JPS6147641B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6147641B2 JPS6147641B2 JP57023665A JP2366582A JPS6147641B2 JP S6147641 B2 JPS6147641 B2 JP S6147641B2 JP 57023665 A JP57023665 A JP 57023665A JP 2366582 A JP2366582 A JP 2366582A JP S6147641 B2 JPS6147641 B2 JP S6147641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- tool
- workpiece
- vibration
- amplitude
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B1/00—Methods for turning or working essentially requiring the use of turning-machines; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B29/00—Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
- B23B29/04—Tool holders for a single cutting tool
- B23B29/12—Special arrangements on tool holders
- B23B29/125—Vibratory toolholders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P25/00—Auxiliary treatment of workpieces, before or during machining operations, to facilitate the action of the tool or the attainment of a desired final condition of the work, e.g. relief of internal stress
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2270/00—Details of turning, boring or drilling machines, processes or tools not otherwise provided for
- B23B2270/10—Use of ultrasound
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Turning (AREA)
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Description
切削速度は近年ますます高速化されてきてい
る。そして、高精度加工が可能となつてきてい
る。しかし、この高速切削による切削性の改善効
果の反面では連続する高温切りくずの処理には大
変苦慮しているのが現状である。また、無人化、
ロボツト化の傾向が著しい今日とは云うものの、
この切りくず処理技術がないために生産工程の無
人化、ロボツト化が実現されていない場合が非常
に多い。連続する切りくずを寸断し、集じん機な
どによつて吸入しこれを処理しすることは切りく
ず処理の理想とするところである。そして、ま
た、この寸断切りくずをプラスチツク材の強化な
どに活用できればと期待されている。 本発明は、その期待に応えるべく発明したもの
で、二次元切削においてはバイトをその背分力方
向に超音波振動させ、200〜300m/min以上の高
速の切削速度で切削し、送りを振幅(片振幅)の
例えば1/50程度の微少送り量として切削油剤を十
分に注油して切削することによつて、プラスチツ
ク材から炭素鋼材にいたる工業材料すべてに対し
て見事に針状切りくずに寸断して、真円度などの
形状精度にも悪影響を与えずに従来の旋削加工精
度をもつて精密旋削加工できるという画期的な切
りくず寸断精密旋削方法に関するものである。 次に、本発明を図によつて詳細に説明する。第
1図は板厚t、長さlの板状工作物1を切削速度
vをもつて工具2に切込みSを与えて2次元切削
する場合である。このときの切りくず形状は切り
くず3のように連続するのが一般である。そこで
従来は、チツプブレーカなどを工具に設けたり、
振動送り切削などの方法によつて、この連続する
切りくずの分断を試みてきた。これらは、特定な
一部の切削条件に対しては成果をあげているよう
であるがまだ般用化されてはいない。すなわち、
加工精度に影響を与えないようにすると切りくず
の分断が不十分であつたり、切りくずの分断を行
えば加工精度が悪化したり、生産能率が低下して
しまうなど両者を満足して実用できる方法が未だ
開発されていないのが現状である。 第2図のように、工具2を切削方向4の方向、
すなわち、主分力方向に振動させて切削すること
によつて切りくず3の長さが切りくず5のように
長くなることは永い間の振動切削に関する研究で
判明している。そして、この振動切削に関する研
究において、背分力方向、あるいは送り分力方向
に工具を振動させて切削することは特別な場合以
外実用できない方法であるとされている。例え
ば、背分力方向においてはバイト逃げ面で工作物
の切削表面を衝撃する現象があり、工具切刃が損
傷して切削不可能となり、軟質材料にのみ適用で
きて硬質材料には適用できないので一般的な方法
ではないとされている。ところが、本発明者は前
記現象が従来行なつて来た100m/min以下の低切
削速度において現われる現象にすぎないことを解
明した。 すなわち、工具逃げ面を工作物表面と接触させ
ないことは、工具の振動数f、振幅aを一定とす
るとき、切削速度vを従来考えもしなかつた、
100m/min以上の200m/min、300m/min、400
m/minという、高速切削速度とすることによつ
て実現でき、しかも、切込みSを振幅aよりも極
少として切削することによつて切りくずをばらば
らに寸断して、切削面の表面あらさを数μm
Rmaxとして精密旋削することが究明された。主
分力方向振動切削では諸効果がえられる切削速度
が約50〜60m/min程度であることにとらわれ過
ぎて、1桁高い切削速度における挑戦を試みるこ
とを永らく見逃していた。最近になつて、主分力
方向振動切削では約50〜60m/min以下の低い切
削速度の領域で得られたすばらしい切削諸効果
が、本発明の振動切削方法では約300m/min〜
400m/min〜500m/min程度の高速切削速度の領
域で得られることを究明、発見した。すなわち、
切りくずは見事に寸断され、したがつて、切削力
波形はパルス状切削力波形となり、切削熱もパル
ス状となつて切削温度を上昇させないほど主分力
方向での効果と同様な効果がえられ、精密加工を
可能とする画期的効果があることを究明した。 第3図において、工具2を背分力方向12の方
向に振動数f、振幅aで振動させて切削速度vを
前記したように200m/min以上の高速の切削速度
として、送り量(切込み)Sを与えて二次元切削
する。このとき、工具の逃げ角θは振動数f、振
幅aおよび切削速度vで決る値とし、図示のよう
に三角波形で近似として示す切削表面の表面形状
と工具逃げ面とが接触しないようにする。 この第3図のようにして本発明を実施すると従
来の切削方法では第1図、第2図のように工作物
の長さ方向に工具2は一定の速度vで進行して、
斜線で示す細長い面積l×Sをもつ切削部16を
一挙に切削してしまうために長い連続した切りく
ず3,5となつたものを、バイトの振動変位をa
sin ωtとすると、aω cos ωtで表わさ
れるバイトの振動速度と切削速度vの合成で画か
れるバイト刃先の運動軌跡を近似して示される三
角波形b′でバイト刃先が進行するために、第3図
の斜線で示した矩形の微小面積の小ブロツク6,
7,8…………を切削することになる。 すなわち、第1図、第2図では工作物の長さl
が切削長さであつたが、本発明の実施によつて第
3図のように微小分割された微小長さの集合の形
である
る。そして、高精度加工が可能となつてきてい
る。しかし、この高速切削による切削性の改善効
果の反面では連続する高温切りくずの処理には大
変苦慮しているのが現状である。また、無人化、
ロボツト化の傾向が著しい今日とは云うものの、
この切りくず処理技術がないために生産工程の無
人化、ロボツト化が実現されていない場合が非常
に多い。連続する切りくずを寸断し、集じん機な
どによつて吸入しこれを処理しすることは切りく
ず処理の理想とするところである。そして、ま
た、この寸断切りくずをプラスチツク材の強化な
どに活用できればと期待されている。 本発明は、その期待に応えるべく発明したもの
で、二次元切削においてはバイトをその背分力方
向に超音波振動させ、200〜300m/min以上の高
速の切削速度で切削し、送りを振幅(片振幅)の
例えば1/50程度の微少送り量として切削油剤を十
分に注油して切削することによつて、プラスチツ
ク材から炭素鋼材にいたる工業材料すべてに対し
て見事に針状切りくずに寸断して、真円度などの
形状精度にも悪影響を与えずに従来の旋削加工精
度をもつて精密旋削加工できるという画期的な切
りくず寸断精密旋削方法に関するものである。 次に、本発明を図によつて詳細に説明する。第
1図は板厚t、長さlの板状工作物1を切削速度
vをもつて工具2に切込みSを与えて2次元切削
する場合である。このときの切りくず形状は切り
くず3のように連続するのが一般である。そこで
従来は、チツプブレーカなどを工具に設けたり、
振動送り切削などの方法によつて、この連続する
切りくずの分断を試みてきた。これらは、特定な
一部の切削条件に対しては成果をあげているよう
であるがまだ般用化されてはいない。すなわち、
加工精度に影響を与えないようにすると切りくず
の分断が不十分であつたり、切りくずの分断を行
えば加工精度が悪化したり、生産能率が低下して
しまうなど両者を満足して実用できる方法が未だ
開発されていないのが現状である。 第2図のように、工具2を切削方向4の方向、
すなわち、主分力方向に振動させて切削すること
によつて切りくず3の長さが切りくず5のように
長くなることは永い間の振動切削に関する研究で
判明している。そして、この振動切削に関する研
究において、背分力方向、あるいは送り分力方向
に工具を振動させて切削することは特別な場合以
外実用できない方法であるとされている。例え
ば、背分力方向においてはバイト逃げ面で工作物
の切削表面を衝撃する現象があり、工具切刃が損
傷して切削不可能となり、軟質材料にのみ適用で
きて硬質材料には適用できないので一般的な方法
ではないとされている。ところが、本発明者は前
記現象が従来行なつて来た100m/min以下の低切
削速度において現われる現象にすぎないことを解
明した。 すなわち、工具逃げ面を工作物表面と接触させ
ないことは、工具の振動数f、振幅aを一定とす
るとき、切削速度vを従来考えもしなかつた、
100m/min以上の200m/min、300m/min、400
m/minという、高速切削速度とすることによつ
て実現でき、しかも、切込みSを振幅aよりも極
少として切削することによつて切りくずをばらば
らに寸断して、切削面の表面あらさを数μm
Rmaxとして精密旋削することが究明された。主
分力方向振動切削では諸効果がえられる切削速度
が約50〜60m/min程度であることにとらわれ過
ぎて、1桁高い切削速度における挑戦を試みるこ
とを永らく見逃していた。最近になつて、主分力
方向振動切削では約50〜60m/min以下の低い切
削速度の領域で得られたすばらしい切削諸効果
が、本発明の振動切削方法では約300m/min〜
400m/min〜500m/min程度の高速切削速度の領
域で得られることを究明、発見した。すなわち、
切りくずは見事に寸断され、したがつて、切削力
波形はパルス状切削力波形となり、切削熱もパル
ス状となつて切削温度を上昇させないほど主分力
方向での効果と同様な効果がえられ、精密加工を
可能とする画期的効果があることを究明した。 第3図において、工具2を背分力方向12の方
向に振動数f、振幅aで振動させて切削速度vを
前記したように200m/min以上の高速の切削速度
として、送り量(切込み)Sを与えて二次元切削
する。このとき、工具の逃げ角θは振動数f、振
幅aおよび切削速度vで決る値とし、図示のよう
に三角波形で近似として示す切削表面の表面形状
と工具逃げ面とが接触しないようにする。 この第3図のようにして本発明を実施すると従
来の切削方法では第1図、第2図のように工作物
の長さ方向に工具2は一定の速度vで進行して、
斜線で示す細長い面積l×Sをもつ切削部16を
一挙に切削してしまうために長い連続した切りく
ず3,5となつたものを、バイトの振動変位をa
sin ωtとすると、aω cos ωtで表わさ
れるバイトの振動速度と切削速度vの合成で画か
れるバイト刃先の運動軌跡を近似して示される三
角波形b′でバイト刃先が進行するために、第3図
の斜線で示した矩形の微小面積の小ブロツク6,
7,8…………を切削することになる。 すなわち、第1図、第2図では工作物の長さl
が切削長さであつたが、本発明の実施によつて第
3図のように微小分割された微小長さの集合の形
である
【式】に小刻に分割して切削す
ることができる。両者の速度の合成であるから、
この小ブロツク6,7,8…………は図示のよう
に、切削速度vの方向に平行には分割できずに、
後述する振幅a、振動数f、切削速度vで表わさ
れる工具振動1サイクル毎の工作物内部から工作
物表面に向う切削方向に細分分割した微少面積を
切削速度vの方向に傾斜させて並べた形状にな
る。従つて、山と谷とが発生し、切削表面形状は
凹凸面となる。そして、これを切削するために、
切りくずは見事に寸断され、切りくず13,1
4,15…………となる。山の頂点、点aを有す
る凹凸面形状の切削表面から切込み(送り量)S
を与えて二次元切削すると、山の頂点は点bに移
り、山の頂点の差が切込み(送り量)Sに相当す
る。同様に小ブロツク9,10,11…………が
形成されて、切りくずが寸断される。この工具に
は後述する逃げ角θを与えることが本発明の特長
の1つである。 第3図に示す切削は第4図に示す方法によつて
実施される。すなわち、パイプ状の工作物1を旋
盤主軸にチヤツクして高速回転させて切削速度v
とする。バイトシヤンク2の尾部に超音波振動子
17を接着固定してバイトシヤンクを矢印14の
方向に振動数fおよび振幅aをもつて超音波縦振
動させ、バイトシヤンク先端に切削工具用チツプ
を接着して二次元切削用切刃を成形する。そし
て、送りSmm/revを与えてパイプ状工作物の端面
を二次元切削する。すなわち、切刃の両端は工作
物に接触させないようにし、主分力と背分力の2
分力のみが作用するような状態で切削する。 このとき、送りSmm/revをバイトの振幅aより
も極小にする。例えば、a=16μm、S=0.3μ
m/rev〜3μm/rev程度とする。刃先の運動軌跡
はバイトの変位a sin(2πf)・tで表わされ
る曲線と切削速度vとで合成されて第5図イのよ
うな曲線cで表わされる。このとき、切削速度が
早いのでこれを近似して三角波形dとして考える
ことができる。=2a、==v/2fで表わ
さ れ、tanθ=〓〓=4af/vで求められる。このθが
重 要であつて、バイトの逃げ角θ′はこのθよりも
大きく与える必要がある。逆にバイトの逃げ角
θ′を設定してバイトを成形したあとは、振動数
fおよび振幅aを一定とした場合、切削速度vを
主分力方向の振動切削の場合とは逆に高速化する
方向に選ぶことによつて切削性の改善を実現する
ことになる。 工作物の端面から切削し始めて端面各部が一定
の送りSmm/revになつたとき、その切削表面は第
5図ロの三角波形状ABCDEFG…………となる。
さらに工作物が1回転することによつて、バイト
切刃は送りSだけ進み、斜線で示した部分、
BCIH、次の振動1サイクルでDEKJ、さらに次
の振動1サイクルでFGML,…………と断続して
寸断分割し、各小ブロツクを切りくずとして生成
して切削する。切削方向は切削速度vの方向に対
して角θをなし、工作物内部より工作物表面に向
う方向となる。角θはバイトの逃げ角θ′より小
でtanθ=4af/vで表わされる。バイト1サイクル
で の切削長さ
この小ブロツク6,7,8…………は図示のよう
に、切削速度vの方向に平行には分割できずに、
後述する振幅a、振動数f、切削速度vで表わさ
れる工具振動1サイクル毎の工作物内部から工作
物表面に向う切削方向に細分分割した微少面積を
切削速度vの方向に傾斜させて並べた形状にな
る。従つて、山と谷とが発生し、切削表面形状は
凹凸面となる。そして、これを切削するために、
切りくずは見事に寸断され、切りくず13,1
4,15…………となる。山の頂点、点aを有す
る凹凸面形状の切削表面から切込み(送り量)S
を与えて二次元切削すると、山の頂点は点bに移
り、山の頂点の差が切込み(送り量)Sに相当す
る。同様に小ブロツク9,10,11…………が
形成されて、切りくずが寸断される。この工具に
は後述する逃げ角θを与えることが本発明の特長
の1つである。 第3図に示す切削は第4図に示す方法によつて
実施される。すなわち、パイプ状の工作物1を旋
盤主軸にチヤツクして高速回転させて切削速度v
とする。バイトシヤンク2の尾部に超音波振動子
17を接着固定してバイトシヤンクを矢印14の
方向に振動数fおよび振幅aをもつて超音波縦振
動させ、バイトシヤンク先端に切削工具用チツプ
を接着して二次元切削用切刃を成形する。そし
て、送りSmm/revを与えてパイプ状工作物の端面
を二次元切削する。すなわち、切刃の両端は工作
物に接触させないようにし、主分力と背分力の2
分力のみが作用するような状態で切削する。 このとき、送りSmm/revをバイトの振幅aより
も極小にする。例えば、a=16μm、S=0.3μ
m/rev〜3μm/rev程度とする。刃先の運動軌跡
はバイトの変位a sin(2πf)・tで表わされ
る曲線と切削速度vとで合成されて第5図イのよ
うな曲線cで表わされる。このとき、切削速度が
早いのでこれを近似して三角波形dとして考える
ことができる。=2a、==v/2fで表わ
さ れ、tanθ=〓〓=4af/vで求められる。このθが
重 要であつて、バイトの逃げ角θ′はこのθよりも
大きく与える必要がある。逆にバイトの逃げ角
θ′を設定してバイトを成形したあとは、振動数
fおよび振幅aを一定とした場合、切削速度vを
主分力方向の振動切削の場合とは逆に高速化する
方向に選ぶことによつて切削性の改善を実現する
ことになる。 工作物の端面から切削し始めて端面各部が一定
の送りSmm/revになつたとき、その切削表面は第
5図ロの三角波形状ABCDEFG…………となる。
さらに工作物が1回転することによつて、バイト
切刃は送りSだけ進み、斜線で示した部分、
BCIH、次の振動1サイクルでDEKJ、さらに次
の振動1サイクルでFGML,…………と断続して
寸断分割し、各小ブロツクを切りくずとして生成
して切削する。切削方向は切削速度vの方向に対
して角θをなし、工作物内部より工作物表面に向
う方向となる。角θはバイトの逃げ角θ′より小
でtanθ=4af/vで表わされる。バイト1サイクル
で の切削長さ
【式】で求められ、a
=16μmとすると、a2≒0であるためΔl≒v/2fと
して考えられる。
すなわち、第1図、第2図では切削長さは工作
物の長さlであつたが、本発明ではv/2fとなり、
物の長さlであつたが、本発明ではv/2fとなり、
【式】で表わされ、工作物長さlは寸断
された小ブロツクの長さΔlの集合によつて表わ
され、この分割された小ブロツクを切りくずに生
成する見事な切りくず寸断切削機構となるのであ
る。このときの切込み(送り)は2S cosθで表
わされ、第1図、第2図の場合の切込み(送り)
に比べて約1.5倍大きくなる。このときの切削力
の作用時間はバイト振動1周期の1/2で、この切
削力波形はパルス状の切削力波形となる。 本発明の実施によつて、寸断切りくずを生成す
る切削機構として、切削力波形において理想とし
ている周期の短い、作用時間の短いパルス切削力
波形を工作物に作用させうる画期的効果が得られ
る。 旋削作業にはこの外に第6図の円筒旋削加工、
第7図の端面の正面旋削加工、第8図の中ぐり加
工、第9図の突切り加工がある。各図はこの各作
業に本発明を実施する場合の基本的な実施方法を
示すものである。第9図の突切りの場合は第4図
から容易に理解できるように切刃の振動方向は工
作物外周から工作物中心に向う、すなわち半径方
向に与える。このとき、第9図の左図のように突
切り長さが長い場合には切刃側面の異常摩擦を防
ぐために切刃先端からバツクテーパを設ける。第
9図の右図のようにパイプの突切りの場合にはバ
ツクテープを設けずに実施することができる。 本発明の円滑な実施と理想的な効果を、発揮さ
せるためには前述したように切りくず生成にあづ
かる切刃の逃げ角の角度の選定にある。第6図の
ノーズ角90゜のバイトによる円筒加工で説明すれ
ば、横切刃の横逃げ角の選定にある。そして、工
具切刃先端と工作物回転中心軸を含む水平断面に
おいて横切刃を工作物外周から工作物中心に向つ
て、工具の送り方向と角をなす方向に振動数
f、振幅aをもつて超音波振動させる。このと
き、工具の前切刃の前逃げ面が作用しないように
考慮する必要がある。すなわち、前切刃を振動方
向と一致する位置とするかあるいは逃げ角γを与
えすなわち、ノーズ角を90゜より小さくして前切
刃が全く工作物と接触させないようにすることが
肝要である。 先丸切バイトの場合には横逃げ角と前逃げ角を
同一としているので、3次元切削の場合送り方向
と振動の方向とが同一にならないようにして実施
する。 また、本発明の特長は逃げ角を指定していると
ころで、その逃げ角は従来の工具の7〜8゜の角
度に比べて大きい角度となつている。そのため
に、刃先の機械的強度が低下するので、すくい面
には被削材強度に応じて負のすくい角(+α)を
与えて補強する。 第7図の正面切削、第8図の中ぐり加工の場合
も第6図と同様にして実施される。これらの各図
からわかるように本発明はねじ加工を含めてあら
ゆる旋削加工に適用できる。図では縦超音波振動
系バイトシヤンクの場合で説明したが、曲げ振動
系バイトシヤンク、ねじり振動系バイトシヤンク
の場合でも同じ要領で実施できる。 以上のようにして約v/2fの長さに切削長さが細分 割される。次に、これをさらに、極細分割する方
法について考える。その方法として、v/2fの式から わかるようにもはや、このvとfとのみを操作し
て考案することはできない。別途の方法を附加す
る必要が生ずる。この切削長さを細分割すれば当
然表面あらさもより平滑化できる。この目的に適
合する方法が第10図のようにして創案される。
第10図は高速二次元切削の場合を示す。 すなわち、前述したように工具2を振動数f、
振幅aで矢印18の方向に振動させ、切削速度v
で切削して得られる凹凸面ABCDEFG…………
を、振動している工具2より若干の距離うしろに
離して刃物台に固定した普通切削用工具21でそ
の突出した山部の三角形19を切削する。この工
具21の刃先Xの位置する点は工具2の振幅2a
内とする。第10図の場合は工具2の振動を止め
た位置と同位置、すなわち図で示す2aの中点に
位置する場合である。 このようにして切削すると、工具2のみの場合
では面積DEKJを切削するところを工具21によ
つてその一部の三角形の面積部19が削除されて
いるので、面積DEKJよりも面積の狭い面積
D′E′K′J′を切削することになる。すなわち、切削
長さを短縮することができる。工具21で切削す
る切削長さも短く、しかも断続するのでその切り
くずは寸断されたさらに細い形状となる。 第5図ロに示す方法によつて本発明が実施さ
れ、工具切刃はその大部分は斜線部を切削してそ
の切りくずを寸断するが時として、第11図に示
すように凹凸面ABCDEFGと同位相の切削面
A1B1C1D1E1F1G1を切削する場合も発生する。こ
の場合の切りくずは連続する。しかし次第にその
位相がづれて再び寸断切りくずが発生するように
なる。これは送りが振幅と近づいた比較的送りの
大きい場合に現われ易い。したがつて、細かく寸
断された切りくず群にところどころに連続した切
りくずが混在した切りくず形状となる。第11図
の工具21の刃先位置は工具2の振幅2aで形成
される凹凸面ABCDEFGの各山A,C,E,Gか
ら送り量Sの位置としている。このような刃先位
置に設置した工具21によつて工具2のみでは連
続する面積22中の一部の三角形23に相当する
微少面積を断続して削除しておき、これを振動す
る工具21でV字形の面積24部を切削するよう
にして切りくずを寸断し、本発明の切りくず寸断
の完全実施を助成することができる。すなわち、
工具21の刃先の位置を工具2が振動して工作物
1から遠ざかつて形成する切削面のACEGのよう
な凹凸面の山附近に設置した場合である。このと
きは工具21には大なる切削抵抗が作用しないの
で、工具21に対する力学的配慮は全然必要とし
ないが表面あらさの改善には何んら役立たない。 そこで、工具2が振動して工作物1に最も接近
した第5図ロに示したHJL、あるいは第11図に
示すB1D1F1点のように工具2の振幅2a内にお
いて凹凸面の谷部附近に工具21を設置すること
が考えられる。このように設置することによつ
て、振動する工具2で切削する面積は面積26と
なりますます狭くなり、その切りくず長さはます
ます短かくなる。そして表面あらさは第11図、
第10図など比べて平滑になる。ただし、工具2
1での面積は図示の面積25のようになり、第1
1図の面積23、第10図の面積19に比べて広
くなり、切込み深さも深くなつて切削抵抗は大き
くなるので工具21に対する力学的配慮が若干必
要となつてくる。 以上のような振幅2a内の、工具2に対する工
具21の設置位置が本発明の特長である。これら
の位置は切削状態に応じて選定する。そして、最
適な切りくず寸断切削条件と平滑な表面あらさが
得られる切削条件とのもとに切削加工することが
できる。 第13図に工具2と工具21の取付位置の関係
をパイプ状工作物1の端面切削の場合で示す。工
作物1を一定の回転数nで回転させて切削速度v
として、第5図で説明したように、工具切刃を矢
印で示す方向に振動数f、振幅aで超音波振動さ
せられる超音波振動切削装置を旋盤往復台上の刃
物台上に取付け、工具21を例えば往復台上の向
う刃物台上にすくい面を工具2のすくい面とはそ
の向きを逆にして旋盤ベツド面に向けて取りつ
け、その刃先位置を第10図で説明した位置にな
るように調整することによつて本発明が実施され
る。工具21は工具2のように振動しないので、
何んらの制限はなくその逃げ角は7〜8゜程度に
与える。一般の旋削加工への本発明の実施方法を
第14図〜第17図に示す。第14図は円筒旋削
加工、第15図は端面の正面旋削加工、第16図
は中ぐり加工、第17図は突切り加工の場合であ
る。 この場合の工具2に対する諸角度の与え方およ
び振動方向は前述した第6図〜第9図の場合と同
様である。この工具2切刃に対して工具21切刃
を各図に示すように工作物の回転中心からの距離
が同一となるように工作物外周からの切込みtあ
るいは送りを与えて、円筒加工、中ぐり加工ある
いは正面旋削、突切り加工を実施する。 さて、このとき前述したように切りくずの寸断
と表面あらさの平滑化が特長である本発明では工
具21に対してさらに一つの工夫をほどこす。す
なわち、従来から行われていることであるが、第
15図で示すように前切刃にさらい刃を附加す
る。このようにすることによつて表面あらさはさ
らに平滑化され、1〜2μm程度の平滑な表面あ
らさの切削面が得られる。 第18図に本発明の具体的な実施例を示す。直
径54mm、長さ100mmの炭素工具鋼材の工作物1を
旋盤主軸にチヤツクして、2200rpmで回転させ
る。すくい角α=0、横逃げ角25゜、ノーズ角90
゜、作用前切刃角20゜、横切刃角70゜のバイト刃
先を固有振動数21.7kHzの縦超音波電れい振動子
17の一端に設けた振幅拡大用ホーンの先端に接
着したバイトシヤンク2の先端に成形して、振動
数21.7kHz、片振幅16μmで矢印18の方向に振
動させる。そして、このバイトシヤンク2に生ず
る振動節のうち2個所の位置において締付金具2
7を使用して刃物台28にこの縦振動系バイトを
取付ける。さらに振幅拡大用ホーンの振動節を利
用して補強治具29によつて重量のある振動子の
刃物台への取付けを補強する。このようにして刃
先が規則的な安定したfとaを示す振動姿態とす
ることができる。この刃先に切込みt=1mm、送
りS=2μm/revと切削油剤を十分に注油できる
準備をする。そして、同一往復台上に向う刃物台
30を設け、その刃物台に同一横切刃角をなし、
この場合には表面あらさを平滑にすることを目的
として長さ約0.5mm程度のさらい刃31を有する
バイト21を取付ける。そして、同一の切込みt
となるように刃先位置を調整する。 実施例では炭素工具鋼の場合で示したが、本発
明はテフロン、ナイロンなどの有機合成樹脂材か
らはじまつて非鉄金属材料としてのアルミニウム
合金、合同合金などの軟質材料、さらに鉄合金の
炭素鋼、ステンレス鋼材やそれらを焼入れした硬
質材料などはもちろん、最近の工業材料である無
機材料にいたる工作物材料が本発明の対象とな
る。 工作物材料が硬脆材料となると、工具逃げ角の
角度について細心の注意が必要となる。すなわ
ち、第5図において近似化した三角波形での逃げ
角でなく、振動速度と切削速度とで合成した角度
Hをもつて逃げ角とする。工作物直径D、回転数
n、片振幅a、振動数fのとき、H=tan-12af/D
・n で計算される逃げ角とする。このHは、近似化し
た三角波形から求めたθよりも7〜10゜大きい。
この大きな逃げ角で低下したバイト刃先の機械的
強度は負のすくい角を与えて補強する。 本発明は以上のように、工作物とバイトとの距
離が変化するようにバイトに超音波域の振動を与
え、切削を断続的に行なうので、切りくずが微細
になり、その処理が容易になる。そして切削が断
続的に行なわれる結果、工作物及びバイトの温度
上昇を低くすることができる。このことは工作物
として炭素工具鋼材を切削した場合の切りくず
が、白灰色のままで、高温による変色をしないこ
とから実証されている。また、断続的な切削とは
云えその振動数はきわめて高いので、充分な表面
粗さを維持でき、実例として3〜4μmの表面粗
さ、1.5〜2μmの真円度が得られる。そして、
切削速度をバイトの逃げ角と、振巾及び振動数で
決まる限度以上としたので、バイトの逃げ面が工
作物に接触することもない。 さらに、振動しないバイトを前記振動するバイ
トと併用して、それにより形成された直後の凹凸
を有する切削面の凸部を断続的に切削することに
より、さらに平滑な切削面を得ることができると
共に、振動するバイトの負担を軽減させることが
できる。
され、この分割された小ブロツクを切りくずに生
成する見事な切りくず寸断切削機構となるのであ
る。このときの切込み(送り)は2S cosθで表
わされ、第1図、第2図の場合の切込み(送り)
に比べて約1.5倍大きくなる。このときの切削力
の作用時間はバイト振動1周期の1/2で、この切
削力波形はパルス状の切削力波形となる。 本発明の実施によつて、寸断切りくずを生成す
る切削機構として、切削力波形において理想とし
ている周期の短い、作用時間の短いパルス切削力
波形を工作物に作用させうる画期的効果が得られ
る。 旋削作業にはこの外に第6図の円筒旋削加工、
第7図の端面の正面旋削加工、第8図の中ぐり加
工、第9図の突切り加工がある。各図はこの各作
業に本発明を実施する場合の基本的な実施方法を
示すものである。第9図の突切りの場合は第4図
から容易に理解できるように切刃の振動方向は工
作物外周から工作物中心に向う、すなわち半径方
向に与える。このとき、第9図の左図のように突
切り長さが長い場合には切刃側面の異常摩擦を防
ぐために切刃先端からバツクテーパを設ける。第
9図の右図のようにパイプの突切りの場合にはバ
ツクテープを設けずに実施することができる。 本発明の円滑な実施と理想的な効果を、発揮さ
せるためには前述したように切りくず生成にあづ
かる切刃の逃げ角の角度の選定にある。第6図の
ノーズ角90゜のバイトによる円筒加工で説明すれ
ば、横切刃の横逃げ角の選定にある。そして、工
具切刃先端と工作物回転中心軸を含む水平断面に
おいて横切刃を工作物外周から工作物中心に向つ
て、工具の送り方向と角をなす方向に振動数
f、振幅aをもつて超音波振動させる。このと
き、工具の前切刃の前逃げ面が作用しないように
考慮する必要がある。すなわち、前切刃を振動方
向と一致する位置とするかあるいは逃げ角γを与
えすなわち、ノーズ角を90゜より小さくして前切
刃が全く工作物と接触させないようにすることが
肝要である。 先丸切バイトの場合には横逃げ角と前逃げ角を
同一としているので、3次元切削の場合送り方向
と振動の方向とが同一にならないようにして実施
する。 また、本発明の特長は逃げ角を指定していると
ころで、その逃げ角は従来の工具の7〜8゜の角
度に比べて大きい角度となつている。そのため
に、刃先の機械的強度が低下するので、すくい面
には被削材強度に応じて負のすくい角(+α)を
与えて補強する。 第7図の正面切削、第8図の中ぐり加工の場合
も第6図と同様にして実施される。これらの各図
からわかるように本発明はねじ加工を含めてあら
ゆる旋削加工に適用できる。図では縦超音波振動
系バイトシヤンクの場合で説明したが、曲げ振動
系バイトシヤンク、ねじり振動系バイトシヤンク
の場合でも同じ要領で実施できる。 以上のようにして約v/2fの長さに切削長さが細分 割される。次に、これをさらに、極細分割する方
法について考える。その方法として、v/2fの式から わかるようにもはや、このvとfとのみを操作し
て考案することはできない。別途の方法を附加す
る必要が生ずる。この切削長さを細分割すれば当
然表面あらさもより平滑化できる。この目的に適
合する方法が第10図のようにして創案される。
第10図は高速二次元切削の場合を示す。 すなわち、前述したように工具2を振動数f、
振幅aで矢印18の方向に振動させ、切削速度v
で切削して得られる凹凸面ABCDEFG…………
を、振動している工具2より若干の距離うしろに
離して刃物台に固定した普通切削用工具21でそ
の突出した山部の三角形19を切削する。この工
具21の刃先Xの位置する点は工具2の振幅2a
内とする。第10図の場合は工具2の振動を止め
た位置と同位置、すなわち図で示す2aの中点に
位置する場合である。 このようにして切削すると、工具2のみの場合
では面積DEKJを切削するところを工具21によ
つてその一部の三角形の面積部19が削除されて
いるので、面積DEKJよりも面積の狭い面積
D′E′K′J′を切削することになる。すなわち、切削
長さを短縮することができる。工具21で切削す
る切削長さも短く、しかも断続するのでその切り
くずは寸断されたさらに細い形状となる。 第5図ロに示す方法によつて本発明が実施さ
れ、工具切刃はその大部分は斜線部を切削してそ
の切りくずを寸断するが時として、第11図に示
すように凹凸面ABCDEFGと同位相の切削面
A1B1C1D1E1F1G1を切削する場合も発生する。こ
の場合の切りくずは連続する。しかし次第にその
位相がづれて再び寸断切りくずが発生するように
なる。これは送りが振幅と近づいた比較的送りの
大きい場合に現われ易い。したがつて、細かく寸
断された切りくず群にところどころに連続した切
りくずが混在した切りくず形状となる。第11図
の工具21の刃先位置は工具2の振幅2aで形成
される凹凸面ABCDEFGの各山A,C,E,Gか
ら送り量Sの位置としている。このような刃先位
置に設置した工具21によつて工具2のみでは連
続する面積22中の一部の三角形23に相当する
微少面積を断続して削除しておき、これを振動す
る工具21でV字形の面積24部を切削するよう
にして切りくずを寸断し、本発明の切りくず寸断
の完全実施を助成することができる。すなわち、
工具21の刃先の位置を工具2が振動して工作物
1から遠ざかつて形成する切削面のACEGのよう
な凹凸面の山附近に設置した場合である。このと
きは工具21には大なる切削抵抗が作用しないの
で、工具21に対する力学的配慮は全然必要とし
ないが表面あらさの改善には何んら役立たない。 そこで、工具2が振動して工作物1に最も接近
した第5図ロに示したHJL、あるいは第11図に
示すB1D1F1点のように工具2の振幅2a内にお
いて凹凸面の谷部附近に工具21を設置すること
が考えられる。このように設置することによつ
て、振動する工具2で切削する面積は面積26と
なりますます狭くなり、その切りくず長さはます
ます短かくなる。そして表面あらさは第11図、
第10図など比べて平滑になる。ただし、工具2
1での面積は図示の面積25のようになり、第1
1図の面積23、第10図の面積19に比べて広
くなり、切込み深さも深くなつて切削抵抗は大き
くなるので工具21に対する力学的配慮が若干必
要となつてくる。 以上のような振幅2a内の、工具2に対する工
具21の設置位置が本発明の特長である。これら
の位置は切削状態に応じて選定する。そして、最
適な切りくず寸断切削条件と平滑な表面あらさが
得られる切削条件とのもとに切削加工することが
できる。 第13図に工具2と工具21の取付位置の関係
をパイプ状工作物1の端面切削の場合で示す。工
作物1を一定の回転数nで回転させて切削速度v
として、第5図で説明したように、工具切刃を矢
印で示す方向に振動数f、振幅aで超音波振動さ
せられる超音波振動切削装置を旋盤往復台上の刃
物台上に取付け、工具21を例えば往復台上の向
う刃物台上にすくい面を工具2のすくい面とはそ
の向きを逆にして旋盤ベツド面に向けて取りつ
け、その刃先位置を第10図で説明した位置にな
るように調整することによつて本発明が実施され
る。工具21は工具2のように振動しないので、
何んらの制限はなくその逃げ角は7〜8゜程度に
与える。一般の旋削加工への本発明の実施方法を
第14図〜第17図に示す。第14図は円筒旋削
加工、第15図は端面の正面旋削加工、第16図
は中ぐり加工、第17図は突切り加工の場合であ
る。 この場合の工具2に対する諸角度の与え方およ
び振動方向は前述した第6図〜第9図の場合と同
様である。この工具2切刃に対して工具21切刃
を各図に示すように工作物の回転中心からの距離
が同一となるように工作物外周からの切込みtあ
るいは送りを与えて、円筒加工、中ぐり加工ある
いは正面旋削、突切り加工を実施する。 さて、このとき前述したように切りくずの寸断
と表面あらさの平滑化が特長である本発明では工
具21に対してさらに一つの工夫をほどこす。す
なわち、従来から行われていることであるが、第
15図で示すように前切刃にさらい刃を附加す
る。このようにすることによつて表面あらさはさ
らに平滑化され、1〜2μm程度の平滑な表面あ
らさの切削面が得られる。 第18図に本発明の具体的な実施例を示す。直
径54mm、長さ100mmの炭素工具鋼材の工作物1を
旋盤主軸にチヤツクして、2200rpmで回転させ
る。すくい角α=0、横逃げ角25゜、ノーズ角90
゜、作用前切刃角20゜、横切刃角70゜のバイト刃
先を固有振動数21.7kHzの縦超音波電れい振動子
17の一端に設けた振幅拡大用ホーンの先端に接
着したバイトシヤンク2の先端に成形して、振動
数21.7kHz、片振幅16μmで矢印18の方向に振
動させる。そして、このバイトシヤンク2に生ず
る振動節のうち2個所の位置において締付金具2
7を使用して刃物台28にこの縦振動系バイトを
取付ける。さらに振幅拡大用ホーンの振動節を利
用して補強治具29によつて重量のある振動子の
刃物台への取付けを補強する。このようにして刃
先が規則的な安定したfとaを示す振動姿態とす
ることができる。この刃先に切込みt=1mm、送
りS=2μm/revと切削油剤を十分に注油できる
準備をする。そして、同一往復台上に向う刃物台
30を設け、その刃物台に同一横切刃角をなし、
この場合には表面あらさを平滑にすることを目的
として長さ約0.5mm程度のさらい刃31を有する
バイト21を取付ける。そして、同一の切込みt
となるように刃先位置を調整する。 実施例では炭素工具鋼の場合で示したが、本発
明はテフロン、ナイロンなどの有機合成樹脂材か
らはじまつて非鉄金属材料としてのアルミニウム
合金、合同合金などの軟質材料、さらに鉄合金の
炭素鋼、ステンレス鋼材やそれらを焼入れした硬
質材料などはもちろん、最近の工業材料である無
機材料にいたる工作物材料が本発明の対象とな
る。 工作物材料が硬脆材料となると、工具逃げ角の
角度について細心の注意が必要となる。すなわ
ち、第5図において近似化した三角波形での逃げ
角でなく、振動速度と切削速度とで合成した角度
Hをもつて逃げ角とする。工作物直径D、回転数
n、片振幅a、振動数fのとき、H=tan-12af/D
・n で計算される逃げ角とする。このHは、近似化し
た三角波形から求めたθよりも7〜10゜大きい。
この大きな逃げ角で低下したバイト刃先の機械的
強度は負のすくい角を与えて補強する。 本発明は以上のように、工作物とバイトとの距
離が変化するようにバイトに超音波域の振動を与
え、切削を断続的に行なうので、切りくずが微細
になり、その処理が容易になる。そして切削が断
続的に行なわれる結果、工作物及びバイトの温度
上昇を低くすることができる。このことは工作物
として炭素工具鋼材を切削した場合の切りくず
が、白灰色のままで、高温による変色をしないこ
とから実証されている。また、断続的な切削とは
云えその振動数はきわめて高いので、充分な表面
粗さを維持でき、実例として3〜4μmの表面粗
さ、1.5〜2μmの真円度が得られる。そして、
切削速度をバイトの逃げ角と、振巾及び振動数で
決まる限度以上としたので、バイトの逃げ面が工
作物に接触することもない。 さらに、振動しないバイトを前記振動するバイ
トと併用して、それにより形成された直後の凹凸
を有する切削面の凸部を断続的に切削することに
より、さらに平滑な切削面を得ることができると
共に、振動するバイトの負担を軽減させることが
できる。
第1図と第2図は従来の方法を示す各側面図、
第3図は本発明方法による切削状態を示す側面図
である。第4図は本発明方法を実施する装置の一
例を示す側面図、第5図は切削面の断面形状を示
す拡大図、第6図乃至第9図は各種の切削態様を
示す各平面図である。第10図乃至第12図は振
動しないバイトを併用する場合の切削状態を示す
拡大断面図、第13図乃至第18図は本発明の各
実施例を示す平面図である。 1……工作物、2……(振動する)バイト、1
7……超音波振動子、19,23,25……凸
部、21……(振動しない)バイト。
第3図は本発明方法による切削状態を示す側面図
である。第4図は本発明方法を実施する装置の一
例を示す側面図、第5図は切削面の断面形状を示
す拡大図、第6図乃至第9図は各種の切削態様を
示す各平面図である。第10図乃至第12図は振
動しないバイトを併用する場合の切削状態を示す
拡大断面図、第13図乃至第18図は本発明の各
実施例を示す平面図である。 1……工作物、2……(振動する)バイト、1
7……超音波振動子、19,23,25……凸
部、21……(振動しない)バイト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 工作物とバイトとの距離が変化するように、
バイトに超音波域の振動を与え、バイトの切込み
量(送り量)を振動の振巾よりも充分に少なくす
ると共に、切削速度をバイトの逃げ角と振動数及
び振巾によつて決まる最低速度より大にして、バ
イトの逃げ面が工作物に接触しないようにし、も
つて切削を断続的に行なうことを特徴とする精密
高速振動旋削方法。 2 工作物とバイトとの距離が変化するように、
バイトに超音波域の振動を与え、バイトの切込み
量(送り量)を振動の振巾よりも充分に少なくす
ると共に、切削速度をバイトの逃げ角と振動数及
び振巾によつて決まる最低速度より大にして、バ
イトの逃げ面が工作物に接触しないようにし、も
つて切削を断続的に行なうと共に、さらに、前記
とは別の振動しないバイトによつて、前記振動す
るバイトで形成された直後の微細凹凸を有する切
削面の凸部を断続的に切削することを特徴とする
精密高速振動旋削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57023665A JPS58143901A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 精密高速振動旋削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57023665A JPS58143901A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 精密高速振動旋削方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58143901A JPS58143901A (ja) | 1983-08-26 |
| JPS6147641B2 true JPS6147641B2 (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=12116786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57023665A Granted JPS58143901A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 精密高速振動旋削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58143901A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002080639A1 (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-10 | North Corporation | Multilayer wiring board, method for producing multilayer wiring board, polisher for multilayer wiring board, and metal sheet for producing wiring board |
| JPWO2022269751A1 (ja) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004268188A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Denso Corp | ニードルの製造方法 |
| JP4524282B2 (ja) * | 2004-03-22 | 2010-08-11 | 株式会社エス・ケー・ジー | 導光板体 |
| JP2007044849A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Utsunomiya Univ | 切削方法 |
| KR100797720B1 (ko) | 2006-05-09 | 2008-01-23 | 삼성전기주식회사 | 미세회로 형성을 위한 인쇄회로기판의 제조방법 |
| EP3213848B1 (en) * | 2014-10-28 | 2024-09-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Numerical control device |
| CN107000152B (zh) | 2014-11-26 | 2019-10-15 | 三菱电机株式会社 | 数控装置 |
| JP6700061B2 (ja) * | 2016-01-20 | 2020-05-27 | 中村留精密工業株式会社 | 旋削加工方法及びそれを用いた工作機械 |
| JP2017132022A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ディスコ | バイト切削方法及びバイト切削装置 |
| JP6621696B2 (ja) * | 2016-03-29 | 2019-12-18 | シチズン時計株式会社 | 工作機械及びその制御装置 |
| JP6725917B2 (ja) * | 2016-06-06 | 2020-07-22 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 微細加工方法および金型の製造方法および微細加工装置 |
| CN112974874B (zh) * | 2021-02-04 | 2022-08-16 | 吉林大学 | 一种二维超声椭圆振动机床的零件加工控制方法 |
-
1982
- 1982-02-18 JP JP57023665A patent/JPS58143901A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002080639A1 (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-10 | North Corporation | Multilayer wiring board, method for producing multilayer wiring board, polisher for multilayer wiring board, and metal sheet for producing wiring board |
| JPWO2022269751A1 (ja) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 | ||
| WO2022269751A1 (ja) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 | ファナック株式会社 | 工作機械の制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58143901A (ja) | 1983-08-26 |
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