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JPS6039250B2 - 改良されたアルカリ溶融法によるフエノ−ル類の製造方法 - Google Patents
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JPS6039250B2 - 改良されたアルカリ溶融法によるフエノ−ル類の製造方法 - Google Patents

改良されたアルカリ溶融法によるフエノ−ル類の製造方法

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JPS6039250B2
JPS6039250B2 JP3299177A JP3299177A JPS6039250B2 JP S6039250 B2 JPS6039250 B2 JP S6039250B2 JP 3299177 A JP3299177 A JP 3299177A JP 3299177 A JP3299177 A JP 3299177A JP S6039250 B2 JPS6039250 B2 JP S6039250B2
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alkali
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藤夫 菅沼
泰則 広瀬
致之 早野
富蔵 中村
進 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族スルホン酸あるいは芳香族化合物のスル
ホン化反応生成物あるいはそれらのアルカリ金属塩を苛
性アルカリと溶融して相当するフェノール類を製造する
方法に関する。
詳しくは、高純度あるいは低純度の芳香族スルホン酸あ
るいはその塩をアルカリ溶融してフェノール類を製造す
るにあたり、使用するアルカリが例えば苛性ソーダのみ
の場合であってもこれを4・過剰量だけ用いるアルカリ
溶融反応において、フェノールのアルカリ金属塩および
/または1種以上のフェノール類のアルカリ金属塩を原
料に対して1モル%以上25モル%禾満存在させること
により、一様に円滑な反応のもとに高収率で相当するフ
ェノール類を製造する方法に関する。
フェノール類が工業的に有用な物質であることは、フェ
ノールはもとよりクレゾールを例にとるまでもなく広く
知られている。
特に近年、ァルキルフヱノール工業界にあっては、メチ
ル基以外のァルキル基を有するフェノール類が、無公害
型酸化防止剤、樹脂あるいは可塑剤さらには医薬品や農
薬等の中間体として有用であることが確認され注目され
初めた。従って、これらフェノール類の高純度製品が安
価、かつ安定して供給されることが切望されているのが
現状である。本発明はそれらの有用なフェノール類を芳
香族化合物のいわゆるスルホン化−アルカリ熔融法によ
って製造する方法に関するもので特に改良された溶融法
を提供するものである。スルホン酸をフェノールに転化
する方法である、スルホン化−アルカリ溶融法は工業上
極めて重要であることは言うまでもなく、古くより研究
がなされ、フェノールあるいはクレゾール等の工業的製
法として採用されてきた。
しかしながら、この製法には改良されねばならない以下
のような種々の問題点があった。すなわち、このアルカ
リ溶融反応は融解剤が極めて強力な反応性を有しており
、しかも一般に300℃以上の高温という苛酷な条件の
下で行なわれるため、本質的に幾多の問題点を内蔵して
いる。一般に溶融反応によって副生するアルカリ金属の
亜硫酸塩は、苛性アルカリまたはその濃厚水溶液には溶
解し難いため、反応系は極めて粘鋼となり、場合によっ
ては全体が団塊となって、縄梓が困難または不可能とな
り局部加熱等好ましくない現象により炭化、樹脂化等の
副反応が生起し、フェノール体の収率を著しく低下せし
める。その他、W.W.Hartmann“○r雛nl
cS肌thesesCollectedVoL 1,1
75頁(1941)や長井、工業化学雑誌6期蓋、44
8頁、1966年等の文献で知られており、また本発明
者等の研究によっても確認されたが、原料スルホン酸の
種類(異性体の相異も含む)、あるいはその製造方法す
なわち不純物の種類、量および純度等によって、溶融反
応の最適条件が大きく異なり、また収率も変化する。従
って従来法によるアルカリ溶融反応を工業上利用するこ
とは容易なことではなかった。それ故上記のごとき問題
点を改善するべく、古くから種々の努力がなされ、多数
の提案がなされている。たとえば、英国特許第358,
952号明細書による空気との接触を断った方法、米国
特許第2,043,232号明細書による原料の芳香族
スルホン酸塩と苛性ソーダの水溶液を溶融苛性ソーダ中
へ供給する方法、又、溶融時発泡すると円滑な反応操作
が困難となることから、米国特許第2,451,996
号、第2,452,404号明細書に記載するように消
泡剤を添加して発泡を防ぐ方法、特関昭49−43,9
32号明細書によるスチームを導入して反応する方法、
特関昭51−19,735号、同51−52,142号
明細書に記載するように反応中終始粉体状態を保つ方法
などがある。これら種々の改良法はそれぞれ効果は認め
られはするが、それは特定の原料に限られたり、末だ望
む程充分な収率に達していないなど工業的実施には到っ
ていない。そこで本発明者等が工業的に可能な方法の探
索という観点にたって、従来の各種の提案を再検討し、
また鋭意研究を重ねたところ、特にアルキルベンゼンス
ルホン酸あるいはその金属塩を対象原料とした場合、理
論量程度の少量の苛性ソ−ダのみではフェノール体の収
率が極めて低いことがわかった。
そして収率を向上させるためには高価な苛性カリウムの
共存あるいは多量の苛性ソーダの使用が最良の効果を有
することもわかった。加えてまさ1ここの事実が有用な
アルカリ溶融反応の広範囲にわたる工業的な利用を抑制
している最大の理由のひとつであることを見出したので
ある。例えば次の様な文献上のデータがそれを裏付けて
いよう。ベンゼンスルホン酸(フェノールの場合はとも
かくとして、P−トルェンスルホン酸あるいはその塩の
場合、lnd聡trial and Engneenn
gChemisUy、43蓋、193頁、1952王で
は2.5モル倍の苛性ソーダを用いる時は、Pークレゾ
ールの収率が70%、また米国特許第2,225,56
4号明細書では、Pークレゾールの収率が78%で得ら
れたに過ぎない。
またOrganic S肌比eses,Collect
edVol,1、169頁、1941年では、同原料の
場合は、ベンゼンスルホン酸とは違って、苛性ソーダの
みでは溶融せず、苛性カリウムのみか、あるいは28%
以上の苛性カリウムを混合した苛性ソーダを用いる必要
があり、この時でもPークレゾールの収率が69%でし
か得られていない。工業化学雑誌6袋巻、448頁、1
966帯こよれば81.5%の収率が報告されているが
、これは4モル倍という多量の苛性ソーダと、特殊で厳
密な反応温度の管理がなされた結果である。Pーェチル
ベンゼンスルホソ酸あるいはその塩を原料とした場合に
ついては、古い文献には苛性ソーダ単独の例は見当らず
、苛性カリウムを混合した結果がAnnalen de
rChemie、322巻、187頁、1902年、あ
るいはJournal of American Ch
emical Society、71巻、3891頁、
194g料こ記載されており、各々P−エチルフェノー
ルの収率が52%、57.6%と低い。そして上記の工
業化学雑誌で初めて苛性ソーダ単独の熔融が検討され、
4モル倍量の苛性ソーダでようやく75.4%の収率で
P−エチルフェノールが得られている。一方、同誌によ
れば、同量の苛性カリウム単独で熔融すれば91.8%
の収率でP−エチルフェノールが得られると記載されて
いる。P−ィソプロピルベンゼンスルホン酸ソーダが原
料である場合、苛性カリウム含有苛性ソーダを使用して
P−インプロピルフェノールが53.5%の収率で得ら
れる ことがJournal of American
ChemicalSocieツ、71巻、3891頁、
1949年に記されている。又、上記工業化学雑誌によ
れば、苛性ソーダ単独(6モル倍量)では65.4%、
苛性カリウム単独(4モル倍量)では83.8%の収率
が報告されている。またこの様に同じスルホン酸を扱い
ながら、文献によって収量等が著しく異なる事実は溶融
条件の相違もあるが、スルホン酸の調整法の相違も一因
となっていると考えられる。アルカリ使用量を減ずる方
法についての検討も既に一通りはなされており、数種の
試みが提案されている。そのひとつにスルホン酸塩の蒸
気熱分解法があり、米国特許第1,789,071号、
同第1,988,156号、同第2,578,823号
、同第2,632,028号、西独特許第665,77
4号、特公昭36−4811号あるいは特公昭47−4
0,783号等の明細書にみられる。これらの方法は、
原料スルホン酸ソーダと等モル程度の苛性ソーダを用い
、他にフェノールのソーダ塩を等モル以上共存させて高
温の水蒸気でスルホン酸をフェノール体に転化させるも
のである。これは確かに通常のアルカリ溶融反応に使用
される理論量(スルホン酸に対して2モル倍量)より少
ない量で良いはずであるが、実際はかなり多量に使用す
る必要がある。それ以上に、この方法には多量の高温ス
チームが必須であることがこの方法の工業化を不可能に
している理由であると考えられる。その他本発明者等が
注目する方法として、米国特許第2,139,372号
あるいは特公昭46一38 486号明細書に記載され
ている様な、溶融時に原料スルホン酸と異なる芳香族ス
ルホン酸アルカリ塩あるいはフェノール類のアルカリ塩
等を共存させる方法がある。しかしこれら文献によれば
、その効果を高めるためには加えるべき共存物の量を原
料に対して多量用いる必要があると記されている。従っ
て、原料と異なるスルホン酸のアルカリ塩添加の場合は
むしろ二種のフェノールの併産法とみなされるべきであ
ろう。フェノラート共存の場合、上述のように多量を用
いる効果は、フェノラートが反応物の融解剤として作用
してことを示していると考えられ、原料に対応するフェ
ノラートの添加の場合でも、多量のものを循環使用する
必要があり、また原料に対応しない異種のフェノラ−ト
の添加の場合にはさらにフェノールの分離工程を必要と
し、反応工程が複雑になり、経済的見地から有利でない
ことがわかる。以上述べたごとく、従来の方法は、工業
的見地からみてそれぞれ欠点を有し、満足の得られるも
のではない。
そこで本発明者等は、使用するアルカリとして高価な苛
性カリウムを全く使用しない苛性ソーダのみによる、し
かも理論量より小過剰の量で充分な収率を上げ得るアル
カリ熔融方法について鋭意研究を行なった。その結果、
反応が充分進行するような温度に昇温されて融解してい
る苛性ソーダ中に原料の芳香族スルホン酸あるいはその
アルカリ金属塩の水溶液を供給して溶融反応を行う際に
、適当なフェノール類の金属塩あるいはそれらを含有す
る物質を原料の芳香族スルホン酸あるいはその塩に対し
てフェノラート分が実質的に1モル%以上25モル%未
満となる様に反応開始前または反応初期に加えれば、反
応中の発泡現象を抑制できるという知見に基づいて本発
明を完成した。すなわち本発明の要旨は、芳香族スルホ
ン酸あるいはそのアルカリ金属塩のアルカリ溶融反応に
より対応するフェノール類を製造する方法において、ア
ルカリ熔融反応が充分進行するような温度に維持された
熔融アルカリ中に該スルホン酸あるいはそのアルカリ金
属塩の水溶液を加えて反応を行なう際に、反応開始前、
または反応初期すなわち原料の該スルホン酸またはその
アルカリ金属塩の10モル%を加え終るまでの任意の時
期に、原料のスルホン酸またはその金属塩の1モル%以
上25モル%未満に相当する量のフェノールのアルカリ
金属塩および/または1種以上のフェノール類のアルカ
リ金属塩を添加し、次いで残りの原料である該スルホン
酸あるいはそのアルカリ金属塩を加えて反応を行わせる
ことを特徴とする改良されたアルカリ溶融法によるフェ
ノール類の製造方法に存する。
本発明の目的は、高価な苛性カリウムを使用せず、少量
の苛性ソーダを使用するのみで、芳香族スルホン酸特に
アルキリベンゼンスルホン酸を工業上円滑に高収率でア
ルカリ溶融反応を行わせる方法を提供することにある。
本発明で用いられる原料は、芳香族スルホン酸であれば
全て適用できるが、本発明方法の特徴と効果をより大き
く発現せしめるものは、トルェン、エチルベンゼンある
いはイソプロピルベンゼン等のアルキルベンゼンのスル
ホン酸である。また本発明方法で適用できる芳香族スル
ホン酸のアルカリ塩とは精製された高純度のものでも、
スルホン化物を直接炭酸ソーダや亜硫酸ソーダで中和し
て得られる未反応物やスルホンなどを含んだ低純度のも
のでもよい。本発明方法で使用できるアルカリは、本発
明方法の目的からも明白なように、現在安価な苛性ソー
ダ単独が望ましいが、苛性カリウム単独あるいは苛性ソ
ーダと苛性カリウム両者の混合物の使用も可能である。
苛性アルカリはどのような方法で製造されたものでもよ
く、また固体、液体の形状の別なく使用可能である。苛
性アルカリの使用量は、原料がフェノール体へ転化する
に必要な理論量すなわちスルホン酸の場合、それに対し
て3モル倍、アルカリ金属塩の場合は2モル倍であるが
、本発明方法で好ましいアルカリ量は理論量に対してわ
ずか25%過剰量である。本発明方法において反応開始
前または反応初期予め添加されるフェノールのアルカリ
金属塩および/または1種以上のフェノール類のアルカ
リ金属塩とは特別の定義を有するものではなく、原料の
芳香族スルホン酸あるいはそのアルカリ金属塩の種類に
よって影響されるものでもない。
従って所望するフェノール体の製造時に適当なフェノ−
ル類の金属塩を選ぶことができる。たとえば、これらは
原料の芳香族スルホン酸に相当するフェノールの金属塩
でもよいし、原料スルホン酸に相当しないフェノール類
の金属塩でもよく、本願明細書中の実施例で示すごとき
、フェノール、0−エチルフエノール、クレゾール、プ
ロピルフエノール、ブチルフェノール等の金属塩を単独
または混合物として使用できる。またアルカリ溶融反応
混合物より目的フェノールを蒸留で除去した後の蒸留残
澄の如き物質でもその中にフェノール分を含有している
場合、か)るフェノール分の金属塩もフェノラート単独
と同様の効果を示す物質として使用できる。フェノール
の金属塩および/またはフェノ−ル類の金属塩の添加量
は、原料芳香族スルホン酸に対して1モル%以上25モ
ル%未満であり、好ましくは2モル%〜10モル%であ
る。1モル%未満の少量では反応系で起生する発泡を抑
制するに不充分であり、一方25モル%以上ではかえっ
て収率低下をきたすので好ましくない。
多くの場合6モル%程度添加すると最大の効果が得られ
る。またフェノールの金属塩および/またはフェノール
類の金属塩の添加方法としては、原料のスルホン酸ある
いはその金属塩を供給し、反応を開始するに先立って系
内に添加する方法が一般的であり、効果も大きいがこの
方法に限定されるものではない。
要するに反応初期、原料のスルホン酸またはそのアルカ
リ塩の10モル%を加えるまでの任意の時期ならフェノ
ラートを前記した量添加して、あるいは原料スルホン酸
あるいはその金属塩溶液に混合して、系内共存させれば
よい。原料のスルホン酸あるいはその金属塩の添加量が
10モル%を超えた時点でのフェノラートの添加は、反
応中の発泡を抑制する効果もなく、収率上極めて好まし
くない結果しか得られない。本発明では原料の芳香族ス
ルホン酸あるいはそのアルカリ塩は水溶液として供給さ
れるがこの供給速度は遠い程好ましい。
しかし供給開始と同時に全量を一度に張り込むことは急
激な温度降下と流動状態の悪化をもたらすのでむしろ悪
い結果となる。従って好ましい供給速度とは所定の反応
温度を維持し、流動状態が極度に悪化しない範囲で可能
な限り速いのがよい。通常は全反応時間の1/技華度を
原料供給時間にかける。なおこの原料供給時間は反応熱
等の差異のため原料スルホン酸あるいはそのアルカリ塩
の種類によって、また加熱方法等によって多少差異が生
ずる。しかしこれらの差異は本発明の本質からはずれる
ものではない。原料供給終了後も反応を完結させるため
に反応を続ける(後反応)のが通例である。後反応の反
応温度は原料供給時の反応温度と同じもこするのが操作
上からは便利であるが、必ずしも同じ温度にしなくても
よく、反応時間は反応温度、スルホン酸の種類などの他
の反応条件で定める。本発明方法における溶融反応温度
は、苛性アルカリとして苛性ソーダ単独でかつスルホン
酸に対して2.5モル倍という少量を用いた場合でも3
00℃という、溶融反応としては低温領域に属する温度
でも反応は進行する。
しかし反応速度、反応物の流動性から考えて通常310
00以上、40000以下の温度が使用されるが好まし
い範囲は320〜37000である。また本発明方法に
おいて、反応中に原料スルホン酸あるいはその金属塩を
水溶液として供給する場合では、この水が多大の反応熱
の吸収剤となり、結果として反応温度の調節が容易とな
る。また系内に常時水蒸気が存在することになるので、
反応物の空気による酸化を防止できるという利点がある
。しかし常法で探られている、例えば不活性ガス雰囲気
下で反応を行なうなどの酸化防止、部分過熱防止などの
手段を採ることの有用性を否定するものではない。本発
明方法によれば、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、
特に炭素数2以上の側鎖を有するアルキルベンゼンスル
ホン酸ソーダを原料とした時に生じ易い発泡現象を全く
抑制し、系内の流動状態を良好にしかつ、反応生成物中
の副反応生成物であるタールの生成等が極めて低く抑え
られた結果、高収率、好操業性でフェノール類を製造す
ることが可能である。
又付言するならば、原料供給時間を特に長くとらなくて
も発泡が完全に抑制できたことからも目的とするフェノ
ール類の収率が極めて向上した。
以下本発明方法を実施例、比較例により具体的に説明す
るが、本発明方法がこれらに限定されるものではない。
実施例 1 エチルベンゼンに窒素ガスで希釈したガス状三酸化硫黄
を通じてスルホン化し、得られた反応混合物を苛性ソー
ダで中和して含有するエチルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムの約55%水溶液を調整し、これを原料として、次
の手順で反応した。
この原料水溶液4309中にはエチルベンゼンスルホン
酸ソーダ218.2夕(このうちPーェチルベンゼンス
ルホン酸ソーダは203.3多)、ジェチルフェニルス
ルホン8.2夕および硫酸ソーダ5.5夕を含む。なお
、この原料液より水を蒸発乾固して得た乾固物中のP−
エチルベンゼンスルホン酸ソーダの含有率は84.7%
であり、これがP−エチルベンゼンスルホン酸ソーダの
純度となる。上記原料のエチルベンゼンスルホン酸ソー
ダに対して2.5倍モルに相当する苛性ソーダ104.
9夕をステンレス製、容量1その損梓器、冷却器および
反応釜壁全面に十分良く近ずいた錨型の櫨梓羽根を備え
、電気炉加熱が可能な反応釜中に張り込み昇温する。
34000に達したところで、フェノールのソーダ塩5
.7夕と○ーェチルフェノールのソーダ塩1.8夕(両
者合計で原料エチルベンゼンスルホン酸ソーダに対して
5.8モル%)を約2分で加え均一な溶融苛性ソーダを
作る。
これに上記のスルホン酸ソーダ水溶液全量を35分間か
けて連続的に添加する。次いで11粉ご間濯枠を続け反
応を終える。この間反応物の温度を330〜40qoに
保つ、溶融物を水に溶解し硫酸を加えて酸性としてフェ
ノールを遊離させこれをエーテル抽出する。エーテル抽
出物を蒸留してエーテルを留去して粗フェノ−ル126
.7夕を得た。この粗フェノールはェチルフェノール1
13.49を含み、うち105.3のまP−エチルフェ
ノールであった。従って、Pーェチルフェノールの収率
※は88.2%である。なお、エチルベンゼンスルホン
酸ソーダの転化率は98.6%であった。なお、反応の
いずれの段階においても発泡等の反応を阻害する様な現
象は全く生せず極めて順調に反応した。実施例 2 原料として、エチルベンゼンのスルホン化生成物より分
離精製した純度99.0%のPーェチルベンゼンスルホ
ン酸ソーダを使用して、実施例−1と同様の操作方法に
おいて、予め加えるべきフェノール類のソーダ塩として
、原料に対して2.0モル%の○−エチルフェノールの
ソーダ塩のみを用い、原料水溶液の供給時間を5船デー
こした以外は実施例一1と同条件で反応した。
この結果はP−エチルフェノール収率85.3%、P−
エチルベンゼンスルホン酸ソーダの転化率は95.6%
であった。反応状態は終始極めて順調であった。実施例
3 実施例−1において、予備的に加えるフェノール類のソ
ーダ塩として、実施例−1において最終的に得られた粗
フェノールの減圧蒸留残澄(エチルフェノール5の重量
%、プロピルフェノール約12重量%、ブチルフェノー
ル約la重量%を含む。
)のソーダ塩を実施例−1と同量用いた以外全て実施例
−1と同様に反応したところ、P−エチルフェノール収
率は82.0%、エチルベンゼンスルホン酸ソーダの転
化率は97.6%となり、反応中発泡は生じなかった。
実施例 4 実施例−1において、予備的に加えるべきフェノール類
のアルカリ金属塩として、フェノールのソ−ダ塩を原料
のエチルベンゼンスルホン酸ソ−ダに対して7.0モル
用いた以外は全て実施例一1と同様に反応した。
反応の初期、若干発泡傾向が認められたが、反応の円滑
な進行を阻害する程度ではなく、Pーェチルフェノール
収率は82.5%、転化率は96.3%であった。実施
例 5 実施例−1において、予備的に加えるべきフェノール類
のアルカリ金属塩として、混合クレゾール(0ークレゾ
ール:Pークレゾール:mークレゾール=1:1:1)
のソーダ塩を用いた以外は、混合クレゾールの量も原料
エチルベンゼンスルホン酸ソーダに対して5.8モル%
と全て実施例一1と同様に反応した。
反応内容物は終始均一状態を保ち、水溶液と同程度の粘
性であった。この時のP−エチルフェノール収率は85
.1%、転化率は98.2%であった。実施例 6 トルェンの硫酸によるスルホン化生成物を、実施例−1
のエチルベンゼンのスルホン化物に対して行なったのと
同様の処理をしてアルカリ熔融原料液430夕を調製し
た。
この中にはトルェンスルホン酸ソーダ212.2夕(こ
の内P−トルェンスルホン酸ソーダは177.5多)を
含みPートルェンスルホン酸の純度は74.0%であっ
た。苛性ソーダを163.0夕(原料トルェンスルホン
酸ソーダに対して2.5モル倍)を用い、実施例−1と
同様に反応した。反応は終止順調に進行し、粗フェノー
ル分122夕が得られた。Pークレゾール収率は89.
2%、トルェンスルホン酸ソーダの転化率は98.5%
であった。比較例 1 実施例−1において、フェノール類のソーダ塩の予備添
加も全く行わず、かつ原料供給時間を1.虫時間とした
以外は実施例−1と同様にして反応させたところ、原料
供給開始後約3分後に激しい発泡が生じ、温度の調節も
非常に困難となった。
その際原料供給を一時中断するなどして一応2虫時間の
反応を行なった。その結果エチルベンゼンスルホン酸の
転化率は92.5%で、P−エチルフェノールの収率は
77.8%であった。かなり多量のフェノールとタール
分が生成した。実施例 7 実施例−1において、予備的に加えるフェノールと○−
エチルフェノールの混合フェノラートを原料に対して1
2.2モル%添加した以外は全て実施例一1と同様にし
て反応した。
反応は円滑に進行し、P−エチルフェノール収率は81
.8%であった。エチルベンゼンスルホン酸ソーダの転
化率は95・8%であった。実施例 8 実施例−1において予備的に加えるフェノールと○−エ
チルフェノールのソーダ塩の混合フェノラートを、原料
のエチルベンゼンスルホン酸に対して18.5モル%添
加した他は、全て実施例一1と同様に反応したところ、
反応はスムースに進行しP−エチルフェノールの収率は
79.7%であり、エチルベンゼンスルホン酸ソーダの
転化率は96.1%であった。
比較例 2 実施例−1において、予備的に加えるフェノールと○−
エチルフェノールのソーダ塩の混合フェノラートを原料
のエチルベンゼンスルホン酸ソーダに対して24.3モ
ル%添加した他は、全て実施例一1と同様に反応した。
その結果、P−エチルフェノールの収率は76.9%で
あり、さらに生成物の中にフェノール、クレゾールなど
の分解生成物がかなりの量認められたが、反応状態は若
干発泡傾向がみられただけであった。エチルベンゼンス
ルホン酸ソーダの転化率は96.8%であった。比較例
3実施例−1において、予備的に加えるフェノールと
○ーェチルフェノールの混合フェノラートを原料に対し
て100モル%、すなわち等モル量添加した以外は全て
実施例−1と同様にして反応した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族スルホン酸、あるいはそのアルカリ金属塩の
    アルカリ溶融反応により、対応するフエノール類を製造
    する方法において、アルカリ溶融反応が充分進行する温
    度に維持された溶融アルカリ中に、該スルホン酸あるい
    はそのアルカリ金属塩の水溶液を加えて反応を行なう際
    に、反応開始前または反応初期すなわち、原料の該スル
    ホン酸またはそのアルカリ金属塩の10モル%を加え終
    るまでの任意の時期に、原料の該スルホン酸またはその
    アルカリ金属塩の1モル%以上25モル%未満に相当す
    る量の、フエノールのアルカリ金属塩および/または1
    種以上のフエノール類のアルカリ金属塩を添加し、次い
    で残りの原料である該スルホン酸あるいはそのアルカリ
    金属塩を加えて反応を行なわせることを特徴とする改良
    されたアルカリ溶融法によるフエノール類の製造方法。 2 芳香族スルホン酸がエチルベンゼンスルホン酸であ
    る特許請求の範囲第1項記載のフエノール類の製造方法
    。3 芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩がエチルベン
    ゼンスルホン酸ナトリウムである特許請求の範囲第1項
    記載のフエノール類の製造方法。 4 芳香族スルホン酸がトルエンスルホン酸である特許
    請求の範囲第1項記載のフエノール類の製造方法。 5 芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩がトルエンスル
    ホン酸ナトリウムである特許請求の範囲第1項記載のフ
    エノール類の製造方法。 6 芳香族スルホン酸がイソプロピルベンゼンスルホン
    酸である特許請求の範囲第1項記載のフエノール類の製
    造方法。 7 芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩がイソプロピル
    ベンゼンスルホン酸ナトリウムである特許請求の範囲第
    1項記載のフエノール類の製造方法。 8 アルカリ溶融反応温度が310〜400℃である特
    許請求の範囲第1項記載のフエノール類の製造方法。 9 溶融アルカリが苛性ソーダである特許請求の範囲第
    1項記載のフエノール類の製造方法。 10 溶融アルカリが苛性ソーダと苛性カリウムの混合
    物である特許請求の範囲第1項記載のフエノール類の製
    造方法。 11 フエノール類のアルカリ金属塩がO−エチルフエ
    ノールのナトリウム塩である特許請求の範囲第1項記載
    のフエノール類の製造方法。 12 フエノール類のアルカリ金属塩がクレゾールのナ
    トリウム塩である特許請求の範囲第1項記載のフエノー
    ル類の製造方法。 13 フエノール類のアルカリ金属塩がプロピルフエノ
    ールのナトリウム塩である特許請求の範囲第1項記載の
    フエノール類の製造方法。 14 フエノール類のアルカリ金属塩がブチルフエノー
    ルのナトリウム塩である特許請求の範囲第1項記載のフ
    エノール類の製造方法。
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