度100%、
収率99.3%)。
実施例 4 実施例1で得たN−ベンジルオキシカルボニル−L−ア
スパル ルエステルとL−フェニルアラニンメチルエステルとの
付加化合物0.50S’(0.82ミIJモル)を内容
積30rIllのフラスコにとり、水4ゴ及びp −ト
ルエンスルホン酸・l水和物0.24F(1.2ミリモ
ル)を加えて、実施例1に準じて反応を行なtz)N−
ペンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フ
ェニルアラニンメチルエステルの結晶0.33Fを得た
(純度100%、収率93.6%実施例 5 内容積約30ゴのフラスコにギ酸(85%)0、4 5
ft( 8.2ミリモル)と水8−をとり、これに実
施例1で得たN−ペンジルオキシカルボニル−L−アス
パルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL−
フェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物0.5
O r( 0.8 2 :: 17モル)を加えて、
室温で20分間かきまぜた後瀘過し、水10rrlI!
で洗浄し、乾燥した。
N−ペンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L
−フェニルアラニンメチルエステルの白色結晶0.31
2rを得た(純度100%、収率88.6%)。
実施例 6 内容積約301nlのフラスコに氷酢酸0.47S’(
8.2 1で得たN−ペンジルオキシカルボニル−L−アスパラ
チル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL−フェ
ニルアラニンメチルエステルとの付加化合物0.50g
(0.82ミリモル)を加えて、室温で30分間かきま
ぜた後炉過し、水10mlで洗浄し、乾燥した。
N−ペンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−L
−フェニルアラニンメチルエステルの白色結晶0.30
1を得た(純度100%、収率87.2%)。
実施例 7 実施例1で得たN−ベンジルオキシカルボニル−L−ア
スパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL
−フェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物1.
00g(1.65ミリモル)を内容積30mlのフラス
コにとり、水2mlおよび塩酸(1N)2.0ml(2
.0ミリモル)を加えて、60℃で3分間かきまぜた。
以下実施例1と同様に処理してN−ペンジルオキシカル
ボニル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチ
ルエステルの結晶0.35gを得た(純度100%、収
率100%)。
実施例 8 N−P−メトキシ−ベンジルオキシカルボニル−L−ア
スパラギン酸0.594g(2ミリモル)及びL−フェ
ニルアラニンメチルエステル塩酸塩0、860g(4ミ
リモル)を内容積約30mlのフラスコにとり、水酸化
ナトリウム溶液(IN)を加えて溶解し、pH6.0に
調整した。
この溶液にサーモライシン50mgを加え、38ないし
40℃で一夜間振とうした。
析出した沈殿を濾集し、水10mlで洗った後乾燥し、
融点68ないし74℃を示す結晶0.928gを得た。
この物質は以下のことがらN−p−メトキシ−ベンジル
オキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルア
ラニンメチルエステルとL−フェニルアラニンメチルエ
ステルとの1:1付加化合物であることが確認された。
即ち、この物を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から
再結晶して得た物の物性及び元素分析結果は: 融 点;72ないし76℃ 〔α〕■;+6.5(C=1、メタノール)赤外吸収ス
ペクトルは第1図に示す様に、3.280cm−1にN
−H伸縮に、3,020及び2.930cm−1にC−
H伸縮に、1,735cm−1にエステルのC=Oに、
1,700cm−1にウレタンのC=0に、1,640
cm−1にアミド第1吸収に、1.500〜1,540
cm−1にアミド第■吸収に、1.435cm−1にC
−H変角に、1,380cm−1にカルボキシレートに
、1,210〜1,240cm−1にC−0−C伸縮及
びアミド第■吸収に、1,030cm−1にフェニル面
内変角に690,740及び810cm−1にフェニル
面外変角にそれぞれ由来する吸収が見られる。
核磁気共鳴スペクトルはδ値で (1) 2.7ppm(2H) ;(2)3.1ppm
(4H);(3) 3.6ppm(3H)及び3.7p
pm(3H):(4) 3.8ppm(3H) ;(5
)4.0ppm(1H);(6) 4.5ppm(1H
) ;(7)4.8ppm(1H);(8) 5.0p
pm(2H) ;(9)5.65ppm(3H);(1
0) 5.65ppm(1H);(11)6.2ppm
(1H);及び(12) 6.8〜7.3ppm(14
H)に特徴があり、これらは下式のそれぞれ相当する番
号のプロトンに帰属させることができる。
こうして得られたN−p−メトキシ−ベンジルオキシカ
ルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメ
チルエステルとL−フェニルアラニンメチルエステルと
の付加化合物0.500g(0,784ミリモル)を内
容積約30m1のフラスコにとり、水2ml及び塩酸(
1N)0.94m1(0,94ミリモル)を加えて、6
0℃で3分間かきまぜた。
得られたスラリーを濾過し、水6mlで洗浄した後乾燥
し、0.32gの結晶を得た。
この結晶は以下のことからN−p−メトキシ−ベンジル
オキシカルボニル−L−アスパルチル−L−フェニルア
ラニンメチルエステルであることが確認された。
(純度100%、収率89.1%)即ち、この結晶を酢
酸エチルに溶解し、これにn−ヘキサンを加えて再結晶
して得た物の物性及び元素分析結果は: 融 点;128〜130℃ 〔α〕■;−15,1(C=1 メタノール)赤外吸収
スペクトルは第2図に示す様に、3.280cm−1に
N−H伸縮に、2,930及び3.020cm−1にC
−H伸縮に、1,735cm−1にエステルのC=Oに
、1,700cm−1にウレタンのC=Oに、1,65
0cm−1にアミド第1吸収に、1.510〜1,54
0cm−1にアミド第■吸収に、1.440cm−1に
C−H変角に、1,220〜1,270cm−1にC−
0−C伸縮及びアミド第■吸収に、1.030及び1,
050cm−1にフェニル面内変角に、690及び81
0cm−1にフェニル面外変角にそれぞれ由来する特徴
がある。
また核磁気共鳴スペクトルはδ値で (1) 2.8ppm(2H);(2) 3.0ppm
(2H);(3) 3.6ppm(3H);(4) 3
.8ppm(3H);(5) 4.5ppm(1H);
(6) 4.8ppm(1H);(7) 5.0ppm
(2H);(8) 6.0ppm(1H);(9) 6
.6ppm(1H);(10) 6.6ppm(1H)
;(11) 6.8〜7.3ppm(9H)に特徴があ
り、これらは下式のそれぞれ相当する番号のプロトンに
帰属させることができる。
こうして得たN−p−メトキシベンジルカルボニル−L
−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル
0.2重量部をアセトン2重量部に溶解し、塩酸(4N
)1重量部を加えて湯浴上で1.5時間おだやかに環流
させたところ完全に分解し、L−アスパルチル−L−フ
ェニルアラニンメチルエステル、L−フェニルアラニン
メチルエステル及びアニスアルコールを主成分とする溶
液となった。
この溶液からL−アスパルチル−L−フェニルアラニン
メチルエステルを得た。
実施例 9 N−ベンジルオキシカルボニル−L−グルタミン酸0.
562g(2ミリモル)及びL−フェニルアラニンメチ
ルエステル塩酸塩0.860g(4ミリモル)を内容積
約30m1のフラスコにとり水酸化す 6、0に調整した。
この溶液にサーモライシン50■を加え、38ないし4
0℃で一夜聞損とうした。
析出した沈殿を濾集し、水10mlで洗った後乾燥し、
融点80ないし85℃を示す結晶0.510gを得た。
この物質は以下のことがらN−ペンジルオキシカルボニ
ルーLーグルタミルーL−フェニルアラニンメチルエス
テルとL−フェニルアラニンメチルエステルとの1:1
付加化合物であることが確認された。
即ち、この物を酢酸エチル−n−へキサン混合溶媒から
再結晶して得た物の物性及び元素分析結果は: 融 点;92ないし97℃ 〔α〕■;0.1(C=1、メタノール〕元素分析; 赤外吸収スペクトルは第3図に示す様に、3、340c
m−1にN−H伸縮に、2,950及び3、030cm
−1にC−H伸縮に、1,730及び1、745cm−
1にエステルのC=Oに、1,690cm−1にウレタ
ンのC=Oに、1,660cm−1にアミド第I吸収に
、1,620cm−1にカルボキシレートに、1、53
0cm−1にアミド第■吸収に、1,440cm−1に
C−H変角に、1,405cm−1にカルボキシレート
に、1,240〜1,310cm−1にC−O−C伸縮
及びアミド第1吸収に、1,050cm−1にフェニル
面内変角に、700及び750cm−1にフェニル面外
変角にそれぞれ由来する特徴がある。
核磁気共鳴スペクトルはδ値で (1)2.0ppm(2H);(2)2.3ppm(2
H);(3)3.0ppm(4H);(4)3.6pp
m(3H)及び3、7ppm(3H);(5)3.8p
pm(1H);(6)4.3ppm(1H);(7)4
.8ppm(1H);(8)5.0ppm(2H);(
9)5.8ppm(3H);(10)5.8ppm(1
H);(11)7.2ppm(1H);(12)7.2
ppm(10H);(13)7.3ppm(5H)に特
徴があり、これらは下式のそれぞれ相当する番号のプロ
トンに帰属させることができる。
こうして得たN−ベンジルオキシカルボニル−L−グル
タミル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL−フ
ェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物0.10
0gを内容積約15m1の試験管中で塩酸(0,14N
)2.3m1(0,32ミリモルにかきまぜながら加え
、室温で15分間攪拌を継続した。
生成した白色不溶物を濾過し、水3mlで洗浄後乾燥し
たところ0.683gの結晶を得た。
この物は以下のことがらN−ベンジルオキシカルボニル
−L−グルタミル−L−フェニルアラニンメチルエステ
ルであることが確認された(純度100%、収率95.
8%)。
即ちこの結晶を酢酸エチルに溶解し、これにn−ヘキサ
ンを加えて再結晶して得た物の物性及び元素分析結果は
: 融 点;97ないし99℃ 〔α〕■;−11,0(C=1、メタノール)元素分析
; 赤外吸収スペクトルは第4図に示す様に、3.300c
m−1にN−H伸縮に、2,930及び3.030cm
−1にC−H伸縮に、1,735cm−1にエステルの
C=Oに、1,690cm−1にウレタンのC=Oに、
1,650cm−1にアミド第1吸収に、1.530c
m−1にアミド第■吸収に、1,440cm−1にO−
H変角に1,220〜1,280cm−1にC−0−C
伸縮及びアミド第■吸収に、1,050cm−1にフェ
ニル面内変角に、695及び735cm−1にフェニル
面外変角にそれぞれ由来する特徴がある。
核磁気共鳴スペクトルはδ値で (1)2.0ppm(2H);(2)2.4ppm(2
H);(3)3.1ppm(2H);(4)3.7pp
m(3H);(5)4.3ppm(1H);(6)4.
8ppm(1H);(7)5.1ppm(2H);(8
)5.9ppm(1H);(9)7.2ppm(1H)
;(10)7.2ppm(5H);(11)7.3pp
m(5H);(12)8.1ppm(1H);に特徴が
あり、これらは次式のそれぞれ相当する番号のプロトン
に帰属させることができる:こうして得たN−ベンジル
オキシカルボニル−L−グル ステルは水素還元によってL−グルタミル−L−フェニ
ルアラニンメチルエステルとすることができた。
また加水分解によってN−ペンジルオキシカルボニル−
L−グルタミル−L−フェニルアラニンとすることがで
きた。
比較例 L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩0、686
g(3.12ミリモル)を内容積100mlのフラスコ
にとり、水25mを加えて溶解し、水冷かつ撹拌下に水
酸化ナトリウム水溶液(2N)を加えてpHを7.5と
し、更に攪拌を継続しながらかつ水酸化ナトリウム水溶
液(2N)の添加によってpHを7.0乃至7.5に保
ちながら、N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸無水物0.360g(1.44ミリモル)を除
々に加えた。
添加後更に2時間攪拌を続けたのち反応液に塩酸(1N
)を加えてpH6とした。
生成した白色沈殿を濾葉し、水50mlで洗った後乾燥
してN−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル
フェニルアランメチルエステル(N−ペンジルオキシカ
ルボニル−L−アスパルチル−(Cα)−L−フェニル
アラニンメチルエステル86%及びN−ペンジルオキシ
カルボニル−L−アスパルチル−(Cβ)一Lーフエニ
ルアラニンメチルエステル14%よりなる)とL−フェ
ニルアラニンメチルエステルとの1:1付加化合物(融
点108乃至115℃)0.416gを得た。
尚反応の際相当量のN−ベンジルオキシカルボニル−L
−アスパルチル−(Cβ)−L−フェニルアラニンメチ
ルエステルが生成したが、その大部分は濾過洗浄の際濾
洗液の方に残った。
こうして得たN−ベンジルオキシカルボニル−L−アス
パルチル−L−フェニルアラニンメチルエステルとL−
フェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物0.2
00g(0.329ミリモル)を内容積的12−のビー
カー中で塩酸(0.4N)1、7ミリ(0.7ミリモル
)にかきまぜながら加え、室温で15分間攪拌を継続し
た。
生成した白色不溶物を濾過し、水3mlで洗浄後乾燥し
てN−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパルチル−
L−フェニルアラニンメチルエステル(N−ベンジルオ
キシカルボニル−L−アスパルチル−(Cβ)−L−フ
ェニルアラニンメチルエステルを17%含む)の結晶(
融点110乃至118℃)0.136gを得た(収率9
6.3%)。
実施例 10 N−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸0
.543g(2ミリモル)及びL−フェニルアラニンエ
チルエステル塩酸塩0.918mg(4ミリモル)を内
容積的30mlのフラスコにとり、水5mlを加えて溶
解し、水酸化す (4N)を加えてpHを6に調整した。
この溶液にサーモライシン50mgを加え、38ないし
40℃で一夜聞損とうした。
析出した沈殿を濾葉し、水30mlで水洗後乾燥し、融
点85ないし90℃を示す結晶0.913gを得た。
この物質は以下のことがらN−ベンジルオキシカルボニ
ル−L−アスパルチル−L−フェニルアラニンエチルエ
ステルとL−フェニルアラニンエチルエステルとの1:
1付加化合物であることが確認された。
即ち、この物を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から
再結晶して得た物の物性及び元素分析結果は:融 点
;93ないし95℃ 〔α〕■;+6.0(C=1、メタノール)元素分析: 赤外吸収スペクトルは第5図に示す様に3,300cm
−1にN−H伸縮に、2,900ないし3,050にC
−H伸縮に、1,710ないし1,740cm−1にエ
ステルのC=O及びウレタンのC=0に、1,640c
m−1にアミド第I吸収に、1,585cm−1にカル
ボキシレートに、1,520cm−1にアミド第■吸収
に、1、440cm−1にC−H変角に、1,380c
m−1にカルボキシレートに、1,200および1,2
70cm−1にC−O−C伸縮およびアミド第I吸収に
、1、055cm−1にフェニル面内変角に、700。
730および750cm−1にフェニル面外変角にそれ
ぞれ由来する吸収が見られる。
核磁気共鳴スペクトルはδ値で (1)1.1ppm(6H);(2)2.7ppm(2
H);(3)3.0ppm(4H);(4)4.0pp
m(4H);(5)4.1ppm(1H);(6)4.
5ppm(1H);(7)4.7ppm(1H);(8
)5.0ppm(2H);(9)6.2ppm(1H)
;(10)6.7ppm(3H);(11)7.2pp
m(1H);(12)7.2ppm(10H)及び(1
3)7.3ppm(5H); に特徴があり、これらは下式のそれぞれ相当する番号の
プロトンに帰属させることができる。
こうして得られたN−ベンジルオキシカルボニル−L−
アスパルチル−L−フェニルアラニンエチルエステルと
L−フェニルアラニンエチルエステルとの付加化合物0
.125g(0,197ミリモル)を内容積約30m1
のフラスコにとり、水2ml及び塩酸(1N)0.24
m1(0,24ミリモル)を加えて、室温で30分間か
きまぜた。
得られたスラリーを濾過し、水5mlで洗浄した後乾燥
し、0.0807gの結晶を得た。
この結晶はN−ベンジルオキシカルボニル−L−アスパ
ルチル−L−フェニルアラニンエチルエステルで(純度
100%、収率92.6%)、これを酢酸エチル−n−
ヘキサン混合溶媒から再結晶して得た物は:融 点:
128ないし135℃ 〔α〕■;−17.3(C=1、メタノール)元素分析
値; を与えた。
その赤外吸収スペクトルは、3,300cm−1゜2.
900〜3,100cm−1,1,730cm−1,1
,690cm−1,1,655cm−1,1,530c
m−1,1,440cm−11,200〜1,280c
m−1,1,030cm−1,690cm−1及び74
0cm−1に特徴があった。
また核磁気共鳴スペクトルはδ値で1.lppm、2.
8ppm、3.0ppm。
4、lppm、4.61ppm、4.8ppm、5.l
ppm、6.0ppm、7.lppm、7.3ppm及
び9.6ppmに特徴があった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図及び第5図は本発明の方法で中間体とし
て経由する化合物の赤外吸収スペクトルを示す図であり
、第2図及び第4図は本発明の方法で得られる化合物の
赤外吸収スペクトルを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) で表わされ、少なくともその一部はL−型の光学異性体
    であるN−置換モノアミノジカルボン酸(式中R8は脂
    肪族オキシカルボニル基、核置換基を有することのある
    ベンジルオキシカルボニル基、ベンゾイル基、芳香族ス
    ルフォニル基又は芳香族スルフィニル基であり、nは1
    又は2である)と、一般式(I) で表わされ、少なくともその一部はL−型の光学異性体
    であるアミノ酸エステル(式中R2はメチル基、イソプ
    ロピル基、イソブチル基、イソアミル基又はベンジル基
    であり、R3は低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基又
    はベンズヒドリルオキシ基である)とを水性媒体中蛋白
    分解酵素の存在下で反応させて、一般式(1) で表わされる化合物(式中R1,R2,Ra及びnは前
    記同様の意味を表わす)を生成させ、これを反応液から
    分離し、分離されたこの化合物を酸性水溶液と混合反応
    させ、反応混合液を固液分離し、一般式(5) (式中R1,R2,R3及びnは前記同様の意味である
    )で表わされるLL−型ジペプチドエステルを固相とし
    て回収することを特徴とするジペプチドエステルの製造
    方法。 2 R1がベンジルオキシカルボニル基であり、R2が
    ベンジル基であり、R3がメトキシ基でありnが1であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 R1がp−メトキシ−ベンジルオキシカルボニル基
    であり、R2がベンジル基であり、R3が低級アルコキ
    シ基であり、nが1である特許請求の範囲第1項記載の
    製造方法。 4 R1がベンジルオキシカルボニル基であり、R2が
    ベンジル基であり、R3がメトキシ基でありnが2であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造方造。 5 水性媒体中、蛋白分解酵素の存在下で行なう反応で
    用いる水性媒体及び蛋白分解酵素が、それぞれ水溶液及
    び金属プロテアーゼであり、その反応をpH5乃至8で
    行なう特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの
    項記載の製造方法。 6 一般式(n)で表わされるアミノ酸エステルがL一
    体であり、一般式(1)中の がL−型である特許請求の範囲第1項ないし第5項のい
    ずれかの項記載の製造方法。 7 一般式(n)で表わされるアミノ酸エステルがDL
    一体であり、一般式(1)中の がD−型又はD−型とL−型との混合型である特許請求
    の範囲第1項ないし第5項のいずれかの項記載の製造方
    法。 8 酸性水溶液の酸性成分が無機酸である特許請求の範
    囲第1項ないし第7項のいずれかの項記載の製造方法。 9 酸性水溶液の酸性成分が有機酸である特許請求の範
    囲第1項ないし第7項のいずれかの項記載の製造方法。 10 酸性水溶液の酸性成分の使用量が一般式(III
    )で表わされる化合物1モルに対して1ないし10当量
    である特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかの
    項記載の製造方法。 11 酸性水溶液の使用量が一般式(1)で表わされる
    化合物1重量部に対して2ないし10重量部である特許
    請求の範囲第1項ないし第10項のいずれかの項記載の
    製造方法。
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