JPS6135008B2 - - Google Patents
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- JPS6135008B2 JPS6135008B2 JP13319575A JP13319575A JPS6135008B2 JP S6135008 B2 JPS6135008 B2 JP S6135008B2 JP 13319575 A JP13319575 A JP 13319575A JP 13319575 A JP13319575 A JP 13319575A JP S6135008 B2 JPS6135008 B2 JP S6135008B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- speed
- output shaft
- low
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、高速段と低速段とを持つ補助変速機
構を備え、エンジンの出力を差動機構により前輪
駆動用出力軸と後輪駆動用出力軸とに分配する自
動車用動力分配装置の改良に関するものであり、
四輪駆動の自動車に利用される。
構を備え、エンジンの出力を差動機構により前輪
駆動用出力軸と後輪駆動用出力軸とに分配する自
動車用動力分配装置の改良に関するものであり、
四輪駆動の自動車に利用される。
(従来の技術)
本発明に係る従来技術として、自動車の旋回時
に前輪と後輪との間に回転差が生じることに鑑
み、エンジンの出力を差動機構により前輪駆動用
出力軸とを後輪駆動用出力軸とに分配するように
したものがある。この構成は、舗装道路を走行す
る場合には自動車の走行安定性を保つことに関し
て有効であるが、泥地や凍結地等の滑り易い地域
で走行する場合、例えば前輪が索引力を失うこと
により後輪も索引力を失つて走行不可能とな重大
な欠点がある。
に前輪と後輪との間に回転差が生じることに鑑
み、エンジンの出力を差動機構により前輪駆動用
出力軸とを後輪駆動用出力軸とに分配するように
したものがある。この構成は、舗装道路を走行す
る場合には自動車の走行安定性を保つことに関し
て有効であるが、泥地や凍結地等の滑り易い地域
で走行する場合、例えば前輪が索引力を失うこと
により後輪も索引力を失つて走行不可能とな重大
な欠点がある。
そこで従来において、両出力軸間に大きな回転
差が生じた場合には自動的に差動機構の差動作用
を停止する所謂デフロツク機構を設けたり、手動
操作により差動機構の差動作用を停止するロツク
アツプ機構を設けていた。しかしながら、デフロ
ツク機構は構成部品点数が多く構成が複雑となり
且つ高価になる点がある。またロツクアツプ機構
はその操作と補助変速機構の操作とを行なわねば
ならず、運転操作が非常に煩雑となる。
差が生じた場合には自動的に差動機構の差動作用
を停止する所謂デフロツク機構を設けたり、手動
操作により差動機構の差動作用を停止するロツク
アツプ機構を設けていた。しかしながら、デフロ
ツク機構は構成部品点数が多く構成が複雑となり
且つ高価になる点がある。またロツクアツプ機構
はその操作と補助変速機構の操作とを行なわねば
ならず、運転操作が非常に煩雑となる。
そこで、滑り易い地域で走行する場合には補助
変速機構が低速段にシフトされることに着目し、
実開昭50−108130号に開示される如く、補助変速
機構が低速段にシフトされるのに連動して差動機
構の差動作用を停止させるようにし、上記欠点を
解消した動力分配装置が考えられている。
変速機構が低速段にシフトされることに着目し、
実開昭50−108130号に開示される如く、補助変速
機構が低速段にシフトされるのに連動して差動機
構の差動作用を停止させるようにし、上記欠点を
解消した動力分配装置が考えられている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながらこのものは、低速段用出力歯車を
摺動して切り換えを行い、また差動機構として傘
歯車機構を使用しているため、補助変速機構に対
し軸方向外側に差動機構を配せねばならなく、軸
方向スペースが大きなものになつている。
摺動して切り換えを行い、また差動機構として傘
歯車機構を使用しているため、補助変速機構に対
し軸方向外側に差動機構を配せねばならなく、軸
方向スペースが大きなものになつている。
本発明はこの問題点を解消し、構成が簡単で操
作が容易、かつ軸方向スペースも小さい動力分配
装置を提供することを、その技術的課題とするも
のである。
作が容易、かつ軸方向スペースも小さい動力分配
装置を提供することを、その技術的課題とするも
のである。
(技術的手段)
上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、高速段用の中間歯車と低速段用の中間歯
車とを中間軸上に分割して配し、差動機構を、遊
星歯車機構で構成し、中間軸と平行な軸上にあつ
て、かつ高速段用中間歯車と低速段用中間歯車と
の軸方向位置間の範囲に配し、前輪駆動用出力軸
と後輪駆動用出力軸とを遊星歯車機構を介して一
軸上に配し、高速段用中間歯車と常時かみ合う高
速段用出力歯車及び遊星歯車機構のキヤリヤを前
輪駆動用出力軸上に配し、後輪駆動用出力軸に一
体形成される低速段用出力歯車と低速段用中間歯
車とを常時かみ合わせ、高速段用中間歯車と低速
段用中間歯車とに作用する第1クラツチ、高速段
用出力歯車とキヤリヤとに作用する第2クラツ
チ、及びキヤリヤと低速段用出力歯車とに作用す
る第3クラツチとを備え、第1,第2,及び第3
クラツチは補助変速機構の手動操作系の2位置設
定フオークに連結されるよう、構成することであ
る。
手段は、高速段用の中間歯車と低速段用の中間歯
車とを中間軸上に分割して配し、差動機構を、遊
星歯車機構で構成し、中間軸と平行な軸上にあつ
て、かつ高速段用中間歯車と低速段用中間歯車と
の軸方向位置間の範囲に配し、前輪駆動用出力軸
と後輪駆動用出力軸とを遊星歯車機構を介して一
軸上に配し、高速段用中間歯車と常時かみ合う高
速段用出力歯車及び遊星歯車機構のキヤリヤを前
輪駆動用出力軸上に配し、後輪駆動用出力軸に一
体形成される低速段用出力歯車と低速段用中間歯
車とを常時かみ合わせ、高速段用中間歯車と低速
段用中間歯車とに作用する第1クラツチ、高速段
用出力歯車とキヤリヤとに作用する第2クラツ
チ、及びキヤリヤと低速段用出力歯車とに作用す
る第3クラツチとを備え、第1,第2,及び第3
クラツチは補助変速機構の手動操作系の2位置設
定フオークに連結されるよう、構成することであ
る。
(作用)
上記技術的手段は次のように作用する。
すなわち、フオークが高速段用の第1設定位置
にあるとき、第1クラツチは高速段用中間歯車と
低速段用中間歯車とを連結せず、第2クラツチは
高速段用出力歯車とキヤリヤとを連結し、第3ク
ラツチはキヤリヤと低速段用出力歯車とを連結せ
ずに、エンジンからの出力を高速段用中間歯車、
高速段用出力歯車、第2クラツチ、キヤリヤ、及
び遊星歯車機構を介して前輪駆動用出力軸及び後
輪駆動用出力軸へ伝達し、フオークが低速段用の
第2設定位置にあるとき、第1クラツチは高速段
用中間歯車と低速段用中間歯車とを連結し、第2
クラツチは高速段用出力歯車とキヤリヤとを連結
せず、第3クラツチはキヤリヤと低速段用出力歯
車とを連結して遊星歯車機構を停止させて、エン
ジンからの出力を高速段用中間歯車、第1クラツ
チ、及び低速段用中間歯車を介して前輪駆動用出
力軸及び後輪駆動用出力軸へ伝達する。
にあるとき、第1クラツチは高速段用中間歯車と
低速段用中間歯車とを連結せず、第2クラツチは
高速段用出力歯車とキヤリヤとを連結し、第3ク
ラツチはキヤリヤと低速段用出力歯車とを連結せ
ずに、エンジンからの出力を高速段用中間歯車、
高速段用出力歯車、第2クラツチ、キヤリヤ、及
び遊星歯車機構を介して前輪駆動用出力軸及び後
輪駆動用出力軸へ伝達し、フオークが低速段用の
第2設定位置にあるとき、第1クラツチは高速段
用中間歯車と低速段用中間歯車とを連結し、第2
クラツチは高速段用出力歯車とキヤリヤとを連結
せず、第3クラツチはキヤリヤと低速段用出力歯
車とを連結して遊星歯車機構を停止させて、エン
ジンからの出力を高速段用中間歯車、第1クラツ
チ、及び低速段用中間歯車を介して前輪駆動用出
力軸及び後輪駆動用出力軸へ伝達する。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図及び第2図において、固定のケース1
0に取りつけられたベアリング11,12により
回転可能に支持された入力軸13は図示しない変
速機の出力軸に連結し、図示しないエンジンの出
力が変速機を経て入力する。この入力軸13上に
は入力歯車14とパワーテイクオフ駆動歯車15
が固定されている。
る。第1図及び第2図において、固定のケース1
0に取りつけられたベアリング11,12により
回転可能に支持された入力軸13は図示しない変
速機の出力軸に連結し、図示しないエンジンの出
力が変速機を経て入力する。この入力軸13上に
は入力歯車14とパワーテイクオフ駆動歯車15
が固定されている。
中間軸16は入力軸13と平行で且つ回転不可
能にケース10によつて支持されており、この中
間軸16上には高速段用である第1中間歯車17
がベアリング18を介して回転可能に支持されて
いると共に低速段用である第2中間歯車19がベ
アリング20を介して回転可能に支持されている
と共に第2中間歯車19がベアリング20を介し
て回転可能に支持されている。第1中間歯車17
は入力歯車14と噛み合い、従つて常に入力軸1
3と連動する。第1中間歯車17には外スプライ
ン17aが形成されており、この外スプライン1
7aには第1スリーブ21の内スプラインが係合
している。第1スリーブ21は摺動可能であり、
第2中間歯車19には第1スリーブ21の内スブ
ラインと係合可能な外スプライン19aが形成さ
れ、第1スリーブ21を摺動させてその内スプラ
インを外スプライン19aと係合・非係合させる
ことにより第1中間歯車17と第2中間歯車19
とを連結・切り放しできるようになつている。こ
れら外スプライン17a,外スプライン19a,
及び第1スリーブ21の内スプラインで第1クラ
ツチを形成する。
能にケース10によつて支持されており、この中
間軸16上には高速段用である第1中間歯車17
がベアリング18を介して回転可能に支持されて
いると共に低速段用である第2中間歯車19がベ
アリング20を介して回転可能に支持されている
と共に第2中間歯車19がベアリング20を介し
て回転可能に支持されている。第1中間歯車17
は入力歯車14と噛み合い、従つて常に入力軸1
3と連動する。第1中間歯車17には外スプライ
ン17aが形成されており、この外スプライン1
7aには第1スリーブ21の内スプラインが係合
している。第1スリーブ21は摺動可能であり、
第2中間歯車19には第1スリーブ21の内スブ
ラインと係合可能な外スプライン19aが形成さ
れ、第1スリーブ21を摺動させてその内スプラ
インを外スプライン19aと係合・非係合させる
ことにより第1中間歯車17と第2中間歯車19
とを連結・切り放しできるようになつている。こ
れら外スプライン17a,外スプライン19a,
及び第1スリーブ21の内スプラインで第1クラ
ツチを形成する。
後輪駆動用である第1出力軸22はケース10
に取付けられたベアリング23,24により入力
軸13と平行で且つ回転可能に支持され、前輪駆
動用である第2出力軸25はケース10に取付け
られたベアリング26,27と第1出力軸22に
取付けられたベアリング28により第1出力軸2
2と同軸的で且つ回転可能に支持されている。第
1出力軸22には差動機構として用いた遊星歯車
機構29の内歯歯車30が一体形成されており、
第2出力軸25には遊星歯車機構29の太陽歯車
31が一体形成されている。内歯歯車30と太陽
歯車31とに噛み合う複数個の遊星歯車32はキ
ヤリヤ33によつて回転可能に支持され、このキ
ヤリヤ33は出力軸25上にてベアリング34に
より回転可能に支持されている。キヤリヤ33に
は外スプラインが形成されており、この外スプラ
インには第2スリーブ35の内スプライン35a
が係合している。第2スリーブ35には内歯歯車
30と係合可能な外スプライン35bが形成され
ている。第2出力軸25上にてベアリング36に
より回転可能な高速段用出力歯車37は第1中間
歯車17と噛み合つており、この高速段用出力歯
車37には第2スリーブ35の内スプライン35
aと係合可能な外スプライン37aが形成されて
いる。第2スリーブ35の外スプライン35bが
内歯歯車30に係合している時には第2スリーブ
35の内スプライン35aと外スプライン37a
とが非係合になり、又第2スリーブ35の内スプ
ライン35aを外スプライン37aに係合させた
時には第2スリーブ35の内スプライン35aを
外スプライン37aに係合させた時には第2スリ
ーブ35の外スプライン35bと内歯歯車30と
が非係合になるようになつている。第2中間歯車
19と噛み合う低速段用出力歯車38は第1出力
軸22に一体形成されている。これら内スプライ
ン35,外スプライン37a,及びキヤリヤ33
の外スプラインで第2クラツチを形成し、外スプ
ライン35bと内歯歯車30とで第3クラツチを
形成する。
に取付けられたベアリング23,24により入力
軸13と平行で且つ回転可能に支持され、前輪駆
動用である第2出力軸25はケース10に取付け
られたベアリング26,27と第1出力軸22に
取付けられたベアリング28により第1出力軸2
2と同軸的で且つ回転可能に支持されている。第
1出力軸22には差動機構として用いた遊星歯車
機構29の内歯歯車30が一体形成されており、
第2出力軸25には遊星歯車機構29の太陽歯車
31が一体形成されている。内歯歯車30と太陽
歯車31とに噛み合う複数個の遊星歯車32はキ
ヤリヤ33によつて回転可能に支持され、このキ
ヤリヤ33は出力軸25上にてベアリング34に
より回転可能に支持されている。キヤリヤ33に
は外スプラインが形成されており、この外スプラ
インには第2スリーブ35の内スプライン35a
が係合している。第2スリーブ35には内歯歯車
30と係合可能な外スプライン35bが形成され
ている。第2出力軸25上にてベアリング36に
より回転可能な高速段用出力歯車37は第1中間
歯車17と噛み合つており、この高速段用出力歯
車37には第2スリーブ35の内スプライン35
aと係合可能な外スプライン37aが形成されて
いる。第2スリーブ35の外スプライン35bが
内歯歯車30に係合している時には第2スリーブ
35の内スプライン35aと外スプライン37a
とが非係合になり、又第2スリーブ35の内スプ
ライン35aを外スプライン37aに係合させた
時には第2スリーブ35の内スプライン35aを
外スプライン37aに係合させた時には第2スリ
ーブ35の外スプライン35bと内歯歯車30と
が非係合になるようになつている。第2中間歯車
19と噛み合う低速段用出力歯車38は第1出力
軸22に一体形成されている。これら内スプライ
ン35,外スプライン37a,及びキヤリヤ33
の外スプラインで第2クラツチを形成し、外スプ
ライン35bと内歯歯車30とで第3クラツチを
形成する。
第1スリーブ21,第2スリーブ35にはフオ
ーク係合用の環状溝21a,35cがそれぞれ設
けられており、これらの溝21a,35cには1
つのフオーク39が係係合している。フオーク3
9は図示しないフオークシヤフトに固定され、こ
のフオークシヤフトはケース10により摺動可能
に支持され、図示しない高速―低速段切換手動レ
バーにより摺動し高速−低速段用の2位置に設定
される。
ーク係合用の環状溝21a,35cがそれぞれ設
けられており、これらの溝21a,35cには1
つのフオーク39が係係合している。フオーク3
9は図示しないフオークシヤフトに固定され、こ
のフオークシヤフトはケース10により摺動可能
に支持され、図示しない高速―低速段切換手動レ
バーにより摺動し高速−低速段用の2位置に設定
される。
以上の如き構成における作用を次に説明する。
図示しない高速―低速段切換手動レバーが低速段
位置にシフトされると、このレバーの動きがフオ
ーク39に伝達し、フオーク39が第1スリーブ
21及び第2スリーブ35を図示位置に摺動さ
せ、第1クラツチにおいて第1スリーブ21の内
スプラインが第2中間歯車19aと係合すること
によつて第1中間歯車17と第2中間歯車19と
が連結し、また第2クラツチにおいて第2スリー
ブ35の内スプライン35aが高速段用出力歯車
37の外スプライン37aを外れ、更に第3クラ
ンツチにおいて第2スリーブ35の外スプライン
35bが内歯歯車30と係合することによつて内
歯歯車30とキヤリヤ33とが連結し、遊星歯車
機構29の内歯歯車30と太陽歯車31の相対回
転が不可能となり(遊星歯車機構29の差動作用
が停止する)、第1出力軸22と第2出力軸25
とが遊星歯車機構29を介して一体的に連結す
る。そのため、図示しないエンジンから図示しな
い変速機を経て入力軸13に入力した動力は入力
歯車14,第1中間歯車17,第1スリーブ2
1,第2中間歯車19を経て第1出力軸22と一
体の低速用出力歯車38に伝達し、第1出力軸2
2と第2出力軸25とに均等に分配伝達する。
図示しない高速―低速段切換手動レバーが低速段
位置にシフトされると、このレバーの動きがフオ
ーク39に伝達し、フオーク39が第1スリーブ
21及び第2スリーブ35を図示位置に摺動さ
せ、第1クラツチにおいて第1スリーブ21の内
スプラインが第2中間歯車19aと係合すること
によつて第1中間歯車17と第2中間歯車19と
が連結し、また第2クラツチにおいて第2スリー
ブ35の内スプライン35aが高速段用出力歯車
37の外スプライン37aを外れ、更に第3クラ
ンツチにおいて第2スリーブ35の外スプライン
35bが内歯歯車30と係合することによつて内
歯歯車30とキヤリヤ33とが連結し、遊星歯車
機構29の内歯歯車30と太陽歯車31の相対回
転が不可能となり(遊星歯車機構29の差動作用
が停止する)、第1出力軸22と第2出力軸25
とが遊星歯車機構29を介して一体的に連結す
る。そのため、図示しないエンジンから図示しな
い変速機を経て入力軸13に入力した動力は入力
歯車14,第1中間歯車17,第1スリーブ2
1,第2中間歯車19を経て第1出力軸22と一
体の低速用出力歯車38に伝達し、第1出力軸2
2と第2出力軸25とに均等に分配伝達する。
高速―低速段切換手動レバーが低速段位置から
高速段位置にシフトされると、このレバーの動き
がフオーク39に伝達し、フオーク39が第2図
で図示位置から左方へ移動して第1スリーブ21
及び第2スリーブ35を第2図中に二点鎖線で示
す位置にそれぞれ摺動させる。これにより、第1
クラツチにおいて第1スリーブ21の内スプライ
ンと第2中間歯車19の外スプライン19aとが
非係合となつて第2中間歯車19が第1中間歯車
17から切り放され、第3クラツチにおいて第2
スリーブ35の外スプライン35bと内歯歯車3
0とが非係合になつて内歯歯車30と太陽歯車3
1との相対回転が可能になり(遊星歯車機構の差
動作用が回復する)、第2クラツチにおいて第2
スリーブ35の内スプライン35aが高速段用出
力歯車37の外スプライン37aに係合してキヤ
リヤ33が高速段用出力歯車37に連結する。そ
のため、入力軸13に入力した動力は入力歯車1
4,第1中間歯車17,高速段用出力歯車37,
スリーブ35を経て遊星歯車機構29のキヤリヤ
33に伝達し、このキヤリヤ33から遊星歯車3
2,内歯歯車30を経て第1出力軸22に伝達す
ると共に遊星歯車32,太陽歯車31を経て第2
出力軸25に伝達する。この作用時において、第
1出力軸22に分配伝達するトルクに対する第2
出力軸25に分配伝達するトルクの比は内歯歯車
30のピツチ円径にする太陽歯車31のピツチ円
径の比である。また自動車の直進時には両出力軸
22,25が一体的に回転するが、自動車の旋回
時には前輪の回転が後輪の回転よりも速いので第
2出力軸25が第1出力軸22によりも速く回転
する。
高速段位置にシフトされると、このレバーの動き
がフオーク39に伝達し、フオーク39が第2図
で図示位置から左方へ移動して第1スリーブ21
及び第2スリーブ35を第2図中に二点鎖線で示
す位置にそれぞれ摺動させる。これにより、第1
クラツチにおいて第1スリーブ21の内スプライ
ンと第2中間歯車19の外スプライン19aとが
非係合となつて第2中間歯車19が第1中間歯車
17から切り放され、第3クラツチにおいて第2
スリーブ35の外スプライン35bと内歯歯車3
0とが非係合になつて内歯歯車30と太陽歯車3
1との相対回転が可能になり(遊星歯車機構の差
動作用が回復する)、第2クラツチにおいて第2
スリーブ35の内スプライン35aが高速段用出
力歯車37の外スプライン37aに係合してキヤ
リヤ33が高速段用出力歯車37に連結する。そ
のため、入力軸13に入力した動力は入力歯車1
4,第1中間歯車17,高速段用出力歯車37,
スリーブ35を経て遊星歯車機構29のキヤリヤ
33に伝達し、このキヤリヤ33から遊星歯車3
2,内歯歯車30を経て第1出力軸22に伝達す
ると共に遊星歯車32,太陽歯車31を経て第2
出力軸25に伝達する。この作用時において、第
1出力軸22に分配伝達するトルクに対する第2
出力軸25に分配伝達するトルクの比は内歯歯車
30のピツチ円径にする太陽歯車31のピツチ円
径の比である。また自動車の直進時には両出力軸
22,25が一体的に回転するが、自動車の旋回
時には前輪の回転が後輪の回転よりも速いので第
2出力軸25が第1出力軸22によりも速く回転
する。
以上、実施例の構成、作用を説明したが、遊星
歯車機構の差動作用を選択的に停止するための部
材を補助変速機構の手動操作系に作動的に連結
し、補助変速機構を低速段にシフトするのに連動
して遊星歯車機構の作動作用を停止させるための
別の実施例として、例えば図面において、第1ス
リーブ21と第2スリーブ35とに別々のフオー
クを係合させ、スリーブ35に係合したフオーク
のフオークシヤフトをリング機構により第1スリ
ーブ21に係合したフオークの手動操作系に連動
せしめたり、或いはスリーブ35に係合したフオ
ークシヤフトをバキユームアクチユエータ等で駆
動するようにし、且つこのアクチユエータへの作
動流体圧の給排を第1スリーブ21の手動操作系
の動きを検出する電気スイツチとこれにより制御
される電磁弁を使つて制御するようにしてもよ
い。
歯車機構の差動作用を選択的に停止するための部
材を補助変速機構の手動操作系に作動的に連結
し、補助変速機構を低速段にシフトするのに連動
して遊星歯車機構の作動作用を停止させるための
別の実施例として、例えば図面において、第1ス
リーブ21と第2スリーブ35とに別々のフオー
クを係合させ、スリーブ35に係合したフオーク
のフオークシヤフトをリング機構により第1スリ
ーブ21に係合したフオークの手動操作系に連動
せしめたり、或いはスリーブ35に係合したフオ
ークシヤフトをバキユームアクチユエータ等で駆
動するようにし、且つこのアクチユエータへの作
動流体圧の給排を第1スリーブ21の手動操作系
の動きを検出する電気スイツチとこれにより制御
される電磁弁を使つて制御するようにしてもよ
い。
以上の如く、本発明によれば、補助変速機の手
動操作をするだけで遊星歯車機構の差動作用が停
止回復するため運転操作が簡単となり、且つ構造
も簡単で安価に製造できる上、軸方向スペースも
小さくできる。
動操作をするだけで遊星歯車機構の差動作用が停
止回復するため運転操作が簡単となり、且つ構造
も簡単で安価に製造できる上、軸方向スペースも
小さくできる。
第1図は本発明の実施例のスケルトン図、第2
図はその要部の詳細を示す断面図である。 10……ケース、13……入力軸、14……入
力歯車、16……中間軸、17……第1中間歯車
(高速段用)、19……第2中間歯車(低速段
用)、21……第1スリーブ、22……第1出力
軸(後輪駆動用)、25……第2出力軸(前輪駆
動用)、29……遊星歯車機構(差動機構)、35
……第2スリーブ、37……高速段用出力歯車、
38……低速段用出力歯車、39……フオーク。
図はその要部の詳細を示す断面図である。 10……ケース、13……入力軸、14……入
力歯車、16……中間軸、17……第1中間歯車
(高速段用)、19……第2中間歯車(低速段
用)、21……第1スリーブ、22……第1出力
軸(後輪駆動用)、25……第2出力軸(前輪駆
動用)、29……遊星歯車機構(差動機構)、35
……第2スリーブ、37……高速段用出力歯車、
38……低速段用出力歯車、39……フオーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高速段と低速段とを持つ補助変速機構を備
え、エンジンの出力を差動機構により前輪駆動用
出力軸と後輪駆動用出力軸とに分配する自動車用
動力分配装置において、 前記高速段用の中間歯車と前記低速段用の中間
歯車とを中間軸上に分配して配し、 前記差動機構を、遊星歯車機構で構成し、該中
間軸と平行な軸上にあつて、かつ前記高速段用中
間歯車と前記低速段用中間歯車との軸方向位置間
の範囲に配し、 前記前輪駆動用出力軸と前記後輪駆動用出力軸
とを前記遊星歯車機構を介して一軸上に配し、 前記高速段用中間歯車と常時かみ合う高速段用
出力歯車及び前記遊星歯車機構のキヤリヤを前記
前輪駆動用出力軸上に配し、 前記後輪駆動用出力軸に一体形成される低速段
用出力歯車と前記低速段用中間歯車とを常時かみ
合わせ、 前記高速段用中間歯車と前記低速段用中間歯車
とに作用する第1クラツチ、前記高速段用出力歯
車と前記キヤリヤとに作用す第2クラツチ、及び
前記キヤリヤと前記低速段用出力歯車とに作用す
る第3クラツチとを備え、 該第1,第2,及び第3クラツチは補助変速機
構の手動操作系の2位置設定フオークに連結され
ており、 該フオークが高速段用の第1設定位置にあると
き、前記第1クラツチは前記高速段用中間歯車と
前記低速段用中間歯車とを連結せず、前記第2ク
ラツチは前記高速段用出力歯車と前記キヤリヤと
を連結し、前記第3クラツチは前記キヤリヤと前
記低速段用出力歯車とを連結せずに、エンジンか
らの出力を前記高速段用中間歯車、前記高速段用
出力歯車、前記第2クラツチ、前記キヤリヤ、及
び前記遊星歯車機構を介して前記前輪駆動用出力
軸及び前記後輪駆動用出力軸へ伝達し、 前記フオークが低速段用の第2設定位置にある
とき、前記第1クラツチは前記高速段用中間歯車
と前記低速段用中間歯車とを連結し、前記第2ク
ラツチは前記高速段用出力歯車と前記キヤリヤと
を連結せず、前記第3クラツチは前記キヤリヤと
前記低速段用出力歯車とを連結して前記遊星歯車
機構を停止させて、エンジンからの出力を前記高
速段用中間歯車、前記第1クラツチ、及び前記低
速段用中間歯車を介して前記前輪駆動用出力軸及
び前記後輪駆動用出力軸へ伝達する、 自動車用動力分配装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50133195A JPS5257622A (en) | 1975-11-05 | 1975-11-05 | Power distribution apparatus for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50133195A JPS5257622A (en) | 1975-11-05 | 1975-11-05 | Power distribution apparatus for vehicle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5257622A JPS5257622A (en) | 1977-05-12 |
| JPS6135008B2 true JPS6135008B2 (ja) | 1986-08-11 |
Family
ID=15098924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50133195A Granted JPS5257622A (en) | 1975-11-05 | 1975-11-05 | Power distribution apparatus for vehicle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5257622A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0624266Y2 (ja) * | 1986-02-14 | 1994-06-29 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 前後輪間のセンタ−デフ装置 |
| JPH0180531U (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-30 |
-
1975
- 1975-11-05 JP JP50133195A patent/JPS5257622A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5257622A (en) | 1977-05-12 |
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