JPS6029204B2 - 高密度Ni−Znフエライトの製造方法 - Google Patents
高密度Ni−Znフエライトの製造方法Info
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- JPS6029204B2 JPS6029204B2 JP51146475A JP14647576A JPS6029204B2 JP S6029204 B2 JPS6029204 B2 JP S6029204B2 JP 51146475 A JP51146475 A JP 51146475A JP 14647576 A JP14647576 A JP 14647576A JP S6029204 B2 JPS6029204 B2 JP S6029204B2
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Landscapes
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
近年、情報量の増大に伴い、記録密度を向上させること
が重要な課題となっているが、磁気記録の分野でもこの
要求にこたえるため、記録周波数はより高周波へ移行し
つつある。
が重要な課題となっているが、磁気記録の分野でもこの
要求にこたえるため、記録周波数はより高周波へ移行し
つつある。
それにつれて、磁気へッド‘こ使われる材料もより高周
波特性の優れたものが要求されるようになってきた。こ
のように材料に対しては、いわば極限に近い特性を発揮
することが要求されるため、その安定性が一層重要とな
る。現在、磁気ヘッドに使われている材料は、パーマロ
イ、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライトなど
が主なものであるが安定性面で従来問題があった。例え
ば、Mn−Znフェライトにおいては、デイスアコモデ
ーョン(以下DAと記す)という現象がよく知られてお
り、初透磁率が経時変化をし、長時間経過した後では当
初の値より10%も減少することがある。
波特性の優れたものが要求されるようになってきた。こ
のように材料に対しては、いわば極限に近い特性を発揮
することが要求されるため、その安定性が一層重要とな
る。現在、磁気ヘッドに使われている材料は、パーマロ
イ、Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライトなど
が主なものであるが安定性面で従来問題があった。例え
ば、Mn−Znフェライトにおいては、デイスアコモデ
ーョン(以下DAと記す)という現象がよく知られてお
り、初透磁率が経時変化をし、長時間経過した後では当
初の値より10%も減少することがある。
しかし、この場合には窒素中で熱処理することによって
、DAを1%以下にすることが可能である。Ni−Zn
フェライトにおいても小さいながらもDAが認められる
が、この場合にはDAよりもむしろ熱消磁などによる初
透磁率の変化の方が、材料の安定性を阻害する大きな要
因となる。Ni一Znフェライトの場合、実際に磁気ヘ
ッドとして使用される周波数帯城における磁化機構はM
h−Znフェライトと同様に磁壁移動によるものが主で
あると考えられている。
、DAを1%以下にすることが可能である。Ni−Zn
フェライトにおいても小さいながらもDAが認められる
が、この場合にはDAよりもむしろ熱消磁などによる初
透磁率の変化の方が、材料の安定性を阻害する大きな要
因となる。Ni一Znフェライトの場合、実際に磁気ヘ
ッドとして使用される周波数帯城における磁化機構はM
h−Znフェライトと同様に磁壁移動によるものが主で
あると考えられている。
したがって、初透磁率の大きさは磁壁移動の難易によっ
て決まるが、この場合、磁壁移動を妨げる要因として、
物質固有の結晶異方性、空孔および結晶粒界などが挙げ
られる。この中で、結晶異方性は組成によって決まるも
のであり、また、熱間静水圧プレス(mP)を行なった
後には空孔も極端に減少し、ほぼ理論密度に近い密度を
持った焼結体が得られるため、空孔の影響も小さいと思
われる。したがって、このような高密度Ni−Znフェ
ライトにおいて組成が同一の場合には、初透磁率を左右
する主な要因は結晶粒界と考えることができる。初透磁
率(とくに磁壁移動が王であると考えられる周波数帯城
における初透磁率)は、結晶粒径、すなわち結晶粒界の
数に大きく影響され、Ni−Znフェライトにおいても
、一般に結晶粒径が小さければ初透磁率は低く、粒径が
大きくなるにつれて初透磁率も高くなるが、粒径が数ミ
クロン以上ではほぼ一定の値となることが知られている
。磁化機構が滋壁移動による場合には、外部磁界によっ
て磁壁が移動し全体として磁化が生ずるが、一般に多結
晶体では、多結晶粒の結晶軸方向、すなわち磁化容易軸
方向が等方的に配列するために、単結晶に比べ磁壁移動
が容易ではない。このような多結晶体の本質的な欠点を
改善するため、従来は反焼粉をスピネル型単相とはせず
、禾反応物を残すことによって粉の活性を高め、暁縞に
おいて各結晶粒の結晶軸向がある程度揃うように結晶粒
成長させ、それによって磁壁移動を容易にし、初透磁率
を高める方法が探られていた。しかし、この方法によっ
て得られたNi−Znフェライトにおいては、磁壁が安
定に存在し得る位置、すなわちポテンシャル極小の位置
が均一に分布していないため、磁気的に不安定である。
そのため、例えば磁気ヘッド製造におけるボンディング
加工の際等、キュリー湿度以上に熱した場合、あるいは
何らかの原因で磁化された場合などには初透磁率が変化
する可能性が強い。本発明の方法では、このような欠点
を改良するために通常の焼緒では困難とされていた活性
の低いスピネル型単相の仮焼粉を用いた場合の高密度化
が、熱間静水圧プレスによって達成され、更にこの仮焼
粉の特長を生かすことにより、磁気的にあるいは結晶組
織の点でも非常に均一な競結体が得られる。
て決まるが、この場合、磁壁移動を妨げる要因として、
物質固有の結晶異方性、空孔および結晶粒界などが挙げ
られる。この中で、結晶異方性は組成によって決まるも
のであり、また、熱間静水圧プレス(mP)を行なった
後には空孔も極端に減少し、ほぼ理論密度に近い密度を
持った焼結体が得られるため、空孔の影響も小さいと思
われる。したがって、このような高密度Ni−Znフェ
ライトにおいて組成が同一の場合には、初透磁率を左右
する主な要因は結晶粒界と考えることができる。初透磁
率(とくに磁壁移動が王であると考えられる周波数帯城
における初透磁率)は、結晶粒径、すなわち結晶粒界の
数に大きく影響され、Ni−Znフェライトにおいても
、一般に結晶粒径が小さければ初透磁率は低く、粒径が
大きくなるにつれて初透磁率も高くなるが、粒径が数ミ
クロン以上ではほぼ一定の値となることが知られている
。磁化機構が滋壁移動による場合には、外部磁界によっ
て磁壁が移動し全体として磁化が生ずるが、一般に多結
晶体では、多結晶粒の結晶軸方向、すなわち磁化容易軸
方向が等方的に配列するために、単結晶に比べ磁壁移動
が容易ではない。このような多結晶体の本質的な欠点を
改善するため、従来は反焼粉をスピネル型単相とはせず
、禾反応物を残すことによって粉の活性を高め、暁縞に
おいて各結晶粒の結晶軸向がある程度揃うように結晶粒
成長させ、それによって磁壁移動を容易にし、初透磁率
を高める方法が探られていた。しかし、この方法によっ
て得られたNi−Znフェライトにおいては、磁壁が安
定に存在し得る位置、すなわちポテンシャル極小の位置
が均一に分布していないため、磁気的に不安定である。
そのため、例えば磁気ヘッド製造におけるボンディング
加工の際等、キュリー湿度以上に熱した場合、あるいは
何らかの原因で磁化された場合などには初透磁率が変化
する可能性が強い。本発明の方法では、このような欠点
を改良するために通常の焼緒では困難とされていた活性
の低いスピネル型単相の仮焼粉を用いた場合の高密度化
が、熱間静水圧プレスによって達成され、更にこの仮焼
粉の特長を生かすことにより、磁気的にあるいは結晶組
織の点でも非常に均一な競結体が得られる。
この方法で得られるNi−Znフェライトにおいては、
各結晶粒の結晶軸方向が等方的に分布しているため、主
に結晶粒界で磁壁移動が止められ、それによって初透磁
率の大きさが決まるが、この場合、ポテンシャル極小の
位置が均一に分布しているため、磁気的に非常に安定で
あり、高周波特性も優れている。また、この方法によれ
ば結晶軸方向が等方的に分布した良好な多結晶体が得ら
れるため、強度の均一性においても優れ、精密な加工を
行なう際に有利である。本発明は上記の事実に基づいて
なされたもので、以下に実施例を挙げて詳細に説明する
。実施例 1 いずれも配合組成がNi018.0モル%、Zn032
.5モル%およびFe20349.5モル%から成る2
種の試料A,,B,を作成した。
各結晶粒の結晶軸方向が等方的に分布しているため、主
に結晶粒界で磁壁移動が止められ、それによって初透磁
率の大きさが決まるが、この場合、ポテンシャル極小の
位置が均一に分布しているため、磁気的に非常に安定で
あり、高周波特性も優れている。また、この方法によれ
ば結晶軸方向が等方的に分布した良好な多結晶体が得ら
れるため、強度の均一性においても優れ、精密な加工を
行なう際に有利である。本発明は上記の事実に基づいて
なされたもので、以下に実施例を挙げて詳細に説明する
。実施例 1 いずれも配合組成がNi018.0モル%、Zn032
.5モル%およびFe20349.5モル%から成る2
種の試料A,,B,を作成した。
試料A,は仮焼を130000で行ない、スピネル型単
相とした仮暁粉を用いた本発明方法により作成した試料
であり、試料Bは仮隣を90000で行ない、スピネル
相以外の相を含む仮焼粉を用いた従来技術による試料で
ある。いずれの試料も粉砕、成形後1240ooで−次
焼結を行なった後、1200oo、100ぴ気圧の条件
で熱間静水圧プレスを行ない、得られた高密度暁結体を
100000で焼鈍したものであり、理論密度の99.
8%の暁結密度を有する。第1図はA,,Bの初透磁率
の周波数依存性を表わしており、低周波においてはBの
初透磁率がA,のそれよりもわずかに高いが、高周波特
性はA,の方がはるかに優れている。
相とした仮暁粉を用いた本発明方法により作成した試料
であり、試料Bは仮隣を90000で行ない、スピネル
相以外の相を含む仮焼粉を用いた従来技術による試料で
ある。いずれの試料も粉砕、成形後1240ooで−次
焼結を行なった後、1200oo、100ぴ気圧の条件
で熱間静水圧プレスを行ない、得られた高密度暁結体を
100000で焼鈍したものであり、理論密度の99.
8%の暁結密度を有する。第1図はA,,Bの初透磁率
の周波数依存性を表わしており、低周波においてはBの
初透磁率がA,のそれよりもわずかに高いが、高周波特
性はA,の方がはるかに優れている。
また、熱消磁による初透磁率の変化を第1表に示すが、
これは各温度で10分間保持後冷却し、20o0で0.
9MHzにおける初透磁率を測定した結果である。なお
、キュリー温度はA,,B,とも13500である。A
,では熱消磁による影響がほとんど見られず、本発明の
効果が大きいが、B.においてはキュリー温度以下でも
熱消磁の影響が現われ始め、キコ.リー温度以上ではそ
の変化が更に大きくなる。熱消磁よによってB,の初透
磁率は低周波で増大するが、その反対に高周波特性が悪
くなりA,との差は更に大きくなる。このようにB,に
おいては、初透磁率が熱の影響で大きく変化し、高周波
特性も劣化するが、それに対して、スピネル型単相の仮
焼粉を用いたA,は均一性が高いため、熱による初透磁
率の変化がほとんどなく安定で、しかも高周波特性が優
れており、本発明の効果が顕著に現われている。第1表 実施例 0 第2表は、配合組成がいずれもNi020モル%、Zn
030モル%およびFe20350モル%である焼結体
ん,&の熱による初透磁率変化を実施例1と同様の方法
で測定した結果である。
これは各温度で10分間保持後冷却し、20o0で0.
9MHzにおける初透磁率を測定した結果である。なお
、キュリー温度はA,,B,とも13500である。A
,では熱消磁による影響がほとんど見られず、本発明の
効果が大きいが、B.においてはキュリー温度以下でも
熱消磁の影響が現われ始め、キコ.リー温度以上ではそ
の変化が更に大きくなる。熱消磁よによってB,の初透
磁率は低周波で増大するが、その反対に高周波特性が悪
くなりA,との差は更に大きくなる。このようにB,に
おいては、初透磁率が熱の影響で大きく変化し、高周波
特性も劣化するが、それに対して、スピネル型単相の仮
焼粉を用いたA,は均一性が高いため、熱による初透磁
率の変化がほとんどなく安定で、しかも高周波特性が優
れており、本発明の効果が顕著に現われている。第1表 実施例 0 第2表は、配合組成がいずれもNi020モル%、Zn
030モル%およびFe20350モル%である焼結体
ん,&の熱による初透磁率変化を実施例1と同様の方法
で測定した結果である。
A2,&はそれぞれ実施例1のA,,B,と同様の仮焼
および一次競結を行なった後、110000、100ぴ
気圧の条件で熱間静水圧プレスを行ない、1000oo
で熱処理して得られた焼結体であり、いずれも約99.
7%の相対焼結密度を有し、キュリー温度は約190o
oである。実施例1と同様に、スピネル型単相の仮焼粉
を用いたA2においては、熱による初透磁率の変化がほ
とんど見られず、高周波特性も優れており、本発明の効
果は明白である。実施例1,Dから明らかなように、本
発明の方法によって得られた焼結体は、熱による磁気特
性の変化がほとんどなく非常に安定であり、かつ高周波
特性も優れている。
および一次競結を行なった後、110000、100ぴ
気圧の条件で熱間静水圧プレスを行ない、1000oo
で熱処理して得られた焼結体であり、いずれも約99.
7%の相対焼結密度を有し、キュリー温度は約190o
oである。実施例1と同様に、スピネル型単相の仮焼粉
を用いたA2においては、熱による初透磁率の変化がほ
とんど見られず、高周波特性も優れており、本発明の効
果は明白である。実施例1,Dから明らかなように、本
発明の方法によって得られた焼結体は、熱による磁気特
性の変化がほとんどなく非常に安定であり、かつ高周波
特性も優れている。
また、結晶組織が均一であるため、精密加工が容易であ
るなど、工業的に見てもその果は非常に大なるものがあ
り、本発明の磁○材料を磁気ヘッドに応用すれば大幅な
性能改善が期待される。
るなど、工業的に見てもその果は非常に大なるものがあ
り、本発明の磁○材料を磁気ヘッドに応用すれば大幅な
性能改善が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により作成した試料A,と従来方法によ
り作成したB,の初透磁率の周波数依存性を表わす特性
曲線図である。 第2表 オ′図
り作成したB,の初透磁率の周波数依存性を表わす特性
曲線図である。 第2表 オ′図
Claims (1)
- 1 少なくとも素原料を仮焼する工程と、仮焼粉を焼結
してオープンポアー(試料表面から中心部まで通じる空
孔)を消滅させる程度にまで一次焼結を行なう工程と、
前記一次焼結後のフエライト材を熱間静水圧プレスする
工程と、前記熱間静水圧プレス後のフエライト材を適当
な条件下で焼鈍する各工程とから成るNi−Znフエラ
イトの製造方法において、上記仮焼工程において、スピ
ネル型単相のの仮焼粉を生成せしめることを特徴とする
Ni−Znフエライトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51146475A JPS6029204B2 (ja) | 1976-12-08 | 1976-12-08 | 高密度Ni−Znフエライトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51146475A JPS6029204B2 (ja) | 1976-12-08 | 1976-12-08 | 高密度Ni−Znフエライトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5371299A JPS5371299A (en) | 1978-06-24 |
| JPS6029204B2 true JPS6029204B2 (ja) | 1985-07-09 |
Family
ID=15408471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51146475A Expired JPS6029204B2 (ja) | 1976-12-08 | 1976-12-08 | 高密度Ni−Znフエライトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6029204B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61111512A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-29 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 薄膜ヘツド基板用Ni−Znフエライト |
-
1976
- 1976-12-08 JP JP51146475A patent/JPS6029204B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5371299A (en) | 1978-06-24 |
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