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JPS6137028B2 - - Google Patents
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JPS6137028B2 - - Google Patents

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JPS6137028B2
JPS6137028B2 JP53033754A JP3375478A JPS6137028B2 JP S6137028 B2 JPS6137028 B2 JP S6137028B2 JP 53033754 A JP53033754 A JP 53033754A JP 3375478 A JP3375478 A JP 3375478A JP S6137028 B2 JPS6137028 B2 JP S6137028B2
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JP
Japan
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molten material
arc discharge
crucible
mold
casting
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JP53033754A
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Shiro Okamoto
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GASUKON KK
Original Assignee
GASUKON KK
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Publication date
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  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属製の身装具・工芸品・義歯・工
業用小物などを精密に鋳造する方法と装置に関
し、薄くて広い形や細くて長い形の部分までを正
確に美くしく鋳造でき、しかも簡単な装置と操作
で自動的に精密鋳造を行なえるようにする事を目
的とする。
精密鋳造においては、溶融した材料の鋳込み温
度及び鋳込みタイミングが特にシビヤーに要求さ
れる。即ち、溶融材料の鋳込みに適正な温度範囲
が狭く、これを越えると過熱ぎみとなつて、酸
化・窒化・肌荒れ・気泡などが生じ、逆に、それ
に満たないと加熱不足で湯回りが悪くなり、薄く
て広い形や細くて長い形の部分まで充分に流れ込
まない。
また、鋳型への溶融材料の流し込みが途切れた
り、流れ込み速度が遅かつたりすると、溶融材料
が流れ込みの途中で凝固し始め、正しい形に鋳造
できない。流れ込み速度が逆に速すぎると鋳物の
内部が最後に凝固し、その部分の収縮により変形
やひけが生ずる問題がある。
従来では、材料が溶解されてから鋳込みに適正
な温度範囲に加熱されたか否かを目で見て判定し
ていたため、熟練者が根を詰めても間違いの起こ
る事が多い。しかも、溶融材料の鋳込み初めの時
点で、その一部が先行して途切れたり、鋳込み速
度が遅かつたりする。従つて、上記諸問題を解決
できず、薄くて広い形や細くて長い形の部分を正
確に美くしく鋳造できなかつた。
本発明は、上記諸問題を解消して、どのような
形の部分でもその隅々にまで精密に美麗に鋳造で
きるようにするために、材料が溶解されて適正温
度範囲内に加熱された時点で、その材料の加熱を
自動的に停止させ、これにより適正温度範囲に加
熱された溶融材料を鋳型内に鋳込むものである。
以下、本発明の精密鋳造装置の実施例を、図面
に基き説明する。
図中、符号1は密閉に形成された溶解室であ
り、その下側に密閉に形成された鋳込み室2が配
置される。溶解室1は密閉状の溶解ケース3内に
形成され、その横側面に開設された操作口4は蓋
5で密閉に閉じられる。鋳込み室2は上面開口状
の鋳込みケース6内に形成され、連結ボルト7・
高さ調節ナツト8・揺動式係止腕9により、鋳込
みケース6が溶解ケース3に圧接されて、鋳込み
室2がシールリング10で密閉に保たれる。係止
腕9を水平に回転させてナツト8から離脱させる
と、鋳込みケース6を溶解ケース3から取外し
て、鋳込み室2の上面を開放できる。溶解ケース
3の底壁の中央部に座板11が一体に形成され、
この座板11の中央部に鋳込み穴12が明けられ
る。
溶解室1内で座板11上にるつぼ13が載置さ
れ、鋳込み室2内で座板11下に鋳型14が配置
されて環状シール15で気密接当される。鋳型1
4は受台16と高さ調節ボルト17を介して鋳込
みケース6に支持される。るつぼ13は銅又は銅
合金で円盤形に形成され、その中央部に容室18
がすり鉢形に形成され、その底部に溶融材料通過
穴19が明けられ、この溶融材料通過穴19の周
囲を取囲む形で容室18の底部に材料受面20が
扁平に形成される。
鋳型14は義歯用であり、鉄製筒枠14a内に
石膏と砂とからなる形材21が形成され、この形
材21内に湯口22及び造形空洞23が形成され
る。鋳型14の湯口22は座板11の鋳込み穴1
2を通じてるつぼ13の溶融材料通過穴19に連
通され、これにより、溶解室1と鋳込み室2と
が、るつぼ容室18・溶融材料通過穴19・鋳込
み穴12・湯口22・造型空洞23・形材18の
粒子間隙で形成されるガス抜き路・及び受台16
の上面に刻設されたガ抜き溝16aを順に経て連
動される。
溶解室1の上面の一側部に圧力不活性ガス注入
口25が明けられ、この注入口25が流量調節弁
26を介して不活性ガスの一種であるアルゴンガ
スの容器27に接続される。溶解室1の一側下部
に真空引き口28が明けられ、この真空引き口2
8が逆止弁29を介して真空ポンプ30に接続さ
れる。鋳込み室14の上面の一側部に不活性ガス
排出口31が明けられ、この排出口31が絞り調
節用の弁32を経て切換弁33で大気放出口34
と真空ポンプ30とに切換可能に接続され。
るつぼ13の容室18の底部に形成した材料受
け面20上に円柱形の単体の材料35が立てて置
かれ、この材料35の底部35aで溶融材料通過
穴19がほぼ塞がれる。溶解室1内で、材料35
の上側にタングステン製のアーク放電電極36が
適当間隔距てて対置され、このアーク放電電極3
6と材料35とに亘つて電源37から直流電圧又
は交流電圧が電圧調節器38・昇圧器39・溶解
ケース3・及びるつぼ13を経て印加されるよう
に構成される。アーク放電電極36は高さ調節ネ
ジ40で高さ調節可能に、溶解ケース3に固定さ
れる。このアーク放電電極36の高さと、電圧調
節器38で調節されるアーク放電電圧とは、次の
ように設定される。即ち、第4図ハに示すよう
に、アーク放電41で材料35が必要充分に溶
解・加熱されて溶け落ちるに至つた時点における
アーク放電電極36と材料35との間の距離Aを
アーク放電限界値として、このアーク放電限界値
Aでアーク放電41が途切れて停止するように設
定される。51はのぞき窓である。
次に、上記構成の精密鋳造装置を用いて、本発
明の精密鋳造方法の実施手順の一例を説明する。
この精密鋳造方法は、不活性雰囲気形成工程、
雰囲気圧力形成工程、材料溶解工程、及び鋳込み
工程の順からなる。
不活性雰囲気形成工程では、材料35の酸化及
び窒化を防ぐために、溶解室1及び鋳込み室2を
不活性雰囲気にする。即ち、切換弁33を真空ポ
ンプ側に切換えて、真空ポンプ30を作動させる
と、逆止弁29を通じて溶解室1が真空にされる
とともに、切換弁33と絞り調節弁32とを通じ
て鋳込み室2及び鋳型14内が真空にされる。充
分に真空になつたところで、切換弁33を閉じ、
真空ポンプ30を停止する。
次いで、流量調節弁26を開けて、アルゴン容
器27からアルゴンガスを溶解室1に注入する。
すると、アルゴンガスが溶解室1から、材料35
とるつぼ13の材料受け面20との隙間、るつぼ
13と座板11との隙間、鋳込み穴12、湯口2
2、造型空洞23、形材21の粒子間隙から成る
ガス抜き路、及びガス抜き溝24を経て鋳込み室
2に流れ込み、溶解室1・鋳型14内・及び鋳込
み室2がアルゴンガスで不活性雰囲気に保たれ
る。
雰囲気圧力形成工程では、溶融した材料の鋳込
みに適正な温度範囲を拡げ、かつ溶融材料の鋳込
み速度を適正にするために、溶解室1・鋳型14
内・及び鋳込み室2を加圧状態にする。即ち、ア
ルゴンガスを溶解室1に注入し続け、切換弁33
を大気放出口34側に切換え、流量調節弁26と
絞り調節弁32とを調節して、溶解室1を5気圧
(ゲージ圧、以下同じ)、鋳込み室2を3気圧、そ
の差圧を2気圧に保つ。この状態では、アルゴン
ガスが溶解室1に注入され続け、前記と同様に鋳
型14内及び鋳込み室2に流れ込み、絞り調節弁
32・切換弁33を経て大気放出口34から大気
中に放流され続ける。この加圧状態は、鋳込み完
了するまで継続する。
次に、材料溶解工程に入る。即ち、アーク放電
電極36と材料35との間に所定値の電圧を印加
してアーク放電41を起こさせると、このアーク
放電41の熱で、材料35が第4イ乃至ニに示す
ようにその上端部からその底部に向つて次第に溶
解されて流れ落ち、るつぼ13の容室18に受け
溜められてゆく。このとき、材料35が上から順
に溶解される事と、材料35の底部35aの熱量
がるつぼ13に吸収される事から、その材料底部
35aが最後まで溶け残り、材料底部35aで溶
融材料通過穴19が塞ぎ続けられる。溶解された
材料35bは、溶解室1内の加圧力でその沸点が
高められて、沸騰が抑止され続ける。
材料35がその上部から底部まで完全に溶解し
てるつぼ13内に流れ落ちた第4図ハの状態に至
ると、アーク放電41が放電限界値Aに達して途
切れて自動停止する。これにより、完全に溶融し
た材料35bは鋳込みに適正な温度範囲内に自動
的に入る。このとき、材料35の固体底部35a
での溶融材料通過穴19の閉塞が解かれて、鋳込
み工程に自動的に移行する。
その材料がニツケル合金・クロム合金・ゴバル
ト合金・又はチタン合金などの高融点(約1400―
1900℃)の場合でも、るつぼ13は銅乃至銅合金
製の低融点(約1100℃)ではあるが、熱伝導性が
高くて熱を速やかに拡散させて低温に保たれるか
ら、その溶融材料35bでるつぼ13が溶損され
る事はない。
鋳込み工程では、るつぼ13内の溶融材料35
bが適正な温度範囲内に保たれながら、その全部
が一団となつて、溶融材料通過穴19を通り抜
け、湯口22から造型空洞23内に鋳込まれる。
このとき、溶融材料35bには溶解室1の加圧力
で加圧され続け、その沸騰を抑止され続ける。ま
た、溶融材料35bは、溶解室1の加圧力5気圧
で異常に速く鋳込まれようとするのに対して、鋳
込み室2の加圧力3気圧でその鋳込み速度を緩や
かにし、その差の2気圧と自重として適正な速度
で造型空洞23内に鋳込まれていき、造形空洞2
3の奥部から入口部に向つて順に凝固されながら
その入口部から尚も注入され続ける。これによ
り、造型空洞23内に形成される鋳物は、その凝
固・冷却による収縮に伴つて溶融材料が補充され
るから、ひけや変形が生じないで、正しい形状に
できあがる。
本発明の精密鋳造方法及び精密鋳造装置の別実
施例として、上記主実施例の一部を次の各項に掲
げるように変更する事が考えられる。
(A) るつぼ13を銀・銀合金・金・金合金・アル
ミニウム・及びアルミニウム合金で造る。又
は、これらの金属材料に銅及び銅合金を加えた
うちの二種以上の金属材料で造る。
(B) るつぼ13をアーク放電41の発生温度より
も融点が高いカーボンで造り、アーク放電41
がるつぼ13に比較的長い間とんだ場合でも、
るつぼ13が溶損されないようにする。
(C) 上述の主実施例・(A)又は(B)において、第5図
に示すように、座板11内に冷却室42を形成
し、流量調節弁43から冷却室42を通過する
水又は油などの冷媒44で、座板11を介して
るつぼ13を強制冷却する。
(D) 上記(C)おいて、第6図に示すように、冷却室
42をるつぼ13内に移設し、その冷却室42
の冷媒の出入口45を自封式継手46及び溶解
ケース3の底壁内に形成した通孔47を介して
外部の冷媒供給源及び冷媒回収部に連通させ
る。
(E) 上記の主実施例・(A),(B),(C)又は(D)におい
て、第7図に示すように、るつぼ13内の底部
で、材料載置面20の周縁部と容室18の下周
縁との間に材料熱量吸収壁面48を形成し、こ
の壁面48に材料35の底部35aの周面を接
触させ、その壁面48の高さhを適宜選定する
事により、材料底部35aからるつぼ13への
吸熱速度を所望通りに設定し、材料35をその
種類に合つた鋳込みに適正な温度範囲に自動的
に入るように溶解できるようにする。
(F) 上記の主実施例・(A),(B),(C),(D)、又は(E)に
おいて、第8図又は第9図に示すように、るつ
ぼ13の材料載置面20(及び材料熱吸収壁面
48)を除いて、その容室18の内面に耐熱・
断熱・絶縁性を兼備する保護層49を形成す
る。これにより、溶融材料35bの過冷を防
ぎ、るつぼ13の形成材料が溶融材料35bに
吸収されて溶融材料35bが変質する事を防止
し、かつ、アーク放電41がるつぼ13にとん
でるつぼ13が溶損される事も防止する。
(G) 上記の主実施例・(A),(B),(C),(D),(E)又は(F
)
において、第10図イ、ロ、ハ又はニに示すよ
うに、材料35を円錐形・円錐台形若しくはこ
れに近似する形状にする。この場合、その材料
の円錐テーパーθは、アーク放電41が長くな
つてゆくにつれて次第に拡がつてゆく事のでき
る最大テーパー又はこれに近いテーパーにする
事が好ましい。これにより、材料35がテーパ
ー状に拡がる分だけ、その溶解量即ち鋳込み量
を大きくする事ができるうえ、その溶解を均等
に高効率で速やかに行なえる。
以上で説明したように、本第1発明では、材料
がアーク放電でその上部から底部に向つて次第に
溶解されて行き、完全に溶解して鋳込みに適正な
温度範囲に入つたところで、アーク放電が放電限
界値に達して途切れて自動停止するから、その材
料は鋳込みに適正な温度範囲内に自動的に正確に
溶解・加熱され、この適正な温度範囲になつた溶
融材料をそのまま鋳型に好タイミングに鋳込むこ
とができ、加熱不足により湯回りが悪くなる事が
なければ、加熱過剰により材料が沸騰して気泡や
肌荒れが生じる事もない。
また、るつぼの底部に溶融材料通過穴を明け、
るつぼの底部上に置いた材料で溶融材料通過穴を
塞いでおき、材料が完全に溶解されて適温に加熱
されるに至つたときに、その材料の底部の溶解に
より、溶融材料通過穴が開放されるようにする実
施態様を採用する場合には、るつぼ内の溶融材料
が一団となつて、自動的に溶融材料通過穴を通り
抜けて、鋳型内に自動的に好タイミングで鋳込ま
れ、早過ぎる事も遅過ぎる事も生じない。
従つて、適温の溶融材料が鋳型内にタイミング
良く鋳込まれるから、溶融材料は湯回りが良いう
え、過熱による気泡や肌荒れ等の発生もない。こ
れにより、身装具・工芸品・義歯などに多く見う
けられる薄くて広い形や細くて長い形の部分で
も、その隅々まで正確に美しく、しかも滑らかな
肌に精密に鋳造する事ができる。
そのうえ、始動ポタンを押してアーク放電を発
生せた後、溶解及び加熱完了までが自動的に連続
して行なわれ、材料が溶解後に適温に加熱された
かどうかの肉眼判定、アーク放電の停止操作、そ
の他これらに付帯する各操作を一切省略できる。
また、前記実施態様の場合には、鋳込みの開始
操作をも省略できる。
これにより、その精密鋳造を始動ポタンの一押
しのみで、極めて簡単に溶融材料を適正温度範囲
内に加熱でき、作業者の一人当りの精密鋳造装置
の運転台数を多くしてて、その精密鋳造品の生産
量を大幅に増大させる事ができる。
しかも、溶解開始から溶解及び加熱完了まで、
前記実施態様の場合にはこれに加えて鋳込み完了
までの各段階の移行は、総て自動的にタイミング
よく連続して行なわれるから、精密鋳造技術に詳
しくない人でも失敗することが殆んどなく、その
鋳造製品のロス率を殆んどなくす事ができる。
そのうえ、鋳造の各段階の移行には、操作時間
やこれに伴うロス時間が一切生じないから、その
分だけ精密鋳造を短時間で完了させて、その生産
能率を高める事もできる。
本第2発明では、上記第1発明に改良を加え
て、材料を溶解開始前から鋳込み完了後まで終始
連続して不活性ガス雰囲気で保護するから、材料
が空気で窒化や酸化を起こす事を無くすことがで
きる。
また、材料を溶解開始前から鋳込み完了後まで
終始連続して雰囲気ガスで加圧し続けるから、溶
融材料の沸点を高くして、その溶融材料の鋳込み
に適正な温度範囲を高温側に拡げて、この拡大さ
れた適正温度範囲内に材料を容易に溶解・加熱す
る事ができるうえ、その適正温度範囲のうちの新
たに拡大された高温側部分に材料を溶解・加熱す
場合には、過熱障害を起こすことなく、溶融材料
の流動性を高めて、鋳込み時の湯回りをよくする
事ができ、これにより、非常に緻密な形状にでも
正確に美しく鋳造する事ができる。
また、るつぼで溶解された材料が鋳型に溶解室
内雰囲気の高い加圧力でもろに吹き込まれる場合
には、その鋳込みの勢いが強過ぎて、鋳肌が荒れ
たり鋳バリが出たりするうえ、その鋳込み速度
も、速過ぎて、鋳込まれた材料がその周囲からそ
の中央内部に向つて次第に凝固していく事から、
その凝固収縮によりひけや変形などが発生する。
これに対処して、本第3発明では第2発明にさ
らに改良を加えて、鋳込み室内にも圧力をかけ
て、これを背圧として、前記材料の鋳込みの勢い
及び鋳込み速度を緩やかにして、適正な勢い及び
速度に調節する事ができる。これにより、鋳肌荒
れ・鋳バリ・ひけ・変形などを充分に解消する事
ができる。
従つて、ニツケル・ニツケル合金・クロム・ク
ロム合金・チタン・チタン合金などの高融点材料
のものでも、工業用小物は勿論の事、身装具・工
芸品、及び義歯などの緻密な形状に正しく鋳造す
る事が、本発明によつて初めて可能になつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の精密鋳造装置の実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は縦断正面図、第3図は
要部分解一部切除斜視図、第4図イ乃至ニは溶解
開始から鋳込み開始に至る間の工程図、第5図乃
至第9図はそれぞれ主実施例の改良例を示す要部
縦断正面図、第10図イ乃至ニは材料の変形例の
正面図を示す。 1……溶解室、2……鋳込み室、13……るつ
ぼ、14……鋳型、19……溶融材料通過穴、2
2……湯口、23……造形空洞、26……弁、2
7……不活性ガス源、32……絞り通路、35…
…材料、35a……底部、35b……溶融材料、
36……アーク放電電極、41……アーク放電、
A……アーク放電限界値。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 るつぼ13に材料35を置き、材料35の上
    側にアーク放電電極36を適当間隔距てて対置
    し、アーク放電電極36と材料35とに亘つて電
    圧を印加してアーク放電41を起こさせ、このア
    ーク放電41の熱で材料35が上部から順に溶解
    して流れ落ちてるつぼ13に受けられ、材料35
    が上部から下部まで必要充分に溶解して流れ落ち
    たときのアーク放電電極36と材料35との間の
    距離Aをアーク放電限界値に設定して、ここでそ
    のアーク放電41が途切れて自動停止し、これに
    より材料35が完全に溶解するとともに、溶融材
    料35bの温度が鋳込みに適正な温度範囲に自動
    的に入り、この溶融材料35bを鋳型14内に鋳
    込むことを特徴とする、精密鋳造方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載した精密鋳造方
    法において、るつぼ13の下側に鋳型14を配置
    し、るつぼ13の底部に溶融材料通過穴19を明
    け、溶融材料通過19に鋳型14の湯口22を連
    通させ、るつぼ底部上に材料35を置いて、材料
    35の底部35aで溶融材料通過穴19を塞ぎ、
    この状態で材料35を前記アーク放電41で溶解
    し、材料35が完全に溶解するとともに、溶融材
    料35bの温度が鋳込みに適正な温度範囲に自動
    的に入り、かつ、材料35の固体底部35aでの
    溶融材料通過穴19の閉塞が解け、その溶融材料
    35b全体が溶融材料通過穴19を通過して湯口
    22から鋳型14内に一丸となつて鋳込まれる、
    精密鋳造方法。 3 密閉に形成した溶解室1の下側に鋳型14を
    配置し、溶解室1にるつぼ13を配置し、るつぼ
    13の底部に溶融材料通過穴19を明け、この溶
    融材料通過19に鋳型14の湯口22を連通さ
    せ、溶解室1と鋳型14の外側空間とをるつぼ1
    3、溶融材料通過穴19、鋳型14の湯口22・
    造型空洞23・ガス抜き路を直列に経て連通さ
    せ、溶解室1を不活性ガス源27に弁26を介し
    て連通させ、るつぼ底部上に材料35を置いて、
    材料35の底部35aで溶融材料通過穴19を塞
    ぎ、材料35の上側にアーク放電電極36を適当
    間隔距てて対置し、不活性ガス源27から不活性
    ガスを溶解室1・るつぼ13・溶融材料通過穴1
    9・鋳型湯口22・鋳型造型空洞23・鋳型ガス
    抜き路・及び鋳込み室2に順に流して、絞り通路
    32から外部に流出させ、これにより以上の各ガ
    ス流経路部分1,13,19,22,23,2を
    不活性ガス雰囲気に保ちながら、溶解室1を加圧
    状態に保ち、この状態下において、アーク放電電
    極36と材料35とに亘つて電圧を印加してアー
    ク放電41を起きさせ、このアーク放電41の熱
    で材料35が上部から順に溶解して流れ落ちてる
    つぼ13に受けられて行き、材料底部35aが最
    後に溶解されるまで、その材料底部35aで溶融
    材料通過穴19が塞ぎ続けられるとともに、溶解
    室1内の圧力で溶解した材料35bの沸騰が抑制
    され、材料35の上部から底部まで必要充分に溶
    解して流れ落ちたときのアーク放電電極36と材
    料35との間の距離Aをアーク放電限界値に設定
    して、ここでそのアーク放電41が途切れて自動
    停止し、これにより材料35の最後まで溶け残つ
    た底部35aまでも溶解するとともに、溶融材料
    35bの温度が適正な温度範囲に自動的に入り、
    このとき、材料35の固体底部35aでの溶融材
    料通過穴19の閉塞が解け、その溶融材料35b
    が溶融材料通過穴19を通過して湯口22から造
    型空洞23内に鋳込まれる、精密鋳造方法。 4 密閉に形成した溶解室1の下側に密閉に形成
    した鋳込み室2を配置し、溶解室1にるぼ13
    を、鋳込み室2に鋳型14をそれぞれ配置し、る
    つぼ13の底部に溶融材料通過穴19を明け、こ
    の溶融材料通過19に鋳型14の湯口22を連通
    させ、溶解室1と鋳込み室2とをるつぼ13、溶
    融材料通過穴19、鋳型14の湯口22・造型空
    洞23・ガス抜き路を直列に経て連通させ、溶解
    室1を不活性ガス源27に弁26を介して連通さ
    せるとともに、鋳込み室を外部に絞り通路32を
    介して連通させ、るつぼ底部上に材料35を置い
    て、材料35の底部35aで溶融材料通過穴19
    を塞ぎ、材料35の上側にアーク放電電極36を
    適当間隔距てて対置し、不活性ガスを源27から
    不活性ガスを溶解室1・るつぼ13・溶融材料通
    過穴19・鋳型湯口22・鋳型造型空洞23・鋳
    型ガス抜き路・及び鋳込み室2に順に流して、絞
    り通路32から外部に流出させ、これにより以上
    の各ガス流経路部分1,13,19,22,2
    3,2を不活性ガス雰囲気に保ちながら、溶解室
    1と鋳込み室2とを加圧状態に保つとともに、溶
    解室1を鋳込み室2より高圧に保ち、この状態下
    において、アーク放電電極36と材料35とに亘
    つて電圧を印加してアーク放電41を起こさせ、
    このアーク放電41の熱で材料35が上部から順
    に溶解して流れ落ちてるつぼ13に受けられて行
    き、材料底部35aが最後に溶解されるまで、そ
    の材料底部35aで溶融材料通過穴19が塞ぎ続
    けられるとともに、溶解室1内の圧力で溶解した
    材料35bの沸騰が抑制され、材料35の上部か
    ら底部まで必要充分に溶解して流れ落ちたときの
    アーク放電電極36と材料35との間の距離Aを
    アーク放電限界値に設定して、ここでそのアーク
    放電41が途切れて自動停止し、これにより材料
    35の最後まで溶け残つた底部35aまでも溶解
    するとともに、溶融材料35bの温度が適正な温
    度範囲に自動的に入り、このとき、材料35の固
    体底部35aでの溶融材料通過穴19の閉塞が解
    け、その溶融材料35bが溶融材料通過穴19を
    通過して湯口22から造型空洞23内に鋳込まれ
    ると同時に、その溶融材料35bが造型空洞23
    に流れ込む速度が鋳込み室2の背圧で緩やかにさ
    れ、これによりその溶融材料35bが造型空洞2
    3の奥部から入口部に向つて順に凝固されながら
    その入口部から尚も注入され続けて、造型空洞2
    3・内に形成される鋳物にひけが生じないように
    した、精密鋳造方法。
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