JPS6046762B2 - 直流電気絶縁用樹脂組成物 - Google Patents
直流電気絶縁用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6046762B2 JPS6046762B2 JP6775078A JP6775078A JPS6046762B2 JP S6046762 B2 JPS6046762 B2 JP S6046762B2 JP 6775078 A JP6775078 A JP 6775078A JP 6775078 A JP6775078 A JP 6775078A JP S6046762 B2 JPS6046762 B2 JP S6046762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- electrical insulation
- voltage
- tree
- crosslinking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は直流高圧用電線、ケーブルあるいはこれらの
接続部、端末部およびその他の直流回路の絶縁に用いる
直流電気絶縁用樹脂組成物に関する。
接続部、端末部およびその他の直流回路の絶縁に用いる
直流電気絶縁用樹脂組成物に関する。
ポリエチレンおよび架橋ポリエチレン等のポリオレフ
ィン重合体を主成分とした絶縁体を有する 電線・ケー
ブルはその保守の容易さから交流高圧送電用として広く
使われている。
ィン重合体を主成分とした絶縁体を有する 電線・ケー
ブルはその保守の容易さから交流高圧送電用として広く
使われている。
しかし、交流送電は誘電損失があるので線路充電電流の
補償が必要とされ、遠距離・大電流の送電には直流送電
の方が有利である事は広く知られている。ところが、架
橋ポリエチレンを絶縁体としたケーブルを250KVの
直流送電に使用する実験において、絶縁性能の安定性に
欠けるとの結果が発表された(電気学会電力技術合同研
究会資料PE−76−1ホ直’流ケーブルの絶縁性能と
試験法、1976年12月14日)。したがつて、これ
らの欠点を改良し、直流送電に適した絶縁用樹脂組成物
の開発か望まれていた。絶縁性能の安定性に欠ける原因
は直流によ り発生する絶縁体中の空間電荷の蓄積がト
リ−状・の放電劣化を起こさせる事にあるとの観点から
、一つの解決策として従来の絶縁材層の中にもう一層以
上の電荷が注入されにくい合成樹脂材料層をもうける事
によつて或る程度問題は解決できる事が知られている(
特開昭51−110678号)。しかフし、従来よりこ
れら超高圧電力ケーブルはΞ層から成る構成のものが多
く、これにさらにもう一層空間電荷解消のための新しい
樹脂層を設ける事は押出機の新規が必要となる事、層の
増加は不良率増加の危険がある事などから現有設備が有
効に利用てきる技術の開発につとめた。そして従来のポ
リオレフィン組成物にポリアミドを添加して絶縁物中に
電荷が注入されにくい合成樹脂材料を均等に分散させる
実験を行つたところ、意外にも絶縁性を損なう事なしに
、この空間電荷の蓄積を緩和てきることを発見し、直流
送電に適した絶縁用樹脂組成物の開発に成功した。この
発明はトリー放電による劣化を抑制する効果を有する直
流電気絶縁用樹脂組成物に関する。電荷が注入されにく
い樹脂としてはポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル類も有用である事が知られているが(特開昭51
−110678号)、一般に入手し得るポリエステル樹
脂は融点が高く(ポリエチレンテレフタレートで260
℃)、混練、押出し、および架橋のいずれの温度でも溶
融しないので好ましくないと考える。本発明によれば、
ポリオレフィン100重量部にポリアミドおよびポリア
ミド共重合体群から選ばれた1種または数種の混合物1
0〜5鍾量部を配合し、必要に応じて酸化防止剤、熱劣
化防止剤、紫外線安定剤、架橋剤、架橋助剤、発泡剤等
を所要量配合−した樹脂組成物を用いることによつて、
ポ3りオレフィン絶縁直流ケーブルおよび直流高圧用絶
縁材料の安定性を向上させることに成功した。
補償が必要とされ、遠距離・大電流の送電には直流送電
の方が有利である事は広く知られている。ところが、架
橋ポリエチレンを絶縁体としたケーブルを250KVの
直流送電に使用する実験において、絶縁性能の安定性に
欠けるとの結果が発表された(電気学会電力技術合同研
究会資料PE−76−1ホ直’流ケーブルの絶縁性能と
試験法、1976年12月14日)。したがつて、これ
らの欠点を改良し、直流送電に適した絶縁用樹脂組成物
の開発か望まれていた。絶縁性能の安定性に欠ける原因
は直流によ り発生する絶縁体中の空間電荷の蓄積がト
リ−状・の放電劣化を起こさせる事にあるとの観点から
、一つの解決策として従来の絶縁材層の中にもう一層以
上の電荷が注入されにくい合成樹脂材料層をもうける事
によつて或る程度問題は解決できる事が知られている(
特開昭51−110678号)。しかフし、従来よりこ
れら超高圧電力ケーブルはΞ層から成る構成のものが多
く、これにさらにもう一層空間電荷解消のための新しい
樹脂層を設ける事は押出機の新規が必要となる事、層の
増加は不良率増加の危険がある事などから現有設備が有
効に利用てきる技術の開発につとめた。そして従来のポ
リオレフィン組成物にポリアミドを添加して絶縁物中に
電荷が注入されにくい合成樹脂材料を均等に分散させる
実験を行つたところ、意外にも絶縁性を損なう事なしに
、この空間電荷の蓄積を緩和てきることを発見し、直流
送電に適した絶縁用樹脂組成物の開発に成功した。この
発明はトリー放電による劣化を抑制する効果を有する直
流電気絶縁用樹脂組成物に関する。電荷が注入されにく
い樹脂としてはポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル類も有用である事が知られているが(特開昭51
−110678号)、一般に入手し得るポリエステル樹
脂は融点が高く(ポリエチレンテレフタレートで260
℃)、混練、押出し、および架橋のいずれの温度でも溶
融しないので好ましくないと考える。本発明によれば、
ポリオレフィン100重量部にポリアミドおよびポリア
ミド共重合体群から選ばれた1種または数種の混合物1
0〜5鍾量部を配合し、必要に応じて酸化防止剤、熱劣
化防止剤、紫外線安定剤、架橋剤、架橋助剤、発泡剤等
を所要量配合−した樹脂組成物を用いることによつて、
ポ3りオレフィン絶縁直流ケーブルおよび直流高圧用絶
縁材料の安定性を向上させることに成功した。
ここで言うポリオレフィンとは低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレンのみなら゛ずエチレン成分が50%以
上のエチレン共重合体、例えばエチレン.一ビニルエス
テル共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体等と、ポリエチレン
を一部改質した各種の変成ポリエチレン等の電気絶縁用
として使用可能なポリオレフィン重合体すべてを指すも
のとすこる。ポリアミド、ポリアミド共重合体について
は、その融点がポリオレフィンの押出温度以下にあるも
のが成形上望ましく、特に架橋ポリエチレン用に配合す
る場合にはポリアミド共重合体が取扱い易いが、融点が
架橋温度以下のポリアミドのク場合には粉末化し、ポリ
オレフィンに混練する事によつて使用可能となる。また
、その配合量については1呼量部未満では耐トリー性の
効果が不足し、5唾量部以上では成形性の低下と電線・
ケーブル用として必要な曲げ特性、伸長度などの機械的
特性の面で制約を受ける。この発明の組成物に適用可能
な安定剤としては4−4″チオビス(6−t−ブチルー
3−メチルフェノール)や2,6−ジーt−ブチルーp
−クレ)ゾール等であるが、これに限定される事はなく
、通常ポリオレフィンに有効な安定剤はそのまま使用て
きる。
密度ポリエチレンのみなら゛ずエチレン成分が50%以
上のエチレン共重合体、例えばエチレン.一ビニルエス
テル共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体等と、ポリエチレン
を一部改質した各種の変成ポリエチレン等の電気絶縁用
として使用可能なポリオレフィン重合体すべてを指すも
のとすこる。ポリアミド、ポリアミド共重合体について
は、その融点がポリオレフィンの押出温度以下にあるも
のが成形上望ましく、特に架橋ポリエチレン用に配合す
る場合にはポリアミド共重合体が取扱い易いが、融点が
架橋温度以下のポリアミドのク場合には粉末化し、ポリ
オレフィンに混練する事によつて使用可能となる。また
、その配合量については1呼量部未満では耐トリー性の
効果が不足し、5唾量部以上では成形性の低下と電線・
ケーブル用として必要な曲げ特性、伸長度などの機械的
特性の面で制約を受ける。この発明の組成物に適用可能
な安定剤としては4−4″チオビス(6−t−ブチルー
3−メチルフェノール)や2,6−ジーt−ブチルーp
−クレ)ゾール等であるが、これに限定される事はなく
、通常ポリオレフィンに有効な安定剤はそのまま使用て
きる。
この発明に適用できる架橋剤としてはジクミル・パーオ
キサイド、2,5−ジメチルー2,5、−ビス(tーブ
チルパーオキシ)ヘキサン、t一ブチルクミルパーオキ
サイドなど分解速度が半減期1分間で100〜200℃
のものが望ましい。
キサイド、2,5−ジメチルー2,5、−ビス(tーブ
チルパーオキシ)ヘキサン、t一ブチルクミルパーオキ
サイドなど分解速度が半減期1分間で100〜200℃
のものが望ましい。
以下実施例及び比較例を第1表にもとついて説明する。
第1表に示す各種の配合物をブレス成形により5T!r
l!l厚のシートとし、25Tfn角に試料1を打抜き
、第1図に示すように先端曲率半径を5×10−3Tm
I!l以下に研磨した針状電極2をそう入して、針端と
対向する試料の面に銀ペイントを塗付し、その間の絶縁
厚さを5Tmに設定したものに、第2図で示す装置にて
直流電圧を印加してトリーの発生を観察した。シリコン
オイルを満した槽8に試料1を入れ、直流電圧発生装置
3て発生した直流電圧を試料に印加し、トリーの長さを
顕微鏡5により測定した。4は光源、6はフィルター、
7は真空スイッチである。
第1表に示す各種の配合物をブレス成形により5T!r
l!l厚のシートとし、25Tfn角に試料1を打抜き
、第1図に示すように先端曲率半径を5×10−3Tm
I!l以下に研磨した針状電極2をそう入して、針端と
対向する試料の面に銀ペイントを塗付し、その間の絶縁
厚さを5Tmに設定したものに、第2図で示す装置にて
直流電圧を印加してトリーの発生を観察した。シリコン
オイルを満した槽8に試料1を入れ、直流電圧発生装置
3て発生した直流電圧を試料に印加し、トリーの長さを
顕微鏡5により測定した。4は光源、6はフィルター、
7は真空スイッチである。
直流ケーブル等の直流用絶縁材料に固有な現象である極
性反転の影響は、−40KVの負極性を1紛間印加後、
印加を停止し、1秒後に+40KVの正極性インパルス
電圧を印加した時に針端に発生したトリーの長さを測定
して判定した。50%直流トリー発生電圧及び50%イ
ンパルストリー発生電圧は印加時間1時間後に試料の5
0%にトリーが発生する電圧である。
性反転の影響は、−40KVの負極性を1紛間印加後、
印加を停止し、1秒後に+40KVの正極性インパルス
電圧を印加した時に針端に発生したトリーの長さを測定
して判定した。50%直流トリー発生電圧及び50%イ
ンパルストリー発生電圧は印加時間1時間後に試料の5
0%にトリーが発生する電圧である。
機械特性はブレス成形により1?厚のシートとしJIS
K676Oに準拠して引張り伸びを測定して判定した。
K676Oに準拠して引張り伸びを測定して判定した。
比較例1及び4に示すとおり、ポリエチレンは極性効果
がある為、正極性と負極性とては50%直流トリー発生
電圧及び50%インパルストリー発生電圧の差が大きく
、又極性反転させた場合のトリーの伸び長さも大きいの
で直流送電においてその絶縁性能の安定性に欠ける事を
裏付けているが、実施例1から9に示すとおりポリオレ
フィンにポリアミド及びポリアミド共重合体の両方又は
どちらか一方を配合することによりこの極性効果を減少
させトリーの発生及び伸長の要因と考えられる空間電荷
の蓄積を緩和し直流電気絶縁材料として優れたものを得
ることができた。
がある為、正極性と負極性とては50%直流トリー発生
電圧及び50%インパルストリー発生電圧の差が大きく
、又極性反転させた場合のトリーの伸び長さも大きいの
で直流送電においてその絶縁性能の安定性に欠ける事を
裏付けているが、実施例1から9に示すとおりポリオレ
フィンにポリアミド及びポリアミド共重合体の両方又は
どちらか一方を配合することによりこの極性効果を減少
させトリーの発生及び伸長の要因と考えられる空間電荷
の蓄積を緩和し直流電気絶縁材料として優れたものを得
ることができた。
尚比較例2では空間電荷の蓄積の緩和は不充分であり又
比較例3ては機械特性の低下が著しく絶縁材料としての
機能をはたし得ない。実施例9及び比較例4は2重量部
のジクミルパーオキサイドを添加して化学架橋をさせた
が、実施例2及び9に示すとおり架橋の有無はこのポリ
アミド等の添加の効果には悪い影響を与えない。又実施
例1から9はいずれも50%交流トリー発生電圧が上昇
していることを認められたが、誘電率、誘電体損の増加
により誘電損失が増加する為、遠距離高電圧、大電流等
の場合交流送電ては、この組成の応用は有利ではない。
また、HDPE,EVA,EEAのみてポリアミド類の
添加がない場合にはLDPEのみの場合(比較例1〜3
)と同様の傾向を示した。これらの直流電気絶縁用樹脂
組成物による直流高圧用ケーブルおよび直流高圧用絶縁
材の製造方法については従来の方法によつて可能であり
、押出し加工条件を一部修正する程の変更でよい。
比較例3ては機械特性の低下が著しく絶縁材料としての
機能をはたし得ない。実施例9及び比較例4は2重量部
のジクミルパーオキサイドを添加して化学架橋をさせた
が、実施例2及び9に示すとおり架橋の有無はこのポリ
アミド等の添加の効果には悪い影響を与えない。又実施
例1から9はいずれも50%交流トリー発生電圧が上昇
していることを認められたが、誘電率、誘電体損の増加
により誘電損失が増加する為、遠距離高電圧、大電流等
の場合交流送電ては、この組成の応用は有利ではない。
また、HDPE,EVA,EEAのみてポリアミド類の
添加がない場合にはLDPEのみの場合(比較例1〜3
)と同様の傾向を示した。これらの直流電気絶縁用樹脂
組成物による直流高圧用ケーブルおよび直流高圧用絶縁
材の製造方法については従来の方法によつて可能であり
、押出し加工条件を一部修正する程の変更でよい。
ケーブルの構造についても従来の絶縁材層を本発明の組
成物に置換する事によるものとする。
成物に置換する事によるものとする。
第1図はトリー発生状況の観察に使用する試料の形状お
よび電極の配置を示す図であり、第2図はトリー観察の
ための実験装置の概略図である。
よび電極の配置を示す図であり、第2図はトリー観察の
ための実験装置の概略図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィン100重量部にポリアミドおよびポ
リアミド共重合体から選ばれた1種またはそれらの中の
数種からなる混合物10〜50重量部を配合した事を特
徴とする直流電気絶縁用樹脂組成物。 2 酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線安定剤および/
または他の安定剤を所要量配合した特許請求の範囲第1
項記載の組成物。 3 架橋剤、架橋助剤および/または発泡剤を所要量配
合した特許請求の範囲第1、2項記載の組成物。 4 第1〜3項の組成物にカーボン・ブラックを配合し
た組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6775078A JPS6046762B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 直流電気絶縁用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6775078A JPS6046762B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 直流電気絶縁用樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54159680A JPS54159680A (en) | 1979-12-17 |
| JPS6046762B2 true JPS6046762B2 (ja) | 1985-10-17 |
Family
ID=13353924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6775078A Expired JPS6046762B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 直流電気絶縁用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6046762B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05505634A (ja) * | 1990-03-23 | 1993-08-19 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | ガスバリアー樹脂を含むポリマーフォーム |
-
1978
- 1978-06-07 JP JP6775078A patent/JPS6046762B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54159680A (en) | 1979-12-17 |
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