JPS6138545B2 - - Google Patents
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- JPS6138545B2 JPS6138545B2 JP5854978A JP5854978A JPS6138545B2 JP S6138545 B2 JPS6138545 B2 JP S6138545B2 JP 5854978 A JP5854978 A JP 5854978A JP 5854978 A JP5854978 A JP 5854978A JP S6138545 B2 JPS6138545 B2 JP S6138545B2
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- Japan
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- resin
- acrylic resin
- sheet
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- copolymer
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Description
本発明は、磁気テープを内蔵したケースと前記
磁気テープとの間にシート状滑性層が配置されて
いるテープカセツトに関するものである。 従来此種のテープカセツトにおいては、ケース
(ハーフ)の内壁面と磁気テープ又はハブとの間
に、これらの摩擦抵抗を減少させて磁気テープを
安定に走行させるための滑性プラスチツクシート
(以下、ライナーシートと称する。)が配置されて
いる。このライナーシートとしては、例えば(1)、
ポリテトラフルオロエチレンのみからなるもの。
(2)、プラスチツクフイルムにグラフアイト、カー
ボン等の導電性滑材粒子を充填若しくは塗布した
もの。(3)、カーボン等を混入した紙シート上にシ
リコンオイルをトツプコートしたものがある。と
ころが上記(1)のものは滑性に富むが電気抵抗が高
くて帯電防止の面で不利であり、上記(2)及び(3)の
ものはカーボン、グラフアイト等の基材に対する
充填量に限度があるために、充分な効果をもたら
すには相当量を混入しなければならないが、この
場合には成形が困難となりかつコスト高になると
いう欠点がある。 本発明はこのような欠陥を是正すべくなされた
ものであつて、冒頭に述べたテープカセツトにお
いて、前記シート状滑性層が主として滑材と導電
性アクリル系樹脂とを含有していることを特徴と
するテープカセツトに係るものである。このよう
に構成することによつて、滑性及び電気抵抗を向
上させ、低コストにて容易に成形できる。なおこ
こで、「テープカセツト」とは、ケースに磁気テ
ープを内蔵したものを意味し、いわゆるテープカ
ートリツジ等も含むものとする。 本発明によれば、上述の導電性アクリル系樹脂
をバインダとして使用するために、このバインダ
の導電性によつて帯電量を小さくして帯電防止性
を向上させることができる一方、この導電性アク
リル系樹脂の存在によつて導電性滑材の量を少な
くすることができる。従つて滑材による潤滑性
(摩擦抵抗の低下)を向上させ得るのみならず、
導電性滑材を使用した場合にはこの添加量を減ら
すことができ、従つてシートの成形が容易でコス
トダウンを図ることができる。 本発明によれば、上述の導電性アクリル系樹脂
として、下記構造式のポリ(2−ヒドロキシ−3
−メタクロイロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド)が望ましい。 この導電性アクリル系樹脂は分枝末端にイオン性
のトリメチルアンモニウムクロライドを有してい
るので、伝導性に優れ、シート状滑性層の帯電量
(電気抵抗)を低下させるのに寄与する。更に、
この導電性アクリル系樹脂に所定量のポリイソシ
アネート化合物を混合すれば、導電性アクリル系
樹脂の分枝中の−OHがポリイソシアネート化合
物のイソシアネート基と反応して結合し、耐摩耗
性に富むポリイソシアネート変性アクリル共重合
体(架橋ポリマー)を生成させることができるの
で、シート状滑性層の耐摩耗性も大巾に向上す
る。 なおこの導電性アクリル系樹脂は上述のメタク
リル系以外にも、ポリ(2−ヒドロキシ−3−ア
クリロイロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド)であつてもよい。また上述の導電性
アクリル系樹脂は、上述の−OH含有導電性アク
リル系樹脂と、下記構造式の導電性アクリル系樹
脂(−OHなし)との共重合体で構成してよい
が、後者の樹脂はイオン性を有するがイソシアネ
ートとは反応しないので、その割合は共重合体全
体に対して50%程度以下(即ち前者の樹脂による
耐摩耗性が出る程度)とするのがよい。 なお上述の導電性アクリル系樹脂の平均分子量
は2〜20万がよく、4〜10万が更によい。 また本発明において使用可能なポリイソシアネ
ート化合物としては下記に示すジ、トリ及びテト
ライソシアネートが使用可能である。
磁気テープとの間にシート状滑性層が配置されて
いるテープカセツトに関するものである。 従来此種のテープカセツトにおいては、ケース
(ハーフ)の内壁面と磁気テープ又はハブとの間
に、これらの摩擦抵抗を減少させて磁気テープを
安定に走行させるための滑性プラスチツクシート
(以下、ライナーシートと称する。)が配置されて
いる。このライナーシートとしては、例えば(1)、
ポリテトラフルオロエチレンのみからなるもの。
(2)、プラスチツクフイルムにグラフアイト、カー
ボン等の導電性滑材粒子を充填若しくは塗布した
もの。(3)、カーボン等を混入した紙シート上にシ
リコンオイルをトツプコートしたものがある。と
ころが上記(1)のものは滑性に富むが電気抵抗が高
くて帯電防止の面で不利であり、上記(2)及び(3)の
ものはカーボン、グラフアイト等の基材に対する
充填量に限度があるために、充分な効果をもたら
すには相当量を混入しなければならないが、この
場合には成形が困難となりかつコスト高になると
いう欠点がある。 本発明はこのような欠陥を是正すべくなされた
ものであつて、冒頭に述べたテープカセツトにお
いて、前記シート状滑性層が主として滑材と導電
性アクリル系樹脂とを含有していることを特徴と
するテープカセツトに係るものである。このよう
に構成することによつて、滑性及び電気抵抗を向
上させ、低コストにて容易に成形できる。なおこ
こで、「テープカセツト」とは、ケースに磁気テ
ープを内蔵したものを意味し、いわゆるテープカ
ートリツジ等も含むものとする。 本発明によれば、上述の導電性アクリル系樹脂
をバインダとして使用するために、このバインダ
の導電性によつて帯電量を小さくして帯電防止性
を向上させることができる一方、この導電性アク
リル系樹脂の存在によつて導電性滑材の量を少な
くすることができる。従つて滑材による潤滑性
(摩擦抵抗の低下)を向上させ得るのみならず、
導電性滑材を使用した場合にはこの添加量を減ら
すことができ、従つてシートの成形が容易でコス
トダウンを図ることができる。 本発明によれば、上述の導電性アクリル系樹脂
として、下記構造式のポリ(2−ヒドロキシ−3
−メタクロイロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド)が望ましい。 この導電性アクリル系樹脂は分枝末端にイオン性
のトリメチルアンモニウムクロライドを有してい
るので、伝導性に優れ、シート状滑性層の帯電量
(電気抵抗)を低下させるのに寄与する。更に、
この導電性アクリル系樹脂に所定量のポリイソシ
アネート化合物を混合すれば、導電性アクリル系
樹脂の分枝中の−OHがポリイソシアネート化合
物のイソシアネート基と反応して結合し、耐摩耗
性に富むポリイソシアネート変性アクリル共重合
体(架橋ポリマー)を生成させることができるの
で、シート状滑性層の耐摩耗性も大巾に向上す
る。 なおこの導電性アクリル系樹脂は上述のメタク
リル系以外にも、ポリ(2−ヒドロキシ−3−ア
クリロイロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド)であつてもよい。また上述の導電性
アクリル系樹脂は、上述の−OH含有導電性アク
リル系樹脂と、下記構造式の導電性アクリル系樹
脂(−OHなし)との共重合体で構成してよい
が、後者の樹脂はイオン性を有するがイソシアネ
ートとは反応しないので、その割合は共重合体全
体に対して50%程度以下(即ち前者の樹脂による
耐摩耗性が出る程度)とするのがよい。 なお上述の導電性アクリル系樹脂の平均分子量
は2〜20万がよく、4〜10万が更によい。 また本発明において使用可能なポリイソシアネ
ート化合物としては下記に示すジ、トリ及びテト
ライソシアネートが使用可能である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
その他のイソシアネートとしては、PRO
(NCO)2等の有機リンイソシアネート、CF3NCO
又はCoF2o+1CH2NCO等の弗化イソシアネー
ト、RSO2NCO等のスルフオニルイソシアネー
ト、ベンジルクロライドのイソシアネート
(NCO)2等の有機リンイソシアネート、CF3NCO
又はCoF2o+1CH2NCO等の弗化イソシアネー
ト、RSO2NCO等のスルフオニルイソシアネー
ト、ベンジルクロライドのイソシアネート
【式】ベンツアルクロライドのイソシア
ネート
【式】エチルベンゾールのイソシ
アネート、スチロールのイソシアネート
【式】ウレタントリイソシアネート
等が挙げられる。
上述のポリイソシアネート化合物と上述の導電
性アクリル系樹脂とを含む場合、導電性アクリル
系樹脂等の樹脂100重量部に対してポリイソシア
ネート化合物が5〜50重量部の割合であるのがよ
く、10〜30重量部の割合であるのが更によい。即
ち、ポリイソシアネート化合物が1重量部末満で
あるとイソシアネート変性アクリル共重合体の割
合が少なくなつて耐摩耗性に乏しくなり、また50
重量部を越えると架橋されすぎて却つて硬くなり
すぎ然も導電性アクリル系樹脂の相対的割合が少
なくなつて全体としてのイオン性(導電性)が弱
くなる。 本発明で使用される上述の滑材は、滑性向上の
点で、層状の結晶構造を有しかつ層間の劈開性を
有する材料であるのが望ましく、これにはグラフ
アイト、カーボンブラツク、二硫化モリブデン、
フツ化黒鉛、タルク等が挙げられる。このうち、
グラフアイト、カーボンブラツク、二硫化モリブ
テンは帯電防止性を有するので、帯電防止の上で
は望ましい材料である。また本発明で使用される
滑材の平均粒径は0.5〜10μであるのが望まし
く、1〜5μであるのが更に望ましい。即ち平均
粒径が0.5μ未満となると小さすぎて却つて滑性
効果に乏しくなり、また10μを越えると(特に約
100μ以上になると)大きすぎて後述のベース上
への塗布が困難となるからである。またこの滑材
として流体状の滑材を使用すれば、動摩擦係数低
下の効果を更に向上させることができる。この場
合、使用される流体状の滑材としは、炭素原子数
25以下の各種脂肪酸と同様の各種アルコールとか
らなる脂肪酸エステル類、各種有機官能基を有す
るシロキサン化合物又はポリシロキサン化合物
(例えばポリジメチルシロキサン)、流動パラフイ
ン、スクアラン等の各種パラフイン系、炭化水素
化合物、或いはこれらの混合物等が使用可能であ
る。これらの流体状滑材は、上記導電性アクリル
系樹脂100重量部に対して20重量部以下であるの
がよく、10重量部以下であるのが更によい。 また本発明においては、耐摩耗性付与材を添加
してシートの耐摩耗性を向上させるのが望まし
い。この耐摩耗性付与材はモース硬さが5以上の
非磁性材料(研摩材)であるのが望ましく、これ
にはCr2O3,α−A2O3,SiC,α−Fe2O3,
SiO2、ケイ酸カルシウム、カオリン、TiO2,
ZnO,ケイ酸アルミニウム、タルク、ケイソウ
土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸
マグネシウム等の顔料が挙げられる。この耐摩耗
付与材の平均粒径は0.05〜5.0μであるのが望ま
しく、0.1〜1.0μであるのが更に望ましい。即
ち、平均粒径が0.05μ未満であると小さすぎて耐
摩耗効果に乏しくなり、また5.0μを越えると磁
気テープ側を傷付け易くかつまた後述のベース上
への塗布が困難となるからである。 また他の添加成分として、上述の導電性アクリ
ル系樹脂100重量部に対して50重量部以下の樹脂
を使用し、この樹脂を増量剤及び強度付与剤とし
て用いてもよい。この添加可能な樹脂には、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩
化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウレタン樹
脂、フエノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−アクリル酸共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合体、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、セ
ルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、フエノール樹脂、エポキ
シ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキツド樹脂、尿素ホルムアル
デヒド樹脂等があげられる。 本発明によるライナーシートは、例えば第1図
に示す如く、紙や不織布、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリエステル、ポリカーボネート等のベ
ース1上に上述した組成の滑性層材料を塗布し、
乾燥することにより滑性層2を形成し、これによ
つてライナーシート3を作成する。この場合の溶
剤としては、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジメチルホルムアミド等をはじめ、従来公
知の溶剤を使用できる。このライナーシートは、
具体的には第2図に示すテープカセツト4内に装
着される。カセツト4の上ハーフ8と下ハーフ9
との間には、リールハブ5,6に夫々巻回された
磁気テープ7が内蔵されており、上下のハーフ9
の内壁面と磁気テープ7との間に上述のライナー
シート3が夫々配置されている。この場合、ライ
ナーシート3の滑性層2側が磁気テープ7と近接
するように配置される。なおライナーシート3表
面には公知の潤滑剤をトツプコートしてもよい。
また、滑性層2の厚みは1〜20μであるのがよ
く、2〜10μが更によい。即ち1μ未満では寿命
が短かくなり、20μを越えると実用的にみてカセ
ツト内への装着が困難となる。 次に、本発明を実施例に付き更に詳細に説明す
る。 比較例 下記組成の混合物を調製した。 導電性アクリル系樹脂 100重量部 メチルエチルケトン 200 〃 シクロヘキサノン 200 〃 この混合物を、乾燥後の厚さが約5μとなるよ
うにベース上に塗布した。 実施例 1 下記組成の混合物を調製した。 グラフアイト粉(粒径5μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 この混合物をボールミル中で分散混合して塗料
を作り、これを、乾燥後の厚さが約5μとなるよ
うにベース上に塗布乾燥した。 実施例 2 下記組成の混合物を調製した。 タルク粉(粒径1.2μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 この混合物を実施例1と同様にベース上に塗布
し、約5μ厚の滑性層を形成した。 実施例 3 タルク粉(粒径1.2μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 ポリイソシアネート(デスモジユールL: バイエル染料製造会社製) 20 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 タルク粉、導電性アクリル系樹脂及び溶剤をボ
ールミル中で分散混合し、ベース上への塗布約30
分前に、ポリイソシアネートを添加混合し、これ
を、乾燥後の厚さが約5μとなるようにベース上
に塗布乾燥した。 上述した各例のサンプルについて、動摩擦係
数、耐摩耗性及び電気抵抗を夫々測定した。動摩
擦係数の測定に際しては、第3図に示すように、
1/4インチ幅のテープ状に裁断した試料(ライナ
ーシート)3を真ちゆう製ドラム10の1/4円周
に亘つて接触させ、その一端を水平な状態にて支
持体11に取付け、その他端を垂直に降ろして重
錘Wを取付ける。そしてドラム10を試料3に対
し相対速度0.75mm/secで回転させ、ドラム10
と支持体11及び重錘Wとの間に配したテンシヨ
ンゲージT1及びT2の値t1及びt2を夫々読み取る。
動摩擦係数μdは、μd=2/πloget2/t1によつ
て与え られる。また耐摩耗性(粉落ち量)の測定に際し
ては、JIS R6001及びJIS R6253に規定される
#800のラツピングテープを巻いたローラに1/4イ
ンチ幅に裁断して掛け、100gの荷重を加え、長
さ10cmに亘つてテープ状の試料を100回往復させ
た。そして試料の重量の減少を測定し、この減少
量を粉落ち量とした。 結果を下記表に示した。
性アクリル系樹脂とを含む場合、導電性アクリル
系樹脂等の樹脂100重量部に対してポリイソシア
ネート化合物が5〜50重量部の割合であるのがよ
く、10〜30重量部の割合であるのが更によい。即
ち、ポリイソシアネート化合物が1重量部末満で
あるとイソシアネート変性アクリル共重合体の割
合が少なくなつて耐摩耗性に乏しくなり、また50
重量部を越えると架橋されすぎて却つて硬くなり
すぎ然も導電性アクリル系樹脂の相対的割合が少
なくなつて全体としてのイオン性(導電性)が弱
くなる。 本発明で使用される上述の滑材は、滑性向上の
点で、層状の結晶構造を有しかつ層間の劈開性を
有する材料であるのが望ましく、これにはグラフ
アイト、カーボンブラツク、二硫化モリブデン、
フツ化黒鉛、タルク等が挙げられる。このうち、
グラフアイト、カーボンブラツク、二硫化モリブ
テンは帯電防止性を有するので、帯電防止の上で
は望ましい材料である。また本発明で使用される
滑材の平均粒径は0.5〜10μであるのが望まし
く、1〜5μであるのが更に望ましい。即ち平均
粒径が0.5μ未満となると小さすぎて却つて滑性
効果に乏しくなり、また10μを越えると(特に約
100μ以上になると)大きすぎて後述のベース上
への塗布が困難となるからである。またこの滑材
として流体状の滑材を使用すれば、動摩擦係数低
下の効果を更に向上させることができる。この場
合、使用される流体状の滑材としは、炭素原子数
25以下の各種脂肪酸と同様の各種アルコールとか
らなる脂肪酸エステル類、各種有機官能基を有す
るシロキサン化合物又はポリシロキサン化合物
(例えばポリジメチルシロキサン)、流動パラフイ
ン、スクアラン等の各種パラフイン系、炭化水素
化合物、或いはこれらの混合物等が使用可能であ
る。これらの流体状滑材は、上記導電性アクリル
系樹脂100重量部に対して20重量部以下であるの
がよく、10重量部以下であるのが更によい。 また本発明においては、耐摩耗性付与材を添加
してシートの耐摩耗性を向上させるのが望まし
い。この耐摩耗性付与材はモース硬さが5以上の
非磁性材料(研摩材)であるのが望ましく、これ
にはCr2O3,α−A2O3,SiC,α−Fe2O3,
SiO2、ケイ酸カルシウム、カオリン、TiO2,
ZnO,ケイ酸アルミニウム、タルク、ケイソウ
土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸
マグネシウム等の顔料が挙げられる。この耐摩耗
付与材の平均粒径は0.05〜5.0μであるのが望ま
しく、0.1〜1.0μであるのが更に望ましい。即
ち、平均粒径が0.05μ未満であると小さすぎて耐
摩耗効果に乏しくなり、また5.0μを越えると磁
気テープ側を傷付け易くかつまた後述のベース上
への塗布が困難となるからである。 また他の添加成分として、上述の導電性アクリ
ル系樹脂100重量部に対して50重量部以下の樹脂
を使用し、この樹脂を増量剤及び強度付与剤とし
て用いてもよい。この添加可能な樹脂には、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩
化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、熱可塑性ポリウレタン樹
脂、フエノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−アクリル酸共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合体、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、セ
ルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、フエノール樹脂、エポキ
シ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキツド樹脂、尿素ホルムアル
デヒド樹脂等があげられる。 本発明によるライナーシートは、例えば第1図
に示す如く、紙や不織布、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリエステル、ポリカーボネート等のベ
ース1上に上述した組成の滑性層材料を塗布し、
乾燥することにより滑性層2を形成し、これによ
つてライナーシート3を作成する。この場合の溶
剤としては、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、ジメチルホルムアミド等をはじめ、従来公
知の溶剤を使用できる。このライナーシートは、
具体的には第2図に示すテープカセツト4内に装
着される。カセツト4の上ハーフ8と下ハーフ9
との間には、リールハブ5,6に夫々巻回された
磁気テープ7が内蔵されており、上下のハーフ9
の内壁面と磁気テープ7との間に上述のライナー
シート3が夫々配置されている。この場合、ライ
ナーシート3の滑性層2側が磁気テープ7と近接
するように配置される。なおライナーシート3表
面には公知の潤滑剤をトツプコートしてもよい。
また、滑性層2の厚みは1〜20μであるのがよ
く、2〜10μが更によい。即ち1μ未満では寿命
が短かくなり、20μを越えると実用的にみてカセ
ツト内への装着が困難となる。 次に、本発明を実施例に付き更に詳細に説明す
る。 比較例 下記組成の混合物を調製した。 導電性アクリル系樹脂 100重量部 メチルエチルケトン 200 〃 シクロヘキサノン 200 〃 この混合物を、乾燥後の厚さが約5μとなるよ
うにベース上に塗布した。 実施例 1 下記組成の混合物を調製した。 グラフアイト粉(粒径5μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 この混合物をボールミル中で分散混合して塗料
を作り、これを、乾燥後の厚さが約5μとなるよ
うにベース上に塗布乾燥した。 実施例 2 下記組成の混合物を調製した。 タルク粉(粒径1.2μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 この混合物を実施例1と同様にベース上に塗布
し、約5μ厚の滑性層を形成した。 実施例 3 タルク粉(粒径1.2μ) 100重量部 導電性アクリル系樹脂 100 〃 ポリイソシアネート(デスモジユールL: バイエル染料製造会社製) 20 〃 メチルエチルケトン 400 〃 シクロヘキサノン 400 〃 タルク粉、導電性アクリル系樹脂及び溶剤をボ
ールミル中で分散混合し、ベース上への塗布約30
分前に、ポリイソシアネートを添加混合し、これ
を、乾燥後の厚さが約5μとなるようにベース上
に塗布乾燥した。 上述した各例のサンプルについて、動摩擦係
数、耐摩耗性及び電気抵抗を夫々測定した。動摩
擦係数の測定に際しては、第3図に示すように、
1/4インチ幅のテープ状に裁断した試料(ライナ
ーシート)3を真ちゆう製ドラム10の1/4円周
に亘つて接触させ、その一端を水平な状態にて支
持体11に取付け、その他端を垂直に降ろして重
錘Wを取付ける。そしてドラム10を試料3に対
し相対速度0.75mm/secで回転させ、ドラム10
と支持体11及び重錘Wとの間に配したテンシヨ
ンゲージT1及びT2の値t1及びt2を夫々読み取る。
動摩擦係数μdは、μd=2/πloget2/t1によつ
て与え られる。また耐摩耗性(粉落ち量)の測定に際し
ては、JIS R6001及びJIS R6253に規定される
#800のラツピングテープを巻いたローラに1/4イ
ンチ幅に裁断して掛け、100gの荷重を加え、長
さ10cmに亘つてテープ状の試料を100回往復させ
た。そして試料の重量の減少を測定し、この減少
量を粉落ち量とした。 結果を下記表に示した。
【表】
*従来例としては、カーボンを含むポリテト
ラフルオロエチレンシートからなるライナ
ーシートを使用した。
この結果から、本実施例によるライナーシート
は、摩擦係数、耐摩耗性の面で従来のものと遜色
なく或いはより優れており、電気抵抗の面では著
しく優れていることが分る。 以上、本発明を実施例に付き述べたが、この実
施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可
能である。例えば、上述のシート状滑性層を有す
るライナーシート3は上下のハーフ8,9の内壁
面に接着固定されていてもよい。また場合によつ
ては、ライナーシート3のベース1を省略して、
滑性層2を直接ハーフ8,9の内壁面に直接塗布
形成することができる。この場合、滑性層の機械
的強度が十分に大きければ、滑性層のみでライナ
ーシートを構成することができ、この滑性シート
を第2図と同様にハーフ8,9と磁気テープ7と
の間に配置することができる。なお本発明はいわ
ゆるカートリツジ式のカセツトにも勿論適用可能
である。
ラフルオロエチレンシートからなるライナ
ーシートを使用した。
この結果から、本実施例によるライナーシート
は、摩擦係数、耐摩耗性の面で従来のものと遜色
なく或いはより優れており、電気抵抗の面では著
しく優れていることが分る。 以上、本発明を実施例に付き述べたが、この実
施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可
能である。例えば、上述のシート状滑性層を有す
るライナーシート3は上下のハーフ8,9の内壁
面に接着固定されていてもよい。また場合によつ
ては、ライナーシート3のベース1を省略して、
滑性層2を直接ハーフ8,9の内壁面に直接塗布
形成することができる。この場合、滑性層の機械
的強度が十分に大きければ、滑性層のみでライナ
ーシートを構成することができ、この滑性シート
を第2図と同様にハーフ8,9と磁気テープ7と
の間に配置することができる。なお本発明はいわ
ゆるカートリツジ式のカセツトにも勿論適用可能
である。
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図は滑性層を有するライナーシートの部分拡大
断面図、第2図はこのライナーシートを装着した
テープカセツトの一部切欠き斜視図、第3図は動
摩擦係数を測定する装置の概略側面図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
ベース、2…滑性層、3…ライナーシート、4…
テープカセツト、7…磁気テープ、である。
1図は滑性層を有するライナーシートの部分拡大
断面図、第2図はこのライナーシートを装着した
テープカセツトの一部切欠き斜視図、第3図は動
摩擦係数を測定する装置の概略側面図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
ベース、2…滑性層、3…ライナーシート、4…
テープカセツト、7…磁気テープ、である。
Claims (1)
- 1 磁気テープを内蔵したケースと前記磁気テー
プとの間にシート状滑性層が配置されているテー
プカセツトにおいて、前記シート状滑性層が主と
して滑材と導電性アクリル系樹脂とを含有してい
ることを特徴とするテープカセツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5854978A JPS54150111A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5854978A JPS54150111A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Tape cassette |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54150111A JPS54150111A (en) | 1979-11-26 |
| JPS6138545B2 true JPS6138545B2 (ja) | 1986-08-29 |
Family
ID=13087531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5854978A Granted JPS54150111A (en) | 1978-05-17 | 1978-05-17 | Tape cassette |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54150111A (ja) |
-
1978
- 1978-05-17 JP JP5854978A patent/JPS54150111A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54150111A (en) | 1979-11-26 |
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