JPS5853712B2 - 焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼 - Google Patents
焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼Info
- Publication number
- JPS5853712B2 JPS5853712B2 JP54071656A JP7165679A JPS5853712B2 JP S5853712 B2 JPS5853712 B2 JP S5853712B2 JP 54071656 A JP54071656 A JP 54071656A JP 7165679 A JP7165679 A JP 7165679A JP S5853712 B2 JPS5853712 B2 JP S5853712B2
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- Japan
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- steel
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- temper softening
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン
鋼に係り、特に高温長時間の焼戻によっても所定の常温
および高温強度と靭性を兼備した圧力容器用Cr−Mo
鋼に関する。
鋼に係り、特に高温長時間の焼戻によっても所定の常温
および高温強度と靭性を兼備した圧力容器用Cr−Mo
鋼に関する。
近年、Cr■0鋼に代表される圧力容器用鋼の焼戻およ
び応力除去焼鈍は益々高温長時間化し、ジョフエーホロ
モン(J offe −Hollomon )によって
示された公知のパラメータT (20+1og t)が
22×103に達する。
び応力除去焼鈍は益々高温長時間化し、ジョフエーホロ
モン(J offe −Hollomon )によって
示された公知のパラメータT (20+1og t)が
22×103に達する。
ここにT:焼戻絶対温度(0K)
t:焼戻所要時間(hr )
この高温長時間の焼戻もしくは応力除去焼鈍条件の場合
、例えばCr:2.25%、Mo : 1%を含有する
23ACr IM□鋼の如き従来鋼では常温における
引張強さは、焼ならし一焼戻、もしくは焼入−焼戻の熱
処理後で45kg/mm程度であり、アメリカASTM
規格A387、グレード22、クラス2の最小値である
5 2.5 kg/mmをも満足しない欠点があり、こ
れを満足するにはCr : 3%以上のA387、グレ
ード21の高合金鋼を必要とし、その結果製造コストの
上昇を招くこととなる。
、例えばCr:2.25%、Mo : 1%を含有する
23ACr IM□鋼の如き従来鋼では常温における
引張強さは、焼ならし一焼戻、もしくは焼入−焼戻の熱
処理後で45kg/mm程度であり、アメリカASTM
規格A387、グレード22、クラス2の最小値である
5 2.5 kg/mmをも満足しない欠点があり、こ
れを満足するにはCr : 3%以上のA387、グレ
ード21の高合金鋼を必要とし、その結果製造コストの
上昇を招くこととなる。
本発明の目的は、Cr−Mo鋼に焼ならし、もしくは焼
入を施し、その後高温長時間の焼戻を行ってもなお要求
される常温ならびに高温強度を有し、しかも靭性を損な
うことのない焼戻軟化抵抗性にすぐれたCr−Mo鋼を
提供するにある。
入を施し、その後高温長時間の焼戻を行ってもなお要求
される常温ならびに高温強度を有し、しかも靭性を損な
うことのない焼戻軟化抵抗性にすぐれたCr−Mo鋼を
提供するにある。
本発明において成分を限定した理由を説明する。
C:
Cは0.08%未満では所要の引張強さが得られず、一
方0.21%を越えると溶接性および靭性を阻害するの
で0.08〜0,21%の範囲に限定した。
方0.21%を越えると溶接性および靭性を阻害するの
で0.08〜0,21%の範囲に限定した。
Si :
Siは0.10%未満では鋼の脱酸が不十分となり、一
方0.8%を越えると炭化物析出挙動に対して飽和状態
となりコスト上昇を招くので0.1〜0.8%とした。
方0.8%を越えると炭化物析出挙動に対して飽和状態
となりコスト上昇を招くので0.1〜0.8%とした。
Mn:
Mnは0.3%未満では所要の引張強さと靭性が得られ
ず、一方1.5%を越えると溶接性の劣化および力目玉
性の劣化を生ずるので0.3〜1.5%の範囲とした。
ず、一方1.5%を越えると溶接性の劣化および力目玉
性の劣化を生ずるので0.3〜1.5%の範囲とした。
P:
Pは0.015%を越えると靭性の労作を生ずるので0
.015%以下とすべきである。
.015%以下とすべきである。
S:
Sは0.010%を越えると靭性の劣化を生ずるので0
.010%以下とすべきである。
.010%以下とすべきである。
Cu:
Cuは析出硬化に有効な成分であるが、0.1%未満で
は効果がなく、一方0.5%を越えると靭性の劣化を生
ずるので0.1〜0.5%の範囲とした。
は効果がなく、一方0.5%を越えると靭性の劣化を生
ずるので0.1〜0.5%の範囲とした。
Ni :
Niは単独では焼もどし軟化抵抗には効果はないが、C
uとの複合により大きな軟化抵抗を有する。
uとの複合により大きな軟化抵抗を有する。
しかし0.1%未満ではその効果がなく0.5%を越え
るとコストの上昇を招くので0.1〜0.5%の範囲に
限定した。
るとコストの上昇を招くので0.1〜0.5%の範囲に
限定した。
Cr:
Crは0.5%未満では焼入性が悪くなり、一方6%を
越えるとその強度靭性は飽和し、コストの上昇を招くの
で0.5〜6.0%とした。
越えるとその強度靭性は飽和し、コストの上昇を招くの
で0.5〜6.0%とした。
Mo:
Moは0.4%未満では所要の炭化物析出に寄与がなく
、一方1.2%を越えると溶接性を阻害すると同時にコ
スト上昇を生ずる結果となり、好ましくないので0.4
〜1,2%とした。
、一方1.2%を越えると溶接性を阻害すると同時にコ
スト上昇を生ずる結果となり、好ましくないので0.4
〜1,2%とした。
5olAl :
5olA1(酸可溶性アルミニウム)は0.003%※
※未満では靭性の劣化を生じ、一方0.08%を越える
と鋼の清浄度を悪くすると同時にクリープ強度の劣化を
生ずるので0.003〜0.08%の範囲に限定した。
※未満では靭性の劣化を生じ、一方0.08%を越える
と鋼の清浄度を悪くすると同時にクリープ強度の劣化を
生ずるので0.003〜0.08%の範囲に限定した。
かくの如く、本発明鋼は焼戻軟化抵抗性を向上させるた
めに微量のSiおよびCu 、 N iの複合効果によ
り微細なMozCタイプの炭化物を密度濃く析出させる
ことができたもので、この点が本発明の大きな特徴であ
る。
めに微量のSiおよびCu 、 N iの複合効果によ
り微細なMozCタイプの炭化物を密度濃く析出させる
ことができたもので、この点が本発明の大きな特徴であ
る。
本発明の実施例を従来鋼と対比して添附図面を参照して
説明する。
説明する。
第1表に供試鋼A、B、C,D、Eの化学成分を示し、
第2表に供試鋼F、G、H1■の化学成分を示した。
第2表に供試鋼F、G、H1■の化学成分を示した。
第1表においてA、B鋼は本発明鋼、C鋼は焼ならし焼
戻し処理の23ACr 1%MO鋼、D鋼は低Si系
の2 % Cr 1%Mo鋼、E鋼は焼入れ焼戻し処
理の23A%Cr−1%MO鋼にして、C−E鋼は共に
従来周知の板厚200mm最犬の23ACr−1%Mo
圧力容器用鋼板である。
戻し処理の23ACr 1%MO鋼、D鋼は低Si系
の2 % Cr 1%Mo鋼、E鋼は焼入れ焼戻し処
理の23A%Cr−1%MO鋼にして、C−E鋼は共に
従来周知の板厚200mm最犬の23ACr−1%Mo
圧力容器用鋼板である。
前記すべての供試鋼板を焼ならしくE鋼は水焼入れ)後
、600〜760℃で焼戻した場合の引張試験およびシ
ャルピー衝撃試験から得られた機械的性質は第1図、第
2図に示すとおりである。
、600〜760℃で焼戻した場合の引張試験およびシ
ャルピー衝撃試験から得られた機械的性質は第1図、第
2図に示すとおりである。
第1図及び第4図より本発明鋼は従来鋼と比較してT
(20+1og t )で代表される焼戻し条件が20
X103より大きくなるとその効果を発揮し、760℃
x20Hr(焼戻し条件T(20+log t ) −
22X 103)の如く高温長時間の焼戻しにも拘らず
その引張強さは従来鋼より10kg/mi以上も高く焼
戻し軟化抵抗にすぐれていることが明らかである。
(20+1og t )で代表される焼戻し条件が20
X103より大きくなるとその効果を発揮し、760℃
x20Hr(焼戻し条件T(20+log t ) −
22X 103)の如く高温長時間の焼戻しにも拘らず
その引張強さは従来鋼より10kg/mi以上も高く焼
戻し軟化抵抗にすぐれていることが明らかである。
また、第2図及び第5図より本発明鋼は高温長時間の焼
戻し条件でも従来鋼と同等以上のシャルピー破面遷移温
度(vTs)を有し、高強度かつ高靭性の材料であるこ
とが確認された。
戻し条件でも従来鋼と同等以上のシャルピー破面遷移温
度(vTs)を有し、高強度かつ高靭性の材料であるこ
とが確認された。
第3図は本発明鋼および従来鋼の10000倍電子顕微
鏡組織写真である。
鏡組織写真である。
第3図より明らかな如く、本発明はMO2Cタイプの微
細炭化物が密度濃(析出しており、析出硬化に寄与する
炭化物形態および分布について従来鋼にみられない新し
い特徴を呈していることがわかる。
細炭化物が密度濃(析出しており、析出硬化に寄与する
炭化物形態および分布について従来鋼にみられない新し
い特徴を呈していることがわかる。
上記実施例よす叫らかな如く、本発明鋼は従来鋼に比較
して次の如き著しい効果を収めることができた。
して次の如き著しい効果を収めることができた。
(イ)本発明鋼は例えば760X20Hrという高温長
時間の焼戻し条件下においても従来鋼よりもその引張強
さが10kg/mt?を以上も高(、かつ靭性も従来鋼
と同等以上であって強度と靭性を兼備する焼戻軟化抵抗
性にすぐれたCr−MO鋼である。
時間の焼戻し条件下においても従来鋼よりもその引張強
さが10kg/mt?を以上も高(、かつ靭性も従来鋼
と同等以上であって強度と靭性を兼備する焼戻軟化抵抗
性にすぐれたCr−MO鋼である。
(ロ)本発明鋼は焼戻し軟化抵抗の向上に際し適量添加
の(Si)、(Cu )、(Ni)の複合効果により微
細なMO2Cタイプの炭化物を密度濃く析出させること
ができ、従来鋼からのコスト上昇を最小限に抑制するこ
とが可能であり、逆に従来は焼戻し軟化抵抗の向上に高
合金鋼種を用いていたことを考慮すると大幅なコスト低
減を可能とした。
の(Si)、(Cu )、(Ni)の複合効果により微
細なMO2Cタイプの炭化物を密度濃く析出させること
ができ、従来鋼からのコスト上昇を最小限に抑制するこ
とが可能であり、逆に従来は焼戻し軟化抵抗の向上に高
合金鋼種を用いていたことを考慮すると大幅なコスト低
減を可能とした。
第1図は本発明の実施例(A鋼、H鋼)と従来鋼(C,
D、H鋼)との焼戻条件T(20+1ogt)XIO”
と引張強さとの関係を対比する相関図、第2図は本発明
の実施例(A鋼、H鋼)と従来鋼(C,D、H鋼)との
第1図と同様の焼戻条件とシャルピー破面遷移温度vT
sとの関係を対比する相関図、第3図A、Bはそれぞれ
本発明鋼および従来鋼の組織を示す10000倍電子顕
微鏡写真である。 また第4図は本発明の実施例(F鋼、H鋼)と従来鋼(
G鋼、■鋼)との焼戻条件と引張強さとの関係を対比す
る相関図、第5図は本発明の実施例(F鋼、H鋼)と従
来鋼(G鋼、■鋼)との焼戻条件とシャルピー破面遷移
温度との関係を対比する相関図である。
D、H鋼)との焼戻条件T(20+1ogt)XIO”
と引張強さとの関係を対比する相関図、第2図は本発明
の実施例(A鋼、H鋼)と従来鋼(C,D、H鋼)との
第1図と同様の焼戻条件とシャルピー破面遷移温度vT
sとの関係を対比する相関図、第3図A、Bはそれぞれ
本発明鋼および従来鋼の組織を示す10000倍電子顕
微鏡写真である。 また第4図は本発明の実施例(F鋼、H鋼)と従来鋼(
G鋼、■鋼)との焼戻条件と引張強さとの関係を対比す
る相関図、第5図は本発明の実施例(F鋼、H鋼)と従
来鋼(G鋼、■鋼)との焼戻条件とシャルピー破面遷移
温度との関係を対比する相関図である。
Claims (1)
- 1 重量比にてC:0.08〜0.21%、Si:0.
1〜0.8%、Mn : 0.3〜1.5%、P:0.
015%以下、S:0.010%以下、Cu : 0.
1〜0.5%、Ni : 0.1〜0.5%、Cr :
0.5〜6.0%、Mo : 0.4〜1.2%、5
olA1 : 0.003〜0.08%を含有し、残
部は実質的にFeより成り、高温長時間の焼戻によって
も所定の常温および高温強度と靭性を有することを特徴
とする焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54071656A JPS5853712B2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54071656A JPS5853712B2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55164061A JPS55164061A (en) | 1980-12-20 |
| JPS5853712B2 true JPS5853712B2 (ja) | 1983-11-30 |
Family
ID=13466862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54071656A Expired JPS5853712B2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | 焼戻軟化抵抗性にすぐれたクロム・モリブデン鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5853712B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6250443A (ja) * | 1986-04-05 | 1987-03-05 | Kawasaki Steel Corp | 湿り蒸気下で使用する原子力発電給水加熱器用の耐E.C.性に優れる溶接性の良好な低C―低Si―Cr―Mo鋼材の製造方法 |
| CN102747287A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-10-24 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种适合延迟焦化工艺的耐高温管材及其制造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS538312A (en) * | 1976-07-12 | 1978-01-25 | Kawasaki Steel Co | Pressure vessel steel materials having good temper britleness ressistance |
-
1979
- 1979-06-06 JP JP54071656A patent/JPS5853712B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55164061A (en) | 1980-12-20 |
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