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JPS6042745B2 - 本縫ミシンにおけるボビン糸補充装置 - Google Patents
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JPS6042745B2 - 本縫ミシンにおけるボビン糸補充装置 - Google Patents

本縫ミシンにおけるボビン糸補充装置

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JPS6042745B2
JPS6042745B2 JP17496581A JP17496581A JPS6042745B2 JP S6042745 B2 JPS6042745 B2 JP S6042745B2 JP 17496581 A JP17496581 A JP 17496581A JP 17496581 A JP17496581 A JP 17496581A JP S6042745 B2 JPS6042745 B2 JP S6042745B2
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JP
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bobbin
thread
lever
needle
selection
Prior art date
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修 神谷
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は本縫ミシンに係り、特に、ボビンに針側から
糸を補充するためのボビン糸補充装置に関するものであ
る。
従来技術 従来、この種の装置としては、例えば、特公昭55−3
0876号公報に記載されているものがある。
この装置においてボビンに糸を補充する際には、ます、
選択部材を手動操作すると、その選択部材の突片がボビ
ンケース上のばね支持腕の一端と切欠孔の内側縁との間
の通路に近接して配置される。この状態でミシンを運転
すると、針に担持された糸が糸輪捕捉器の糸輪捕捉嘴に
て捕捉され、その針糸輪の固定端側肢部が前記突片によ
り強制的に屈曲された後に、その針糸輪が前記ばね支持
腕上の糸入口を介してボビンケース内に導入される。と
ころが、この従来構成においては、前記針糸輪が強制的
に屈曲されるのてその針糸輪に対して必要以上の接触抵
抗が付与されるばかりてなく、前記ばね支持腕、切欠孔
及び選択部材の突片等が互いに近接配置されて針糸輪の
ボビンケース内への導入経路が形成されるため、それら
の加工精度及び組付精度を高くして各部品を所定位置に
正確に配置する必要が生じ、製造コストが高騰するとい
う欠陥があつた。目的 この発明は上記の欠陥を解消するためになされたもので
あつて、その目的は、ボビン糸補充動作の遂行時におい
て、ボビンケース内への針糸輪の進入を許容するための
ボビンケース上の切欠部を開放することにより、前記針
糸輪を確実かつ円滑にボビンケース内へ進入させること
ができ、安価に製造できる本縫ミシンにおけるボビン糸
補充装置を提供することにある。
実施例 以下、この発明を具体化した第一実施例を第1図A,b
〜第5図に従つて説明すると、第1図A,b及び第2図
に示すように、ミシン機枠1のベッド部1aの上面には
針板2及び滑り板(図示しない)がそれぞれ取着されて
いる。
針板2の下方においてベッド部1a内に固定されたブラ
ケット3の中央には上下方向に延びる支持筒4が固定さ
れ、その支持筒4には上端に円盤5を有する作動軸6が
上下動及び回転可能に貫入されている。前記円盤5の外
周及び上面にはそれぞれ係合突起7,8が突設されてい
る。糸輪捕捉器9は上面を開放したほぼ有底短円筒状に
形成され、その環状周壁の内面にはレース部10と糸輪
捕捉嘴11とがそれぞれ形成されている。前記糸輪捕捉
器9の下面中央にはスクリューギア12がその捕捉器9
と一体に突出形成され、そのスクリューギア12の軸心
には前記糸輪捕捉器9の底部中央にて開口する中心孔1
3が貫設されており、スクリューギア12はその中心孔
13を介して支持筒4の軸筒外周面に嵌合している。
スクリューギア12の中心孔13の内壁上部には上下方
向に延びる係止溝14が形成されており、前記円盤5外
周の係合突起7が前記係止溝14に対して上下動可能に
係合された状態で、作動軸6が糸輪捕捉器9と一体的に
回転するようになつている。前記ブラケット3の前方に
はスクリューギア15を有する下軸16が回転可能に支
持され、そのスクリューギア15が前記スクリューギア
12)に噛合されている。そして、下軸16の回転時に
は針棒(図示しない)に取着された針17の縦方向往復
動に同期し、前記スクリューギア15,12を介して前
記糸輪捕捉器9及び作動軸6が第1図A,bの反時計方
向へ回転されるようになつて・いる。ほぼ円筒状をなす
ボビンケース18の外周にはフランジ部19が形成され
、このフランジ部】9が前記糸輪捕捉器9のレース部1
0に上方から係合した状態で、ボビンケース18が糸輪
捕捉器9)内に収容されている。
このフランジ部19には針落ち溝19aが形成されてい
る。前記ボビンケース18の中央に形成されたボビン収
容部18a内には糸担持用ボビン20が回転可能に収容
されている。このボビン20の下方フランジ21の下面
には複数の凹所21aが形成され、また、ボビン20の
上方フランジ22の中央には凹部22aが形成されると
ともに、この上方フランジ22にはボビン20内に糸を
導入するためのスリット22bが形成されている。そし
て、第2図に実線で示すように、前記作動軸6が上動さ
れ、円盤5上の係合突起8が前記凹所21a内に配置さ
れた状態で、前記下軸16が回転された時には、前記ス
クリューギア15,12、糸輪捕捉器9、係止溝14及
び円盤5外周の係合突起7を介して作動軸6が回転され
、円盤5上の係合突起8が前記凹所21aの内側壁に係
合して、ボビン20が糸輪捕捉器9と一体的に回転され
る。また、前記作動軸6、糸輪捕捉器9及びスクリュー
ギア12,15等によりボビン回転機構が構成されてい
る。前記針板2の下方において、前記ブラケット3のボ
ス3b上には支持板23が固定され、その支持板23上
に螺着された3個の浮上防止片24が前記ボビンケース
18の係止溝25に遊嵌されている。それにより、ミシ
ンの運転時におけるボビンケース18の浮上が防止され
る。また、前記スクリューギア12の後方においてブラ
ケット3上には一対の規制片26を有する規制部体27
が軸27aにより水平面内において揺動可能に支持され
ている。そして、糸輪捕捉器9の回転に伴い、前記規制
部材27が揺動されるとともに、各規制片26がボビン
ケース18の係止溝28に交互に係合してボビンケース
18の回転が規制される。前記ブラケット3の右側延出
部3aには回転軸29が回動可能に挿貫され、その上端
にはほぼL字状をなす選択部材30がその基端にて固着
されている。そして、この選択部材30は第1図aに示
す縫目形成動作のための第一の位置と、第1図bに2点
鎖線で示すボビン糸補充動作のための第二の位置との間
で回動操作し得るようになつている。選択部材30の先
端には前記ボビン20の凹部22aに対してわずかな間
隔をおいて侵入可能な突部31が形成され、その突部3
1には糸切断部31aが設けられている。前記選択部材
30のほぼ中央には作動部材としてのピン32が下方へ
向かつて突設されている。前記ブラケット3の下面にお
いて前記回動軸29の下端には選択部材30と一体的に
回動可能なりム体33が固着され、その側縁には一対の
係合凹部33a,33b、両係合凹部33a,33b間
に位置するカム面33c1一方の係合凹部33aの連続
する等半径面33d及びブラケット3下面の円弧状溝3
4に係合可能な回り止め用突起35がそれぞれ形成され
ている。
このカム体33に隣接して前記ブラケツ小3の下面には
板ばね材にて折曲形成された連係部材36が回動可能に
支持され、引張ばね37により第3図A,bの反時計方
向へ回動付勢されている。この連係部材36の一端には
前記カム体33の側縁に係合するV字状の折曲片38が
形成され、他端には傾斜面39aを有する延出片39が
形成されている。この延出片39には前記作動軸6の大
径部6aを挿通するための丸孔39bと、その丸孔39
bに連続するとともに連係部材36の回動中心を中心と
して円弧状をなし、前記作動軸6の小径部6bを挿通す
るための長孔39cとが形成され、前記カム体33のカ
ム面33cに従う前記連係部材36の回動範囲において
前記作動軸6の小径部6bが長孔39cに常時挿通する
ように連係部材36が配置されている。また、前記回動
軸29、カム体33及び連係部材36等により前記ボビ
ン回転機構と選択部材30とを連係する連係機構が構成
されている。そして、前記選択部材30が第1図aに示
す第一の位置に配置された時には、第3図aに示すよう
に連係部材36の折曲片38がカム体33の等半径面3
3dに係合されて、連係機構が不作用位置に配置される
。それにより作動軸6が、その小径部6bを長孔39c
に挿通させた状態で連係部材36の傾斜面39aに沿つ
て下動し、その作動軸6が第2図に鎖線で示す不作用状
態に設定される。また、前記選択部材30が第1図aの
時計方向へ回動され、その選択部材30が第1図bに示
す第二の位置に配置された時には、第3図bに示すよう
に連係部材36の折曲片38がカム体33の他方の係合
凹部33bに係合されて、連係機構が作用位置に配置さ
れる。それにより、作動軸6の小径部6bが連係部材3
6の長孔39cに挿通された状態で、その作動軸6が前
記傾斜面39aに沿つて上動され、その作動軸6が第2
図に実線で示す作用状態に設定される。第2,5図に示
すように、前記ブラケット3の右側延出部3aの下方に
おいて前記回動軸29には連結部材40が固着され、そ
の連結部材40、連結ロッド41、回動腕42及び連結
杆43を介して前記選択部材30が針棒釈放機構(図示
しない)に連結されている。
第1図A,b及び第4,5図に示すように、前記ボビン
ケース18のフランジ部19上において針落ち溝19a
とほぼ180度隔てて対向する側にはレバー収納部44
が形成されるとともに、そのレバー収納部44とボビン
収容部18aとに連通する切欠部45及び連通溝46が
互いに所定の間隔をおいてそれぞれ形成されている。そ
して、第4図に示すように、前記糸輪捕捉器9によつて
捕捉され、かつ引き出される針糸輪の一部が前記切欠部
45を通つてボビンケース18の内方へ円滑に入り込み
得るようになつている。前記レバー収納部44内におい
て切欠部45側には一対の板材47a,47bにて挾持
され、かつその先端に案内部48aを有する糸張力調整
用の板ばね48が取着されている。前記選択部材30上
のピン32の回動軌跡上に位置するように、前記レバー
収納部44内には制御部材としての弓状の制御レバー4
9がそのほぼ中央にて回動可能に支持されている。
この制御レバー49の一端にはボビンケース18側へ突
出する突片50と、前記針糸輪をボビンケース18内へ
案内するための案内片51とがそれぞれ形成され、両者
50,51により前記切欠部45の内側壁と板はね48
の案内部48aとの間を開閉し得るようになつている。
前記制御レバー49の他端には前記連通溝46を介して
ボビン20の上下両フランジ21,22間に進入可能な
検出部52が折曲形成されている。この検出部52の近
傍において制御レバー49とレバー収納部44の側壁と
の間にはね手段としての圧縮ばね53が介装されている
。そして、通常の縫製運転時には前記圧縮ばね53のば
ね力により前記検出部52がボビン収容部18aの内側
壁に係止されるとともに、前記突片50及び案内片51
により前記切欠部45の内側壁と板ばね48の案内部4
8aとの間が閉鎖されて、制御レバー49が第1図aに
示す第一の位置に配置される。また、ボビン糸補充時に
は前記選択部材30の回動に伴うピン32と制御レバー
49との係合により、前記圧縮ばね53のばね力に抗し
て制御レバー49が第1図aの反時計方向へ回動され、
前記検出部52がボビン20の上下両フランジ21,2
2間に進入されるとともに、前記突片50及び案内片5
1により前記切欠部45の内側壁と板ばね48の案内部
48aとの間が開放されて、制御レバー49が第1図b
に示す第二の位置に配置される。次に、上記のように構
成されたミシンの作用を説明する。
さて、第1図aは選択部材30が第一の位置に配置され
、選択部材30上のピン32が制御レバー49から離間
し、圧縮ばね53のばね力により制御レバー49が第一
の位置に配置された状態を示すものである。
それにより、第3図aに示すように、カム体33が不作
用位置に配置されてそのカム体33の等半径面33dに
連係部材36の折曲片38が係合される。このため、連
係部材36の丸孔39bに近接した長孔39cの下方部
分に作動軸6の小径部6bが挿通されて、作動軸6が第
2図の鎖線位置に配置されて、係合突起8がボビン20
の凹所21aから離間してボビン回転機構が不作用状態
に設定される。この状態でミシンを運転すると、下軸1
6及びスクリューギア15,12を介し、糸輪捕捉器9
が針17の一往復動につき第1図aの反時計方向ヘニ回
転される。
そして、針17に担持された針糸Yが糸輪捕捉嘴11に
より捕捉され、その針糸Yがボビンケース18をくぐり
抜けて針糸輪が形成されるとともに、ボビン20に巻回
されたボビン糸がその針糸輪により繰り出される。それ
により、ベッド部1a上の加工布(図示しない)に本縫
縫目が形成され、また、送り台54上の送り歯54aと
布押え足(図示しない)との協働により加工布に送りが
付与される。この時、前記制御レバー49の突片50及
び案内片51により切欠部45の内側壁と板ばね48と
の間が閉鎖されているため、針糸輪がボビンケース18
内に導入されることはない。そして、ミシンの縫製運転
によりボビン糸がすべて消費された場合には、ボビン糸
補充動作を遂行するために、ミシンの運転を停止した後
、針17を針板2の上方に配置した状態で所定の固定部
゛(針近傍)に針糸Yの一端を固定し、滑り板(図示し
ない)を手動操作して糸輪捕捉器9の上面を開放させる
この状態で手動により選択部材30を第1図aの時計方
向へ回動操作し、第1図bに示すように選択部材30の
突部31をボビン20の凹部22a内に進入させる。こ
の選択部材30の回動によりピン32が制御レバー49
に係合し、その制御レバー49が圧縮ばね53のばね力
に抗して第1図aの反時計方向へ回動され、切欠部45
の内側壁と板ばね48との間が開放されるとともに、制
御レバー49の検出部52がボビン20の上下両フラン
ジ21,22間に進入する。一方、前記選択部材30の
回動操作に伴い、前記カム体33が第3図aの状態から
時計方向へ回動され、カム面33cと連係部材36の折
曲片38とが係合し、そのカム面33cの作用により連
係部材36が時計方向へ回動される。そして、前記選択
部材30の突部31がボビン20の凹部22a内に進入
した時に、カム体33の係合凹部33bに前記連係部材
36の折曲片38が係合してカム体33及び連係部材3
6が第3図bに示す作用状態に保持され、選択部材30
が第1図bに示す第二の位置にブロックされる。また、
前記連係部材36の回動に伴い、連係部材36の傾斜面
39aに沿つて作動軸6が上動される。
そして、第2図に実線で示すように作動軸6上の係合突
起8がボビン20の凹所21a内に配置され、連係部材
36自身のばね力により作動軸6が作用状態に保持され
る。この状態でミシンの運転を再び開始すると、針17
が一往復動される間に、前記係合突起8と凹所21aの
内側縁との係合に基づいてボビン20と糸輪捕捉器9と
が一体的に回転され、最初の針糸輪が形成されると所定
のカム作用により針棒釈放機構か作動され、針17の往
復動が停止される。そして、最初の針糸輪の形成時にお
いて針糸Yを捕捉した糸輪捕捉嘴11が制御レバー49
の突片50の近傍を通過する時に、針糸Yの固定側肢部
Y1が前記切欠部45を通り、案内片51、突片50及
び板ばね48の案内部48aに沿つて屈−曲されること
なく円滑にボビンケース18の内方へ導入された後、板
ばね48と下方の板材47bとの間に挾持される。
そして、ボビン20が継続的に回転されることによりそ
のボビン20の軸部に針糸Yが巻回される。このボビン
糸補充動作中においては針糸Yの固定側肢部Y1がボビ
ン20の上方フランジ22の凹部22aと選択部材30
の突部31との間に導入されるため、ボビン20の回転
に伴い、前記突部31の糸切断部31aにより前記固定
側肢部Y1がすり切れるようにして切断される。そして
、ボビン20に糸が十分に補充巻回されると、その糸に
前記制御レバー49の検出部52が係合し、さらに、そ
の後のボビン糸補充動作によりボビン糸の巻径が増大す
ると圧縮ばね53の助勢されて前記制御レバー49が第
1図bの時計方向へ回動され、ピン32を介して選択部
材30が第1図bに示す第二の位置から第1図aに示す
第一の位置と前記第二の位置との中間”位置へ回動され
る。この選択部材30の中間位置への回動に対応して、
前記カム体33及び連係部材36がそれぞれ復帰回動さ
れ、第3図A,bから明らかなように、そのカム体33
の係合凹部33aに連係部材36の折曲片38が係合す
る。また、前記連係部材36の復帰回動に伴い、前記傾
斜面39aに沿つて作動軸6が下動され、作動軸6の係
合突起8がボビン20の凹所21aから離間してボビン
20の回転が確実に停止され、ボビン糸補充動作が終了
す。そして、前記針糸Yを切断しボビン糸の巻取り端を
ボビンケース18上に載置した後、滑り板によリベット
部1a上面を閉鎖すると、その滑り板の下面に形成され
たカム部と選択部材30に突設された係合片(図示しな
い)との協働により選択部材30が第1図aに示す第一
の位置に復帰回動され、前記針棒釈放機構が不作用状態
に設定される。それにより、次の縫目形成動作を連続的
に行うことができる。また、前記作動軸6の上動時にお
いて、作動軸6上の係合突起8がボビン20の凹所21
aを区画するリブに係合した時には、連係部材36の延
出片39がそれ自体のばね力に抗して一旦下方へ湾曲さ
れた後に、引き続く作動軸6の回転により前記係合突起
8がボビン20の凹所21a内に配置されるため、何ら
支承なく円滑にボビン20を回転させることができる。
別の実施例 以下、この発明の第二実施例を第6図A,bないし第1
1図a−dに従つて説明すると、第7,8図及び第11
図a−dに示すように、ミシン機枠1のベッド部1a上
面には針板102が取着され、その針板102に隣接し
てベッド部1aにはベッド部1aの内部を露出させるた
めの開閉板102aが開閉可能に取着されている。
この開閉板102aの下方においてベッド部1a内に設
けられたブラケット103のほぼ中央には支持筒104
が挿嵌固定されている。この支持筒104内には作動軸
106が上下動及び回転可能に挿貫され、その上端には
支持筒104の上方に位置する円盤105が固着されて
いる。この円盤105の上面には一対の突起105aが
形成され、下面には連結ピン105bが突設されている
。糸輪捕捉器109は上面を解放したほぼ有底短円筒状
に形成され、その環状周壁の内面にはレース部110と
糸輪捕捉嘴111とがそれぞれ形成されている。前記糸
輪捕捉器109の下面中央には軸筒部109aが突設さ
れ、その内部には前記支持筒104が挿嵌されている。
軸筒部109aの外周にはスクリューギア112が固着
されるとともに、その軸筒部109aの上端には円盤状
のカム部材113が固着されている。そして、前記糸輪
捕捉器109内に前記円盤105が収容されるとともに
、糸輪捕捉器109の底部及びカム部材113に貫設さ
れた透孔114に前記連結ピン105bが遊嵌されてい
る。また、前記軸筒部109aは前記スクリューギア1
12を介し下軸(図示しない)に連結されている。そし
て、下軸の回転時には、針棒(図示しない)に取着され
た針17の縦方向往復動に同期し、前記スクリューギア
112を介して糸輪捕捉器109及び作動軸106が第
6図A,bの時計方向へー体的に回転されるようになつ
ている。前記糸輪捕捉器109内には上方部材118a
と下方部材118bとからなるボビンケース118が設
けられ、そのボビンケース118は前記両部材118a
,118bの接合部外周縁に形成された溝部119にて
前記糸輪捕捉器109のレース部110に装着されてい
る。
このボビンケース118の中央には環状周壁120aに
て画定されたボビン収容部120が設けられている。第
6図A,bl第11図a−bに示すように、ボビンケー
ス118の環状周壁120a上において互いに対向する
位置にはボビン収容部120に連通する切欠部としての
スリット121及び切欠溝122がそれぞれ形成されて
いる。そして、前記糸輪捕捉器109によつて捕捉され
、かつ引き出される針糸輪の一部が前記スリット121
を介してボビンケース118の内方へ入り込むようにな
つている。前記環状周壁120a上において前記スリッ
ト121のボビン糸導入側近傍には先端に折曲部123
aを有する板ばね123が固着され、前記スリット12
1内を通過する針糸輪にこの板ばね123と前記環状周
壁120aとの間で張力を付与するようになつている。
前記折曲部123aに隣接して前記上方部材118a上
には前記スリット121のボビン糸導入側を外方より覆
うための制御部材124が第6図aに示す第一の位置と
第6図bに示す第二の位置との間で回動可能に支持され
ている。また、この制御部材124には下方へ突出する
連結ピン124aが設けられるとともに、傾斜案内面1
24bが形成されている。
前記上方部材118a上には第一の作動レバー125が
その基端近傍にて回動可能に支持され、その先端には前
記連結ピン124aを遊嵌する長孔125aが形成され
ている。この第一の作動レバー125の内側縁には平面
形ほぼ円弧状をなす折曲部125bが起立形成されてい
る。この折曲部125bに対向”するように、前記環状
周壁120aには前記折曲部125bに係合する板ばね
126が固着され、そのばね力により前記長孔125a
と連結ピン124aとの嵌合を介して前記制御部材12
4が第一の位置へ向かつて回動付勢されている。前記ボ
ビンケース118のボビン収容部120内には糸担持用
ボビン127が収容され、その下方フランジ128には
前記円盤105の突起105aが嵌合可能な一対の凹所
128aが形成されている。
そして、第7図に鎖線で示すように作動・軸106とと
もに円盤105が上動された時には前記突起105aが
凹所128a内に遊嵌される。この状態で前記下軸によ
りスクリューギア112を介して糸輪捕捉器109及び
作動軸106が回転されると、前記突起105aがボビ
ン127の凹所128aの内側縁に係合してボビン12
7が回転される。そして、前記下軸、スクリューギア1
12、糸輪捕捉器109、円盤105及び作動軸106
等によりボビン回転機構が構成されている。また、ボビ
ン127の上方フランジ12・9の中央には凹部129
aが形成されるとともに、その上方フランジ129には
ボビン127に導入される針糸輪の一部を係止するため
の係止手段としてのスリット129bが形成されている
。第7図及び第8図に示すように、前記糸輪捕捉器10
9の下方において前記ブラケット103上には中央に開
口を有する支持板130が固着され、その前側縁及び右
側縁には上方へ向かう起立部131,132がそれぞれ
折曲形成されている。第6図A,b及び第11図a−d
において、この支持板130の一方の起立部131に隣
接するように、ボビンケース118の上方部材118a
上には規制板133が固着されている。また、第6図A
,bに示すようにベッド部1a内には規制片134aを
有する規制部体134が軸134bにより支持されてお
り、その規制部体134は前記カム部材113に係合し
ていて、そのカム部材113の作用により糸輪捕捉器1
09の回転に調時して揺動される。そして、前記一方の
起立部131、規制板133及び規制部体134により
ボビンケース118の回転が規制されるようになつてい
る。第9図に示すように、他方の起立部132には所定
の幅を有し、4個の凹所135aを備えた案内溝135
が形成されている。
この案内溝135には選択部材としての選択レバー13
6に固着された一対のピン137の小径部がそれぞれ挿
嵌されている。前記選択レバー136の上側縁には操作
つまみ138が設けられるとともに、長孔139aを有
する折曲片139が形成されている。選−択レバー13
6が下方において支持板130にはねじ140により板
ばね141がその中央にて取着されていて、その両端近
傍が前記選択レバー136の下部角部に係合され、選択
レバー136を上方へ付勢している。そして、操作つま
み138の手動操作に基づき、選択レバー136を第9
図に実線で示す第一の選択位置と同図に鎖線で示す第二
の選択位置とに選択的に配置できるようになつており、
それらの両位置では前記板ばね141のばね力により選
択レバー136上のピン137.の小径部が前記案内溝
135の凹所135aに一つおきに係合される。第6図
A,b及び第7図に示すように前記支持板130の前部
切欠部130a内において、ブラケット103のボス部
103aには軸142が挿t通支持されている。
第8図に示すように、この軸142の上半部には第二の
作動レバー143がそのコ字状基端部にて回転可能及び
上下動可能に支持され、前記軸142に巻装された圧縮
ばね144により前記コ字状基端部が軸142上に止め
輪142aに係合する方向、すなわち下方へ移動付勢さ
れている。この第二の作動レバー143の基端部近傍に
は下方へ向かつて延びる連結ピン145が固着され、そ
の連結ピン145は前記選択レバー136の長孔139
aに挿通されている。また、第二の作動レバー143の
先端には下方に向かう切刃146aを有する糸切り部材
146が取着され、前記ボビン127の凹部129a内
に若)干の間隙において侵入し得るようになつている。
さらに、第二の作動レバー143の先端には第6図bに
示すように、前記ボビンケース118の環状周壁120
a上に配置可能な円弧状の糸案内部147が形成される
とともに、前記第一の作動レ・バー125の折曲部12
5bに外方から係合可能な作動部材としてのピン148
が突設されている。この第二の作動レバー143の一側
縁には垂下片149が折曲形成されている。そして、第
9図に実線で示し、第6図aに示す”ように、通常の縫
目形成動作を行うために前記選択レバー136が第一の
選択位置に配置された時には、選択レバー136の長孔
139aと第二の作動レバー143の連結ピン145と
の係合に基づき、第二の作動レバー143が一方の位置
に回動配置されて、その第二の作動レバー143の糸切
り部材146、糸案内部147及びピン148がボビン
ケース118上から退避され、前記ピン148が第一の
作動レバー125の折曲部125bから離間する。
そのため、前記板ばね126のばね力により第一の作動
レバー125が回動されて、長孔125a及びピン12
4aを介して制御部材124が第一の位置に配置される
。また、第9図に鎖線で示し、第6図bに示すように、
ボビン糸補充動作を行うために選択レバー136が第二
の選択位置に配置された時には、前記長孔139aと連
結ピン145との係合に基づき、第二の作動レバー14
3が他方の位置に回動されて、前記糸切り部材146が
ボビン127の凹部129a内に侵入し、糸案内部14
7が前記環状周壁120a上に配置され、ピン148が
第一の作動レバー125の折曲部125bに係合する。
それにより、板ばね126のばね力に抗して第一の作動
レバー125が回動され、制御部材124が第二の位置
に配置される。また、前記選択レバー136の第一の選
択位置から第二の選択位置への移動に基づき、一方のピ
ン137の突部137a1回動レバー150及び連結ロ
ッド151等を介して前記針17をその一回の縦方向往
復動後に針板102より上方の位置で停止させるための
針棒釈放機構(図示しない)が作動準備状態に設定され
る。第9図に示すように、前記選択レバー136の下方
において支持板130上には二腕状レバー152が支持
部材152cを介して前記ねじ140によりその中央に
て回動可能に支持され、その一端には前記選択レバー1
36の下側縁に係合可能な係合ピン152aが突設され
るとともに、他端には前記第二の作動レバー143の基
端部下面に係合可能な係合ピン152bが突設されてい
る。
第7図に示すように、前記軸142の下端には外周に環
状溝153aを有するブロック体153が同図に実線で
示す不作用位置と同図に鎖線で示す作用位置との間で上
下動可能に挿通されている。このブロック体153には
段ねじ155により連結板154がその一端にて回動可
能に支持され、その他端に形成された長孔154aに前
記二腕状レバー152の係合ピン152bが挿通されて
いる。従つて、前記二腕状レバー152とブロック体1
53とが連結板154を介して連結されている。このブ
ロック体153の下端と前記作動軸106の下端との間
には板ばね材からなる連係部材156が架設されている
。そして、前記二腕状レバー152、ブロック体153
、連結板154及ひ連結部材156等により選択レバー
136と作動軸106とを連係する連係機構が構成され
ている。第6〜8図に示すように、前記スクリューギア
112の下方においてブラケット103には二腕状の中
間レバー157がその中央にて支軸158の周りで回動
可能に支持され、一端に突設された連結ピン157aが
前記ブロック体153の環状溝153aに遊嵌されてい
る。
また、その中間レバー157の他端係合部157bが前
記支持板130の角孔130bを介して支持板130上
に突出している。前記支軸158にはこの中間レバー1
57を一方向へ回動付勢するためのねじりコイルばね1
59が巻装され、常にはそのばね力により連結ピン15
7aを介して前記ブロック体153が第7図に実線で示
す不作用位置側へ移動付勢されている。そして、第9図
に実線で示すように、第一の選択位置に配置された操作
つまみ138を押下げ操作して、前記選択レバー136
上のピン137の小径部を前記案内部135の内底縁に
係合させると、その選択レバー136によりニ腕状レバ
ー152が一方向へ回動され、前記第二の作動レバー1
43が圧縮ばね144のばね力に抗して上動されるとと
もに、前記ねじりコイルばね159のばね力に抗し、連
結板154を介してブロック体153が上動される。
それにより、前記連係部材156を介して作動軸106
とともに円盤105が第7図の鎖線位置まで上動され、
その円盤105の突起105aがボビン127の凹所1
28aに嵌合してボビン回転機構が作用状態に設定され
る。また、前記ブロック体153の上動によりねじりコ
イルばね159のばね力に抗し、前記中間レバー157
が第8図の実線位置から鎖線位置まで回動されるように
なつている。第6図A,bおよび第8図に示すように、
前記糸輪捕捉器109の右側後方において前記支持板1
30上の支軸160には糸量検出手段としての検出レバ
ー161がその基端にて回動可能に支持され、その先端
には前記ボビンケース118の切欠溝122を通つてボ
ビン127の上下フランジ128,129間に進入可能
な検出部161aが突出形成されている。
この検出部161aに近接して検出レバー161には前
記第二の作動レバー143の垂下片149に係合可能な
起立片161bが折曲形成されている。記検出レバー1
61の下方において支軸160には係止レバー162が
回動可能に支持され、その先端には前記中間レバー15
7の係合部157bに係合可能な係止部162aが突出
形成されている。前記検出レバー161と係止レバー1
62との間において支軸160には連結手段としてのス
リーブ163が装着され、スリーブ163の上下両端に
各レバー161,162の基端が固着されている。ノ
前記スリーブ163にはばね手段としてのねじりコイル
ばね164が巻装され、その一端が支持板130に、他
端が前記係止レバー162にそれぞれ固定されている。
このねじりコイルばね164のばね力により前記係止レ
バー162及び検出レバー161は前記スリーブ163
を介して第6図A,bの時計方向へ回動付勢されている
。また、前記第二の作動レバー143が第6図aに示す
位置に配置された状態においては、ねじりコイルばね1
64のばね力により第二の作動レバー143の垂下片1
49に検出レバー161の起立片161bが係合され、
スリーブ163を介して検出レバー161の検出部16
1a及び係止レバー162の係止部162aがそれぞれ
退避位置に配置される。そして、前記選択レバー136
上のピン137の小径部を案内溝135内に配置し、前
記ブロック体153等を介して前記中間レバー157を
第8図の鎖線位置に配置した状態て選択レバー136を
第6図aにおける上方へ移動させると、ねじりコイルば
ね164のばね力に基づき、第二の作動レバー143を
介して検出レバー161及び係止レバー162が一方向
へー体的に回動され、検出レバー161の検出部161
aがボビンケース118の切欠溝122を通つてボビン
127の上下フランジ128,129間に進入するとと
もに、係止レバー162の係止部162aが前記中間レ
バー157の係合部157bに係合し、その中間レバー
157を介してブロック体153等の下動が阻止される
。また、前記中間レバー157と係止レバー162とに
よりブロック体153等の連係機構を第7図に鎖線で示
す作用位置に保持するための保持機構が構成されている
。次に、上記のように構成されたミシンの作用を説明す
る。さて、通常の縫目形成動作を行う際には、第9図に
実線で示すように選択レバー136を第一の選択位置に
配置すると、長孔139a及び連結ピン145を介して
第二の作動レバー143が第6図aの位置に回動され、
第二の作動レバー143上のピン148が第一の作動レ
バー125の折曲部125bから離間する。
このため、前記第一の作動レバー125を介し、板ばね
126のばね力に基づき、制御部材124が第一の位置
に配置されて、ボビンケース118のスリット121の
ボビン糸導入側が閉鎖される。一方、第二の作動レバー
143の垂下片149と検出レバー161の起立片16
1bとが係合し、その係合に基づき、前記検出レバー1
61及び係止レバー162が第6図aに示す退避位置に
配置される。また、第7,8図に示すように、中間レバ
ー157がねじりコイルばね159により第8図の反時
計方向へ回動付勢されているため、ブロック体153が
下方へ移動付勢されている。
そして、選択レバー136が板ばね141のばね力によ
り第9図の実線位置に配置された状態においては、連結
板154を介し、二腕状レバー152のピン152aが
その選択レバー136の下側縁に係合される。従つて、
ブロック体153等よりなる連係機構の不作用位置への
移動が許容され、第7図に実線で示すように、前記連係
機構が不作用位置に配置保持される。また、前記ブロッ
ク体153の前記不作用位置への移動に伴い、連係部材
156を介し、作動軸106が第7図の実線位置に配置
され、円盤105上の突起105aがボビン127の凹
所128aから離間してボビン回転機構が不作用状態に
設定され、ボビン127に対する回転伝達は遮断されて
、そのボビン127はボビン糸の繰り出しに応じて自在
に回転できる状態になる。従つて、この状態でミシンを
運転すると、下軸及びスクリューギア112を介し、糸
輪捕捉器109が針17の一往復動につき第6図aの時
計方向ヘニ回転される。
そして、針17に担持された針糸Yが糸輪捕捉嘴111
により捕捉され、その針糸Yがボビンケース118をく
ぐり抜けて針糸輪が形成されるとともに、ボビン127
に巻回されたボビン糸がその針糸輪により繰り出される
。それにより、ベッド部1a上の加工布(図示しない)
に本縫縫目が形成され、また、送り台54上の送り歯5
4aと布押え足(図示しない)との協働により加工布に
送りが付与される。この時、前記制御部材124により
スリット121のボビン糸導入側が閉鎖されているため
、針糸輪がボビンケース118内に導入されることはな
い。そして、ミシンの縫製運転によりボビン糸がすべて
消費された場合には、ボビン糸補充動作を遂行するため
に、ミシンの運転を停止した後、針17を針板102の
上方に配置した状態て所定の固定部(針近傍)に針糸Y
の一端を固定し、開閉板102aを手動操作して糸輪捕
捉器109の上面を開放させる。
この状態で操作つまみ138を押下げ操作すると、第8
,9図から明らかなように、二腕状レバー152が時計
方向へ回動され、係合ピン152bにより圧縮ばね14
4のばね力に抗して第二の作動レバー143が上動され
る。また、二腕状レバー152の回動に基づき―板15
4を介し、ねじりコイルばね力に抗してブロック体15
3が上動されるとともに中間レバー157が回動されて
、その中間レバー157が第8図の鎖線位置に配置され
る。また、前記ブロック体153の上動に伴い、連係部
材156を介して作動軸106及び円盤105が上動さ
れ、第7図に鎖線で示すように突起105aがボビン1
27の凹所128aに遊嵌されて、ボビン回転機構が作
動状態に設定される。そして、前記選択レバー136を
押下げた状態で、その選択レバー136を案内溝135
に沿つて移動させると、長孔139a及び連結ピン14
5の係合を介して第二の作動レバー143が第6図aの
状態から反時計方向へ回動され、糸切り部材146がボ
ビン127の凹部129aに上に配置されるとともに、
糸案内部147がボビンケース118の環状周壁120
a上に配置され、また、ピン148が第一の作動レバー
125の折曲部125bに係合してその作動レバー12
5が第6図aの状態から時計方向へ回動され、制御部材
124によるスリット121のボビン糸導入側の閉鎖が
解除される。
また、ねじりコイルばね164のはね力により前記第二
の作動レバー143に追従して検出レバー161及び係
止レバー162が第6図aの位置から時計方向へ回動さ
れ、第6図bに示すように、検出レバー161の検出部
161aがボビンケース118の切欠溝122を通つて
ボビン127の上下フランジ128,129間に進入す
るとともに、前記係止レバー162の係止部162aが
前記中間レバー157の係合部157bに係合する。そ
して、この係合に基づき、中間レバー157の復帰回動
が阻止され、ブロック体153及び連係部材156が第
7図に鎖線で示す作用位置に保持されるとともに、両者
153,156等を介して円盤105が第7図の鎖線位
置に保持される。
引き続き、前記選択レバー136の押下げ操作を解放す
ると、その選択レバー136が板ばね141のばね力に
より上動され、第9図に鎖線で示す第二の選択位置に保
持される。この選択レバー136の上動時においては、
その上動に伴い、圧縮ばね144のばね力により前記第
二の作動レバー143が下動され、第7図に鎖線で示す
ように前記糸切り部材146が若干の間隔においてボビ
ン127の凹部129a内に進入する。また、第7図か
ら明らかなように、この第二の作動レバー143の下動
により前記二腕状レバー152が第9図に反時計方向へ
回動されるが、その係合ピン152bは連結板154の
長孔154a内にて移動するのみである。この状態でミ
シンの運転を再び開始すると、針17が一往復動される
間に、円盤105上の突起105aとボビン127の凹
部128aとの係合に基づいてボビン127と糸輪捕捉
器109とが一体的に回転され、最初の針糸輪が形成さ
れると、所定のカム作用により針棒釈放機構が作動され
て、針17の往復動が停止される。
そして、第11図aに示すように、最初の針糸輪の形成
時において、針糸Yを捕捉した糸輪捕捉嘴111が第一
の作動レバー125の軸着部近傍を通過する時に、針糸
Yの針側肢部Y2が制御部材124の傾斜案内面124
bに案内され、第11図bに示すように、その肢部Y2
が板ばね123の折曲部123aとボビンケース118
の環状周壁120aとの間で挾持される。その後、第1
1図B,cに示すように、前記糸輪捕捉嘴111が第二
の作動レバー143上のピン148の近傍を通過する時
に、前記針側肢部Y2が屈曲されることなくボビンケー
ス118のスリット121を通つてボビン127の上下
フランジ128,129間に円滑か゛つ確実に導入され
るとともに、その針側肢部Y2の一部が第二の作動レバ
ー143の糸案内部147に乗り上げ、その針側肢部Y
2がボビン127の上方フランジ129の外周縁と前記
糸案内部147との間で屈曲される。そして、第11図
cに示すように、針糸Yが糸輪捕捉嘴111から離脱し
てボビンケース118をくぐり抜けた後、針糸Yの固定
側肢部Y1がピン148により屈曲されて、ボビンケー
ス118の上方部材118a上に配置される。
また、ボビノン127の回転に伴い、前記上方フランジ
129の外周縁と糸案内部147との間の前記針側肢部
Y2の屈曲部がボビン127のスリット129bに係止
されて、そのスリット129b内に進入する。第11図
dに示すように、さらにボビン127が回転されると、
前記針側肢部Y2がスリット129bの最奥部にて係止
されるため、前記針糸Yがボビン127の軸部に巻回さ
れるとともに、固定側肢部Y1が、糸案内部147とス
リット129bとの間にかけわたされて、ボビン127
の凹部129aと糸切部材146吉の間に進入し、ボビ
ン127の回転に伴いすり切れるようにして切断される
。そして、ボビン127に糸が十分に補充巻回されると
、第6図bから明らかなように、その糸に前記検出レバ
ー161の検出部161aが係合し、さらに、その後の
ボビン糸補充動作によりボビン糸の巻径が増大すると、
ねじりコイルばね164のばね力に抗して検出レバー1
61及び係止レバー162が第6図bの位置から反時計
方向へー体的に回動され、係止レバー162の係止部1
62aが中間レバー157の係合部157bから離脱す
る。それにより、ねじりコ・fルばね159のばね力に
基づき、中間レバー157が第8図の実線位置まて復帰
回動され、ブロック体153及び連結板154が下動さ
れるとともに、ブロック体153及び連係部材156を
介して作動軸106及び円盤105が下動されて突起1
05aがボビン127の凹所128aから離関し、ボビ
ン127の回転が確実に停止されて、ボビン糸補充動作
が終了する。
そして、ミシンの運転を停止するとともに前記針糸Yを
切断し、ボビン糸の巻終り端をボビンケース118上に
載置した後、選択レバー136を第9図に実線で示す第
一の選択位置に移動配置す一ると、前記第二の作動レバ
ー143、検出レバー161及び係止レバー162が第
6図aの位置に復帰回動させるとともに、前記針棒釈放
機構が不作用状態に設定される。
その後、前記開閉板102aにて糸輪捕捉器109を被
覆すれば、次の縫.目形成動作を連続的に行うことがで
きる。また、前記作動軸106の上動時において、円盤
105上の突起105aがボビン127の凹所128a
以外の部分に係合した時には、連係部材156がそれ自
体のばねに抗して一旦下方へ湾曲・された後、引き続く
作動軸106の回転により前記突起105aがボビン1
27の凹所128a内に配置されるため、何ら支承なく
円滑にボビン127を回転させることができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、作動部材としてソレノイド等の電磁手段を用
いたりする等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で各
部の構成を任意に変更することも可能である。
効果 以上詳述したようにこの発明は、糸輪捕捉器によつて捕
捉され、かつ引き出される針糸輪の一部がボビンケース
の内方ヘリ込むのを許容するよう・に、そのボビンケー
ス上に切欠部を形成し、前記針糸輪がボビンケースの内
方へ入り込むのを阻止してそのボビンケースの周囲をく
ぐり抜けるように前記切欠部を閉鎖する第一の位置と、
前記針糸輪の一部がボビンケースの内方へ入り込むよう
に前記切欠部を開放する第二の位置とをとり得る制御部
材をボビンケース上に回転可能に装着し、その制御部材
を常には第一の位置へ付勢するばね手段を設けるととも
に、選択部材のボビン糸補充動作の遂行のための操作に
関連して前記制御部材をばね手段の作用に抗して第二の
位置へ移動させる作動部材を設けたことにより、ボビン
糸補充動作の遂行時において、前記制御部材にて切欠部
を開放すれば、針糸輪が屈曲されることなく、その一部
を確実かつ円滑にボビンケース内へ進入させることがで
き、安価に製造できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,b〜第5図はこの発明の第一実施例を示すも
のであり、第1図aはミシンの縫目形成動作遂行時にお
ける平面図、第1図bはミシンのボビン糸補充動作遂行
時における平面図、第2図は第1図bの■−■における
断面図、第3図A,bは連係機構の不作用位置及び作用
位置を示すために第2図の■−■線において切断した断
面図、第4図はミシンのボビン糸補充動作遂行初期にお
ける部分斜視図、第5図はボビン糸補充装置及びその関
連構成を示す分解斜視図てある。 第6図A,bないし第11図a−dはこの発明の第二実
施例を示すものであり、第6図aはミシンの縫目形成動
作遂行時における平面図、第6図bは同じくボビン糸補
充動作遂行時における平面図、第7図は第6図aの■一
■線における断面図、第8図は第6図aの■−■線にお
ける断面図、第9図は第6図aの■−■線における断面
図、第10図はボビン糸補充動作時における糸輪捕捉器
の側面図、第11図a−dはボビン糸補充動作時におけ
るボビン糸補充装置の作動状態を斜視図である。円盤・
・・・・・5,105、作動軸・・・・・6,106、
糸輪捕捉器・・・・・・9,109、糸輪捕捉嘴・・・
・・・11,111、スクリューギア・・・・・12,
15,112(前記5,6,9,12,15,105,
106,109,112等によりボビン回転機構が構成
されている)、針・・・・・・17、ボビンケース・・
・・・・18,118、糸担持用ボビン・・・・・・2
0,127、選択部材・・・・・・30,136、作特
部材としてのピン・・・・・・32,148、切欠部・
・・・・・45、切欠部としてのスリット・・・・・・
1211制御部材としての制御レバー・・・・・・49
、制御部材・・・・・・12牡検出部・・・・・・52
、ばね手段としての圧縮ばね・・・・・・53及び板ば
ね・・・・・・126、ボビン収容部・・・・・・12
0、環状周壁・・・・・・120a、針糸・・・・・・
Y。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸輪捕捉嘴11,111を有し、針17の縦方向往
    復動と同期して回転可能な糸輪捕捉器9,109と、そ
    の糸輪捕捉器9,109内に保持されたボビンケース1
    8,118と、そのボビンケース18,118内におい
    て回転可能な糸担持用ボビン20,127とを備えた本
    縫ミシンにおいて、糸輪捕捉器9,109によつて捕捉
    され、かつ引き出される針糸輪の一部がボビンケース1
    8,118の内方へ入り込むのを許容するように、ボビ
    ンケース18,118上に形成された切欠部45,12
    1と、ボビンケース18,118上に回転可能に装着さ
    れ、前記針糸輪がボビンケース18,118の内方へ入
    り込むのを阻止してそのボビンケース18,118の周
    囲をくぐり抜けるように前記切欠部45,121を閉鎖
    する第一の位置と、前記針糸輪の一部がボビンケース1
    8,118の内方へ入り込むように前記切欠部45,1
    21を開放する第二の位置とをとり得る制御部材49,
    124と、その制御部材49,124を常には第一の位
    置へ付勢するばね手段53,126と、縫目形成動作と
    ボビン糸補充動作とを選択的に遂行するために操作可能
    な選択部材30,136と、その選択部材30,136
    のボビン糸補充動作の遂行のための操作に関連して前記
    制御部材49,124をばね手段53,126の作用に
    抗して第二の位置へ移動させる作動部材32,148と
    、前記制御部材49,124の第二の位置においてボビ
    ンケース18,118の内方へ入り込む針糸輪の一部を
    ボビン20,127に係止するための係止手段22b,
    129bと、前記制御部材49,124の第二の位置に
    おいてボビン20,127に糸Yを巻き取るためのボビ
    ン回転機構5,6,9,12,15,105,106,
    112等)とを有することを特徴とするボビン糸補充機
    構。 2 前記ボビン回転機構は、前記選択部材30,136
    のボビン糸補充の遂行のために操作に関連して作動状態
    に設定される特許請求の範囲第1項に記載の本縫ミシン
    におけるボビン糸補充装置。 3 前記制御部材は、一端に前記ボビンケース18上の
    切欠部45の開閉を行う部分が形成され、他端に前記ボ
    ビン18内に進入可能な検出部52が形成された制御レ
    バー49からなり、制御部材の第二の位置においてボビ
    ン20に十分に糸Yが補充された際、その糸Yに前記制
    御レバー49の検出部52が係合することにより、制御
    レバー49が第一の位置へ向かつて移動され、それによ
    り作動部材32を介して前記選択部材30のボビン糸補
    充の遂行のための操作が解放される特許請求の範囲第2
    項に記載の本縫ミシンにおけるボビン糸補充装置。 4 前記ボビンケース118上の切欠部は、ボビン収容
    部120を構成する環状周壁120aに形成されたスリ
    ット121からなり、前記制御部材124は、少なくと
    もそのスリット121のボビン糸導入側を外方より覆い
    得るように装着されている特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の本縫ミシンにおけるボビン糸補充装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01168060A (ja) * 1987-12-24 1989-07-03 Fuji Photo Film Co Ltd 電荷転送素子
JP2007196006A (ja) * 2007-03-26 2007-08-09 Juki Corp 下糸糸巻き装置付きミシン

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JPH01168060A (ja) * 1987-12-24 1989-07-03 Fuji Photo Film Co Ltd 電荷転送素子
JP2007196006A (ja) * 2007-03-26 2007-08-09 Juki Corp 下糸糸巻き装置付きミシン

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