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JPS6149344B2 - - Google Patents
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JPS6149344B2 - - Google Patents

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JPS6149344B2
JPS6149344B2 JP59108922A JP10892284A JPS6149344B2 JP S6149344 B2 JPS6149344 B2 JP S6149344B2 JP 59108922 A JP59108922 A JP 59108922A JP 10892284 A JP10892284 A JP 10892284A JP S6149344 B2 JPS6149344 B2 JP S6149344B2
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JP
Japan
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rust
synthetic resin
proof packaging
resin product
product
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Ichiro Shibauchi
Kenji Nakamura
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属製品、例えば自動車、産業機械、
精密機械、刃物類、およびそれらの部品の錆止め
に使用する防錆包装用製品、特に気化性防錆剤を
用いた防錆包装用製品に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から気化性防錆剤は目的物(被防錆物)の
包装中に入れておくだけで、金属面に化学的、も
しくは物理的に吸着し、または反応して、大気に
よる腐蝕を防止できるので、簡便であるとして防
錆包装に多用されている。特に、防錆油を使用で
きない機器、部品類に用いたり、輸出用等の貯蔵
や運送期間の長い、または期間の不確定な機器に
用いたり、精密機器や電子機器の防錆管理に、利
用されている。
気化性防錆剤は通常、粉末、錠剤、小袋、アル
コール溶液や水溶液、紙や布に塗布または含浸し
た防錆紙、等の形態で用いられている。
しかるに、気化性防錆剤は常温で気化していく
ものであるので、粉末状や溶液状の気化性防錆剤
を単に目的物に散布や塗布しただけでは、極めて
短時間で揮発して防錆効果を喪失してしまうとい
う問題がある。
従つて、通常、防錆すべき金属製品に気化性防
錆剤を散布または塗布した後に、あるいは錠剤ま
たは防錆紙と共に、金属製品を包装して気化した
防錆剤が散逸しないように防錆包装している。気
化性防錆剤の防錆寿命は外装の状態によつて著し
く異なり、簡単に紙のみで包装した場合と、フイ
ルムやアルミ箔等で密封包装した場合とでは、約
十倍から数十倍も防錆寿命が違つてくる。
しかし、いずれにしても、気化性防錆剤の他に
包装材を準備する必要があり、更に、前述したよ
うな理由により、出来る限り気化した防錆剤が散
逸しないように包装しなければならず、包装にも
手間が掛かり面倒である。しかも、粉末や溶液タ
イプのものでは、気化性防錆剤を目的物に散布や
塗布する手間が掛かる。また、粉末のものは目的
物に粉が付着したままとなり、目的物が精密機器
のような場合に機器の性能障害を引起こしたり、
美観を損ねたりすることがある。他方、錠剤や小
袋のタイプのものでは、散布や塗布する手間は掛
からないが、包装しなければほとんど防錆効果が
得られない。また、防錆紙で目的物を包んだ場合
は、目的物が凹凸のある構造であると、防錆紙が
破れて、紙屑が目的物に付着し詰つたままとなる
こともある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は前述したような従来の問題点、すなわ
ち短時間で防錆効果を喪失してしまう、防錆剤の
散布や塗布に手間が掛かる、防錆紙の一部が目的
物に付着したままとなる等の問題点を解決しよう
とするものである。
本発明は、長時間に亘つて防錆効果を持続でき
る防錆包装用製品を提供することを目的とするも
のである。更に好ましくは、包装材としての機能
も有するような防錆包装用製品を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、気化性防錆剤のサイクロデキストリ
ン包接化合物を含むペースト状物または粉末状の
前記包接化合物を、熱可塑性合成樹脂材料と混合
し、これを成形したことを特徴とする防錆包装用
合成樹脂製品によつて前記目的を達成する。
防錆包装用合成樹脂製品をフイルム状製品、被
防錆物を収納するのに適した形状に型物成形され
た成形品あるいは発泡体として、防錆機能と包装
機能とを兼ね備えさせることが好ましい。
〔作用〕
本発明の防錆包装用合成樹脂製品においては、
気化性防錆剤が合成樹脂材料に混入されており、
気化性防錆剤は徐々に揮発するので、極めて長期
間に亘つて一定の防錆効果を持続する。
更に、気化性防錆剤はサイクロデキストリンの
包接化合物とすることにより、化学的に非常に安
定した状態となり、熱的にも260℃程度の高温に
も耐え得るようになる。従つて、熱可塑性合成樹
脂に混入して成形加工等を行つても、加工時に気
化性防錆剤が分解しない。また、この包接化合物
は合成樹脂に対して分散性、相溶性が良好であ
り、均一に混合することができるので、本発明の
防錆包装用合成樹脂製品は品質が一定となる。
本発明の防錆包装用合物樹脂製品をフイルム状
物、被防錆物を収納するのに適した形状に型物成
形された成形品、あるいは発泡体とした場合に
は、被防錆物の包装が簡単に出来る。
〔実施例〕
本発明の防錆包装用合成樹脂製品は、気化性防
錆剤のサイクロデキストリン包接化合物を含むペ
ースト状物または粉末状の前記包接化合物を、熱
可塑性合成樹脂材料と混合し、これを成形したも
のである。
本発明で用いる気化性防錆剤は従来公知のもの
を利用すればよく、例えばジシクロヘキシルアン
モニウムニトリツト、シクロヘキシルアミンカー
ボネート、ジイソプロピルアミンニトリツト、ヘ
キサメチレンテトラアミン、ベンゾトリアゾール
等がある。防錆剤は被防錆物に応じて、鉄鋼用、
銅用、全金属用等適当なものを選択する。
本発明で使用するサイクロデキストリンは、α
―サイクロデキストリン、β―サイクロデキスト
リン、γ―サイクロデキストリン、サイクロデキ
ストリンの誘導体またはそれらの混合物の何れで
もよく、そして粉末状のものを用いてもよいし、
あるいはサイクロデキストリンを含有する澱粉分
解図(例えば、日本食品化工株式会社製:セルデ
ツクスCH―20)を用いてもよい。
気化性防錆剤のサイクロデキストリン包接化合
物は、飽和水溶液法または混練法によつて生成す
ればよい。
すなわち、飽和水溶液法では、サイクロデキス
トリンの飽和または過飽和水溶液中に一定量の気
化性防錆剤を添加し、70℃以下の温度で、数十分
〜数時間撹拌すると包接化合物が得られる。
混練法では、サイクロデキストリンに水または
温湯を加えてスラリー状にした後、70℃以下の温
度で必要量の気化性防錆剤を添加し、混練器等で
数十分〜数時間よく撹拌混合することにより、包
接化合物を含むペースト状物が得られる。この混
練法において、粉末状サイクロデキストリンを使
用する場合は、サイクロデキストリンに温湯(サ
イクロデキストリンに対して約0.1〜6重量倍)
を加えてペースト状もしくは懸濁液とする。他
方、サイクロデキストリンを含有する澱粉分解物
または市販のサイクロデキストリンを含有する水
飴を使用する場合は、それ自体が25〜40%から70
〜80%の水分を含むので、約倍量の水を加える
か、そのまま用いればよい。
なお、使用する気化性防錆剤が粉末である場合
は、包接化に先立つて、防錆剤を溶解する適宜な
溶剤、例えばメタノール、エタノール、温湯等、
に予め溶かしておくとよい。例えば、防錆剤と溶
剤とを1:1(重量比)の割合として、約50〜70
℃の温度で撹拌混合する。またこの際、流動パラ
フインを少量入れるとよい。
また、ゲストである気化性防錆剤とホストであ
るサイクロデキストリンとの割合は、気化性防錆
剤を包接化できればよく、特に限定されない。例
えばモル比で1:1程度としてもよい。
前述の飽和水溶液法または混練法によつて生成
された包接化合物を含むペースト状物を水洗し、
スプレー乾燥、通風乾燥、凍結乾燥等により乾燥
すると、粉末状の包接化合物が得られる。
次に、前述のようにして生成された気化性防錆
剤のサイクロデキストリン包接化合物を含むペー
スト状物または粉末状の包接化合物を熱可塑性合
成樹脂に混合して、適宜形状に成形すると、本発
明の防錆包装用合成樹脂製品が得られる。
使用する熱可塑性合成樹脂としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、エ
チレン酢酸ビニル共重合体等が適当である。
熱可塑性合成樹脂と包接化合物を混合する場合
には、粉末状またはペレツト状の熱可塑性合成樹
脂と粉末状の包接化合物とを混合してもよいし、
または、包接化合物を含むペースト状物に粉末状
またはペレツト状の熱可塑性合成樹脂を混入して
もよい。あるいは、予め、粉末状の包接化合物を
適宜な溶剤、例えばジメチルホルムアミド溶液中
に加えて混合撹拌して、サイクロデキストリン包
接化合物溶液を作り、この溶液に粉末状またはペ
レツト状の熱可塑性合成樹脂を加えて溶かしても
よい。
熱可塑性合成樹脂と気化性防錆剤のサイクロデ
キストリン包接化合物との混合割合は適当でよ
い。例えば粉末同士の場合、両者の割合を1:1
(重量比)程度としてもよい。
熱可塑性合成樹脂と気化性防錆剤のサイクロデ
キストリン包接化合物との混合物は、錠剤機によ
りペレツト状として、そのまま使用してもよいが
押出成形、射出成形、発泡成形等により適当な形
状の成形品とすると、包装材も兼ねられるので好
ましい。
例えば、インフレーシヨン加工によりフイルム
状とする。このフイルムは空気透過性を有するこ
とが好ましく、30〜50μ程度の厚みとするとよ
い。
あるいは、射出成形により、被防錆物を収納す
るのに適した凹凸を有する成形品とする。この成
形品は1〜2mmの厚みでよい。
また、発泡成形により、シート状発泡体とした
り、被防錆物を収容するための型物成形品として
もよい。
(実施例 1) 鉄鋼用気化性防錆剤T.V.I.(キレスト化学株式
会社、ジシクロヘキシルアンモニウムニトリツト
の登録商標):25重量部、メタノール:25重量
部、流動パラフイン:少量を50〜60℃の保温下て
よく撹拌混合した。サイクロデキストリン:25重
量部を温湯:50重量部に溶かし、この溶液に前記
気化性防錆剤とメタノールとの混合液を70℃以下
の温度設定下で徐々に添加し、数時間混合撹拌し
た。生成した包装化合物を水洗し、スプレー乾燥
または真空乾燥により乾燥して、粉末状の包接化
合物を得た。
この粉末状の包接化合物:50重量部とポリエチ
レン成形用ペレツト:50重量部とを混合して、イ
ンフレーシヨン加工によりフイルムとした。
(実施例 2) 銅用気化性防錆剤C.V.I.(キレスト化学株式会
社、ベンゾトリアゾールの登録商標):20部、エ
タノール:25重量部、流動パラフイン:少量を50
〜60℃の温度下でよく撹拌混合した。セルデツク
スCH―20(日本食品化工株式会社、サイクロデ
キストリンの水飴):80重量部、および水:80〜
160重量部を混合し、この溶液に前記気化性防錆
剤とエタノールとの混合液を70℃以下の温度設定
下で徐々に添加し、数時間混合撹拌した。生成し
た包接化合物を水洗し、スプレー乾燥または真空
乾燥により乾燥して、粉末状の包装化合物を得
た。
この粉末状の包接化合物:10重量部とポリプロ
ピレン成形用ペレツト:90重量部とを混合して、
そして、射出成形により、被防錆物を収納するの
に適した凹凸を有する1〜2mmの厚みの成形品と
した。この場合、被防錆物をほぼ完全に収容する
ような凹部を設けた容器部と蓋部からなる1組の
成形品としたり、あるいは、公知の鶏卵用パツク
のように被防錆物の一部を収容する凹部を設けた
容器部と被防錆物の残りの部分を収容する凹部を
設けた容器部とを組として作り、2つの容器部を
組合せて、被防錆物を凹部内に完全に包囲収容で
きるようにした。
(実施例 3) 全金属用気化性防錆剤アンチコールA(キレス
ト化学株式会社、登録商標):20重量部、セルデ
ツクスCH―20(日本食品化工株式会社、サイク
ロデキストリンの水飴):80重量部、および水:
80〜160重量部を70℃以下の温度設定下で数時間
混合撹拌した。生成した包接化合物を水洗し、ス
プレー乾燥または真空乾燥により乾燥して、粉末
状の包接化合物を得た。
この粉末状の包接化合物:10重量部、ポリスチ
レン:90重量部および発泡剤とを混合して、そし
て、発泡成形により、シート状の発泡体とした。
〔発明の効果〕
気化性防錆剤は熱によつて分解しやすいので、
従来では熱可塑性合成樹脂に混入することは考え
られなかつたが、本発明によれば、気化性防錆効
果を有する熱可塑性合成樹脂製成形品を得ること
ができる。本発明の防錆包装用製品においては、
気化性防錆剤が合成樹脂材料に混入されているの
で、気化性防錆剤の気化が徐々に行なわれ、従つ
て、従来のように気化性防錆剤をそのまま塗布ま
たは散布した場合に比較して、極めて長期間に亘
つて一定の防錆効果を持続できる。
本発明では、気化性防錆剤をサイクロデキスト
リンの包接化合物としたので、気化性防錆剤が分
解することなく、熱可塑性合成樹脂を成形加工で
きる。また、この包接化合物は合成樹脂に対して
分散性、相溶性が良好であり、均一に混合するこ
とができるので、本発明の防錆包装用合成樹脂製
品の品質が一定となる。
本発明の防錆包装用製品は熱可塑性合成樹脂材
料を用いているので、任意の形状にでき、従つ
て、被防錆物を包装するのに適した形態、例え
ば、フイルムや型物成形品とすることができる。
本発明の防錆包装用合成樹脂製品をフイルム状
とした場合は、被防錆物に対する密着性を有する
ので、被防錆物を密封包装でき、従来の防錆紙に
比較して、格段の防錆効果を発揮する。また、従
来の防錆紙のように紙屑が被防錆物に詰つたりす
ることがない。
また、本発明の防錆包装用合成樹脂製品を被防
錆物収容用凹部を有する型物成形品や発泡体とし
た場合は、それ自体が包装材の役目を果し、被防
錆物の包装が極めて簡単にできる。
本発明の防錆包装用合成樹脂製品は包装材も兼
ねることができるので、特別に密封包装しなくて
もよいが、本発明の防錆包装用合成樹脂製品の上
から更に従来と同様に包装すると、より一層防錆
効果が長持ちする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気化性防錆剤のサイクロデキストリン包接化
    合物を含むペースト状物または粉末状の前記包接
    化合物を、熱可塑性合成樹脂材料と混合し、これ
    を成形したことを特徴とする防錆包装用合成樹脂
    製品。 2 防錆包装用合成樹脂製品がフイルム状である
    特許請求の範囲第1項記載の防錆包装用合成樹脂
    製品。 3 防錆包装用合成樹脂製品が被防錆物を収納す
    るのに適した形状に型物成形された成形品である
    特許請求の範囲第1項記載の防錆包装用合成樹脂
    製品。 4 防錆包装用合成樹脂製品が発泡体である特許
    請求の範囲第1項記載の防錆包装用合成樹脂製
    品。 5 防錆包装用合成樹脂製品がペレツト状である
    特許請求の範囲第1項記載の防錆包装用合成樹脂
    製品。 6 熱可塑性合成樹脂材料がポリプロピレンであ
    る特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれ
    か1項に記載の防錆包装用合成樹脂製品。 7 熱可塑性合成樹脂材料がポリエチレンである
    特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか
    1項に記載の防錆包装用合成樹脂製品。 8 熱可塑性合成樹脂材料がエチレン酢酸ビニル
    共重合体である特許請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれか1項に記載の防錆包装用合成樹脂
    製品。 9 熱可塑性合成樹脂材料がポリ塩化ビニルであ
    る特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれ
    か1項に記載の防錆包装用合成樹脂製品。
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