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JPS6042283B2 - 混合紡糸装置 - Google Patents
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JPS6042283B2 - 混合紡糸装置 - Google Patents

混合紡糸装置

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JPS6042283B2
JPS6042283B2 JP9422076A JP9422076A JPS6042283B2 JP S6042283 B2 JPS6042283 B2 JP S6042283B2 JP 9422076 A JP9422076 A JP 9422076A JP 9422076 A JP9422076 A JP 9422076A JP S6042283 B2 JPS6042283 B2 JP S6042283B2
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island
holes
polymer
mixed
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正司 浅野
正博 貝原
昭二 黒崎
豊 二本木
正俊 田中
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2種以上の多成分ポリマー流を混合して紡糸
する装置に関するもので、任意な混合状態とりわけ島成
分の繊度に任意な分布を有する海島繊維を、より安定か
つすぐれた繊維均斉度でえる混合紡糸装置に関するもの
である。
混合紡糸技術は合成繊維の改質等を目的とし従来から
よく知られている。
混合紡糸で最も一般的な方法としては、成分ポリマー
をチップ状態で混合し、これを溶融押出機を用いて紡糸
するものである。
これは最も簡便かつ経済的な方法および装置と考えられ
、最も広く利用されている。しかし、この方法、装置で
えられる非相溶性ポリマーの混合状態すなわち海島状態
にはコントロール可能な範囲に、また混合可能なポリマ
ーの組合せも制限がある。 本発明はこのような従来の
混合紡糸技術に鑑みてなされたものであり、目的とする
ところは、任意な繊度分布の島を有する海島繊維を海島
全体としては極めて均斉度よく安定にえる混合紡糸方法
およびそのような海島状態を極めて効率よくとる事がで
き、しかも構造が簡単である混合装置を提供せんとする
ものであつて、本発明者が特開昭50−36717、特
開昭50−71909、特願昭50−64735、特願
昭50−132251およびとりわけ特願昭50一J1
47661に完成した発明に対して、えられる混合紡糸
繊維の島繊度に積極的に分布をもたせる事によつて海鳥
構造の多様化を行なつたものである。
つまり、本発明者がすてに提案した前記の方法及び装
置でえられる混合紡糸繊維は、1つの口金から吐出され
たヤーン全体の平均として求めたフィラメント当りの平
均島数、島繊度、さらにはフィラメント相互の島数およ
び島繊度はほとんど分布変動しない様にする事により、
えられる混合紡糸繊維はフィラメント相互で混合比率ム
ラ等の発生が解消されて均斉度の向上がなされた。本発
明は多様性に富んだ海島構造を有し、より利用価値のあ
る混合紡糸繊維であるところの島繊度がフィラメント内
で任意な分布をもつ海島繊維をえるに際し、フィラメン
ト内での島繊度を正確かつ容易に制御して分布させる事
が可能な装置を、えられる混合紡糸繊維の繊維均斉度を
全く低下せしめる事なくえるために鋭意検討を重ねた結
果完成したものである。
すなわち、本発明の混合紡糸装置は上面及び下面夫々に
3個以上の溝状ポリマー流入口及び流出口が相互に平行
に穿設されかつ該上面及び下面に対応する溝が溝を連通
する多数の連通孔により連結されるA板、上面にA板か
らのポリマー流を受け入れる凹部を有し、かつ該凹部の
中心部に多数のポリマー流入孔をもち、しかもそれらの
孔からなる孔列が前記A板の溝の長さ方向と平行になる
ように、さらに当該孔は孔間で孔径又は孔長が任意の分
布をもつて穿設されたB板、及び上面にB板からのポリ
マー流を受け入れる、B板凹部に穿設された孔数より少
ない複数の凹部を有し、かつ該凹部の中心部にはそれぞ
れ1個の吐出孔を有する紡糸口金を設けたものである。
次に、本発明の混合紡糸装置における混合の原.理につ
いて説明する。本発明においてポリマー流の混合とは、
1A板とそれに続くB板によつてなされる多層化、2A
板に続くB板のポリマー流入孔によつてなされる分割と
流速分布付与、3B板に続く紡糸口金凹部.でなされる
高速に規制された集合、の3個の一連の操作の結果、A
板にA,b各々単一の成分の流れとして流入したポリマ
ー流が紡糸口金の吐出孔より流出するポリマー流となつ
たときは、a成分中にb成分が(またはb成分中にa成
分が)多数・個の微細流として分散した状態いわゆる海
島状態へと変化することをいうものである。
次に本発明の混合装置の1例とそのポリマーの流れ、つ
まり混合機構について図面によつて説明する。
第1図は本発明にいうA板の流出口側から望んだ平面図
であり、第2図は第1図をA−A″線で切断したときの
断面図である。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11はA
板に同心円状(相互に平行な状態)に穿設された円環溝
状をしたポリマー流出口であり、1″,2″,3″,4
″,5″,6′,丁,8′,9′,1『,1「は1,2
,3,4,5,6,7,8,9,10,1ノ1に対応し
たポリマー流入口であり、この図は溝状の流出口が11
個穿設されている場合を示している。
該円環溝状の流出口と流入口は各々それらを連結する多
数の細孔1″,2″・・・・で貫通されている。第3図
はB板の平面図であり第4図は第3図・のB−B″線で
切断したときの断面図である。12は当該B板の凹部で
ありその形状は第3図、第4図に限定されるものではな
い。
13,14,15,16・・・・・・は孔列が前記A板
の溝状流出口のつくる円周方向と一致するように穿設さ
れた流入孔”であつて13,14,15,16の4個は
その細孔径が順に変化して相互に異なるもので、これを
1組とみなすとこの例では13,14,15,16と同
構造、同孔径の細五』動く12組、合計で48ホール穿
設されている。
13″,14″,15″,16″は13,14,15,
16に対応した当該流入孔の出口であり、4個の組が1
2組つまり合計で48ホール穿設されている。
細孔の孔長はこの例では全て等しくなつている。第5図
は紡糸口金の平面図であり、第6図は当該紡糸口金のC
−C″線で切断したときの断面図である。
17は当該紡糸口金の凹部であり、この例ては紡糸口金
全体に12個がB板の流入孔の出口に対応した位置に、
該凹部の1個がB板の流入孔の出口4個つまり孔径か順
に変化して相互に異なる1組ずつを受け入れる様に穿設
されている。
その形状は第5図、第6図に限定されるものでなく、他
の形たとえば円管状、円錐状等が利用される。16は当
該紡糸口金凹部に穿設された吐出孔で、これらはノズル
オリフィス19へ連通している。
なお、これらの図面において多数の同構造の部分や対称
部分は、説明を害しない程度に省略した部分がある。こ
の混合装置中のポリマーの流れをA,b2成分のポリマ
ー流の場合について説明する。
各々、ギアポンプで計量されたa成分、b成分の2つの
ポリマー流はA板の1″,2″,3″,4″,5″,6
″,7″,8″,9″,1『,1「のポリマー流入ロへ
となり合せで入り1,2,3,4,5,6,7,8,9
,10,11の同円心状.に穿設された円環溝をしたポ
リマー流入口より押出されてB板凹部へa成分とb成分
がサイドバイサイドに各々a成分6層、b成分5層ずつ
、すなわちA,bll層の複合流として入る。
このとき一般に層数の多い成分すなわちこの例ではa成
分が,海成分となる。該複合流の複合面はB板凹部の中
心部に穿設された孔の配列方向すなわちB板の円周方向
となる。この複合流はA,bll層となるが、A板の溝
状の流出口の数に対応するものであつて、当該流出口の
数を増加せしめ各成分ポリマーを1つおきの溝状の流出
口より流出せしめれば、容易に溝状の流出口の数と同数
層の複合流を極めて確実にB板部へ送ることができる。
第4図のB板凹部12へ入つた11層のポリマー流は1
3,14,15,16の4ホールからなる,細孔群と同
構造の12組の細孔群合計48個の円周状に配列された
B板のポリマー流入孔へ供給され、13″,14″,1
5″,16″の4ホールからなる細孔群と同構造の12
組の細孔群合計48個のポリマー流出孔より流出する。
A板を通過したポリマー流はB板により多層化と分割お
よび分割されたポリマー細流間に流連分布の付与が行な
われる。次にB板を通過して形成されたポリマー細流は
B板の下に設けられた12個の紡糸口金凹部へ4個の異
なる細孔径の細孔からなる細孔群より流出した4個ずつ
のポリマー細流が各々へ正確に流入する。すなわち紡糸
口金凹部において高度に規制されて集合し、つづいて当
該紡糸口金凹部に1個ずつ穿設された吐出孔から吐出さ
れる。すなわち、本発明によればB板からのポリマー細
流を紡糸口金の上面で分流するに際し、紡糸口金上面の
複数の凹部により高度に規制して1個の吐出孔へ導くか
ら、B板よりの1つのポリマー細流が決して紡糸口金の
複数の吐出孔に分れて流れ込むことがない。以上のよう
にA,b2成分ポリマーが本発明装置を通過することに
よつてポリマー流が効率よく混合されると考えられる。
本発明の混合装置における混合の制御がいかにすれば可
能となるかについて次に記す。島数については1の多層
化したときの一方の成分(島成分)の層の数Sl2のA
板に続くB板によつてなされる分割の数すなわちB板凹
部に穿設された細孔群の合計の細孔数Ul3紡糸口金凹
部の数すなわち口金のノズルオリフィス数■とすると紡
糸口金の細孔を流れる微細流の数つまり海島状態中の島
数をIとすると、IとS,U,Vの間には(1)式の様
な関係が成立すると考えられる。
次に図1〜図6で示す装置の場合つまりS=5,U=4
8,■=12であつて、B板の細孔は4個の異なる孔径
の細孔からなる細孔群丘組からなつている場合において
実際に海成分をポリエチレン(高圧法)とし、島成分を
ポリエチレンテレフタレートとして混合及び紡糸を行な
つた。この例でB板の細孔長は第4図に示すように等し
くなつている。その結果、各ホールの島数が正確に12
個であり、島繊度も又正確に大小4段階の分布をもつ(
1段階は島数5本からなる)海島構造の混合紡糸マルチ
フィラメントがえられた。この例でフィラメント数は1
2である。これはS,U,Vを(1)に代人して求めら
れた計算値に全く一致していた。すなわち、杢発明の装
置によつてえられる混合紡糸繊維の混合の程度すなわち
島数、海島状態つまり島繊度分布はS,U,V及びB板
の1組の細孔群中の細孔の孔径比を任意に選択する事に
よつて自在に制御てきる事がわかる。したがつて、この
混合制御は極めて容易かつ広い範囲で可能であり、本発
明混合紡糸装置の性能及び方法の優れている事がわかる
。さらに本発明の混合装置の混合の進行について示す。
1のA板でAb各々の成分゜はa成分=海成分6層、b
成分=島成分5層とな・つて、これがサイドバイサイド
にはり合わせられてA板に続くB板凹部へ流入し、B板
凹部の中心部にその孔列がA板の円環状溝の円周方向と
なるように穿設された48個のポリマー流入孔で48個
の微細な流れに分割される。
このa成分6層、b成ノ分5層ずつからなる48個の微
細な流れはB板の細孔の孔径比に応じた異なる流量比で
細孔を通過して、それぞれB板の流入孔出口からB板の
下に続く12個の紡糸口金凹部て高度に規制されて集合
する。このとき48個の微細流はB板円環溝中の細孔に
流入した直後はa成分6層、b成分5層ずつのサイドバ
イサイドにはり合わされているが、流出時にはA,b成
分ポリマーの相溶性、凝集力、流動挙動の差によつて一
方の成分中に他方の成分が分散した状態にの場合、a成
分中にb成分が分散した状態)、すなわち海島状態へと
変化を始め、B板につづく紡糸口金上部の凹部でほぼ完
全な海島構造となつて高度に規制されて合流する。この
場合、B板の流入孔の出口から流出する48個の微細流
は4個の流量の異なる流れの組が12個から構成されて
おり、さらに1個の微細流は各々5個のb成分からなる
分散相をもつているので各紡糸口金出口から流出する4
8個の微細流は各々3個のb成分からなる分散相をもつ
ているので各紡糸口金の1つの凹部にはB板の流入孔の
出口から流出する微細流は流量の異なる流れの1組つま
り4個が正確に流入するのて紡糸口金の各吐出孔に流れ
るポリマー流は5個ずつが同じ大きさで4段階の大きさ
の分布をもつ5×4=20(個)の分散相つまり島相を
有することとなる。この様な混合を実現するのに本発明
混合装置は1A板、2B板、3紡糸口金の主要なプレー
ト3枚をこの順序でノズルバックへ組込むだけでよいの
である。尚これまての説明では、島繊度分布を制御する
のに、B板での細孔の孔径比を選択することによ,つて
行なう例で示したが、B板での細孔群中の細孔の孔径は
等しくしておき、細孔の孔長比を選択する、即ち、例え
ば、B板下面側を各細孔ごとに部分的に切除して各細孔
の孔長を違え、それにより細孔間て孔長比を与えること
によつても、後述!する実施例2にも示すように、島繊
度分布が制御できるものである。
本発明の混合装置は原理的には本発明者らが先に提案し
た特開昭50−36717号、特開昭50−71909
号、特願昭50−64735号、特願昭50−1476
61号等3と任意の段階まて混合しようとするポリマー
成分の化学的物理的性質を十分に考慮し、それを利用し
ている点では全く同一てあるが、本発明は上述の如く混
合のために用いる構造プレート数が紡糸口金を含めて3
枚とこれまて提案してきた方法、4装置の場合の構成プ
レート数5〜6枚に比べて簡素化、小型化の実現を可能
にしたのに、加えてえられる混合紡糸繊維の島繊度をフ
ィラメント内で正確かつ容易に制御して分布させる事を
可能にしたもので、その結果として混合紡糸技術範囲の
拡大がなされた。
さらに特公昭44−183的号等で提案されている多芯
々鞘紡糸装置で本発明でえられるような制御された島繊
度分布をもつ海島繊維をえる事も可能と考えられるが、
その場合には芯成分ポリマーを流す部分は多数の細管か
ら構成されており、この様な細管を有する口金部分は工
作するのはもちろん保守、整備する事も通常の紡糸口金
のそれに比フして極めて多く労力を必要とするものと考
えられ、本発明の装置部品が通常の紡糸口金と全く同様
な取扱いのできるのとは大きな違いである。
この改良をねらつた提案が特開昭49−19111号、
特開昭49−1911鏝でなされているところの・細管
をすべてプレートに穿つた細孔に代えたものであるが、
細孔をとりかこむ鞘成分のための分流路、細流路が各細
孔毎に必要となつて装置は大型化してしまい、スペース
の利用の効率がよくないのは明らかである。しかし、本
発明の装置では、S,V,Uを任意にかえる事で容易に
かつ正確に島数のコントロールができ又B板の細孔の孔
径と孔長を任意させるだけで島繊度に分布が付与でき、
しかも主要な構成プレート枚数は3枚で極めてコンパク
トである。
これは本発明は実際に混合に供するポリマーの溶融時の
化学的、物理的性質を十分に利用して目的とする混合状
態を実現しようとしたのて装置は上述の如く簡単化でき
たもので、保守、整備は通常の溶融紡糸口金と同様な取
扱いができ、特別な配慮や困難は全くない。さらに従来
から混合紡糸繊維の海島構造に変化をもたらす事の1つ
として島繊度に分布をもたせる事が考えられていたが、
その場合十分に制御された状態で実現する方法の具体的
提案はなかつた。
それは混合紡糸において島繊度に分布をたらす事は海島
構造を不均一にする事を意味し、これは多くの場合繊維
均斉度の低下を生じせしめ実用性のある繊維とはならな
いとか安定にその様な紡糸をする事は不可能であるとさ
れてきたからであろう。事実、本発明者の検討において
も、多くの場合に同様な結果となつたが、その様な検討
の中から本発明者らは、本発明のように島繊度に分布を
与えるための操作をB板の細孔ての接合ポリマー流の分
割および流量分布付与で行ない、えられる流量分布のあ
る微細ポリマー流を各口金凹部へ高度に規制して集合し
てこれを口金吐出孔より紡出するならば各口金からの吐
出量と混合成分比率に全く変動を生じる事なく、安定な
混合の実現と繊維均斉度の良好な島繊度に分布を有する
混合紡糸繊維の紡糸が初めて可能となつたのである。こ
れはB板て流量分布を生じせしめても2成分の接合ポリ
マー流全体が流量分布をもつのであつて接合ポリマーを
構成する各成分ポリマー相互には何らの変化も与える事
がないので混合比率が全く安定しているためと考えられ
る。本発明の混合紡糸装置において紡糸に供されるポリ
マーの組合わせとしては、公知なあらゆる紡糸可能な2
種または2種以上のポリマーからなる組合わせである。
ポリマーの代表例としてはポリエチレンおよびポリプロ
ピレンの如きポリオレフィン、アタクチツクまたはアイ
ソタクチックなポリスチレン、アルキルそしてハロゲン
置換のポリスチレン、6ナイロンおよび6,6ナイロン
の如きポリアミド、ポリエチレンテレフタレートの如き
ポリエステル、ポリメチルメタクリレートの如きポリメ
タアクリル酸エステル、各種アルデヒドにてアセタール
化したポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール、
ポリ塩化ビニルの如きポリハロゲン化ビニル、ポリアク
リロニトリル、ポリ塩化ビニリデンの如きポリハロゲン
化ビニリデン、あるいは各種の縮合系又は重合系低分子
物質の共重合物又は各種高分子物質に対し、各種低分子
物質をグラフトしたグラフトポリマーなどである。
本発明の混合紡糸装置でえられた混合紡糸繊維は、島成
分の相(以下島相とする)が平均0.05〜3デニール
の間で分布をもつものである。
したがつて、海成分の相(以下海相とする)を溶解又は
抽出除去することによつて通常の紡糸(混合紡糸を含む
)てはえる事が全く不可能と思われる極めて微細な10
0分の1デニールのオーダー繊度の繊維から微細な繊度
つまり0.1〜3デニール程度までの繊維が混合された
、言いかえると混繊された繊維集合体がえられる。この
ような繊維集合体は立毛タイプの人工皮革用素材として
非常に有用なものである。
すなわち、混繊の構成つまり繊度及び混合比率を任意に
変化せしめる事により、異なるタイプの製品たとえば、
鹿皮調人工皮革、スウエード調人工皮革、ベロア調人工
皮革、バックスキン調人工皮革等それぞれに最適となる
素材繊維とする事ができる。このような混繊された混合
繊維の代りとして構成島繊度が異なる通常の混合紡糸繊
維の原綿を混綿する事によつて上述の様な人工皮革をえ
ようと試みても、いずれも外観、風合とくに立毛状態、
表面毛羽の状態が全く粗悪なものにしかならなかつた。
その原因として混綿タイプでは繊度の異なる微細繊維の
混りに限界があつて混繊された混合繊維の様に均一な微
細繊維の混合状態の実現が不可能なためであると考えら
れる。また本発明の装置、方法でえられる混合繊維は海
島共存する状態においても繊維均斉度が非常に良好であ
ることから、従来の混合紡糸繊維つまり海島構造をもつ
た繊維においては不可能とされていた織物用フィラメン
ト繊維として取扱いが十分に可能である。次に本発明を
実施例を示してより具体的に説明するが、本発明はこれ
ら記載例に限定されるものではない。なお、本発明にい
うポリエチレンテレフタレートの極限粘度〔η〕(d′
/g)とは30゜Cのフエノールニテトラクロルエタン
(1:1)の混合溶媒で測定したものである。
また、6ナイロンの相対粘度は6ナイロンを1/100
(g/r!Ll)の濃度96%H2SO4に溶解し30
゜Cで測定したものである。
ポリエチレンのメルトインデックスとはJIS一K67
6Oにしたがつて測定したものてある。
・実施例1固有粘度0.68のポリエチレンテレフタレ
ートとメルトインデックス20の高圧法低密度ポリエチ
レンを別々の押出機により溶融押出し、ギアポンプで計
量してポリエチレンテレフタレート60Wtj%、ポリ
エチレン40Wt%の送液比で本発明混合装置に導入し
混合する。
混合装置は第1図のようにA板が11個の同心円をなし
た円環状溝ポリマー流出口をもつものと、第3図のよう
なり板でその凹部の中心部に48個のポリマー流出孔を
穿設したフもので当該4陥の細孔は12組の細孔群から
なつていて1組の細孔群中の4個の細孔の孔径比は1:
1.19:1.38:1.56となつていて、孔長は全
て等しいものと、第6図のような構造の紡糸口金凹部1
7を12個穿設した紡糸口金とを上記の様な順に設置し
たものを用いた。もちろん1組のB板の細孔群は1つの
紡糸口金凹部に対応するように配置させてある。A板へ
のポリマーの導入は島成分であるポリエチレンテレフタ
レートが5個の円環状溝すなわち第1図の2″,4″,
6″,8″,1『に、海成分であるポリエチレンが4個
の円環状溝1″,3″,5″,7″,9″,1「になさ
れた。
したがつて、本実施例てはS(すなわちA板での島成分
の層数)=5、U(B板凹部に穿設された細孔数)=4
&V(口金オリフィス数)=12である。紡糸は口金温
度は280℃とし、口金ホール数=12、吐出量=41
.5g/Min、捲取速度750rr1/Minに設定
して行なつた。冷却風は口金下2〜30cmの間を風速
0.2〜0.7m/Secで紡出糸条にクロスカレント
でふきつける様にした。えられた混合紡糸原糸はローラ
ープレート方式の延伸機で4倍に延伸し、150(1r
/12fi1の延伸糸をえた。
えられた混合紡糸繊維はポリエチレンテレフタレートか
らなる島相を口金全ホール、この例では12ホールの各
ホールにおいていずれも2咋すなわち1フィラメント当
り2C@有している。そして、2C@の島相は5個ずつ
が等しい繊度で4段階の分布をもつていることが繊維断
面の顕微鏡観察で認められた。さらに4段階に分布する
島相の繊度を繊維断面の顕微鏡観察から求めたところ、
0.083dr,0.194dr,0.334dr,0
.639c1rの島相が各々5本ずつ分布していた。こ
の結果から島相の繊度の変化はB板の細孔径のほぼ4.
辣に比例して変化している事が分つた。これはB板にお
けるポリマー流の流量分布の付与がえられる混合紡糸繊
維の島相の繊度分布となる事を示しており、しかも流量
分布は一般的な流体の層流における摩擦による圧損等を
あられす理論式であるハーゲン・ボアズイユの式の流量
が孔j径の4乗に比例する関係とほぼ一致して、正確に
与えられている事が分る。
実際の紡糸は10〜14日間の連続運転を繰返して行な
つた。その期間中ビス落ちによる断糸は全くなく紡糸調
子は良好であつた。また、混合紡糸繊維の混合状態は紡
糸中全クく安定であつた。混合状態すなわち海島状態は
、島数、島形状島繊度分布は、紡糸開始から紡糸の終る
まで全く変化が認められず極めて安定なものであつた。
またえられた延伸糸の均斉度は、ウースターのイーブン
ネステスターを用いたノーマルテストで求めたところU
%=0.5〜0.8%程度であり良好であつた。実施例
2 実施例1において用いたと同一のポリマーを同一の送液
比で本発明混合装置に導入し混合する。
混合装置は実施例1で用いたものと、B板の1組の細孔
群中の4個の細孔は孔長の比が1:2.1:3.8:6
.0となつていて孔径は全て等しくなつていフる以外全
く同一のものを用いた。紡糸条件および延伸条件は実施
例1と全く同一条件として行なつた。
えられた混合紡糸繊維の海島構造を調べるため繊維断面
の顕微鏡観察を行なつた。
この場合も1)フィラメント内にはポリエチレンテレフ
タレートからなる島相が2α瓢1段階5個ずつて4段階
の繊度分布て存在していた。各段階の1個の島相繊度は
、それぞれ0.107dr,0.194dr,0.37
8dr,0.571drとなつていて、この分布はB板
の細孔長・の比になつている。B板におけるポリマー流
の流量分布付与がやはり混合紡糸繊維の島相の繊度分布
となる事を示していて、一般的な流体の層流における摩
擦による圧損等をあられす理論式であるハーゲン・ボア
ズイユの式の流量が孔長に比例する関係とほぼ一致して
、正確に与えられている事が分かる。
実際紡糸は実施例1と同様に行なつたが、紡糸調子、混
合状態の安定性さらにえられた混合紡糸繊維の均斉度は
実施例1の場合と差違なく良好なものであつた。実施例
3相対粘度2.7の6ナイロンとメルトインデックス2
0の高圧法低密度ポリエチレンを別々に溶融押出し、ギ
アポンプで6ナイロン印憇%、ポリエチレン旬憇%とな
るように計量して実施例1で用いたと全く同一の本発明
混合装置に導入し、混合を行なつた。
紡糸は口金温度を250〜260℃とする以外は実施例
1と同じ条件で行なつた。延伸も実施例1と同一条件で
行なつた。えられた混合紡糸繊維は6ナイロンからなる
島相を口金全ホール、この例では12ホールの各ホール
において20fI1すなわち1フィラメント当り頷個有
している。
そして頷個は島相が5ずつ等しい繊度で4段階に分布し
ていた。4段階に分布する島相の繊度は、0.08dr
,0.19dr,0.33dr,0.65drの島相か
各々5本すつ分布していて、島繊度分布とB板細孔の孔
径の分布との関係は実施例1と同様になつた。
実際の紡糸延伸の状態を実施例1の島相がポリエチレン
テレフタレートの場合と全く変ることなく良好なもので
あつた。
えられた繊維の均斉度も何ら変化なく良好でポリエチレ
ンを抽出除去した6ナイロンの島相からなる混繊された
微細繊度繊維は十分に商品価値のある6ナイロンフィラ
メントとなつた。実施例4 第1図のようなA板が11個の同心円をなした円環状ポ
リマー流出口をもつものと、第3図のようなり板でその
凹部の中心部に3C41のポリマー流出孔を穿設したも
ので当該あ個の細孔は帛組の細孔群からなつていて1組
の細孔群中の3個の細孔の孔径比は1:1.3:1.6
となつていて孔長は全て等しいものと、第6図のような
構造の紡糸口金凹部17を12個穿設した紡糸口金とを
上記の様な順に設置した本発明混合装置を用いて、実施
例1と全く同一のポリマー、紡糸条件、延伸条件で混合
紡糸延伸を実施した。
もちろん、1組のB板の細孔群は1つの紡糸口金凹部に
対応するように配置させる。
この例でえられた混合紡糸繊維はポリエチレンテレフタ
レートからなる島相を12ホールのいずれにおいても、
1陥すなわち1フィラメント当りb個有していて、そし
て托個の島相が5個ずつが等しい繊度で3段階の分布を
もつていた。さらに3段階に分布する島相の繊度は0.
1dr,0.32dr,0.83(1rの島相が各々5
本ずつ分布していた。この場合も島相の繊度分布とB板
細孔の孔径の分布との関係は実施例1の場合とほとんど
相違なく、島相の繊度分布はB板細孔の孔径のほぼ4.
5乗に比例していた。
図面の簡単な説明第1図は本発明にいうA板の1例の平
面図であり、第2図は第1図のA−A″線での断面図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 島成分の繊度に任意の分布を有する海島繊維を得る
    混合紡糸装置において、(1)上面及び下面それぞれに
    3個以上の溝状ポリマー流入口及び流出口が相互に平行
    に穿設され、かつ該上面及び下面に対応する溝が溝を連
    通する多数の連通孔により連結されるA板、(2)上面
    にA板からのポリマー流を受け入れる凹部を有し、かつ
    該凹部の中心部に多数のポリマー流入孔をもち、しかも
    それらの孔からなる孔列が前記A板の溝の長さ方向と平
    行になるように、さらに当該孔は孔間で孔径又は孔長が
    任意の分布をもつて穿設されたB板、及び(3)上面に
    B板からのポリマー流を受け入れる、B板凹部に穿設さ
    れた孔数より少ない複数の凹部を有しかつ該凹部の中心
    部にはそれぞれ1個の吐出孔を有する紡糸口金からなる
    ことを特徴とする混合紡糸装置。
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