JPS6145372B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6145372B2 JPS6145372B2 JP52057484A JP5748477A JPS6145372B2 JP S6145372 B2 JPS6145372 B2 JP S6145372B2 JP 52057484 A JP52057484 A JP 52057484A JP 5748477 A JP5748477 A JP 5748477A JP S6145372 B2 JPS6145372 B2 JP S6145372B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic capacitor
- paper
- capacitor paper
- pulp
- tensile strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/004—Details
- H01G9/02—Diaphragms; Separators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Paper (AREA)
Description
(イ) 産業上の利用分野
本発明は電解コンデンサの陽極箔と陰極箔との
間にセパレータとして介在されて電解質を含浸さ
せる電解コンデンサ紙に係り、特にはインピーダ
ンス特性及びシヨート不良率の相方に優れるとと
もに、引張強度の良好な電解コンデンサ紙に関す
る。 (ロ) 従来の技術 一般に電解コンデンサは2枚のアルミニウムや
タンタルなどの弁作用金属よりなる陽極箔と陰極
箔との間に電解コンデンサ紙をセパレータとして
介在させて巻付け形成した後、液状の電解質を含
浸させて封口して製作している。そのため、電解
コンデンサ紙がコンデンサの性能を大きく作用す
ることとなる。 かかる電解コンデンサの欠点は電解コンデンサ
紙中に電解液を含浸させているため、コンデンサ
としてのインピーダンス特性が悪く、又使用中に
も劣化する恐れがあることである。そのため、イ
ンピーダンス特性を改善するため電解コンデンサ
紙を薄くしたり、その密度を低くしたりしてい
る。 しかしながら、電解コンデンサ紙を薄くしたり
密度を低くすると、コンデンサ素子に巻き取る際
にシヨート不良率が増大したり、或は製品化され
て市場に出された後のシヨート不良率が高くなる
難点があり、インピーダンス特性とシヨート不良
率の相方を良好ならしめることは困難であつた。 そこで、電解コンデンサ紙の原料を通常の木材
クラフトパルプから合成繊維やマニラ麻パルプに
変更することが行なわれている。 しかしながら、合成繊維は円形で最も理想的な
繊維形態を有するが、マニラ麻パルプ等のセルロ
ース系繊維との混抄時においては下記の如き欠点
を免れることができない。即ち、 合全繊維とセルロース系繊維には比重の差が
あるため、水中に両者の繊維を均一に分散させ
ることが困難であること。 合成繊維には水に対する親水性の無いものが
多いこと。 合成繊維は融点が低いために、乾燥工程での
問題があること。 両者は繊維の性質が全く異なるため混抄後の
引張強度が弱いこと。 引張強度を強くするために、合成繊維を熱融
着させると、融着部分が電解液で含浸されない
などの問題があること。 また、不織布や発泡プラスチツクフイルムをセ
パレータとして使用することも提案されているけ
れども、前者は地合が粗いためにシヨート不良率
が高いし、後者は厚さが均一とならないし、また
引張強度が低いなどの欠点を有している。 一方、マニラ麻パルプを原料とすれば、低密度
紙を簡単に抄造することができるため、インピー
ダンス特性が良く、しかも低密度紙であつても充
分な引張強度を有しているため、広く使用されて
いる。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記の如く、マニラ麻パルプを原料として抄造
された電解コンデンサ紙は、従来の木材クラフト
パルプや合成繊維を原料とする電解コンデンサ紙
に比較して、相応の効果を上げているが、いまだ
充分ではない。マニラ麻パルプは密度を下げれば
下げるほどインピーダンス特性は良くなるが、抄
造後の紙の外観が粗くなり、シユート不良率が増
加することが明らかとなつているからである。マ
ニラ麻パルプを原料とする電解コンデンサ紙はイ
ンピーダンス特性を良好にすることはできるが、
反面においてシヨート不良率を増大さすることと
なるのである。 そこで、本発明は低密度であるとともに紙とし
て緻密な外観を有し、しかも引張強度が良好であ
ると共に、インピーダンス特性とシヨート不良率
の相方に優れている電解コンデンサ紙を提供する
ことによつて前記する諸問題を解決しようとする
ものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は電解コンデンサ紙の原料としてエスパ
ルトパルプの特性に着目したものであり、エスパ
ルトパルプとマニラ麻パルプとを配合して抄造す
ることにより、電解コンデンサ紙としての両者の
原料の利点を助長するとともに、その問題点を互
いに補つて上記の目的を達成するものであり、具
体的な手段としては、電解コンデンサの陽極箔と
陰極箔との間に介在させる電解コンデンサ紙であ
つて、40〜80重量%のエスパルトパルプと60〜20
重量%マニラ麻パルプとを配合して抄造され、か
つ、その厚さが20〜60μmであることを特徴とす
る電解コンデンサ紙を得ることである。 (ホ) 作 用 本発明者等は研究の結果によつて下記に示す通
り、新規な事実を見い出すことができた。 (1) チユニジア及びスペインなどにて産出するエ
スパルト草から通常のパルプ製造方法にて製造
されたエスパルトパルプは、繊維長が短かく且
つ繊維径も小さいにもかかわらず、その細胞膜
が厚いために繊維が一種の剛性を持つており、
そのためマニラ麻と同様に低密度紙を簡単に抄
造することができること。 (2) 繊維の断面形状は、マニラ麻が楕円形である
のに対して、エスパルトは真円であること。 (3) エスパルトパルプを使用した電解コンデンサ
紙は、低密度紙であるにもかかわらず、紙の外
観はマニラ麻パルプの電解コンデンサ紙よりも
非常に緻密であること。 (4) エスパルトパルプを使用した電解コンデンサ
紙は、マニラ麻パルプを使用した電解コンデン
サ紙よりもインピーダンス特性が良いし、また
シヨート不良率も改善されていること。 (5) エスパルトパルプはマニラ麻パルプと配合し
て抄造されることによつて、引張強度が蚊善さ
れること。 本発明に係る電解コンデンサ紙においては、エ
スパルトパルプの最適な配合率が40〜80重量%で
あり、この範囲内の配合率によつて、電解コンデ
ンサ紙は低密度であるとともに紙として緻密な外
観を有し、インピーダンス特性とシヨート不良率
の相方が良好であるが、エスパルト配合率が40重
量%よりも少ない場合では、電解コンデンサ紙の
外観が粗くなりシヨート不良率が大となり、また
エスパルト配合率が80重量%よりも多い場合で
は、電解コンデンサ紙の引張強度が不充分である
ので適当でない。 また、本発明に係る電解コンデンサ紙において
は、マニラ麻パルプの最適な配合率が、60〜20重
量%であり、この範囲内の配合率によつて、電解
コンデンサ紙のインピーダンス特性とシヨート不
良率の相方を良好に維持しながら、しかも電解コ
ンデンサ紙に要求される引張強度を満足させるこ
とができるのである。 更にまた、本発明に係る電解コンデンサ紙にお
いては、紙の厚さの最適範囲が20〜60μmであつ
て、紙の厚さが20μmよりも小である場合にはシ
ヨート不良率が増大し、また紙の厚さが60μmよ
りも大である場合には、良好なインピーダンス特
性を保持することができないのである。 (ヘ) 実施例 以下において、本発明の実施の態様を実施例に
基づいて詳細に説明する。 なお、下記の表の中で示されている測定値は次
の測定方法及び装置によつて得たものである。 (1) 厚さ、密度及び引張強度 JISC2111電気絶縁紙試験方法、5.1紙を10枚
に折り重ねて厚さを測る場合、6.3乾燥状態の
密度を求める場合、7.引張強さ及び伸び、によ
り各々の数値を求めた。 (2) インピーダンス(Z) 比抵抗200Ωcm(20℃)の電解液を使用し
て、25WV、100μFのアルミニウム電解コン
デンサを製作し、周波数100KHz、温度−40℃
で電極端子間の抵抗(Ω)を測定する。 (3) シヨート不良率 電解コンデンサ紙の紙幅18mm、アルミ箔の幅
を15mmとし、直径10mmのコンデンサ素子を製作
後、テスターで導通の有無を試験し、導通のあ
るものを不良とし、%で示した。なおコンデン
サ素子の製作には、日本蓄電器工業社製の素子
巻線(MTS型)を使用した。 実施例 1 エスパルトパルプ60重量%とマニラ麻パルプ40
重量%とを通常の方法にて配合し、通常の円網抄
紙方法にて抄造して、紙の厚さが51.5μm、密度
が0.413g/cm3の電解コンデンサ紙を製造した。 実施例 2 エスパルトパルプ80重量%とマニラ麻パルプ20
重量%とを通常の方法にて配合し、通常の円網抄
紙方法にて抄造して、紙の厚さが50μm、密度が
0.51g/cm3の電解コンデンサ紙を製造した。 実施例1及び実施例2によつて製造された電解
コンデンサ紙のインピーダンス(Z)、シヨート
不良率(C)、引張強度(Kg/15mm幅)を測定した結
果は下記の表−1に示す通りであつた。
間にセパレータとして介在されて電解質を含浸さ
せる電解コンデンサ紙に係り、特にはインピーダ
ンス特性及びシヨート不良率の相方に優れるとと
もに、引張強度の良好な電解コンデンサ紙に関す
る。 (ロ) 従来の技術 一般に電解コンデンサは2枚のアルミニウムや
タンタルなどの弁作用金属よりなる陽極箔と陰極
箔との間に電解コンデンサ紙をセパレータとして
介在させて巻付け形成した後、液状の電解質を含
浸させて封口して製作している。そのため、電解
コンデンサ紙がコンデンサの性能を大きく作用す
ることとなる。 かかる電解コンデンサの欠点は電解コンデンサ
紙中に電解液を含浸させているため、コンデンサ
としてのインピーダンス特性が悪く、又使用中に
も劣化する恐れがあることである。そのため、イ
ンピーダンス特性を改善するため電解コンデンサ
紙を薄くしたり、その密度を低くしたりしてい
る。 しかしながら、電解コンデンサ紙を薄くしたり
密度を低くすると、コンデンサ素子に巻き取る際
にシヨート不良率が増大したり、或は製品化され
て市場に出された後のシヨート不良率が高くなる
難点があり、インピーダンス特性とシヨート不良
率の相方を良好ならしめることは困難であつた。 そこで、電解コンデンサ紙の原料を通常の木材
クラフトパルプから合成繊維やマニラ麻パルプに
変更することが行なわれている。 しかしながら、合成繊維は円形で最も理想的な
繊維形態を有するが、マニラ麻パルプ等のセルロ
ース系繊維との混抄時においては下記の如き欠点
を免れることができない。即ち、 合全繊維とセルロース系繊維には比重の差が
あるため、水中に両者の繊維を均一に分散させ
ることが困難であること。 合成繊維には水に対する親水性の無いものが
多いこと。 合成繊維は融点が低いために、乾燥工程での
問題があること。 両者は繊維の性質が全く異なるため混抄後の
引張強度が弱いこと。 引張強度を強くするために、合成繊維を熱融
着させると、融着部分が電解液で含浸されない
などの問題があること。 また、不織布や発泡プラスチツクフイルムをセ
パレータとして使用することも提案されているけ
れども、前者は地合が粗いためにシヨート不良率
が高いし、後者は厚さが均一とならないし、また
引張強度が低いなどの欠点を有している。 一方、マニラ麻パルプを原料とすれば、低密度
紙を簡単に抄造することができるため、インピー
ダンス特性が良く、しかも低密度紙であつても充
分な引張強度を有しているため、広く使用されて
いる。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記の如く、マニラ麻パルプを原料として抄造
された電解コンデンサ紙は、従来の木材クラフト
パルプや合成繊維を原料とする電解コンデンサ紙
に比較して、相応の効果を上げているが、いまだ
充分ではない。マニラ麻パルプは密度を下げれば
下げるほどインピーダンス特性は良くなるが、抄
造後の紙の外観が粗くなり、シユート不良率が増
加することが明らかとなつているからである。マ
ニラ麻パルプを原料とする電解コンデンサ紙はイ
ンピーダンス特性を良好にすることはできるが、
反面においてシヨート不良率を増大さすることと
なるのである。 そこで、本発明は低密度であるとともに紙とし
て緻密な外観を有し、しかも引張強度が良好であ
ると共に、インピーダンス特性とシヨート不良率
の相方に優れている電解コンデンサ紙を提供する
ことによつて前記する諸問題を解決しようとする
ものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は電解コンデンサ紙の原料としてエスパ
ルトパルプの特性に着目したものであり、エスパ
ルトパルプとマニラ麻パルプとを配合して抄造す
ることにより、電解コンデンサ紙としての両者の
原料の利点を助長するとともに、その問題点を互
いに補つて上記の目的を達成するものであり、具
体的な手段としては、電解コンデンサの陽極箔と
陰極箔との間に介在させる電解コンデンサ紙であ
つて、40〜80重量%のエスパルトパルプと60〜20
重量%マニラ麻パルプとを配合して抄造され、か
つ、その厚さが20〜60μmであることを特徴とす
る電解コンデンサ紙を得ることである。 (ホ) 作 用 本発明者等は研究の結果によつて下記に示す通
り、新規な事実を見い出すことができた。 (1) チユニジア及びスペインなどにて産出するエ
スパルト草から通常のパルプ製造方法にて製造
されたエスパルトパルプは、繊維長が短かく且
つ繊維径も小さいにもかかわらず、その細胞膜
が厚いために繊維が一種の剛性を持つており、
そのためマニラ麻と同様に低密度紙を簡単に抄
造することができること。 (2) 繊維の断面形状は、マニラ麻が楕円形である
のに対して、エスパルトは真円であること。 (3) エスパルトパルプを使用した電解コンデンサ
紙は、低密度紙であるにもかかわらず、紙の外
観はマニラ麻パルプの電解コンデンサ紙よりも
非常に緻密であること。 (4) エスパルトパルプを使用した電解コンデンサ
紙は、マニラ麻パルプを使用した電解コンデン
サ紙よりもインピーダンス特性が良いし、また
シヨート不良率も改善されていること。 (5) エスパルトパルプはマニラ麻パルプと配合し
て抄造されることによつて、引張強度が蚊善さ
れること。 本発明に係る電解コンデンサ紙においては、エ
スパルトパルプの最適な配合率が40〜80重量%で
あり、この範囲内の配合率によつて、電解コンデ
ンサ紙は低密度であるとともに紙として緻密な外
観を有し、インピーダンス特性とシヨート不良率
の相方が良好であるが、エスパルト配合率が40重
量%よりも少ない場合では、電解コンデンサ紙の
外観が粗くなりシヨート不良率が大となり、また
エスパルト配合率が80重量%よりも多い場合で
は、電解コンデンサ紙の引張強度が不充分である
ので適当でない。 また、本発明に係る電解コンデンサ紙において
は、マニラ麻パルプの最適な配合率が、60〜20重
量%であり、この範囲内の配合率によつて、電解
コンデンサ紙のインピーダンス特性とシヨート不
良率の相方を良好に維持しながら、しかも電解コ
ンデンサ紙に要求される引張強度を満足させるこ
とができるのである。 更にまた、本発明に係る電解コンデンサ紙にお
いては、紙の厚さの最適範囲が20〜60μmであつ
て、紙の厚さが20μmよりも小である場合にはシ
ヨート不良率が増大し、また紙の厚さが60μmよ
りも大である場合には、良好なインピーダンス特
性を保持することができないのである。 (ヘ) 実施例 以下において、本発明の実施の態様を実施例に
基づいて詳細に説明する。 なお、下記の表の中で示されている測定値は次
の測定方法及び装置によつて得たものである。 (1) 厚さ、密度及び引張強度 JISC2111電気絶縁紙試験方法、5.1紙を10枚
に折り重ねて厚さを測る場合、6.3乾燥状態の
密度を求める場合、7.引張強さ及び伸び、によ
り各々の数値を求めた。 (2) インピーダンス(Z) 比抵抗200Ωcm(20℃)の電解液を使用し
て、25WV、100μFのアルミニウム電解コン
デンサを製作し、周波数100KHz、温度−40℃
で電極端子間の抵抗(Ω)を測定する。 (3) シヨート不良率 電解コンデンサ紙の紙幅18mm、アルミ箔の幅
を15mmとし、直径10mmのコンデンサ素子を製作
後、テスターで導通の有無を試験し、導通のあ
るものを不良とし、%で示した。なおコンデン
サ素子の製作には、日本蓄電器工業社製の素子
巻線(MTS型)を使用した。 実施例 1 エスパルトパルプ60重量%とマニラ麻パルプ40
重量%とを通常の方法にて配合し、通常の円網抄
紙方法にて抄造して、紙の厚さが51.5μm、密度
が0.413g/cm3の電解コンデンサ紙を製造した。 実施例 2 エスパルトパルプ80重量%とマニラ麻パルプ20
重量%とを通常の方法にて配合し、通常の円網抄
紙方法にて抄造して、紙の厚さが50μm、密度が
0.51g/cm3の電解コンデンサ紙を製造した。 実施例1及び実施例2によつて製造された電解
コンデンサ紙のインピーダンス(Z)、シヨート
不良率(C)、引張強度(Kg/15mm幅)を測定した結
果は下記の表−1に示す通りであつた。
【表】
次に、比較のために下記の表−2において従来
例及び比較例を示す。従来例はマニラ麻パルプだ
け(100%)を使用し、比較例はエスパルトパル
プだけ(100%)を使用して、実施例1及び実施
例2と同様の通常の方法で製造した電解コンデン
サ紙についての測定結果を示すものである。
例及び比較例を示す。従来例はマニラ麻パルプだ
け(100%)を使用し、比較例はエスパルトパル
プだけ(100%)を使用して、実施例1及び実施
例2と同様の通常の方法で製造した電解コンデン
サ紙についての測定結果を示すものである。
【表】
(ト) 発明の効果
表−1に示す実施例1の電解コンデンサ紙と表
−2に示す従来例の電解コンデンサ紙との測定値
を対比するに、両者はほぼ同一の厚さ及びほぼ同
一の密度に抄造されていて、従来例の電解コンデ
ンサ紙のインピーダンス特性が3.0Ωであるのに
対して、実施例1の電解コンデンサ紙のインピー
ダンス特性は2.6Ωに改善されているし、またシ
ヨート不良率は前者が0.8%であるのに対して、
後者即ち実施例1の電解コンデンサ紙は0.3%で
あつて、格段に改善されていることが明らかであ
る。ただ引張強度においては、実施例1の電解コ
ンデンサ紙が従来例の電解コンデンサ紙よりも僅
かに弱くなつているけれども、前者の引張強度が
2.2Kg/15mm幅を有していることは、コンデンサ
素子の組立作業に必要充分な引張強度であつて、
実施例1の電解コンデンサ紙は充分実用性のある
引張強度を有しているものであることは理解され
るべきである。また、表−1に示す実施例2の電
解コンデンサ紙と表−2に示す従来例の電解コン
デンサ紙とを、両者の測定値に基づいて対比する
に、前者のインピーダンス特性及びシヨート不良
率は後者即ち従来例の電解コンデンサ紙よりも格
段に改善されていることが明らかであるし、また
実施例2の電解コンデンサ紙の引張強度が2.1
Kg/15mm幅を有していることは、コンデンサ素子
の組立作業に必要充分な引張強度であることを前
記同様に理解されるべきである。次に、表−2に
示す比較例1の電解コンデンサ紙であるが、この
電解コンデンサ紙の密度は0.405g/cm3であつて低
密度であり、且つインピーダンス特性が2.4Ωで
良好ではあるが、引張強度が0.5Kg/15mm幅であ
つて、極端に低下しており、もはや素子巻が困難
であつて、使用不可能である。また、表−2に示
す比較例2の電解コンデンサ紙であるが、この電
解コンデンサ紙の厚さは比較例1の電解コンデン
サ紙よりも厚く80μmであるけれども、引張強度
は弱くて1.4Kg/15mm幅しか有していないので、
実用的な引張強度を得ることができず、シヨート
不良率は向上して0.1%であるが、インピーダン
ス特性は悪化して3.7Ωとなるので、比較例2の
電解コンデンサ紙は使用するに不適当である。 以上の説明で明らかな通り、本発明に係る電解
コンデンサ紙は特許請求の範囲の記載に明記する
通り、40〜80重量%のエスパルトパルプと60〜20
重量%のマニラ麻パルプとを配合して抄造され、
かつその厚さが、20〜60μmであることを特徴と
するものであり、このような特定条件を満足させ
ることによつてエスパルトパルプとマニラ麻パル
プの両者の持つ利点を助長し、且つ欠点を補うこ
とができ、密度が低く、しかも外観が緻密で、イ
ンピーダンス特性が良好で、シヨート不良率が少
なく、しかも引張強度の強い電解コンデンサ紙を
提供することができたのである。
−2に示す従来例の電解コンデンサ紙との測定値
を対比するに、両者はほぼ同一の厚さ及びほぼ同
一の密度に抄造されていて、従来例の電解コンデ
ンサ紙のインピーダンス特性が3.0Ωであるのに
対して、実施例1の電解コンデンサ紙のインピー
ダンス特性は2.6Ωに改善されているし、またシ
ヨート不良率は前者が0.8%であるのに対して、
後者即ち実施例1の電解コンデンサ紙は0.3%で
あつて、格段に改善されていることが明らかであ
る。ただ引張強度においては、実施例1の電解コ
ンデンサ紙が従来例の電解コンデンサ紙よりも僅
かに弱くなつているけれども、前者の引張強度が
2.2Kg/15mm幅を有していることは、コンデンサ
素子の組立作業に必要充分な引張強度であつて、
実施例1の電解コンデンサ紙は充分実用性のある
引張強度を有しているものであることは理解され
るべきである。また、表−1に示す実施例2の電
解コンデンサ紙と表−2に示す従来例の電解コン
デンサ紙とを、両者の測定値に基づいて対比する
に、前者のインピーダンス特性及びシヨート不良
率は後者即ち従来例の電解コンデンサ紙よりも格
段に改善されていることが明らかであるし、また
実施例2の電解コンデンサ紙の引張強度が2.1
Kg/15mm幅を有していることは、コンデンサ素子
の組立作業に必要充分な引張強度であることを前
記同様に理解されるべきである。次に、表−2に
示す比較例1の電解コンデンサ紙であるが、この
電解コンデンサ紙の密度は0.405g/cm3であつて低
密度であり、且つインピーダンス特性が2.4Ωで
良好ではあるが、引張強度が0.5Kg/15mm幅であ
つて、極端に低下しており、もはや素子巻が困難
であつて、使用不可能である。また、表−2に示
す比較例2の電解コンデンサ紙であるが、この電
解コンデンサ紙の厚さは比較例1の電解コンデン
サ紙よりも厚く80μmであるけれども、引張強度
は弱くて1.4Kg/15mm幅しか有していないので、
実用的な引張強度を得ることができず、シヨート
不良率は向上して0.1%であるが、インピーダン
ス特性は悪化して3.7Ωとなるので、比較例2の
電解コンデンサ紙は使用するに不適当である。 以上の説明で明らかな通り、本発明に係る電解
コンデンサ紙は特許請求の範囲の記載に明記する
通り、40〜80重量%のエスパルトパルプと60〜20
重量%のマニラ麻パルプとを配合して抄造され、
かつその厚さが、20〜60μmであることを特徴と
するものであり、このような特定条件を満足させ
ることによつてエスパルトパルプとマニラ麻パル
プの両者の持つ利点を助長し、且つ欠点を補うこ
とができ、密度が低く、しかも外観が緻密で、イ
ンピーダンス特性が良好で、シヨート不良率が少
なく、しかも引張強度の強い電解コンデンサ紙を
提供することができたのである。
Claims (1)
- 1 電解コンデンサの陽極箔と陰極箔との間に介
在させる電解コンデンサ紙であつて、40〜80重量
%のエスパルトパルプと60〜20重量%のマニラ麻
パルプとを配合して抄造され、かつ、その厚さが
20〜60μmであることを特徴とする電解コンデン
サ紙。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5748477A JPS53142652A (en) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | Paper for electrolytic capacitor |
| FR7800954A FR2391536A1 (fr) | 1977-05-17 | 1978-01-13 | Condensateurs electrolytiques a feuilles metalliques |
| DE19782806932 DE2806932C2 (de) | 1977-05-17 | 1978-02-17 | Elektrolytkondensator-Papier |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5748477A JPS53142652A (en) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | Paper for electrolytic capacitor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53142652A JPS53142652A (en) | 1978-12-12 |
| JPS6145372B2 true JPS6145372B2 (ja) | 1986-10-07 |
Family
ID=13056976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5748477A Granted JPS53142652A (en) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | Paper for electrolytic capacitor |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS53142652A (ja) |
| DE (1) | DE2806932C2 (ja) |
| FR (1) | FR2391536A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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