JPS5936361B2 - マイカ薄葉材 - Google Patents
マイカ薄葉材Info
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- JPS5936361B2 JPS5936361B2 JP51092490A JP9249076A JPS5936361B2 JP S5936361 B2 JPS5936361 B2 JP S5936361B2 JP 51092490 A JP51092490 A JP 51092490A JP 9249076 A JP9249076 A JP 9249076A JP S5936361 B2 JPS5936361 B2 JP S5936361B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えば電気絶縁材料として用いられるマイカ
薄葉材、特にマイカとして例えばエポキシ樹脂などの含
浸樹脂と反応し得る変性合成マイカを用い、機械的性質
、耐熱性などを改良したマイカ薄葉材に関するものであ
る。
薄葉材、特にマイカとして例えばエポキシ樹脂などの含
浸樹脂と反応し得る変性合成マイカを用い、機械的性質
、耐熱性などを改良したマイカ薄葉材に関するものであ
る。
従来マイカを電気絶縁材料として使用する場合、主とし
てマイカ紙、マイカテープ、あるいはマイカ板などとし
て使われているが、このうち薄葉材料として使われるマ
イカ紙、およびマイカテープ類などのマイカ薄葉材には
天然のハガシマイカあるいは天然の集成マイカが使われ
てきた。
てマイカ紙、マイカテープ、あるいはマイカ板などとし
て使われているが、このうち薄葉材料として使われるマ
イカ紙、およびマイカテープ類などのマイカ薄葉材には
天然のハガシマイカあるいは天然の集成マイカが使われ
てきた。
これらの天然マイカは化学的にはきわめて不活性で含浸
樹脂との反応性は全くなかつた。したがつてこれらのマ
イカ薄葉材を用いた絶縁組織を有する例えば発電機など
の機器において、使用中に、ふくれ現象やマイカの剥離
が起り絶縁特性の低下をきたし、甚しい場合には絶縁破
壊の原因となつていた。この発明は上述の天然マイカの
欠点を改善するために種々検討を重ねた結果、含浸樹脂
として通常用いられる例えばエポキシ樹脂などとの反応
性を有する変性合成マイカを発明するに至り、この変性
合成マイカを用いたマイカ薄葉材の開発に成功したもの
である。
樹脂との反応性は全くなかつた。したがつてこれらのマ
イカ薄葉材を用いた絶縁組織を有する例えば発電機など
の機器において、使用中に、ふくれ現象やマイカの剥離
が起り絶縁特性の低下をきたし、甚しい場合には絶縁破
壊の原因となつていた。この発明は上述の天然マイカの
欠点を改善するために種々検討を重ねた結果、含浸樹脂
として通常用いられる例えばエポキシ樹脂などとの反応
性を有する変性合成マイカを発明するに至り、この変性
合成マイカを用いたマイカ薄葉材の開発に成功したもの
である。
この発明の骨子は薄葉状の基体に、合成マイカの無機層
間イオンを有機基で置換し、含浸の際に用いる含浸樹脂
と反応性を有する変性合成マイカを貼合わせて得るとい
うものである。
間イオンを有機基で置換し、含浸の際に用いる含浸樹脂
と反応性を有する変性合成マイカを貼合わせて得るとい
うものである。
このマイカ薄葉材を例えばテープとして用い、導体上に
巻回し、樹脂含浸後加熱して樹脂を硬化させると前記変
性合成マイカが含浸樹脂と化学反応を起して化学結合に
よつて結ばれるため両者の間には極めて強い結合が生じ
る。そのため前述の絶縁組織のふくれ現象や剥離現象は
全く起らなくなり、きわめてすぐれた絶縁組織をつくる
ことができる。この発明に係るマイカ薄葉材の特徴は(
1)変性合成マイカが例えばエポキシ樹脂などの含浸樹
脂と反応するので、機械的性質のすぐれた絶縁組織が得
られること。
巻回し、樹脂含浸後加熱して樹脂を硬化させると前記変
性合成マイカが含浸樹脂と化学反応を起して化学結合に
よつて結ばれるため両者の間には極めて強い結合が生じ
る。そのため前述の絶縁組織のふくれ現象や剥離現象は
全く起らなくなり、きわめてすぐれた絶縁組織をつくる
ことができる。この発明に係るマイカ薄葉材の特徴は(
1)変性合成マイカが例えばエポキシ樹脂などの含浸樹
脂と反応するので、機械的性質のすぐれた絶縁組織が得
られること。
(2)変性合成マイカとの反応によつて含浸樹脂の架橋
が進められるので、絶縁組織の耐熱性が向上する。
が進められるので、絶縁組織の耐熱性が向上する。
(3)マイカテープとしての引張強さは従来の天然マイ
カを用いたものと比べて遜色はなく、テーピングの作業
性もすぐれている。
カを用いたものと比べて遜色はなく、テーピングの作業
性もすぐれている。
(4)変性合成マイカは従来の天然マイカと同等の含浸
性を示すので、微粒子化した変性合成マイカを使つたマ
イカ薄葉材に対する樹脂の含浸性は極めて良好である。
性を示すので、微粒子化した変性合成マイカを使つたマ
イカ薄葉材に対する樹脂の含浸性は極めて良好である。
などの諸点であるが、これらのすぐれた特徴の多くは変
性合成マイカの特性に由来している。
性合成マイカの特性に由来している。
前記薄葉状の基体としては、特別な制限はなく、従来用
いられている例えばポリエステル、ポリアミドなどの不
織布、綿布、ナイロン布、ガラスクロス、絶縁紙、ポリ
イミドフイルム、ポリエステルフイルムなどいずれも好
適に用いることができる。また、前記変性合成マイカは
下記に詳述するようにして合成され、これを例えば抄紙
機によつて箔状に抄造したものが好適に用いられる。さ
らにこれらの薄葉状の基体及び変性合成マイカを貼合わ
せるに際しては、各種の合成樹脂、例えばエポキシ樹脂
、変性フエノール樹脂、シリコン変性エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂などをバインダーとして用いることによ
り好適に行なうことができる。この発明で用いられる変
性合成マイカは下記の処理を施すことにより得られる。
いられている例えばポリエステル、ポリアミドなどの不
織布、綿布、ナイロン布、ガラスクロス、絶縁紙、ポリ
イミドフイルム、ポリエステルフイルムなどいずれも好
適に用いることができる。また、前記変性合成マイカは
下記に詳述するようにして合成され、これを例えば抄紙
機によつて箔状に抄造したものが好適に用いられる。さ
らにこれらの薄葉状の基体及び変性合成マイカを貼合わ
せるに際しては、各種の合成樹脂、例えばエポキシ樹脂
、変性フエノール樹脂、シリコン変性エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂などをバインダーとして用いることによ
り好適に行なうことができる。この発明で用いられる変
性合成マイカは下記の処理を施すことにより得られる。
こゝでいう合成マイカとは、人工的に合成することが出
来るフツ素雲母の一種であるテトラシリシツクマイカお
よびテニオライト、ならびに合成モンモリロナイトの一
種であるヘクトライトなどであり、これらは特有の結晶
構造を持つているので、水中で無限膨潤してゾルを形成
し、かつ層間イオンを交換する特異な性質を持つている
。
来るフツ素雲母の一種であるテトラシリシツクマイカお
よびテニオライト、ならびに合成モンモリロナイトの一
種であるヘクトライトなどであり、これらは特有の結晶
構造を持つているので、水中で無限膨潤してゾルを形成
し、かつ層間イオンを交換する特異な性質を持つている
。
これらの化合物は、シリカ、マグネシアおよびフツ化化
合物(゛例えばフツ化リチウム、フツ化ナトリウム、フ
ツ化カルシウムあるいはフツ化マグネシウムなど)ある
いはK2SiF6,Na2SiF6等のケイフツ化物を
所定のモル比で配合し、例えば内熱電気溶融法で135
0〜1400℃に溶融して合成されるものであり、その
化学式は次の通りである。成において、正電荷と負電荷
の電荷平衡は正電荷が不足し、三層格子の層間、つまり
隣接する層と層の間にNa″′,Li゛またはCa2f
が配位して電荷平衡を保つている。
合物(゛例えばフツ化リチウム、フツ化ナトリウム、フ
ツ化カルシウムあるいはフツ化マグネシウムなど)ある
いはK2SiF6,Na2SiF6等のケイフツ化物を
所定のモル比で配合し、例えば内熱電気溶融法で135
0〜1400℃に溶融して合成されるものであり、その
化学式は次の通りである。成において、正電荷と負電荷
の電荷平衡は正電荷が不足し、三層格子の層間、つまり
隣接する層と層の間にNa″′,Li゛またはCa2f
が配位して電荷平衡を保つている。
この層間の結合は極めて弱く、層間に配位するアルカリ
イオンなどの加水エネルギーの大きいことが主因となつ
て、水和させた場合、層間に水和水を大量に引き入れて
膨潤し、ついには層間の結合が切れて臂開し、水中でゾ
ルを形成するまでに超微粒化する。更に、これらの層間
イオンは上層および下層の酸素イオンの六角網目状配置
の中心に配位した12配位の静電気結合であるから、容
易に解離し、他の無機および有機カチオンと交換する。
この特性を用いて、前記各種合成マイカの無機層間イオ
ンを各種有機カチオンで交換反応させることにより、こ
の発明で用いられる有機基で置換した変性合成マイカが
得られる。前記有機カチオンとしては、1ないし3級ア
ミンの無機または有機酸塩および第4級アンモニウム塩
が代表的であるが、オキソニウム塩、スルフオニウム塩
、フオスフオニウム塩なども使用出来る。
イオンなどの加水エネルギーの大きいことが主因となつ
て、水和させた場合、層間に水和水を大量に引き入れて
膨潤し、ついには層間の結合が切れて臂開し、水中でゾ
ルを形成するまでに超微粒化する。更に、これらの層間
イオンは上層および下層の酸素イオンの六角網目状配置
の中心に配位した12配位の静電気結合であるから、容
易に解離し、他の無機および有機カチオンと交換する。
この特性を用いて、前記各種合成マイカの無機層間イオ
ンを各種有機カチオンで交換反応させることにより、こ
の発明で用いられる有機基で置換した変性合成マイカが
得られる。前記有機カチオンとしては、1ないし3級ア
ミンの無機または有機酸塩および第4級アンモニウム塩
が代表的であるが、オキソニウム塩、スルフオニウム塩
、フオスフオニウム塩なども使用出来る。
そして、含浸の際に使用する含浸樹脂と化学結合し得る
管能基を分子中に持つた上記有機カチオンを用いること
が、この発明の特徴である。前記管能基の種類は用いる
含浸樹脂によつて適宜選ばれるが、例えば、エボキシ樹
脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキツド樹脂、フエノール樹脂、エポキシ変性フエノ
ール樹脂等の場合には、カルボキシル基、水酸基、アミ
ノ基、イミノ基、酸無水基、エポキシ基、イソシアナト
基、アルキル基等が好適である。これらの管能基を持つ
有機カチオンの具体例を示すと、カルボキシル基を持つ
ものとしては、例えばε−アミノ−n−カプロン酸、グ
ルタミン酸、N−ミリスチル−β−アラニン、N−ラウ
リルグリシン等アミノ酸類の無機または有機酸塩、ドデ
シルジメチルカルボキシメチルアンモニウムクロライド
、ステアリルベタイン、イミダゾリン型のアモーゲン慮
88(第一工業製薬KK)等の両性界面活性剤類、エチ
レンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四プロピオン酸
等のキレート化剤の無機または有機酸塩などがあり、水
酸基を持つものとしては、エタノールアミン、プロパノ
ールアミン、ブタノールアミン等のアルカノールアミン
類の無機または有機酸塩、各種アミンのエチレンオキサ
イドまたはプロピレンオキサイド付加物の無機または有
機酸塩、塩化コリン、エソカード8(ライオン・アグゾ
KK)等の上記アミン類を4級化した4級アンモニウム
塩類があり、アミノ基およびイミノ基を持つものとして
は、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N,
N−ジメチルアミノプロピルアミン等ジアミン類の無機
または有機酸モノ塩、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン等のポリアルキレンポリアミン類の無機
または有機酸部分塩などがあり、アルキル基としてはセ
チルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド等の第4級アルキルア
ンモニウム塩よりなるカチオン性界面活性剤などがある
。これらの有機カチオンを、水または極性有機溶媒中に
分散させた合成マイカに、望ましくは酸性側で、室温な
いし加熱下に添加して撹拌接触させれば、直ちにカチオ
ン交換反応が起り、変性合成マイカが得られる。
管能基を分子中に持つた上記有機カチオンを用いること
が、この発明の特徴である。前記管能基の種類は用いる
含浸樹脂によつて適宜選ばれるが、例えば、エボキシ樹
脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキツド樹脂、フエノール樹脂、エポキシ変性フエノ
ール樹脂等の場合には、カルボキシル基、水酸基、アミ
ノ基、イミノ基、酸無水基、エポキシ基、イソシアナト
基、アルキル基等が好適である。これらの管能基を持つ
有機カチオンの具体例を示すと、カルボキシル基を持つ
ものとしては、例えばε−アミノ−n−カプロン酸、グ
ルタミン酸、N−ミリスチル−β−アラニン、N−ラウ
リルグリシン等アミノ酸類の無機または有機酸塩、ドデ
シルジメチルカルボキシメチルアンモニウムクロライド
、ステアリルベタイン、イミダゾリン型のアモーゲン慮
88(第一工業製薬KK)等の両性界面活性剤類、エチ
レンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四プロピオン酸
等のキレート化剤の無機または有機酸塩などがあり、水
酸基を持つものとしては、エタノールアミン、プロパノ
ールアミン、ブタノールアミン等のアルカノールアミン
類の無機または有機酸塩、各種アミンのエチレンオキサ
イドまたはプロピレンオキサイド付加物の無機または有
機酸塩、塩化コリン、エソカード8(ライオン・アグゾ
KK)等の上記アミン類を4級化した4級アンモニウム
塩類があり、アミノ基およびイミノ基を持つものとして
は、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N,
N−ジメチルアミノプロピルアミン等ジアミン類の無機
または有機酸モノ塩、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン等のポリアルキレンポリアミン類の無機
または有機酸部分塩などがあり、アルキル基としてはセ
チルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド等の第4級アルキルア
ンモニウム塩よりなるカチオン性界面活性剤などがある
。これらの有機カチオンを、水または極性有機溶媒中に
分散させた合成マイカに、望ましくは酸性側で、室温な
いし加熱下に添加して撹拌接触させれば、直ちにカチオ
ン交換反応が起り、変性合成マイカが得られる。
こゝで用いる合成マイカのカチオン交換容量は10〜2
50ミリ当量/1009である。以上のべた変性合成マ
イカはいずれも好適に用いることができる。以下この発
明を実施例を挙げて詳細に説明する。
50ミリ当量/1009である。以上のべた変性合成マ
イカはいずれも好適に用いることができる。以下この発
明を実施例を挙げて詳細に説明する。
実施例 1変性合成マイカとエポキシ樹脂の反応性を調
べた結果について述べる。
べた結果について述べる。
ドデシルジメチルカルボキシメチルアンモニウムクロラ
イドで変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカ2
5部とビスフエノールAのジグリシジルエーテル型のエ
ポキシ樹脂、エピコート#8288,75部を混合し、
差動熱量計で発熱曲線を測定した。その結果は図の曲線
1に示す通りであつた。この曲線1から変性合成マイカ
は単独でもエポキシ樹脂と反応することが解る。測定後
試料をとり出したところ、やや柔いが固体になつており
、この事実からも変性合成マイカがエポキシ樹脂と反応
することは明らかである。なお図中曲線2は天然集成マ
イカ25部とエピコート#828875部の混合物の発
熱曲線を参考のために示したものであり、この曲線2か
ら天然集成マイカはエポキシ樹脂と全く反応しないこと
が確認された。実施例 2 実施例1に記載した変性合成マイカを抄紙機によって抄
造してつくつたマイカ箔を、薄葉状の基体として用いる
ポリエステル不織布にエポキシ系樹脂をノゞインターと
して貼合せてマイカテープをつくつた。
イドで変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカ2
5部とビスフエノールAのジグリシジルエーテル型のエ
ポキシ樹脂、エピコート#8288,75部を混合し、
差動熱量計で発熱曲線を測定した。その結果は図の曲線
1に示す通りであつた。この曲線1から変性合成マイカ
は単独でもエポキシ樹脂と反応することが解る。測定後
試料をとり出したところ、やや柔いが固体になつており
、この事実からも変性合成マイカがエポキシ樹脂と反応
することは明らかである。なお図中曲線2は天然集成マ
イカ25部とエピコート#828875部の混合物の発
熱曲線を参考のために示したものであり、この曲線2か
ら天然集成マイカはエポキシ樹脂と全く反応しないこと
が確認された。実施例 2 実施例1に記載した変性合成マイカを抄紙機によって抄
造してつくつたマイカ箔を、薄葉状の基体として用いる
ポリエステル不織布にエポキシ系樹脂をノゞインターと
して貼合せてマイカテープをつくつた。
このマイカテープを平角銅線にテーピングし、エポキシ
系樹脂を含浸させた処、テーピングの作業性はすぐれて
おり、また樹脂の含浸性も極めて良好であつた。一般に
樹脂を含浸させた複合絶縁物において、その含浸状態の
良し悪しはTailδH)すなわち含浸物に一定の高電
圧を印加したときの誘電正接、「δBと、含浸物中の微
細な空隙によるコロナ放電の発生しない程度の低電圧を
印加したときの誘電正接、TanδAの差によつて判断
されるが、このマイカテープを平角銅線にテーピングし
、エポキシ系樹脂を含浸させた前記複合絶縁物の常温に
おけるTanδの電圧依存性を測定したところ、5kV
/uの交流電圧を印加したときの誘電正撫Anδ(5k
V/舅露)は0.82%であり、0.5kV/nの電圧
を印加した場合の誘電正接、Tanδ(0.5kV/翼
l)は0.42%であつた。したがつて、「δH =T
anδ(5kV/田)−Tanδ(0.5kV/I)〒
0.40%であつた。この値は比較のためにつくつた天
然集成マイカを抄造してつくつた集成マイカ箔にポリエ
ステル不織布をエポキシ系樹脂をバインダーとして貼合
せた集成マイカテープを用いた複合絶縁物の場合のとく
らべて僅かにすぐれており、レジンの含浸性がすぐれて
いることを示している。
系樹脂を含浸させた処、テーピングの作業性はすぐれて
おり、また樹脂の含浸性も極めて良好であつた。一般に
樹脂を含浸させた複合絶縁物において、その含浸状態の
良し悪しはTailδH)すなわち含浸物に一定の高電
圧を印加したときの誘電正接、「δBと、含浸物中の微
細な空隙によるコロナ放電の発生しない程度の低電圧を
印加したときの誘電正接、TanδAの差によつて判断
されるが、このマイカテープを平角銅線にテーピングし
、エポキシ系樹脂を含浸させた前記複合絶縁物の常温に
おけるTanδの電圧依存性を測定したところ、5kV
/uの交流電圧を印加したときの誘電正撫Anδ(5k
V/舅露)は0.82%であり、0.5kV/nの電圧
を印加した場合の誘電正接、Tanδ(0.5kV/翼
l)は0.42%であつた。したがつて、「δH =T
anδ(5kV/田)−Tanδ(0.5kV/I)〒
0.40%であつた。この値は比較のためにつくつた天
然集成マイカを抄造してつくつた集成マイカ箔にポリエ
ステル不織布をエポキシ系樹脂をバインダーとして貼合
せた集成マイカテープを用いた複合絶縁物の場合のとく
らべて僅かにすぐれており、レジンの含浸性がすぐれて
いることを示している。
一方この発明のマイカテープを用いた前記複合絶縁物の
ガラス転移温度を直読式粘弾性スペクトロメータで測定
したところ139℃であつた。
ガラス転移温度を直読式粘弾性スペクトロメータで測定
したところ139℃であつた。
この値は比較のためにつくつた前述の集成マイカテープ
を用いた複合絶縁物の場合の117℃にくらべて著しく
高く、変性合成マイカの使用によつて耐熱性が著しく向
上することを示している。実施例 3セチルトリメチル
アンモニウムプロマイドで変性したナトリウム・テニオ
ライトを抄造してつくつたマイカ箔と絶縁紙を、エポキ
シ樹脂をバインダーとして貼合せてマイカテープをつく
つた。
を用いた複合絶縁物の場合の117℃にくらべて著しく
高く、変性合成マイカの使用によつて耐熱性が著しく向
上することを示している。実施例 3セチルトリメチル
アンモニウムプロマイドで変性したナトリウム・テニオ
ライトを抄造してつくつたマイカ箔と絶縁紙を、エポキ
シ樹脂をバインダーとして貼合せてマイカテープをつく
つた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 4 トリエチレンテトラミンで変性したナトリウム・テニオ
ライトを抄造してつくつたマイカ箔に、ポリアミド不織
布を、エポキシ樹脂をバインダーとして貼合せてマイカ
テープをつくつた。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 4 トリエチレンテトラミンで変性したナトリウム・テニオ
ライトを抄造してつくつたマイカ箔に、ポリアミド不織
布を、エポキシ樹脂をバインダーとして貼合せてマイカ
テープをつくつた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 5 ペンタエチレンヘキサミンで変性したナトリウム・テト
ラシリシツクマイカを抄造してつくつたマイカ箔にアル
キツド樹脂をバインダーとして綿布を貼合せてマイカテ
ープをつくつた。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 5 ペンタエチレンヘキサミンで変性したナトリウム・テト
ラシリシツクマイカを抄造してつくつたマイカ箔にアル
キツド樹脂をバインダーとして綿布を貼合せてマイカテ
ープをつくつた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 6 ε−アミノ− n −カプロン酸で変性したリチウム・
ヘクトライトを抄造してつくつたマイカ箔に変性フエノ
ール樹脂をバインダーとしてガラスクロスを貼合せてマ
イカテープをつくつた。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 6 ε−アミノ− n −カプロン酸で変性したリチウム・
ヘクトライトを抄造してつくつたマイカ箔に変性フエノ
ール樹脂をバインダーとしてガラスクロスを貼合せてマ
イカテープをつくつた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 7 トリメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライドで
変性したナトリウム・ヘクトライトを抄造してつくつた
マイカ箔にエポキシ変性フエノール樹脂をバインダーと
してポリイミドフイルムを貼合せてマイカテープをつく
つた。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 7 トリメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライドで
変性したナトリウム・ヘクトライトを抄造してつくつた
マイカ箔にエポキシ変性フエノール樹脂をバインダーと
してポリイミドフイルムを貼合せてマイカテープをつく
つた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性も良好であつた。実施例
8 N,N’−ジメチルアミノ− n −プロピルアミンで
変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを抄造し
てつくつたマイカ箔にシリコン変性エポキシ樹脂をバイ
ンダーとしてガラスクロスを貼合せてマイカテープをつ
くつた。
ぐれており、また樹脂の含浸性も良好であつた。実施例
8 N,N’−ジメチルアミノ− n −プロピルアミンで
変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを抄造し
てつくつたマイカ箔にシリコン変性エポキシ樹脂をバイ
ンダーとしてガラスクロスを貼合せてマイカテープをつ
くつた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 9イミダゾリン型界面活性剤、アモーゲン魔
88で変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを
抄造してつくつたマイカ箔にポリエステル樹脂をバイン
ダーとしてナイロン布を貼合せてマイカテープをつくつ
た。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 9イミダゾリン型界面活性剤、アモーゲン魔
88で変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを
抄造してつくつたマイカ箔にポリエステル樹脂をバイン
ダーとしてナイロン布を貼合せてマイカテープをつくつ
た。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 10 ドデシルジメチルカルボキシメチルアンモニウムクロラ
イドで変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを
抄造してつくつたマイカ箔にエポキシ樹脂をバインダー
としてポリエステルフイノ(ハ)〔ムを貼合せてマイカ
テープをつくつた。
ぐれており、また樹脂の含浸性もきわめて良好であつた
。実施例 10 ドデシルジメチルカルボキシメチルアンモニウムクロラ
イドで変性したカルシウム・テトラシリシツクマイカを
抄造してつくつたマイカ箔にエポキシ樹脂をバインダー
としてポリエステルフイノ(ハ)〔ムを貼合せてマイカ
テープをつくつた。
このマイカテープのテーピング時の作業性はきわめてす
ぐれており、また樹脂の含浸性も良好であつた。以上述
べた実施例3〜10によつてつくられたマイカテープに
エポキシ樹脂を含浸させた複合絶縁物の誘電正接とガラ
ス転移温度をまとめて表にした。これをみると、この発
明によるマイカテープの性質がきわめてすぐれているこ
とがわかる。
ぐれており、また樹脂の含浸性も良好であつた。以上述
べた実施例3〜10によつてつくられたマイカテープに
エポキシ樹脂を含浸させた複合絶縁物の誘電正接とガラ
ス転移温度をまとめて表にした。これをみると、この発
明によるマイカテープの性質がきわめてすぐれているこ
とがわかる。
なお上記実施例ではこの発明をテープ状に形成したもの
について説明したがこれに限定されないことはいうまで
もなく、また用いる導体は平角銅線に限定されない。さ
らに、この発明は電気絶縁材料として有効に用いること
ができるが、その他の用途に用いても差支えない。この
発明は以上説明した通り、基体に貼合わせるマイカとし
て、合成マイカの無機層間イオンを有機管能基で置換し
た変性合成マイカを用いることにより、耐熱性、機械的
性質などを改善するという効果がある。
について説明したがこれに限定されないことはいうまで
もなく、また用いる導体は平角銅線に限定されない。さ
らに、この発明は電気絶縁材料として有効に用いること
ができるが、その他の用途に用いても差支えない。この
発明は以上説明した通り、基体に貼合わせるマイカとし
て、合成マイカの無機層間イオンを有機管能基で置換し
た変性合成マイカを用いることにより、耐熱性、機械的
性質などを改善するという効果がある。
図は変性合成マイカもしくは天然集成マイカとエポキシ
系樹脂との反応性を差動熱量計によつて測定した発熱曲
線を示すものである。 図中、曲線1は変性合成マイカ、曲線2は天然集成マイ
カを示す。
系樹脂との反応性を差動熱量計によつて測定した発熱曲
線を示すものである。 図中、曲線1は変性合成マイカ、曲線2は天然集成マイ
カを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 薄葉状の基体に、合成マイカの無機層間イオンを含
浸に使用する含浸樹脂と化学結合し得る管能基を有する
有機カチオンで置換してなる変性合成マイカを貼合わせ
てなることを特徴とするマイカ薄葉材。 2 基体として、合成繊維の不織布を用いるようにした
特許請求の範囲第1項に記載のマイカ薄葉材。 3 合成繊維の不織布として、ポリエステル不織布を用
いるようにした特許請求の範囲第2項に記載のマイカ薄
葉材。 4 基体として、合成樹脂のフィルムを用いるようにし
た特許請求の範囲第1項に記載のマイカ薄葉材。 5 合成樹脂のフィルムとして、ポリエステルフィルム
を用いるようにした特許請求の範囲第4項に記載のマイ
カ薄葉材。 6 基体として、ガラスクロスを用いるようにした特許
請求の範囲第1項に記載のマイカ薄葉材。 7 管能基がカルボキシル基である特許請求の範囲第1
項ないし第6項のいずれかに記載のマイカ薄葉材。 8 管能基が水酸基である特許請求の範囲第1項ないし
第6項のいずれかに記載のマイカ薄葉材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51092490A JPS5936361B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | マイカ薄葉材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51092490A JPS5936361B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | マイカ薄葉材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5317999A JPS5317999A (en) | 1978-02-18 |
| JPS5936361B2 true JPS5936361B2 (ja) | 1984-09-03 |
Family
ID=14055729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51092490A Expired JPS5936361B2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | マイカ薄葉材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936361B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4477419A (en) * | 1983-03-03 | 1984-10-16 | The Dow Chemical Company | Process for the recovery of CO2 from flue gases |
| DE3789518T2 (de) * | 1986-01-31 | 1994-10-27 | Toray Industries | Verbundfolie und antistatische Verbundfolie. |
| JP2647581B2 (ja) * | 1991-10-09 | 1997-08-27 | 関西電力株式会社 | 炭酸ガス回収装置付設発電装置および発電方法 |
| JP5736613B2 (ja) * | 2010-10-01 | 2015-06-17 | 協立化学産業株式会社 | 低溶出性エポキシ樹脂及びその部分エステル化エポキシ樹脂、その製造方法、並びにそれを含む硬化性樹脂組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5423120B2 (ja) * | 1971-11-24 | 1979-08-11 | ||
| JPS5322947B2 (ja) * | 1974-06-19 | 1978-07-12 |
-
1976
- 1976-08-03 JP JP51092490A patent/JPS5936361B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5317999A (en) | 1978-02-18 |
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