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JPS58613B2 - 絶縁物容器の欠陥検査方法及び装置 - Google Patents
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JPS58613B2 - 絶縁物容器の欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

絶縁物容器の欠陥検査方法及び装置

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JPS58613B2
JPS58613B2 JP2238278A JP2238278A JPS58613B2 JP S58613 B2 JPS58613 B2 JP S58613B2 JP 2238278 A JP2238278 A JP 2238278A JP 2238278 A JP2238278 A JP 2238278A JP S58613 B2 JPS58613 B2 JP S58613B2
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永松和夫
前田英昭
大井政一
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電解質液または非電解質液を密封した絶縁物
容器、たとえば注射液を封入したアンプルのピンホール
やクラックなど、密閉不良箇所としての欠陥の有無を電
気的に検査する方法およびその方法を実施して自動的に
上記欠陥を検出する装置に関する。
たとえば、滅菌した薬液をガラス容器中に密封して長時
間の保存に堪えるようにしている注射液封入アンプルに
ピンホールやクラックが存在すると、このピンホールや
クラックから大気と共に雑菌が侵入したり、あるいは中
の薬液が流出して使用できなくなるために、この種アン
プルに於けるピンホールやクラックの有無の検査はその
製造過程における重要な工程を構成している。
従来、この種アンプル等の導電性液体を密封したガラス
容器のピンホール及びクラックの有無を電気的に試験す
る方法として、たとえば特開昭48−45250号公開
特許公報には、ガラス容器を超高電圧を掛けた電極の間
に通過させ、その場合該電圧をガラス容器に欠陥がない
時は閃絡火花を生じないが、ギラス容器にピンホールや
クラックがある所では閃絡を生じる値に選定し、この電
圧によりガラス容器を通して発生する閃絡電流を検出し
て上記ガラス容器の欠陥を試験するようにした方法が提
案されている。
この方法では、試験するべきガラス容器に交流高圧電源
の一方の電極を接触させる一方、該電源の他方の電極と
上記ガラス容器の被検査部位の間に火花間隙を設けて、
該火花間隙に生じる閃絡放電電流の異常な高まりの有無
によって上記ガラス容器の表面に封入液が滲出している
密閉不良箇所を検出するようにしており、その欠陥の検
出が依存している上記火花間隙に生じる閃絡放電電流の
発生がきわめて不安定なために、試験初期には所定の放
電現象が発生するまでにかなりの時間がかかる上に、時
には上記容器に数捨ミクロンオーダのピンホールがある
場合でも閃絡放電が発生しないためにこれを検出するこ
とが出来ないこともあり、したがって精密な試験を行う
ことができ難いものであった。
また、超高電圧を掛ける電極は火花放電を発生させるた
めに先端に尖らせた針状に形成しており、この針状の電
極をガラス容器の全周面にくまなく対向させることは難
かしく、したがってこの種方法はガラス容器の局部的な
検査にとどまる上に、ガラス容器の試験すべき部位を一
々電極と正確に対向させることが難かしく、したがって
この種検査を連続して自動的に行うようにすることはで
きなかった。
さらに、この種方法でその試験精度を高めるために、上
記火花間隙に確実に閃絡放電電流を起こすように交流高
圧電流を高くすることが考えられるが、この場合には閃
絡放電電流が確実に発生してもその放電電流のエネルギ
ーが異常に大きくなるために、それによって上記容器自
体を破壊する虞れが有り、また発生する閃絡放電電流が
全体的に大きくなると、上記容器におけるピンホールの
有無に応じて発生する閃絡放電電流の大小を誤認する欠
点があった。
またこのように従来の方法では試験の精度が正確でない
ために上記容器に非電解質溶液が封入されている場合に
はピンホールを検出できないものである。
本発明は、上記従来の方法の欠点を除去して、単純な工
程により、電解質液または非電解質液を密封した絶縁物
容器の密閉不良箇所としての欠陥を精密に検査する方法
を新規に提案すると共に、この検査方法を自動化して実
施する装置として簡単な構成の検査装置を創作したもの
である。
すなわち、本発明はこの種容器の検査に従来の如く交流
高圧電源の電極とガラス容器の被検査部位の間の火花間
隙に生じる閃絡放電電流を用いることなく、検査すべき
容器に直流高圧電源を用いて帯電させてその帯電電流を
検出し、またはこの帯電電流を中和する中和電流を検出
して、これら帯電電流と中和電流の大きさおよび形状を
一定の基準値と比較して上記容器における欠陥の有無を
判別するようにしたものである。
直流高圧電源を用いて帯電したガラス容器の帯電電流値
は、通常該ガラス容器内に電解質液または非電解質液を
密封したものでは密封していない空のガラス容器に比し
て数倍大きく、また密封していてもピンホールがあるも
のに比してかなり小さく、さらに密封していてもクラッ
クがあって該封入液が漏洩している場合に比してきわめ
て小さい値をとるために、該容器の欠陥の有無を確実か
つ正確に検出することができる。
このため、本発明は検査すべき絶縁物容器の被検査部位
と一定の空間を隔てて対向して電極部材を設けると共に
、該電極部材を直流高電圧又は接地に接続するスイッチ
手段を設けて、該スイッチ手段の0N−OFF操作によ
り上記電極部材を介して上記容器の被検査部位を帯電さ
せまたは該帯電を解消させるようにし、かつその時該容
器に帯電していた電荷量を検出するようにしたものであ
る。
また、上記容器の被検査部位を、上記電極部材との間隔
を一定に保持した状態で該容器をスクリューにより回転
させて変えるようにして、上記容器の全周面を検査する
ようにしたものである。
さらに、上記電極部材を上記容器の搬送方向に一定の長
さを有する平板状に形成し、上記容器を搬送する時上記
電極部材の一定の長さの間で該電極部材と常に一定の空
間を隔てて対向させて、上記の如き容器の帯電量を随時
又は常時検出するようにすることにより、容器を搬送し
たら自動的に検査できるようにしたものである。
すなわち、一定の長さを持つ電極部材と常に一定の空間
を隔てて検査すべき容器をその軸芯周りに回転させなが
ら上記電極部材の長さ方向に搬送し、同時に上記電極部
材のスイッチ手段を0N−OFF操作を一定回転毎に繰
り返して継続的にその時々における該容器に帯電してい
た電荷量を検出するようにすると、上記容器を一方向に
搬送しながら該容器の全周面においてその欠陥の有無を
自動的に検査することができるものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。
第1図は注射アンプル1の胴部1aを陰極板2上に載置
して、該アンプル1の頭部1bおよび胴部1aの上部を
被検査部位として陽極板3を用いて帯電または該帯電を
解消する装置を示す。
アンプル1は密閉したガラス等の絶縁物容器で、その中
に薬液等の電解質液または非電解質液4を密封したもの
で、大略一定の板厚で内径の小さい頭部1bと内径の大
きい胴部1aよりなり、第1図では頭部と胴部の上部周
面を被検査部位としてその部分におけるピンホールやク
ラックなどの密閉不良箇所としての欠陥の有無を電気的
に検査する。
陽極板3は直流高圧電源装置5のプラス側に、陰極板2
は直流高圧電源装置のマイナス側に夫々限流抵抗6また
は測定用抵抗7を介して接続される。
陰極板2は、アンプル1の胴部1aと広い面積で接触す
る横断円弧状の平板電極で、検査中はアンプル1に常時
大略全面で接触するようにしてアンプルに大きな帯電を
得るようにする。
陽極板3は、下端縁を大略アンプル1の外形に相似した
形状の平板状電極で、その下端部をアンプル1の胴部1
aと頭部1bの上方に一定寸法の空間を隔てて、たとえ
ば上記直流高圧電源装置5を10KVから15KVおよ
び限流抵抗6を10MΩから50MΩとして2mmの間
隙をあけて配置し、両者の間に上記電圧をかけても、通
常の状態ではコロナ放電、アーク放電、火花放電などの
閃絡放電が生じることはないが、陽極板3の直流高圧の
電界によってアンプルの胴部1aと頭部1bを帯電し得
るようにする。
この場合陽極板3と陰極板2との間隙の電位を1KV/
mmから1.5KV/mm程度になるようにして、短絡
放電させてはならないようにする。
アンプル1の位置を変えない場合には陽極板3の下端線
を尖らした針状に形成してもよいが、アンプル1を一方
向に搬送する場合には陽極板3をその搬送方向に一定の
長さを有する平板状に形成する。
限流抵抗6とアース7との間に陽極板3をバイパスする
オン−オフ型のスイッチ手段8を陽極板3と並列に介在
させて、該スイッチ手段8のオン−オフにより陽極板3
と直流高圧電源装置5との間の接続と遮断の切替を行は
せる。
このスイッチ手段8は直流高圧電源装置5が高圧のため
に高圧3極真空管9の如き耐圧の大きいものを用いる。
高圧3極真空管9はたとえば6B54型GT管などで、
そのプレートpを陽極板3に接続する一方、グリッドg
をグリッド電圧制御器10に接続すると共にカソードK
をアースまたは直流高圧電源装置5のマイナス側に接続
し、かつヒータhを直流低圧電源11に接続する。
この耐高圧3極真空管9は耐圧30,000ボルト以上
のもので、そのプレート電流Ipとグリッド電流Igは
第3図に示す如き曲線の関係をもつから、グリッド電流
Igを直流低圧電源のたとえば一20ボルトへに接続す
ると、プレート電流■pは零となって流れず、一方グリ
ッド電流Igを零とすれば十分なプレート電流が流れる
ようになる。
このようなグリッド電流Igの一20ボルトまたは零の
切替えをグリッド電圧制御器10で行う。
いいかえると、グリッド電圧制御器10をオンすると一
20ボルトの直流低圧電源が高圧3極直空管9のグリッ
ドgに接続されるから、該高圧3極真空管9のプレート
電流が流れなくなって、みかけ上高圧3極真空管9がオ
フの状態となり、したがって陽極板3が直流高圧電源装
置5のマイナス側と無関係になる一方、グリッド電圧制
御器10をオフして零ボルトにすると、高圧3極真空管
9のグリッドgに直流低圧電源11からのグリッド電流
が流れなくなって、みかけ上肢高圧3極真空管9がオン
の状態となり、したがって陽極板3が高圧3極真空管9
を介してアース7または直流高圧電源装置5のマイナス
側に接続されるようになる。
したがってグリッド電圧制御器10のオン・オフによっ
て、高圧3極真空管9をオフまたはオンに作動して、陽
極板3をアースまたは直流高圧電源装置5のマイナス側
に非接続または接続に切換えることができるようになり
、陽極板3に作用する直流高圧電源装置5の高圧直流は
高圧3極真空管9で受けとめて流す一方、該高圧3極真
空管9を切替えるグリッド電圧制御器10は該高圧3極
真空管9のプレート電流を零とするグリッド電流を受け
とめて流すだけの小耐電圧のもので十分である。
グリッド電圧制御器10は、たとえばマルチバイブレー
タの如きオン−オフ発振器を用いると、高圧3極真空管
9は上記の如きオン−オフを自動的に繰り返えすことが
できる。
なお、スイッチ手段8は、高圧3極真空管の他に高耐圧
トランジスタや機械的なスイッチを用いてもよい。
上記スイッチ手段8と並列にして、上記陰極板2と直流
高圧電源装置5のマイナス側またはアースとの間に測定
用抵抗7を介在させ、その両端の電位を検出する判別装
置12を備えて、上記陰極板2から帯電又は放電すると
きに流れる電流を判別装置12で一つの電位として検出
するようにするようにする。
生別装置12は第2図に示す如くその入力をたとへば可
変抵抗器で予め決めた一定の基準値と比較してその大小
に応じて出力を出す基準値設定回路13とたとえば差動
増巾器よりなる両人力値比較回路14又はシュミット回
路より構成し、測定用抵抗7を通る電流が基準値以上の
時にのみ出力を出して、フリップフロップ14、シフト
レジスタ15を介してアンプル排出作動用電磁マグネッ
ト16を作動するようにする。
上記陽極板2と直流高圧電源装置5との間に介在する限
流抵抗6は通常10MΩから50MΩ程度のもので、ス
イッチ手段8をオンにしたときに直流高圧電源装置5の
電源の短絡電流を制限する作用を行う。
上記の如き構成よりなる装置で、等何回路としてアンプ
ル1は上部の外面と内面との間に第1コンデンサーC1
が形成され、かつアンプル内の溶液が一つの抵抗R1を
持ち、さらにアンプル下部の外面と内面との間に第2コ
ンデンサーC2が形成されているものとみなすことがで
きる。
また陽極板3による帯電現象は第3コンデンサーが形成
されているとみなすことができる一方、後述するように
アンプルに欠陥があってアンプル内の溶液が漏洩してい
る時には、上記第1コンデンサーC1と並列に接続した
一つの漏洩抵抗が存在するとみなすことができ、かつ上
記、第3コンデンサー、第1コンデンザーC1、溶液抵
抗R1、第2コンデンサーC2は直流高電圧電源5の限
流抵抗6と判別装置12の測定用抵抗7との間に順次直
列に接続される。
なお、上記の限流抵抗6とスイッチ手段8は、第9図に
示す如く互に置き代えて、上記直流高圧電源装置5にス
イッチ手段8と放電抵抗6を直列に接続すると共に、陽
極板3を限流抵抗6と並列に接続してもよい。
以下に、上記した装置を用いてアンプル1を検査する方
法をアンプルに欠陥がない場合(第5図のイ990、ハ
、ニ、アンプルにピンホールがある場合(第5図のホ、
へ、ト、チ)、アンプルに欠陥があって内溶液が漏洩し
ている場合(第5図のオ、ワ、力)、およびアンプルに
内溶液がない空の場合(第5図のす、ヌ、ル)について
説明する。
まず、アンプル1を検査すべき位置、すなわちその胴部
1aの下部を陰極板2上に載置して被検査部位としての
胴部1aと頭部1bの上部を陽極板3との間に一定の空
間を置いて配置する。
そして、スイッチ手段8をオフした状態で、陽極板3と
陰極板2との間に直流高圧電源装置5の直流高電圧を限
流抵抗6を介してかけるさ、第5図イに示す如く陽極板
3の直流高電圧の電界によって、アンプル1の被検査部
位の表面にたとえばプラスの帯電が生じる。
この時、陽極板3とアンプル1の間には、従来の如き火
花状の閃絡放電は発生しない。
アンプル1の帯電は、第5図ハの等何回路に示す如く、
そのガラス容器と、その中に密封した内溶液との間で、
たとえばガラス容器の内面の上二部にはマイナスの帯電
が下部には同電位のプラスの帯電が行はれるが、アンプ
ル胴部1aと陰極板2との間の接触面積を十分に与えて
おけば、アンプル1に帯電する電位は大きくなる。
このようにアンプル1を帯電してのち、スイッチ手段8
をオンにして陽極板3をアースまたは直流高圧電源装置
5のマイナス側に接続すると、第5図口に示す如く、陽
極板3の直流高電圧の電界が解消されると同時に、この
無電界によって先に帯電しているアンプル1の被検査部
位の外面に誘引されていたプラスの電子が周囲の外界の
マイナスの電子と中和されると共にアンプルのガラス容
器内の帯電の中和が行なわれて、アンプル1が帯電以前
の通常の状態にもどるようになる。
上記の如く、スイッチ手段8をオンした時にアンプルが
帯電する電流を第4図に示す如く帯電電流として、すな
わち測定用抵抗7の両端の電位として判別装置12で検
出することが出来る一方、スイッチ手段8をオフした時
にアンプルの帯電が解消される電流を解消電流として、
すなわち測定用抵抗7の両端の電位として判別装置12
で検出することができる。
この時、アンプル1にピンホール等の欠陥部がなく、か
つ一定量の内溶液を封入している正常な場合には、第5
図ニに示す如く、一単位の帯電又は解消電流i1が流れ
るが、第5図すに示す如くアンプル1に一定量の内溶液
が封入されていない空の場合には、第5図ヌの等何回路
に示す如く内溶液が持つべき帯電電流がないために第5
図ルに示す如く半単位以下のわづかな帯電又は解消の電
流i3が流れる。
また、第5図ホ、へに示す如く、アンプル1にピンホー
ル等の欠陥部があっても、内溶液がアンプルの外面まで
漏洩していない時には、第5図トの等何回路に示す如く
上記欠陥部を通してアンプル1のガラス容器内のたとえ
ばマイナスの電位が外界へ誘引されてアンプルの内部に
より多くのプラスの電位が帯電するようになるために第
5図チに示す如く大略2単位以上の帯電又は解消の電流
i2が流れる。
さらに第5図才に示す如く内溶液がアンプル1の外面に
まで漏洩している時には、第5図ワの等何回路に示す如
くその漏洩している内溶液を通って陽極板3とアンプル
1の間に閃絡放電が連続して発生するために、第5図力
に示す如く大略2単位以上の放電電流i4が連続して流
れる。
したがって、このような電流iを判別装置12で検出す
れば、アンプル1が欠陥部のない正常なものかまたは内
溶液があるか、あるいはその内溶液が漏洩しているかな
どの大きな欠陥をもつ異常なものかを判別することがで
きる。
以上、いづれにしても、スイッチ手段8をオン−オフす
ることによって生じる判別装置12の入力によってアン
プル1が正常かどうかを電気的に検査することができる
たとえば、この判別装置12内にその入力を判別する一
定の基準を予め決めておいて、今一つの入力の値が一つ
の低い値の空のアンプルを区別する基準値より上で、か
つ一つの高い値のピンホールを持つアンプルを区別する
基準値より下で、しかもその入力の一定時間内における
積分値が内溶液漏洩のアンプルを区別する基準値よりも
低い場合には、アンプルが正常であるとの出力を出すよ
うにしておけば自動的に良のアンプルを選別することが
できる。
このような検査方法によれば、アンプル1の帯電および
その解消が従来の閃絡放電に比して容易かつ確実に安定
した状態で発生するために、アンプルをより正確に検査
することができるものであり、また、アンプル1中を流
れる電流はアンプルを帯電させるに足るだけの小電流で
十分であるために、従来の如くアンプル1を流れる電流
によってアンプル1を破壊したりすることがなく、場合
によっては検査全体を簡略化または小型化し得るもので
ある。
次に、第6図及び第7図並びに第8図は上記と同様の検
査方法で、アンプル1の複数個所を一度に連続して検査
する装置を示す。
第6図および第7図に示す装置は、第1図の装置におけ
るアンプル1を一方の供給位置から自動的に一定の検査
位置へ搬送し、かつその後取出位置へ搬送するようにし
たもので、アンプル1を連続的に搬送するスクリューコ
ンベア20と、該コンベア20を駆動する手段21と、
アンプル1の首部1cを案内する受は台22を備える一
方、陽極板3を上記コンベアの上方に一定の間隔をあけ
て定着すると共に該陽極板3に限流抵抗6を介して直流
高圧電源装置5を接続し、かつ陰極板2をローラ状に形
成して上記コンベアと常時圧接させると共に該陰極板2
に測定用抵抗7と判裏装置12を並列に接続して共に接
地させる。
コンベア20は、アンプル1の胴部1bを嵌め込む溝状
の谷部20aを平頭状の山部20bと共に螺線状に巻い
たネジまたはスクリュー形状のもので絶縁性の合成樹脂
よりなり、かつ上下一対の陽極板3と陰極板2に対応す
る一定長さ、たとえば20mm巾の外表面のみを導電性
の金属被膜23で塗布し、その軸芯をモータ等の駆動手
段21で一定速度、たとえば5回転/secで回転する
と軸芯方向の移動が20mm/回転となる。
陰極板2は金属被膜23とバネ(図示せず)により圧接
され、みかけ上限極板2と金属被膜23が第1図に示す
陰極板を構成するようにする。
受は台22はコンベア20の前面にコンベアと大略平行
にコンベアと大略同じ長さにわたって設けた平板または
線材よりなり、その先端部にアンプル1の首部1cを載
置して滑らし乍らアンプル1の搬送をガイドするように
する。
すなわち、アンプル1をコンベア20の一方の供給位置
で、その胴部1bをコンベア20の谷部20aに嵌め込
むと共にその首部1cを受は台22の先端部に載せて、
コンベア20を駆動手段21で回転すると、アンプル1
はコンベア20の山部20bで押されることによりコン
ベア20の軸方向に沿って搬送されると同時にアンプル
1をコンベア20の接触面相互の摩擦とその回転による
接触面の転移によってアンプル1がその軸芯回りに回転
されるようになるから、アンプル1は回転しながらコン
ベア20に沿って供給位置から検査位置へ、さらに取出
位置へと連続して一定の速度で搬送される。
アンプル1はたとえばコンベア20のスクリューの1ピ
ツチ、たとえば20mm搬送される間にその軸芯周りに
一回転するようにしてアンプル1がコンベア20の検査
位置で一回転する間常時アンプル1の胴部1bの下部が
金属被覆23と接触するようにする一方、その間はアン
プル1の被検査部位の上方に一定の間隔を置いて一定長
さたとえば20mmの陽極板3が常時相対面すると共に
その間アンプル1に常時接触しているコンベア20の金
属被膜23と陰極板2が常時圧接するようにする。
いいかえると、アンプル1がコンベア20の検査位置を
一回転しながら通過する時は常時アンプル1の胴部1b
がその下部において金属被膜23を介して陰極板2と接
触するようにする一方、その上部が一定の間隔をおいて
陽極板3と相対面するようにして、全体として常時第1
図に示す如きアンプル検査用の回路が構成されるように
する。
このような検査回路が構成されている時にスイッチ手段
8のオン・オフをたとえばそのグリッド電圧制御器10
を発振器で制御して一定の周期たとえば10mm5ec
毎に繰り返えすようにすると、上記の如くアンプル1が
一回転される間に20回スイッチ手段8がオン・オフし
て、アンプル1がその軸芯の周りに約18°毎の間隔を
おいて全周面において、上記した如きアンプル1の欠陥
部の有無が判別装置で検出することができるようになる
このようなアンプル1の検査位置は複数ケ所あればより
検査の精度を上げることができるものであり、たとえば
第8図に示す如く、第1の検査位置に対して第2の検査
位置ではコンベアに対するアンプルの位置を変えるよう
にして、アンプルの胴部底面にも陽極板を相対面させる
ようにアンプルの首部に近い胴部でアンプルをコンベア
に載置すると、アンプルの全面においてその欠陥部の有
無が判別装置で自動的に検出することができるようにな
る。
このようにしてアンプル1の欠陥部が検出された時には
その検出信号によってコンベア20の取出位置でアンプ
ル排出作動用電磁マグネット16を作動して当該アンプ
ル1を取り除くようにすると、アンプル1を一方向に搬
送しながらその全面を連続して自動的に検査することが
できる全自動機を具現することができる。
以上の各実施例に詳記した如く本発明は簡単な構成の装
置を用いて単純な操作で容易にアンプル等の液体を封入
した絶縁物容器におけるピンホール等の欠陥を正確に検
査することができるものである。
また、本発明は上記実施例に詳記した他にこの発明の要
旨の範囲内で、たとえば陽極板と陰極板の極を逆にした
如き、種々の変形を実施し得ることは勿論のことである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる装置の第1実施例として概略の
構成を示すブロック回路図、第2図は第1図の判別装置
の詳細図、第3図は第1図の高圧3極真空管の特性図、
第4図は第1図の検出信号の波形図、第5図イ乃至力は
第1図におけるアンプルの帯電現象を示す説明図、第6
図は本発明にかかる装置の第2実施例として概略の構成
を示す説明図、第7図および第8図は第6図の要部の断
面図、第9図は第1図の変形例を示すブロック回路図で
ある。 1・・・・・・アンプル、2・・・・・・陰極板、3・
・・・・・陽極板、4・・・・・・封入液、5・・・・
・・直流高圧電源装置、6,7・・・・・・抵抗、8・
・・・・・スイッチ手段、12・・・・・・判別装置、
20・・・・・・スクリュコンベア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体を封入せる絶縁物容器の被検査部位を、該被検
    査部位と一定の空間を隔てて対向させた直流高電圧に印
    加せる電極部材を用いて少くとも1回以上帯電させ、各
    帯電時短に上記容器が帯電する電荷量を随時検出するよ
    うにしたことを特徴とする絶縁部容器の欠陥検査方法。 2 液体を封入せる絶縁物容器の被検査部位を、該被検
    査部位と一定の空間を隔てて対向させた直流高電圧に印
    加せる電極部材を用いて少くとも1回以上帯電させ、各
    帯電時短に上記容器が帯電する電荷量を随時検出するよ
    うにした絶縁物容器の欠陥検査方法に用いる装置にして
    、液体を封入せる絶縁物容器の被検査部位における一端
    に一定の空間を隔てて一方の電極部材を対向させると共
    に、上記容器の他端に他方の電極部材を接触させて設け
    、かつ上記両電極部材間に直流高電圧電源を接続し、上
    記一方の電極部材の通電回路に開閉器を設け、さらに上
    記他方の電極部材に電荷検出器を備えてなることを特徴
    とする絶縁物容器の欠陥検査装置。 3、上記特許請求の範囲第2項に記載した装置において
    、上記一方の電極部材を上記容器の被検査部位からみて
    平面状の拡がりを持つ平板に形成したことを特徴とする
    絶縁物容器の欠陥検査装置。 4 上記特許請求の範囲第2項に記載した装置において
    、上記他方の電極部材を上記容器を載置して一方向に搬
    送するスクリューコンベアーで形成したことを特徴とす
    る絶縁物容器の欠陥検査装置。
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