JPS6132342B2 - - Google Patents
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- JPS6132342B2 JPS6132342B2 JP52121413A JP12141377A JPS6132342B2 JP S6132342 B2 JPS6132342 B2 JP S6132342B2 JP 52121413 A JP52121413 A JP 52121413A JP 12141377 A JP12141377 A JP 12141377A JP S6132342 B2 JPS6132342 B2 JP S6132342B2
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Description
本発明はプロセス安定性および色相のすぐれた
ポリオレフイン配合物に関する。 ポリオレフインの成形加工は通常200℃以上、
時には300℃近い温度で行われることもある。こ
の際、これらの重合体は熱酸素等の化学的作用お
よび剪断力等の機械的作用により、その性質が低
下したり着色するので製品の価値が著しく損われ
る場合が多い。 このような成形時の品質の低下を防止するため
にビタミンE群のうちビタミンE(トコフエロー
ル類)を安定剤としてポリオレフインに配合すれ
ば効果があることが知られているが、ビタミンE
を配合するとポリオレフインの色相が低下するた
めその改良が望まれていた。 また従来からポリオレフインの安定剤として
2・6−ジ−tert−ブチル−P−クレゾール(以
下BHTと略称する)が用いられているが、ビタ
ミンEと共にポリオレフインに配合されると黄変
を起こし、その商品価値を著しく低下させるた
め、これまでそのような処方は避けられていた。
しかし、これらの重合体は取扱い上ビタミンE配
合物とBHT配合物とを混合することは、回避で
きない状況であるので、BHTが混入しても黄変
を起こさないビタミンE配合物が望まれていた。 本発明は、これらの要求に答えるべく検討した
結果到達したものであり、ビタミンE群から選ば
れるビタミンと共に特定のホスフアイト系化合物
を併用することにより、プロセス安定性および色
相のすぐれたポリオレフイン配合物であつて、
BHT混入の際にも黄変を防止できる配合物を見
出したことに基づく。 すなわち本発明は、ポリオレフインにビタミン
Eから選ばれるビタミン類および一般式 (式中R1、R2およびR3は同一または相異なる炭素
数6ないし30のアルキル基であり、R4、R5、R6
およびR7は同一または相異なるアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アルアリール基、シク
ロルアルキル基から選ばれる炭素数1ないし80の
有機基でありXは多価アルコール残基、Yは多環
多価フエノール残基である。ここでa、b、cは
0ないし3の整数でかつa+b+c≧2であり、
dは1ないし4の正整数である) で示される化合物から選ばれるホスフアイト系化
合物を配合することを特徴とするポリオレフイン
配合物に関する。 本発明で用いられるポリオレフインは、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテンなどのa−オレフインの
単独重合体あるいは2種以上からなる共重合体で
あり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1
−ブテン、ポリイソブテン、ポリ−3−メチル−
1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−
ブテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペ
ンテン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合
体、1−デセン−4−メチル−1−ペンテン共重
合体が例示される。共重合体の場合にはα−オレ
フインと共に共役ジエンや非共役ジエンのような
多不飽和化合物あるいはアクリル酸、メタクリル
酸、酢酸ビニル等を共重合成分とするものも含
む。これらの重合体は酸変性されたもの、例えば
α・β−不飽和脂肪酸、脂環族カルボン酸または
これらの誘導体でグラフト変性された重合体であ
つてもよく、ゴム状、樹脂状、ワツクス状の重合
体を含む。 これらのポリオレフインに配合されるビタミン
E群には、α、β、γ、δの各種トコフエロール
やこれらの混合物、トコール、およびこれらの塩
酸塩、酢酸塩、リン酸塩などの各種の塩があり、
これらのビタミンE群から選ばれる少なくとも1
種以上のビタミンが用いられる。配合量はポリオ
レフイン100重量部に対してビタミンE群から選
ばれるビタミンを0.005ないし0.5重量部、好まし
くは0.01ないし0.2重量部である。 ビタミンE群から選ばれるビタミンと併用され
るホスフアイト系化合物は前記一般式〔〕
〔〕および〔〕で示される化合物から選ばれ
るホスフアイト系化合物である。 一般式〔〕で示される化合物においてR1、
R2およびR3は炭素数6ないし30、好ましくは9
以上のアルキル基であり、これらのアルキル基は
少なくとも2以上、好ましくは3以上である。一
般式〔〕で示される化合物として好適なものと
して、トリス(ノニルフエニル)ホスフアイト、
トリス(混合モノーおよびジ−ノニルフエニル)
ホスフアイトがある。 一般式〔〕で示される化合物においてXはグ
リセリン、1・6−ヘキサンジオール、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トールなどの多価アルコール残基を示す。一般式
〔〕で示される化合物においてYは多環多価フ
エノール残基であり、4・4′−ジヒドロキシジフ
エニル、2・2′−メチレンビス(4−メチル−6
−tert−ブチルフエノール)、4・4−メチレン
ビス(2・6−ジ−tert−ブチルフエノール)、
ビスフエノールA、アルキル化ビスフエノール、
1・3・5−トリメチル−2・4・6−トリス
(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン、トリス(1−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルベンジル)−1・
1・3−ブテンなどの残基が例示される。 また一般式中R4、R5、R6およびR7は同一また
は相異なるアルキル基、アルケニル基、アリール
基、アルアリール基、シクロアルキル基から選ば
れる炭素数1ないし80の有機基であり、とくに炭
素数9以上の高級アルキル基が好ましい。 これら一般式で示される化合物のうち好適なも
のは、ジステアリルペンタエリスリトールジホス
フアイトおよび である。ただし+はtert−ブチル基を示す。 これらホスフアイト系化合物の配合量はポリオ
レフイン100重量部に対して、0.005ないし0.5重
量部、とくに0.01ないし0.2重量部が好ましい。
0.005重量部以下では、熱安定化効果はほとんど
なく、0.5重量部を越えて配合してもその効果に
あまり差はなく、かえつて他の物性を低下させる
ため好ましくない。 本発明の配合物にはその特性を害さない限り、
他の添加物、例えばプロセス油、可塑剤、潤滑
油、有機または無機充填剤、染料、顔料、造核
剤、帯電防止剤、離型剤、防かび剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、難燃剤を配合することができ
る。他の安定剤と併用する場合には、相乗効果の
認められることもある。これらの例としては、フ
エノール系安定剤であるO−tert−ブチル−p−
メトキシフエノール(BHA)、テトラキス〔メチ
レン−3−(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロピオネート〕メタン
(Irganox1010)、4・4′−ブチリデンビス(6−
tert−ブチル−m−クレゾール)、1・3・5−
トリメチル−2・4・6−トリス((3・5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン、スチレン化クレゾール、またアミン系安定
剤であるN・N′−ジ−sec−ブチル−p−フエニ
レンジアミン、6−エトキシ−2・2・4−トリ
メチル−1・2−ジヒドロキノリン、フエノチア
ジン、N・N′−ジフエニル−p−フエニレンジ
アミン、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミ
リスチルチオジプロピオネートなどのチオジアル
カン酸エステル、アスコルビン酸、脂肪酸モノグ
リセライド、ベンゾフエノン、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′・5′−ジ−tert−ブチルフエニル)−5−
クロルベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾ
ール系化合物、4−ベンゾイルオキシ−2・2・
6・6−テトラメチルピペリジンなどのピペリジ
ン核合有化合物、2・2・6・6−テトラメチル
ピペラジンなどのピペラジン核含有化合物があ
る。これらの化合物は用途にもよるがその1種ま
たは2種以上が併用され、配合量はそれぞれポリ
オレフイン100重量部に対し0.01ないし1重量部
が通常である。 また他の添加物としては、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニ
ウム、シリカ、ハイドロタルサイト、タルク、ク
レイ、硫酸バリウム、石こう、ガラス繊維、木
粉、合成木材繊維、チタニア、炭酸カルシウム、
カーボンブラツク、マイカ、石油樹脂、ロジン、
天然ゴムが例示される。これらの配合量は、ポリ
オレフイン100重量部に対し、それぞれ1ないし
50重量部が通常である。 チーグラー型触媒で重合して得たポリオレフイ
ンにおいて、脱灰処理を施さずに用いる場合に
は、前記安定剤に加え、エーテル結合、エステル
結合あるいはアミノ結合を有するアルコールある
いは多価アルコールを併用するとさらに効果は顕
著となる。このような化合物としてはたとえば、
グリセリン、ソルビタン、ペンタエリスリトール
などの多価アルコール、これら多価アルコールと
炭素数8ないし22の脂肪酸の部分エステル、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、クエン酸のモノあるいはジステアリン酸エス
テル、プロピレングリコール、シヨ糖、ポリグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリオキシエチレングリセリン、
ポリオキシエチレンソルビタンなどの多価アルコ
ールの炭素数8ないし22の脂肪酸部分エステル、
ポリエチレングリコールと炭素数12ないし22の脂
肪族アルコールあるいは炭素数4ないし22のアル
キル基を有するフエノールとのモノエーテル、炭
素数8ないし22の脂肪族アミンまたは脂肪族アミ
ンのN・N−ビス(2−ヒドロキシエチル)置換
体などを例示することができる。これらはポリオ
レフイン100重量部に対して0.01ないし5重量
部、とくに好適には0.05ないし1.0重量部配合す
るのがよい。 ポリオレフインへのビタミンE群、ホスフアイ
ト系化合物、あるいはその他の添加物の配合方法
としては、均質な組成物を得るに適したあらゆる
方法をとることができる。すなわち、ビタミンE
群、ホスフアイト系化合物、およびその他の添加
物を同時に配合しても、また各々配合してもよ
く、これらの成分の一部または全部をマスターバ
ツチとして混合してもよい。配合方法の例として
は、低沸点溶剤にこれら添加物を溶解または分散
させ、これを、ポリオレフインの粉末と混合した
後、溶剤を揮発除去する方法、熱ロール上でポリ
オレフインとその融点以上に熱しておき、添加物
を添加混合する方法、あるいはバンバリーミキサ
ー、ヘンシエルミキサーなどを用いる方法があ
る。これらの配合は窒素シール中で行うのが好ま
しい。 本発明によればプロセス安定性および色相のす
ぐれたポリオレフイン配合物が得られる。また本
発明の配合物はBHTが混入しても黄変しないの
で各種成形品、包装などをはじめとする広い用途
に使用することができる。 以下実施例を示す。 比較例 1 ポリプロピレン(三井石油化学ポリプロ
B200)の粉末100重量部にステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部およびビタミンE(理研ビタミン油
製)を0.03重量部配合し、造粒機を用いて樹脂温
度300℃、窒素雰囲気下でペレツトに成形した。
このペレツトのメルトインデツクス(MI)を
ASTM−D−1238−65Tに準じて測定した。 またこのペレツトを250℃で10分予熱し、プレ
スシート(65mm×65mm×2mm)に成形した。 このプレスシートを用いて白色度WI(%)お
よび経時白色度変化量△WI(%)ご求めた。 ただし、WI、△WIは次式によつて定義し、式
中の光線反射率R(%)の値はこのプレスシート
を2枚重ねて自記分光光度計(DOUBLE−
40RC、(株)島津製作所製)を用いて測定した。 WI(%)=R400/R700×100 △WI=WI−WI′ (ただしR700は波長700nmにおける反射率(%)、
以下同様であり、WI′は80℃100%RHで10日間放
置した後のプレスシートの値である) 実施例 1ないし6 下記のホスフアイト系化合物を追加配合する以
外は比較例1と同様に行つた。結果を第一表に示
す。 化合物(A) 化合物(B) 化合物(C) 本発明のホスフアイト系化合物を併用すること
によつて、ポリプロピレンのMI増大が抑制され
てており、プロセス安定性が優れている。また白
色度の経時変化量が負となることから、色相の低
下がないことが明らかである。 比較例2および実施例7ないし12 BHTを0.01重量部追加配合する以外は前記実
施例と同様にしてプレスシートを成形した。ただ
しペレツト成形時の樹脂温は240℃であつた。 このプレスシートを用いて経時黄色度変化量△
YI(%)を求めた。 △YIは次式によつて定義した。 △YI=YI′−YI YI=2R700−R455−R427.5 (式中R700は波長700nmにおける反射率、以下
同様であり、YI′は80℃100%RHで10日間放置し
た後のプレスシートの値である) BHTの混入によつてビタミンE配合ポリプロ
ピレンは著るしい黄変を示す(比較例2)。しか
し本発明のホスフアイト系化合物を併用すること
により、黄変を防止することが可能となつた。
ポリオレフイン配合物に関する。 ポリオレフインの成形加工は通常200℃以上、
時には300℃近い温度で行われることもある。こ
の際、これらの重合体は熱酸素等の化学的作用お
よび剪断力等の機械的作用により、その性質が低
下したり着色するので製品の価値が著しく損われ
る場合が多い。 このような成形時の品質の低下を防止するため
にビタミンE群のうちビタミンE(トコフエロー
ル類)を安定剤としてポリオレフインに配合すれ
ば効果があることが知られているが、ビタミンE
を配合するとポリオレフインの色相が低下するた
めその改良が望まれていた。 また従来からポリオレフインの安定剤として
2・6−ジ−tert−ブチル−P−クレゾール(以
下BHTと略称する)が用いられているが、ビタ
ミンEと共にポリオレフインに配合されると黄変
を起こし、その商品価値を著しく低下させるた
め、これまでそのような処方は避けられていた。
しかし、これらの重合体は取扱い上ビタミンE配
合物とBHT配合物とを混合することは、回避で
きない状況であるので、BHTが混入しても黄変
を起こさないビタミンE配合物が望まれていた。 本発明は、これらの要求に答えるべく検討した
結果到達したものであり、ビタミンE群から選ば
れるビタミンと共に特定のホスフアイト系化合物
を併用することにより、プロセス安定性および色
相のすぐれたポリオレフイン配合物であつて、
BHT混入の際にも黄変を防止できる配合物を見
出したことに基づく。 すなわち本発明は、ポリオレフインにビタミン
Eから選ばれるビタミン類および一般式 (式中R1、R2およびR3は同一または相異なる炭素
数6ないし30のアルキル基であり、R4、R5、R6
およびR7は同一または相異なるアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アルアリール基、シク
ロルアルキル基から選ばれる炭素数1ないし80の
有機基でありXは多価アルコール残基、Yは多環
多価フエノール残基である。ここでa、b、cは
0ないし3の整数でかつa+b+c≧2であり、
dは1ないし4の正整数である) で示される化合物から選ばれるホスフアイト系化
合物を配合することを特徴とするポリオレフイン
配合物に関する。 本発明で用いられるポリオレフインは、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテンなどのa−オレフインの
単独重合体あるいは2種以上からなる共重合体で
あり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1
−ブテン、ポリイソブテン、ポリ−3−メチル−
1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−
ブテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペ
ンテン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合
体、1−デセン−4−メチル−1−ペンテン共重
合体が例示される。共重合体の場合にはα−オレ
フインと共に共役ジエンや非共役ジエンのような
多不飽和化合物あるいはアクリル酸、メタクリル
酸、酢酸ビニル等を共重合成分とするものも含
む。これらの重合体は酸変性されたもの、例えば
α・β−不飽和脂肪酸、脂環族カルボン酸または
これらの誘導体でグラフト変性された重合体であ
つてもよく、ゴム状、樹脂状、ワツクス状の重合
体を含む。 これらのポリオレフインに配合されるビタミン
E群には、α、β、γ、δの各種トコフエロール
やこれらの混合物、トコール、およびこれらの塩
酸塩、酢酸塩、リン酸塩などの各種の塩があり、
これらのビタミンE群から選ばれる少なくとも1
種以上のビタミンが用いられる。配合量はポリオ
レフイン100重量部に対してビタミンE群から選
ばれるビタミンを0.005ないし0.5重量部、好まし
くは0.01ないし0.2重量部である。 ビタミンE群から選ばれるビタミンと併用され
るホスフアイト系化合物は前記一般式〔〕
〔〕および〔〕で示される化合物から選ばれ
るホスフアイト系化合物である。 一般式〔〕で示される化合物においてR1、
R2およびR3は炭素数6ないし30、好ましくは9
以上のアルキル基であり、これらのアルキル基は
少なくとも2以上、好ましくは3以上である。一
般式〔〕で示される化合物として好適なものと
して、トリス(ノニルフエニル)ホスフアイト、
トリス(混合モノーおよびジ−ノニルフエニル)
ホスフアイトがある。 一般式〔〕で示される化合物においてXはグ
リセリン、1・6−ヘキサンジオール、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トールなどの多価アルコール残基を示す。一般式
〔〕で示される化合物においてYは多環多価フ
エノール残基であり、4・4′−ジヒドロキシジフ
エニル、2・2′−メチレンビス(4−メチル−6
−tert−ブチルフエノール)、4・4−メチレン
ビス(2・6−ジ−tert−ブチルフエノール)、
ビスフエノールA、アルキル化ビスフエノール、
1・3・5−トリメチル−2・4・6−トリス
(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン、トリス(1−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルベンジル)−1・
1・3−ブテンなどの残基が例示される。 また一般式中R4、R5、R6およびR7は同一また
は相異なるアルキル基、アルケニル基、アリール
基、アルアリール基、シクロアルキル基から選ば
れる炭素数1ないし80の有機基であり、とくに炭
素数9以上の高級アルキル基が好ましい。 これら一般式で示される化合物のうち好適なも
のは、ジステアリルペンタエリスリトールジホス
フアイトおよび である。ただし+はtert−ブチル基を示す。 これらホスフアイト系化合物の配合量はポリオ
レフイン100重量部に対して、0.005ないし0.5重
量部、とくに0.01ないし0.2重量部が好ましい。
0.005重量部以下では、熱安定化効果はほとんど
なく、0.5重量部を越えて配合してもその効果に
あまり差はなく、かえつて他の物性を低下させる
ため好ましくない。 本発明の配合物にはその特性を害さない限り、
他の添加物、例えばプロセス油、可塑剤、潤滑
油、有機または無機充填剤、染料、顔料、造核
剤、帯電防止剤、離型剤、防かび剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、難燃剤を配合することができ
る。他の安定剤と併用する場合には、相乗効果の
認められることもある。これらの例としては、フ
エノール系安定剤であるO−tert−ブチル−p−
メトキシフエノール(BHA)、テトラキス〔メチ
レン−3−(3・5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロピオネート〕メタン
(Irganox1010)、4・4′−ブチリデンビス(6−
tert−ブチル−m−クレゾール)、1・3・5−
トリメチル−2・4・6−トリス((3・5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン、スチレン化クレゾール、またアミン系安定
剤であるN・N′−ジ−sec−ブチル−p−フエニ
レンジアミン、6−エトキシ−2・2・4−トリ
メチル−1・2−ジヒドロキノリン、フエノチア
ジン、N・N′−ジフエニル−p−フエニレンジ
アミン、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミ
リスチルチオジプロピオネートなどのチオジアル
カン酸エステル、アスコルビン酸、脂肪酸モノグ
リセライド、ベンゾフエノン、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′・5′−ジ−tert−ブチルフエニル)−5−
クロルベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾ
ール系化合物、4−ベンゾイルオキシ−2・2・
6・6−テトラメチルピペリジンなどのピペリジ
ン核合有化合物、2・2・6・6−テトラメチル
ピペラジンなどのピペラジン核含有化合物があ
る。これらの化合物は用途にもよるがその1種ま
たは2種以上が併用され、配合量はそれぞれポリ
オレフイン100重量部に対し0.01ないし1重量部
が通常である。 また他の添加物としては、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニ
ウム、シリカ、ハイドロタルサイト、タルク、ク
レイ、硫酸バリウム、石こう、ガラス繊維、木
粉、合成木材繊維、チタニア、炭酸カルシウム、
カーボンブラツク、マイカ、石油樹脂、ロジン、
天然ゴムが例示される。これらの配合量は、ポリ
オレフイン100重量部に対し、それぞれ1ないし
50重量部が通常である。 チーグラー型触媒で重合して得たポリオレフイ
ンにおいて、脱灰処理を施さずに用いる場合に
は、前記安定剤に加え、エーテル結合、エステル
結合あるいはアミノ結合を有するアルコールある
いは多価アルコールを併用するとさらに効果は顕
著となる。このような化合物としてはたとえば、
グリセリン、ソルビタン、ペンタエリスリトール
などの多価アルコール、これら多価アルコールと
炭素数8ないし22の脂肪酸の部分エステル、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、クエン酸のモノあるいはジステアリン酸エス
テル、プロピレングリコール、シヨ糖、ポリグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリオキシエチレングリセリン、
ポリオキシエチレンソルビタンなどの多価アルコ
ールの炭素数8ないし22の脂肪酸部分エステル、
ポリエチレングリコールと炭素数12ないし22の脂
肪族アルコールあるいは炭素数4ないし22のアル
キル基を有するフエノールとのモノエーテル、炭
素数8ないし22の脂肪族アミンまたは脂肪族アミ
ンのN・N−ビス(2−ヒドロキシエチル)置換
体などを例示することができる。これらはポリオ
レフイン100重量部に対して0.01ないし5重量
部、とくに好適には0.05ないし1.0重量部配合す
るのがよい。 ポリオレフインへのビタミンE群、ホスフアイ
ト系化合物、あるいはその他の添加物の配合方法
としては、均質な組成物を得るに適したあらゆる
方法をとることができる。すなわち、ビタミンE
群、ホスフアイト系化合物、およびその他の添加
物を同時に配合しても、また各々配合してもよ
く、これらの成分の一部または全部をマスターバ
ツチとして混合してもよい。配合方法の例として
は、低沸点溶剤にこれら添加物を溶解または分散
させ、これを、ポリオレフインの粉末と混合した
後、溶剤を揮発除去する方法、熱ロール上でポリ
オレフインとその融点以上に熱しておき、添加物
を添加混合する方法、あるいはバンバリーミキサ
ー、ヘンシエルミキサーなどを用いる方法があ
る。これらの配合は窒素シール中で行うのが好ま
しい。 本発明によればプロセス安定性および色相のす
ぐれたポリオレフイン配合物が得られる。また本
発明の配合物はBHTが混入しても黄変しないの
で各種成形品、包装などをはじめとする広い用途
に使用することができる。 以下実施例を示す。 比較例 1 ポリプロピレン(三井石油化学ポリプロ
B200)の粉末100重量部にステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部およびビタミンE(理研ビタミン油
製)を0.03重量部配合し、造粒機を用いて樹脂温
度300℃、窒素雰囲気下でペレツトに成形した。
このペレツトのメルトインデツクス(MI)を
ASTM−D−1238−65Tに準じて測定した。 またこのペレツトを250℃で10分予熱し、プレ
スシート(65mm×65mm×2mm)に成形した。 このプレスシートを用いて白色度WI(%)お
よび経時白色度変化量△WI(%)ご求めた。 ただし、WI、△WIは次式によつて定義し、式
中の光線反射率R(%)の値はこのプレスシート
を2枚重ねて自記分光光度計(DOUBLE−
40RC、(株)島津製作所製)を用いて測定した。 WI(%)=R400/R700×100 △WI=WI−WI′ (ただしR700は波長700nmにおける反射率(%)、
以下同様であり、WI′は80℃100%RHで10日間放
置した後のプレスシートの値である) 実施例 1ないし6 下記のホスフアイト系化合物を追加配合する以
外は比較例1と同様に行つた。結果を第一表に示
す。 化合物(A) 化合物(B) 化合物(C) 本発明のホスフアイト系化合物を併用すること
によつて、ポリプロピレンのMI増大が抑制され
てており、プロセス安定性が優れている。また白
色度の経時変化量が負となることから、色相の低
下がないことが明らかである。 比較例2および実施例7ないし12 BHTを0.01重量部追加配合する以外は前記実
施例と同様にしてプレスシートを成形した。ただ
しペレツト成形時の樹脂温は240℃であつた。 このプレスシートを用いて経時黄色度変化量△
YI(%)を求めた。 △YIは次式によつて定義した。 △YI=YI′−YI YI=2R700−R455−R427.5 (式中R700は波長700nmにおける反射率、以下
同様であり、YI′は80℃100%RHで10日間放置し
た後のプレスシートの値である) BHTの混入によつてビタミンE配合ポリプロ
ピレンは著るしい黄変を示す(比較例2)。しか
し本発明のホスフアイト系化合物を併用すること
により、黄変を防止することが可能となつた。
【表】
【表】
比較例 3〜5
化合物(A)の代わりにトリフエニルホスフアイト
(a)またはジステアリルチオジプロピオネート(b)ま
たはテトラキス〔メチレン−3−(3・5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート〕メタン(c)を用いる他は実施例2または
8と同様にして△WIおよび△YIを測定した。 結果を第3表に示す。
(a)またはジステアリルチオジプロピオネート(b)ま
たはテトラキス〔メチレン−3−(3・5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート〕メタン(c)を用いる他は実施例2または
8と同様にして△WIおよび△YIを測定した。 結果を第3表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフインに、ビタミンE群から選ばれ
るビタミンおよび一般式 (式中R1、R2およびR3は同一または相異なる炭素
数6ないし30のアルキル基であり、R4、R5、R6
およびR7は同一または相異なるアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アルアリール基、シク
ロアルキル基から選ばれる炭素数1ないし80の有
機基であり、Xは多価アルコール残基、Yは多環
多価フエノール残基である。ここでa、b、cは
0ないし3の整数でかつa+b+c≧2であり、
dは1ないし4の正整数である) で示される化合物から選ばれるホスフアイト系化
合物を配合することを特徴とするポリオレフイン
配合物。 2 ポリオレフイン100重量部に、ビタミンE群
から選ばれるビタミン0.005ないし0.5重量部およ
び前記一般式で示される化合物から選ばれるホス
フアイト系化合物を0.005ないし0.5重量部配合す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ポリオレフイン配合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12141377A JPS5455043A (en) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | Polyolefin compound |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12141377A JPS5455043A (en) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | Polyolefin compound |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5455043A JPS5455043A (en) | 1979-05-01 |
| JPS6132342B2 true JPS6132342B2 (ja) | 1986-07-26 |
Family
ID=14810546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12141377A Granted JPS5455043A (en) | 1977-10-12 | 1977-10-12 | Polyolefin compound |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5455043A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6286036A (ja) * | 1985-10-12 | 1987-04-20 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフイン組成物 |
| DE3634531A1 (de) * | 1986-10-10 | 1988-04-14 | Basf Ag | Stabilisatorgemische fuer kunststoffe |
| US5218008A (en) * | 1991-11-13 | 1993-06-08 | The Dow Chemical Company | Polyethers stabilized with 6-chromanol derivatives |
| US5270430A (en) * | 1991-11-13 | 1993-12-14 | The Dow Chemical Company | Polymers stabilized with 6-chromanol derivatives |
| US5670255A (en) * | 1995-01-23 | 1997-09-23 | Ppg Industries, Inc. | Antioxidant compositions for coating substrates, substrates coated with the same and methods for inhibiting the oxidation of such compositions applied to a substrate |
| WO2000000540A1 (en) * | 1998-06-26 | 2000-01-06 | Yoshitomi Fine Chemicals, Ltd. | Stabilizer containing vitamin e for organic polymeric material |
| US6465548B1 (en) | 1997-10-02 | 2002-10-15 | Yoshitomi Fine Chemicals, Ltd. | Stabilizer for organic polymer material and organic polymer material composition |
| EP1024165B1 (en) * | 1997-10-02 | 2003-07-09 | API Corporation | Stabilizer composition for organic polymeric materials containing 6-hydroxychroman compounds and organic polymeric material compositions |
| CN103502325B (zh) | 2010-12-13 | 2016-08-10 | 塞特克技术公司 | 处理添加剂和其在旋转成型中的用途 |
| US11267951B2 (en) * | 2010-12-13 | 2022-03-08 | Cytec Technology Corp. | Stabilizer compositions containing substituted chroman compounds and methods of use |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4972338A (ja) * | 1972-11-10 | 1974-07-12 | ||
| JPS49112944A (ja) * | 1973-02-28 | 1974-10-28 | ||
| JPS5110855A (en) * | 1974-07-18 | 1976-01-28 | Mitsui Petrochemical Ind | Echirenjugotaino mudokuanteikahaigobutsu |
-
1977
- 1977-10-12 JP JP12141377A patent/JPS5455043A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5455043A (en) | 1979-05-01 |
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