JPS5944366B2 - 粒界脆化の少い鋼材の製造法 - Google Patents
粒界脆化の少い鋼材の製造法Info
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- JPS5944366B2 JPS5944366B2 JP9412177A JP9412177A JPS5944366B2 JP S5944366 B2 JPS5944366 B2 JP S5944366B2 JP 9412177 A JP9412177 A JP 9412177A JP 9412177 A JP9412177 A JP 9412177A JP S5944366 B2 JPS5944366 B2 JP S5944366B2
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- less
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- steel
- concentration
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粒界にP、Sn、Sbなどの不純物が偏析し
ても粒界炭・窒化物あるいは粒界周辺のSiおよびTi
濃度を制御することにより粒界脆化を軽減あるいは防止
するようにした鋼材の製造法に関するものである。
ても粒界炭・窒化物あるいは粒界周辺のSiおよびTi
濃度を制御することにより粒界脆化を軽減あるいは防止
するようにした鋼材の製造法に関するものである。
従来からP、Sn、Sb等の不純物元素を含む低合金
鋼においては焼戻脆性が生じ、靭性の著しい低下を招く
ことが知られている。
鋼においては焼戻脆性が生じ、靭性の著しい低下を招く
ことが知られている。
これらの脆化の原因はP、Sn、Sb等の不純物元素が
粒界に偏析することにより粒界エネルギーが低下するた
めであり、そのためにはまずP、Sn、Sb等の含有量
を極力少なくすることが必要である。更にこれらの元素
の粒界偏析量はMn、Niなどの合金元素、結晶粒度、
組織などにより影響をうけることはよく知られた事実で
あり、また粒界炭化物の析出にも関連することが示され
ている。 本発明者等はこのような鋼の脆化の研究にお
いて脆化処理後の2vtmVノツチシャルピー試験にお
ける遷移温度の上昇Δ’vTrsと粒界不純物濃度CB
の関係、ΔvTrs■αCB+βにおいてαが変わるこ
とを見出した。
粒界に偏析することにより粒界エネルギーが低下するた
めであり、そのためにはまずP、Sn、Sb等の含有量
を極力少なくすることが必要である。更にこれらの元素
の粒界偏析量はMn、Niなどの合金元素、結晶粒度、
組織などにより影響をうけることはよく知られた事実で
あり、また粒界炭化物の析出にも関連することが示され
ている。 本発明者等はこのような鋼の脆化の研究にお
いて脆化処理後の2vtmVノツチシャルピー試験にお
ける遷移温度の上昇Δ’vTrsと粒界不純物濃度CB
の関係、ΔvTrs■αCB+βにおいてαが変わるこ
とを見出した。
第1図は1例として2乙Cr−IMo鋼(化学成分を
第1表に示す)におけるSiの影響を解析した結果であ
る。
第1表に示す)におけるSiの影響を解析した結果であ
る。
Si量を減らすと焼戻脆化が軽減されることは良く知ら
れた事実であるが、その機構はよくわかっていない。本
発明者らの解析によればSi量はPの粒界偏析量を変え
ることもなければSi単独で脆化を大きくすることもな
い。上式においてαを大きくすることでPによる粒界脆
化を助長していることが明らかになった。第2図は1例
としてSi−Mn鋼(化学成分を第2表に示す)におけ
るBの影響を解析したものであるが、粒界にBNが析出
すると同一Pの粒界偏析量に対し脆化が非常に大きくな
ることが明らかである。この原因は粒界偏析Bではなく
粒界に細叫氷か<(0.2μ以下)析出したBの析出物
(この場合はBN)である。従って粒界析出物がαを大
きくすることがわかった。従ってこのような析出物は極
力減らさねばならない。本発明者らはこのように同じだ
けのPの粒界偏析があっても脆化は大きくもなるし、小
さくもなる(αが変わる)ことを見出した。
れた事実であるが、その機構はよくわかっていない。本
発明者らの解析によればSi量はPの粒界偏析量を変え
ることもなければSi単独で脆化を大きくすることもな
い。上式においてαを大きくすることでPによる粒界脆
化を助長していることが明らかになった。第2図は1例
としてSi−Mn鋼(化学成分を第2表に示す)におけ
るBの影響を解析したものであるが、粒界にBNが析出
すると同一Pの粒界偏析量に対し脆化が非常に大きくな
ることが明らかである。この原因は粒界偏析Bではなく
粒界に細叫氷か<(0.2μ以下)析出したBの析出物
(この場合はBN)である。従って粒界析出物がαを大
きくすることがわかった。従ってこのような析出物は極
力減らさねばならない。本発明者らはこのように同じだ
けのPの粒界偏析があっても脆化は大きくもなるし、小
さくもなる(αが変わる)ことを見出した。
このαは粒界周辺の応力緩和のしやすさと対応しており
、粒界に微細な炭化物、窒化物あるいはSi,Tiの偏
析などがあると大きくなる。一方P,Sn,Sbなどは
粒界の極く近傍(〈10人)にのみ偏析しており粒界エ
ネルギーを下げることで脆化を大きくし、応力緩和を妨
げることは考えにくい。従って粒界周辺の応力緩和を妨
げているものを極力取のぞけばPなどの粒界偏析があっ
ても粒界脆化は防止あるいは軽減できる。本発明は、こ
のような知見に基づくもので、Pを0.005重量%以
上0.05重量%以下含み、かつCO.2O%以下、S
iO.5%以下、Mn2.O%以下(いずれも重量%)
を含む低合金鋼を、焼入れ、焼もどし、直接焼入れ、焼
戻しまたは圧延後急冷ままで製造する際、オーステナイ
ト中で、BN,AAN,TiNなとの窒化物が粒内析出
する温度に保持し、またはTiC,V4C3,NbCな
どの炭化物が粒内析出する650゜C以上A3点以下の
温度に保持し、冷却まま、またはこれを焼もどしたとき
粒界上の直径0.2μm以下の炭窒化物を粒界のC+N
濃度にして0.05重量%以下にすることを特徴とする
粒界脆化の少い鋼材の製造法に関するものである。
、粒界に微細な炭化物、窒化物あるいはSi,Tiの偏
析などがあると大きくなる。一方P,Sn,Sbなどは
粒界の極く近傍(〈10人)にのみ偏析しており粒界エ
ネルギーを下げることで脆化を大きくし、応力緩和を妨
げることは考えにくい。従って粒界周辺の応力緩和を妨
げているものを極力取のぞけばPなどの粒界偏析があっ
ても粒界脆化は防止あるいは軽減できる。本発明は、こ
のような知見に基づくもので、Pを0.005重量%以
上0.05重量%以下含み、かつCO.2O%以下、S
iO.5%以下、Mn2.O%以下(いずれも重量%)
を含む低合金鋼を、焼入れ、焼もどし、直接焼入れ、焼
戻しまたは圧延後急冷ままで製造する際、オーステナイ
ト中で、BN,AAN,TiNなとの窒化物が粒内析出
する温度に保持し、またはTiC,V4C3,NbCな
どの炭化物が粒内析出する650゜C以上A3点以下の
温度に保持し、冷却まま、またはこれを焼もどしたとき
粒界上の直径0.2μm以下の炭窒化物を粒界のC+N
濃度にして0.05重量%以下にすることを特徴とする
粒界脆化の少い鋼材の製造法に関するものである。
本発明の適用し得る鋼種は、Pを0.005重量%以上
0.05重量%以下含む鋼であればよいが、特に好まし
い成分はCO.2O%以下、SiO.5%以下、Mn2
.O%以下、さらに必要に応じてCrlO%以下、Ni
lO%以下、MOl.5%以下、CuO.5%以下、Z
r,Ti,Nb,V,Alをそれぞれ0.2%以下(い
ずれも重量%)を選択的に含有する炭素鋼あるいは合金
鋼が好ましい。
0.05重量%以下含む鋼であればよいが、特に好まし
い成分はCO.2O%以下、SiO.5%以下、Mn2
.O%以下、さらに必要に応じてCrlO%以下、Ni
lO%以下、MOl.5%以下、CuO.5%以下、Z
r,Ti,Nb,V,Alをそれぞれ0.2%以下(い
ずれも重量%)を選択的に含有する炭素鋼あるいは合金
鋼が好ましい。
なお本発明は上記成分の鋼においてP以外にもSn,S
b等の粒界脆化元素を少くとも1種以上含み、粒界脆化
が問題になる鋼についても適用可能である。また熱処理
としては焼入れ、焼もどし、直接焼入れ焼もどし、また
は圧延後急冷等々如何なる熱処理でもよいが、特に製造
時に400〜600熱Cの間の温度域を徐冷またはこの
間の温度域に保定される鋼材および400〜600℃の
温度で使用されるものが特に対象になる。次に粒界上の
炭窒化物の直径を0.2μm以下に限定した理由は、第
2図に示すBNは大部分が0.2μm以下のものであり
、一般にそれ以上の大きさのものは数が非常に少くなる
ので応力緩和には影響しないからであり、また他のAI
lN,TiNなとの析出物についても同様のことが云え
るからである。
b等の粒界脆化元素を少くとも1種以上含み、粒界脆化
が問題になる鋼についても適用可能である。また熱処理
としては焼入れ、焼もどし、直接焼入れ焼もどし、また
は圧延後急冷等々如何なる熱処理でもよいが、特に製造
時に400〜600熱Cの間の温度域を徐冷またはこの
間の温度域に保定される鋼材および400〜600℃の
温度で使用されるものが特に対象になる。次に粒界上の
炭窒化物の直径を0.2μm以下に限定した理由は、第
2図に示すBNは大部分が0.2μm以下のものであり
、一般にそれ以上の大きさのものは数が非常に少くなる
ので応力緩和には影響しないからであり、また他のAI
lN,TiNなとの析出物についても同様のことが云え
るからである。
また析出物量を粒界のC+N濃度にして0.05重量%
以下に限定したのは、αと粒界N濃度(これはオージュ
分析などで測定できる)との関係を調べるとαが大きく
なるのは粒界N濃度0.05%以上の窒化物があると顕
著であるからである。同様のことは炭化物についても云
え、αを大きくするものは窒化物の場合より小さく直径
0.025μm以下のものであり、その量は粒界C濃度
に換算して0.05%になると顕著になる。本発明は前
記のように粒界炭化物、窒化物を少くすることを特徴と
した鋼材の製造法に関するものであるが、先ず、BNな
との窒化物については、1)粒界N濃度にして0.05
%以下になるように含有B,AA,Ti,N量を制限す
る。これは実際に粒界N濃度が測定できる(オージエ分
析などにより)ので判定可能である。またこの場合鋼を
1000℃以下に加熱する場合にはN(3A− TiP
A/ 3.4−Al%/4−B%く0.003%に従い
N,Ti,Al,B量を制限すればよく、また1250
℃以下1000℃以上の加熱ではNPA− Ti(4/
3.4− A7%/4≦0.003%に従い、N,Ti
,Al量を制限し、B量は最大固溶N量に見合った0.
002%以下にする。
以下に限定したのは、αと粒界N濃度(これはオージュ
分析などで測定できる)との関係を調べるとαが大きく
なるのは粒界N濃度0.05%以上の窒化物があると顕
著であるからである。同様のことは炭化物についても云
え、αを大きくするものは窒化物の場合より小さく直径
0.025μm以下のものであり、その量は粒界C濃度
に換算して0.05%になると顕著になる。本発明は前
記のように粒界炭化物、窒化物を少くすることを特徴と
した鋼材の製造法に関するものであるが、先ず、BNな
との窒化物については、1)粒界N濃度にして0.05
%以下になるように含有B,AA,Ti,N量を制限す
る。これは実際に粒界N濃度が測定できる(オージエ分
析などにより)ので判定可能である。またこの場合鋼を
1000℃以下に加熱する場合にはN(3A− TiP
A/ 3.4−Al%/4−B%く0.003%に従い
N,Ti,Al,B量を制限すればよく、また1250
℃以下1000℃以上の加熱ではNPA− Ti(4/
3.4− A7%/4≦0.003%に従い、N,Ti
,Al量を制限し、B量は最大固溶N量に見合った0.
002%以下にする。
また1400合C以下1250℃以上の加熱ではN(%
一TiK/3.4≦0.003% に従い含有N,Ti量を制限し含有B量は0002%以
下に制限する。
一TiK/3.4≦0.003% に従い含有N,Ti量を制限し含有B量は0002%以
下に制限する。
さらに1400℃以上では含有N量を0.003%以下
にすることが必要であり、またB量は0.002%以下
に制限することが必要である。2)熱処理および熱間加
工による場合には析出物がBNのときは1000℃以下
A3点以上で1分以上保持するか、この温度領域を4℃
/S以下の冷却速度で冷却する。
にすることが必要であり、またB量は0.002%以下
に制限することが必要である。2)熱処理および熱間加
工による場合には析出物がBNのときは1000℃以下
A3点以上で1分以上保持するか、この温度領域を4℃
/S以下の冷却速度で冷却する。
またこの温度域で20%以上の熱間加工か圧延を行う。
またAlN,TiNの場合には1000℃以下A3点以
上で10分以上保持するか、この温度域を0.4℃/S
以下の冷却温度で冷却する。またこの温度域で20%以
上の熱間加工か圧延を行う。等で実現できる。
またAlN,TiNの場合には1000℃以下A3点以
上で10分以上保持するか、この温度域を0.4℃/S
以下の冷却温度で冷却する。またこの温度域で20%以
上の熱間加工か圧延を行う。等で実現できる。
次に炭化物については、
1) 固溶C濃度がその全部が粒界に析出しても粒界C
濃度が0.05%以下になるようにあらかじめ粒内に析
出しておく。
濃度が0.05%以下になるようにあらかじめ粒内に析
出しておく。
実際には950℃以下、A3点以上の未再結晶オーステ
ナイト域で30%以上の熱間加工および圧延を行い直ち
に焼入れし、粒内に欠陥を導入し、焼戻し粒内析出を起
させる。焼戻しは30〇一A3点までのいずれの温度域
でもよい。@ 焼入れ途中の(Ars2O℃〕以内の温
度に5分以内保持するか、0.05℃/S以上の冷却速
度で冷却し、この温度域以下では直ちに水焼入れする。
ナイト域で30%以上の熱間加工および圧延を行い直ち
に焼入れし、粒内に欠陥を導入し、焼戻し粒内析出を起
させる。焼戻しは30〇一A3点までのいずれの温度域
でもよい。@ 焼入れ途中の(Ars2O℃〕以内の温
度に5分以内保持するか、0.05℃/S以上の冷却速
度で冷却し、この温度域以下では直ちに水焼入れする。
これは粒界にフエライトおよびペイナイトを生成させ、
粒界炭化物の析出を抑制するためである。この場合析出
温度は400℃以下でもよい。2)よく知られているよ
うにTi,Nb,Vなどを添加して650℃以上A3点
以下の温度で30秒以上加熱し、あらかじめCを’Ri
c,v,c3,NbCとして粒内に析出させ、かつ過剰
のTi,Nb,Vが粒界に偏析しないように各各化学当
量以上は含有させないようにすること、TiC,NbC
については1250℃以上に加熱し、十分に固溶させた
後、未再結晶温度域950℃以下A3点以上の温度域で
30%以上の熱間加工を行い、オーステナイト粒内析出
を起させ、かつ過剰のTi,Nbが粒界に偏析しないよ
うに各各化学当量以上は含有させないようにすること等
で実現できる。
粒界炭化物の析出を抑制するためである。この場合析出
温度は400℃以下でもよい。2)よく知られているよ
うにTi,Nb,Vなどを添加して650℃以上A3点
以下の温度で30秒以上加熱し、あらかじめCを’Ri
c,v,c3,NbCとして粒内に析出させ、かつ過剰
のTi,Nb,Vが粒界に偏析しないように各各化学当
量以上は含有させないようにすること、TiC,NbC
については1250℃以上に加熱し、十分に固溶させた
後、未再結晶温度域950℃以下A3点以上の温度域で
30%以上の熱間加工を行い、オーステナイト粒内析出
を起させ、かつ過剰のTi,Nbが粒界に偏析しないよ
うに各各化学当量以上は含有させないようにすること等
で実現できる。
次に本発明の実柿例について説明する。
実柿例 1
第3表の成分Aを有する鋼を1250℃に加熱後焼入れ
、650℃で焼戻したものを500熱Cn*100hr
脆化すると第3図(HQT)に示すように大きな脆化を
示す。
、650℃で焼戻したものを500熱Cn*100hr
脆化すると第3図(HQT)に示すように大きな脆化を
示す。
脆化処理材の粒界にはPの偏析と同時に粒界N濃度にし
て0.06%のBNの析出がみられる。直径02μm以
下の粒界炭化物は粒界C濃度にして0.03%であり、
粒!’ +N濃度は0.09%となり本発明条件を満足
していない。成分Bはこのような粒界BNの析出が起ら
ないようにB含有量を0.0002%以下にしたもので
あり、このような成分にすると粒界N濃度はほ1 とん
どOになり直径0.2μm以下の炭窒化物の粒界C+N
濃度は0.03%となり第3図に示すように粒界脆化が
大幅に軽減される。なお950℃加熱焼入れ焼戻材は9
50℃においてBNが粒内に析出しているので成分Aで
も脆化は大きくなく、従って成分BのようにB含有量を
減少させても脆化の程度は変わらない。実捲例 2 第4図は第3表の成分を有する鋼を1250℃に加熱後
焼入れし500℃で1hr焼戻した材料の遅れ破壊特性
を示す。
て0.06%のBNの析出がみられる。直径02μm以
下の粒界炭化物は粒界C濃度にして0.03%であり、
粒!’ +N濃度は0.09%となり本発明条件を満足
していない。成分Bはこのような粒界BNの析出が起ら
ないようにB含有量を0.0002%以下にしたもので
あり、このような成分にすると粒界N濃度はほ1 とん
どOになり直径0.2μm以下の炭窒化物の粒界C+N
濃度は0.03%となり第3図に示すように粒界脆化が
大幅に軽減される。なお950℃加熱焼入れ焼戻材は9
50℃においてBNが粒内に析出しているので成分Aで
も脆化は大きくなく、従って成分BのようにB含有量を
減少させても脆化の程度は変わらない。実捲例 2 第4図は第3表の成分を有する鋼を1250℃に加熱後
焼入れし500℃で1hr焼戻した材料の遅れ破壊特性
を示す。
鋼Bにくらべ鋼Aは粒界にBNが析出しているため直径
0.2μm以下の粒界炭窒化物の粒界C+N濃度は0.
10%であり粒界脆化を生じ遅れ破壊特性が低下してい
る。しかしオーステナイト中で保持しBNを粒内に析出
させ粒界にBNが析出しないようにすると直径0.2μ
m以下の粒界炭窒化物の粒界C+N濃度は0.04%と
なり粒界周辺の応力緩和が阻害されなくなり、図に示す
ように遅れ破壊特性は改善される。実櫂例 3第5図は
2 ′/4Cr−IMO鋼(化学成分は第1表に示す。
0.2μm以下の粒界炭窒化物の粒界C+N濃度は0.
10%であり粒界脆化を生じ遅れ破壊特性が低下してい
る。しかしオーステナイト中で保持しBNを粒内に析出
させ粒界にBNが析出しないようにすると直径0.2μ
m以下の粒界炭窒化物の粒界C+N濃度は0.04%と
なり粒界周辺の応力緩和が阻害されなくなり、図に示す
ように遅れ破壊特性は改善される。実櫂例 3第5図は
2 ′/4Cr−IMO鋼(化学成分は第1表に示す。
)の焼入れ焼戻材を脆化処理したときの粒界P含有量と
脆化の関係を示す。aは粒界に0.1μm間隔で0.0
25μm以下の炭化物が粒界C濃度換算で0.5%析出
している状態であり(鋼1,2,3,4)、脆化はかな
り大きい。このような粒界炭化物濃度を粒界C濃度換算
で0.05%以下にする(鋼8)とbに示すように粒界
P濃度は大きいにもかかわらず脆化を非常に小さくでき
る。本鋼では0,2μm以下の粒界窒化物の粒界N濃度
はほ吉んどOである。実施例 4 第6図は、C−Si−Mn鋼(化学成分は第5表に示す
。
脆化の関係を示す。aは粒界に0.1μm間隔で0.0
25μm以下の炭化物が粒界C濃度換算で0.5%析出
している状態であり(鋼1,2,3,4)、脆化はかな
り大きい。このような粒界炭化物濃度を粒界C濃度換算
で0.05%以下にする(鋼8)とbに示すように粒界
P濃度は大きいにもかかわらず脆化を非常に小さくでき
る。本鋼では0,2μm以下の粒界窒化物の粒界N濃度
はほ吉んどOである。実施例 4 第6図は、C−Si−Mn鋼(化学成分は第5表に示す
。
)の溶接再現熱サイクル材にSR処理(600℃2時間
→炉冷)を行った場合の靭性と粒界P濃度の関係を示す
。Nb,Vを含まない場合は粒界上に0.2μm以下の
炭窒化物はほとんど認められず、粒界C+N濃度にして
0.02%以下である。Nb,Vを有するものでは粒界
にNbおよびVの炭化物および窒化物が微細に析出して
おり、直径0.2μm以下の炭窒化物のC+N濃度にし
て0.08重量%になっている。SR処理する場合、N
b,Vを減らし粒界上の微細析出物が出ないようにする
と、P含有量が多くても靭性を低下させないようにでき
ることがわかる。
→炉冷)を行った場合の靭性と粒界P濃度の関係を示す
。Nb,Vを含まない場合は粒界上に0.2μm以下の
炭窒化物はほとんど認められず、粒界C+N濃度にして
0.02%以下である。Nb,Vを有するものでは粒界
にNbおよびVの炭化物および窒化物が微細に析出して
おり、直径0.2μm以下の炭窒化物のC+N濃度にし
て0.08重量%になっている。SR処理する場合、N
b,Vを減らし粒界上の微細析出物が出ないようにする
と、P含有量が多くても靭性を低下させないようにでき
ることがわかる。
第1図は2ZCrIM0鋼における粒界P濃度CPとΔ
VTrsの関係を示すグラフ(ここにBΔVTrsは脆
化処理によるシャルピ一衝撃試験の破面遷移温度の上昇
を示す)、第2図はSi−MnP鋼における粒界P濃度
CBc!: VTrsの関係を示すグラフ、第3図はΔ
VTrsにおよぼす成分、熱処理の影響を示すグラフ、
第4図はSi−Mn鋼の遅れ破壊特性に及ぼすB添加お
よび熱処理の影響を示すグラフ、第5図は2″/4Cr
−IMO鋼におけPる粒界P濃度CBとΔVTrsの関
係が粒界炭化物析出状態で変わることを示すグラフ、第
6図はNb,V添加材の溶接再現熱サイクル+SR後の
靭性と粒界P濃度の関係を示すグラフである。
VTrsの関係を示すグラフ(ここにBΔVTrsは脆
化処理によるシャルピ一衝撃試験の破面遷移温度の上昇
を示す)、第2図はSi−MnP鋼における粒界P濃度
CBc!: VTrsの関係を示すグラフ、第3図はΔ
VTrsにおよぼす成分、熱処理の影響を示すグラフ、
第4図はSi−Mn鋼の遅れ破壊特性に及ぼすB添加お
よび熱処理の影響を示すグラフ、第5図は2″/4Cr
−IMO鋼におけPる粒界P濃度CBとΔVTrsの関
係が粒界炭化物析出状態で変わることを示すグラフ、第
6図はNb,V添加材の溶接再現熱サイクル+SR後の
靭性と粒界P濃度の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 Pを0.005重量%以上0.05重量%以下含み
、かつC0.20%以下、Si0.5%以下、Mn2.
0%以下(いずれも重量%)を含む低合金鋼を、焼入れ
、焼もどし、直接焼入れ焼もどしまたは圧延後急冷まま
で製造する際、オーステナイト中でBN、AlN、Ti
Nなどの窒化物が粒内析出する温度に保持し、またはT
iC、V_4C_3、NbCなどの炭化物が粒内析出す
る650℃以上A_3点以下の温度に保持し、冷却まま
、またはこれを焼もどしたとき粒界上の直径0.2μm
以下の炭窒化物を粒界のC+N濃度にして0.05重量
%以下にすることを特徴とする粒界脆化の少い鋼材の製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9412177A JPS5944366B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 粒界脆化の少い鋼材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9412177A JPS5944366B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 粒界脆化の少い鋼材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5428723A JPS5428723A (en) | 1979-03-03 |
| JPS5944366B2 true JPS5944366B2 (ja) | 1984-10-29 |
Family
ID=14101584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9412177A Expired JPS5944366B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 粒界脆化の少い鋼材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5944366B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04106639U (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-14 | 三菱重工業株式会社 | 電気集塵装置の放電電極取付構造 |
| JP3267682B2 (ja) * | 1992-07-02 | 2002-03-18 | 新日本製鐵株式会社 | 成形性の優れた複合組織高強度薄鋼板 |
| JP6863152B2 (ja) * | 2017-07-20 | 2021-04-21 | 日本製鉄株式会社 | 靱性予測装置、靱性予測方法、およびプログラム |
-
1977
- 1977-08-08 JP JP9412177A patent/JPS5944366B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5428723A (en) | 1979-03-03 |
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