JPS6133048B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6133048B2 JPS6133048B2 JP11564882A JP11564882A JPS6133048B2 JP S6133048 B2 JPS6133048 B2 JP S6133048B2 JP 11564882 A JP11564882 A JP 11564882A JP 11564882 A JP11564882 A JP 11564882A JP S6133048 B2 JPS6133048 B2 JP S6133048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- nitrogen
- molten metal
- refining
- moisture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
本発明は水分の混入を防止した非鉄金属及び非
鉄合金溶湯精錬法に関し、さらに詳しくは、含有
水分の低いフラツクスを含有水分の低い不活性ガ
スにより非鉄金属及び非鉄合の溶湯に吹込むこと
により溶湯に及ぼす水分の悪影響を排除した水分
の混入を防止した非鉄金属及び非鉄合金の溶湯精
錬法に関する。 一般に、非鉄金属及び非鉄合金の溶湯は、装入
原料や溶解工程中に混入したり、又は、新しく生
成される酸化物、大気中より吸入されるガス等に
より汚染され、その後の圧延等の加工を受けた製
品には線状欠陥、ピンホール等各種の欠陥が発生
することがある。 しかして、製品におけるこのような種々の欠陥
を防止するために、従来よりフラツクスを不活性
ガスにより輸送して非鉄金属及び非鉄合金の溶湯
に同時に吹込むことによつて、溶湯中の不純介在
物やガスを除去する溶湯精錬法が実施されてきて
いる。 しかしながら、このフラツクス−不活性ガス同
時吹込みによる溶湯精錬法は、実際操業において
経験的に理論的反応値程には脱ガスが進行してい
ないことが知られている。 このように、溶湯において脱ガス反応が進行し
ない原因について本発明者が実験研究を重ねた結
果、フラツクスと不活性ガス中に含有される水分
にあることを知見した。 即ち、フラツクス輸送用の不活性ガス(窒素、
アルゴン等)、例えば、高純度窒素ガス中には用
いた容器の影響により1〜4mg/、工業用窒素
ガス中にはその配管等の影響により約13mg/の
水分が含有されているものであり、このように多
量の水分を含有している窒素ガスをフラツクスの
輸送媒体として溶湯精錬に使用すると、精錬後に
溶湯にH2Oの分解により発生したH2が吸収され
て脱ガス効果が低下する。また、H2Oの分解によ
り発生したO2は溶湯中に酸化物を生成させて精
錬効果が低下する。従つて、比較的多量に水分を
含有する不活性ガスを輸送媒体としてフラツクス
を同時に溶湯に吹込む精錬工程では、含有水分に
より脱ガス効果が不充分であり、かつ、脱酸化物
効果も不充分であるといえる。 上記の説明は、不活性ガスの含有水分が直接に
溶湯に影響を与えて溶湯品質の低下を生じる場合
であるが、間接的にも悪影響を与えるのである。
即ち、非鉄金属(含合金)溶湯、例えば、アルミ
ニウム溶湯精錬に優れた効果を有するとされてい
る塩素ガス(Cl2、含弗素ガス)を発生させるフ
ラツクスが配合されているが、フラツクスが加熱
分解されアルミニウム溶湯直前において塩素ガス
は、直ちに不活性ガス中の水分と反応して塩化水
素ガスとなり、アルミニウム溶湯には塩化水素ガ
スが吹込まれ、そして、この塩化水素ガスはアル
ミニウム溶湯中で一部は分解してH2を発生し、
上記したと同様に溶湯汚染の原因となる。また、
本発明者の実験によれば、アルミニウム溶湯直前
ではフラツクス+不活性ガス中の精錬に有効な塩
素ガス量は塩化水素量の500〜5000分の1程度で
著しく少量であることが明らかで上記の反応が起
きていることを証明している。 以上、不活性ガスに含有されている水分につい
て説明したが、不活性ガスにより溶湯に同時に吹
込れるフラツクスに含有される水分についても、
この水分の分解によつて溶湯に与える影響は不活
性ガス中の水分の悪影響と同様である。 従つて、溶湯に対する水分の悪影響は、不活性
ガス中の含有水分とフラツクスの含有水分とがブ
ラスされたものとなり、溶湯品質に与える影響は
甚大なるものがある。 本発明者は、上記に説明した従来における非鉄
金属及び非鉄合金の溶湯のフラツクス−不活性ガ
ス同時吹込による精錬に際しての数々の問題点及
び本発明者の研究の結果の知見に鑑み、精錬され
る溶湯の脱ガス及び脱介在物の夫々の効果を向上
させるには、溶湯精錬法としてフラツクス−不活
性ガス同時吹込み法における不活性ガス中の含有
水分及びフラツクスの含有水分を極めて低くし
て、これらの水分の熱分解により発生するH2及
びO2の上記した直接的及び間接的に溶湯中に混
入するのを防止することが有効であることがわか
つたのである。 本発明は、上記説明した従来技術、本発明者の
知見に基いてなされたもので、非鉄金属、非鉄合
金の溶湯精錬において、フラツクス−不活性ガス
同時吹込み法を使用する場合の精錬反応性の向上
を目的としたものであつて、その特徴とするとこ
ろは、ハロゲン化物を含有するフラツクスを不活
性ガスによつて非鉄金属及び非鉄合金の溶湯に吹
込んで精錬するに当り、ハロゲン化物を含むフラ
ツクスの含有水分及び不活性ガスの含有水分の合
計で、フラツクス・不活性ガス混合体1あたり
3.4mg/以下となるように除去した後吹込むこと
にある。 以下本発明に係る水分の混入を防止した非鉄金
属及び合金溶湯精錬法(以下本発明に係る精錬法
ということがある。)について具体的に説明す
る。 なお、非鉄金属及び合金はアルミニウム、不活
性ガスは窒素、ヘリウム、アルゴン等のうち窒素
を例として以下説明する。 本発明に係る精錬法において、アルミニウム溶
湯に同時に吹込むフラツクスと窒素の合計の含有
水分をフラツクス・窒素ガス混合体1あたり
3.4mg/以下とするのは、上記したところでもあ
るが、フラツクスと窒素中に含有されている水分
は、 H2O→H2+O2 と分解し、さらに、フラツクスの塩素(弗素)は Cl2+H2O→HCl+O2 の反応を起し、溶湯中においては、 HCl+O2→H2+Cl2+O2 HCl→H2+Cl2 HCl+Al→AlCl3+H2 と分解して、溶湯中にH2及びO2として存在し、
O2は溶湯との反応により酸化物を生成する。 そして、フラツクスと窒素中の含有水分量と精
錬終了後の溶湯中のH2量との関係を第1図に示
す。この場合の条件は次の通りである。 溶湯品種:5052、20t フラツクス:JDR946B 20Kg 吹込条件:溶湯温度 760℃ 吹込量 1Kg/分 ガス量 500/分 (H2量測定はテレガス法によつた。) この第1図から明らかであるが、フラツクス+
窒素の含有水分の合計が、フラツクス・窒素混合
体1あたり3.4mg/以下では、溶湯中のH2量は
殆んど低下せず略一定順、即ち、0.2c.c./100gA
となつている。 また、O2の影響についてH2O含有量の異なる
フラツクス+窒素を用いて精錬を行なつた後、こ
の溶湯より鋳塊に作成し、圧延して板を製造し、
板表面に存材する酸化物欠陥の発生を調べた結果
は第2図に示す通りである。この場合の精錬条件
は第1図の説明と同じである。また、圧延条件は
熱間圧延及び冷間圧延により400mmtのものを3
mmtとした。 この第2図より明らかであるが、酸化物欠陥に
ついても上記したH2と同様にフラツクス+窒素
中のH2O含有量が、フラツクス・窒素混合体1
あたり3.4mg以下では極めて優れた効果を示して
いることがわかる。 以上説明したように、本発明に係る精錬法にお
いては、溶湯に同時に吹込むフラツクス+窒素の
含有水分の合計で3.4mg/以下としなければ有効
な精錬結果が得られないことは明らかである。 次に、本発明に係る精錬法において使用するフ
ラツクスと窒素との水分の除去について説明す
る。しかして、フラツクスと窒素との水分を別々
に除湿してから混合して溶湯に吹込む場合と、フ
ラツクスと窒素との混合したものを同時に除湿し
て吹込む場合とがあり、以下、フラツクスと窒素
とを別々に除湿する場合と、(フラツクス+窒
素)同時に除湿する場合とについて説明する。 先づ、除湿法としては、(1)窒素、フラツクス及
び窒素+フラツクスの温度を低下させて相対湿度
を上昇させることによつてH2Oを液体として除去
する方法、(2)吸湿性に優れた化合物により水分を
除去する方法がある。 そして、上記(1)の方法において、水分をフラツ
クス・窒素混合体1あたり3.4mg以下とするに
は、−59℃以下にする必要があり、市販の空気等
気体除湿用冷凍機では−20℃付近が限度であるの
で、液体窒素等の冷媒を使用することがよく、ま
た、(2)の方法では、水分をフラツクス・窒素混合
体1あたり3.4mg/以下とする乾燥剤として
は、P2O5、Mg(ClO4)2、KOH、Al2O3、MgO等
を使用するのがよい。さらに、この(1)と(2)の2つ
の方法を組合せてもよく、また乾燥剤の2種以上
の使用も有効である。この両方法とも除湿される
べき窒素、フラツクスとは充分に接触面積を広く
接触させ、かつ、接触時間を可能な限り長くする
ことが望ましい。 (1) 窒素中の水分の除去法 (イ) −59℃以下とするために、エチルアルコー
ル+ドライアイス(−72℃)、エチルエーテ
ル+ドライアイス(−77℃)を使用し、ガス
体としては液体窒素を使用する。即ち、エチ
ルアルコール1+ドライアイス0.3(何れも
容積)の寒剤中に設けられた熱交換管に、水
分が10mg/の窒素を0.2Kg/cm2の圧力で100
/分の流速で通過させると、除湿後0.01mg
以下のH2Oとなつていた。生成ドレンは適宜
抜取ればよい。 (ロ) 吸湿性に優れた化合物を使用し、即ち、乾
燥剤を窒素との接触面積を広くするとともに
窒素との抵抗を少なくするようにして通気性
の良好な状態とし、乾燥剤としてP2O5を使
用し水分が10mgの窒素を流量50/分、圧力
0.2Kg/cm2で窒素を導入すると除湿後はH2Oは
0.01mg以下となつていた。 (2) フラツクス中の水分の除去法 (イ) 予め乾燥剤を入れた密閉容器中において除
湿し、次いで、100℃以上及びフラツクスの
分解開始温度以下の温度に加熱する。 (ロ) あらかじめ乾燥剤を入れた密閉容器にて除
湿する。 (ハ) 100℃以上、フラツクスの分解開始温度以
下に加熱することにより除湿する。 これらの方法により1%以下のH2Oとするこ
とができる。 (3) (フラツクス+窒素)混合物の水分の除去
法。 乾燥剤による除湿機能を有する空間、例え
ば、フラツクスタンク以後の吹込みパイプを通
過させて除湿する。 上記したような除湿法により窒素、フラツク
ス、窒素+フラツクス中の水分を、フラツクス
と窒素とを同時に吹込む際に、フラツクス・窒
素混合物1あたり3.4mg/以下とするのであ
る。 本発明に係る精錬法の実施例を従来法と比郭して
説明する。 実施例 上記説明した除湿法により、フラツクス+窒素
の水分含有量を合計で、フラツクス・窒素混合体
1あたり3.4mg/以下としてから、フラツクス
+不活性ガス同時吹込み法によるアルミニウム溶
湯精錬を実施した。 次表に実施条件及び結果について示す。 第3図に(フラツクス+窒素)水分合計と実施
例と比較例との判定について示してあり、本発明
に係る精錬法の優れていることがわかる。
鉄合金溶湯精錬法に関し、さらに詳しくは、含有
水分の低いフラツクスを含有水分の低い不活性ガ
スにより非鉄金属及び非鉄合の溶湯に吹込むこと
により溶湯に及ぼす水分の悪影響を排除した水分
の混入を防止した非鉄金属及び非鉄合金の溶湯精
錬法に関する。 一般に、非鉄金属及び非鉄合金の溶湯は、装入
原料や溶解工程中に混入したり、又は、新しく生
成される酸化物、大気中より吸入されるガス等に
より汚染され、その後の圧延等の加工を受けた製
品には線状欠陥、ピンホール等各種の欠陥が発生
することがある。 しかして、製品におけるこのような種々の欠陥
を防止するために、従来よりフラツクスを不活性
ガスにより輸送して非鉄金属及び非鉄合金の溶湯
に同時に吹込むことによつて、溶湯中の不純介在
物やガスを除去する溶湯精錬法が実施されてきて
いる。 しかしながら、このフラツクス−不活性ガス同
時吹込みによる溶湯精錬法は、実際操業において
経験的に理論的反応値程には脱ガスが進行してい
ないことが知られている。 このように、溶湯において脱ガス反応が進行し
ない原因について本発明者が実験研究を重ねた結
果、フラツクスと不活性ガス中に含有される水分
にあることを知見した。 即ち、フラツクス輸送用の不活性ガス(窒素、
アルゴン等)、例えば、高純度窒素ガス中には用
いた容器の影響により1〜4mg/、工業用窒素
ガス中にはその配管等の影響により約13mg/の
水分が含有されているものであり、このように多
量の水分を含有している窒素ガスをフラツクスの
輸送媒体として溶湯精錬に使用すると、精錬後に
溶湯にH2Oの分解により発生したH2が吸収され
て脱ガス効果が低下する。また、H2Oの分解によ
り発生したO2は溶湯中に酸化物を生成させて精
錬効果が低下する。従つて、比較的多量に水分を
含有する不活性ガスを輸送媒体としてフラツクス
を同時に溶湯に吹込む精錬工程では、含有水分に
より脱ガス効果が不充分であり、かつ、脱酸化物
効果も不充分であるといえる。 上記の説明は、不活性ガスの含有水分が直接に
溶湯に影響を与えて溶湯品質の低下を生じる場合
であるが、間接的にも悪影響を与えるのである。
即ち、非鉄金属(含合金)溶湯、例えば、アルミ
ニウム溶湯精錬に優れた効果を有するとされてい
る塩素ガス(Cl2、含弗素ガス)を発生させるフ
ラツクスが配合されているが、フラツクスが加熱
分解されアルミニウム溶湯直前において塩素ガス
は、直ちに不活性ガス中の水分と反応して塩化水
素ガスとなり、アルミニウム溶湯には塩化水素ガ
スが吹込まれ、そして、この塩化水素ガスはアル
ミニウム溶湯中で一部は分解してH2を発生し、
上記したと同様に溶湯汚染の原因となる。また、
本発明者の実験によれば、アルミニウム溶湯直前
ではフラツクス+不活性ガス中の精錬に有効な塩
素ガス量は塩化水素量の500〜5000分の1程度で
著しく少量であることが明らかで上記の反応が起
きていることを証明している。 以上、不活性ガスに含有されている水分につい
て説明したが、不活性ガスにより溶湯に同時に吹
込れるフラツクスに含有される水分についても、
この水分の分解によつて溶湯に与える影響は不活
性ガス中の水分の悪影響と同様である。 従つて、溶湯に対する水分の悪影響は、不活性
ガス中の含有水分とフラツクスの含有水分とがブ
ラスされたものとなり、溶湯品質に与える影響は
甚大なるものがある。 本発明者は、上記に説明した従来における非鉄
金属及び非鉄合金の溶湯のフラツクス−不活性ガ
ス同時吹込による精錬に際しての数々の問題点及
び本発明者の研究の結果の知見に鑑み、精錬され
る溶湯の脱ガス及び脱介在物の夫々の効果を向上
させるには、溶湯精錬法としてフラツクス−不活
性ガス同時吹込み法における不活性ガス中の含有
水分及びフラツクスの含有水分を極めて低くし
て、これらの水分の熱分解により発生するH2及
びO2の上記した直接的及び間接的に溶湯中に混
入するのを防止することが有効であることがわか
つたのである。 本発明は、上記説明した従来技術、本発明者の
知見に基いてなされたもので、非鉄金属、非鉄合
金の溶湯精錬において、フラツクス−不活性ガス
同時吹込み法を使用する場合の精錬反応性の向上
を目的としたものであつて、その特徴とするとこ
ろは、ハロゲン化物を含有するフラツクスを不活
性ガスによつて非鉄金属及び非鉄合金の溶湯に吹
込んで精錬するに当り、ハロゲン化物を含むフラ
ツクスの含有水分及び不活性ガスの含有水分の合
計で、フラツクス・不活性ガス混合体1あたり
3.4mg/以下となるように除去した後吹込むこと
にある。 以下本発明に係る水分の混入を防止した非鉄金
属及び合金溶湯精錬法(以下本発明に係る精錬法
ということがある。)について具体的に説明す
る。 なお、非鉄金属及び合金はアルミニウム、不活
性ガスは窒素、ヘリウム、アルゴン等のうち窒素
を例として以下説明する。 本発明に係る精錬法において、アルミニウム溶
湯に同時に吹込むフラツクスと窒素の合計の含有
水分をフラツクス・窒素ガス混合体1あたり
3.4mg/以下とするのは、上記したところでもあ
るが、フラツクスと窒素中に含有されている水分
は、 H2O→H2+O2 と分解し、さらに、フラツクスの塩素(弗素)は Cl2+H2O→HCl+O2 の反応を起し、溶湯中においては、 HCl+O2→H2+Cl2+O2 HCl→H2+Cl2 HCl+Al→AlCl3+H2 と分解して、溶湯中にH2及びO2として存在し、
O2は溶湯との反応により酸化物を生成する。 そして、フラツクスと窒素中の含有水分量と精
錬終了後の溶湯中のH2量との関係を第1図に示
す。この場合の条件は次の通りである。 溶湯品種:5052、20t フラツクス:JDR946B 20Kg 吹込条件:溶湯温度 760℃ 吹込量 1Kg/分 ガス量 500/分 (H2量測定はテレガス法によつた。) この第1図から明らかであるが、フラツクス+
窒素の含有水分の合計が、フラツクス・窒素混合
体1あたり3.4mg/以下では、溶湯中のH2量は
殆んど低下せず略一定順、即ち、0.2c.c./100gA
となつている。 また、O2の影響についてH2O含有量の異なる
フラツクス+窒素を用いて精錬を行なつた後、こ
の溶湯より鋳塊に作成し、圧延して板を製造し、
板表面に存材する酸化物欠陥の発生を調べた結果
は第2図に示す通りである。この場合の精錬条件
は第1図の説明と同じである。また、圧延条件は
熱間圧延及び冷間圧延により400mmtのものを3
mmtとした。 この第2図より明らかであるが、酸化物欠陥に
ついても上記したH2と同様にフラツクス+窒素
中のH2O含有量が、フラツクス・窒素混合体1
あたり3.4mg以下では極めて優れた効果を示して
いることがわかる。 以上説明したように、本発明に係る精錬法にお
いては、溶湯に同時に吹込むフラツクス+窒素の
含有水分の合計で3.4mg/以下としなければ有効
な精錬結果が得られないことは明らかである。 次に、本発明に係る精錬法において使用するフ
ラツクスと窒素との水分の除去について説明す
る。しかして、フラツクスと窒素との水分を別々
に除湿してから混合して溶湯に吹込む場合と、フ
ラツクスと窒素との混合したものを同時に除湿し
て吹込む場合とがあり、以下、フラツクスと窒素
とを別々に除湿する場合と、(フラツクス+窒
素)同時に除湿する場合とについて説明する。 先づ、除湿法としては、(1)窒素、フラツクス及
び窒素+フラツクスの温度を低下させて相対湿度
を上昇させることによつてH2Oを液体として除去
する方法、(2)吸湿性に優れた化合物により水分を
除去する方法がある。 そして、上記(1)の方法において、水分をフラツ
クス・窒素混合体1あたり3.4mg以下とするに
は、−59℃以下にする必要があり、市販の空気等
気体除湿用冷凍機では−20℃付近が限度であるの
で、液体窒素等の冷媒を使用することがよく、ま
た、(2)の方法では、水分をフラツクス・窒素混合
体1あたり3.4mg/以下とする乾燥剤として
は、P2O5、Mg(ClO4)2、KOH、Al2O3、MgO等
を使用するのがよい。さらに、この(1)と(2)の2つ
の方法を組合せてもよく、また乾燥剤の2種以上
の使用も有効である。この両方法とも除湿される
べき窒素、フラツクスとは充分に接触面積を広く
接触させ、かつ、接触時間を可能な限り長くする
ことが望ましい。 (1) 窒素中の水分の除去法 (イ) −59℃以下とするために、エチルアルコー
ル+ドライアイス(−72℃)、エチルエーテ
ル+ドライアイス(−77℃)を使用し、ガス
体としては液体窒素を使用する。即ち、エチ
ルアルコール1+ドライアイス0.3(何れも
容積)の寒剤中に設けられた熱交換管に、水
分が10mg/の窒素を0.2Kg/cm2の圧力で100
/分の流速で通過させると、除湿後0.01mg
以下のH2Oとなつていた。生成ドレンは適宜
抜取ればよい。 (ロ) 吸湿性に優れた化合物を使用し、即ち、乾
燥剤を窒素との接触面積を広くするとともに
窒素との抵抗を少なくするようにして通気性
の良好な状態とし、乾燥剤としてP2O5を使
用し水分が10mgの窒素を流量50/分、圧力
0.2Kg/cm2で窒素を導入すると除湿後はH2Oは
0.01mg以下となつていた。 (2) フラツクス中の水分の除去法 (イ) 予め乾燥剤を入れた密閉容器中において除
湿し、次いで、100℃以上及びフラツクスの
分解開始温度以下の温度に加熱する。 (ロ) あらかじめ乾燥剤を入れた密閉容器にて除
湿する。 (ハ) 100℃以上、フラツクスの分解開始温度以
下に加熱することにより除湿する。 これらの方法により1%以下のH2Oとするこ
とができる。 (3) (フラツクス+窒素)混合物の水分の除去
法。 乾燥剤による除湿機能を有する空間、例え
ば、フラツクスタンク以後の吹込みパイプを通
過させて除湿する。 上記したような除湿法により窒素、フラツク
ス、窒素+フラツクス中の水分を、フラツクス
と窒素とを同時に吹込む際に、フラツクス・窒
素混合物1あたり3.4mg/以下とするのであ
る。 本発明に係る精錬法の実施例を従来法と比郭して
説明する。 実施例 上記説明した除湿法により、フラツクス+窒素
の水分含有量を合計で、フラツクス・窒素混合体
1あたり3.4mg/以下としてから、フラツクス
+不活性ガス同時吹込み法によるアルミニウム溶
湯精錬を実施した。 次表に実施条件及び結果について示す。 第3図に(フラツクス+窒素)水分合計と実施
例と比較例との判定について示してあり、本発明
に係る精錬法の優れていることがわかる。
【表】
本発明に係る精錬法は従来法に比して、フラツ
クス+窒素の水分含有量が合計で、フラツクス・
窒素混合体1あたり3.4mg/以下であるので溶
湯中のH2量も極めて少なく、また、品質も良好
であるという優れた効果を有していることがわか
る。 以上説明したように、本発明に係る水分の混入
を防止した非鉄金属及びその合金溶湯精錬法は、
上記の構成を有しているものであるから、溶湯中
のH2は著しく低いので溶湯品質が向上し、さら
に、以後の真空脱ガスの処理時間が短縮でき、か
つ、フイルター工程の簡略及び製品品質の向上が
図れるという優れた効果を奏するものである。
クス+窒素の水分含有量が合計で、フラツクス・
窒素混合体1あたり3.4mg/以下であるので溶
湯中のH2量も極めて少なく、また、品質も良好
であるという優れた効果を有していることがわか
る。 以上説明したように、本発明に係る水分の混入
を防止した非鉄金属及びその合金溶湯精錬法は、
上記の構成を有しているものであるから、溶湯中
のH2は著しく低いので溶湯品質が向上し、さら
に、以後の真空脱ガスの処理時間が短縮でき、か
つ、フイルター工程の簡略及び製品品質の向上が
図れるという優れた効果を奏するものである。
第1図は(フラツクス+窒素)水分合計量と溶
湯中のH2量の関係を示す図、第2図は(フラツ
クス+窒素)水分合計量と製品単位面積あたりの
欠陥を示す図、第3図は本発明に係る精錬法と比
較例との(フラツクス+窒素)水分合計量と判定
との関係を示す図である。
湯中のH2量の関係を示す図、第2図は(フラツ
クス+窒素)水分合計量と製品単位面積あたりの
欠陥を示す図、第3図は本発明に係る精錬法と比
較例との(フラツクス+窒素)水分合計量と判定
との関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 ハロゲン化物を含有するフラツクスを不活性
ガスによつて非鉄金属及び非鉄合金の溶湯に吹込
んで精錬するに当り、ハロゲン化物を含むフラツ
クスの含有水分及び不活性ガスの含有水分の合計
で、フラツクス・不活性ガス混合体1あたり
3.4mg/以下となるように除去した後吹込むこと
を特徴とする水分の混入を防止した非鉄金属及び
非鉄合金溶湯精錬法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11564882A JPS596335A (ja) | 1982-07-03 | 1982-07-03 | 水分の混入を防止した非鉄金属及び合金溶湯精錬法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11564882A JPS596335A (ja) | 1982-07-03 | 1982-07-03 | 水分の混入を防止した非鉄金属及び合金溶湯精錬法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS596335A JPS596335A (ja) | 1984-01-13 |
| JPS6133048B2 true JPS6133048B2 (ja) | 1986-07-31 |
Family
ID=14667834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11564882A Granted JPS596335A (ja) | 1982-07-03 | 1982-07-03 | 水分の混入を防止した非鉄金属及び合金溶湯精錬法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596335A (ja) |
-
1982
- 1982-07-03 JP JP11564882A patent/JPS596335A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS596335A (ja) | 1984-01-13 |
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