JPS6159638B2 - - Google Patents
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- JPS6159638B2 JPS6159638B2 JP57124984A JP12498482A JPS6159638B2 JP S6159638 B2 JPS6159638 B2 JP S6159638B2 JP 57124984 A JP57124984 A JP 57124984A JP 12498482 A JP12498482 A JP 12498482A JP S6159638 B2 JPS6159638 B2 JP S6159638B2
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- JP
- Japan
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- acid
- carbon atoms
- derivative according
- carboxylic acid
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
- C07J9/00—Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen substituted in position 17 beta by a chain of more than two carbon atoms, e.g. cholane, cholestane, coprostane
- C07J9/005—Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen substituted in position 17 beta by a chain of more than two carbon atoms, e.g. cholane, cholestane, coprostane containing a carboxylic function directly attached or attached by a chain containing only carbon atoms to the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/16—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式():
(式中、R−COは3〜18個の炭素原子を有す
る飽和もしくは不飽和の直鎖状カルボン酸残査ま
たはシクロアルカン環中に3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルカンカルボン酸残基を表わす)
で示されるセノデオキシコリン酸(chenodeoxy
―cholic acid)誘導体、すなわち7−アシルセ
ノデオキシコリン酸(7−acylchenodeoxycholic
acid)に関する。 一般式()中のR−COは、たとえばプロピ
オン酸、酪酸、カプリル酸、ラウリル酸、パルミ
チル酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、アラキドン酸、シクロプロパンカルボン酸、
シクロブタンカルボン酸、シクロペンタンカルボ
ン酸およびシクロヘキサンカルボン酸のアシル残
基であるのが好ましい。 セノデオキシコリン酸を用いる胆石症の治療は
すでに確立されている(Coyenら、New
England journal of Mebicine,292,604,1975
参照)。このセノデオキシコリン酸は胆汁酸の分
泌を高め、結石形成を徐々に減少せしめ、コレス
テロールに富む胆石の溶解を生ぜしめる。近年、
胆機能低下症とトリグリセリド過剰症の治療にお
いてもセノデオキシコリン酸を用いることが示唆
されている(Angelinら、J.Lipid Res.19,
1017,1978)。 しかし、主作用に付随するたとえば吐き気や下
痢といつた副作用のために、また胆汁酸の代謝自
体のために、セノデオキシコリン酸の胆石形成に
対する抗結石作用は人体においては制限されてい
る。すなわち、セノデオキシコリン酸は7−α−
脱水酸基されるかあるいは酸化されて不活性な7
−ケト誘導体になる。この酸化は、腸に達した段
階で起るが、細菌起源の酸素性産生物の作用の下
に生起し(Ferrariら、FEBS Lett.75,176,
1977)、セノデオキシコリン酸の腸肝循環を阻害
するので、その結果不活性な生成物が生じて該抗
結石剤の治療効果が制限される。また、セノデオ
キシコリン酸が代謝されると、いくつかの実験研
究を基に立証されているように、腸に直接毒性を
有する代謝産物になる疑いがある(Sauerら、
Zschr.Gastroenterol.,17,236,1979)。 したがつて、胆石症の長期的治療法を樹立し、
セノデオキシコリン酸を継続的に再循環させると
共に腸段階での不活性化の可能性を少なくする誘
導体を提供することが非常に重要である。 本発明者らはそうした要請を満たすべく鋭意研
究を重ねた結果、前記一般式()で表わされる
7−アシル誘導体(以下、CDC−7−エステル
という)は思いがけない形でその不活性化に拮抗
することを見出し、一日あたりの投与量を著しく
減少せしめ、各投与の間隔をかなり延長せしめう
ることを見出した。 本発明のCDC−7−エステルは、動物におい
て、および抗結石活性の試験過程において本質的
に毒性がないことが判明した。さらにその試験か
らは、とくにいくつかの点でセノデオキシコリン
酸よりも大幅にすぐれた抗結石活性を示し、また
CDC−7−エステルが興味深いトリグリセリド
低下活性を有することがわかつた。 したがつて本発明は、さらに一般式()で表
わされるCDC−7−エステルを1種以上有効成
分として含有する胆石症、胆機能低下症およびト
リグリセリド過剰症治療用の医薬組成物に関す
る。 本発明の医薬組成物は、精製後投薬に適した剤
形に製剤されおよび(または)その投薬に適した
容器に包装されうる。 本発明のCDC−7−エステルは以下に示す反
応式に示されるように、一般式()で表わされ
る化合物、すなわちセノデオキシコリン酸のメチ
ルエステルの3,7−ジアシル誘導体をアルカリ
条件下で選択的加水分解することによりえられ
る。 この選択的加水分解は、低級アルコールと水と
の混合物、メチルセロソルブと水との混合物また
はそれらと類似の混合物からなる溶媒中で水酸化
ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いて行なわ
れる。 本発明のエステルの製造に用いる一般式()
で表わされる3,7−ジアシル誘導体は、セノデ
オキシコリン酸を塩酸または混合物を含む酸無水
物といつた一般式R−COOH(式中、RCOは前
記と同じ)で表わされる酸の活性誘導体と共に、
酸受容体として作用する物質の存在下で適切にア
シル化することによつて製造される。ジアシル化
のとくに好適な製法としては、メチルセノデオキ
シコリン酸をピリジン中で塩化アシル基または無
水アシル基と反応させるという単純でかつ高収率
な方法がある。 選択的加水分解ののちに、一般式()で表わ
される誘導体、すなわちCDC−7−エステル
は、結晶化によつて、あるいは該誘導体が室温で
液体であるばあいはシリカを用いたカラムクロマ
トグラフイーによつて単離精製される。 つぎに実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 1 〔7−ブチリルセノデオキシコリン酸(Rがn
−プロピル)の製造〕 (a) メチルセノデオキシコリン酸1ミリモルをピ
リジン1.42c.c.に溶かした溶液を無水酪酸9.8ミ
リモルと反応させた。えられた反応混合物を還
流しつつ3時間加温し、ついで撹拌しながら氷
上に注ぎ、HCl水溶液(1:1)でPH1まで酸
性にした。沈殿物を塩化メチレンで抽出し、そ
の有機層を中性になるまでNaHCO3の飽和溶液
ついで水で洗浄した。その後えられた溶液を
Na2SO4上で乾燥し、重量変化がなくなるまで
真空下で蒸発させた。えられた3,7−ジブチ
リルセノデオキシコリン酸のメチルエステルよ
りなる化合物をそれ以上精製せずにつぎの反応
に用いた。 (b) 前記(a)によつてえられたジアシル誘導体1ミ
リモルをメタノール4.66c.c.に溶かした溶液を水
2.23c.c.および濃度50%のKOH水溶液0.23c.c.に加
えた。えられた混合物を不活性雰囲気下にクロ
マトグラフイー試験で加水分解が起つたことが
示されるまで加熱沸騰させ(60〜90分間)、つ
いでメタノールを真空下で留去し、残渣をHCl
水溶液(1:1)でPH2まで酸性化し、塩化メ
チレンで抽出した。抽出物をNa2SO4上で乾燥
しついで蒸発乾固した。これをメタノールから
再結晶して純粋な表題の化合物をえた。分析デ
ータを第1表に示す。 実施例 2 〔7−パルミトイル−セノデオキシコリン酸
(RがCH3−(CH2−)14の製造〕 (a) セノデオキシコリン酸のメチルエステル1ミ
リモルをピリジン2c.c.に溶かした溶液をパラミ
トイルクロライド2.5ミリモルと反応させた。
えられた反応混合物を還流下に1時間加熱し、
ついでそれを氷上に注ぎ、HCl水溶液(1:
1)でPH1になるまで酸性化した。沈殿物を実
施例1の(a)と同様に処理して3,7−ジパルミ
トイルセノデオキシコリン酸メチルエステルを
単離した。 (b) えられた粗生成物を実施例1の(b)と同様にメ
タノール水溶液中で水酸化カリウムと反応さ
せ、えられた油状物を溶離剤として極性比が
9:1から6:4まで増加するヘキサンとエチ
ルアセテートの混合物を用いて比率1:20のシ
リカカラムクロマトグラフイーにより分離し
た。 えられた一般式()で示される化合物、すな
わちCDC−7−エステルの物性をいくつか要約
して第1表に示す。 【表】 前記CDC−7−エステルのNMRスペクトル分
析(CDCl3中、内部標準TMS)によつてえられ
た特徴的データをつぎに示す。 3.15/3.27〜3.80/4.00(1H,m,>CH
OH)、 4.70/4.85〜5.00/5.90(1H,m,>CH−O−
OC−R)、 5.90/6.65〜6.30/7.10(2H,m,−COOH,−
OH) 加えてオレイン酸エステルは5.27〜5.60(2H,
m,CH=CH)に、リノール酸エステルは5.05〜
5.75(4H,2CH=CH)にそれぞれ特異なシグナ
ルを示す。 赤外線吸収スペクトル分析においては、一般式
()で示されるすべての誘導体は、3540cm-1お
よび3420cm-1に水酸基に基づく吸収ならびに1720
cm-1にCOOHおよびO−OC−Rに基づく吸収を
有している。 本発明の化合物の生物学的活性試験は、シリア
ン クリセチデー(Syrian Cricetidae)を用い
た胆石症のモデル(DamおよびChristensen,
Acta Path.Microbiol.Scand.30,236,1952)に
したがつて行なつた。 被験動物(各群とも25匹)にはシヨ糖74.3%、
カゼイン20%、塩類の混合物5%、ビタミンの混
合物0.5%および塩化コリン0.2%を含む胆結石を
生じやすい半精製飼料およびその飼料にセノデオ
キシコリン酸および本発明の誘導体を配合した飼
料を53日間投与した。投与終了後被験動物を解剖
し、胆汁が透明か不透明かを判別し、明らかに胆
石症に羅患している動物の数を数えた。 【表】 第2表に示す結果は、飼料中にセノデオキシコ
リン酸を0.2%量で与えたばあいは胆汁の特性ま
たは結石症の罹病率のどちらにおいても有意な効
果を生ぜしめないことを示している。しかしなが
らセノデオキシコリン酸は非常に低いが毒性を有
しており、25匹中生存数19匹であつた。アセテー
ト、ラウレートおよびブチレートなどの比較的短
鎖の置換基を有するセノデオキシコリン酸誘導体
は胆石の数を減少せしめるが、それはある意味で
は統計的に有意ではない。ところが、長鎖不飽和
置換基(オレエートおよびリノレエート)を有す
る誘導体は、大多数の被験動物において胆汁を透
明なまま維持せしめて結石症の発生を完全に防
ぐ。 本発明のCDC−7−エステルの急性毒性試験
をオスのばあい平均体重25〜30gおよびメスのば
あい平均体重20〜25gのスイス種マウスを用いて
行なつた。供試化合物は、体重20gのマウスに対
して懸濁液として0.5c.c.投与するようにカルボキ
シメチルセルロースに懸濁して、10mg/Kg体重か
ら2000mg/Kg体重の間の投与量で投与した。各化
合物を別個に投与した後、被験動物を10日間観察
した。その結果、試験したすべての化合物、すな
わちセノデオキシコリン酸(CDC)、CDC−7−
アセテート、CDC−7−ラウレート、CDC−7
−ブチレート、CDC−7−オレエーートおよび
CDC−7−リノレエートは試験においていずれ
もマウスの死亡が認められなかつたので、それら
のLD50値は2000mg/Kgの体重以上である。な
お、急性毒性の試験中に被験動物において毒性の
徴候はまつたく認められなかつた。 以上のように、セノデオキシコリン酸の7位に
おける不飽和長鎖を有する脂肪酸エステルは、実
験動物におけるLD50値はきわめて大きく、また
クリセチデー(cricetidae)の試験的結石症に対
して顕著な活性を示すといえる。一方、セノデオ
キシコリン酸は同量の投与では実質的に不活性で
ある。 一般式()で表わされる本発明のエステル
は、胆石症、胆機能低下症およびトリグリセリド
過剰症に罹患した患者に対し50〜500mgの投与量
で1日あたり1〜4回投与してよい。投与形態は
通常の剤形のものを投与できるが、とくにシエラ
ー(Scherer)カプセルとして投与するのが適し
ている。 さらに不活性で薬理上許容しうる賦形剤を本発
明の医薬組成物に配合することができる。
る飽和もしくは不飽和の直鎖状カルボン酸残査ま
たはシクロアルカン環中に3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルカンカルボン酸残基を表わす)
で示されるセノデオキシコリン酸(chenodeoxy
―cholic acid)誘導体、すなわち7−アシルセ
ノデオキシコリン酸(7−acylchenodeoxycholic
acid)に関する。 一般式()中のR−COは、たとえばプロピ
オン酸、酪酸、カプリル酸、ラウリル酸、パルミ
チル酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、アラキドン酸、シクロプロパンカルボン酸、
シクロブタンカルボン酸、シクロペンタンカルボ
ン酸およびシクロヘキサンカルボン酸のアシル残
基であるのが好ましい。 セノデオキシコリン酸を用いる胆石症の治療は
すでに確立されている(Coyenら、New
England journal of Mebicine,292,604,1975
参照)。このセノデオキシコリン酸は胆汁酸の分
泌を高め、結石形成を徐々に減少せしめ、コレス
テロールに富む胆石の溶解を生ぜしめる。近年、
胆機能低下症とトリグリセリド過剰症の治療にお
いてもセノデオキシコリン酸を用いることが示唆
されている(Angelinら、J.Lipid Res.19,
1017,1978)。 しかし、主作用に付随するたとえば吐き気や下
痢といつた副作用のために、また胆汁酸の代謝自
体のために、セノデオキシコリン酸の胆石形成に
対する抗結石作用は人体においては制限されてい
る。すなわち、セノデオキシコリン酸は7−α−
脱水酸基されるかあるいは酸化されて不活性な7
−ケト誘導体になる。この酸化は、腸に達した段
階で起るが、細菌起源の酸素性産生物の作用の下
に生起し(Ferrariら、FEBS Lett.75,176,
1977)、セノデオキシコリン酸の腸肝循環を阻害
するので、その結果不活性な生成物が生じて該抗
結石剤の治療効果が制限される。また、セノデオ
キシコリン酸が代謝されると、いくつかの実験研
究を基に立証されているように、腸に直接毒性を
有する代謝産物になる疑いがある(Sauerら、
Zschr.Gastroenterol.,17,236,1979)。 したがつて、胆石症の長期的治療法を樹立し、
セノデオキシコリン酸を継続的に再循環させると
共に腸段階での不活性化の可能性を少なくする誘
導体を提供することが非常に重要である。 本発明者らはそうした要請を満たすべく鋭意研
究を重ねた結果、前記一般式()で表わされる
7−アシル誘導体(以下、CDC−7−エステル
という)は思いがけない形でその不活性化に拮抗
することを見出し、一日あたりの投与量を著しく
減少せしめ、各投与の間隔をかなり延長せしめう
ることを見出した。 本発明のCDC−7−エステルは、動物におい
て、および抗結石活性の試験過程において本質的
に毒性がないことが判明した。さらにその試験か
らは、とくにいくつかの点でセノデオキシコリン
酸よりも大幅にすぐれた抗結石活性を示し、また
CDC−7−エステルが興味深いトリグリセリド
低下活性を有することがわかつた。 したがつて本発明は、さらに一般式()で表
わされるCDC−7−エステルを1種以上有効成
分として含有する胆石症、胆機能低下症およびト
リグリセリド過剰症治療用の医薬組成物に関す
る。 本発明の医薬組成物は、精製後投薬に適した剤
形に製剤されおよび(または)その投薬に適した
容器に包装されうる。 本発明のCDC−7−エステルは以下に示す反
応式に示されるように、一般式()で表わされ
る化合物、すなわちセノデオキシコリン酸のメチ
ルエステルの3,7−ジアシル誘導体をアルカリ
条件下で選択的加水分解することによりえられ
る。 この選択的加水分解は、低級アルコールと水と
の混合物、メチルセロソルブと水との混合物また
はそれらと類似の混合物からなる溶媒中で水酸化
ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いて行なわ
れる。 本発明のエステルの製造に用いる一般式()
で表わされる3,7−ジアシル誘導体は、セノデ
オキシコリン酸を塩酸または混合物を含む酸無水
物といつた一般式R−COOH(式中、RCOは前
記と同じ)で表わされる酸の活性誘導体と共に、
酸受容体として作用する物質の存在下で適切にア
シル化することによつて製造される。ジアシル化
のとくに好適な製法としては、メチルセノデオキ
シコリン酸をピリジン中で塩化アシル基または無
水アシル基と反応させるという単純でかつ高収率
な方法がある。 選択的加水分解ののちに、一般式()で表わ
される誘導体、すなわちCDC−7−エステル
は、結晶化によつて、あるいは該誘導体が室温で
液体であるばあいはシリカを用いたカラムクロマ
トグラフイーによつて単離精製される。 つぎに実施例をあげて本発明を説明する。 実施例 1 〔7−ブチリルセノデオキシコリン酸(Rがn
−プロピル)の製造〕 (a) メチルセノデオキシコリン酸1ミリモルをピ
リジン1.42c.c.に溶かした溶液を無水酪酸9.8ミ
リモルと反応させた。えられた反応混合物を還
流しつつ3時間加温し、ついで撹拌しながら氷
上に注ぎ、HCl水溶液(1:1)でPH1まで酸
性にした。沈殿物を塩化メチレンで抽出し、そ
の有機層を中性になるまでNaHCO3の飽和溶液
ついで水で洗浄した。その後えられた溶液を
Na2SO4上で乾燥し、重量変化がなくなるまで
真空下で蒸発させた。えられた3,7−ジブチ
リルセノデオキシコリン酸のメチルエステルよ
りなる化合物をそれ以上精製せずにつぎの反応
に用いた。 (b) 前記(a)によつてえられたジアシル誘導体1ミ
リモルをメタノール4.66c.c.に溶かした溶液を水
2.23c.c.および濃度50%のKOH水溶液0.23c.c.に加
えた。えられた混合物を不活性雰囲気下にクロ
マトグラフイー試験で加水分解が起つたことが
示されるまで加熱沸騰させ(60〜90分間)、つ
いでメタノールを真空下で留去し、残渣をHCl
水溶液(1:1)でPH2まで酸性化し、塩化メ
チレンで抽出した。抽出物をNa2SO4上で乾燥
しついで蒸発乾固した。これをメタノールから
再結晶して純粋な表題の化合物をえた。分析デ
ータを第1表に示す。 実施例 2 〔7−パルミトイル−セノデオキシコリン酸
(RがCH3−(CH2−)14の製造〕 (a) セノデオキシコリン酸のメチルエステル1ミ
リモルをピリジン2c.c.に溶かした溶液をパラミ
トイルクロライド2.5ミリモルと反応させた。
えられた反応混合物を還流下に1時間加熱し、
ついでそれを氷上に注ぎ、HCl水溶液(1:
1)でPH1になるまで酸性化した。沈殿物を実
施例1の(a)と同様に処理して3,7−ジパルミ
トイルセノデオキシコリン酸メチルエステルを
単離した。 (b) えられた粗生成物を実施例1の(b)と同様にメ
タノール水溶液中で水酸化カリウムと反応さ
せ、えられた油状物を溶離剤として極性比が
9:1から6:4まで増加するヘキサンとエチ
ルアセテートの混合物を用いて比率1:20のシ
リカカラムクロマトグラフイーにより分離し
た。 えられた一般式()で示される化合物、すな
わちCDC−7−エステルの物性をいくつか要約
して第1表に示す。 【表】 前記CDC−7−エステルのNMRスペクトル分
析(CDCl3中、内部標準TMS)によつてえられ
た特徴的データをつぎに示す。 3.15/3.27〜3.80/4.00(1H,m,>CH
OH)、 4.70/4.85〜5.00/5.90(1H,m,>CH−O−
OC−R)、 5.90/6.65〜6.30/7.10(2H,m,−COOH,−
OH) 加えてオレイン酸エステルは5.27〜5.60(2H,
m,CH=CH)に、リノール酸エステルは5.05〜
5.75(4H,2CH=CH)にそれぞれ特異なシグナ
ルを示す。 赤外線吸収スペクトル分析においては、一般式
()で示されるすべての誘導体は、3540cm-1お
よび3420cm-1に水酸基に基づく吸収ならびに1720
cm-1にCOOHおよびO−OC−Rに基づく吸収を
有している。 本発明の化合物の生物学的活性試験は、シリア
ン クリセチデー(Syrian Cricetidae)を用い
た胆石症のモデル(DamおよびChristensen,
Acta Path.Microbiol.Scand.30,236,1952)に
したがつて行なつた。 被験動物(各群とも25匹)にはシヨ糖74.3%、
カゼイン20%、塩類の混合物5%、ビタミンの混
合物0.5%および塩化コリン0.2%を含む胆結石を
生じやすい半精製飼料およびその飼料にセノデオ
キシコリン酸および本発明の誘導体を配合した飼
料を53日間投与した。投与終了後被験動物を解剖
し、胆汁が透明か不透明かを判別し、明らかに胆
石症に羅患している動物の数を数えた。 【表】 第2表に示す結果は、飼料中にセノデオキシコ
リン酸を0.2%量で与えたばあいは胆汁の特性ま
たは結石症の罹病率のどちらにおいても有意な効
果を生ぜしめないことを示している。しかしなが
らセノデオキシコリン酸は非常に低いが毒性を有
しており、25匹中生存数19匹であつた。アセテー
ト、ラウレートおよびブチレートなどの比較的短
鎖の置換基を有するセノデオキシコリン酸誘導体
は胆石の数を減少せしめるが、それはある意味で
は統計的に有意ではない。ところが、長鎖不飽和
置換基(オレエートおよびリノレエート)を有す
る誘導体は、大多数の被験動物において胆汁を透
明なまま維持せしめて結石症の発生を完全に防
ぐ。 本発明のCDC−7−エステルの急性毒性試験
をオスのばあい平均体重25〜30gおよびメスのば
あい平均体重20〜25gのスイス種マウスを用いて
行なつた。供試化合物は、体重20gのマウスに対
して懸濁液として0.5c.c.投与するようにカルボキ
シメチルセルロースに懸濁して、10mg/Kg体重か
ら2000mg/Kg体重の間の投与量で投与した。各化
合物を別個に投与した後、被験動物を10日間観察
した。その結果、試験したすべての化合物、すな
わちセノデオキシコリン酸(CDC)、CDC−7−
アセテート、CDC−7−ラウレート、CDC−7
−ブチレート、CDC−7−オレエーートおよび
CDC−7−リノレエートは試験においていずれ
もマウスの死亡が認められなかつたので、それら
のLD50値は2000mg/Kgの体重以上である。な
お、急性毒性の試験中に被験動物において毒性の
徴候はまつたく認められなかつた。 以上のように、セノデオキシコリン酸の7位に
おける不飽和長鎖を有する脂肪酸エステルは、実
験動物におけるLD50値はきわめて大きく、また
クリセチデー(cricetidae)の試験的結石症に対
して顕著な活性を示すといえる。一方、セノデオ
キシコリン酸は同量の投与では実質的に不活性で
ある。 一般式()で表わされる本発明のエステル
は、胆石症、胆機能低下症およびトリグリセリド
過剰症に罹患した患者に対し50〜500mgの投与量
で1日あたり1〜4回投与してよい。投与形態は
通常の剤形のものを投与できるが、とくにシエラ
ー(Scherer)カプセルとして投与するのが適し
ている。 さらに不活性で薬理上許容しうる賦形剤を本発
明の医薬組成物に配合することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式(): (式中、R−COは3〜18個の炭素原子を有す
る飽和もしくは不飽和の直鎖状カルボン酸残査ま
たはシクロアルカン環中に3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルカンカルボン酸残基を表わす)
で表わされるセノデオキシコリン酸誘導体。 2 7−ブチリルセノデオキシコリン酸である特
許請求の範囲第1項記載の誘導体。 3 7−(シクロプロピルカルボニル)セノデオ
キシコリン酸である特許請求の範囲第1項記載の
誘導体。 4 7−カプリロイルセノデオキシコリン酸であ
る特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 5 7−ラウロイルセノデオキシコリン酸である
特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 6 7−パルミトイルセノデオキシコリン酸であ
る特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 7 7−オレイルセノデオキシコリン酸である特
許請求の範囲第1項記載の誘導体。 8 7−リノレイルセノデオキシコリン酸である
特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 9 一般式(): (式中、R−COは3〜18個の炭素原子を有す
る飽和もしくは不飽和の直鎖状カルボン酸残査ま
たはシクロアルカン環中に3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルカンカルボン酸残基を表わす)
で表わされる3,7−ジアシルセノデオキシコリ
ン酸のメチルエステルをアルカリ性条件下で選択
的に加水分解することからなる一般式(): (式中、R−COは前記と同じ)で表わされる
セノデオキシコリン酸誘導体の製造法。 10 前記加水分解を水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウムを用いて行なう特許請求の範囲第9
項記載の製造法。 11 前記加水分解を低級アルコールと水との混
合物もしくはメチルセロソルブと水との混合物か
らなる溶媒中で行なう特許請求の範囲第9項また
は第10項記載の製造法。 12 一般式(): (式中、R−COは3〜18個の炭素原子を有す
る飽和もしくは不飽和の直鎖状カルボン酸残基ま
たはシクロアルカン環中に3〜7個の炭素原子を
有するシクロアルカンカルボン酸残基を表わす)
で表わされるセノデオキシコリン酸誘導体の1種
以上を有効成分とする胆石症、胆機能低下症およ
びトリグリセリド過剰症治療用の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT23109/81A IT1167479B (it) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | Derivati dell'acido chenodesossicolico |
| IT23109A/81 | 1981-07-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5824596A JPS5824596A (ja) | 1983-02-14 |
| JPS6159638B2 true JPS6159638B2 (ja) | 1986-12-17 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP (1) | JPS5824596A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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- 1982-07-08 DE DE3225529A patent/DE3225529C2/de not_active Expired
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- 1982-07-23 FR FR8212950A patent/FR2510558A1/fr active Granted
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|---|---|---|---|---|
| JPS6411910A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nippon Dia Clevite Co | Carbon container for sintering |
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| JPS5824596A (ja) | 1983-02-14 |
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| IT8123109A1 (it) | 1983-01-24 |
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