JPS6016255B2 - 歯冠欠損部の修復用材料 - Google Patents
歯冠欠損部の修復用材料Info
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- JPS6016255B2 JPS6016255B2 JP55040991A JP4099180A JPS6016255B2 JP S6016255 B2 JPS6016255 B2 JP S6016255B2 JP 55040991 A JP55040991 A JP 55040991A JP 4099180 A JP4099180 A JP 4099180A JP S6016255 B2 JPS6016255 B2 JP S6016255B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、歯冠欠損部の修復用材料に関する。
歯冠の崩懐が大きな虫歯を被覆冠で修復する際に歯冠欠
損部を補填するが、その補填物を維持する為に特に失活
歯の場合、修復用材料としてポストが使用される。斯か
るポストとしては実公昭6−3047号公報に示される
ような螺旋合釘および実公昭51−29675号公報に
示されるような杵体部と頭部からなり、村体部がステン
レススチール製であり螺条を備え、且つ定断面積を有し
ているものが知られている。実公昭6−30475号公
報に示されているような螺旋合釘は、歯根内に装着され
るが、その装着には合釘を回転しながら行ない、ネジ山
が歯根象牙質に喰い込む事によって保持力を得る為、面
倒であり塾練を要する。
損部を補填するが、その補填物を維持する為に特に失活
歯の場合、修復用材料としてポストが使用される。斯か
るポストとしては実公昭6−3047号公報に示される
ような螺旋合釘および実公昭51−29675号公報に
示されるような杵体部と頭部からなり、村体部がステン
レススチール製であり螺条を備え、且つ定断面積を有し
ているものが知られている。実公昭6−30475号公
報に示されているような螺旋合釘は、歯根内に装着され
るが、その装着には合釘を回転しながら行ない、ネジ山
が歯根象牙質に喰い込む事によって保持力を得る為、面
倒であり塾練を要する。
又装着時回転力によって挿入孔側壁に外向きの力が加わ
り、かつ螺旋合釘では、円錐形を有している為歯根に所
謂模作用を及ぼして、歯根を破折する危険性が高い。一
方、十分な回転力を加えない場合には、ネジ山の喰い込
みが不十分となり、十分な維持力が得られず、臨床上、
修復物の脱落という極めて危険な問題を生ずる。また、
実公昭51一29675号公報に示されているような螺
条を備え、且つ定断面積を有しているポストにおいては
、ポストを螺合埋入するに当り、予め歯根にダイス及び
タップにて旋条して行なう為、前記の危険は大中に緩和
される。
り、かつ螺旋合釘では、円錐形を有している為歯根に所
謂模作用を及ぼして、歯根を破折する危険性が高い。一
方、十分な回転力を加えない場合には、ネジ山の喰い込
みが不十分となり、十分な維持力が得られず、臨床上、
修復物の脱落という極めて危険な問題を生ずる。また、
実公昭51一29675号公報に示されているような螺
条を備え、且つ定断面積を有しているポストにおいては
、ポストを螺合埋入するに当り、予め歯根にダイス及び
タップにて旋条して行なう為、前記の危険は大中に緩和
される。
しかし口腔内で正確な旋条を行なうことはむつかしく、
また塾練が必要であり、ダイス及びタップは一定断面積
を有している為、歯根線尖部に近く、歯根が細くなって
いる部分で歯根外に穿孔し、その歯牙と接する歯周組織
を壊死におちいらせ、抜歯という事態に及ぶ危険性があ
ることが指摘されている。又、前記ポストではポストと
挿入孔壁の間に介在すべき合着材の過剰部分は、螺状に
沿って挿入孔入口に逸出しなければならないが、逸出路
が長くかつ合着材が粘性を有しているために増大した圧
力が根端方向に加わる事になり、板管内充填物が根尖部
より逸出する危険性も生ずる。歯冠崩壊が大きく、補填
物を維持する為に根管を拡大してポスト挿入孔を形成し
、ポストを挿入する必要がある場合、歯冠象牙質にピン
を楯立する場合と違って、そのピンの太さも大きくなり
、挿入孔もより大きくしなければならない。この場合、
特関昭49−9083号に示されているようなピンの断
面が先端部分において細かくなる形状を有していないピ
ンを用いると、実公昭51一29675号公報について
記述したのと同様に、根管にピン挿入孔を形成する際、
歯根外に穿孔し、その歯牙と接する歯周組織に危害を加
える結果を招く恐れがある。したがって、かかる欠点の
ないポストが望まれる。また、近年歯質との接着性を有
する材料(カルボン酸セメント、グラスアィオノマー、
接着性コンポジットレジン等)が開発されてきたので、
かかる材料を合着材として用いて歯質とポストとの間を
充填すれば、歯質にポストが強固に固定され、より一層
効果的な修復を行なうことができると考えられる。
また塾練が必要であり、ダイス及びタップは一定断面積
を有している為、歯根線尖部に近く、歯根が細くなって
いる部分で歯根外に穿孔し、その歯牙と接する歯周組織
を壊死におちいらせ、抜歯という事態に及ぶ危険性があ
ることが指摘されている。又、前記ポストではポストと
挿入孔壁の間に介在すべき合着材の過剰部分は、螺状に
沿って挿入孔入口に逸出しなければならないが、逸出路
が長くかつ合着材が粘性を有しているために増大した圧
力が根端方向に加わる事になり、板管内充填物が根尖部
より逸出する危険性も生ずる。歯冠崩壊が大きく、補填
物を維持する為に根管を拡大してポスト挿入孔を形成し
、ポストを挿入する必要がある場合、歯冠象牙質にピン
を楯立する場合と違って、そのピンの太さも大きくなり
、挿入孔もより大きくしなければならない。この場合、
特関昭49−9083号に示されているようなピンの断
面が先端部分において細かくなる形状を有していないピ
ンを用いると、実公昭51一29675号公報について
記述したのと同様に、根管にピン挿入孔を形成する際、
歯根外に穿孔し、その歯牙と接する歯周組織に危害を加
える結果を招く恐れがある。したがって、かかる欠点の
ないポストが望まれる。また、近年歯質との接着性を有
する材料(カルボン酸セメント、グラスアィオノマー、
接着性コンポジットレジン等)が開発されてきたので、
かかる材料を合着材として用いて歯質とポストとの間を
充填すれば、歯質にポストが強固に固定され、より一層
効果的な修復を行なうことができると考えられる。
しかしながら、かかる合着材を用いる場合、それに通し
たポストについてはまだ検討されていない。本発明者ら
は、上述の点に鑑み、歯冠欠損部の修復用材料、とくに
ポストについて鋭意検討を行ない、本発明に到達した。
たポストについてはまだ検討されていない。本発明者ら
は、上述の点に鑑み、歯冠欠損部の修復用材料、とくに
ポストについて鋭意検討を行ない、本発明に到達した。
本発明は、ポストを構成要素とする歯冠欠損部の修復用
材料であって、該ポストは頭部1と根管内挿入部分2と
からなり、該根管内挿入部分は断面は円形で先端部分に
おいて細くなる形状を有し、該根管内挿入部分には根管
内に適用された合着材の過剰部分があふれ出ることので
きる遁路3が設けられると共に該根管内挿入部分の円周
に沿って合着剤が凹部分に侵入充填されるための複数の
独立した溝4または山5が設けられており、かつ該ポス
トの頭部には築造物を固定するための羽根6が取りつけ
られていることを特徴とする修復用材料である。本発明
の修復用材料は、上述のポストから構成されているが、
さらにポストの挿入孔を歯根に形成するためのりーマお
よび歯質とポストとの間を充填接着するための合着材を
構成要素として加えることができる。かかるリーマとし
ては、先端部分において細くなる形状を有し、該ポスト
に対して直径方向において0.01〜0.5物肋径が大
きくなっているものが好ましい。ポスト及びリーマは大
きさの異なる複数のものから構成されており、様管挿入
部分の最大径の異なる各ポストに対して、直径方向にお
いて0.01〜0.50肋径が大きくなっているリーマ
がそろえられている。また、合着材としては歯質に対し
て接着性を有する接着性のレジンが好ましい。本発明の
ポストを図により詳細に説明する。
材料であって、該ポストは頭部1と根管内挿入部分2と
からなり、該根管内挿入部分は断面は円形で先端部分に
おいて細くなる形状を有し、該根管内挿入部分には根管
内に適用された合着材の過剰部分があふれ出ることので
きる遁路3が設けられると共に該根管内挿入部分の円周
に沿って合着剤が凹部分に侵入充填されるための複数の
独立した溝4または山5が設けられており、かつ該ポス
トの頭部には築造物を固定するための羽根6が取りつけ
られていることを特徴とする修復用材料である。本発明
の修復用材料は、上述のポストから構成されているが、
さらにポストの挿入孔を歯根に形成するためのりーマお
よび歯質とポストとの間を充填接着するための合着材を
構成要素として加えることができる。かかるリーマとし
ては、先端部分において細くなる形状を有し、該ポスト
に対して直径方向において0.01〜0.5物肋径が大
きくなっているものが好ましい。ポスト及びリーマは大
きさの異なる複数のものから構成されており、様管挿入
部分の最大径の異なる各ポストに対して、直径方向にお
いて0.01〜0.50肋径が大きくなっているリーマ
がそろえられている。また、合着材としては歯質に対し
て接着性を有する接着性のレジンが好ましい。本発明の
ポストを図により詳細に説明する。
第1図、第2図および第3図は、本発明のポストの一例
を示す概略図である。本発明のポストの特徴とするとこ
ろは、根管内挿入部分が断面円形で、かつ先端部分にお
いて細くなる形状を有することである。かかる形状をと
ることによって前述の如き実公昭51−29675号公
報に記数されているポストが有する欠点がなくなってい
る。すなわち、根尖部付近の歯根が細くなっている部分
で歯根外に穿孔して歯周組織を壊死に至らしめることが
ない。本発明のポストの根管内挿入部の最大径は大体0
.8〜2.仇吻程度、長さは5〜12伽程度であり先端
部分において径が細くなっている。通常、先端にいくに
したがって、径が減少している形状が採用されるが、必
ずしもこれだけに限られるものではなく、第3図に示す
形状のものでも目的が蓬せられる。また、本発明のポス
トの特徴とするところは根管内挿入部分の円周に沿って
合着剤が凹部分に浸入充填されるための複数の独立した
溝4または山5を設けたところにある。第1図は穣管内
挿入部分2に山5を設けたポストの例であり、第2図は
溝4を設けたポストの例である。山または溝の形状は、
適宜定められるが、山の高さ0.1〜0.2伽程度、溝
の深さ0.1〜0.2肋程度である。これらは、概略2
〜20ケ/即の間隔で多数設けられ、相互に平行になっ
ていることが好ましい。榎管内挿入部分にかかる凹凸を
設けることによって、ポストを根管内に挿入した場合に
合着剤が凹部分に充填され、合着剤の硬化後においてポ
ストが強固に根管内に固定されることができる。さらに
、本発明のポストには根管内に適用された合着材の過剰
部分が容易にあふれ出ることができる遁路3が、根管内
挿入部分の鞠方向に設けられている。
を示す概略図である。本発明のポストの特徴とするとこ
ろは、根管内挿入部分が断面円形で、かつ先端部分にお
いて細くなる形状を有することである。かかる形状をと
ることによって前述の如き実公昭51−29675号公
報に記数されているポストが有する欠点がなくなってい
る。すなわち、根尖部付近の歯根が細くなっている部分
で歯根外に穿孔して歯周組織を壊死に至らしめることが
ない。本発明のポストの根管内挿入部の最大径は大体0
.8〜2.仇吻程度、長さは5〜12伽程度であり先端
部分において径が細くなっている。通常、先端にいくに
したがって、径が減少している形状が採用されるが、必
ずしもこれだけに限られるものではなく、第3図に示す
形状のものでも目的が蓬せられる。また、本発明のポス
トの特徴とするところは根管内挿入部分の円周に沿って
合着剤が凹部分に浸入充填されるための複数の独立した
溝4または山5を設けたところにある。第1図は穣管内
挿入部分2に山5を設けたポストの例であり、第2図は
溝4を設けたポストの例である。山または溝の形状は、
適宜定められるが、山の高さ0.1〜0.2伽程度、溝
の深さ0.1〜0.2肋程度である。これらは、概略2
〜20ケ/即の間隔で多数設けられ、相互に平行になっ
ていることが好ましい。榎管内挿入部分にかかる凹凸を
設けることによって、ポストを根管内に挿入した場合に
合着剤が凹部分に充填され、合着剤の硬化後においてポ
ストが強固に根管内に固定されることができる。さらに
、本発明のポストには根管内に適用された合着材の過剰
部分が容易にあふれ出ることができる遁路3が、根管内
挿入部分の鞠方向に設けられている。
かかる遁路は通常2〜3本設けられるのが好ましい。ま
た、頭部について述べると、頭部には築造物を固定する
ための羽根6が頭部の円周に沿って取りつけられている
。
た、頭部について述べると、頭部には築造物を固定する
ための羽根6が頭部の円周に沿って取りつけられている
。
かくすることによって、ポストと歯牙の上に形成される
築造物との間の機械的かん合力が増加し、築造物の維持
が向上する。通常、羽根は頭部の軸万向に対し垂直に設
けられる。羽根の形状は上記の目的に合致するように適
宜選択されるが、通常0.5〜2.仇肋程度の厚さの板
状とし、頭部の柱状物から0.5〜1.仇吻程度突出さ
せるのがよい。かかる羽根は、図に示すように円周に沿
って1枚で形成されていてもよいが、2〜5枚に分割さ
れていてもよい。羽根は頭部に2〜4段設けることが好
ましい。頭部の柱状物の径、高さは従来公知のものと同
程度でよい。また、頭部の羽根と根管内挿入部分の山と
は同一形状のものでもよい。なお、本発明のポストはス
テンレススチール、銅合金、アルミニウム合金等の材料
を用いて、機械加工により容易に製造できる。本発明の
ポストを根管内に挿入するに先立って、まずリーマで挿
入孔が形成される。本発明のポストの場合には、挿入孔
は先端部に向かって先細りとなるため、このような形状
の挿入孔の形成には、先端部分が細くなっているリーマ
を用いることが好ましく、さらに好ましくはポストと同
様なテーパーを有したりーマを用いることが好ましい。
特に、本発明のポストを使用する場合には、ポストより
径が0.01〜0.5帆大きいリーマを用いる事が非常
に効果的である。また、かかるリーマを用いるに先立っ
て、まずこのリーマより径の小さいリーマを用いて根管
を拡大し、その後径の大きい本発明に言うリーマを用い
て挿入部の形を整えるのが好ましい。本発明のポストは
歯質に対してネジによるかん合によって固定されるので
はなく、歯質とポストとの間に充填される合着材を介し
て固定されるので、ポストが容易に娘管内に挿入される
程度に大きな挿入孔を形成することが望ましいのである
。また、合着剤が充填されるポストと挿入孔壁との間の
間隔を確保するため、便宜的に突起部7(第3図)を設
けたポストを用いてポストの先端の突起部を挿入孔の底
部につけるようにすれば、ポストと挿入孔壁との間隔が
再現性をもって得られる。したがって、上述のポストに
かかるリーマを組み合わせた修復材料は本発明の好まし
い態様である。本発明で用いられるリーマの一例を第4
図に示したが、上述の点を除いたその他の点‘こついて
は公知のリーマに関する知見がそのまま本発明における
リーマにも適用される。挿入孔形成後、ポストが挿入さ
れる。ポストの挿入は歯牙にねじを切る操作を行なう必
要がないため、非常に迅速で且つ歯牙に対しても安全で
ある。ポスト挿入にあたり、挿入孔内に合着材を注入し
、次にポストの根管内挿入部分全体にわたって合着材を
塗布し、ポストを挿入孔に挿入する。この際本発明のポ
ストには前述のように合着材の過剰部分があふれ出るこ
とのできる遁路が設けられているので、根尖孔外に合着
材(または板充材)が押し出されることはない。かかる
合着剤を用いることによって、合着材は根管内における
歯質とポストとの間隙に充填され、歯質とポストとの固
定を強固にする働きをする。本発明において、合着剤と
しては、微細フィラー、モノマ−および硬化剤からなる
ペースト状のものまたは微細フィラーおよびポリマー溶
液からなるペースト状のものが用いられる。なかでも、
歯質に対して強い接着力を与える成分(モノマーまたは
ポリマー)を含有したものが好ましい。かかる接着力を
付与する成分としてはリン酸ヱステル系モノマー(特に
、特開昭52一113089、53一67740、53
−69494号等に記載される一塩基酸のリン酸ェステ
ル系モノマーが好ましい。)が挙げられ、これを用いる
合着材の例としては、微細石英紛末165部(重量部)
、ジメタクリレート系モノマー5碇織こ上記リン酸ェス
テルモノマー2礎都を加えたものが挙げられる。また、
カルボキシル基を有する重合体(ポリアクリル酸等)も
歯質に対して接着性を有するので、かかる重合体を含有
するセメント(カルボキシレートセメント、グラスアイ
オノマー、組成例:酸化亜鉛1.5部、50%ポリアク
リル酸水溶液1部からなるもの、アルミノシリケートガ
ラス1.4部、50%ポリアクリル酸水溶液1部からな
るもの等)も合着材として用いられる。前述のポスト、
リーマと共にかかる合着材を組み合わせた修復材料は本
発明の最も好ましい態様である。合着村の硬化後、孫性
充填材(セメント、アマルガムまたはコンポジットレジ
ン)で支台築造し、常法に従って支台歯形成、印象、ク
ラウン製作が行なわれる。この場合、本発明のポストの
頭部に設けられた羽根によってポストと築造物との機械
的かん合力が増加する。以上のように本発明のポストを
使用することにより、口腔内でねじを切る必要もなく、
また先端に向かって太さが漸減しているリーマーを用い
る為、根尖部付近の歯根が細くなっている部分で歯根外
に穿孔することもなく、さらに根の歯質が充分残ってい
るため歯根が破折する危険が少ない。
築造物との間の機械的かん合力が増加し、築造物の維持
が向上する。通常、羽根は頭部の軸万向に対し垂直に設
けられる。羽根の形状は上記の目的に合致するように適
宜選択されるが、通常0.5〜2.仇肋程度の厚さの板
状とし、頭部の柱状物から0.5〜1.仇吻程度突出さ
せるのがよい。かかる羽根は、図に示すように円周に沿
って1枚で形成されていてもよいが、2〜5枚に分割さ
れていてもよい。羽根は頭部に2〜4段設けることが好
ましい。頭部の柱状物の径、高さは従来公知のものと同
程度でよい。また、頭部の羽根と根管内挿入部分の山と
は同一形状のものでもよい。なお、本発明のポストはス
テンレススチール、銅合金、アルミニウム合金等の材料
を用いて、機械加工により容易に製造できる。本発明の
ポストを根管内に挿入するに先立って、まずリーマで挿
入孔が形成される。本発明のポストの場合には、挿入孔
は先端部に向かって先細りとなるため、このような形状
の挿入孔の形成には、先端部分が細くなっているリーマ
を用いることが好ましく、さらに好ましくはポストと同
様なテーパーを有したりーマを用いることが好ましい。
特に、本発明のポストを使用する場合には、ポストより
径が0.01〜0.5帆大きいリーマを用いる事が非常
に効果的である。また、かかるリーマを用いるに先立っ
て、まずこのリーマより径の小さいリーマを用いて根管
を拡大し、その後径の大きい本発明に言うリーマを用い
て挿入部の形を整えるのが好ましい。本発明のポストは
歯質に対してネジによるかん合によって固定されるので
はなく、歯質とポストとの間に充填される合着材を介し
て固定されるので、ポストが容易に娘管内に挿入される
程度に大きな挿入孔を形成することが望ましいのである
。また、合着剤が充填されるポストと挿入孔壁との間の
間隔を確保するため、便宜的に突起部7(第3図)を設
けたポストを用いてポストの先端の突起部を挿入孔の底
部につけるようにすれば、ポストと挿入孔壁との間隔が
再現性をもって得られる。したがって、上述のポストに
かかるリーマを組み合わせた修復材料は本発明の好まし
い態様である。本発明で用いられるリーマの一例を第4
図に示したが、上述の点を除いたその他の点‘こついて
は公知のリーマに関する知見がそのまま本発明における
リーマにも適用される。挿入孔形成後、ポストが挿入さ
れる。ポストの挿入は歯牙にねじを切る操作を行なう必
要がないため、非常に迅速で且つ歯牙に対しても安全で
ある。ポスト挿入にあたり、挿入孔内に合着材を注入し
、次にポストの根管内挿入部分全体にわたって合着材を
塗布し、ポストを挿入孔に挿入する。この際本発明のポ
ストには前述のように合着材の過剰部分があふれ出るこ
とのできる遁路が設けられているので、根尖孔外に合着
材(または板充材)が押し出されることはない。かかる
合着剤を用いることによって、合着材は根管内における
歯質とポストとの間隙に充填され、歯質とポストとの固
定を強固にする働きをする。本発明において、合着剤と
しては、微細フィラー、モノマ−および硬化剤からなる
ペースト状のものまたは微細フィラーおよびポリマー溶
液からなるペースト状のものが用いられる。なかでも、
歯質に対して強い接着力を与える成分(モノマーまたは
ポリマー)を含有したものが好ましい。かかる接着力を
付与する成分としてはリン酸ヱステル系モノマー(特に
、特開昭52一113089、53一67740、53
−69494号等に記載される一塩基酸のリン酸ェステ
ル系モノマーが好ましい。)が挙げられ、これを用いる
合着材の例としては、微細石英紛末165部(重量部)
、ジメタクリレート系モノマー5碇織こ上記リン酸ェス
テルモノマー2礎都を加えたものが挙げられる。また、
カルボキシル基を有する重合体(ポリアクリル酸等)も
歯質に対して接着性を有するので、かかる重合体を含有
するセメント(カルボキシレートセメント、グラスアイ
オノマー、組成例:酸化亜鉛1.5部、50%ポリアク
リル酸水溶液1部からなるもの、アルミノシリケートガ
ラス1.4部、50%ポリアクリル酸水溶液1部からな
るもの等)も合着材として用いられる。前述のポスト、
リーマと共にかかる合着材を組み合わせた修復材料は本
発明の最も好ましい態様である。合着村の硬化後、孫性
充填材(セメント、アマルガムまたはコンポジットレジ
ン)で支台築造し、常法に従って支台歯形成、印象、ク
ラウン製作が行なわれる。この場合、本発明のポストの
頭部に設けられた羽根によってポストと築造物との機械
的かん合力が増加する。以上のように本発明のポストを
使用することにより、口腔内でねじを切る必要もなく、
また先端に向かって太さが漸減しているリーマーを用い
る為、根尖部付近の歯根が細くなっている部分で歯根外
に穿孔することもなく、さらに根の歯質が充分残ってい
るため歯根が破折する危険が少ない。
このことは術者にとって歯冠修復が非常に簡便になるこ
とばかりでなく歯牙及び歯板周囲組織に対して安全であ
り、かつ歯冠修復後の度合力により歯板が被折する必配
がない。また本発明のポストは娘管内挿入部分には溝又
は山が、頭部には羽根が設けられているので、これによ
ってポストと合着村、ポストと築造物の機械的かん合力
の増大がはかられる。また、歯質と接着性のある合着村
を用いることにより歯質と合着材が強固に接着され、ポ
スト及び築造物の十分な維持力が付与される。さらにポ
ストの先端から頭部にかけて鯛方向に設けられた溝によ
りポストの挿入孔挿入の際根尖孔外に合着材または根充
材が押し出されることはない。また、軸方向に設けられ
た溝により、ポストの回転力に対する抵抗が増す。上記
のように本発明のポストは術者にとって操作が簡便にな
り術者の技術による個人差が少なく歯牙及び歯根周囲組
織にとって安全で且つ維持の強固な歯冠修復を可能なら
しめるものである。
とばかりでなく歯牙及び歯板周囲組織に対して安全であ
り、かつ歯冠修復後の度合力により歯板が被折する必配
がない。また本発明のポストは娘管内挿入部分には溝又
は山が、頭部には羽根が設けられているので、これによ
ってポストと合着村、ポストと築造物の機械的かん合力
の増大がはかられる。また、歯質と接着性のある合着村
を用いることにより歯質と合着材が強固に接着され、ポ
スト及び築造物の十分な維持力が付与される。さらにポ
ストの先端から頭部にかけて鯛方向に設けられた溝によ
りポストの挿入孔挿入の際根尖孔外に合着材または根充
材が押し出されることはない。また、軸方向に設けられ
た溝により、ポストの回転力に対する抵抗が増す。上記
のように本発明のポストは術者にとって操作が簡便にな
り術者の技術による個人差が少なく歯牙及び歯根周囲組
織にとって安全で且つ維持の強固な歯冠修復を可能なら
しめるものである。
第1図、第2図および第3図は本発明の修復用材料を構
成するポストの一例を示す概略図であり、第4図は本発
明の修復用材料を構成するりーマの一例を示す概略図で
ある。 菱7図 菱2図 菱3図 葵4図
成するポストの一例を示す概略図であり、第4図は本発
明の修復用材料を構成するりーマの一例を示す概略図で
ある。 菱7図 菱2図 菱3図 葵4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポストを構成要素とする歯冠欠損部の修復用材料で
あつて、該ポストは頭部1と根管内挿入部分2とからな
り、該根管内挿入部分は断面は円形で先端部分において
細くなる形状を有し、該根管内挿入部分には根管内に適
用された合着材の過剰部分があふれることのでさる遁路
3が設けられると共に該根管内挿入部分の円周に沿つて
合着材が凹部分に浸入充填されるための複数の独立した
溝4または山5が設けられており、かつ該ポストの頭部
には築造物を固定するための羽根6が取りつけられてい
ることを特徴とする修復用材料。 2 ポストおよび該ポストの挿入孔を歯根に形成するた
めのリーマを構成要素とする歯冠欠損部の修復用材料で
あつて、(イ)該ポストは頭部1と根管内挿入部分2と
からなり、該根管内挿入部分は断面は円形で先端部分に
おいて細くなる形状を有し、該根管内挿入部分には根管
内に適用された合着材の過剰部分があふれ出ることので
きる遁路3が設けられると共に該根管内挿入部分の円周
に沿つて合着材が凹部分に浸入充填されるための複数の
独立した溝4または山5が設けられ、該ポストの頭部に
は築造物を固定するための羽根6が取りつけられており
、かつ、(ロ)該リーマは先端部分において細くなる形
状を有し、該ポストに対して直径方向において0.01
〜0.50mm径が大きくなつていることを特徴とする
修復用材料。 3 ポスト、該ポストの挿入孔を歯根に形成するための
リーマおよび歯と該ポストとの間を充填接着するための
合着材を構成要素とする歯冠欠損部の修復用材料であつ
て、(イ)該ポストは頭部1と根管内挿入部分2とから
なり、該根管内挿入部分は断面は円形で先端部分におい
て細くなる形状を有し、該根管内挿入部分には根管内に
適用された合着材の過剰部分があふれ出ることのできる
遁路3が設けられると共に該根管内挿入部分の円周に沿
つて合着材が凹部分に浸入充填されるための複数の独立
した溝4または山5が設けられ、該ポストの頭部には築
造物を固定するための羽根6が取りつけられており、(
ロ)該リーマは先端部分において細くなる形状を有し、
該ポストに対して直径方向において0.01〜0.50
mm径が大きくなつており、かつ、(ハ)該合着材は歯
質に対して接着性を有するモノマーまたはポリマーを含
有していることを特徴とする修復用材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55040991A JPS6016255B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 歯冠欠損部の修復用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55040991A JPS6016255B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 歯冠欠損部の修復用材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56136542A JPS56136542A (en) | 1981-10-24 |
| JPS6016255B2 true JPS6016255B2 (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=12595887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55040991A Expired JPS6016255B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | 歯冠欠損部の修復用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6016255B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01135573U (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-18 | ||
| JPH02130054U (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-26 | ||
| JPH036754U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | ||
| JPH0358761U (ja) * | 1989-10-16 | 1991-06-07 | ||
| JPH03107772U (ja) * | 1990-02-07 | 1991-11-06 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4480997A (en) * | 1981-11-16 | 1984-11-06 | Deutsch Allan S | Dental post and wrench therefor and method of restoring bulk to a tooth root therewith |
| US4571187A (en) * | 1983-04-29 | 1986-02-18 | Ipco Corporation | Dental post for retention of a prosthetic superstructure |
| WO2009144901A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用ポスト |
-
1980
- 1980-03-28 JP JP55040991A patent/JPS6016255B2/ja not_active Expired
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01135573U (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-18 | ||
| JPH02130054U (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-26 | ||
| JPH036754U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | ||
| JPH0358761U (ja) * | 1989-10-16 | 1991-06-07 | ||
| JPH03107772U (ja) * | 1990-02-07 | 1991-11-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56136542A (en) | 1981-10-24 |
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