JPS6139876B2 - - Google Patents
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- JPS6139876B2 JPS6139876B2 JP54102801A JP10280179A JPS6139876B2 JP S6139876 B2 JPS6139876 B2 JP S6139876B2 JP 54102801 A JP54102801 A JP 54102801A JP 10280179 A JP10280179 A JP 10280179A JP S6139876 B2 JPS6139876 B2 JP S6139876B2
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- phosphate
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- water
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はリン酸塩を含む水を処理してリン酸
塩を除去する方法に関するものである。
塩を除去する方法に関するものである。
近年湖沼、内湾をはじめとする閉鎖水域におい
て、富栄養化の進行が著しく、問題視されてい
る。富栄養化の一因として、水中に存在するリン
酸塩がクローズアツプされ、その除去が緊急の課
題として取りあげられている。富栄養化の原因と
なるリン酸塩は上水、下水、工業用水、工場廃
水、ボイラ水等に含まれており、オルソリン酸
塩、縮合リン酸塩などの無機性のリン酸塩や有機
性のリン酸塩の形で存在している。
て、富栄養化の進行が著しく、問題視されてい
る。富栄養化の一因として、水中に存在するリン
酸塩がクローズアツプされ、その除去が緊急の課
題として取りあげられている。富栄養化の原因と
なるリン酸塩は上水、下水、工業用水、工場廃
水、ボイラ水等に含まれており、オルソリン酸
塩、縮合リン酸塩などの無機性のリン酸塩や有機
性のリン酸塩の形で存在している。
このようなリン酸塩を除去する方法として、リ
ン酸塩を含む水をカルシウムイオンの存在下に、
リン鉱石などのリン酸カルシウムを含む結晶種と
接触させる方法が提案されている(Dissertation
Abstracts International、Vol.30、No.12、Part
、5878−B頁など)。この方法は水中に含まれ
るリン酸イオンをヒドロキシアパタイト等のリン
酸カルシウムの形にして結晶種に晶析させること
により除去するものであつて、運転方法が従来の
凝集方法と比べて簡略化できるだけでなく、処理
効率も格段によくなる。ところがこの方法では、
反応条件によつてはリン酸カルシウムや炭酸カル
シウム等の微細結晶が結晶種以外の部分に沈殿と
して析出して目詰りを起こしたり、あるいは結晶
種の表面に不純物が析出してそれ以後の晶析を妨
げてしまい、その結果リン酸塩の除去能力が大幅
に低下するという問題があつた。
ン酸塩を含む水をカルシウムイオンの存在下に、
リン鉱石などのリン酸カルシウムを含む結晶種と
接触させる方法が提案されている(Dissertation
Abstracts International、Vol.30、No.12、Part
、5878−B頁など)。この方法は水中に含まれ
るリン酸イオンをヒドロキシアパタイト等のリン
酸カルシウムの形にして結晶種に晶析させること
により除去するものであつて、運転方法が従来の
凝集方法と比べて簡略化できるだけでなく、処理
効率も格段によくなる。ところがこの方法では、
反応条件によつてはリン酸カルシウムや炭酸カル
シウム等の微細結晶が結晶種以外の部分に沈殿と
して析出して目詰りを起こしたり、あるいは結晶
種の表面に不純物が析出してそれ以後の晶析を妨
げてしまい、その結果リン酸塩の除去能力が大幅
に低下するという問題があつた。
この発明は従来法におけるこのような問題点を
解決し、不純物や沈殿を析出させることなく、安
定して長期間にわたりリン酸塩を除去することの
できるリン酸塩を含む水の処理方法を提供するこ
とを目的としている。
解決し、不純物や沈殿を析出させることなく、安
定して長期間にわたりリン酸塩を除去することの
できるリン酸塩を含む水の処理方法を提供するこ
とを目的としている。
この発明はポリカルボン酸、ホスホン酸および
それらの塩から選ばれる1ないし数種の物質の存
在下に、リン酸塩を含む水と、リン酸カルシウム
を含む結晶種とを接触させることを特徴とするリ
ン酸塩を含む水の処理方法である。
それらの塩から選ばれる1ないし数種の物質の存
在下に、リン酸塩を含む水と、リン酸カルシウム
を含む結晶種とを接触させることを特徴とするリ
ン酸塩を含む水の処理方法である。
リン酸塩を含む水をカルシウムイオンの存在下
にリン酸カルシウムを含む結晶種と接触させたと
きに起こる反応は反応条件によつて異なるが、通
常は次式によつて表わされる。
にリン酸カルシウムを含む結晶種と接触させたと
きに起こる反応は反応条件によつて異なるが、通
常は次式によつて表わされる。
5Ca2++7OH-+3H2PO4 -
→Ca5(OH)(PO4)3+6H2O …(1)
(1)式からわかるように、リン酸塩の除去率を上
げるためには、反応を右に進行させる必要があ
り、このためには反応時のカルシウムイオン濃度
とPHを高くする必要がある。ところがこれらの濃
度をあまり高くすると、反応が急速に進行するた
め生成するヒドロキシアパタイト等のリン酸カル
シウムが結晶種以外の部分において微細沈殿とな
つて析出したり、また過剰に入れられたカルシウ
ムイオンやアルカリが反応して不純物(例えば炭
酸カルシウムや水酸化マグネシウム)が結晶種表
面や他の部分に析出する。このような現象は添加
するカルシウムイオンやアルカリの量を多くしな
い場合でも、原水中のリン酸塩濃度が変動するこ
とにより発生する。
げるためには、反応を右に進行させる必要があ
り、このためには反応時のカルシウムイオン濃度
とPHを高くする必要がある。ところがこれらの濃
度をあまり高くすると、反応が急速に進行するた
め生成するヒドロキシアパタイト等のリン酸カル
シウムが結晶種以外の部分において微細沈殿とな
つて析出したり、また過剰に入れられたカルシウ
ムイオンやアルカリが反応して不純物(例えば炭
酸カルシウムや水酸化マグネシウム)が結晶種表
面や他の部分に析出する。このような現象は添加
するカルシウムイオンやアルカリの量を多くしな
い場合でも、原水中のリン酸塩濃度が変動するこ
とにより発生する。
即ち、本願のように沈殿を発生させずに水中の
リン酸塩を晶析により除去する場合、水中のリン
酸塩濃度、水中のカルシウムイオン濃度及びPHに
よつて決定される準安定域で運転することがポイ
ントとなる。ここで準安定域とは生成するヒドロ
キシアパタイトの溶解度より高く、過溶解度より
低い領域であり、過溶解度とは反応系における結
晶種が存在しない場合に結晶が析出し始める濃度
である。PHやカルシウム濃度のバランスが準安定
域を超えるとリン酸カルシウムや炭酸カルシウム
等の沈殿が発生する不安定域となる。
リン酸塩を晶析により除去する場合、水中のリン
酸塩濃度、水中のカルシウムイオン濃度及びPHに
よつて決定される準安定域で運転することがポイ
ントとなる。ここで準安定域とは生成するヒドロ
キシアパタイトの溶解度より高く、過溶解度より
低い領域であり、過溶解度とは反応系における結
晶種が存在しない場合に結晶が析出し始める濃度
である。PHやカルシウム濃度のバランスが準安定
域を超えるとリン酸カルシウムや炭酸カルシウム
等の沈殿が発生する不安定域となる。
本発明においては、このように、本来は不安定
域の条件下にポリカルボン酸、ホスホン酸または
これらの塩を存在させることにより、PHやカルシ
ウム濃度がふえても沈殿の生成や不純物の結晶種
表面への析出を防止しながらヒドロキシアパタイ
トの結晶種への析出を促進し、水中のリン酸塩を
高除去率で長期にわたり安定して除去することが
できる。即ち本発明によれば準安定域が拡大さ
れ、PHやカルシウム濃度が増加した分晶析速度を
高めることができる。
域の条件下にポリカルボン酸、ホスホン酸または
これらの塩を存在させることにより、PHやカルシ
ウム濃度がふえても沈殿の生成や不純物の結晶種
表面への析出を防止しながらヒドロキシアパタイ
トの結晶種への析出を促進し、水中のリン酸塩を
高除去率で長期にわたり安定して除去することが
できる。即ち本発明によれば準安定域が拡大さ
れ、PHやカルシウム濃度が増加した分晶析速度を
高めることができる。
ポリカルボン酸はカルボン酸モノマーまたはこ
れと重合可能な他のモノマーとの重合体であり、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸も
しくはその無水物、フマール酸、イタコン酸、ク
ロトン酸の単独重合体または共重合体がある。単
独重合体としてはポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、ポリイタコン酸など、共重合体としてはマ
レイン酸もしくはその無水物とイソブテン、フヤ
ル酸とアクリル酸、アクリル酸とヒドロキシエチ
ルメタクリル酸、マレイン酸もしくはその無水物
とアクリル酸、マレイン酸とブテン、アクリル酸
とイタコン酸、アクリル酸とメタクリル酸、マレ
イン酸もしくはその無水物とスチレンスルホン酸
などの共重合体が例示できる。共重合体の場合、
重合するモノマーの双方がカルボン酸である場合
にはカルボン酸のモル比は30%以上とし、特に50
%以上とすることが望ましい。これらのポリマー
の分子量は500〜100000とし、例えばポリアクリ
ル酸の場合500〜40000、イソブチレンと無水マレ
イン酸の共重合体の場合は通常モル比を1:1と
して5000〜100000とする。
れと重合可能な他のモノマーとの重合体であり、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸も
しくはその無水物、フマール酸、イタコン酸、ク
ロトン酸の単独重合体または共重合体がある。単
独重合体としてはポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、ポリイタコン酸など、共重合体としてはマ
レイン酸もしくはその無水物とイソブテン、フヤ
ル酸とアクリル酸、アクリル酸とヒドロキシエチ
ルメタクリル酸、マレイン酸もしくはその無水物
とアクリル酸、マレイン酸とブテン、アクリル酸
とイタコン酸、アクリル酸とメタクリル酸、マレ
イン酸もしくはその無水物とスチレンスルホン酸
などの共重合体が例示できる。共重合体の場合、
重合するモノマーの双方がカルボン酸である場合
にはカルボン酸のモル比は30%以上とし、特に50
%以上とすることが望ましい。これらのポリマー
の分子量は500〜100000とし、例えばポリアクリ
ル酸の場合500〜40000、イソブチレンと無水マレ
イン酸の共重合体の場合は通常モル比を1:1と
して5000〜100000とする。
ホスホン酸としてはホスホノブタントリカルボ
ン酸などのホスホノカルボン酸類、ヒドロキシエ
チリデンジホスホン酸などのヒドロキシアルキレ
ンホスホン酸類、アミノトリ(メチレンホスホン
酸)などのアミノアルキルホスホン酸、エチレン
ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)などが挙
げられる。
ン酸などのホスホノカルボン酸類、ヒドロキシエ
チリデンジホスホン酸などのヒドロキシアルキレ
ンホスホン酸類、アミノトリ(メチレンホスホン
酸)などのアミノアルキルホスホン酸、エチレン
ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)などが挙
げられる。
これらの塩としてはナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩などの水溶性塩が挙げられ
る。
塩、アンモニウム塩などの水溶性塩が挙げられ
る。
ポリカルボン酸、ホスホン酸またはこれらの塩
のうち1種類の物質を使用することもできるが、
2種類以上を混合して使用することもできる。こ
れらの薬剤はリン酸塩を含む水に連続的または間
欠的に添加して0.01〜10ppm程度、好ましくは
0.1〜5ppm存在させる。
のうち1種類の物質を使用することもできるが、
2種類以上を混合して使用することもできる。こ
れらの薬剤はリン酸塩を含む水に連続的または間
欠的に添加して0.01〜10ppm程度、好ましくは
0.1〜5ppm存在させる。
このように薬剤を添加したリン酸塩を含む水
は、カルシウムイオンの存在下にリン酸カルシウ
ムを含む結晶種と接触させると、前記(1)式により
生成するリン酸カルシウムが結晶種表面に析出し
て結晶が生成し、水中のリン酸が除去される。こ
の場合前記薬剤添加により、PHやカルシウム濃度
が高くても、リン酸カルシウムの沈殿や炭酸カル
シウムの析出が防止される一方、リン酸カルシウ
ムは過飽和の状態で液中に保持されるため、結晶
種への析出は促進される。またカルシウムイオン
や水酸イオンの存在量を多くしても沈殿の生成や
不純物の析出は起こらないから、これらの存在量
を多くして前記(1)式の反応を速めることができ
る。
は、カルシウムイオンの存在下にリン酸カルシウ
ムを含む結晶種と接触させると、前記(1)式により
生成するリン酸カルシウムが結晶種表面に析出し
て結晶が生成し、水中のリン酸が除去される。こ
の場合前記薬剤添加により、PHやカルシウム濃度
が高くても、リン酸カルシウムの沈殿や炭酸カル
シウムの析出が防止される一方、リン酸カルシウ
ムは過飽和の状態で液中に保持されるため、結晶
種への析出は促進される。またカルシウムイオン
や水酸イオンの存在量を多くしても沈殿の生成や
不純物の析出は起こらないから、これらの存在量
を多くして前記(1)式の反応を速めることができ
る。
即ち、後述の実験結果に基く図に示すように原
水中にリン酸イオンが、例えば、10ppm含まれ
る場合、従来法では、PH9では準安定域のカルシ
ウムイオン濃度は約45ppmで限界であり、それ
を超えて添加すると不安定域となりただちに沈殿
や不純物が生成するが、この発明の方法ではポリ
カルボン酸又は/およびホスホン酸を1ppm添加
するだけで、同じ条件下でカルシウムイオンを
120ppmまで添加することができるようになる。
水中にリン酸イオンが、例えば、10ppm含まれ
る場合、従来法では、PH9では準安定域のカルシ
ウムイオン濃度は約45ppmで限界であり、それ
を超えて添加すると不安定域となりただちに沈殿
や不純物が生成するが、この発明の方法ではポリ
カルボン酸又は/およびホスホン酸を1ppm添加
するだけで、同じ条件下でカルシウムイオンを
120ppmまで添加することができるようになる。
逆にこの条件下ではカルシウムイオンが
45ppmの時にはPHを9.0から9.6まで上昇させるこ
とができ、準安定域が大巾に拡大されたことにな
る。従つて、その分、晶析反応速度は速まり、効
率良く水中のリン酸塩を除去することができる。
45ppmの時にはPHを9.0から9.6まで上昇させるこ
とができ、準安定域が大巾に拡大されたことにな
る。従つて、その分、晶析反応速度は速まり、効
率良く水中のリン酸塩を除去することができる。
水中に存在させるカルシウムイオンや水酸イオ
ンは、原水中に初めから存在する場合には外部か
ら添加する必要はないが、原水中に存在しない場
合または不足する場合には外部から添加する。添
加量は反応当量よりも過剰量となる。反応液のPH
は6〜12とするのが望ましい。
ンは、原水中に初めから存在する場合には外部か
ら添加する必要はないが、原水中に存在しない場
合または不足する場合には外部から添加する。添
加量は反応当量よりも過剰量となる。反応液のPH
は6〜12とするのが望ましい。
リン酸カルシウムを含む結晶種としては、ヒド
ロキシアパタイト〔Ca5(OH)(PO4)3〕、フルオ
ロアパタイト〔Ca5(F)(PO4)3〕またはリン酸
三石灰〔Ca3(PO4)2〕などのリン酸カルシウムを
含む結晶粒子が使用でき、天然のリン鉱石はこれ
らのリン酸カルシウムを主成分としており、結晶
種として適している。また、砂などの材面にリ
ン酸カルシウムを析出させた結晶種も用いること
ができる。結晶種としては反応によつて生成する
リン酸カルシウムと同種のリン酸カルシウムを主
成分とするものが望ましい。例えばヒドロキシア
パタイトが生成する系ではヒドロキシアパタイト
を主成分とする結晶種を使用すると新しい結晶の
析出が促進される。
ロキシアパタイト〔Ca5(OH)(PO4)3〕、フルオ
ロアパタイト〔Ca5(F)(PO4)3〕またはリン酸
三石灰〔Ca3(PO4)2〕などのリン酸カルシウムを
含む結晶粒子が使用でき、天然のリン鉱石はこれ
らのリン酸カルシウムを主成分としており、結晶
種として適している。また、砂などの材面にリ
ン酸カルシウムを析出させた結晶種も用いること
ができる。結晶種としては反応によつて生成する
リン酸カルシウムと同種のリン酸カルシウムを主
成分とするものが望ましい。例えばヒドロキシア
パタイトが生成する系ではヒドロキシアパタイト
を主成分とする結晶種を使用すると新しい結晶の
析出が促進される。
リン酸塩を含む水とリン酸カルシウムを含む結
晶種との接触方法は固定床式でも流動床式でもよ
い。濁質除去も同時に行うときは固定床式がよ
く、濁質除去を必要としないときは流動床式でよ
い。結晶種の大きさは小さいものほど表面積が大
きいため新しい結晶が析出しやすいが、あまり小
さいと結晶種と水の接触または分離に困難を伴
う。また粒径があまり大きいと単位充填量当りの
比表面積が小さいから、通常は9〜300メツシユ
程度のものを使用する。このうち大きいものは固
定床に適し、小さいものは流動床に適する。固定
床の場合9〜35メツシユの粒径の結晶種を充填
し、流速SV1〜2(1/hr)で上向流または下向
流で通水してリン酸カルシウムの結晶を析出させ
る。下向流で通水する場合には結晶種表面への不
純物の付着を避けるため、原水はあらかじめ前処
理により夾雑物を除去しておくのが望ましい。
晶種との接触方法は固定床式でも流動床式でもよ
い。濁質除去も同時に行うときは固定床式がよ
く、濁質除去を必要としないときは流動床式でよ
い。結晶種の大きさは小さいものほど表面積が大
きいため新しい結晶が析出しやすいが、あまり小
さいと結晶種と水の接触または分離に困難を伴
う。また粒径があまり大きいと単位充填量当りの
比表面積が小さいから、通常は9〜300メツシユ
程度のものを使用する。このうち大きいものは固
定床に適し、小さいものは流動床に適する。固定
床の場合9〜35メツシユの粒径の結晶種を充填
し、流速SV1〜2(1/hr)で上向流または下向
流で通水してリン酸カルシウムの結晶を析出させ
る。下向流で通水する場合には結晶種表面への不
純物の付着を避けるため、原水はあらかじめ前処
理により夾雑物を除去しておくのが望ましい。
通水中に結晶種表面が汚染されたり、目詰りを
起こすようなことがあれば、定期的に上向流によ
る逆洗を行つて結晶種床を展開して、洗浄し、表
面に付着した不純物を剥離するのが望ましい。
起こすようなことがあれば、定期的に上向流によ
る逆洗を行つて結晶種床を展開して、洗浄し、表
面に付着した不純物を剥離するのが望ましい。
実験例
リン酸イオンとして10ppm、Mアルカリ度と
して100ppmを含む水を複数の1ビーカーに採
り、PHをそれぞれ6、7、8、9、10に調節し
た。次いでPH6のものについて、塩化カルシウム
をカルシウムイオンとして40、60、80、100ppm
となるように添加し、室温下、一時間撹拌した
後、0.2ミクロンのミリポアフイルターで過
し、液中のカルシウムイオン濃度を測定した。
この作業をPH7、8、9、10のものについても順
次行なつた。液中のカルシウムイオンが添加量
よりも減少した点(過溶解度)を求めグラフ化し
た。
して100ppmを含む水を複数の1ビーカーに採
り、PHをそれぞれ6、7、8、9、10に調節し
た。次いでPH6のものについて、塩化カルシウム
をカルシウムイオンとして40、60、80、100ppm
となるように添加し、室温下、一時間撹拌した
後、0.2ミクロンのミリポアフイルターで過
し、液中のカルシウムイオン濃度を測定した。
この作業をPH7、8、9、10のものについても順
次行なつた。液中のカルシウムイオンが添加量
よりも減少した点(過溶解度)を求めグラフ化し
た。
次に、さらにホスホノブタントリカルボン酸を
水に1ppm添加した以外は上記と同一の操作をく
り返し、ホスホン酸が存在する場合の拡大した過
溶解度線を求めた。一方、溶解度はリン酸イオン
が0.5ppmとなる理論値をグラフ化した。結果を
図面に示す。図中、aは溶解度線、bは過溶解度
線、cは拡大した過溶解度線、Eは沈殿の生成し
ない安定域、Fは結晶が存在すれば晶析のおこる
準安定域、Gは拡大された準安定域、そしてHは
沈殿の生成する不安定域をそれぞれ示す。
水に1ppm添加した以外は上記と同一の操作をく
り返し、ホスホン酸が存在する場合の拡大した過
溶解度線を求めた。一方、溶解度はリン酸イオン
が0.5ppmとなる理論値をグラフ化した。結果を
図面に示す。図中、aは溶解度線、bは過溶解度
線、cは拡大した過溶解度線、Eは沈殿の生成し
ない安定域、Fは結晶が存在すれば晶析のおこる
準安定域、Gは拡大された準安定域、そしてHは
沈殿の生成する不安定域をそれぞれ示す。
実施例 1
リン酸イオンを10ppm含む人工廃水にポリア
クリル酸ナトリウム(分子量5000)1ppmを添加
し、次いで塩化カルシウム水溶液をカルシウムと
して40ppmとなるように添加し、更に水酸化ナ
トリウム水溶液を添加してPH9.5に調整し(この
条件は本来は沈殿の生成する不安定域である)、
リン酸カルシウムを含む結晶種として60〜115メ
ツシユの粒度のフロリダ産リン鉱石700mlを充填
した内径25mm円筒状シリンダーにSV2hr-1(1400
ml/hr)で流動床で通液処理した。この場合展開
率は15%であり、約3ケ月にわたり安定して処理
水のリン酸イオン濃度を1ppm以下にすることが
できた。
クリル酸ナトリウム(分子量5000)1ppmを添加
し、次いで塩化カルシウム水溶液をカルシウムと
して40ppmとなるように添加し、更に水酸化ナ
トリウム水溶液を添加してPH9.5に調整し(この
条件は本来は沈殿の生成する不安定域である)、
リン酸カルシウムを含む結晶種として60〜115メ
ツシユの粒度のフロリダ産リン鉱石700mlを充填
した内径25mm円筒状シリンダーにSV2hr-1(1400
ml/hr)で流動床で通液処理した。この場合展開
率は15%であり、約3ケ月にわたり安定して処理
水のリン酸イオン濃度を1ppm以下にすることが
できた。
一方比較例としてポリアクリル酸ナトリウムを
添加しないで同条件で連続処理した結果、カラム
入口や入口付近の結晶種にリン酸カルシウムおよ
び炭酸カルシウムを含む不純物が生成し、約40日
間で通液できなくなつた。
添加しないで同条件で連続処理した結果、カラム
入口や入口付近の結晶種にリン酸カルシウムおよ
び炭酸カルシウムを含む不純物が生成し、約40日
間で通液できなくなつた。
実施例 2
リン酸イオン10ppmを含む人工廃水にホスホ
ノブタントリカルボン酸1ppmを添加し、次いで
塩化カルシウム水溶液をカルシウムとして
80ppmになるように添加し、更に水酸化ナトリ
ウム水溶液を添加してPH9に調整し(この条件は
本来は沈殿の生成する不安定域である)、リン酸
カルシウムの結晶種として32〜60メツシユの粒度
のフロリダ産リン鉱石300mlを充填した内径30mm
の円筒状シリンダーにSV2hr-1で上向流で通液処
理した。この結果約3ケ月にわたり安定して処理
水のリン酸イオン濃度を1ppm以下とすることが
できた。
ノブタントリカルボン酸1ppmを添加し、次いで
塩化カルシウム水溶液をカルシウムとして
80ppmになるように添加し、更に水酸化ナトリ
ウム水溶液を添加してPH9に調整し(この条件は
本来は沈殿の生成する不安定域である)、リン酸
カルシウムの結晶種として32〜60メツシユの粒度
のフロリダ産リン鉱石300mlを充填した内径30mm
の円筒状シリンダーにSV2hr-1で上向流で通液処
理した。この結果約3ケ月にわたり安定して処理
水のリン酸イオン濃度を1ppm以下とすることが
できた。
一方比較例としてホスホン酸を添加しないで同
条件で連続通液処理した結果、結晶種充填層入口
にリン酸カルシウムおよび炭酸カルシウムを含む
微細白色沈殿物が発生し、充填層の圧力損失が増
加し、約20日間で通水不能となつた。
条件で連続通液処理した結果、結晶種充填層入口
にリン酸カルシウムおよび炭酸カルシウムを含む
微細白色沈殿物が発生し、充填層の圧力損失が増
加し、約20日間で通水不能となつた。
以上の通り本発明によれば、準安定域が拡大さ
れた結果沈殿の生成や不純物の結晶種表面への析
出を防止しながら、リン酸カルシウムの結晶種へ
の析出を促進し、水中のリン酸塩を高除去率で長
期にわたり安定して除去することができる。この
ため原水中のリン酸塩濃度が変動する場合でも安
定して処理をすることができ、また反応が速くな
るようにカルシウムイオンの濃度やPHを高くする
ことができる。
れた結果沈殿の生成や不純物の結晶種表面への析
出を防止しながら、リン酸カルシウムの結晶種へ
の析出を促進し、水中のリン酸塩を高除去率で長
期にわたり安定して除去することができる。この
ため原水中のリン酸塩濃度が変動する場合でも安
定して処理をすることができ、また反応が速くな
るようにカルシウムイオンの濃度やPHを高くする
ことができる。
図面は実験例における薬剤添加による準安定域
の拡大を示すグラフであり、図中aは溶解度線、
bは過溶解度線、cは拡大した過溶解度線、Eは
安定域、Fは準安定域、Gは拡大された準安定
域、Hは不安定域を示す。
の拡大を示すグラフであり、図中aは溶解度線、
bは過溶解度線、cは拡大した過溶解度線、Eは
安定域、Fは準安定域、Gは拡大された準安定
域、Hは不安定域を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリカルボン酸、ホスホン酸およびそれらの
塩から選ばれる1ないし数種の物質の存在下に、
リン酸塩を含む水と、リン酸カルシウムを含む結
晶種とを接触させることを特徴とするリン酸塩を
含む水の処理方法。 2 ポリカルボン酸はアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸もしくはその無水物、フマール
酸、イタコン酸、クロトン酸の単独重合体または
共重合体である特許請求の範囲第1項記載のリン
酸塩を含む水の処理方法。 3 ホスホン酸はホスホノブタントリカルボン
酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、アミノ
トリ(メチレンホスホン酸)またはエチレンジア
ミンテトラ(メチレンホスホン酸)である特許請
求の範囲第1項または第2項記載のリン酸塩を含
む水の処理方法。 4 リン酸カルシウムを含む結晶種はヒドロキシ
アパタイト、フルオロアパタイトまたはリン酸三
石灰を含むものである特許請求の範囲第1項ない
し第3項のいずれかに記載のリン酸塩を含む水の
処理方法。 5 リン酸カルシウムを含む結晶種はリン鉱石で
ある特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
かに記載のリン酸塩を含む水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280179A JPS5626582A (en) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | Disposal method for water containing phosphate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10280179A JPS5626582A (en) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | Disposal method for water containing phosphate |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5626582A JPS5626582A (en) | 1981-03-14 |
| JPS6139876B2 true JPS6139876B2 (ja) | 1986-09-05 |
Family
ID=14337167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10280179A Granted JPS5626582A (en) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | Disposal method for water containing phosphate |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5626582A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH025272U (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-12 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100353141B1 (ko) * | 1998-09-17 | 2002-09-18 | 주식회사 오스코텍 | 고농도 칼슘포스페이트 과포화 용액의 제조 및 이를 이용한 칼슘포스페이트 결정 박막 형성 방법 |
| JP4785353B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2011-10-05 | オルガノ株式会社 | フッ素含有水の晶析処理方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5857995B2 (ja) * | 1977-06-10 | 1983-12-22 | 荏原インフイルコ株式会社 | 液中のリン酸塩類の除去方法 |
-
1979
- 1979-08-14 JP JP10280179A patent/JPS5626582A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH025272U (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5626582A (en) | 1981-03-14 |
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