JPS6145881B2 - - Google Patents
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- JPS6145881B2 JPS6145881B2 JP54086543A JP8654379A JPS6145881B2 JP S6145881 B2 JPS6145881 B2 JP S6145881B2 JP 54086543 A JP54086543 A JP 54086543A JP 8654379 A JP8654379 A JP 8654379A JP S6145881 B2 JPS6145881 B2 JP S6145881B2
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B9/00—Generation of oscillations using transit-time effects
- H03B9/12—Generation of oscillations using transit-time effects using solid state devices, e.g. Gunn-effect devices
- H03B9/14—Generation of oscillations using transit-time effects using solid state devices, e.g. Gunn-effect devices and elements comprising distributed inductance and capacitance
- H03B9/142—Generation of oscillations using transit-time effects using solid state devices, e.g. Gunn-effect devices and elements comprising distributed inductance and capacitance and comprising a magnetic field sensitive element, e.g. YIG
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- Waveguides (AREA)
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- Logic Circuits (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
- Microwave Amplifiers (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Description
本発明は予じめ定められたインピーダンスを広
い周波数帯域に亘つて一層低いインピーダンスに
整合させるためにテーパ付き線路部を具えるマイ
クロストリツプ技術で造つたインピーダンス整合
回路網に関するものである。 このようなインピーダンス整合回路網は就中静
磁界の中に置かれたイツトリウム鉄ガーネツト
(YIG)の小球により広い周波数帯域に亘つて同
調をとつたガンダイオード発振器で使用されてい
る。 而して斯様なインピーダンス整合回路網はドイ
ツ国特許願第2311304号から既知であるか、そこ
では約50Ωの負荷インピーダンスをテーパ付きマ
イクロ波線路により中心周波数の−25%から+25
%に亘る周波数帯域に亘つて約5乃至7Ωのダイ
オードインピーダンスに整合させている。 しかし、この既知のインピーダンス整合回路網
は寄生的なトランスバーサルモード
(transversal modes)が発生するため3.2乃至
3.3GHzに等しいか又はそれより大きな動作周波
数を有するガン発振器で使用するような場合のよ
うに高い動作周波数で使用するには適当ではない
という欠点を抱えている。 幅の広い端部で例えば5Ωのインピーダンスを
有するようなテーパ付き線路部は0.635mm厚の酸
化ベリリウム基板を使用する場合には最大幅を
18.2mmにもする必要がある。しかしこのように低
抵抗側でこのように広いテーパ付き線路部を使用
すると約3.5GHzでも寄生的なトランスバーサル
モードが発生する。従つて前述したようなガン発
振器の場合のような高い周波数ではこの18.2mmと
いう幅はとれない。 本発明はこのような欠点を除去し、一層高い動
作周波数で又は一層広い周波数帯で使用するのに
適し、変換後の出力インピーダンスが広帯域に亘
つて予じめ定められた所望通りのものとなる、即
ち例えば周波数特性が全周波数レンジに亘つて
略々一定値になるとか、或は中心周波数よりも帯
域の両端でインピーダンスが或る一層低い値を有
するようなインピーダンス整合回路網を提供する
にある。 このような目的を達成するため本発明インピー
ダンス整合回路網は前記テーパ付き線路部により
前記予じめ定められたインピーダンスを一層高い
インピーダンスに一旦変換し、次に少なくとも1
個の1/4λ線路部で前記一層低いインピーダンス
に変換するように構成したことを特徴とする。 本発明は高インピーダンスを一層高いインピー
ダンスに一旦変換するとそのような変換をしない
場合よりも、この一層高いインピーダンスを低イ
ンピーダンスに変換するのに必要な1/4λ線路部
の特性インピーダンスを大きくとることができ、
その結果これらの1/4λ線路部の幅が最高動作周
波数での波長の1/2λよりも小さくとれるので寄
生的なトランスバーサルモードが発生しえないこ
とを認識した上でなされたものである。 本発明の一実施例によれば特性インピーダンス
が相互に異なる2個の直列接続された1/4λ線路
部を設け、特性インピーダンスが低い方の1/4λ
線路部の幅を前記周波数帯域の最高周波数の波長
の二分の一よりも小さくしたことを特徴とする。 こうすれば寄生的なトランスバーサルモードが
発生する機会がなくなる。 本発明の第2の実施例によれば特性インピーダ
ンスが相互に異なる2個の直列接続された1/4λ
線路部を設け、特性インピーダンスが高い方の1/
4λ線路部の特性インピーダンスを前記高インピ
ーダンスよりも高くしたことを特徴とする。これ
は他方の1/4λ線路部の特性インピーダンスを寄
生的なトランスバーサルモードを抑圧するのに足
るだけ高くとれるという利点がある。 広帯域に亘つて所望通りの変換後のインピーダ
ンスを得るために2個の1/4λ線路部の周波数特
性を相互に異ならせることが必要となることもあ
り得る。 図面につき実施例を挙げて本発明を詳細に説明
する。以下に説明するのはガン発振器で使用され
るインピーダンス整合回路網である。 第1図に示す回路図では高周波発振器で使用さ
れるインピーダンス整合回路網の役目を簡単に説
明するために、このインピーダンス整合回路を含
む発振器全体をあたかも分布定数回路ではなく全
て個別部品により造られているかのように示して
ある。 ガンダイオード10の一方の電極を、適当な強
さの磁界内に置かれたイツトリウム鉄ガーネツト
の小球12を具備する結合巻線11の一端に接続
する。このイツトリウム鉄ガーネツト小球の電気
的等価物を図示したものが破線で囲んだ矩形内の
直列共振回路13である。上記結合巻線11の他
端は符号14で示すように接地する。上記ガンダ
イオード10の他方の電極をインピーダンス整合
回路網15の一端に接続する。このインピーダン
ス整合回路網15の他端を結合コンデンサ16を
介して高周波信号用出力導線に接続する。この結
合コンデンサ16は結合素子として機能する他ガ
ンダイオード10に印加された直流電圧が出力端
子17に現われるのを阻止する機能を果たす。イ
ンピーダンス整合回路網15の中点から接続導線
18を引出し、その先を電源端子19に接続す
る。この電源端子19はこの端子19と大地14
との間にコンデンサ20を設けて高周波的には減
結合させる。上述したガン発振器は一端を接地
し、他端を上記電源端子19に接続された電源2
1から給電される。 第2図の破線で示した長方形15内に本発明イ
ンピーダンス整合回路網15に含まれる各種素子
を示した。図面を左から右へ見てゆくとこの本発
明インピーダンス整合回路網15は幅の広い端部
側が略式図示した結合コンデンサ16に溶接され
たテーパ付き線路部25と、このテーパ付き線路
部25の幅の狭い端部26の先に接続された第1
の四分の一波長線路部27(この第1の四分の一
波長(1/4λ)線路部27の幅は上記テーパ付き
線路部の幅の狭い端部26の幅よりも広くする)
と、この第1の1/4λ線路部27の先に続く第2
の1/4λ線路部28(この第2の1/4λ線路部28
の幅は第1の1/4λ線路部27の幅よりも広くす
る)とから成る。 第2の1/4λ線路部28の右側縁の先に正確に
位置決めしてガンダイオード10を溶接して接続
する。これは幅が1/4λ線路部28の幅よりもず
つと狭い小突起部29を使つて行なう。ガンダイ
オード10の表側電極をU字状金線30から成る
二重接続線を介して結合巻線11に接続する。こ
のU字の屈曲部はガンダイオード10に熱圧着法
により連結し、U字の2本の脚をこれまた熱圧着
法により結合巻線11の左端に連結する。 これらの各種線路部25,27及び28を構成
する導電性金属条片は例えば酸化アルミニウムA
2O3又は酸化ベリリウムBeOのような誘電材料
により造られた基板22の表面に一枚の銅層をの
せ、この銅層をホトエツチングすることにより形
成する。基板22の裏面には接地用導電面14と
なる銅層を設ける(図示せず)。これらの金属製
線路部25,27及び28並びに導電面14は金
メツキ法により金属で被覆すると好適である。 イツトリウム鉄ガーネツト小球12は外側から
は見えないが、図面では破線の円で示した。この
イツトリウム鉄ガーネツトの小球12はアルミニ
ウム管23内に納め、そこでアルミニウムピン2
4の端に保持させる。この既知の小球固定法によ
れば小球12を正確に結合巻線11の中心に置く
ことができる。結合巻線11はアルミニウム管2
3を巻回させた後その第2の端(図示せず)を基
板22の裏面に設けられた接地用導電面14に溶
接する。 ガン発振器の出力信号端子は特性インピーダン
スが予じめ定められた値、本例では50Ωの同軸ケ
ーブルの中心導体17で構成する。同軸ケーブル
の外部導体は接地面14に接続する(図示せ
ず)。 イツトリウム鉄ガーネツト小球12がある位置
に電磁石(図示せず)により強さを制御でき、磁
力線が図面に垂直となる磁界を発生させる。 従来技術のインピーダンス整合回路網と本発明
インピーダンス整合回路網の特性と挙動パターン
について以下に説明するが、そこでの数値は高周
波発振器が7GHzから17GHzに亘る(中心周波数
12GHz)周波数帯をカバーすると共にこの中心
周波数12GHzで約5Ωという低い最適負荷抵抗
を有し、他方の同軸ケーブルの方は特性インピー
ダンスが50Ωで且つ純抵抗であることを仮定した
上のものである。この負荷抵抗がインピーダンス
整合回路網を介してガンダイオードにかかるので
あるが、その際結合巻線により誘起されるイツト
リウム鉄ガーネツト小球の負荷抵抗は無視するも
のとする。 第3図は高周波数発振器35を特性インピーダ
ンスB、長さ、(単位長当りのネーパで表わし
た)減衰定数α、(単位長当りのラジアンで表わ
した)位相定数βの線路部36を介して値Zoを
有するオーミツク負荷抵抗37に接続したところ
を線図的に示したものである。この高周波回路は
大地38を経て帰線する。 高周波数発振器35側から見た線路部36を負
荷37とを直列接続したもののインピーダンスZ
は式 で表わされる。 減衰が小さい時は上式は次のように簡略化され
る。 線路部36の減衰が無視できる時は上式は次の
ようになる。 この式の中では項βはλ/2πを単位として測つ た線路部36の言わば「電気的長さ」を表わす
(β=1は1ラジアンの位相差)。 βを線路部36の幾何学的長さ、信号の周
波数f、この信号が線路部36内を伝播する速度
C′で表わすと β=2πf/C′ となる。 インピーダンスZを表わす前記式の構造を簡単
にするために γ=tan2πf/C′ という記号を用いると、 となる。ここで=0とするとZ=ZOとなり、
=λ/4=C′/4fとするとZ=B2/ZOとなる
。 この式(1)を使えば或る予じめ定められた周波数
に対して四分の一波長となる長さを有する線路部
の、この線路部の長さが四分の一波長に相当する
周波数とは値が異なる周波数に対するインピーダ
ンスの実数成分は(抵抗)と虚数成分(リアクタ
ンス)とを算出することができる。 しかし、スミス線図を用いれば第3図に示す回
路のインピーダンスの近似値がすぐに求まる。 第4図は周波数12GHzに対して正確に四分の
一波長となる特性インピーダンスが15.8Ωの四分
の一波長線路部を50Ωの外部負荷抵抗に対するイ
ンピーダンス整合回路網として使用する場合の挙
動パターンを解析するのに使用するスミス線図で
ある。 このスミス線図を使つてこのインピーダンス整
合回路網の挙動パターンを解析するに当つては先
ずグラフの垂直軸上に負荷インピーダンスの実数
成分に対応する点31をプロツトする。この点3
1は図の基準インピーダンスとして四分の一波長
線路部の特性インピーダンス15.8Ω自身をとつた
時の抵抗負荷のインピーダンス(ZO=50Ω)を
表わすものであつて、従つてこの点31の縦座標
値(ordonnate)は50/15.8=3.16となる。 次にこの点31を通る同心円32を描く。この
円32は点33で図の垂直軸と交わるが、この点
33は縦座標値が前記点31の縦座標値の逆数に
等しく1/3.16=0.316である点である。 このスミス線図では基準インピーダンスを15.8
Ωととつたのであるから、円32点で点31から
λ/4に等しい角度距離の位置にあるこの点33
の縦座標値から線路部の長さがλ/4に相当する
周波数12GHzの時の全インピーダンス(線路部
を介して負荷側を見たインピーダンス)が0.316Z
=0.316×15.8=4.99Ωに等しいことが判かる。 発振器の動作周波数が変わつて12GHzからず
れると、線路部の長さはもはやλ/4に相当しな
くなる。即ち12GHzより低い周波数に対しては
λ/4よりも短かく、12GHzより高い周波数に
対してはλ/4より長いことになる。 円32の孤は周波数が高くなるにつれ点31か
ら時計廻りに伸びてゆき、「四分の一波長線路部
+負荷」の直列接続辺のインピーダンスを表わす
点に至る。この円孤の長さは当該周波数に対する
線路の「電気的長さ」に比例する。円を一周する
と二分の一波長に対応する。 ここで使用した四分の一波長線路の幾荷学的長
さは周波数12GHzの時のλ/4の電気的長さに
相当する長さであり、周波数12GHzの時の孤の
長さが180゜であるから、他の周波数の時孤の長
さは以下の通りとなる。例えば、周波数7GHzで
あれば105゜、周波数8GHzに対しては135゜、周
波数9GHzに対しては165゜、周波数10GHzに対
しては150゜、周波数11GHzに対しては165゜、
周波数13GHzに対しては195゜、周波数14GHzに
対しては210゜、周波数15GHzに対しては225
゜、周波数16GHzに対しては240゜、周波数
17GHzに対しては255゜である。 円32に沿つて各周波数を表わす点の位置を明
瞭に示すため、円32上の各位置にGHz単位の
数値を与えておいた。 負荷からインピーダンス整合回路網を介して発
振器にかかるインピーダンスのリアクタンス成分
の変動を無視すればこのインピーダンスの実数
(抵抗)成分の方は値を図から読み取る。これら
の抵抗値は周波数7GHzに対する0.47Zから周波数
12GHzに対する0.316Z迄変わり、再び周波数
17GHzに対する0.47Zに下がる。従つて明らかに
周波数12GHzで略々5Ωに等しい負荷抵抗は周
波数7GHz及び17GHzでは7.4Ωに等しくなる。こ
れは48%もの負荷抵抗の増大であつて許容し難い
値である。 第5図の曲線34はこの周波数の関数として前
記インピーダンス整合回路網を介してガンダイオ
ードにかかる負荷抵抗の変動を示したものであ
る。 インピーダンスのリアクタンス成分について補
足すると、これは周波数12GHzより下では容量
性であり、周波数12GHz上では誘導性である。
このリアクタンス成分があるため発振周波数がイ
ツトリウム鉄ガーネツト小球12の共振周波数か
ら僅かシフトし、これに応じて発振回路のリアク
タンス成分が自動的にガンダイオードの内部リア
クタンスに整合する。 第6図は発振器35をインピーダンス整合回路
網41,39を介して抵抗値Zoの負荷37に接
続したところを略式図示したものであ、インピー
ダンス整合回路網は負荷37側から見て特性イン
ピーダンスがZOで長さが1の第1の線路部3
9(この線路部は目立つような減衰を与えたい)
と、特性インピーダンスがZOで長さが2の第
2の線路部41(これも目立つ程減衰を与えな
い)とにより構成される。 発振器35を第1の線路部39と第2の線路部
41の共通接続点40に直接接続したと仮定する
とこの点40と大地38との間のインピーダンス
は前記式(1)により計算できる。 このインピーダンスをZ1で表わすとその値は次
のようになる。 同じようにして式(1)を用いて第2の線路部41
の入力側の点42と大地38との間のインピーダ
ンスを計算できる。 このインピーダンスをZ2で表わせばその値は次
のようになる。 このZ2にZ1を代入すると となる。 但し、 γ1=tan2π1f/C′ γ2=tan2π2f/C′ 第1の線路部39と第2の線路部41の長さが
等しいとするとこの線路部の長さが正確に四分の
一波長の長さに相当する周波数の時上記式(2)は Z2=Z0(A/B)2 となる。 式(2)を使えば線路部39及び41の長さが四分
の一波長にならない周波数に対するインピーダン
スZ2の実数(抵抗)成分と虚数(リアクタンス)
成分とを計算することができる。 第7図はスミス線図にZ2をプロツトしたもので
あり、負荷37インピーダンスをZ0=50Ωとし、
第1の線路部39の特性インピーダンスを41.1Ω
とし、第2の線路部41の特性インピーダンスを
13Ωとしてある。 この従来技術のインピーダンス整合回路網の第
2の実施例では特性インピーダンスが12Ωより低
くはない2個の1/4λ線路部を用いてカバーされ
る周波数帯の両端の方でガンダイオードの負荷抵
抗が大きくなるのを下げ、17GHzの周波数で横
方向の寄生共振(transversal parasitic
resonance)が発生するのを防止している。この
目的でこのインピーダンス整合回路網は12GHz
の周波数に同調させた第1の1/4λ線路部の特性
インピーダンスを41.1Ωとし、これまた12GHzの
周波数に同調させた第2の1/4λ線路部の特性イ
ンピーダンスを13Ωとしたのである。 スミス線図を使つてこの回路の動作を解析する
ため第12図の基準インピーダンスを41.1Ωに選
ぶ。即ちこのスミス線図は41.1Ωで規格化されて
いる。先ずグラフの垂直軸上にこの41.1Ω面内で
50Ωの負荷抵抗インピーダンスを表わす点51を
プロツトする。従つ点51のy座標値は50/41.1
=1.21Zである。次にこの点51を通るグラフの
中心を中心とする円52を描く。この円52は点
53でグラフの垂直軸を切るが、この点53のy
座標の値は点51の値(1.21)の逆数に等しく、
0.82である。これを実際のインピーダンスの値に
換算すると33.8Ωに相当する。 図面を簡明するため、円52は点51から測つ
て105゜の点と255゜の点の間だけを実線で結び、
残りは破線で示した。この実線の円孤の両端は、
一方は周波数7GHzで約0.94Z−0.18jZの値を有
し、他方は周波数17GHzで0.94Z+0.18jNの値を
有する。 次にこの円53を規格化する値(基準インピー
ダンス)として13Ωという値を有する面(この値
は第2の1/4λ線路部の特性インピーダンスであ
る)に写すと円54が得られる。この円54も有
意義な部分だけを実線で示してある。この13Ωと
いう規格化する値を有する面では点53は縦座標
値2.6の点55に移り、円52の有効な孤の両端
は縦座標値が約3.0の点56及び57に移る。 点55から出発してグラフの中心を中心とする
円孤58を180゜の長さだけ描くと点59でグラ
フの縦軸と交わる。点56から出発してグラフの
中心を中心とする円孤60を描くと長さ105゜の
位置に点61ができる。この点61はパラメータ
としての周波数が7GHzの点である。点57から
出発してグラフの中心を中心とする円孤62を描
くと長さ255゜の位置に点63がとれる。この点
63はパラメータとしての周波数が17GHzの点
である。なお円孤62の一部は円孤60と一致す
る。 円54の有効な孤の中間の諸点に対しても同じ
操作を施し、それらを結ぶと曲線64ができる。
この曲線64は円の孤に形状が近似している。点
59の抵抗値は0.38Zであり、これは5Ωに相当
する。点61と63の抵抗値は0.45Zに等しく、
これは約5.9Ωに相当する。 この周波数帯の中心点と両端の間で生ずる負荷
抵抗の変動は第3及び第4図の場合よりもずつと
小さく、48%の代りに18%になつている。しかし
これでもガンダイオードをカバーすべき全周波数
帯域に亘つて満足ゆくように動作させる値とはい
えない。 第8図に示す曲線65はこの第7図で解析した
インピーダンスがインピーダンス整合回路網を介
してガンダイオードにかかるインピーダンスの変
動を周波数の関数として示したものである。 これに対し第9図は本発明インピーダンス整合
回路網を略式図示したものである。このインピー
ダンス整合回路網ではインピーダンスZ0の出力イ
ンピーダンス37の入力端子をテーパ付き線路部
43の幅の広い端部に接続する。このテーパ付き
線路部43はインピーダンス変成器として使用さ
れるものでこれにより広帯域に亘つてインピーダ
ンスの値を大きくする。このテーパ付き線路部4
3の幅の広い端部のインピーダンスは予じめ与え
られており、本例では出力インピーダンス37の
特性インピーダンスZ0である。他方、このテーパ
付き線路部43の幅の狭い端部から見た特性イン
ピーダンスをLとする。このテーパ付き線路部4
3の幅の狭い端部を、減衰が無視でき特性インピ
ーダンスがBで長さ1の四分の一波長線路部4
5に接続する。この1/4λ線路部45自体を更に
減衰が無視でき特性インピーダンスがAで長さ
2の第2の四分の一波長線路部46に接続し、こ
の第2の1/4λ線路部46の入力端子を高周波数
発振器5の出力端子に接続する。 テーパ付き線路部43を設けることによりテー
パ付き線路部43の入力点44と大地38との間
のインピーダンスがLとなり、第2の1/4λ線路
部46の入力点47と大地38との間のインピー
ダンスZ3とすると、式(2)より、 となる。 但し、γ1=tan2π1f/C′ γ2=tan2π2f/C′ 1/4λ線路部45及び46の各々の長さが1/4λ
となる周波数では式(3)は非常に簡単になり、 Z3=L(A/B)2 となる。 式(3)を使うと1/4λ線路部45及び46の長さ
が四分の一波長とならない周波数の時のインピー
ダンスZ3の実数成分と虚数成分を計算できる。 第10図は第9図に示した本発明インピーダン
ス整合回路網を詳細に説明するためのスミス線図
である。テーパ付き線路部43の幅の狭い端部の
高い特性インピーダンスLを80Ωとし、1/4λ線
路部45の特性インピーダンスを57.2Ωとし、1/
4λ線路部46の特性インピーダンスを14.3Ωと
し、これらの2本の1/4λ線路部46,45の長
さを12GHzの周波数に対して1/4λになる長さと
する。 この本発明インピーダンス整合回路網インピー
ダンスをスミス線図に示すに当つては57.2Ωで規
格化する。この57.2Ωという値は第1の1/4λ線
路部45の特性インピーダンスの値に対応する。
グラフの垂直軸上の点70は抵抗値が0.87Z(こ
れは負荷Z0=50Ωを表わす)に等しい。点71は
抵抗値が80/57.2=1.4Zに等しい。これは80Ωの
インピーダンスを有するテーパ付き線路部43の
幅の狭い端部を表わす。リアクタンス成分を使用
しないで50Ωというインピーダンス値(抵抗値)
から80Ωというインピーダンス値(抵抗値)へ移
ることは点70と71の間の実線で表わされる。 次に点71を通つてグラフの中心を中心とする
円72を描く。この円72は点73で垂直軸と交
わる。この点73の抵抗値は1/1.4Z=0.715Zに
等しい。円72の実線で示した関連部分は左側が
点74(これは周波数7GH、点71に対する位相
シフトが105゜のインピーダンスを表わす)で限
られ、右側が点75(これは周波数17GH、点7
1に対する位相シフトが255゜のインピーダンス
を表わす)で限られる。中間の諸点は基格化スケ
ールを考慮しつつプロツトしてある。点74と点
75に対応するインピーダンス値は夫々約0.85Z
−0.29jZ及び0.875Z+0.29jZである。 次に、図の基準インピーダンスとして第2の1/
4λ線路部の特性インピーダンス、即ち14.3Ωを
とる。円72はこれにより14.3Ω面に写され、そ
の結果円76ができる。この写像により点73は
点77(縦座標値2.86)に移り、点74及び75
は夫々点78(インピーダンス値3.5Z−1.16jZ)
と79(インピーダンス値3.5Z+1.16jZ)に移
る。これと同時に円72の関連部分のGHz単位
のパラメータも円76上に移される。 こうすると次にこの14.3Ωという基準インピー
ダンスを有するスミス線図で本発明インピーダン
ス整合回路網全体のインピーダンス曲線を周波数
の関数として描くことができる。 この目的で点77から出発して180゜の長さに
亘つてグラフの中心を中心とする円80を描き、
図の垂直線上に点81をとる。次に点78から出
発して(縦座標軸から)105゜の長さに亘つてグ
ラフの中心を中心とする円(孤)82を描き、点
83をとる。次に点79から出発して(縦座標軸
から)255゜の長さに亘つてグラフの中心を中心
とする円(孤)84を描き、点85をとる。この
円(孤)84は一部中心を円(孤)82と一致す
る。 点81の抵抗値は0.35Zで、これは負荷抵抗5
Ωに対応する。点83と85の座標値(インピー
ダンス値)は夫々0.35Z−0.58jZと0.35Z+0.58jZ
であり、これらも抵抗成分は5Ωに相当する。周
波数9GHzと15GHzの近傍に負荷抵抗の非常に小
さい極小点があり、この極小値は4.76Ωである。 第11図の曲線88は第10図につい解析した
インピーダンス整合回路網を介してガンダイオー
ドにかかる負荷インピーダンスの周波数特性を示
したものである。 第12図は本発明インピーダンス整合回路網の
もう一つの例のスミス線図である。このインピー
ダンス整合回路網は構成の点では第9図のインピ
ーダンス整合回路網と同一であるが、テーパ付き
線路部43の幅の狭い端部の特性インピーダンス
Lが本例では100Ωであり、他方1/4λ線路部45
の特性インピーダンスを53.7Ωとし、1/4λ線路
部46の特性インピーダンスを12Ωとし、両方の
1/4λ線路部の長さを周波数12GHzで1/4λとな
るようにしてある。 第12図のスミス線図に示すインピーダンスは
53.7Ω(これは第1の四分の一波長線路部45の
特性インピーダンスの値に対応する)で規格化す
る。図の垂直軸上に抵抗値0.93Zを有し、負荷イ
ンピーダンスZ0=50Ωを表わす点91をとる。ま
た抵抗値100/53.7・Z=1.86Zを有する点92を
とる。これは特性インピーダンスが100Ωであ
る、テーパ付き線路部43の幅の狭い端部を表わ
す。この50Ωから100Ωへのインピーダンス値の
変換は点91から点92への実線で示されてい
る。 次に点92を通るグラフの中心を中心とする円
93を描く。この円93は図の垂直軸と点94で
交わる。この点94の縦座標値は1/1.86=
0.537である。実線で示された円93の関連部分
は左側が点95(これは点92から円93に沿つ
てこの角度距離105゜の位置にあり、7GHzの周
波数を表わす)で限られ、右側が点96(これは
点92から円93に沿つて角度距離255゜に位置
し、周波数17GHzのインピーダンスを表わす)
で限られる。点95と96に対応するインピーダ
ンス値は夫々約0.72Z−0.47jZと0.72Z+0.47jZで
ある。 次に基準インピーダンスとして第2の四分の一
波長線路部の特性インピーダンス12Ωをとり、作
図を続ける。すると円93は12Ω面に写され、円
94ができる。点94は抵抗値(0.537×53.7
/12) Z=2.40Zを有する点98に移り、点95と96
は夫々点99と100に移り、これらの点99と
100の座標値(インピーダンス値)は夫々
3.22Z−2.1JZ及び3.22Z+2.1jZである。 このようにしてこの12Ωで規格化されたスミス
線図に周波数の関数としての本例インピーダンス
整合回路網に対するインピーダンスの応答曲線を
描けるようになる。 この目的で点98から出発して180゜の長さに
亘つてグラフの中心を中心とする円(孤)101
を描き、グラフの垂直軸上に点102を得る。次
に点99から出発して(垂直軸から測つて)105
゜の長さに亘つてグラフの中心を中心とする円
(孤)103を描き、点104を得る。次に点1
00から出発して(垂直軸から測つて)255゜の
長さに亘つてグラフの中心を中心とする円(孤)
105を描き、点106を得る。円(孤)105
は一部円(孤)103と一致する。次に円97の
9GHz点から出発して(垂直軸から測つて)135
゜の長さに亘つて円(孤)107を描き、点10
8を得る。次に円97の15GHz点から出発して
4垂直軸から測つて)255゜の長さに亘つてグラ
フの中心を中心とする円(孤)109を描き、点
110を得る。円(孤)109は円(孤)107
と一部重なる。 円97の他の点からも同様に作図して他の点を
とり、それらを結んで曲線111を描く。 点102のインピーダンス値(抵抗値)は
0.416Zであり、これは負荷抵抗5Ωに相当する。
点104と105の座標値(インピーダンス値)
は夫々約0.275Z−0.52jZと0.275Z+0.52jZであ
り、これらは共に負荷抵抗0.275×12=3.3Ωに対
応する。 このように本例ではカバーされる周波数帯の両
端でガンダイオードにかかる負荷抵抗が34%下が
ることになる。従つてカバーすべき周波数帯の両
端迄発振振幅を十分維持する目的には本例は非常
に好適である。 第13図に示す曲線115はこの第12図につ
き解析したインピーダンス整合回路網を介してガ
ンダイオードにかかる負荷インピーダンスの周波
数特性曲線である。 本発明インピーダンス整合回路網を介してガン
ダイオードにかかる負荷インピーダンスの成分を
式(3)を用いて計算するのは簡単ではない。 それ故簡単化するため2本の四分の一波長線路
部が同一周波数f0で1/4λであると仮定する。 g=tanπ/2 f/f0とおくと次の式が得られる
。 Z3=ALAB2(1+g2)2+jg(A+B)〔B(AB−L2)+g2(AL2−B3)〕/B2(A−g2
B)2+g2L2(A−B)2 (4) この式(4)を基に下記のデータ即ち周波数f0で本
発明インピーダンス整合回路網を介してガンダイ
オードにかかる最適負荷抵抗R、テーパ付き線路
部43の幅の狭い端部の特性インピーダンス値
L、カバーすべき周波数帯の最低周波数の値fni
oと最高周波数fnax、周波数の関数としての負荷
インピーダンスの変動特性としてどのようなもの
が望ましいかが与えられれば1/4λ線路部46及
び45の特性インピーダンス値A及びBを決める
ことができる。 この目的で比R0/Lの平方根をbとおく、即ち
い周波数帯域に亘つて一層低いインピーダンスに
整合させるためにテーパ付き線路部を具えるマイ
クロストリツプ技術で造つたインピーダンス整合
回路網に関するものである。 このようなインピーダンス整合回路網は就中静
磁界の中に置かれたイツトリウム鉄ガーネツト
(YIG)の小球により広い周波数帯域に亘つて同
調をとつたガンダイオード発振器で使用されてい
る。 而して斯様なインピーダンス整合回路網はドイ
ツ国特許願第2311304号から既知であるか、そこ
では約50Ωの負荷インピーダンスをテーパ付きマ
イクロ波線路により中心周波数の−25%から+25
%に亘る周波数帯域に亘つて約5乃至7Ωのダイ
オードインピーダンスに整合させている。 しかし、この既知のインピーダンス整合回路網
は寄生的なトランスバーサルモード
(transversal modes)が発生するため3.2乃至
3.3GHzに等しいか又はそれより大きな動作周波
数を有するガン発振器で使用するような場合のよ
うに高い動作周波数で使用するには適当ではない
という欠点を抱えている。 幅の広い端部で例えば5Ωのインピーダンスを
有するようなテーパ付き線路部は0.635mm厚の酸
化ベリリウム基板を使用する場合には最大幅を
18.2mmにもする必要がある。しかしこのように低
抵抗側でこのように広いテーパ付き線路部を使用
すると約3.5GHzでも寄生的なトランスバーサル
モードが発生する。従つて前述したようなガン発
振器の場合のような高い周波数ではこの18.2mmと
いう幅はとれない。 本発明はこのような欠点を除去し、一層高い動
作周波数で又は一層広い周波数帯で使用するのに
適し、変換後の出力インピーダンスが広帯域に亘
つて予じめ定められた所望通りのものとなる、即
ち例えば周波数特性が全周波数レンジに亘つて
略々一定値になるとか、或は中心周波数よりも帯
域の両端でインピーダンスが或る一層低い値を有
するようなインピーダンス整合回路網を提供する
にある。 このような目的を達成するため本発明インピー
ダンス整合回路網は前記テーパ付き線路部により
前記予じめ定められたインピーダンスを一層高い
インピーダンスに一旦変換し、次に少なくとも1
個の1/4λ線路部で前記一層低いインピーダンス
に変換するように構成したことを特徴とする。 本発明は高インピーダンスを一層高いインピー
ダンスに一旦変換するとそのような変換をしない
場合よりも、この一層高いインピーダンスを低イ
ンピーダンスに変換するのに必要な1/4λ線路部
の特性インピーダンスを大きくとることができ、
その結果これらの1/4λ線路部の幅が最高動作周
波数での波長の1/2λよりも小さくとれるので寄
生的なトランスバーサルモードが発生しえないこ
とを認識した上でなされたものである。 本発明の一実施例によれば特性インピーダンス
が相互に異なる2個の直列接続された1/4λ線路
部を設け、特性インピーダンスが低い方の1/4λ
線路部の幅を前記周波数帯域の最高周波数の波長
の二分の一よりも小さくしたことを特徴とする。 こうすれば寄生的なトランスバーサルモードが
発生する機会がなくなる。 本発明の第2の実施例によれば特性インピーダ
ンスが相互に異なる2個の直列接続された1/4λ
線路部を設け、特性インピーダンスが高い方の1/
4λ線路部の特性インピーダンスを前記高インピ
ーダンスよりも高くしたことを特徴とする。これ
は他方の1/4λ線路部の特性インピーダンスを寄
生的なトランスバーサルモードを抑圧するのに足
るだけ高くとれるという利点がある。 広帯域に亘つて所望通りの変換後のインピーダ
ンスを得るために2個の1/4λ線路部の周波数特
性を相互に異ならせることが必要となることもあ
り得る。 図面につき実施例を挙げて本発明を詳細に説明
する。以下に説明するのはガン発振器で使用され
るインピーダンス整合回路網である。 第1図に示す回路図では高周波発振器で使用さ
れるインピーダンス整合回路網の役目を簡単に説
明するために、このインピーダンス整合回路を含
む発振器全体をあたかも分布定数回路ではなく全
て個別部品により造られているかのように示して
ある。 ガンダイオード10の一方の電極を、適当な強
さの磁界内に置かれたイツトリウム鉄ガーネツト
の小球12を具備する結合巻線11の一端に接続
する。このイツトリウム鉄ガーネツト小球の電気
的等価物を図示したものが破線で囲んだ矩形内の
直列共振回路13である。上記結合巻線11の他
端は符号14で示すように接地する。上記ガンダ
イオード10の他方の電極をインピーダンス整合
回路網15の一端に接続する。このインピーダン
ス整合回路網15の他端を結合コンデンサ16を
介して高周波信号用出力導線に接続する。この結
合コンデンサ16は結合素子として機能する他ガ
ンダイオード10に印加された直流電圧が出力端
子17に現われるのを阻止する機能を果たす。イ
ンピーダンス整合回路網15の中点から接続導線
18を引出し、その先を電源端子19に接続す
る。この電源端子19はこの端子19と大地14
との間にコンデンサ20を設けて高周波的には減
結合させる。上述したガン発振器は一端を接地
し、他端を上記電源端子19に接続された電源2
1から給電される。 第2図の破線で示した長方形15内に本発明イ
ンピーダンス整合回路網15に含まれる各種素子
を示した。図面を左から右へ見てゆくとこの本発
明インピーダンス整合回路網15は幅の広い端部
側が略式図示した結合コンデンサ16に溶接され
たテーパ付き線路部25と、このテーパ付き線路
部25の幅の狭い端部26の先に接続された第1
の四分の一波長線路部27(この第1の四分の一
波長(1/4λ)線路部27の幅は上記テーパ付き
線路部の幅の狭い端部26の幅よりも広くする)
と、この第1の1/4λ線路部27の先に続く第2
の1/4λ線路部28(この第2の1/4λ線路部28
の幅は第1の1/4λ線路部27の幅よりも広くす
る)とから成る。 第2の1/4λ線路部28の右側縁の先に正確に
位置決めしてガンダイオード10を溶接して接続
する。これは幅が1/4λ線路部28の幅よりもず
つと狭い小突起部29を使つて行なう。ガンダイ
オード10の表側電極をU字状金線30から成る
二重接続線を介して結合巻線11に接続する。こ
のU字の屈曲部はガンダイオード10に熱圧着法
により連結し、U字の2本の脚をこれまた熱圧着
法により結合巻線11の左端に連結する。 これらの各種線路部25,27及び28を構成
する導電性金属条片は例えば酸化アルミニウムA
2O3又は酸化ベリリウムBeOのような誘電材料
により造られた基板22の表面に一枚の銅層をの
せ、この銅層をホトエツチングすることにより形
成する。基板22の裏面には接地用導電面14と
なる銅層を設ける(図示せず)。これらの金属製
線路部25,27及び28並びに導電面14は金
メツキ法により金属で被覆すると好適である。 イツトリウム鉄ガーネツト小球12は外側から
は見えないが、図面では破線の円で示した。この
イツトリウム鉄ガーネツトの小球12はアルミニ
ウム管23内に納め、そこでアルミニウムピン2
4の端に保持させる。この既知の小球固定法によ
れば小球12を正確に結合巻線11の中心に置く
ことができる。結合巻線11はアルミニウム管2
3を巻回させた後その第2の端(図示せず)を基
板22の裏面に設けられた接地用導電面14に溶
接する。 ガン発振器の出力信号端子は特性インピーダン
スが予じめ定められた値、本例では50Ωの同軸ケ
ーブルの中心導体17で構成する。同軸ケーブル
の外部導体は接地面14に接続する(図示せ
ず)。 イツトリウム鉄ガーネツト小球12がある位置
に電磁石(図示せず)により強さを制御でき、磁
力線が図面に垂直となる磁界を発生させる。 従来技術のインピーダンス整合回路網と本発明
インピーダンス整合回路網の特性と挙動パターン
について以下に説明するが、そこでの数値は高周
波発振器が7GHzから17GHzに亘る(中心周波数
12GHz)周波数帯をカバーすると共にこの中心
周波数12GHzで約5Ωという低い最適負荷抵抗
を有し、他方の同軸ケーブルの方は特性インピー
ダンスが50Ωで且つ純抵抗であることを仮定した
上のものである。この負荷抵抗がインピーダンス
整合回路網を介してガンダイオードにかかるので
あるが、その際結合巻線により誘起されるイツト
リウム鉄ガーネツト小球の負荷抵抗は無視するも
のとする。 第3図は高周波数発振器35を特性インピーダ
ンスB、長さ、(単位長当りのネーパで表わし
た)減衰定数α、(単位長当りのラジアンで表わ
した)位相定数βの線路部36を介して値Zoを
有するオーミツク負荷抵抗37に接続したところ
を線図的に示したものである。この高周波回路は
大地38を経て帰線する。 高周波数発振器35側から見た線路部36を負
荷37とを直列接続したもののインピーダンスZ
は式 で表わされる。 減衰が小さい時は上式は次のように簡略化され
る。 線路部36の減衰が無視できる時は上式は次の
ようになる。 この式の中では項βはλ/2πを単位として測つ た線路部36の言わば「電気的長さ」を表わす
(β=1は1ラジアンの位相差)。 βを線路部36の幾何学的長さ、信号の周
波数f、この信号が線路部36内を伝播する速度
C′で表わすと β=2πf/C′ となる。 インピーダンスZを表わす前記式の構造を簡単
にするために γ=tan2πf/C′ という記号を用いると、 となる。ここで=0とするとZ=ZOとなり、
=λ/4=C′/4fとするとZ=B2/ZOとなる
。 この式(1)を使えば或る予じめ定められた周波数
に対して四分の一波長となる長さを有する線路部
の、この線路部の長さが四分の一波長に相当する
周波数とは値が異なる周波数に対するインピーダ
ンスの実数成分は(抵抗)と虚数成分(リアクタ
ンス)とを算出することができる。 しかし、スミス線図を用いれば第3図に示す回
路のインピーダンスの近似値がすぐに求まる。 第4図は周波数12GHzに対して正確に四分の
一波長となる特性インピーダンスが15.8Ωの四分
の一波長線路部を50Ωの外部負荷抵抗に対するイ
ンピーダンス整合回路網として使用する場合の挙
動パターンを解析するのに使用するスミス線図で
ある。 このスミス線図を使つてこのインピーダンス整
合回路網の挙動パターンを解析するに当つては先
ずグラフの垂直軸上に負荷インピーダンスの実数
成分に対応する点31をプロツトする。この点3
1は図の基準インピーダンスとして四分の一波長
線路部の特性インピーダンス15.8Ω自身をとつた
時の抵抗負荷のインピーダンス(ZO=50Ω)を
表わすものであつて、従つてこの点31の縦座標
値(ordonnate)は50/15.8=3.16となる。 次にこの点31を通る同心円32を描く。この
円32は点33で図の垂直軸と交わるが、この点
33は縦座標値が前記点31の縦座標値の逆数に
等しく1/3.16=0.316である点である。 このスミス線図では基準インピーダンスを15.8
Ωととつたのであるから、円32点で点31から
λ/4に等しい角度距離の位置にあるこの点33
の縦座標値から線路部の長さがλ/4に相当する
周波数12GHzの時の全インピーダンス(線路部
を介して負荷側を見たインピーダンス)が0.316Z
=0.316×15.8=4.99Ωに等しいことが判かる。 発振器の動作周波数が変わつて12GHzからず
れると、線路部の長さはもはやλ/4に相当しな
くなる。即ち12GHzより低い周波数に対しては
λ/4よりも短かく、12GHzより高い周波数に
対してはλ/4より長いことになる。 円32の孤は周波数が高くなるにつれ点31か
ら時計廻りに伸びてゆき、「四分の一波長線路部
+負荷」の直列接続辺のインピーダンスを表わす
点に至る。この円孤の長さは当該周波数に対する
線路の「電気的長さ」に比例する。円を一周する
と二分の一波長に対応する。 ここで使用した四分の一波長線路の幾荷学的長
さは周波数12GHzの時のλ/4の電気的長さに
相当する長さであり、周波数12GHzの時の孤の
長さが180゜であるから、他の周波数の時孤の長
さは以下の通りとなる。例えば、周波数7GHzで
あれば105゜、周波数8GHzに対しては135゜、周
波数9GHzに対しては165゜、周波数10GHzに対
しては150゜、周波数11GHzに対しては165゜、
周波数13GHzに対しては195゜、周波数14GHzに
対しては210゜、周波数15GHzに対しては225
゜、周波数16GHzに対しては240゜、周波数
17GHzに対しては255゜である。 円32に沿つて各周波数を表わす点の位置を明
瞭に示すため、円32上の各位置にGHz単位の
数値を与えておいた。 負荷からインピーダンス整合回路網を介して発
振器にかかるインピーダンスのリアクタンス成分
の変動を無視すればこのインピーダンスの実数
(抵抗)成分の方は値を図から読み取る。これら
の抵抗値は周波数7GHzに対する0.47Zから周波数
12GHzに対する0.316Z迄変わり、再び周波数
17GHzに対する0.47Zに下がる。従つて明らかに
周波数12GHzで略々5Ωに等しい負荷抵抗は周
波数7GHz及び17GHzでは7.4Ωに等しくなる。こ
れは48%もの負荷抵抗の増大であつて許容し難い
値である。 第5図の曲線34はこの周波数の関数として前
記インピーダンス整合回路網を介してガンダイオ
ードにかかる負荷抵抗の変動を示したものであ
る。 インピーダンスのリアクタンス成分について補
足すると、これは周波数12GHzより下では容量
性であり、周波数12GHz上では誘導性である。
このリアクタンス成分があるため発振周波数がイ
ツトリウム鉄ガーネツト小球12の共振周波数か
ら僅かシフトし、これに応じて発振回路のリアク
タンス成分が自動的にガンダイオードの内部リア
クタンスに整合する。 第6図は発振器35をインピーダンス整合回路
網41,39を介して抵抗値Zoの負荷37に接
続したところを略式図示したものであ、インピー
ダンス整合回路網は負荷37側から見て特性イン
ピーダンスがZOで長さが1の第1の線路部3
9(この線路部は目立つような減衰を与えたい)
と、特性インピーダンスがZOで長さが2の第
2の線路部41(これも目立つ程減衰を与えな
い)とにより構成される。 発振器35を第1の線路部39と第2の線路部
41の共通接続点40に直接接続したと仮定する
とこの点40と大地38との間のインピーダンス
は前記式(1)により計算できる。 このインピーダンスをZ1で表わすとその値は次
のようになる。 同じようにして式(1)を用いて第2の線路部41
の入力側の点42と大地38との間のインピーダ
ンスを計算できる。 このインピーダンスをZ2で表わせばその値は次
のようになる。 このZ2にZ1を代入すると となる。 但し、 γ1=tan2π1f/C′ γ2=tan2π2f/C′ 第1の線路部39と第2の線路部41の長さが
等しいとするとこの線路部の長さが正確に四分の
一波長の長さに相当する周波数の時上記式(2)は Z2=Z0(A/B)2 となる。 式(2)を使えば線路部39及び41の長さが四分
の一波長にならない周波数に対するインピーダン
スZ2の実数(抵抗)成分と虚数(リアクタンス)
成分とを計算することができる。 第7図はスミス線図にZ2をプロツトしたもので
あり、負荷37インピーダンスをZ0=50Ωとし、
第1の線路部39の特性インピーダンスを41.1Ω
とし、第2の線路部41の特性インピーダンスを
13Ωとしてある。 この従来技術のインピーダンス整合回路網の第
2の実施例では特性インピーダンスが12Ωより低
くはない2個の1/4λ線路部を用いてカバーされ
る周波数帯の両端の方でガンダイオードの負荷抵
抗が大きくなるのを下げ、17GHzの周波数で横
方向の寄生共振(transversal parasitic
resonance)が発生するのを防止している。この
目的でこのインピーダンス整合回路網は12GHz
の周波数に同調させた第1の1/4λ線路部の特性
インピーダンスを41.1Ωとし、これまた12GHzの
周波数に同調させた第2の1/4λ線路部の特性イ
ンピーダンスを13Ωとしたのである。 スミス線図を使つてこの回路の動作を解析する
ため第12図の基準インピーダンスを41.1Ωに選
ぶ。即ちこのスミス線図は41.1Ωで規格化されて
いる。先ずグラフの垂直軸上にこの41.1Ω面内で
50Ωの負荷抵抗インピーダンスを表わす点51を
プロツトする。従つ点51のy座標値は50/41.1
=1.21Zである。次にこの点51を通るグラフの
中心を中心とする円52を描く。この円52は点
53でグラフの垂直軸を切るが、この点53のy
座標の値は点51の値(1.21)の逆数に等しく、
0.82である。これを実際のインピーダンスの値に
換算すると33.8Ωに相当する。 図面を簡明するため、円52は点51から測つ
て105゜の点と255゜の点の間だけを実線で結び、
残りは破線で示した。この実線の円孤の両端は、
一方は周波数7GHzで約0.94Z−0.18jZの値を有
し、他方は周波数17GHzで0.94Z+0.18jNの値を
有する。 次にこの円53を規格化する値(基準インピー
ダンス)として13Ωという値を有する面(この値
は第2の1/4λ線路部の特性インピーダンスであ
る)に写すと円54が得られる。この円54も有
意義な部分だけを実線で示してある。この13Ωと
いう規格化する値を有する面では点53は縦座標
値2.6の点55に移り、円52の有効な孤の両端
は縦座標値が約3.0の点56及び57に移る。 点55から出発してグラフの中心を中心とする
円孤58を180゜の長さだけ描くと点59でグラ
フの縦軸と交わる。点56から出発してグラフの
中心を中心とする円孤60を描くと長さ105゜の
位置に点61ができる。この点61はパラメータ
としての周波数が7GHzの点である。点57から
出発してグラフの中心を中心とする円孤62を描
くと長さ255゜の位置に点63がとれる。この点
63はパラメータとしての周波数が17GHzの点
である。なお円孤62の一部は円孤60と一致す
る。 円54の有効な孤の中間の諸点に対しても同じ
操作を施し、それらを結ぶと曲線64ができる。
この曲線64は円の孤に形状が近似している。点
59の抵抗値は0.38Zであり、これは5Ωに相当
する。点61と63の抵抗値は0.45Zに等しく、
これは約5.9Ωに相当する。 この周波数帯の中心点と両端の間で生ずる負荷
抵抗の変動は第3及び第4図の場合よりもずつと
小さく、48%の代りに18%になつている。しかし
これでもガンダイオードをカバーすべき全周波数
帯域に亘つて満足ゆくように動作させる値とはい
えない。 第8図に示す曲線65はこの第7図で解析した
インピーダンスがインピーダンス整合回路網を介
してガンダイオードにかかるインピーダンスの変
動を周波数の関数として示したものである。 これに対し第9図は本発明インピーダンス整合
回路網を略式図示したものである。このインピー
ダンス整合回路網ではインピーダンスZ0の出力イ
ンピーダンス37の入力端子をテーパ付き線路部
43の幅の広い端部に接続する。このテーパ付き
線路部43はインピーダンス変成器として使用さ
れるものでこれにより広帯域に亘つてインピーダ
ンスの値を大きくする。このテーパ付き線路部4
3の幅の広い端部のインピーダンスは予じめ与え
られており、本例では出力インピーダンス37の
特性インピーダンスZ0である。他方、このテーパ
付き線路部43の幅の狭い端部から見た特性イン
ピーダンスをLとする。このテーパ付き線路部4
3の幅の狭い端部を、減衰が無視でき特性インピ
ーダンスがBで長さ1の四分の一波長線路部4
5に接続する。この1/4λ線路部45自体を更に
減衰が無視でき特性インピーダンスがAで長さ
2の第2の四分の一波長線路部46に接続し、こ
の第2の1/4λ線路部46の入力端子を高周波数
発振器5の出力端子に接続する。 テーパ付き線路部43を設けることによりテー
パ付き線路部43の入力点44と大地38との間
のインピーダンスがLとなり、第2の1/4λ線路
部46の入力点47と大地38との間のインピー
ダンスZ3とすると、式(2)より、 となる。 但し、γ1=tan2π1f/C′ γ2=tan2π2f/C′ 1/4λ線路部45及び46の各々の長さが1/4λ
となる周波数では式(3)は非常に簡単になり、 Z3=L(A/B)2 となる。 式(3)を使うと1/4λ線路部45及び46の長さ
が四分の一波長とならない周波数の時のインピー
ダンスZ3の実数成分と虚数成分を計算できる。 第10図は第9図に示した本発明インピーダン
ス整合回路網を詳細に説明するためのスミス線図
である。テーパ付き線路部43の幅の狭い端部の
高い特性インピーダンスLを80Ωとし、1/4λ線
路部45の特性インピーダンスを57.2Ωとし、1/
4λ線路部46の特性インピーダンスを14.3Ωと
し、これらの2本の1/4λ線路部46,45の長
さを12GHzの周波数に対して1/4λになる長さと
する。 この本発明インピーダンス整合回路網インピー
ダンスをスミス線図に示すに当つては57.2Ωで規
格化する。この57.2Ωという値は第1の1/4λ線
路部45の特性インピーダンスの値に対応する。
グラフの垂直軸上の点70は抵抗値が0.87Z(こ
れは負荷Z0=50Ωを表わす)に等しい。点71は
抵抗値が80/57.2=1.4Zに等しい。これは80Ωの
インピーダンスを有するテーパ付き線路部43の
幅の狭い端部を表わす。リアクタンス成分を使用
しないで50Ωというインピーダンス値(抵抗値)
から80Ωというインピーダンス値(抵抗値)へ移
ることは点70と71の間の実線で表わされる。 次に点71を通つてグラフの中心を中心とする
円72を描く。この円72は点73で垂直軸と交
わる。この点73の抵抗値は1/1.4Z=0.715Zに
等しい。円72の実線で示した関連部分は左側が
点74(これは周波数7GH、点71に対する位相
シフトが105゜のインピーダンスを表わす)で限
られ、右側が点75(これは周波数17GH、点7
1に対する位相シフトが255゜のインピーダンス
を表わす)で限られる。中間の諸点は基格化スケ
ールを考慮しつつプロツトしてある。点74と点
75に対応するインピーダンス値は夫々約0.85Z
−0.29jZ及び0.875Z+0.29jZである。 次に、図の基準インピーダンスとして第2の1/
4λ線路部の特性インピーダンス、即ち14.3Ωを
とる。円72はこれにより14.3Ω面に写され、そ
の結果円76ができる。この写像により点73は
点77(縦座標値2.86)に移り、点74及び75
は夫々点78(インピーダンス値3.5Z−1.16jZ)
と79(インピーダンス値3.5Z+1.16jZ)に移
る。これと同時に円72の関連部分のGHz単位
のパラメータも円76上に移される。 こうすると次にこの14.3Ωという基準インピー
ダンスを有するスミス線図で本発明インピーダン
ス整合回路網全体のインピーダンス曲線を周波数
の関数として描くことができる。 この目的で点77から出発して180゜の長さに
亘つてグラフの中心を中心とする円80を描き、
図の垂直線上に点81をとる。次に点78から出
発して(縦座標軸から)105゜の長さに亘つてグ
ラフの中心を中心とする円(孤)82を描き、点
83をとる。次に点79から出発して(縦座標軸
から)255゜の長さに亘つてグラフの中心を中心
とする円(孤)84を描き、点85をとる。この
円(孤)84は一部中心を円(孤)82と一致す
る。 点81の抵抗値は0.35Zで、これは負荷抵抗5
Ωに対応する。点83と85の座標値(インピー
ダンス値)は夫々0.35Z−0.58jZと0.35Z+0.58jZ
であり、これらも抵抗成分は5Ωに相当する。周
波数9GHzと15GHzの近傍に負荷抵抗の非常に小
さい極小点があり、この極小値は4.76Ωである。 第11図の曲線88は第10図につい解析した
インピーダンス整合回路網を介してガンダイオー
ドにかかる負荷インピーダンスの周波数特性を示
したものである。 第12図は本発明インピーダンス整合回路網の
もう一つの例のスミス線図である。このインピー
ダンス整合回路網は構成の点では第9図のインピ
ーダンス整合回路網と同一であるが、テーパ付き
線路部43の幅の狭い端部の特性インピーダンス
Lが本例では100Ωであり、他方1/4λ線路部45
の特性インピーダンスを53.7Ωとし、1/4λ線路
部46の特性インピーダンスを12Ωとし、両方の
1/4λ線路部の長さを周波数12GHzで1/4λとな
るようにしてある。 第12図のスミス線図に示すインピーダンスは
53.7Ω(これは第1の四分の一波長線路部45の
特性インピーダンスの値に対応する)で規格化す
る。図の垂直軸上に抵抗値0.93Zを有し、負荷イ
ンピーダンスZ0=50Ωを表わす点91をとる。ま
た抵抗値100/53.7・Z=1.86Zを有する点92を
とる。これは特性インピーダンスが100Ωであ
る、テーパ付き線路部43の幅の狭い端部を表わ
す。この50Ωから100Ωへのインピーダンス値の
変換は点91から点92への実線で示されてい
る。 次に点92を通るグラフの中心を中心とする円
93を描く。この円93は図の垂直軸と点94で
交わる。この点94の縦座標値は1/1.86=
0.537である。実線で示された円93の関連部分
は左側が点95(これは点92から円93に沿つ
てこの角度距離105゜の位置にあり、7GHzの周
波数を表わす)で限られ、右側が点96(これは
点92から円93に沿つて角度距離255゜に位置
し、周波数17GHzのインピーダンスを表わす)
で限られる。点95と96に対応するインピーダ
ンス値は夫々約0.72Z−0.47jZと0.72Z+0.47jZで
ある。 次に基準インピーダンスとして第2の四分の一
波長線路部の特性インピーダンス12Ωをとり、作
図を続ける。すると円93は12Ω面に写され、円
94ができる。点94は抵抗値(0.537×53.7
/12) Z=2.40Zを有する点98に移り、点95と96
は夫々点99と100に移り、これらの点99と
100の座標値(インピーダンス値)は夫々
3.22Z−2.1JZ及び3.22Z+2.1jZである。 このようにしてこの12Ωで規格化されたスミス
線図に周波数の関数としての本例インピーダンス
整合回路網に対するインピーダンスの応答曲線を
描けるようになる。 この目的で点98から出発して180゜の長さに
亘つてグラフの中心を中心とする円(孤)101
を描き、グラフの垂直軸上に点102を得る。次
に点99から出発して(垂直軸から測つて)105
゜の長さに亘つてグラフの中心を中心とする円
(孤)103を描き、点104を得る。次に点1
00から出発して(垂直軸から測つて)255゜の
長さに亘つてグラフの中心を中心とする円(孤)
105を描き、点106を得る。円(孤)105
は一部円(孤)103と一致する。次に円97の
9GHz点から出発して(垂直軸から測つて)135
゜の長さに亘つて円(孤)107を描き、点10
8を得る。次に円97の15GHz点から出発して
4垂直軸から測つて)255゜の長さに亘つてグラ
フの中心を中心とする円(孤)109を描き、点
110を得る。円(孤)109は円(孤)107
と一部重なる。 円97の他の点からも同様に作図して他の点を
とり、それらを結んで曲線111を描く。 点102のインピーダンス値(抵抗値)は
0.416Zであり、これは負荷抵抗5Ωに相当する。
点104と105の座標値(インピーダンス値)
は夫々約0.275Z−0.52jZと0.275Z+0.52jZであ
り、これらは共に負荷抵抗0.275×12=3.3Ωに対
応する。 このように本例ではカバーされる周波数帯の両
端でガンダイオードにかかる負荷抵抗が34%下が
ることになる。従つてカバーすべき周波数帯の両
端迄発振振幅を十分維持する目的には本例は非常
に好適である。 第13図に示す曲線115はこの第12図につ
き解析したインピーダンス整合回路網を介してガ
ンダイオードにかかる負荷インピーダンスの周波
数特性曲線である。 本発明インピーダンス整合回路網を介してガン
ダイオードにかかる負荷インピーダンスの成分を
式(3)を用いて計算するのは簡単ではない。 それ故簡単化するため2本の四分の一波長線路
部が同一周波数f0で1/4λであると仮定する。 g=tanπ/2 f/f0とおくと次の式が得られる
。 Z3=ALAB2(1+g2)2+jg(A+B)〔B(AB−L2)+g2(AL2−B3)〕/B2(A−g2
B)2+g2L2(A−B)2 (4) この式(4)を基に下記のデータ即ち周波数f0で本
発明インピーダンス整合回路網を介してガンダイ
オードにかかる最適負荷抵抗R、テーパ付き線路
部43の幅の狭い端部の特性インピーダンス値
L、カバーすべき周波数帯の最低周波数の値fni
oと最高周波数fnax、周波数の関数としての負荷
インピーダンスの変動特性としてどのようなもの
が望ましいかが与えられれば1/4λ線路部46及
び45の特性インピーダンス値A及びBを決める
ことができる。 この目的で比R0/Lの平方根をbとおく、即ち
【式】である。またhをh=tanfmin/f0と
おく。
第11図に示す特性曲線を得るにはこれらのb
及びhを使つて係数 を計算し、このk11を使つて次式でインピーダン
スB及びAを求める。 B11=L×k11 A11=B11×b 第13図に示す曲線を得るには次式で定義され
る係数k13を計算する。 次にこの係数k13を使つて次式に従つてインピー
ダンスB及びAを求める。 B13=L×k13 A13=L13×b 次表はfnio=7GHz、fnax=17GHzの発振器に
対して周波数f0=12GHzで1/4λとなる2個の四
分の一波長線路部を介して出力インピーダンスZ0
=50Ωを最適負荷抵抗R0=5Ωに変換する場合
に対して上記方法の2例を挙げたものである。 係数hの値は h=tan2π/2 7/12=1.3032 である。
及びhを使つて係数 を計算し、このk11を使つて次式でインピーダン
スB及びAを求める。 B11=L×k11 A11=B11×b 第13図に示す曲線を得るには次式で定義され
る係数k13を計算する。 次にこの係数k13を使つて次式に従つてインピー
ダンスB及びAを求める。 B13=L×k13 A13=L13×b 次表はfnio=7GHz、fnax=17GHzの発振器に
対して周波数f0=12GHzで1/4λとなる2個の四
分の一波長線路部を介して出力インピーダンスZ0
=50Ωを最適負荷抵抗R0=5Ωに変換する場合
に対して上記方法の2例を挙げたものである。 係数hの値は h=tan2π/2 7/12=1.3032 である。
【表】
このようにして求められたインピーダンス整合
回路網は第10図及び第12図のスミス線図を使
つて更に詳細に説明したところである。 第11図に示した曲線11と第13図に示した
曲線13との中間のインピーダンス変動が望まし
い場合は、対応する係数k11とk13を計算し、これ
らの2個の値k11とk13(これらの値は仮の値Kiを
決めるために得たものである)を内挿し、これに
よりインピーダンス値B及びAを計算する。この
後で正確に内挿したインピーダンス曲線が描け
る。 特性インピーダンスAの許容し得る値、即ち周
波数レンジの上側部分(ここで考えているケース
では17GHz)で1/4λ線路部の幅方向にトランス
バーサルモードの寄生共振が発生する危険のない
値が得られるかどうかは高度にインピーダンスL
の値で条件づけられている。L自体の値が高くな
るとインピーダンスAの値もそれに応じて高くと
れる。 本発明インピーダンス整合回路網を実現した後
実験と計算して凡ゆる点でこのことを確認した。 本例ではテーパ付き線路部の幅の狭い端部の特
性インピーダンスの値を十分高くとつて第1の四
分の一波長線路部の特性インピーダンスが50Ωを
越えるようにすると好適であるようである。 以上の説明では本発明インピーダンス整合回路
網をガン発振器に関連させて説明したが、これは
インピーダンス整合回路網をマイクロ−ストリツ
プ技術で造つた時整合さすべきインピーダンスの
値が低く、他方動作周波数が高いため横方向寄生
振動が生ずる危険がある凡ゆるタイプのインピー
ダンス整合用に利用できるものである。
回路網は第10図及び第12図のスミス線図を使
つて更に詳細に説明したところである。 第11図に示した曲線11と第13図に示した
曲線13との中間のインピーダンス変動が望まし
い場合は、対応する係数k11とk13を計算し、これ
らの2個の値k11とk13(これらの値は仮の値Kiを
決めるために得たものである)を内挿し、これに
よりインピーダンス値B及びAを計算する。この
後で正確に内挿したインピーダンス曲線が描け
る。 特性インピーダンスAの許容し得る値、即ち周
波数レンジの上側部分(ここで考えているケース
では17GHz)で1/4λ線路部の幅方向にトランス
バーサルモードの寄生共振が発生する危険のない
値が得られるかどうかは高度にインピーダンスL
の値で条件づけられている。L自体の値が高くな
るとインピーダンスAの値もそれに応じて高くと
れる。 本発明インピーダンス整合回路網を実現した後
実験と計算して凡ゆる点でこのことを確認した。 本例ではテーパ付き線路部の幅の狭い端部の特
性インピーダンスの値を十分高くとつて第1の四
分の一波長線路部の特性インピーダンスが50Ωを
越えるようにすると好適であるようである。 以上の説明では本発明インピーダンス整合回路
網をガン発振器に関連させて説明したが、これは
インピーダンス整合回路網をマイクロ−ストリツ
プ技術で造つた時整合さすべきインピーダンスの
値が低く、他方動作周波数が高いため横方向寄生
振動が生ずる危険がある凡ゆるタイプのインピー
ダンス整合用に利用できるものである。
第1図は本発明インピーダンス整合回路網を具
える高周波発振器全体の回路図、第2図は本発明
インピーダンス整合回路網の表面の詳細構成図、
第3図は1/4λ線路部を1個使用する従来技術の
第1のインピーダンス整合回路網を具える高周波
発振器のブロツク図、第4図は第3図のインピー
ダンス整合回路網を説明するためのスミス線図、
第5図は第3図の変換后のインピーダンスの周波
数特性図、第6図は1/4λ線路部を2個使用する
従来技術の第2のインピーダンス整合回路網を具
える高周波発振器のブロツク図、第7図はそのス
ミス線図、第8図はその周波数特性図、第9図は
第3,6図と対応させて描いた本発明インピーダ
ンス整合回路網を具える高周波発振器のブロツク
図、第10図はその第1の例のスミス線図、第1
1図はその周波数特性図、第12図は本発明の第
2の例のスミス線図、第13図はその周波数特性
図である。 15……インピーダンス整合回路網全体、2
5,43……テーパ付き線路部、27,45……
第1の1/4λ線路部、28,46……第2の1/4λ
線路部。
える高周波発振器全体の回路図、第2図は本発明
インピーダンス整合回路網の表面の詳細構成図、
第3図は1/4λ線路部を1個使用する従来技術の
第1のインピーダンス整合回路網を具える高周波
発振器のブロツク図、第4図は第3図のインピー
ダンス整合回路網を説明するためのスミス線図、
第5図は第3図の変換后のインピーダンスの周波
数特性図、第6図は1/4λ線路部を2個使用する
従来技術の第2のインピーダンス整合回路網を具
える高周波発振器のブロツク図、第7図はそのス
ミス線図、第8図はその周波数特性図、第9図は
第3,6図と対応させて描いた本発明インピーダ
ンス整合回路網を具える高周波発振器のブロツク
図、第10図はその第1の例のスミス線図、第1
1図はその周波数特性図、第12図は本発明の第
2の例のスミス線図、第13図はその周波数特性
図である。 15……インピーダンス整合回路網全体、2
5,43……テーパ付き線路部、27,45……
第1の1/4λ線路部、28,46……第2の1/4λ
線路部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 予じめ定められたインピーダンスを広い周波
数帯域に亘つて一層低いインピーダンスに整合さ
せるためのテーパ付き線路部を具えるマイクロス
トリツプ技術で造つたインピーダンス整合回路網
において、前記テーパ付き線路部により前記予じ
め定められたインピーダンスを一層高いインピー
ダンスに一旦変換し、次に少なくとも1個の1/4
λ線路部で前記一層低いインピーダンスに変換す
るように構成したことを特徴とするインピーダン
ス整合回路網。 2 特性インピーダンスが相互に異なる2個の直
列接続された1/4λ線路部を設け、特性インピー
ダンスが低い方の1/4λ線路部の幅を前記周波数
帯域の最高周波数の波長の二分の一よりも小さく
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のインピーダンス整合回路網。 3 特性インピーダンスが相互に異なる2個の直
列接続された1/4λ線路部を設け、特性インピー
ダンスが高い方の1/4λ線路部の特性インピーダ
ンスを前記高いインピーダンスよりも高くしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のイン
ピーダンス整合回路網。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR7820678A FR2447111A1 (fr) | 1978-07-11 | 1978-07-11 | Oscillateur hyperfrequence a large bande, a diode gunn, accorde par un grenat |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5514794A JPS5514794A (en) | 1980-02-01 |
| JPS6145881B2 true JPS6145881B2 (ja) | 1986-10-11 |
Family
ID=9210601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8654379A Granted JPS5514794A (en) | 1978-07-11 | 1979-07-10 | Impedance matching circuit network |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4283694A (ja) |
| JP (1) | JPS5514794A (ja) |
| DE (1) | DE2927172C2 (ja) |
| FR (1) | FR2447111A1 (ja) |
| GB (1) | GB2031231B (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2499786A1 (fr) * | 1981-02-09 | 1982-08-13 | Radiotechnique Compelec | Filtre hyperfrequence a large bande d'attenuation et systeme hyperfrequence comportant ce filtre |
| FR2499784A1 (fr) * | 1981-02-09 | 1982-08-13 | Radiotechnique Compelec | Oscillateur hyperfrequence accorde par un grenat a linearite elevee sur une large bande |
| US4468644A (en) * | 1982-09-23 | 1984-08-28 | General Instrument Corp. | Tunable reject filter for radar warning receiver |
| US4500858A (en) * | 1982-12-10 | 1985-02-19 | Eaton Corporation | Method for enhancing ferromagnetic coupling |
| US4712062A (en) * | 1984-12-20 | 1987-12-08 | Hughes Aircraft Company | Ground shield apparatus for giga-hertz test jig |
| US4825155A (en) * | 1984-12-20 | 1989-04-25 | Hughes Aircraft Company | X-band logic test jig |
| US4672312A (en) * | 1984-12-20 | 1987-06-09 | Hughes Aircraft Company | Giga-hertz test jig |
| US4760400A (en) * | 1986-07-15 | 1988-07-26 | Canadian Marconi Company | Sandwich-wire antenna |
| US4799034A (en) * | 1987-10-26 | 1989-01-17 | General Instrument Corporation | Varactor tunable coupled transmission line band reject filter |
| US4973972A (en) * | 1989-09-07 | 1990-11-27 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Adminstration | Stripline feed for a microstrip array of patch elements with teardrop shaped probes |
| US5394119A (en) * | 1993-08-24 | 1995-02-28 | Raytheon Company | Radio frequency connector for a patch coupled aperture array antenna |
| DE19757142A1 (de) * | 1997-12-20 | 1999-07-08 | Philips Patentverwaltung | Mobilfunkgerät |
| SE512036C2 (sv) * | 1998-05-08 | 2000-01-17 | Ericsson Telefon Ab L M | Anordning för impedansanpassning innefattande två seriella kvartsvågstransformatorer |
| US6624718B2 (en) | 2000-12-14 | 2003-09-23 | Intel Corporation | Signal transmission unit |
| US7433602B2 (en) * | 2004-01-13 | 2008-10-07 | Finisar Corporation | Implementation of gradual impedance gradient transmission line for optimized matching in fiber optic transmitter laser drivers |
| US7564695B2 (en) * | 2007-07-09 | 2009-07-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Circuit connection structure and printed circuit board |
| US7898357B2 (en) * | 2008-05-12 | 2011-03-01 | Andrew Llc | Coaxial impedance matching adapter and method of manufacture |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL136052B (ja) * | 1944-11-16 | |||
| GB1131115A (en) * | 1966-06-13 | 1968-10-23 | Marconi Co Ltd | Improvements in or relating to transmission line and wave guide impedance matching arrangements |
| US3646478A (en) * | 1970-03-27 | 1972-02-29 | Sperry Rand Corp | Energy coupler utilizing directional couplers and delay lines to simultaneously trigger plural charging networks into tree for summing at common output |
| DE2311304C3 (de) * | 1973-03-07 | 1979-07-05 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Höchstfrequenz-Oszillator mit durch YIG abstimmbaren Gunn-Dioden |
| US4013974A (en) * | 1976-03-22 | 1977-03-22 | General Electric Co. | Microstrip broadband avalanche diode amplifier |
| US4153888A (en) * | 1977-10-07 | 1979-05-08 | Sanders Associates, Inc. | Low loss microwave switch |
-
1978
- 1978-07-11 FR FR7820678A patent/FR2447111A1/fr active Granted
-
1979
- 1979-07-05 DE DE2927172A patent/DE2927172C2/de not_active Expired
- 1979-07-06 GB GB7923627A patent/GB2031231B/en not_active Expired
- 1979-07-09 US US06/055,579 patent/US4283694A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-07-10 JP JP8654379A patent/JPS5514794A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE2927172A1 (de) | 1980-01-24 |
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