JPS6159382B2 - - Google Patents
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- JPS6159382B2 JPS6159382B2 JP57147093A JP14709382A JPS6159382B2 JP S6159382 B2 JPS6159382 B2 JP S6159382B2 JP 57147093 A JP57147093 A JP 57147093A JP 14709382 A JP14709382 A JP 14709382A JP S6159382 B2 JPS6159382 B2 JP S6159382B2
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- JP
- Japan
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- cast
- small
- stainless steel
- diameter
- pipe
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/10—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of tubular bodies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
本発明は、小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の
製造法、詳しくは遠心力鋳造とその鋳造管の冷間
加工の組合せにより、強度、靭性、耐応力腐食割
れ性のすぐれた二相ステンレス鋳鋼からなる小口
径長尺鋳鋼管を製造する方法に関する。 耐食管材は、その用途使用条件により強度、靭
性、更に耐応力腐食割れ性等にすぐれるものが要
求される。また、そのような性能を備えた小口径
長尺管が求められる用途も多い。耐食合金である
ステンレス鋳鋼のなかで、δ―フエライト相とオ
―ステナイト相の混在する二相組織を有する鋳鋼
は、その二相の特性の相互補完によつて高強度・
高靭性を有し、特にδ―フエライト相を5〜30%
(面積率)含むものは耐応力腐食割れ性にもすぐ
れた好ましい材料である。 また、管体の製造法として遠心力鋳造法は鋳造
可能な材料面での制約が殆んどなく、かつ安価に
管体を製造できる利点がある。従つて、二相ステ
ンレス鋳鋼を遠心鋳造すれば、前記性能を備えた
鋳造管を安価に供給することができる。 〓〓〓〓
しかしながら、遠心力鋳造法は、比較的大径、
短尺の管体の製造は容易な反面、小口径長尺管の
鋳造には適さず、例えば管外径100mm以下、長さ
5m以上の鋳造管を製造することは極めて困難で
ある。その対策としては、一旦適当なサイズの鋳
造管を遠心力鋳造したのち、これを熱間加工して
目的とする小口径長尺管に加工することも考えら
れるが、前記のごときδ―フエライト相を含む二
相組織の管体は熱間加工性が著しく悪いため、実
際上熱間加工により目的とするサイズに加工する
ことはできない。もつとも、その組織を、オース
テナイト単相とするか、またδ―フエライト量を
50%以上とすれば、熱間加工性の問題は一応解消
することもできるが、それでは、対応力腐食割れ
性や高強度、高靭性の要請に応えることができな
い。 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遠
心力鋳造と冷間加工との組合せからなる、前記性
能を満たした小口径長尺管の製造法を提供する。 本発明方法は、5〜30%(面積率)のフエライ
ト相を含む二相ステンレス鋳鋼からなる小口径長
尺耐食鋳鋼管の製造法であつて、鋳鋼溶湯を遠心
力鋳造に付し、凝固後、温度600℃に到るまでの
間の平均冷却速度を20℃/分以上に制御して冷却
させ、得られた鋳造管を溶体化処理後、冷間加工
に付して目的とする小口径長尺管に加工すること
を特徴とする。 本発明において、鋳造後、温度600℃に到るま
で、その冷却速度を平均で20℃/分以上に制御す
るのは、鋳造管の結晶粒を微細化し、その後の冷
間加工に耐え得る充分な加工性を与えるためであ
る。結晶粒の大きさは、凝固後の冷却速度により
左右され、冷却速度を高めることにより、冷却過
程での結晶粒の成長が抑制され、微細な組織とな
る。結晶粒を細かくすることにより鋳造管の冷間
加工性が向上する。その冷却による微細化効果
は、凝固点から再結晶温度(本発明の対象とする
鋳鋼では、約1000℃)までの温度範囲において大
である。従つて、凝固後、再結晶温度に到るまで
の間を、20℃/分以上で冷却すれば十分である
が、工業生産上、高温域での冷却速度の測定は困
難であるので、実操業上での温度管理の便宜を考
慮して600℃に到るまでの間を20℃/分以上で冷
却することとした。冷却速度を高める程、微細な
結晶粒となり、またその冷却によつて品質上の問
題を生じることもないが、約34℃/分までの冷却
速度で十分目的を達することができ、それ以上に
冷却速度を高める必要はなく、またそれ以上に冷
却速度を高めることは実作業上困難を増すので、
好ましくは34℃/分を上限とする。 この制御により、後記実施例にも示されるよう
に、外径100mm以下、長さ5mをこえる小口径長
尺管への加工を容易かつ円滑に遂行することがで
きる。 また、本発明は、上記冷却速度の制御、および
その後の溶体化処理を経て得られた鋳造管の冷間
加工に先立ち、または冷間加工工程の途中にて再
結晶微細化処理を施すようにした小口径長尺鋳鋼
管の製造法を提供する。この再結晶微細化は塑性
加工と熱処理にて達成することができ、これによ
り鋳造管の冷間加工性が更に高められ、小口径長
尺管への加工が一そう容易になる。 本発明に使用される二相ステンレス鋳鋼は基本
的には、Cr―Ni―Fe系であり、目的とする用
途、使用条件に応じた成分組成を有するものを適
宜選択すればよい。例えば、C0.08%以下、Si0.2
〜2.0%、Mn0.2〜2.0%、Cr16〜30%、Ni8〜24
%、残部実質的にFeからなるもの、あるいはさ
らに合金元素としてMo、Cu、W等を含有するも
の等が挙げられる。 本発明における遠心力鋳造は通常の条件で行え
ばよく、その鋳造サイズも目的とする小口径長尺
管のサイズに応じて適当に設定すればよい。 遠心力鋳造と前記冷却速度の制御下に得られた
鋳造管は、オーステナイト相に析出している炭化
物(主にクロムカーバイド)を固溶させ、合金元
素の均一拡散固溶による材質の改善のために、常
法により一定温度に加熱保持したのち急冷する溶
体化処理(固溶化熱処理)に付される。その適正
な加熱温度は管材の成分組成によるが、約1100℃
を目安とすればよい。溶体化処理における加熱保
持後の冷却を、急冷とするのは、冷却過程での炭
化物の析出を阻止するためであり、もし徐冷する
と、クロムが炭化物として結晶粒界に析出し、ク
ロムの有効性が減殺されることによる材質の劣
化、特に粒界腐食抵抗性が大きく低下するからで
ある。その急冷は、衝風冷却、噴水冷却、空冷等
により行われる。この溶体化処理により、炭化物
〓〓〓〓
によるオーステナイト相や結晶粒界の汚染が消去
されたオーステナイト―5〜30%フエライト二相
の均質性に富む微細組織を有する鋳造管を得る。
その組織におけるフエライト量は周知のように化
学成分組成と熱処理条件によつて所望の値に調整
されるものである。 上記熱処理後、鋳造管の内外表面を機械加工し
て冷間加工に付し、目的とする小口径長尺サイズ
に加工する。その冷間加工は、例えばプレス絞り
加工などの方法を適用すればよく、加工条件に特
別の制限はない。 また、鋳造管の冷間加工性をより一層高めるた
めの再結晶微細化処理は、塑性加工と、該塑性加
工後の再結晶温度域への加熱と、加熱後の急冷に
より達成される。その塑性加工は、例えばプレス
成形絞り加工を適用することができる。その加工
度は約20%程度が適当である。塑性加工後の適切
な加熱温度は管材の成分組成によるが、約1100℃
を目安とすればよく、その熱処理により、加工硬
化が解消されると共に、再結晶化がすすみ粒度の
揃つた細かい結晶粒の組織となる。なお、再結晶
温度域への加熱後の冷却を急冷とするのは、冷却
過程での炭化物の析出を防止するためである。こ
の再結晶微細化処理は、冷間加工前に行つてもよ
く、あるいは冷間加工工程の途中において実施
し、冷間加工と、再結晶微細化による加工性の回
復とを繰返しながら、目的とする小口径長尺管を
得るようにしてもよい。 次に、本発明方法の実施例について説明する。 実施例 1 ステンレス鋳鋼溶湯を遠心力鋳造し、温度600
℃に到るまでの冷却速度を20℃/分〜34℃/分に
制御し鋳造管を得た。その鋳造サイズは、外径
120mm、肉厚28mm、長さ4mである。各鋳造管の
化学成分組成およびδ―フエライト量(%)は第
1表のとおりである。比較として、通常の冷却条
件下、20℃/分未満の冷却速度で冷却させる以外
は上記と同じ鋳造管を得た。 各鋳造管を、温度1100℃×2Hr・急冷の溶体化
処理し、ついで管内外表面の機械加工を行つたの
ち、プレス絞り加工に付し、外径82mm、肉厚21
mm、長さ8mの小口径長尺管を製造した。冷間加
工後のクラツクの有無を第2表に示す。
製造法、詳しくは遠心力鋳造とその鋳造管の冷間
加工の組合せにより、強度、靭性、耐応力腐食割
れ性のすぐれた二相ステンレス鋳鋼からなる小口
径長尺鋳鋼管を製造する方法に関する。 耐食管材は、その用途使用条件により強度、靭
性、更に耐応力腐食割れ性等にすぐれるものが要
求される。また、そのような性能を備えた小口径
長尺管が求められる用途も多い。耐食合金である
ステンレス鋳鋼のなかで、δ―フエライト相とオ
―ステナイト相の混在する二相組織を有する鋳鋼
は、その二相の特性の相互補完によつて高強度・
高靭性を有し、特にδ―フエライト相を5〜30%
(面積率)含むものは耐応力腐食割れ性にもすぐ
れた好ましい材料である。 また、管体の製造法として遠心力鋳造法は鋳造
可能な材料面での制約が殆んどなく、かつ安価に
管体を製造できる利点がある。従つて、二相ステ
ンレス鋳鋼を遠心鋳造すれば、前記性能を備えた
鋳造管を安価に供給することができる。 〓〓〓〓
しかしながら、遠心力鋳造法は、比較的大径、
短尺の管体の製造は容易な反面、小口径長尺管の
鋳造には適さず、例えば管外径100mm以下、長さ
5m以上の鋳造管を製造することは極めて困難で
ある。その対策としては、一旦適当なサイズの鋳
造管を遠心力鋳造したのち、これを熱間加工して
目的とする小口径長尺管に加工することも考えら
れるが、前記のごときδ―フエライト相を含む二
相組織の管体は熱間加工性が著しく悪いため、実
際上熱間加工により目的とするサイズに加工する
ことはできない。もつとも、その組織を、オース
テナイト単相とするか、またδ―フエライト量を
50%以上とすれば、熱間加工性の問題は一応解消
することもできるが、それでは、対応力腐食割れ
性や高強度、高靭性の要請に応えることができな
い。 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遠
心力鋳造と冷間加工との組合せからなる、前記性
能を満たした小口径長尺管の製造法を提供する。 本発明方法は、5〜30%(面積率)のフエライ
ト相を含む二相ステンレス鋳鋼からなる小口径長
尺耐食鋳鋼管の製造法であつて、鋳鋼溶湯を遠心
力鋳造に付し、凝固後、温度600℃に到るまでの
間の平均冷却速度を20℃/分以上に制御して冷却
させ、得られた鋳造管を溶体化処理後、冷間加工
に付して目的とする小口径長尺管に加工すること
を特徴とする。 本発明において、鋳造後、温度600℃に到るま
で、その冷却速度を平均で20℃/分以上に制御す
るのは、鋳造管の結晶粒を微細化し、その後の冷
間加工に耐え得る充分な加工性を与えるためであ
る。結晶粒の大きさは、凝固後の冷却速度により
左右され、冷却速度を高めることにより、冷却過
程での結晶粒の成長が抑制され、微細な組織とな
る。結晶粒を細かくすることにより鋳造管の冷間
加工性が向上する。その冷却による微細化効果
は、凝固点から再結晶温度(本発明の対象とする
鋳鋼では、約1000℃)までの温度範囲において大
である。従つて、凝固後、再結晶温度に到るまで
の間を、20℃/分以上で冷却すれば十分である
が、工業生産上、高温域での冷却速度の測定は困
難であるので、実操業上での温度管理の便宜を考
慮して600℃に到るまでの間を20℃/分以上で冷
却することとした。冷却速度を高める程、微細な
結晶粒となり、またその冷却によつて品質上の問
題を生じることもないが、約34℃/分までの冷却
速度で十分目的を達することができ、それ以上に
冷却速度を高める必要はなく、またそれ以上に冷
却速度を高めることは実作業上困難を増すので、
好ましくは34℃/分を上限とする。 この制御により、後記実施例にも示されるよう
に、外径100mm以下、長さ5mをこえる小口径長
尺管への加工を容易かつ円滑に遂行することがで
きる。 また、本発明は、上記冷却速度の制御、および
その後の溶体化処理を経て得られた鋳造管の冷間
加工に先立ち、または冷間加工工程の途中にて再
結晶微細化処理を施すようにした小口径長尺鋳鋼
管の製造法を提供する。この再結晶微細化は塑性
加工と熱処理にて達成することができ、これによ
り鋳造管の冷間加工性が更に高められ、小口径長
尺管への加工が一そう容易になる。 本発明に使用される二相ステンレス鋳鋼は基本
的には、Cr―Ni―Fe系であり、目的とする用
途、使用条件に応じた成分組成を有するものを適
宜選択すればよい。例えば、C0.08%以下、Si0.2
〜2.0%、Mn0.2〜2.0%、Cr16〜30%、Ni8〜24
%、残部実質的にFeからなるもの、あるいはさ
らに合金元素としてMo、Cu、W等を含有するも
の等が挙げられる。 本発明における遠心力鋳造は通常の条件で行え
ばよく、その鋳造サイズも目的とする小口径長尺
管のサイズに応じて適当に設定すればよい。 遠心力鋳造と前記冷却速度の制御下に得られた
鋳造管は、オーステナイト相に析出している炭化
物(主にクロムカーバイド)を固溶させ、合金元
素の均一拡散固溶による材質の改善のために、常
法により一定温度に加熱保持したのち急冷する溶
体化処理(固溶化熱処理)に付される。その適正
な加熱温度は管材の成分組成によるが、約1100℃
を目安とすればよい。溶体化処理における加熱保
持後の冷却を、急冷とするのは、冷却過程での炭
化物の析出を阻止するためであり、もし徐冷する
と、クロムが炭化物として結晶粒界に析出し、ク
ロムの有効性が減殺されることによる材質の劣
化、特に粒界腐食抵抗性が大きく低下するからで
ある。その急冷は、衝風冷却、噴水冷却、空冷等
により行われる。この溶体化処理により、炭化物
〓〓〓〓
によるオーステナイト相や結晶粒界の汚染が消去
されたオーステナイト―5〜30%フエライト二相
の均質性に富む微細組織を有する鋳造管を得る。
その組織におけるフエライト量は周知のように化
学成分組成と熱処理条件によつて所望の値に調整
されるものである。 上記熱処理後、鋳造管の内外表面を機械加工し
て冷間加工に付し、目的とする小口径長尺サイズ
に加工する。その冷間加工は、例えばプレス絞り
加工などの方法を適用すればよく、加工条件に特
別の制限はない。 また、鋳造管の冷間加工性をより一層高めるた
めの再結晶微細化処理は、塑性加工と、該塑性加
工後の再結晶温度域への加熱と、加熱後の急冷に
より達成される。その塑性加工は、例えばプレス
成形絞り加工を適用することができる。その加工
度は約20%程度が適当である。塑性加工後の適切
な加熱温度は管材の成分組成によるが、約1100℃
を目安とすればよく、その熱処理により、加工硬
化が解消されると共に、再結晶化がすすみ粒度の
揃つた細かい結晶粒の組織となる。なお、再結晶
温度域への加熱後の冷却を急冷とするのは、冷却
過程での炭化物の析出を防止するためである。こ
の再結晶微細化処理は、冷間加工前に行つてもよ
く、あるいは冷間加工工程の途中において実施
し、冷間加工と、再結晶微細化による加工性の回
復とを繰返しながら、目的とする小口径長尺管を
得るようにしてもよい。 次に、本発明方法の実施例について説明する。 実施例 1 ステンレス鋳鋼溶湯を遠心力鋳造し、温度600
℃に到るまでの冷却速度を20℃/分〜34℃/分に
制御し鋳造管を得た。その鋳造サイズは、外径
120mm、肉厚28mm、長さ4mである。各鋳造管の
化学成分組成およびδ―フエライト量(%)は第
1表のとおりである。比較として、通常の冷却条
件下、20℃/分未満の冷却速度で冷却させる以外
は上記と同じ鋳造管を得た。 各鋳造管を、温度1100℃×2Hr・急冷の溶体化
処理し、ついで管内外表面の機械加工を行つたの
ち、プレス絞り加工に付し、外径82mm、肉厚21
mm、長さ8mの小口径長尺管を製造した。冷間加
工後のクラツクの有無を第2表に示す。
【表】
〓〓〓〓
【表】
上記結果に示されるとおり、通常の冷却条件で
得られる鋳造管は、いずれも冷間加工時に割れが
発生し、小口径長尺管への加工が不可能であるの
に対し、本発明によれば、割れを生じることな
く、外径100mm以下、長さ5m以上の小口径長尺
管が得られる。 実施例 2 前記実施例1で得られた小口径長尺管No.3,4
および5,6について、再結晶微細化処理とし
て、プレス絞り加工による塑性加工(減面率20
%)と熱処理(温度1100℃急冷)とを施したの
ち、再度プレス絞り加工を行うことにより、外径
61mm、肉厚18mm、長さ16mの管体を製造した。こ
の再加工においてもクラツクの発生は全く認めら
れなかつた。 以上のように、本発明は遠心力鋳造と冷間加工
との組合せによる小口径長尺管の製造を可能にし
たものであり、これによつて、外径100mm以下、
長さ5m以上の小口径長尺サイズを有する二相ス
テンレス鋳鋼管を得ることができる。また、素管
は遠心力鋳造管であるから、比較的安価であり、
かつ適用可能な材料面での制約はほとんどうける
ことがない。 本発明方法により得られる鋳鋼管は、耐食性の
良いことはもとより、δ―フエライトを5〜30%
含む二相織を有することにより、強度・靭性のほ
か、耐応力腐食割れ性にもすぐれるので、各種耐
食用パイピング材、油井用チユービング材、ケー
シング材、熱交換器用パイプ材などとして好適で
ある。 〓〓〓〓
得られる鋳造管は、いずれも冷間加工時に割れが
発生し、小口径長尺管への加工が不可能であるの
に対し、本発明によれば、割れを生じることな
く、外径100mm以下、長さ5m以上の小口径長尺
管が得られる。 実施例 2 前記実施例1で得られた小口径長尺管No.3,4
および5,6について、再結晶微細化処理とし
て、プレス絞り加工による塑性加工(減面率20
%)と熱処理(温度1100℃急冷)とを施したの
ち、再度プレス絞り加工を行うことにより、外径
61mm、肉厚18mm、長さ16mの管体を製造した。こ
の再加工においてもクラツクの発生は全く認めら
れなかつた。 以上のように、本発明は遠心力鋳造と冷間加工
との組合せによる小口径長尺管の製造を可能にし
たものであり、これによつて、外径100mm以下、
長さ5m以上の小口径長尺サイズを有する二相ス
テンレス鋳鋼管を得ることができる。また、素管
は遠心力鋳造管であるから、比較的安価であり、
かつ適用可能な材料面での制約はほとんどうける
ことがない。 本発明方法により得られる鋳鋼管は、耐食性の
良いことはもとより、δ―フエライトを5〜30%
含む二相織を有することにより、強度・靭性のほ
か、耐応力腐食割れ性にもすぐれるので、各種耐
食用パイピング材、油井用チユービング材、ケー
シング材、熱交換器用パイプ材などとして好適で
ある。 〓〓〓〓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 δ―フエライト量5〜30%の二相ステンレス
鋳鋼からなる小口径長尺鋳鋼管の製造方法であつ
て、鋳鋼溶湯を遠心力鋳造に付し、凝固後、温度
600℃に到るまでの平均冷却速度を20℃/分〜34
℃/分に制御して鋳造管を得、これを加熱して析
出炭化物をオーステナイト相中に固溶させたのち
急冷する溶体化処理を施したのち、冷間加工に付
して小口径長尺管に加工することを特徴とする小
口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造法。 2 冷間加工により外径100mm以下、長さ5m以
上の管体に加工することを特徴とする上記第1項
に記載の小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造
法。 3 δ―フエライト量5〜30%の二相ステンレス
鋳鋼からなる小口径長尺鋳鋼管の製造方法であつ
て、鋳鋼溶湯を遠心力鋳造に付し、凝固後、温度
600℃に到るまでの平均冷却速度を20℃/分〜34
℃/分に制御して鋳造管を得、これを加熱して析
出炭化物をオーステナイト相中に固溶させたのち
急冷する溶体化処理を行い、ついで塑性加工と、
該加工後に再結晶温度域に加熱したのち急冷する
熱処理とからなる再結晶微細化処理後、冷間加工
し、または冷間加工工程の途中にて前記再結晶微
細化処理を施して、小口径長尺管に加工すること
を特徴とする小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の
製造法。 4 冷間加工により外径100mm以下、長さ5m以
上の管体に加工することを特徴とする上記第3項
に記載の小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57147093A JPS5935622A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57147093A JPS5935622A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5935622A JPS5935622A (ja) | 1984-02-27 |
| JPS6159382B2 true JPS6159382B2 (ja) | 1986-12-16 |
Family
ID=15422312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57147093A Granted JPS5935622A (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | 小口径長尺二相ステンレス鋳鋼管の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935622A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105108098A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-02 | 吉林常春高氮合金研发中心有限公司 | 常压下离心铸造高氮奥氏体不锈钢钢管的工艺 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6277422A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 2相系ステンレス溶接鋼管の溶体化熱処理方法 |
| CN106890966A (zh) * | 2015-12-18 | 2017-06-27 | 林进来 | 一种卧螺离心机大小端轴颈的立式离心铸造生产工艺 |
-
1982
- 1982-08-24 JP JP57147093A patent/JPS5935622A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105108098A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-02 | 吉林常春高氮合金研发中心有限公司 | 常压下离心铸造高氮奥氏体不锈钢钢管的工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5935622A (ja) | 1984-02-27 |
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