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JPS6030B2 - 細菌によるアクリルアミド単量体の分解法 - Google Patents
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JPS6030B2 - 細菌によるアクリルアミド単量体の分解法 - Google Patents

細菌によるアクリルアミド単量体の分解法

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JPS6030B2
JPS6030B2 JP2002976A JP2002976A JPS6030B2 JP S6030 B2 JPS6030 B2 JP S6030B2 JP 2002976 A JP2002976 A JP 2002976A JP 2002976 A JP2002976 A JP 2002976A JP S6030 B2 JPS6030 B2 JP S6030B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はノカルジア属に属するNo.10021号細菌
を利用して、アクリルアミド重合体中のアクリルアミド
単量体を分解除去する方法に関する。
アクリルアミド重合体は土質安定剤として地盤を急速に
凝固させる作用を有し、土木工事等にきわめて有用であ
るが、該重合体中にはアクリルアミド単量体が残存して
いることが多い。アクリルアミド重合体はほとんど無毒
であるが、アクリルアミド単量体は、マウスを用いた経
口毒性試験でLD5。が252の9′k9であって毒性
が強い。従って土質安定剤として用いた該重合体に残存
する単量体が地下水に溶解すると、これを飲用したもの
は神経作用を主とする中毒を起すおそれがある。本発明
者は、アクリルアミド単量体が流入した土壌、井戸水な
どより多数の菌類を分離し、それらの菌のアクリルアミ
ド単量体に対する分解能や資化能を検索したところ、特
定の細菌が該単量体を分解「資化する能力を有すること
を見出した。これらの細菌のうち特に活性の高いノカル
ジア属のNo.10021号細菌は、栄養素のきわめて
少ない環境でアクリルアミド単量体を炭素源又は窒素源
として増殖させることが可能で、これによってその環境
からアクリルアミド単量体を分解除去しうろことが知見
された。またブイヨンなど通常微生物の培養に用いられ
る各種の培養基中で発育させたNo.10021号細菌
の菌体又はこれより抽出した酵素を、アクリルアミド単
量体に接触させるときも、きわめて短時間でこれを分解
消失させうろことが認められた。本発明はこれらの知見
に基づくもので、アクリルアミド分解能を有するノカル
ジア属に属するNo.10021号細菌又はその酵素を
用いて、アクリルアミド重合体中に残存するアクリルア
ミド単量体を分解することを特徴とする、アクリルアミ
ド単量体の分解法である。
本発明に用いられるNo.10021号細菌は、徴工研
菌寄第3451号として寄託されており、その性状は下
記に示すとおりである。
1 形態 {1} 細胞の形及び大きさ(イースト・麦芽寒天培地
、2?o、7幼時間)球菌ないし短樟菌状(0.5〜0
.8×1.0〜1.5A)、気中菌糸は着生しない。
【2} 細胞の多形性の有無(イースト)・麦芽寒天培
地、270スライドカルチャーで早期には長梶菌状 (0.8×20仏)にジグザグに分裂発育し、7幼時間
培養以降では球菌ないし短樟菌状に4〜2細胞に再断裂
する。
断裂面は錨端状である。‘3} 運動性の有無:なし【
4} 胞子の有無:芽胞、茨膜は認められない。
風 グラム染色性:腸性(濃染)。
{6} 抗酸性:チールニールセン法、キニョン法で弱
陽性。
‘7ー 額 粒:電子顕微鏡的に電子線不透過性類粒を
有するoロ 各培地における生育状態 (1} 肉汁平板培養(27o0、24〜4報時間)生
育は良好、乾燥した周辺不規則で偏平な淡い桃色系の小
集落(5肋以上)を形成し、培地内部への侵入発育はみ
られない。
培養時間の経過に伴い集落の色調は多少濃いトキ色ない
しサーモンピンク色になる。(カラー・ハーモニー・マ
ニュアル色票コード必a)。集落は白金耳で容易にかき
とったりくずしたりできる。{2} 肉汁寒天斜面培養
(27℃、24〜4報時間)生育良好、糸状、表面乾燥
して偏平、淡い桃色。
‘3’肉汁液体培養(270、24〜7幼時間)菌膜を
張り又は上部管壁に付着して旺盛に発育する。
培養液は澄明である。僅少の動揺で見掛け上混濁するが
、静暦により菌体は沈降し、上清は澄明になる。【4ー
ベプトン水培養(270、24〜7幼時間)肉汁液体
培養に準ずる。
(5} 高層イースト・麦芽寒天穿刺培養(27q0、
7独時間)寒天培地表面に発育し、培地内部ないし下部
には発育を認めがたい。
■ 合成培養基培養(270、9劉時間)グルコース・
アスパラギン寒天塔地、ツアベック・ドツクス寒天塔地
、グリセロール・アスパラギン寒天塔地、カルシウム・
マレート寒天靖地、無機塩・でんぷん寒天培地等には、
乳白色などの微々たる発育を示すにすぎない。
‘71 肉汁・ゼラチン穿刺培養(270、7幼時間)
表面によく生育、穿刺部に沿ってロート状に発育するが
、下層部にはほとんど発育しない。
液化もしない。{8} リトマスミルク:変化なし。
m 生理学的性質 ○} 硝酸塩の還元 +{21
脱窒反応‘3} MRテスト {4) Vpテスト {5} インドールの生成 (6’硫化水素の生成 ‘7)でんぷんの加水分解 ■ 〈えん酸の利用 コーサー培地 + クリステンセン塔地 + 【9ー 無機窒素源の利用 硝酸塩 十 アンモニウム塩 十 肌 色素の生成 (11)ウレア−ゼ 十(12)
オキシダーゼ(13)カタラーゼ
+(1心生育の範囲:pH 6〜9 温度10〜370 (15)酸素に対する態度:好気性 (16) ○−Fテスト(Hu鮒 Lei$ou法によ
る):○(グルコ−スから好気的に生酸する。
)(17)糖類から酸及びガスの生成: 山田及び駒形の方法(ジャーナル。
オブ・ジエネラル・アンド・アプライト・マイクロバイ
オロジー18巻399頁1972年)により行い、下記
の糖類によく生育した。
なお酸及びガスの生成は下記のとおりである。W その
他の諸性質 ‘1’有機酸類の同化館: 東村の方法(ジャーナル・オブ・ジェネラル−マイクロ
バイオロジィ56巻265頁1969年)により行なっ
た。
酢酸ソーダ、クエン酸ソーダ、乳酸ソーダ、リンゴ酸ソ
ーダ、プロピオン酸ソーダ、ピルビン酸ソーダ及びコハ
ク酸ソーダで同化が認められ、安息香酸ソーダ及びしゆ
う酸ソーダでは同化が認められなさった。(2ー 溶血
性 脚 力ゼィン分解 {4’キサンチン水解 {5} ヒポキサンチン水解 {6} チロシン分解 +ゴード
ンらの方法(ジャーナル・オブ・バクテリオロジィー6
9巻147頁1955年)による。
{7} 細胞壁成分べッカーらの方法(アプライド・マ
イクロバイオロジィ12蓋、421頁、1964年)で
メソジアミノピメリン酸が腸性であり、ルツシュバリェ
らの方法(ザ・アクチノマィセテス・311、1970
)でアラビノース及びガラクトースが陽性であった。
■ 脂質構成ミコール酸の型 ルッシュバリェらの方法(ジャーナル・オフ・バクテリ
オロジー、105筈、313頁、1971年)でミコー
ル酸を抽出し、熱分解ガスクロマトグラフィ一による脂
肪酸及びアルデヒドの同定を行なったところ、C,4〜
C,8の脂肪酸のみを確認し「C,s〜C,8のァルデ
ヒドを認めなかったことにより「 この菌体脂質を横成
するミコール酸はノカルドミコール酸であると考えられ
る。
{91 抗生物質感受性(最少発育阻止濃度)ペニシリ
ンG I単位/私テトラサイクリン
25hcg/叫クロラムフエニコール 28hcg
′の上ストレプトマイシシ 5印hcg/の‘アン
ホテリジンB >10仇hcg/舷メタノール 2
岬時間で10%、 7幼時間でで10%以下 00 動物に対する毒性 3週令マウスに4.5×1ぴ3/の‘の菌浮遊液を0.
3の【静脈注射あるいは腹腔注射した場合でも体重の減
少はなく、対照と同程度の体重増加を15日間示した。
剖検所見では諸臓器に異常を認めなかった。また心臓、
肺臓、肝臓「隅糠、腎臓及び脳よりの逆培養も陰性であ
った。
猿にイースト・マルトェキ液に4鞘時間270で培養し
た菌液(2×1旅/の‘)50の‘を経口投与したとこ
ろ、2碑責問以内の0唾吐、下痢は見られず、以後1か
月間にわたる観察でも何の異常も見られなかった。
OU 全菌体IRスペクトル 新井ら(ジャーナル・ジェネラル・アプライド・マイク
ロバイオロジィ9巻、119頁、1963年)による第
1領域(3000〜2800弧‐1)はBパターンを示
し、第ロ領域(1750〜i600肌‐1)はAパター
ンを示し、第m領域(1500〜1350cm‐1)は
AないしBパターンを示し、第N領域(1150〜95
0伽‐1)は8パターンを示し、総じて非病原性ストレ
プトマィセスの示すパターンを示した。
以上のようにNo.10021号細菌は好気性、グラム
陽・性、弱抗酸性の内生胞子を生じない程菌であり、鞭
毛、線毛を着生しない。
バーギイーの分類書(バーギィース・マニュアル・オブ
・デターミネーテイブ。バクテリオロジイ、197△王
)によれば「内生胞子を生じないグラム陽・性の樺菌は
第16章の「乳酸梶菌科」と第17章の「放射菌及びそ
の近緑微生物」の中にすべて含められている。乳酸樟菌
科のうち、乳酸樟菌属の菌種は嫌気性もしくは適性嫌気
性である点で、リステリャ属の菌種は周宅性で活発に運
動する点で、ェリジベロトリツクス属の菌種は細胞壁に
〆ゾージアミノピメリン酸を含まないことで、またカリ
オフアノン属の菌種は側鞭毛を有し運動性を有すること
で、No.10021号細菌と異なることが明らかであ
る。従ってNo.10021号細菌は第1万事の「放線
菌及びその近緑微生物」中の菌属に含まれるべきである
。この微生物群については特に細胞壁組成がよく研究さ
れており、これが分類の基準ともなっているが、No.
10021号細菌と同様に細胞壁に〆ゾージアミノピメ
リン酸、D−アラビノース及びガラクトースを含有する
ものは(バーギイーの分類書、細胞壁タイプW、658
頁)コリネ型細菌か、放線菌目のうちのミコバクテリウ
ム、ノカルジア、サーモモノスポーラ及びミクロポリス
ポーラの4菌種である。
しかしミクロポリスポーラ及びサーモモノスポーラは気
菌糸を着生するものであり、これらとは遠く離れている
。またミコバクテリウムは一般に強い抗酸性があり、明
らかにNo.10021号細菌とは異なる。さらにNO
.10021号細菌は脂質構成脂肪酸としてコリノミコ
ール酸を含まないという点でコリネ型細菌とも異なる。
従ってNo.10021号細菌はノカルジア属に含まれ
る細菌と一応考えることができる。しかしノカルジア属
類縁の菌属については、最近学会において種々の菌学的
性質ならびに生化学的性質を検討中であり、その一部を
ロドコツカス属〔グッドフェローら「ザ・バイオロジィ
・オブ・ザ。
ノカルジア、39頁、1976王及びグッドフエロー、
プロシーデイング・オブ・インターナショナル・シンポ
ジウム・オン・ノカルジア・アンド・ストレブトマイセ
ス(モルダルスキーら糠)、ワルシャワも 1978王
〕〜 あるいはゴルドーナ属(東村、ジャーナルGオブ
9ジェネラル・マイクロバイオロジィ「 6珠篭、15
頁、1971年)として再分類することが好ましいとの
報告があり、最終的結論には至っていない現状である。
本発明においては、前記の性状を有するNO.1002
1号細菌ならびにアクリルアミド単量体分解能を有する
その変異株を用いることができる。
アクリルアミドを分解する菌としてはグラム陰性菌であ
るシュードモナス・ェルギノーザ、縁膿菌(M.ケリィ
らバイオケミカル・ジャーナル93巻、566頁、19
6必王)、ミコバクテリウム・スメグマチス(ジヤーナ
ル・ジエネラル・マイクロバイオロジィ46巻「111
、1967)等が知られているが「 ノカルジア属の細
菌による生産は報告されていない。またNo.1002
1号細菌の酵素は縁腰菌のアミダーゼと同様にトランス
フェラーゼ活性を有しているが、これより基質特異性が
広範であり、また縁膿菌やミコバクテリゥム・スメグマ
チスのアミターゼは譲導酵素であるが、No.1002
1号細菌のアミターゼは構成酵素であるなどの点で特異
的である。No.10021号細菌の菌体は、たとえば
次のようにして製造することができる。
同化しうる窒素源としてはたとえばアミノ酸又はその混
合物「ベプチド、たん白質又はその加水分解生成物(ベ
プトン等)、肉エキス、イースト抽出液、大豆粉、とう
もろこし含浸液、魚肉エキス、毅粒水油出分等、ならび
に炭素源としてたとえばグルコース、マンノース「マル
トースその他の利用可能な炭水化物議導体を含有する液
体培養基(pH6.0〜8.0)に菌を接種し、静止又
は通気して20〜30℃で20〜7幼時間培養する。本
発明方法によりたとえば常温で2独特間以内にアクリル
アミド単量体をほとんど残存しないようにするためには
、単量体に対し0.01〜35重量%、好ましくは0.
1〜5重量%の菌体又は酵素が用いられる。下記実施例
中のアクリルアミドの定量法は次のとおりである。
アクリルアミド単量体の定量はガスクロマトグラフィ及
び全有機酸炭素分析計によった。
すなわち該単量体の減少は東芝べックマン社製全有機炭
素分析計102A型で測定し、定量的にはガスクロマト
グラフGC−掛(クロモソルブ101を担体とし、カラ
ム温度20000、注入温度220qo、N2ガス30
の‘ノ分の条件)で、リテンションタイム約5分に見ら
れるピークを定量曲線により計測した。実施例 1発育
菌体によるアクリルアミド単量体の分解最少培養基にア
クリルアミド単量体を100ppm加え、270で振濠
培養し、経時的にアクリルアミド単量体の消長と発育の
度を調べた。
その結果を第1表に示す。この結果から、NO.100
21号細菌は最少培養基中でアクリルアミド単量体を栄
養源として消費しながら発育することが認められた。な
お、菌無添加の上記試料を対照とした。第1表 註)最少培養基の組成は次のとおりである。
FeC13・母LO O.001
%MgC12・抗日2〇 〇・
01%NaHS03 0.
01%K2HP04 0.2
%KH2P04 0.1%
CaC12・2日20 0.0
1%実施例 2静止菌体によるアクリルアミド単量体の
分解ブイヨン中270でNo.10021号細菌を振濠
培養し、対数中期に達した菌体を遠沈集菌し、0.9%
生理食塩水で洗浄後、pH7.0の燐酸緩衝液中でアク
リルァミド単量体と30ooで振濠反応させ、遠沈後の
反応液中のアクリルアミド単量体残存量を経時的に調べ
た。
その結果を第2表に示す。この結果から、静止菌体は燐
酸緩衝液中の1時間の反応でアクリルアミド25瓜血を
2脚にまで分解することが認められた。表中の数字はア
クリルアミドの数値を胸で示すものである。第2表 以上の実施例において、生菌の代わりにその酵素を抽出
して使用してもよい。
この場合酵素は、下記のようにして分離精製することが
できる。No.10021号細菌をブイヨン中270で
振顔培養し「対数増殖期の菌体を遠沈により集め、生理
的食塩水で数回洗浄する。これを3倍量の軸7.0〜0
.09の燐酸緩衝液中に浮遊させ、20分間音波破砕(
2風C′S)したのち冷却遠心する(12000夕、2
0分間)。得られた上燈液を粗酵素液としてアクリルア
ミドの分解に用いることができる。この酵素液の精製は
常法に従い、硫安沈殿、DEAEセルロース、セフアデ
ツクスG−20拍等‘こよるゲル炉週などを組合わせて
行なう。
部分精製された酵素は7.4〜9.0の範囲に至通pH
を有し、至適温度はほぼ46ooであるが60ooで失
活し、20qoでもある程度活性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリルアミド分解能を有するノカルジア属に属す
    るNo.10021号細菌又はその酵素を用いて、アク
    リルアミド重合体中に残存するアクリルアミド単量体を
    分解することを特徴とする、アクリルアミド単量体の分
    解法。
JP2002976A 1976-02-27 1976-02-27 細菌によるアクリルアミド単量体の分解法 Expired JPS6030B2 (ja)

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