JPS592738B2 - 耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材 - Google Patents
耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材Info
- Publication number
- JPS592738B2 JPS592738B2 JP53106750A JP10675078A JPS592738B2 JP S592738 B2 JPS592738 B2 JP S592738B2 JP 53106750 A JP53106750 A JP 53106750A JP 10675078 A JP10675078 A JP 10675078A JP S592738 B2 JPS592738 B2 JP S592738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- crack propagation
- spalling resistance
- amount
- roll material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、熱延用または冷延用バックアップロールとし
て使用される鍛鋼製焼入ロール材の改良に関し、特にそ
の耐スポーリング性を改善したものである。
て使用される鍛鋼製焼入ロール材の改良に関し、特にそ
の耐スポーリング性を改善したものである。
熱延用または冷延用バックアップロールに要求される材
質特性の主なるものとして耐スポーリング性及び耐摩耗
性が挙げられる。
質特性の主なるものとして耐スポーリング性及び耐摩耗
性が挙げられる。
バックアップロールのスポーリングとは、熱衝撃あるい
は転勤疲労により生じた微少な亀裂がロールの転勤中に
伝播して生ずるものであり、ロール1回の組込み使用中
に、深さ数十ミリメートルにも達し、応々にして表面剥
離に到ることがある。
は転勤疲労により生じた微少な亀裂がロールの転勤中に
伝播して生ずるものであり、ロール1回の組込み使用中
に、深さ数十ミリメートルにも達し、応々にして表面剥
離に到ることがある。
バックアップロール材としては中炭素低クロム鋼を焼入
れ焼もどして表面硬度(Hv)340〜450に調整し
たものが広く用いられてきた。
れ焼もどして表面硬度(Hv)340〜450に調整し
たものが広く用いられてきた。
その化学成分組成は、一般に、C014〜0.5係、S
iO,15〜1.6%、Mn 0.15〜1.6%、N
i O,99係以下、Cr 2.C)−5,0%、Mo
0.4’%以下、VO12O12係上下他不純物少量、
残部鉄から成る。
iO,15〜1.6%、Mn 0.15〜1.6%、N
i O,99係以下、Cr 2.C)−5,0%、Mo
0.4’%以下、VO12O12係上下他不純物少量、
残部鉄から成る。
しかるに、近年は耐摩耗性改善の要請から、C量を増し
、焼もどし温度を下げることによりロールの表面硬度を
高める傾向にあり、将来は更に表面硬度(Hv)500
前後に高めた高硬度ロールの需要が増大するものと予想
される。
、焼もどし温度を下げることによりロールの表面硬度を
高める傾向にあり、将来は更に表面硬度(Hv)500
前後に高めた高硬度ロールの需要が増大するものと予想
される。
ところが、このようにC量を高め、また焼もどし温度を
下げて表面硬度を高めると、それと同時にもう一方の主
要特性である耐スポーリング性が劣化するという問題が
ある。
下げて表面硬度を高めると、それと同時にもう一方の主
要特性である耐スポーリング性が劣化するという問題が
ある。
この耐スポーリング性の改善は、従来もっばら、転勤疲
労強度すなわち繰返し回転下での耐強度限界を高めるこ
と、および剥離につながる脆性破壊を防止するために衝
撃値等の靭性を高めること等の見地から試みられ、これ
ら転勤疲労強度及び衝撃値の良好なものが耐スポーリン
グ性にもすぐれたロールであるとされてきた。
労強度すなわち繰返し回転下での耐強度限界を高めるこ
と、および剥離につながる脆性破壊を防止するために衝
撃値等の靭性を高めること等の見地から試みられ、これ
ら転勤疲労強度及び衝撃値の良好なものが耐スポーリン
グ性にもすぐれたロールであるとされてきた。
しかし、そのようなロール材であっても、実際の使用に
おけるスポーリング発生頻度は殆んど改善されていない
のが実情である。
おけるスポーリング発生頻度は殆んど改善されていない
のが実情である。
本発明は、バックアップロール材に関する上記問題点を
克服し、耐スポーリング性と耐摩耗性のいづれにもすぐ
れた新規なロール材を開発せんとするものである。
克服し、耐スポーリング性と耐摩耗性のいづれにもすぐ
れた新規なロール材を開発せんとするものである。
本発明者等は、上記目的を達成すべく、バックアップロ
ールにおけるスポーリングの過程について膠細な調査を
行なった結果、スポーリングの寿命を支配しているのは
、従来一般に言われているような転勤疲労強度や靭性値
ではすく、これらの特性と全く異なる疲労亀裂伝播特性
であるという新事実を発見した。
ールにおけるスポーリングの過程について膠細な調査を
行なった結果、スポーリングの寿命を支配しているのは
、従来一般に言われているような転勤疲労強度や靭性値
ではすく、これらの特性と全く異なる疲労亀裂伝播特性
であるという新事実を発見した。
なお、この疲労亀裂伝播特性とは、後述のように、亀裂
伝播速度da/dn(mm/cycle)と応力拡大係
数ΔK (kg・rnm−3/2 )との関係に基づく
特性値である。
伝播速度da/dn(mm/cycle)と応力拡大係
数ΔK (kg・rnm−3/2 )との関係に基づく
特性値である。
すなわち、本発明者等の詳細な研究によれば、バックア
ップロール使用時の表面における微少亀裂は、ロール表
面に存在する介在物や研削疵の部分から比較的初期に発
生してしまい、たとえ転勤疲労強度を上げても、亀裂発
生時期を若干遅らせ得るにすぎず、スポーリング寿命全
体に対してはそれほどの寄与はすく、また一方表面亀裂
が進展し、ある臨界長さに達したときの脆性破壊により
生ずる表面剥離に対しては、たとえ靭性値を上げたとこ
ろで、亀裂の臨界長さをわずかに増大させ得るにすぎず
、従って亀裂の成長速度が速い場合は、スポーリング寿
命にそれほどの差はないことが判明した。
ップロール使用時の表面における微少亀裂は、ロール表
面に存在する介在物や研削疵の部分から比較的初期に発
生してしまい、たとえ転勤疲労強度を上げても、亀裂発
生時期を若干遅らせ得るにすぎず、スポーリング寿命全
体に対してはそれほどの寄与はすく、また一方表面亀裂
が進展し、ある臨界長さに達したときの脆性破壊により
生ずる表面剥離に対しては、たとえ靭性値を上げたとこ
ろで、亀裂の臨界長さをわずかに増大させ得るにすぎず
、従って亀裂の成長速度が速い場合は、スポーリング寿
命にそれほどの差はないことが判明した。
しかして、かかる転勤疲労強度や靭性値とは異なり、疲
労亀裂伝播特性がすぐれる場合、すなわち該伝播速度が
十分に遅い場合には、表面に亀裂が発生しても殆んど成
長しないためスポーリングに発展することはすく、また
たとえ成長が始まった場合でも、伝播速度が十分に遅い
ので該亀裂が脆性破壊を起す臨界長さに達する前にロー
ル組替時期が到来し、その時期に研削等の表面手直しに
より亀裂を除去すれば、スポーリングの発生を未然に防
ぐことができる等、疲労亀裂伝播特性がスポーリングを
支配する最も重要な因子であり、この特性を改善するこ
とによって耐スポーリング性を効果的に高め得ることが
明らかになった。
労亀裂伝播特性がすぐれる場合、すなわち該伝播速度が
十分に遅い場合には、表面に亀裂が発生しても殆んど成
長しないためスポーリングに発展することはすく、また
たとえ成長が始まった場合でも、伝播速度が十分に遅い
ので該亀裂が脆性破壊を起す臨界長さに達する前にロー
ル組替時期が到来し、その時期に研削等の表面手直しに
より亀裂を除去すれば、スポーリングの発生を未然に防
ぐことができる等、疲労亀裂伝播特性がスポーリングを
支配する最も重要な因子であり、この特性を改善するこ
とによって耐スポーリング性を効果的に高め得ることが
明らかになった。
従来、疲労亀裂伝播特性に着目して耐スポーリング性を
改善しようとする試みは全く見当らないが、本発明者等
は上記知見に基づいて、該伝播特性を改善することによ
って耐スポーリング性を高めることを企図し、これをロ
ール材の化学成分組成の工夫により達成すべく、該特性
に及ぼす各種合金元素の影響について更に詳細な研究を
進めた。
改善しようとする試みは全く見当らないが、本発明者等
は上記知見に基づいて、該伝播特性を改善することによ
って耐スポーリング性を高めることを企図し、これをロ
ール材の化学成分組成の工夫により達成すべく、該特性
に及ぼす各種合金元素の影響について更に詳細な研究を
進めた。
その結果、Mo及び■が、該特性の向上に顕著な効果を
有し、殊に該両元素を複合的に一定量添加することによ
り、耐スポーリング性を効果的に高め得ることを見出し
た。
有し、殊に該両元素を複合的に一定量添加することによ
り、耐スポーリング性を効果的に高め得ることを見出し
た。
本発明は以上の諸知見にもとづいて完成されたものであ
る。
る。
すなわち、本発明は、C0,6%を越え、0.95%以
下、S i O,15〜1.6%、M n O,1,5
〜1.6係、Ni0.99%以下、Cr 3.0〜5.
0%、M。
下、S i O,15〜1.6%、M n O,1,5
〜1.6係、Ni0.99%以下、Cr 3.0〜5.
0%、M。
0.5〜1.2係、Vo、2〜0.8係、残部鉄及び不
可避的不純物から成り、耐摩耗性を満たしつつ更に耐ス
ポーリング性にもすぐれた新規なるバックアップロール
材を提供するものである。
可避的不純物から成り、耐摩耗性を満たしつつ更に耐ス
ポーリング性にもすぐれた新規なるバックアップロール
材を提供するものである。
Mo及び■の両元素はいづれも転勤疲労強度や靭性値の
改善には殆んど効果はなく、また従来バックアップロー
ル材の主要成分として用いられた例はない。
改善には殆んど効果はなく、また従来バックアップロー
ル材の主要成分として用いられた例はない。
これに対し、本発明は、耐スポーリング性改善元素とし
て該両元素を特定量富化して成る特異の成分組成を構成
した点に一特徴を有するものである。
て該両元素を特定量富化して成る特異の成分組成を構成
した点に一特徴を有するものである。
以下、本発明に係るバックアップロール材の成分組成限
定理由について説明する。
定理由について説明する。
Cは、ロール材の硬度を高め、耐摩耗性を付与するに有
用な元素であるが、第6図に示すようにその量が0.6
%を越えたところから摩耗量が著しく減少し、一方約0
.95%を越えると炭化物の均一な分散状態が得られず
、靭性その他の機械的性質が低下する。
用な元素であるが、第6図に示すようにその量が0.6
%を越えたところから摩耗量が著しく減少し、一方約0
.95%を越えると炭化物の均一な分散状態が得られず
、靭性その他の機械的性質が低下する。
このため、C量は0.6 %を越え0.95%以下とす
る。
る。
なお、試験条件は下記の通りである。
供試材: 0.3〜0.85 C−0,7S i −0
,5Mn −3、5Cr −0,I Ni −0,6M
o−0,3V材硬さはHv約500に調整。
,5Mn −3、5Cr −0,I Ni −0,6M
o−0,3V材硬さはHv約500に調整。
相手材: 0.85 C−3,5Cr (Hv 880
)材試験条件:押圧力Pmax 140 ky/71
−71すべり率9% 潤滑条件下 Si及びMnは、製鋼過程での脱酸剤として用いられる
ほか、ロール材の焼入性の改善に有効な元素である。
)材試験条件:押圧力Pmax 140 ky/71
−71すべり率9% 潤滑条件下 Si及びMnは、製鋼過程での脱酸剤として用いられる
ほか、ロール材の焼入性の改善に有効な元素である。
このため約0.15%以上添加すべきであるが、過度に
添加すると脱酸生成物が増加し、鋼の清浄度を損なう。
添加すると脱酸生成物が増加し、鋼の清浄度を損なう。
よって、Si及びMnはそれぞれ、0.15〜1.6%
の範囲で加えられる。
の範囲で加えられる。
Niは、焼入性の改善、結晶粒の微細化に有用な元素で
ある。
ある。
但し、過度に添加すると炭化物の球状化を阻害する。
よって添加量は0.99%を上限とする。
Crは、靭性を付与するほか、その炭化物を形成して硬
度、耐摩耗性を高めるための重要な元素である。
度、耐摩耗性を高めるための重要な元素である。
C,Crはどちらを増量しても炭化物の体積率は上昇し
、その上昇に伴って耐摩耗性が向上するが、Cr量を変
えずにC量のみを増加させると、微細なCr7C3型炭
化物の他に粗大なセメンタイト型(Cr3C2)の炭化
物が生成し、靭性が著しく低下するので、C量とともに
Cr量を増加させる必要がある。
、その上昇に伴って耐摩耗性が向上するが、Cr量を変
えずにC量のみを増加させると、微細なCr7C3型炭
化物の他に粗大なセメンタイト型(Cr3C2)の炭化
物が生成し、靭性が著しく低下するので、C量とともに
Cr量を増加させる必要がある。
この場合、Cr量が約3.0%に満たないと、靭性が不
足し、一方約5.0係を超える添加は、製鋼技術上の問
題を伴い、健全な鋼塊の製造が困難になる。
足し、一方約5.0係を超える添加は、製鋼技術上の問
題を伴い、健全な鋼塊の製造が困難になる。
よって、360〜5.0%の範囲で添加する。
Mo及び■は前述のように、疲労亀裂伝播特性を改善し
、耐スポーリング性を高めるのに有効な元素である。
、耐スポーリング性を高めるのに有効な元素である。
このMo及びVの添加効果につき、第1表に掲示の化学
成分組成を有する鋼を例に挙げて説明する。
成分組成を有する鋼を例に挙げて説明する。
第1図は、第1表掲示の各鋼を素材とするロール材をそ
れぞれ硬度Hv 500とな来るように熱処理しく鉱/
/61〜4:焼入れ温度930℃、焼もどし温度540
℃、鋼A65〜7:焼入れ温度930℃、焼もどし温度
575℃)、それぞれの亀裂伝播速度d a / d
n (am/ cyc I e )と応力拡大係数範囲
ΔK(kg・mm−3/2)とを測定してプロットした
グラフである。
れぞれ硬度Hv 500とな来るように熱処理しく鉱/
/61〜4:焼入れ温度930℃、焼もどし温度540
℃、鋼A65〜7:焼入れ温度930℃、焼もどし温度
575℃)、それぞれの亀裂伝播速度d a / d
n (am/ cyc I e )と応力拡大係数範囲
ΔK(kg・mm−3/2)とを測定してプロットした
グラフである。
疲労亀裂伝播特性は該伝播速度da/dnと応力負荷振
幅に対応する応力拡大係数範囲Δにとの関数として求め
られ、従って同図における曲線が右側に位置するものほ
ど、疲労亀裂伝播特性にすぐれると評価することができ
る。
幅に対応する応力拡大係数範囲Δにとの関数として求め
られ、従って同図における曲線が右側に位置するものほ
ど、疲労亀裂伝播特性にすぐれると評価することができ
る。
図中、曲線番号1〜5は各々前記第1表の鋼番号を表わ
す。
す。
これより、疲労亀裂伝播特性は、Mo添加量の増加に伴
って改善されることが認められる。
って改善されることが認められる。
なお、第1表に併記した破壊靭性及び転勤疲労強度(繰
返し数I X 106回)に示されるように、これらの
特性に対してMo及び■は実質的な影響を与えず、専ら
疲労亀裂伝播特性に関し特有の効果を発揮するものであ
る。
返し数I X 106回)に示されるように、これらの
特性に対してMo及び■は実質的な影響を与えず、専ら
疲労亀裂伝播特性に関し特有の効果を発揮するものであ
る。
また、第2図は前記第1表掲示の各鋼について疲労亀裂
進展下限界応力拡大係数ΔKth(kg・mm a/2
)の値とMo添加量の関係を示したグラフであり、図
中の番号は第1表の各鋼番号を表わす。
進展下限界応力拡大係数ΔKth(kg・mm a/2
)の値とMo添加量の関係を示したグラフであり、図
中の番号は第1表の各鋼番号を表わす。
この応力拡大係数ΔKthは、亀裂伝播速度d a /
d nが0になる(すなわち亀裂の成長がすくする)
ようなくり返し負荷する応力拡大係数範囲Δにの限界値
を示すものであり、疲労亀裂伝播特性の良否を示す特性
値である。
d nが0になる(すなわち亀裂の成長がすくする)
ようなくり返し負荷する応力拡大係数範囲Δにの限界値
を示すものであり、疲労亀裂伝播特性の良否を示す特性
値である。
その値が高い程、疲労亀裂伝播特性にすぐれることを意
味する。
味する。
上記第1図及び第2図に示されるように、MO添加効果
を十分に発揮させ、良好な疲労亀裂伝播特性を得るには
、MO約0.5係以上を添加することが望ましい。
を十分に発揮させ、良好な疲労亀裂伝播特性を得るには
、MO約0.5係以上を添加することが望ましい。
但し、約1.2係を超えて多量に添加しても効果の増大
は殆んど期待できない。
は殆んど期待できない。
従っテ、好ましくは0.5〜1.2%の範囲で加えられ
る。
る。
第3図は、■添加量を変えた場合の疲労亀裂伝播特性を
示すグラフであり、図中の曲線番号は前記第1表掲示の
鋼番号を表わす。
示すグラフであり、図中の曲線番号は前記第1表掲示の
鋼番号を表わす。
同図と前記第1図との対比から明らかなようにMoとと
もに■を複合添加することにより、疲労亀裂伝播特性は
顕著に改善されることが認められる。
もに■を複合添加することにより、疲労亀裂伝播特性は
顕著に改善されることが認められる。
また、その改善効果は、添加量の増加に伴なって一層増
大することも明らかである。
大することも明らかである。
但し、■約0.2係以下では十分な効果を得難く、一方
約o、s%を超えて添加しても効果の増大はそれほど期
待できず高価7a’Vの多量使用による経済的不利を伴
なう。
約o、s%を超えて添加しても効果の増大はそれほど期
待できず高価7a’Vの多量使用による経済的不利を伴
なう。
従って、■は0.2〜0.8%の範囲内で添加される。
上記各成分元素のほか、製鋼過程で必然的に混入するP
、Sその他の不純物は、この種の鋼に通常許容される範
囲内で存在してよく、例えばPは約0.035%以下、
Sは約0.040係以下であれば本発明の趣旨は何ら損
なわれない。
、Sその他の不純物は、この種の鋼に通常許容される範
囲内で存在してよく、例えばPは約0.035%以下、
Sは約0.040係以下であれば本発明の趣旨は何ら損
なわれない。
ε 次に、実施例を挙げて、本発明ロール材の材質特性
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
実施例
第2表に掲示の成分組成を有す・る各ロール材について
緒特性を測定し比較した。
緒特性を測定し比較した。
同表中、供試材AI、II及び■は比較材であり、この
うち、alと■は従来一般に用いられているロール材の
代表的組成を有するものである。
うち、alと■は従来一般に用いられているロール材の
代表的組成を有するものである。
供試材扁■〜■は本発明に係る成分組成を有するロール
材である。
材である。
なお、各試供材とも、H■500の高硬度を付与するた
めに第3表に示す熱処理を施こした。
めに第3表に示す熱処理を施こした。
上記各供試材の疲労亀裂伝播特性を第4図に示す。
縦軸は亀裂伝播速度(am/ cyc Ie )、横軸
は応力拡大係数範囲(kg・m712−3/2)を表わ
す。
は応力拡大係数範囲(kg・m712−3/2)を表わ
す。
図より、本発明に係るロール材(痛■〜■)は、いづれ
の比較材(AI、II、111)よりもすぐれた疲労亀
裂伝播特性を備えることが認められる。
の比較材(AI、II、111)よりもすぐれた疲労亀
裂伝播特性を備えることが認められる。
第5図は、前記第4図に示した疲労亀裂伝播特性にもと
づいて、実際のロール(ロール径:1200rILmφ
、ワークロール径:600m1φ、接触応カニ 140
kg/rItm、 1回の組込みにおけるロール転動
数: 1.4X 106回)において、深さ0.2朋の
微少亀裂が2.0mm深さの割れに成長するまでのロー
ル転勤回数を示したグラフである。
づいて、実際のロール(ロール径:1200rILmφ
、ワークロール径:600m1φ、接触応カニ 140
kg/rItm、 1回の組込みにおけるロール転動
数: 1.4X 106回)において、深さ0.2朋の
微少亀裂が2.0mm深さの割れに成長するまでのロー
ル転勤回数を示したグラフである。
図より、比較材(AI 、 II、及び■)の転勤回数
が約4×105もしくはそれ以下であるのに対し、本発
明ロール材(//6.lV〜V)のそれは約1.8XI
O6ないし1×107にも及ぶ耐スポーリング性を備え
、その寿命は前者の約5〜25倍に達することが認めら
れる。
が約4×105もしくはそれ以下であるのに対し、本発
明ロール材(//6.lV〜V)のそれは約1.8XI
O6ないし1×107にも及ぶ耐スポーリング性を備え
、その寿命は前者の約5〜25倍に達することが認めら
れる。
以上のように、本発明は、疲労亀裂伝播特性を高めるこ
とにより耐スポーリング性を改善し、併せて高度の硬さ
を付与してバックアップロール材としての特性を高め、
従来材に比し飛躍的にすぐれた耐久性を保証するもので
ある。
とにより耐スポーリング性を改善し、併せて高度の硬さ
を付与してバックアップロール材としての特性を高め、
従来材に比し飛躍的にすぐれた耐久性を保証するもので
ある。
第1図、第3図及び第4図は疲労亀裂伝播特性を示すグ
ラフ、第2図は下限応力拡大係数とM。 添加量の関係を示すグラフ、第5図はロール転勤数と亀
裂深さの関係を示すグラフである。 第6図はC量と摩耗量との関係を示すグラフである。
ラフ、第2図は下限応力拡大係数とM。 添加量の関係を示すグラフ、第5図はロール転勤数と亀
裂深さの関係を示すグラフである。 第6図はC量と摩耗量との関係を示すグラフである。
Claims (1)
- I C0,6係を越え0.95%以下、SiO,15
〜1.6係、Mn 0.15〜1.6%、NiO,99
%以下、Cr 3.0〜5.0 %、Mo0.5〜1.
2%、Vo、2〜0.8%、残部鉄及び不可避的不純物
から成る耐スポーリング性にすぐれたバックアップロー
ル材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53106750A JPS592738B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | 耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53106750A JPS592738B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | 耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5550452A JPS5550452A (en) | 1980-04-12 |
| JPS592738B2 true JPS592738B2 (ja) | 1984-01-20 |
Family
ID=14441580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53106750A Expired JPS592738B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | 耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592738B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747848A (en) * | 1980-09-04 | 1982-03-18 | Kobe Steel Ltd | Intermediate roll for six-high rolling mill |
| JPS59118857A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-09 | Japan Steel Works Ltd:The | 耐クラツク性補強ロ−ル材 |
| JPS6130654A (ja) * | 1984-07-21 | 1986-02-12 | Kanto Tokushu Seikou Kk | アルミニウム連続鋳造用ロ−ルシエル鋼 |
| JPH0774411B2 (ja) * | 1986-08-08 | 1995-08-09 | 川崎製鉄株式会社 | 高耐摩耗性圧延用ロ−ル材 |
| JPS63100160A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-05-02 | Kubota Ltd | 耐クラツク性に優れたアングル熱間圧延用複合ロ−ル材 |
| JP2553440B2 (ja) * | 1992-09-18 | 1996-11-13 | 株式会社日本製鋼所 | 圧延用補強ロール材 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5426975B2 (ja) * | 1974-03-23 | 1979-09-07 | ||
| JPS5476414A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-19 | Hitachi Metals Ltd | Shank or shell material for highhspeed tool steel |
-
1978
- 1978-08-30 JP JP53106750A patent/JPS592738B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5550452A (en) | 1980-04-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2019080457A1 (zh) | 含氮微合金化弹簧钢及其制备方法 | |
| CN113234998A (zh) | 一种Nb-Ti微合金化耐高温渗碳齿轮钢及其制造方法 | |
| CN103114245B (zh) | 一种耐磨衬板及其制备方法 | |
| WO2006136079A1 (fr) | Acier coulé résistant à l’usure de type martensite rigidifié par une couche d’austénite et son procédé de fabrication | |
| WO2019080458A1 (zh) | 微合金化弹簧钢及其制备方法 | |
| CN113832396B (zh) | 一种长寿命适用于非常规油气作业压裂泵阀体用钢及其锻造方法 | |
| CN112143970B (zh) | 高强高韧非调质前轴用钢及其生产方法 | |
| JP3544131B2 (ja) | 中炭素鋼の製造方法 | |
| JP2003183766A (ja) | 熱間加工用工具材 | |
| JPS592738B2 (ja) | 耐スポ−リング性にすぐれたバツクアツプロ−ル材 | |
| CN111218622A (zh) | 一种奥氏体高锰钢及其制备方法 | |
| CN102312159A (zh) | 马氏体耐磨铸钢的热处理工艺 | |
| CN1024690C (zh) | 高铬合金铸铁及其热处理工艺和应用 | |
| US3820981A (en) | Hardenable alloy steel | |
| JPH0692625B2 (ja) | 熱間圧延用ロール | |
| JPS5925957A (ja) | ブレ−カ−用高じん性チゼル | |
| JPH08209299A (ja) | 高耐焼付性熱間圧延用ロール材およびその製造方法 | |
| JPS60245772A (ja) | 高低圧一体型蒸気タ−ビンロ−タ用低合金鋼 | |
| CN111172454A (zh) | 314耐热钢丝及其制备方法 | |
| JP2007146263A (ja) | 水冷孔からの割れが抑制されたダイカスト用熱間工具鋼 | |
| JPH07179988A (ja) | 高温強度の優れた熱間工具鋼 | |
| JP2541092B2 (ja) | 肉厚大型などの耐摩耗鋳鉄材の製造方法 | |
| JP3482349B2 (ja) | 熱間加工用工具材 | |
| CN106636896A (zh) | 一种高淬透性热轧刀板钢 | |
| JPH02101154A (ja) | 破砕機用耐摩耗部品 |