JPS587649B2 - Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体 - Google Patents
Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体Info
- Publication number
- JPS587649B2 JPS587649B2 JP3789880A JP3789880A JPS587649B2 JP S587649 B2 JPS587649 B2 JP S587649B2 JP 3789880 A JP3789880 A JP 3789880A JP 3789880 A JP3789880 A JP 3789880A JP S587649 B2 JPS587649 B2 JP S587649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nad
- polyethylene glycol
- derivative
- glycol derivative
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、応用生化学、酵素工学、酵素レアクター等の
技術分野で用いられるNAD+−ポリエチレングリコー
ル誘導体に関する。
技術分野で用いられるNAD+−ポリエチレングリコー
ル誘導体に関する。
従来、補酵素、NAD+(=コチンアミドーアデニンジ
ヌクレオチド)を高分子化して尚かつ補酵素活性を保有
させた高分子化NAD+とじては、次のようなものが合
成されている。
ヌクレオチド)を高分子化して尚かつ補酵素活性を保有
させた高分子化NAD+とじては、次のようなものが合
成されている。
すなわち、N6−(6−aminohexyl)一ca
rbamoyl一NAD+一dextran、N6−(
6−aminohexyl)−carbamoyl−N
AD+−sephadex,8−(2−carboxy
etlylthio)−NAD十一polyethyl
cneimine、8−(2−c’arboxyetl
ylthio)−NAD十−polylysine,S
uccinyl−NAD+polyet}ylenei
mine、Succinyl−NAD十−forryl
polyethyleneimine、N6−(4−(
3−Hydroxybutyl))−NAD+−pol
yethyleneimineなどがある。
rbamoyl一NAD+一dextran、N6−(
6−aminohexyl)−carbamoyl−N
AD+−sephadex,8−(2−carboxy
etlylthio)−NAD十一polyethyl
cneimine、8−(2−c’arboxyetl
ylthio)−NAD十−polylysine,S
uccinyl−NAD+polyet}ylenei
mine、Succinyl−NAD十−forryl
polyethyleneimine、N6−(4−(
3−Hydroxybutyl))−NAD+−pol
yethyleneimineなどがある。
ところで上述の高分子化NAD+は、いずれも補酵素活
性が不安定であるか、低いか、特定の酵素に対してしか
補酵素活性を示さないものであったし、あるいは高い濃
度で使用したとき高粘度のため酵素レアクターに応用で
きないものであった本発明は、上述の諸点に鑑みて提案
されるもので、脱水素酵素反応またはその逆反応生産物
の全部に適当しうるNAD+−ポリエチレングリコール
誘導体を提供することを目的とする。
性が不安定であるか、低いか、特定の酵素に対してしか
補酵素活性を示さないものであったし、あるいは高い濃
度で使用したとき高粘度のため酵素レアクターに応用で
きないものであった本発明は、上述の諸点に鑑みて提案
されるもので、脱水素酵素反応またはその逆反応生産物
の全部に適当しうるNAD+−ポリエチレングリコール
誘導体を提供することを目的とする。
このため本発明は、分子量3000〜20000のポリ
エチレングリコールの末端にアミノ基を導入した誘導体
と、N6−カルボキシアルキル−NAD+とからなり、
ポリエチレングリコール誘導体1分子に対してNAD十
残基1分子がペプチド結合した化学構造式、 で示されるNAD十一ポリエチレングリコール誘導体を
要旨とする。
エチレングリコールの末端にアミノ基を導入した誘導体
と、N6−カルボキシアルキル−NAD+とからなり、
ポリエチレングリコール誘導体1分子に対してNAD十
残基1分子がペプチド結合した化学構造式、 で示されるNAD十一ポリエチレングリコール誘導体を
要旨とする。
以下、本発明の実施例について説明すると、その具体例
としては次のようなものがある。
としては次のようなものがある。
こには、NAD+のアデニン環の6位のアミン基をカル
ボキシアルキル化したNAD十誘導体と、分子量300
0〜20000のポリエチレングリコールの末端水酸基
をテミノ基に置換した誘導体とをペプチド結合させた誘
導体である。
ボキシアルキル化したNAD十誘導体と、分子量300
0〜20000のポリエチレングリコールの末端水酸基
をテミノ基に置換した誘導体とをペプチド結合させた誘
導体である。
nは70以上450以下のもの、mは1以上6以下のも
のである。
のである。
ただしポリエチレングリコール誘導体1分子KNAD十
残基1分子が結合されている。
残基1分子が結合されている。
次に、その合成例について説明すると、N6−carb
oyethyl−NAD+0.6?と、ポリエチレング
リコールの末端をアミン化した誘導体(以下、NH2−
PEGと略称する。
oyethyl−NAD+0.6?と、ポリエチレング
リコールの末端をアミン化した誘導体(以下、NH2−
PEGと略称する。
)(分子量3000〜3700)4.96fとを水15
mlに溶かし、pHを4.5以下に保ちながら少量ずつ dicyclohexyl carbodi imid
eを合計51加えて反応させる。
mlに溶かし、pHを4.5以下に保ちながら少量ずつ dicyclohexyl carbodi imid
eを合計51加えて反応させる。
室温で24時間反応させた反応混液をヂクロ口メタンで
抽出し、カチオン交換、アニオン交換、カラムクロマト
グラフイにより精製し、薄層クロマトグラフにより単一
スポットを与えるNAD十一ポリエチレングリコール誘
導体を得た。
抽出し、カチオン交換、アニオン交換、カラムクロマト
グラフイにより精製し、薄層クロマトグラフにより単一
スポットを与えるNAD十一ポリエチレングリコール誘
導体を得た。
これは、セファデツクスG−75によるクロマトグラフ
イにより高分子化されたNAD+であり、その収率は4
6%であった。
イにより高分子化されたNAD+であり、その収率は4
6%であった。
また分子量20000のポリエチレングリコールを出発
物質として末端をアミン基に置換し、N6−carbo
xyethyl−NAD十と結合させた。
物質として末端をアミン基に置換し、N6−carbo
xyethyl−NAD十と結合させた。
このようにして得られる本発明のNAD+−ポリエチレ
ングリコール誘導体は、高い補酵素活性を広汎な脱水素
酵素に対して有するのみでなく、長期間の連続反応にも
安定であり、しかもNAD+相当で3mMに濃度を上げ
ても粘度、溶解性などの物性が酵素反応の障害にならな
いという特性がある。
ングリコール誘導体は、高い補酵素活性を広汎な脱水素
酵素に対して有するのみでなく、長期間の連続反応にも
安定であり、しかもNAD+相当で3mMに濃度を上げ
ても粘度、溶解性などの物性が酵素反応の障害にならな
いという特性がある。
そして、適当な分子量のものを合成するのが容易である
。
。
また本発明のNAD+ーポリエチレングリコール誘導体
が試験したすべての脱水素酵素に対して高い補酵素活性
をもっていることは、次表により示される。
が試験したすべての脱水素酵素に対して高い補酵素活性
をもっていることは、次表により示される。
NAD+−ポリエチレングリ
コール誘導体の補酵素活性
従来の高分子化NAD+では、アルコール脱水素酵素と
乳酸脱水素酵素との双方に対して50%以上という高活
性を有するものが得られていない。
乳酸脱水素酵素との双方に対して50%以上という高活
性を有するものが得られていない。
その原因は、ポリマー分子にNAD+を密に結合させる
と、却って酵素反応を阻害するものが生成するからであ
る。
と、却って酵素反応を阻害するものが生成するからであ
る。
これに対し、本発明では、ポリマー1分子に対してNA
D+l残基しか結合させていないので、高い補酵素活性
を広範囲の脱水素酵素に対して発現しうるのである。
D+l残基しか結合させていないので、高い補酵素活性
を広範囲の脱水素酵素に対して発現しうるのである。
本発明のNAD+−ポリエチレングリコール誘導体(P
EG−NAD+)の利用の1つとして、2種の脱水素酵
素の共役による連続反応系を組むことができる。
EG−NAD+)の利用の1つとして、2種の脱水素酵
素の共役による連続反応系を組むことができる。
この共役反応系は、次のようなものである。
限外沢過膜(許容分子量1OOO)を付した反応器中に
、乳酸脱水素酵素25nM、アルコール脱水素酵素75
nMおよびPEG−NAD+3mMを入れ、これに10
mMピルビン酸500mMエタノール溶液を滞留時間3
0分の速度で注入する。
、乳酸脱水素酵素25nM、アルコール脱水素酵素75
nMおよびPEG−NAD+3mMを入れ、これに10
mMピルビン酸500mMエタノール溶液を滞留時間3
0分の速度で注入する。
そして、注入液量と同量の液量を沢過膜を通して取出し
連続反応させた。
連続反応させた。
この条件でピルビン酸の乳酸への転換率は100%であ
り、エタノール濃度を100mMに低下しても転換率は
95%であった。
り、エタノール濃度を100mMに低下しても転換率は
95%であった。
7日間の連続運転後、アルコール脱水素酵素を添加する
と、再び95%の転換率が得られたが、これはPEG−
NAD+が安定に作動していたことを示している。
と、再び95%の転換率が得られたが、これはPEG−
NAD+が安定に作動していたことを示している。
従来の高分子化NAD+を用いた連続反応では、転換率
は30%以下であり、連続運転も1日以内であったので
、これにより本発明のNAD+−ポリエチレングリコー
ル誘導体の高性能が証明されている。
は30%以下であり、連続運転も1日以内であったので
、これにより本発明のNAD+−ポリエチレングリコー
ル誘導体の高性能が証明されている。
なお、同定資料としては、次のものがある。
(!)N6−(2−carboxyethyl)−NA
D+の同定 (a)Uv;吸収:最犬266nm(ε−18600M
−ICm−1)はNAD+のアデニン環6位の修飾を示
す。
D+の同定 (a)Uv;吸収:最犬266nm(ε−18600M
−ICm−1)はNAD+のアデニン環6位の修飾を示
す。
(b)元素分析:測定値 C、35.51%;H、4,
09%;N,11.74%: C24H29N7016p2”Na3H20として計算
値C,35.12%;H14.79%一N−11.95
%を得る。
09%;N,11.74%: C24H29N7016p2”Na3H20として計算
値C,35.12%;H14.79%一N−11.95
%を得る。
(e)赤外スペクトル分析;1630Cm―’に広い吸
収がありCOO−の存在を示す。
収がありCOO−の存在を示す。
(d)原子吸光スペクトル分析;NAD+誘導体1分子
につき3.1モルのNa原子の存在を示した。
につき3.1モルのNa原子の存在を示した。
(e)NMRスペクトル分析;D20中でNAD十のプ
ロトンシグナルの他にδ値 2.56ppm(2H,t,CH2COO)と3.65
ppm((2H,t,N6−CH2)が観測できた。
ロトンシグナルの他にδ値 2.56ppm(2H,t,CH2COO)と3.65
ppm((2H,t,N6−CH2)が観測できた。
(ii)アミノポリエチレングリコールの同定(a)M
Jニトロベ゛ンセンスルホン酸法により求めたアミン基
の数はポリエチレングリコール1分子当り1.2〜1.
4である。
Jニトロベ゛ンセンスルホン酸法により求めたアミン基
の数はポリエチレングリコール1分子当り1.2〜1.
4である。
(t)SP−Sephadexに吸着され45mMNa
Clで溶出される。
Clで溶出される。
(1i)NAD+−ポリエチレングリコール誘導体の同
定 (a)シリカゲル薄層クロマトグラフイ;溶媒系(イソ
酪酸:水:28%アンモニア水−66:33:1、7)
または(ジクロロメタン:メタノール=5:1)で単一
スポットを与える。
定 (a)シリカゲル薄層クロマトグラフイ;溶媒系(イソ
酪酸:水:28%アンモニア水−66:33:1、7)
または(ジクロロメタン:メタノール=5:1)で単一
スポットを与える。
(h}透析膜Spectrapor No.6(透過最
大分子量=1000)24時間透析で漏出せず。
大分子量=1000)24時間透析で漏出せず。
(c)標品の266nm吸光度分析と、トリニトロさン
センスルホン酸によるアミノ基の測定からNAD+l残
基当りのアミノ基数は1.2〜1.4である。
センスルホン酸によるアミノ基の測定からNAD+l残
基当りのアミノ基数は1.2〜1.4である。
(d)SP−Sephadex C−25にもDEAE
−Sephadex A−25にも非吸着である。
−Sephadex A−25にも非吸着である。
(e)このものは酵母アルコール脱水素酵素、エタノー
ルの存在下で340nmの吸光が増大する。
ルの存在下で340nmの吸光が増大する。
以上合成反応原料の化学構造と、生産物のアミン基数、
カルボキシール基の不存在および分子量とから化学構造
式が正しいものと考えられる。
カルボキシール基の不存在および分子量とから化学構造
式が正しいものと考えられる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分子量3000〜20000のポリエチレングリコ
ールの末端にアミン基を導入した誘導体と、N6−カル
ボキシアルキルーNAD+とからなり、ポリエチレング
リコール誘導体1分子に対してNAD+残基1分子がペ
プチド結合した化学構造式、 で示される、NAD+−ポリエチレングリコール誘導体
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3789880A JPS587649B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3789880A JPS587649B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56133334A JPS56133334A (en) | 1981-10-19 |
| JPS587649B2 true JPS587649B2 (ja) | 1983-02-10 |
Family
ID=12510354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3789880A Expired JPS587649B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587649B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0644927B2 (ja) * | 1987-03-14 | 1994-06-15 | 日本油脂株式会社 | 徐放性活性成分放出剤 |
| GB9814212D0 (en) | 1998-07-01 | 1998-09-02 | Dow Corning Gmbh | Polymer composition |
-
1980
- 1980-03-25 JP JP3789880A patent/JPS587649B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56133334A (en) | 1981-10-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0009578B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von an Makromoleküle gebundenen, ein Adeninringsystem enthaltenden Koenzymen und enzymatisches Verfahren | |
| AU754858B2 (en) | Mono- and di-derivatives of cyclodextrins, synthesis thereof and purification and use thereof in a support | |
| EP3984992B1 (en) | Compound comprising certain level of bio-based carbon | |
| EP2832766A1 (en) | Process for preparing polyrotaxane having blocking groups | |
| EP3974454B1 (en) | Method for preparing high-purity sugammadex sodium | |
| CN111100178B (zh) | 一种药用级胆固醇硫酸酯钠的制备方法 | |
| JPH03155779A (ja) | オリゴヌクレオチドと酵素の結合物およびその製造方法 | |
| JPS587649B2 (ja) | Nad↑+−ポリエチレングリコ−ル誘導体 | |
| JPH0613557B2 (ja) | テイコプラニン因子a▲下2▼成分1をテイコプラニン因子a▲下2▼成分3に転化する方法 | |
| EP0319993A2 (en) | Maltooligosaccharide derivatives and reagents for determination of amylase activity | |
| Visser et al. | Synthesis of polymers of isocyanides derived from tripeptides containing imidazolyl, carboxyl, and hydroxymethyl groups | |
| US20240400471A1 (en) | Labeling method, oxidant for labeling, ruthenium complex, catalyst, labeling compound, and compound | |
| JPH01319502A (ja) | シクロデキストリン誘導体及びその製造方法 | |
| Neuman Jr et al. | High-pressure studies. XX. Deacylation of acyl-. alpha.-chymotrypsins | |
| LU601545B1 (en) | A cysteine selective probe and its preparation method | |
| Yi et al. | A convenient synthesis of a permethyl‐substituted β‐cyclodextrin‐containing polysiloxane stationary phase using an amide linking group | |
| Stevens et al. | Thiocyante-catalyzed cis-trans isomerization of cis-. beta.-acetylacrylic acid. A model for maleylacetoacetic acid | |
| JP3148029B2 (ja) | 多糖誘導体モノマーの製造法 | |
| JP2866098B2 (ja) | 環状アミノ酸の製造方法 | |
| JP790H (ja) | オリゴグルコシド誘導体 | |
| KR810001104B1 (ko) | N-메틸모라노린의 제조법 | |
| CN109111533B (zh) | 硫酸肝素与fk506共轭物酶化学合成以及应用 | |
| JPH01275595A (ja) | カナマイシン誘導体 | |
| JPH08301875A (ja) | 金チオリンゴ酸ナトリウムの製造法 | |
| IE45046B1 (en) | Method of producing 5-fluorouracil derivatives |