JPS5933669B2 - 表面硬化層をもつ鉄−クロム系制振合金 - Google Patents
表面硬化層をもつ鉄−クロム系制振合金Info
- Publication number
- JPS5933669B2 JPS5933669B2 JP51042988A JP4298876A JPS5933669B2 JP S5933669 B2 JPS5933669 B2 JP S5933669B2 JP 51042988 A JP51042988 A JP 51042988A JP 4298876 A JP4298876 A JP 4298876A JP S5933669 B2 JPS5933669 B2 JP S5933669B2
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- Japan
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- alloy
- chromium
- iron
- vibration damping
- metal
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明にかかる制振合金は、該合金が保有する振動減衰
能を損なうことなく耐摩耗性を増大させるために、合金
部材全表面積の80%以内の範囲に、浸炭、金属メッキ
、金属またはセラミック溶射、金属拡散浸透処理法のい
ずれかにより表面硬化層を形成させた鉄一クロム系制振
合金である。
能を損なうことなく耐摩耗性を増大させるために、合金
部材全表面積の80%以内の範囲に、浸炭、金属メッキ
、金属またはセラミック溶射、金属拡散浸透処理法のい
ずれかにより表面硬化層を形成させた鉄一クロム系制振
合金である。
近年、産業機械から発生する騒音、振動の低減対策の一
助として、振動減衰能の高い金属材料、たとえば鉄一ク
ロムを主合金成分とするフェライト系の磁壁移動型制振
合金が使用されている。しかし、これら合金の実用状態
における硬さは概ねHv150程度で、耐摩耗性が要求
される用途には適しない。このため、何らかの耐摩耗性
向上手段を講する必要がある。金属の耐摩耗性向上手段
として種々の表面硬化処理法が実用されているが、振動
減衰能が犠牲になることは好ましくない。
助として、振動減衰能の高い金属材料、たとえば鉄一ク
ロムを主合金成分とするフェライト系の磁壁移動型制振
合金が使用されている。しかし、これら合金の実用状態
における硬さは概ねHv150程度で、耐摩耗性が要求
される用途には適しない。このため、何らかの耐摩耗性
向上手段を講する必要がある。金属の耐摩耗性向上手段
として種々の表面硬化処理法が実用されているが、振動
減衰能が犠牲になることは好ましくない。
この点から表面硬化処理が振動減衰能におよぼす影響を
実験により調査したところ、合金部材全表面積の80%
以内の範囲を表面硬化処理するならば、振動減衰能はさ
ほど減退しないことが確認できた。この実験結果にもと
づいて、本発明者はさきに軟窒化処理により、合金部材
全表面積の80%以内の範囲に表面硬化層を形成させた
鉄−クロム系磁壁移動型制振合金部材を特許出願(特願
昭50−117481号)した。
実験により調査したところ、合金部材全表面積の80%
以内の範囲を表面硬化処理するならば、振動減衰能はさ
ほど減退しないことが確認できた。この実験結果にもと
づいて、本発明者はさきに軟窒化処理により、合金部材
全表面積の80%以内の範囲に表面硬化層を形成させた
鉄−クロム系磁壁移動型制振合金部材を特許出願(特願
昭50−117481号)した。
その後、表面硬化層形成手段として、他の手段適用の可
否を実験により調べたところ、浸炭、金属メッキ、金属
またはセラミック溶射、金属拡散浸透などによる表面硬
化処理が有効であることを確認した。尚、前記の金属拡
散浸透処理法とは、主として金属元素を拡散被覆する処
理方法で、浸透させる元素は、Cr、Si、B、Mo、
W、V、Be、Ti、Ta、Al、Zn等であり、窒化
処理はこれに含まれない。
否を実験により調べたところ、浸炭、金属メッキ、金属
またはセラミック溶射、金属拡散浸透などによる表面硬
化処理が有効であることを確認した。尚、前記の金属拡
散浸透処理法とは、主として金属元素を拡散被覆する処
理方法で、浸透させる元素は、Cr、Si、B、Mo、
W、V、Be、Ti、Ta、Al、Zn等であり、窒化
処理はこれに含まれない。
本発明にかかる制振合金部材の合金組成は鉄−クロム系
で、その具体例はつぎのとおりである。(ハ 基本成分
:C:0.1%以下、Si:4.5%以下、Mn:3.
0%以下、Cr:5〜35%、Co:30%以下、Al
:8%以下、(ただし、51とAlは単独または複合金
有させる)、残余Feおよび不純物。
で、その具体例はつぎのとおりである。(ハ 基本成分
:C:0.1%以下、Si:4.5%以下、Mn:3.
0%以下、Cr:5〜35%、Co:30%以下、Al
:8%以下、(ただし、51とAlは単独または複合金
有させる)、残余Feおよび不純物。
(2)上記成分よりなる合金部材の制振効果助長成分:
V:0.05〜3.0%、Mo:0.05〜5.0%、
Nbまたは/およびTa:0.05〜2.0%のいづれ
か1種または2種以上(合計量で0.05〜6.0%)
。
V:0.05〜3.0%、Mo:0.05〜5.0%、
Nbまたは/およびTa:0.05〜2.0%のいづれ
か1種または2種以上(合計量で0.05〜6.0%)
。
(3)(ハ、または(1)と(2)よりなる合金部材の
被削性改善成分:S:0.05〜0.20%、Pb:0
.03〜0.30%、Be:0.03〜0.20%、T
e:0.01〜0.20%、Bi:0.03〜0.30
%、Ca:0.001〜0.030%のいづれか1種ま
たは2種以上。
被削性改善成分:S:0.05〜0.20%、Pb:0
.03〜0.30%、Be:0.03〜0.20%、T
e:0.01〜0.20%、Bi:0.03〜0.30
%、Ca:0.001〜0.030%のいづれか1種ま
たは2種以上。
本発明合金部材の合金元素およびその含有量の数値限定
の理由を説明する。
の理由を説明する。
(イ)C:強度増大のために加えるが、制振効果を損な
わないためには0.10%までの範囲が適量である。
わないためには0.10%までの範囲が適量である。
(ロ)S1 :溶解精錬時の脱酸剤としての作用効果の
ほか合金自体の最大透磁率を高め、制振効果の助長に有
効であるが、多量の添加は塑性加工性、靭性を害するか
ら4.5%までの範囲が適量である。
ほか合金自体の最大透磁率を高め、制振効果の助長に有
効であるが、多量の添加は塑性加工性、靭性を害するか
ら4.5%までの範囲が適量である。
(ハ)Mn:溶解精錬時の脱硫脱酸剤としての作用効果
のほか、合金自体の熱間加工性助長に有効であるから、
3.0%までの範囲で含有させる。
のほか、合金自体の熱間加工性助長に有効であるから、
3.0%までの範囲で含有させる。
(ニ)Cr:フエライト安定化と制振効果の確保のため
の必須元素であるから、5〜35%の範囲で含有させる
。とくに好ましい範囲は10〜26%である。(ホ)C
O:Fe−Cr系磁壁移動型匍腺合金において、COを
添加すると磁歪の増大、950℃以下の焼なまし処理で
フエライトの安定化に有効であるから30%までの範囲
で適量添加することが望ましい。
の必須元素であるから、5〜35%の範囲で含有させる
。とくに好ましい範囲は10〜26%である。(ホ)C
O:Fe−Cr系磁壁移動型匍腺合金において、COを
添加すると磁歪の増大、950℃以下の焼なまし処理で
フエライトの安定化に有効であるから30%までの範囲
で適量添加することが望ましい。
(へ)Al:溶解精錬時の脱酸剤としての作用効果とと
もに、フエライトの安定化と制振効果の助長に有効であ
り、塑性加工性、磁歪特性に支障ない範囲は8.0%ま
での範囲である。
もに、フエライトの安定化と制振効果の助長に有効であ
り、塑性加工性、磁歪特性に支障ない範囲は8.0%ま
での範囲である。
なお、SiIAlの添加効果による作用効果はほぼ類似
しているから、いずれか一方または両者を含有させる。
(卜) V:0.05〜3.0%、 MO:0.
05〜5.0%、Nbまたは/およびTa:0.05〜
2.0%:磁歪増大、制振効果助長、耐食性の改善など
の作用効果が期待できるから、いづれか1種または2種
以上(合計量で0.05〜6.0%)含有させる。
しているから、いずれか一方または両者を含有させる。
(卜) V:0.05〜3.0%、 MO:0.
05〜5.0%、Nbまたは/およびTa:0.05〜
2.0%:磁歪増大、制振効果助長、耐食性の改善など
の作用効果が期待できるから、いづれか1種または2種
以上(合計量で0.05〜6.0%)含有させる。
(f) S:0.05〜0.20%、Pb:0.03〜
0.30%、Se:0.03〜0.20%、Te:0.
01〜0.20%、Bi:0.03〜0.30%、Ca
:0.001〜0.030%:本発明合金部材の制振効
果、塑性加工性、強度などを損なわないで被削性改善の
ために、上記範囲内で少なくとも1種以上含有させる。
0.30%、Se:0.03〜0.20%、Te:0.
01〜0.20%、Bi:0.03〜0.30%、Ca
:0.001〜0.030%:本発明合金部材の制振効
果、塑性加工性、強度などを損なわないで被削性改善の
ために、上記範囲内で少なくとも1種以上含有させる。
前記合金組成からなる本発明合金部材はあらかじめ80
0℃以上の温度領域で焼なまし処理を行ない、つぎに該
合金部材全表面積の80%以内の範囲に表面硬化層を形
成させる。以下、実施例をもつて具体的に説明する。
0℃以上の温度領域で焼なまし処理を行ない、つぎに該
合金部材全表面積の80%以内の範囲に表面硬化層を形
成させる。以下、実施例をもつて具体的に説明する。
実施例 1:
浸炭法により表面硬化層を形成した場合
第1表記載の化学成分からなる供試材(10mm径X2
5OmlL長)を850供CX1hr炉冷による焼なま
し処理後、酸洗法により表面肌を清浄化し、ついで所定
部分をあらかじめ浸炭防止処理(例えば、銅メツキ)を
施し、プロパン変成ガスに少量の都市ガスを加えた混合
ガスを使用して900℃×6hr加熱保持するガス浸炭
を行ない、ついで100℃焼入れ、750℃焼もどし処
理した。
5OmlL長)を850供CX1hr炉冷による焼なま
し処理後、酸洗法により表面肌を清浄化し、ついで所定
部分をあらかじめ浸炭防止処理(例えば、銅メツキ)を
施し、プロパン変成ガスに少量の都市ガスを加えた混合
ガスを使用して900℃×6hr加熱保持するガス浸炭
を行ない、ついで100℃焼入れ、750℃焼もどし処
理した。
なお、供試材SC−1は未浸炭材、SC−2ないしSC
−4は試料の一端より該当表面積だけ浸炭処理した。S
C−5は全表面浸炭処理材、SC−6は試料の一端から
25W!l間隔で交互に浸炭層、浸炭防止層を形成した
試料である。つぎに、これらの供試材を自由振動状態に
維持し、一定の打撃力を加えて振動を与え、その振動減
衰状況をシンクロスコープで観察した結果を第1図に示
す。
−4は試料の一端より該当表面積だけ浸炭処理した。S
C−5は全表面浸炭処理材、SC−6は試料の一端から
25W!l間隔で交互に浸炭層、浸炭防止層を形成した
試料である。つぎに、これらの供試材を自由振動状態に
維持し、一定の打撃力を加えて振動を与え、その振動減
衰状況をシンクロスコープで観察した結果を第1図に示
す。
浸炭面積率と制振効果との関係を示す第2図によれば、
浸炭面積率が全表面積の80%以内であれば制振効果は
ほとんど損なわれず、浸炭による制振効果への影響は少
ないことがわかつた。実施例 2: 金属メツキ、金属溶射、金属拡散浸透法により表面硬化
層を形成した場合第2表記載の化学成分からなる供試材
(101W!径×250mm長)を850るCX1hr
P冷による焼なまし処理後、酸洗法により表面肌を清浄
化し、ついで、第3表に示す手段により表面硬化層を形
成した場合の振動減衰状況を実施例1と同様な方法で測
定した結果を第3,4および5図に示す。
浸炭面積率が全表面積の80%以内であれば制振効果は
ほとんど損なわれず、浸炭による制振効果への影響は少
ないことがわかつた。実施例 2: 金属メツキ、金属溶射、金属拡散浸透法により表面硬化
層を形成した場合第2表記載の化学成分からなる供試材
(101W!径×250mm長)を850るCX1hr
P冷による焼なまし処理後、酸洗法により表面肌を清浄
化し、ついで、第3表に示す手段により表面硬化層を形
成した場合の振動減衰状況を実施例1と同様な方法で測
定した結果を第3,4および5図に示す。
同図に示す測定結果から表面硬化層の面積率が増すにし
たがつて振動減衰能が若干損なわれることがわかる。し
かし75%以内ならばその影響は比較的小さいことが第
6図に示す制振効果の減退傾向を示す曲線から理解でき
る。
たがつて振動減衰能が若干損なわれることがわかる。し
かし75%以内ならばその影響は比較的小さいことが第
6図に示す制振効果の減退傾向を示す曲線から理解でき
る。
以上のとおり、本発明は鉄−クロムを主合金成分とする
フエライト系磁壁移動型制振合金本来の制振効果をほと
んど損なうことなく、耐摩耗性を改善するために表面硬
化層を形成させる場合、その面積率は如何ほどまで許容
できるかという知見から出発したもので、ほぼ80%以
内であることがわかつた。
フエライト系磁壁移動型制振合金本来の制振効果をほと
んど損なうことなく、耐摩耗性を改善するために表面硬
化層を形成させる場合、その面積率は如何ほどまで許容
できるかという知見から出発したもので、ほぼ80%以
内であることがわかつた。
したがつて、耐摩耗性が要求される制振合金部材の全表
面積は、要求面製の1.25倍以上になるように調整す
ることが望ましい。なお、表面硬化処理した制振合金部
材の耐摩耗性試験結果によると、前記処理法のうち、金
属溶射法による場合が最も優れていることを確認してい
る。
面積は、要求面製の1.25倍以上になるように調整す
ることが望ましい。なお、表面硬化処理した制振合金部
材の耐摩耗性試験結果によると、前記処理法のうち、金
属溶射法による場合が最も優れていることを確認してい
る。
第1,2,3および4図は浸炭、硬質クロムメツキ、金
属溶射およびボロナイジング処理した合金部材の振動減
衰状況を示す図、第5および6図は上記処理した合金部
材の制振効果の減退傾向と処理面積率との関係を示す図
である。
属溶射およびボロナイジング処理した合金部材の振動減
衰状況を示す図、第5および6図は上記処理した合金部
材の制振効果の減退傾向と処理面積率との関係を示す図
である。
Claims (1)
- 1 合金部材全表面積の80%以内の範囲に、浸炭、金
属メッキ、金属またはセラミック溶射、金属拡散浸透処
理法のいずれかによつて表面硬化層を形成させることに
より、実用上充分な耐摩耗性および振動減衰能を付与し
たことを特徴とする鉄−クロム系制振合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51042988A JPS5933669B2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | 表面硬化層をもつ鉄−クロム系制振合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51042988A JPS5933669B2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | 表面硬化層をもつ鉄−クロム系制振合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52125423A JPS52125423A (en) | 1977-10-21 |
| JPS5933669B2 true JPS5933669B2 (ja) | 1984-08-17 |
Family
ID=12651402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51042988A Expired JPS5933669B2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | 表面硬化層をもつ鉄−クロム系制振合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933669B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2589555B2 (ja) * | 1988-10-05 | 1997-03-12 | 三菱製鋼 株式会社 | 制振材料 |
| CN103397271B (zh) * | 2013-08-08 | 2015-08-05 | 常熟市东方特种金属材料厂 | 铁磁型阻尼减振合金 |
-
1976
- 1976-04-15 JP JP51042988A patent/JPS5933669B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52125423A (en) | 1977-10-21 |
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