JPS6023303B2 - 粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を測定する方法 - Google Patents
粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を測定する方法Info
- Publication number
- JPS6023303B2 JPS6023303B2 JP11563078A JP11563078A JPS6023303B2 JP S6023303 B2 JPS6023303 B2 JP S6023303B2 JP 11563078 A JP11563078 A JP 11563078A JP 11563078 A JP11563078 A JP 11563078A JP S6023303 B2 JPS6023303 B2 JP S6023303B2
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- Japan
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- corrosion
- susceptibility
- magnetic permeability
- intergranular corrosion
- intergranular
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- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はオーステナィト系ニッケル合金についてその粒
間腐食及び応力腐食割れの感受性を非破壊で測定する方
法に関する。
間腐食及び応力腐食割れの感受性を非破壊で測定する方
法に関する。
オーステナイト系ニッケル合金、たとえばN1oy60
0,690等は耐食性を増大させ、かつ高温度強度を確
保するために多量のニッケル(Ni)とクロム(Cr)
及びその他小量の元素を含んでいる。
0,690等は耐食性を増大させ、かつ高温度強度を確
保するために多量のニッケル(Ni)とクロム(Cr)
及びその他小量の元素を含んでいる。
このような成分から成るオーステナィト系ニッケル合金
は、熱処理や溶接、或いは高温における使用環境の影響
により鋭敏化しその結果粒間腐食及び応力腐食割れの感
受性が高くなる。このような腐食や割れに対する感受性
を非破壊的に測定できれば、合金成品の使用前の品質評
化、並びに使用中における耐食性の予測に極めて好都合
である。特に、装置組立後に溶接部の耐食性を評価した
り、運転中の部品の耐食性変化を現実に腐食や割れが発
生する前に予知できることになり、装置の安全性確保の
上で寄与するところは大きい。しかるに従来、金属の鋭
敏化の測定方法としては硝酸試験とUペンド試験があっ
た。
は、熱処理や溶接、或いは高温における使用環境の影響
により鋭敏化しその結果粒間腐食及び応力腐食割れの感
受性が高くなる。このような腐食や割れに対する感受性
を非破壊的に測定できれば、合金成品の使用前の品質評
化、並びに使用中における耐食性の予測に極めて好都合
である。特に、装置組立後に溶接部の耐食性を評価した
り、運転中の部品の耐食性変化を現実に腐食や割れが発
生する前に予知できることになり、装置の安全性確保の
上で寄与するところは大きい。しかるに従来、金属の鋭
敏化の測定方法としては硝酸試験とUペンド試験があっ
た。
硝酸試験は、測定したい被測定材料からその一部を試験
片として採取し、この試験片を沸騰硝酸水溶液中に浸潰
して粒間腐食量を測定する。一方Uペンド試験は、同様
に被測定材料の一部を試験片として採取し、この試験片
をU字型に曲げて一定の腐食環境に浸潰し、その試験片
の割れの有無と長さを調べて応力腐食割れを測定する。
これらの従来の測定方法は共に破壊試験である。この試
験片の採取を必要とする従釆の鋭敏化の測定方法は、試
験片の採取可能な被測定物にその使用範囲が制限される
ため、破壊して試験片を採取することができない物例え
ば完成品、装置、あるいは溶接部等の加工部分には使用
できず、金属製品の使用中における鋭敏化の経年変化を
連続的に知ることは不可能であった。またこの従来の測
定方法は、試験の性質上測定に多くの費用、設備、労力
、及び時間を必要とし、更にその試験の結果得られた値
には相当のばらつきがあるなどの欠点もあった。従って
、本発明の目的は、オーステナィト系ニッケル合金の粒
間腐食及び応力腐食割れの感受性を、被測定材料を破壊
せず短時間にしかも正確に測定することが可能な測定方
法を提供することである。
片として採取し、この試験片を沸騰硝酸水溶液中に浸潰
して粒間腐食量を測定する。一方Uペンド試験は、同様
に被測定材料の一部を試験片として採取し、この試験片
をU字型に曲げて一定の腐食環境に浸潰し、その試験片
の割れの有無と長さを調べて応力腐食割れを測定する。
これらの従来の測定方法は共に破壊試験である。この試
験片の採取を必要とする従釆の鋭敏化の測定方法は、試
験片の採取可能な被測定物にその使用範囲が制限される
ため、破壊して試験片を採取することができない物例え
ば完成品、装置、あるいは溶接部等の加工部分には使用
できず、金属製品の使用中における鋭敏化の経年変化を
連続的に知ることは不可能であった。またこの従来の測
定方法は、試験の性質上測定に多くの費用、設備、労力
、及び時間を必要とし、更にその試験の結果得られた値
には相当のばらつきがあるなどの欠点もあった。従って
、本発明の目的は、オーステナィト系ニッケル合金の粒
間腐食及び応力腐食割れの感受性を、被測定材料を破壊
せず短時間にしかも正確に測定することが可能な測定方
法を提供することである。
以下本発明を図面を参照して説明する。
第1図にオーステナイト系ニッケル合金の一例である。
N1oy600(Ni75.0%,Cr15.7%,F
e8.1%,CO.012%,Si0.33%,Mn0
.30%)について、700ooにおいて鋭敏化処理を
施した場合の透磁率の変化を示す。粒間腐食試験および
応力腐食割れ試験によればこの合金は、70000での
熱処理によって300分までは鋭敏化度が増大し、その
後回復が始まる。一方、透磁率は第1図に示すように鋭
敏化の増大とともに上昇し、回復が始まると低下する。
このように透磁率の変化は、鋭敏化および回復の挙動と
よく対応する。そこで本願発明者は、オーステナィト系
ニッケル合金の鋭敏化の程度とその合金の透磁率の値と
の間に何らかの関係があることを予想し、測定した所第
2図のグラフを得た。
e8.1%,CO.012%,Si0.33%,Mn0
.30%)について、700ooにおいて鋭敏化処理を
施した場合の透磁率の変化を示す。粒間腐食試験および
応力腐食割れ試験によればこの合金は、70000での
熱処理によって300分までは鋭敏化度が増大し、その
後回復が始まる。一方、透磁率は第1図に示すように鋭
敏化の増大とともに上昇し、回復が始まると低下する。
このように透磁率の変化は、鋭敏化および回復の挙動と
よく対応する。そこで本願発明者は、オーステナィト系
ニッケル合金の鋭敏化の程度とその合金の透磁率の値と
の間に何らかの関係があることを予想し、測定した所第
2図のグラフを得た。
即ち、第2図は、Anoy600(Ni75.2%,C
r15.6%,Fe8.0%,CO.018%,Sio
.31%,Mno.29%)について、各種熱処理後の
透磁率と硝酸試験(沸騰した40%硝酸水溶液中に2細
時間浸債)における粒間腐食量の関係を示す。
r15.6%,Fe8.0%,CO.018%,Sio
.31%,Mno.29%)について、各種熱処理後の
透磁率と硝酸試験(沸騰した40%硝酸水溶液中に2細
時間浸債)における粒間腐食量の関係を示す。
この図は、熱処理によって山loy600の鋭敏化の進
行の度合を変化させたときに透磁率と粒間腐食量との間
に強い相関関係があることを示している。これは鋭敏化
に伴いCr−Fe炭化物が析出して炭化物の近傍にCr
が減少する一方でNj量の相対的に増加した領域が発生
することにより、この部分が常磁性から強磁性に磁気変
態を起し、透磁率が高くなることに起因すると考えられ
る。このようなCr或いはNi量の変化に伴う磁性の変
化は、第3図の結果から明らかである。第3図は、Ni
−Cr−10%Fe合金のCr軍の変化と透磁率の変化
との関係を示すものであるが、Crが10%以下になる
とこの合金は透磁率が急に大きくなり強磁性に変化する
。また粒間腐食量だけでなく応力腐食割れについても透
磁率と強い相関関係があることがわかった。従って、第
1図及び第2図から分かることは、オーステナィト系ニ
ッケル合金の粒間腐食及び応力腐食割れの感受性をその
透磁率を測定することによって推定することが可能であ
るということである。
行の度合を変化させたときに透磁率と粒間腐食量との間
に強い相関関係があることを示している。これは鋭敏化
に伴いCr−Fe炭化物が析出して炭化物の近傍にCr
が減少する一方でNj量の相対的に増加した領域が発生
することにより、この部分が常磁性から強磁性に磁気変
態を起し、透磁率が高くなることに起因すると考えられ
る。このようなCr或いはNi量の変化に伴う磁性の変
化は、第3図の結果から明らかである。第3図は、Ni
−Cr−10%Fe合金のCr軍の変化と透磁率の変化
との関係を示すものであるが、Crが10%以下になる
とこの合金は透磁率が急に大きくなり強磁性に変化する
。また粒間腐食量だけでなく応力腐食割れについても透
磁率と強い相関関係があることがわかった。従って、第
1図及び第2図から分かることは、オーステナィト系ニ
ッケル合金の粒間腐食及び応力腐食割れの感受性をその
透磁率を測定することによって推定することが可能であ
るということである。
なお、この測定方法が使用できる被測定物は、第3図に
示す如く鋭敏化の進行によるCr量の変化に対し透磁率
が変化するオーステナィト系ニッケル合金であり、Cr
含有量がほぼ10%以上であることが必要である。また
、Njが25%未満になるとフェライト又はマルテンサ
ィトが生成し、オ−ステナィトー相とならない上に、オ
ーステナィトがCd量の変化に応じて透磁率の変化を起
さないようになる。従って本発明の測定方法の対象とな
るオーステナイト系ニッケル合金とは、Ni25%以上
、Crlo%以上を含有する合金である。
示す如く鋭敏化の進行によるCr量の変化に対し透磁率
が変化するオーステナィト系ニッケル合金であり、Cr
含有量がほぼ10%以上であることが必要である。また
、Njが25%未満になるとフェライト又はマルテンサ
ィトが生成し、オ−ステナィトー相とならない上に、オ
ーステナィトがCd量の変化に応じて透磁率の変化を起
さないようになる。従って本発明の測定方法の対象とな
るオーステナイト系ニッケル合金とは、Ni25%以上
、Crlo%以上を含有する合金である。
このような合金の粒間腐食及び応力腐食割れの感受性は
、本発明に従って一度各種の合金について透磁率と感受
性との間の関係を求めてしまえば、その後の各種合金に
ついて透磁率を測定するだけで非破壊的かつ簡便に短時
間で測定することができる。本発明による測定方法によ
って従来不可能であった完成品、装置、及び熔接部等の
加工部分などの感受性の測定が可能となり、更に腐食環
境にある装置の感受性の経時変化の測定をも可能ならし
めて腐食についての装置の点検及び管理を容易にするこ
とができる。なお、上記のオーステナィト系ニッケル合
金における鋭敏化に伴う磁性の変化は透磁率を測定して
もよいが、磁化の相対強度、即ち鋭敏化していない合金
の磁化の程度と鋭敏化した後のそれとの比を測定するこ
とによっても可能である。
、本発明に従って一度各種の合金について透磁率と感受
性との間の関係を求めてしまえば、その後の各種合金に
ついて透磁率を測定するだけで非破壊的かつ簡便に短時
間で測定することができる。本発明による測定方法によ
って従来不可能であった完成品、装置、及び熔接部等の
加工部分などの感受性の測定が可能となり、更に腐食環
境にある装置の感受性の経時変化の測定をも可能ならし
めて腐食についての装置の点検及び管理を容易にするこ
とができる。なお、上記のオーステナィト系ニッケル合
金における鋭敏化に伴う磁性の変化は透磁率を測定して
もよいが、磁化の相対強度、即ち鋭敏化していない合金
の磁化の程度と鋭敏化した後のそれとの比を測定するこ
とによっても可能である。
第4図にN1oy600について磁化の相対強度と硝酸
試験による粒間腐食量との関係を示す。図の如く磁化の
相対強度と粒間腐食量との間には強い相関関係があるこ
とを示している。また、粒間腐食量だけでなく応力腐食
割れについても磁化の相対強度と強い相関関係のあるこ
とが分かった。従って、この相関関係を予め合金ごとに
求めてお秋よ、完成部品等について磁化の相対強度を測
定するだけで簡単に短時間で粒間腐食及び応力腐食割れ
の感受性を測定することができる。
試験による粒間腐食量との関係を示す。図の如く磁化の
相対強度と粒間腐食量との間には強い相関関係があるこ
とを示している。また、粒間腐食量だけでなく応力腐食
割れについても磁化の相対強度と強い相関関係のあるこ
とが分かった。従って、この相関関係を予め合金ごとに
求めてお秋よ、完成部品等について磁化の相対強度を測
定するだけで簡単に短時間で粒間腐食及び応力腐食割れ
の感受性を測定することができる。
第1図は、Alloy60における鋭敏化処理に伴う透
磁率の変化を示す。 第2図は、N10y600における透磁率と粒間腐食量
との関係を示す。第3図は、Ni−Cr−10%Feの
オーステナイト系ニッケル合金においてCr量の変化と
透磁率の変化との関係を示す。第4図は、N1oy60
0における磁化の相対強度と粒間腐食量との関係を示す
。弟′図 多2図 孫3図 第4図
磁率の変化を示す。 第2図は、N10y600における透磁率と粒間腐食量
との関係を示す。第3図は、Ni−Cr−10%Feの
オーステナイト系ニッケル合金においてCr量の変化と
透磁率の変化との関係を示す。第4図は、N1oy60
0における磁化の相対強度と粒間腐食量との関係を示す
。弟′図 多2図 孫3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Ni:25%以上及びCr:10%以上を含有する
オーステナイト系ニツケル合金において、鋭敏化の進行
による粒間腐食及び応力腐食割れの感受性の変化と透磁
率の変化との相関関係を予め決定し、透磁率を測定して
前記相関関係より粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を
測定する方法。 2 Ni:25%以上及びCr:10%以上を含有する
オーステナイト系ニツケル合金において、鋭敏化の進行
による粒間腐食及び応力腐食割れの感受性の変化と磁化
の相対強度の変化との相関関係を予め決定し、磁化の相
対強度を測定して前記相関関係より粒間腐食及び応力腐
食割れの感受性を測定する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11563078A JPS6023303B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を測定する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11563078A JPS6023303B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を測定する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5542060A JPS5542060A (en) | 1980-03-25 |
| JPS6023303B2 true JPS6023303B2 (ja) | 1985-06-06 |
Family
ID=14667397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11563078A Expired JPS6023303B2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | 粒間腐食及び応力腐食割れの感受性を測定する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023303B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6372977A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モ−タ駆動電動弁 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE433981B (sv) * | 1981-08-25 | 1984-06-25 | Asea Ab | Magnetoelastisk givare bestaende av ett antal platar, hopfogade medelst limning till ett platpaket |
| JPH01297546A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-11-30 | Idemitsu Eng Co Ltd | 導電性材料の劣化診断方法 |
| JP3685767B2 (ja) * | 2002-04-12 | 2005-08-24 | 独立行政法人科学技術振興機構 | クロムを含むニッケル基合金の粒界腐食の非破壊検査方法および検査装置 |
-
1978
- 1978-09-20 JP JP11563078A patent/JPS6023303B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6372977A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モ−タ駆動電動弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5542060A (en) | 1980-03-25 |
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