JPS6220825B2 - - Google Patents
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- JPS6220825B2 JPS6220825B2 JP57048160A JP4816082A JPS6220825B2 JP S6220825 B2 JPS6220825 B2 JP S6220825B2 JP 57048160 A JP57048160 A JP 57048160A JP 4816082 A JP4816082 A JP 4816082A JP S6220825 B2 JPS6220825 B2 JP S6220825B2
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明は放射線滅菌可能な医療用器具に関する
ものである。 さらに詳しくは、本発明はプロピレン重合体に
安定剤および核剤を配合した組成物からなる放射
線滅菌可能な医療用器具に関するものである。 プロピレン重合体は、剛性・衝撃強度等の特長
から医療用器具、特に注射筒、注射針の針基、輸
液・輸血セツト、採血器具などのデイスポーザブ
ル医療用器具に広く用いられている。ところが、
プロピレン重合体製品は放射線滅菌により変質・
変色するという難点を有している。即ち、プロピ
レン重合体に2〜4メガラドの放射線を照射する
と分解・劣化反応を起し、製品の着色、クラツク
の発生、衝撃強度の低下等をもたらす。さらに酸
化防止・ラジカル除去その他の目的で重合体に配
合されている安定剤が溶出したり、臭気を発生し
たり、著しく着色したりする等の問題を生じる。
医療用器具が射出成形品である場合は放射線の照
射による上記の変質は特に顕著である。 先行技術および問題点 そこで、プロピレン重合体製品の耐放射線性を
向上させる方法が、既にいくつか報告されてい
る。 即ち、プロピレン重合体に安定剤として種々の
フエノール系、リン系または硫黄系の化合物を配
合する方法(特開昭49−39637号)、ヒンダードア
ミンを配合する方法(特開昭55−19199号)およ
び分子量分布を狭くしたプロピレン重合体に非晶
性添加物を配合する方法(米国特許第4274932
号)が提案されている。これらの方法において
は、プロピレン重合体の耐放射線性は相当向上し
ているが、なお改善すべき点が残されている。 即ち、フエノール系、リン系または硫黄系の化
合物を配合する方法においては、耐着色性・耐熱
劣化性の面、さらに、成形品に接する内容物への
溶出現象等の点で実用上問題がある。上記特開昭
49−39637号に記載の、例えば、テトラキス〔メ
チレン(3,5−ジ第3ブチルヒドロキシヒドロ
シンナメート)〕メタンを添加したものは2.5メガ
ラドγ線照射で著しく着色し、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−5−第3ブチル−4−ヒドロキ
シフエニル)ブタンを添加したものは照射後の耐
熱性が不充分である。 ヒンダードアミンを添加する方法においては、
上記特開昭55−19199号に記載のヒンダードアミ
ン例えばセバシン酸ジ−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)は、細胞毒性物質が
溶出したり、該添加物が経時的に成形品表面にブ
リードしたりする問題がある。またヒンダードア
ミン単独の添加では成形時の分子量低下が起り強
度の低下が大きい。 また、分子量分布を狭くしたプロピレン重合体
に非晶性添加物を配合する方法においては、劣化
防止が十分ではなく、添加物のブリード、毒性等
の面で問題があり実用的ではない。 このように、これまで報告されている方法は、
いずれもなんらかの難点を有しており、商業的に
実施するには問題があつた。 また、プロピレン重合体組成物に核剤を添加し
て製品の透明性の向上を図ることが、一般に行な
われている。しかしながら従来使用されている核
剤中で透明性改良効果の優れているジベンジリデ
ンソルビトールは放射線の照射により分解して臭
気を発生するので、この核剤が添加されている医
療用器具の放射線滅菌は問題があつた。 発明の目的 従つて本発明の目的は、放射線照射による滅菌
を商業的に実施可能としたプロピレン重合体製医
療用器具を提供することにある。 即ち、本発明は、放射線滅菌を施しても、プロ
ピレン重合体が有する透明性・衝撃強度等の特長
を保持し、かつ毒性や臭気の発生など安全・衛生
上の問題についてもすべて満足できる透明な医療
用器具を提供することを目的とするものである。 発明の具体的説明 本発明は下記第1項ないし第13項にそれぞれ記
載の医療用器具からなる。 (1) 重量平均分子量と数平均分子量の比が5以下
であるプロピレン重合体100重量部に、安定剤
として下記式〔〕または〔〕で示されるヒ
ンダードアミン0.01〜0.4重量部および下記式
〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部、並びに核剤として下記式〔〕で
示される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組
成物からなる成形品であることを特徴とする放
射線滅菌可能な医療用器具。 上記式中、 R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、 R2は炭素原子数3〜12のアルキル基、 R3は炭素原子数1〜18のアルキル基、 Xは水素原子または基
ものである。 さらに詳しくは、本発明はプロピレン重合体に
安定剤および核剤を配合した組成物からなる放射
線滅菌可能な医療用器具に関するものである。 プロピレン重合体は、剛性・衝撃強度等の特長
から医療用器具、特に注射筒、注射針の針基、輸
液・輸血セツト、採血器具などのデイスポーザブ
ル医療用器具に広く用いられている。ところが、
プロピレン重合体製品は放射線滅菌により変質・
変色するという難点を有している。即ち、プロピ
レン重合体に2〜4メガラドの放射線を照射する
と分解・劣化反応を起し、製品の着色、クラツク
の発生、衝撃強度の低下等をもたらす。さらに酸
化防止・ラジカル除去その他の目的で重合体に配
合されている安定剤が溶出したり、臭気を発生し
たり、著しく着色したりする等の問題を生じる。
医療用器具が射出成形品である場合は放射線の照
射による上記の変質は特に顕著である。 先行技術および問題点 そこで、プロピレン重合体製品の耐放射線性を
向上させる方法が、既にいくつか報告されてい
る。 即ち、プロピレン重合体に安定剤として種々の
フエノール系、リン系または硫黄系の化合物を配
合する方法(特開昭49−39637号)、ヒンダードア
ミンを配合する方法(特開昭55−19199号)およ
び分子量分布を狭くしたプロピレン重合体に非晶
性添加物を配合する方法(米国特許第4274932
号)が提案されている。これらの方法において
は、プロピレン重合体の耐放射線性は相当向上し
ているが、なお改善すべき点が残されている。 即ち、フエノール系、リン系または硫黄系の化
合物を配合する方法においては、耐着色性・耐熱
劣化性の面、さらに、成形品に接する内容物への
溶出現象等の点で実用上問題がある。上記特開昭
49−39637号に記載の、例えば、テトラキス〔メ
チレン(3,5−ジ第3ブチルヒドロキシヒドロ
シンナメート)〕メタンを添加したものは2.5メガ
ラドγ線照射で著しく着色し、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−5−第3ブチル−4−ヒドロキ
シフエニル)ブタンを添加したものは照射後の耐
熱性が不充分である。 ヒンダードアミンを添加する方法においては、
上記特開昭55−19199号に記載のヒンダードアミ
ン例えばセバシン酸ジ−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)は、細胞毒性物質が
溶出したり、該添加物が経時的に成形品表面にブ
リードしたりする問題がある。またヒンダードア
ミン単独の添加では成形時の分子量低下が起り強
度の低下が大きい。 また、分子量分布を狭くしたプロピレン重合体
に非晶性添加物を配合する方法においては、劣化
防止が十分ではなく、添加物のブリード、毒性等
の面で問題があり実用的ではない。 このように、これまで報告されている方法は、
いずれもなんらかの難点を有しており、商業的に
実施するには問題があつた。 また、プロピレン重合体組成物に核剤を添加し
て製品の透明性の向上を図ることが、一般に行な
われている。しかしながら従来使用されている核
剤中で透明性改良効果の優れているジベンジリデ
ンソルビトールは放射線の照射により分解して臭
気を発生するので、この核剤が添加されている医
療用器具の放射線滅菌は問題があつた。 発明の目的 従つて本発明の目的は、放射線照射による滅菌
を商業的に実施可能としたプロピレン重合体製医
療用器具を提供することにある。 即ち、本発明は、放射線滅菌を施しても、プロ
ピレン重合体が有する透明性・衝撃強度等の特長
を保持し、かつ毒性や臭気の発生など安全・衛生
上の問題についてもすべて満足できる透明な医療
用器具を提供することを目的とするものである。 発明の具体的説明 本発明は下記第1項ないし第13項にそれぞれ記
載の医療用器具からなる。 (1) 重量平均分子量と数平均分子量の比が5以下
であるプロピレン重合体100重量部に、安定剤
として下記式〔〕または〔〕で示されるヒ
ンダードアミン0.01〜0.4重量部および下記式
〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部、並びに核剤として下記式〔〕で
示される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組
成物からなる成形品であることを特徴とする放
射線滅菌可能な医療用器具。 上記式中、 R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、 R2は炭素原子数3〜12のアルキル基、 R3は炭素原子数1〜18のアルキル基、 Xは水素原子または基
【式】(基中R4
は炭素原子数1〜30のアルキル基を示す)、
Yは炭素原子数1〜18の二価の炭化水素基また
は硫黄原子、 Zは、カルボニルオキシ基が内在してもよい炭
素原子数1〜8の二価の炭化水素基、 R5およびR6は炭素原子数1〜8のアルキルも
しくはアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子、 kは1〜10の整数、 lは1〜16の整数、 mは1〜6の整数、 n1およびn2はそれぞれ独立に1〜3の整数、お
よび pは0または1 をそれぞれ示す。 (2) 重量平均分子量と数平均分子量の比が2.5〜
4.8であるプロピレン重合体100重量部に、安定
剤として前記式〔〕または〔〕で示される
ヒンダードアミン0.03〜0.3重量部、および前
記式〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエ
ノールもしくはその亜リン酸エステル化合物
0.02〜0.2重量部並びに核剤として前記式
〔〕で示される化合物0.05〜0.3重量部を含有
した組成物からなる成形品であることを特徴と
する上記第1項に記載の医療用器具。 (3) 前記ヒンダードアミンが、前記式〔〕にお
いてR1がメチル基、kが3または4で示され
る化合物である上記第1項または第2項に記載
の医療用器具。 (4) 前記ヒンダードアミンが前記式〔〕におい
て、R1がメチル基、lが2で示される化合物
である上記第1項または第2項に記載の医療用
器具。 (5) 前記フエノール化合物が前記式〔〕におい
て、R2がt−ブチル基(5位)、R3がメチル基
(2位)、Xが水素原子、mが1で示される化合
物である上記第1項ないし第4項のいずれかの
項に記載の医療用器具。 (6) 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、mが1で示される化合物である
上記第1項ないし第4項のいずれかの項に記載
の医療用器具。 (7) 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、Yが基〓CH−CH2−CH2−CH3
で示される化合物である上記第1項ないし第4
項のいずれかの項に記載の医療用器具。 (8) 前記フエノール化合物が式〔〕において
R2およびR3がt−ブチル基(3,5位)、−OH
が4位、Zがメチレン基で示される化合物であ
る上記第1項ないし第4項のいずれかの項に記
載の医療用器具。 (9) 前記核剤が前記式〔〕においてR5および
R6がメチル基(4位)でn1およびn2が1でPが
1示される化合物である上記第1項ないし第8
項のいずれかの項に記載の医療用器具。 (10) 前記成形品が射出成形品である上記第1項な
いし第9項のいずれかの項に記載の医療用器
具。 (11) 前記射出成形品が注射筒、注射針の針基、輸
液もしくは輸血セツトまたは採血器具である上
記第10項に記載の医療用器具。 (12) 重量平均分子量と数平均分子量の比が5以下
であるプロピレン重合体100重量部に安定剤と
して下記式〔〕または〔〕で示されるヒン
ダードアミン0.01〜0.4重量部、および下記式
〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部並びに核剤として下記式〔〕で示
される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組成
物からなり、放射線滅菌された成形品であるこ
とを特徴とする放射線滅菌可能な医療用器具。 上記式中、 R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、 R2は炭素原子数3〜12のアルキル基、 R3は炭素原子数1〜18のアルキル基、 Xは水素原子または基
は硫黄原子、 Zは、カルボニルオキシ基が内在してもよい炭
素原子数1〜8の二価の炭化水素基、 R5およびR6は炭素原子数1〜8のアルキルも
しくはアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子、 kは1〜10の整数、 lは1〜16の整数、 mは1〜6の整数、 n1およびn2はそれぞれ独立に1〜3の整数、お
よび pは0または1 をそれぞれ示す。 (2) 重量平均分子量と数平均分子量の比が2.5〜
4.8であるプロピレン重合体100重量部に、安定
剤として前記式〔〕または〔〕で示される
ヒンダードアミン0.03〜0.3重量部、および前
記式〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエ
ノールもしくはその亜リン酸エステル化合物
0.02〜0.2重量部並びに核剤として前記式
〔〕で示される化合物0.05〜0.3重量部を含有
した組成物からなる成形品であることを特徴と
する上記第1項に記載の医療用器具。 (3) 前記ヒンダードアミンが、前記式〔〕にお
いてR1がメチル基、kが3または4で示され
る化合物である上記第1項または第2項に記載
の医療用器具。 (4) 前記ヒンダードアミンが前記式〔〕におい
て、R1がメチル基、lが2で示される化合物
である上記第1項または第2項に記載の医療用
器具。 (5) 前記フエノール化合物が前記式〔〕におい
て、R2がt−ブチル基(5位)、R3がメチル基
(2位)、Xが水素原子、mが1で示される化合
物である上記第1項ないし第4項のいずれかの
項に記載の医療用器具。 (6) 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、mが1で示される化合物である
上記第1項ないし第4項のいずれかの項に記載
の医療用器具。 (7) 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、Yが基〓CH−CH2−CH2−CH3
で示される化合物である上記第1項ないし第4
項のいずれかの項に記載の医療用器具。 (8) 前記フエノール化合物が式〔〕において
R2およびR3がt−ブチル基(3,5位)、−OH
が4位、Zがメチレン基で示される化合物であ
る上記第1項ないし第4項のいずれかの項に記
載の医療用器具。 (9) 前記核剤が前記式〔〕においてR5および
R6がメチル基(4位)でn1およびn2が1でPが
1示される化合物である上記第1項ないし第8
項のいずれかの項に記載の医療用器具。 (10) 前記成形品が射出成形品である上記第1項な
いし第9項のいずれかの項に記載の医療用器
具。 (11) 前記射出成形品が注射筒、注射針の針基、輸
液もしくは輸血セツトまたは採血器具である上
記第10項に記載の医療用器具。 (12) 重量平均分子量と数平均分子量の比が5以下
であるプロピレン重合体100重量部に安定剤と
して下記式〔〕または〔〕で示されるヒン
ダードアミン0.01〜0.4重量部、および下記式
〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部並びに核剤として下記式〔〕で示
される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組成
物からなり、放射線滅菌された成形品であるこ
とを特徴とする放射線滅菌可能な医療用器具。 上記式中、 R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、 R2は炭素原子数3〜12のアルキル基、 R3は炭素原子数1〜18のアルキル基、 Xは水素原子または基
【式】(基中R4
は炭素原子数1〜30のアルキル基を示す)、
Yは炭素原子数1〜18の二価の炭化水素基また
は硫黄原子、 Zは、カルボニルオキシ基が内在してもよい炭
素原子数1〜8の二価の炭化水素基、 R5およびR6は炭素原子数1〜8のアルキルも
しくはアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子、 kは1〜10の整数、 lは1〜16の整数、 mは1〜6の整数、 n1およびn2はそれぞれ独立に1〜3の整数、お
よび pは0または1 をそれぞれ示す。 (13) 前記放射線滅菌がγ線またはX線滅菌であ
る上記第12項に記載の医療用器具。 本発明の医療用器具は、上記したように重量平
均分子量と数平均分子量の比(以下Q値という)
が5以下であるプロピレン重合体100重量部に、
安定剤として前記式〔〕または〔〕で示され
るヒンダードアミン0.01〜0.4重量部および前記
式〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部、並びに核剤として前記式〔〕で示
される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組成物
からなる成形品である。 本発明においては、Q値が5以下、好適には
2.5〜4.8のプロピレン重合体が使用される。Q値
は分子量分布を示すものであり、この値が小さい
ほど分子量分布が狭いことを示す。Q値が5より
大きいプロピレン重合体は放射線照射による衝撃
強度の低下が大きく、本発明で使用するのに適し
ない。Q値はそれ自体公知の方法によつてコント
ロールされる。例えば、プロピレン重合体の製造
時に使用される触媒の選択、モノマーフイード方
法、重合圧力、重合温度等の重合条件の選択、得
られたパウダーをペレツト化する際に熱分解させ
る方法、過酸化物を添加して分解させる方法等の
手段によつて所望のQ値を有するプロピレン重合
体が得られる。 また本発明にいうプロピレン重合体には、プロ
ピレン単独の重合体、即ちプロピレンホモポリマ
ーの他にエチレン含量5重量パーセント以下のプ
ロピレン−エチレン共重合体および、プロピレン
ホモポリマーとプロピレン−エチレン共重合体と
をブレンドし、ブレンド中のエチレン含量が5重
量パーセント以下であるものが含まれる。共重合
体はランダム、ブロツクのいずれでもよいがラン
ダム共重合体が望ましい。プロピレンホモポリマ
ーは、その成形品の剛性が大きいので、可撓性が
要求される医療用器具を製造する場合は上記の如
く、少量のエチレンを共重合させて成形品の剛性
をコントロールするのが望ましい。重合体のメル
ト・フロー・インデツクス(MFR)は製品の種
類にもよるが、およそ5〜50g/10minが適当で
ある。例えば、注射筒外筒用としては、エチレン
含量1.5〜4.0重量パーセント、MFR10〜30のもの
が望ましく、注射針ハブおよび輸液セツトのタコ
管としてはエチレン含量0〜4.0重量パーセン
ト、MFR6〜30のものが望ましい。 安定剤として使用されるヒンダードアミンの好
適な例としては、式〔〕においてR1がメチル
基、kが3〜4である化合物、式〔〕におい
て、R1がメチル基、lが2である化合物、など
があげられる。本発明においては、式〔〕また
は〔〕を有するヒンダードアミンの二種以上を
組合せて用いることもできる。これらのヒンダー
ドアミンは、プロピレン重合体100重量部に対し
て0.01〜0.4好ましくは0.03〜0.3重量部配合され
る。 さらにもう1つの安定剤であるフエノールもし
くはその亜リン酸エステル化合物の好適な例とし
ては、式〔〕においてR2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが水素原子、m
が1である化合物、R2がt−ブチル基(5位)、
R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、mが1である化合物、式〔〕に
おいて、R2がt−ブチル基(5位)、R3がメチル
基(2位)、Xが水素原子、Yが基〓CH−CH2−
CH2−CH3である化合物、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが水素原子、Y
が−S−である化合物、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、Yが基〓CH−CH2−CH2−CH3で
ある化合物、式〔〕において、R2およびR3が
t−ブチル基(3,5位)、Zがメチレン基であ
る化合物、R2およびR3がt−ブチル基(3,5
位)、Zが基−CH2CH2COOCH2CH2−である化
合物などがあげられる。本発明においては、式
〔〕ないし〔〕を有するフエノールもしくは
その亜リン酸エステルの二種以上を組合せて用い
ることもできる。これらのフエノールもしくはそ
の亜リン酸エステル化合物はプロピレン重合体
100重量部に対して0.01〜0.4好ましくは0.03〜0.3
重量部配合される。 本発明において使用される核剤の好適な例とし
ては、式〔〕においてR5およびR6がメチル基
(4位)でn1およびn2が1でpが1で示される化
合物があげられる。核剤は、プロピレン重合体
100重量部に対して0.01〜0.4好ましくは0.05〜0.3
重量部配合される。 かくして得られる本発明の組成物には、本発明
の目的・効果を阻害しない範囲で他の添加物、例
えば酸化防止剤、核剤、光安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、金属セツケン類等の中和剤、分
散剤、顔料等を加えることができる。 本発明の医療用器具は、上記組成物をロール、
バンバリーミキサーブラベンダープラストグラ
フ、押出機等の混練機で溶融混練し、射出成形等
で医療用器具に成形する。一般的にはパウダー状
のプロピレン重合体に各添加物を配合し、ミキサ
ー等の適当な混合装置で混合した後、押出機で溶
融混練してペレツト化し、またはペレツト化する
ことなく直接に射出成形する。射出成形品はポリ
エステルポリエチレンラミネートフイルム等で包
装し、そのまま出荷される形態で放射線滅菌する
のが好適である。放射線としてはγ線またはX線
が用いられ、好ましくはコバルト60線源によるγ
線が用いられる。照射量としては5メガラド以
下、好ましくは2〜4メガラドであり、過度の照
射は成形品の劣化をもたらす。照射は真空中、窒
素等の不活性気体中、または空気中のいずれでも
よく、温度は80℃以下好ましくは常温以下で行な
われる。 本発明によつて得られる放射線滅菌可能な医療
用器具の例としては、注射筒、注射針、注射針の
針基、輸液、輸血セツト、採血器具等があげられ
るがこれらに限定されるものではない。 次に実施例および比較試験例をあげて本発明を
さらに詳しく説明する。 実施例 1 パウダー状のプロピレン−エチレンランダム共
重合体に、本発明のヒンダードアミン、フエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物および核
剤を第1表に示す配合量で添加し、30mm径押出機
(230℃)でペレツト化した。その際ペレツトの
MFR(230℃,2.16Kg)およびQ値を第1表記載
値に調整するため、ベースパウダーのMFRの選
定およびパーヘキシン25B〔2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3の商品名〕の添加を行ない、所定のペレツトを
得た。得られたペレツトを東芝機械製の射出成形
機IS90Bにかけ、100×100×1mmの角シートを成
形し(280℃)、コバルト60線源にてγ線照射
(2.5メガラド)を行ない、評価に供した。 評価項目としては、80℃オーブンに1週間試片
を入れた後の目視による着色度合いの判定、ヘイ
ズメーター(ASTM−D−1003)によるヘイズ
の測定、東洋精機製のデユポン衝撃試験機を用い
ての50%破壊時のエネルギーの測定、120℃オー
ブン中に試片を入れた場合のクラツク発生または
脆化までの日数、試験片のMFR測定および80℃
オーブンに1週間試験片を入れた後の表面のブリ
ード状態の観察を行なつた。 細胞毒性試験については細片試料を3倍量の
MEM培地で121℃、20分間抽出し、HeLa−S3細
胞に対する抽出液の毒性について検鏡により判定
した。ブランクと差のないものを0、死細胞がわ
ずかに増加したものを1、ごく一部を除いて死滅
したものを2、すべての細胞が死滅したものを3
と表示した。溶血毒性は、表面積1200cm2の試片を
121℃の生理食塩水に20分間浸し、得られた抽出
溶液にウサギ洗浄赤血球を加え、37℃で24時間放
置した後、該溶液の着色度により判定した。ブラ
ンクと差がないものを毒性なし(−)、うすく赤
色に着色したものを弱い毒性(±)、赤色に着色
したものを毒性あり(+)、濃い赤色に着色した
ものを強い毒性(〓)と表示した。結果を第1表
に示す。
は硫黄原子、 Zは、カルボニルオキシ基が内在してもよい炭
素原子数1〜8の二価の炭化水素基、 R5およびR6は炭素原子数1〜8のアルキルも
しくはアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子、 kは1〜10の整数、 lは1〜16の整数、 mは1〜6の整数、 n1およびn2はそれぞれ独立に1〜3の整数、お
よび pは0または1 をそれぞれ示す。 (13) 前記放射線滅菌がγ線またはX線滅菌であ
る上記第12項に記載の医療用器具。 本発明の医療用器具は、上記したように重量平
均分子量と数平均分子量の比(以下Q値という)
が5以下であるプロピレン重合体100重量部に、
安定剤として前記式〔〕または〔〕で示され
るヒンダードアミン0.01〜0.4重量部および前記
式〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜
0.4重量部、並びに核剤として前記式〔〕で示
される化合物0.01〜0.4重量部を含有した組成物
からなる成形品である。 本発明においては、Q値が5以下、好適には
2.5〜4.8のプロピレン重合体が使用される。Q値
は分子量分布を示すものであり、この値が小さい
ほど分子量分布が狭いことを示す。Q値が5より
大きいプロピレン重合体は放射線照射による衝撃
強度の低下が大きく、本発明で使用するのに適し
ない。Q値はそれ自体公知の方法によつてコント
ロールされる。例えば、プロピレン重合体の製造
時に使用される触媒の選択、モノマーフイード方
法、重合圧力、重合温度等の重合条件の選択、得
られたパウダーをペレツト化する際に熱分解させ
る方法、過酸化物を添加して分解させる方法等の
手段によつて所望のQ値を有するプロピレン重合
体が得られる。 また本発明にいうプロピレン重合体には、プロ
ピレン単独の重合体、即ちプロピレンホモポリマ
ーの他にエチレン含量5重量パーセント以下のプ
ロピレン−エチレン共重合体および、プロピレン
ホモポリマーとプロピレン−エチレン共重合体と
をブレンドし、ブレンド中のエチレン含量が5重
量パーセント以下であるものが含まれる。共重合
体はランダム、ブロツクのいずれでもよいがラン
ダム共重合体が望ましい。プロピレンホモポリマ
ーは、その成形品の剛性が大きいので、可撓性が
要求される医療用器具を製造する場合は上記の如
く、少量のエチレンを共重合させて成形品の剛性
をコントロールするのが望ましい。重合体のメル
ト・フロー・インデツクス(MFR)は製品の種
類にもよるが、およそ5〜50g/10minが適当で
ある。例えば、注射筒外筒用としては、エチレン
含量1.5〜4.0重量パーセント、MFR10〜30のもの
が望ましく、注射針ハブおよび輸液セツトのタコ
管としてはエチレン含量0〜4.0重量パーセン
ト、MFR6〜30のものが望ましい。 安定剤として使用されるヒンダードアミンの好
適な例としては、式〔〕においてR1がメチル
基、kが3〜4である化合物、式〔〕におい
て、R1がメチル基、lが2である化合物、など
があげられる。本発明においては、式〔〕また
は〔〕を有するヒンダードアミンの二種以上を
組合せて用いることもできる。これらのヒンダー
ドアミンは、プロピレン重合体100重量部に対し
て0.01〜0.4好ましくは0.03〜0.3重量部配合され
る。 さらにもう1つの安定剤であるフエノールもし
くはその亜リン酸エステル化合物の好適な例とし
ては、式〔〕においてR2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが水素原子、m
が1である化合物、R2がt−ブチル基(5位)、
R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、mが1である化合物、式〔〕に
おいて、R2がt−ブチル基(5位)、R3がメチル
基(2位)、Xが水素原子、Yが基〓CH−CH2−
CH2−CH3である化合物、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが水素原子、Y
が−S−である化合物、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、Yが基〓CH−CH2−CH2−CH3で
ある化合物、式〔〕において、R2およびR3が
t−ブチル基(3,5位)、Zがメチレン基であ
る化合物、R2およびR3がt−ブチル基(3,5
位)、Zが基−CH2CH2COOCH2CH2−である化
合物などがあげられる。本発明においては、式
〔〕ないし〔〕を有するフエノールもしくは
その亜リン酸エステルの二種以上を組合せて用い
ることもできる。これらのフエノールもしくはそ
の亜リン酸エステル化合物はプロピレン重合体
100重量部に対して0.01〜0.4好ましくは0.03〜0.3
重量部配合される。 本発明において使用される核剤の好適な例とし
ては、式〔〕においてR5およびR6がメチル基
(4位)でn1およびn2が1でpが1で示される化
合物があげられる。核剤は、プロピレン重合体
100重量部に対して0.01〜0.4好ましくは0.05〜0.3
重量部配合される。 かくして得られる本発明の組成物には、本発明
の目的・効果を阻害しない範囲で他の添加物、例
えば酸化防止剤、核剤、光安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、金属セツケン類等の中和剤、分
散剤、顔料等を加えることができる。 本発明の医療用器具は、上記組成物をロール、
バンバリーミキサーブラベンダープラストグラ
フ、押出機等の混練機で溶融混練し、射出成形等
で医療用器具に成形する。一般的にはパウダー状
のプロピレン重合体に各添加物を配合し、ミキサ
ー等の適当な混合装置で混合した後、押出機で溶
融混練してペレツト化し、またはペレツト化する
ことなく直接に射出成形する。射出成形品はポリ
エステルポリエチレンラミネートフイルム等で包
装し、そのまま出荷される形態で放射線滅菌する
のが好適である。放射線としてはγ線またはX線
が用いられ、好ましくはコバルト60線源によるγ
線が用いられる。照射量としては5メガラド以
下、好ましくは2〜4メガラドであり、過度の照
射は成形品の劣化をもたらす。照射は真空中、窒
素等の不活性気体中、または空気中のいずれでも
よく、温度は80℃以下好ましくは常温以下で行な
われる。 本発明によつて得られる放射線滅菌可能な医療
用器具の例としては、注射筒、注射針、注射針の
針基、輸液、輸血セツト、採血器具等があげられ
るがこれらに限定されるものではない。 次に実施例および比較試験例をあげて本発明を
さらに詳しく説明する。 実施例 1 パウダー状のプロピレン−エチレンランダム共
重合体に、本発明のヒンダードアミン、フエノー
ルもしくはその亜リン酸エステル化合物および核
剤を第1表に示す配合量で添加し、30mm径押出機
(230℃)でペレツト化した。その際ペレツトの
MFR(230℃,2.16Kg)およびQ値を第1表記載
値に調整するため、ベースパウダーのMFRの選
定およびパーヘキシン25B〔2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3の商品名〕の添加を行ない、所定のペレツトを
得た。得られたペレツトを東芝機械製の射出成形
機IS90Bにかけ、100×100×1mmの角シートを成
形し(280℃)、コバルト60線源にてγ線照射
(2.5メガラド)を行ない、評価に供した。 評価項目としては、80℃オーブンに1週間試片
を入れた後の目視による着色度合いの判定、ヘイ
ズメーター(ASTM−D−1003)によるヘイズ
の測定、東洋精機製のデユポン衝撃試験機を用い
ての50%破壊時のエネルギーの測定、120℃オー
ブン中に試片を入れた場合のクラツク発生または
脆化までの日数、試験片のMFR測定および80℃
オーブンに1週間試験片を入れた後の表面のブリ
ード状態の観察を行なつた。 細胞毒性試験については細片試料を3倍量の
MEM培地で121℃、20分間抽出し、HeLa−S3細
胞に対する抽出液の毒性について検鏡により判定
した。ブランクと差のないものを0、死細胞がわ
ずかに増加したものを1、ごく一部を除いて死滅
したものを2、すべての細胞が死滅したものを3
と表示した。溶血毒性は、表面積1200cm2の試片を
121℃の生理食塩水に20分間浸し、得られた抽出
溶液にウサギ洗浄赤血球を加え、37℃で24時間放
置した後、該溶液の着色度により判定した。ブラ
ンクと差がないものを毒性なし(−)、うすく赤
色に着色したものを弱い毒性(±)、赤色に着色
したものを毒性あり(+)、濃い赤色に着色した
ものを強い毒性(〓)と表示した。結果を第1表
に示す。
【表】
【表】
表中、製品名で記された安定剤、核剤および助
剤は、それぞれ次の化合物を表わす。 サノール LS622 チバガイギー社製品 式〔〕においてR1=CH3,k=3〜4である
化合物。 マーク LA57 アデカ・アーガス化学社製品 式〔〕においてR1=CH3,l=2である化合
物 サノール LS770 三共社製品で化学名ビス(2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジル)セバケート トパノール CA ICI社製品 式〔〕の化合物 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフエニル)ブタン グツドライト 3114 グツドリツチ化学社製品 式〔〕の化合物 トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート マーク 522A アデカ・アーガス化学社製品 式〔〕において、R2=t−ブチル基、R3=
メチル基(2位)、
剤は、それぞれ次の化合物を表わす。 サノール LS622 チバガイギー社製品 式〔〕においてR1=CH3,k=3〜4である
化合物。 マーク LA57 アデカ・アーガス化学社製品 式〔〕においてR1=CH3,l=2である化合
物 サノール LS770 三共社製品で化学名ビス(2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジル)セバケート トパノール CA ICI社製品 式〔〕の化合物 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフエニル)ブタン グツドライト 3114 グツドリツチ化学社製品 式〔〕の化合物 トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート マーク 522A アデカ・アーガス化学社製品 式〔〕において、R2=t−ブチル基、R3=
メチル基(2位)、
【式】m=1
である化合物
DMTP
吉富製薬製品
ジミリスチルチオジプロピオネート
ゲルオール MD
新日本理化社製品
式〔〕においてR5およびR6がメチル基
(p)でnが1である化合物(1,3,2,4−
ジ−(p−メチルベンジリデン)−ソルビトール EC1 イーシー化学社製品 1,3,2,4−ジベンジリデン−ソルビトー
ル PBK 日東化学社製品 ステアリン酸カルシウム 第1表において、実施例1−(1)〜(5)はそれぞれ
本発明における安定剤および核剤をプロピレン重
合体に配合した場合、即ち、本発明での組成物を
示す。比較例1−(1)は安定剤として本発明でのヒ
ンダードアミンのみを配合し、フエノールもしく
はその亜リン酸エステル並びに本発明での核剤を
配合しなかつた例を示し、比較例1−(2)は安定剤
として本発明以外のヒンダードアミンを配合した
例を示す。比較例1−(3)〜(5)は、Q値が5以上の
プロピレン重合体に本発明でのフエノール化合物
もしくはそのリン酸エステルを配合し、本発明で
のヒンダードアミンを配合しなかつた例を示す。 第1表の結果から、本発明の射出成形品器具
は、γ−線照射によつて衝撃強度がそれほど低下
しないのに対して比較例においては著しい低下が
みられることがわかる。さらに、本発明での成形
品が全く着色しないのに対して比較例においては
黄色に着色している。さらに毒性、分子量低下の
抑制効果の面においてもすぐれていることを示し
ている。 実施例 2 実施例1と同様にして、第2表に掲記する各組
成のペレツトを作製した。但し、押出機は50mm径
(230℃)を使用した。得られたペレツトを住友重
機械製ネスタール350Tの射出成形機にかけ、内
容量10mlのシリンジ外筒を成形(280℃)し、実
施例1と同様にγ線照射した。評価項目は、実施
例1の第1表に記したもの以外に、目視による透
明性の判定を行なつた。圧縮テストは、シリンジ
外筒を80℃オーブン中に入れ、所定日数熱処理し
た後、オートグラフ試験機を用い、50mm/minの
スピードで5mm半径の丸棒をシリンジ外筒中央部
に押し付け、シリンジ径(外径17mm)が半分程度
になるまで変形させた時の割れを観察した。試料
3本のうち、1本でも割れた場合は、割れと判定
した。臭気については、シリンジ外筒を20μのポ
リエステルフイルムに入れ、密封したのちγ線照
射を行ない、照射後30日を経た時点で開封し、ヒ
トの嗅覚による官能検査を行ない臭気の有無を判
定した。さらに、シリンジの表面状態の評価方法
として、γ線照射30日後、シリンジ表面とシリコ
ーン滴との接触角を測定(ポリジメチルシロキサ
ン、3000cst)し、分解物の表面へのブリードな
どの目安とした。結果を第2表に示す。
(p)でnが1である化合物(1,3,2,4−
ジ−(p−メチルベンジリデン)−ソルビトール EC1 イーシー化学社製品 1,3,2,4−ジベンジリデン−ソルビトー
ル PBK 日東化学社製品 ステアリン酸カルシウム 第1表において、実施例1−(1)〜(5)はそれぞれ
本発明における安定剤および核剤をプロピレン重
合体に配合した場合、即ち、本発明での組成物を
示す。比較例1−(1)は安定剤として本発明でのヒ
ンダードアミンのみを配合し、フエノールもしく
はその亜リン酸エステル並びに本発明での核剤を
配合しなかつた例を示し、比較例1−(2)は安定剤
として本発明以外のヒンダードアミンを配合した
例を示す。比較例1−(3)〜(5)は、Q値が5以上の
プロピレン重合体に本発明でのフエノール化合物
もしくはそのリン酸エステルを配合し、本発明で
のヒンダードアミンを配合しなかつた例を示す。 第1表の結果から、本発明の射出成形品器具
は、γ−線照射によつて衝撃強度がそれほど低下
しないのに対して比較例においては著しい低下が
みられることがわかる。さらに、本発明での成形
品が全く着色しないのに対して比較例においては
黄色に着色している。さらに毒性、分子量低下の
抑制効果の面においてもすぐれていることを示し
ている。 実施例 2 実施例1と同様にして、第2表に掲記する各組
成のペレツトを作製した。但し、押出機は50mm径
(230℃)を使用した。得られたペレツトを住友重
機械製ネスタール350Tの射出成形機にかけ、内
容量10mlのシリンジ外筒を成形(280℃)し、実
施例1と同様にγ線照射した。評価項目は、実施
例1の第1表に記したもの以外に、目視による透
明性の判定を行なつた。圧縮テストは、シリンジ
外筒を80℃オーブン中に入れ、所定日数熱処理し
た後、オートグラフ試験機を用い、50mm/minの
スピードで5mm半径の丸棒をシリンジ外筒中央部
に押し付け、シリンジ径(外径17mm)が半分程度
になるまで変形させた時の割れを観察した。試料
3本のうち、1本でも割れた場合は、割れと判定
した。臭気については、シリンジ外筒を20μのポ
リエステルフイルムに入れ、密封したのちγ線照
射を行ない、照射後30日を経た時点で開封し、ヒ
トの嗅覚による官能検査を行ない臭気の有無を判
定した。さらに、シリンジの表面状態の評価方法
として、γ線照射30日後、シリンジ表面とシリコ
ーン滴との接触角を測定(ポリジメチルシロキサ
ン、3000cst)し、分解物の表面へのブリードな
どの目安とした。結果を第2表に示す。
【表】
第2表において、実施例2−(1)および(2)は、プ
ロピレン−エチレンランダム共重合体(Q値5以
下)に本発明での安定剤および核剤を配合した組
成物の成形品、即ち、本発明の成形品についての
試験例であり、比較例2−(1)〜(5)は、本発明以外
の核剤を配合した場合の試験例を示す。第2表の
結果から、本発明での成形品は、着色度・透明
性・圧縮強度・オーブン寿命・ブリード性・臭
気・シリコーン液滴の接触角・毒性の全ての評価
項目において優れており、耐放射線医療用器具と
して実用に供しうることを示している。 上記試験においてシリコーン液滴の接触角の変
化は、添加物の成形品表面へのブリードを示して
いる。実施例2−(2)においては放射線照射の前後
で該接触角はさほど上昇していないが比較例2−
(1)では、大きく上昇している。これは、EC−1
を配合したものは、表面に親水性物質がブリード
し、シリコーンをはじいたことを示している。 実施例 3 第3表に示す各組成の粉状体を溶融混練して作
成したペレツトを射出成形機を用いて外径17.7
mm、長さ750mm、肉厚0.98mmの円筒部を有する注
射筒外筒に成形した。試料は20μのポリエチレン
テレフタレートの包装材料に包み、コバルト60源
を用いて2.5メガラド照射した。試料は、未照射
群、未照射のものを80℃空気循環型オーブンに7
日間放置した群、照射後室温に30日放置した群、
照射後80℃空気循環型オーブンに7日間放置した
群の4群に分け、以下の方法に従つて測定を行な
つた。 色相は目視により判定し、無着色を◎、ごくわ
ずかに黄変を〇、わずかに黄変を△、黄変を×で
表わした。 過マンガン酸カリウム還元性物質については、
1平方センチメートルに細片した試料を10倍量の
蒸留水で121℃、20分間抽出し、デイスポーザブ
ル注射筒基準の項に準じて測定しΔKMnO4と表
示した。 ブリードについては目視により判定した。ブリ
ードのないものを−、ブリードが観酸されるもの
を+と表示した。 圧縮強度はシリンジ中央部を7mmの鋼鉄製丸棒
で圧縮し、破断が生じた時の荷重を測定した。測
定は25℃で行なつた。表中−は破断しないことを
表わしている。 衝撃強度は重さ120g、径30mmの円筒を高さを
変えて落下させ、JIS−K7211に準じて50%破壊
エネルギーを求めた。測定は25℃で行なつた。 照射後のクラツク発生時間は120℃のギヤーオ
ーブンを用いて行ない、クラツクの発生の有無は
目視により行なつた。臭気は包装開封時に無臭の
ものを◎、わずかに臭うものを〇、かなり臭うも
の△、不快臭のもの×で表示した。透明性につい
ては1mm厚のシートに成形したものについて
HazeをASTM(D−1003)に準じて測定した。
細胞毒性、溶血毒性は実施例1における試験方法
と同一の方法で試験した。結果を第3表に示す。
ロピレン−エチレンランダム共重合体(Q値5以
下)に本発明での安定剤および核剤を配合した組
成物の成形品、即ち、本発明の成形品についての
試験例であり、比較例2−(1)〜(5)は、本発明以外
の核剤を配合した場合の試験例を示す。第2表の
結果から、本発明での成形品は、着色度・透明
性・圧縮強度・オーブン寿命・ブリード性・臭
気・シリコーン液滴の接触角・毒性の全ての評価
項目において優れており、耐放射線医療用器具と
して実用に供しうることを示している。 上記試験においてシリコーン液滴の接触角の変
化は、添加物の成形品表面へのブリードを示して
いる。実施例2−(2)においては放射線照射の前後
で該接触角はさほど上昇していないが比較例2−
(1)では、大きく上昇している。これは、EC−1
を配合したものは、表面に親水性物質がブリード
し、シリコーンをはじいたことを示している。 実施例 3 第3表に示す各組成の粉状体を溶融混練して作
成したペレツトを射出成形機を用いて外径17.7
mm、長さ750mm、肉厚0.98mmの円筒部を有する注
射筒外筒に成形した。試料は20μのポリエチレン
テレフタレートの包装材料に包み、コバルト60源
を用いて2.5メガラド照射した。試料は、未照射
群、未照射のものを80℃空気循環型オーブンに7
日間放置した群、照射後室温に30日放置した群、
照射後80℃空気循環型オーブンに7日間放置した
群の4群に分け、以下の方法に従つて測定を行な
つた。 色相は目視により判定し、無着色を◎、ごくわ
ずかに黄変を〇、わずかに黄変を△、黄変を×で
表わした。 過マンガン酸カリウム還元性物質については、
1平方センチメートルに細片した試料を10倍量の
蒸留水で121℃、20分間抽出し、デイスポーザブ
ル注射筒基準の項に準じて測定しΔKMnO4と表
示した。 ブリードについては目視により判定した。ブリ
ードのないものを−、ブリードが観酸されるもの
を+と表示した。 圧縮強度はシリンジ中央部を7mmの鋼鉄製丸棒
で圧縮し、破断が生じた時の荷重を測定した。測
定は25℃で行なつた。表中−は破断しないことを
表わしている。 衝撃強度は重さ120g、径30mmの円筒を高さを
変えて落下させ、JIS−K7211に準じて50%破壊
エネルギーを求めた。測定は25℃で行なつた。 照射後のクラツク発生時間は120℃のギヤーオ
ーブンを用いて行ない、クラツクの発生の有無は
目視により行なつた。臭気は包装開封時に無臭の
ものを◎、わずかに臭うものを〇、かなり臭うも
の△、不快臭のもの×で表示した。透明性につい
ては1mm厚のシートに成形したものについて
HazeをASTM(D−1003)に準じて測定した。
細胞毒性、溶血毒性は実施例1における試験方法
と同一の方法で試験した。結果を第3表に示す。
【表】
【表】
第3表において、実施例3−(1)〜(3)はQ値4.4
のプロピレン重合体に本発明での安定剤および核
剤を配合した組成物の成形品、即ち、本発明での
成形品についての試験例であり、比較例3−(2)お
よび(4)は、Q値4.4のプロピレン重合体に本発明
での安定剤および本発明以外の核剤を配合した例
であり、比較例3−(1)および(3)は、本発明での安
定剤を配合し、核剤を配合しなかつた例である。
第3表の結果から、本発明の成形品は、全ての評
価項目において良好な成績を示し、特に過マンガ
ン酸カリウム還元性物質の溶出(ΔKMnO4値)
および臭気の発生については、本発明での核剤が
対照のものよりも非常に優れていることを示して
いる。 発明の効果 本発明によれば、放射線滅菌を商業的に実施す
ることができるプロピレン重合体製医療用器具が
提供される。 即ち、本発明によれば、第1に、放射線照射に
よる材質の強度および透明性の低下が少ない医療
用器具が提供される。プロピレン重合体は、放射
線の照射によつて材質が著しく劣化するが、上に
示したように、本発明の安定剤および核剤を添加
した成形品は、衝撃強度・圧縮強度等の低下が少
なく透明性も保持され、医療用器具として十分実
用に耐える。 本発明によれば、第2に、放射線照射による着
色がみられない医療用器具が提供される。従来公
知の安定剤の中には、放射線の照射によつて分解
を起し、製品を着色させるものがあり、このよう
な安定剤はたとえ劣化防止効果が優れていても医
療用器具には使用することができない。 本発明によれば、第3に、添加物のブリードや
毒性分解物の溶出のない安全な医療用器具が提供
される。従来の安定剤の中には、経時により製品
表面へブリードし、あるいは放射線照射により分
解して毒性物質を生じ、これらが医療器具に接す
る内容物へ溶出するものがある。しかるに本発明
で使用する安定剤には、上に示したように、この
ような現象はみられない。 本発明によれば、第4に、放射線照射による臭
気発生がみられない医療用器具が提供される。プ
ロピレン重合体製品には透明化剤として核剤が配
合されるが、従来使用されているもののなかには
放射線の照射によつて分解し、不快臭を発するも
のがある。本発明で使用する核剤には不快臭の発
生がみられない。 このように、本発明は、特定の分子量分布を有
するプロピレン重合体に、特定の安定剤および核
剤を巧みに選択して配合し、成形することにより
実用に耐える放射線滅菌可能な医療用器具を提供
するものである。
のプロピレン重合体に本発明での安定剤および核
剤を配合した組成物の成形品、即ち、本発明での
成形品についての試験例であり、比較例3−(2)お
よび(4)は、Q値4.4のプロピレン重合体に本発明
での安定剤および本発明以外の核剤を配合した例
であり、比較例3−(1)および(3)は、本発明での安
定剤を配合し、核剤を配合しなかつた例である。
第3表の結果から、本発明の成形品は、全ての評
価項目において良好な成績を示し、特に過マンガ
ン酸カリウム還元性物質の溶出(ΔKMnO4値)
および臭気の発生については、本発明での核剤が
対照のものよりも非常に優れていることを示して
いる。 発明の効果 本発明によれば、放射線滅菌を商業的に実施す
ることができるプロピレン重合体製医療用器具が
提供される。 即ち、本発明によれば、第1に、放射線照射に
よる材質の強度および透明性の低下が少ない医療
用器具が提供される。プロピレン重合体は、放射
線の照射によつて材質が著しく劣化するが、上に
示したように、本発明の安定剤および核剤を添加
した成形品は、衝撃強度・圧縮強度等の低下が少
なく透明性も保持され、医療用器具として十分実
用に耐える。 本発明によれば、第2に、放射線照射による着
色がみられない医療用器具が提供される。従来公
知の安定剤の中には、放射線の照射によつて分解
を起し、製品を着色させるものがあり、このよう
な安定剤はたとえ劣化防止効果が優れていても医
療用器具には使用することができない。 本発明によれば、第3に、添加物のブリードや
毒性分解物の溶出のない安全な医療用器具が提供
される。従来の安定剤の中には、経時により製品
表面へブリードし、あるいは放射線照射により分
解して毒性物質を生じ、これらが医療器具に接す
る内容物へ溶出するものがある。しかるに本発明
で使用する安定剤には、上に示したように、この
ような現象はみられない。 本発明によれば、第4に、放射線照射による臭
気発生がみられない医療用器具が提供される。プ
ロピレン重合体製品には透明化剤として核剤が配
合されるが、従来使用されているもののなかには
放射線の照射によつて分解し、不快臭を発するも
のがある。本発明で使用する核剤には不快臭の発
生がみられない。 このように、本発明は、特定の分子量分布を有
するプロピレン重合体に、特定の安定剤および核
剤を巧みに選択して配合し、成形することにより
実用に耐える放射線滅菌可能な医療用器具を提供
するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量平均分子量と数平均分子量の比が5以下
であるプロピレン重合体100重量部に、放射線安
定剤として下記式〔〕または〔〕で示される
ヒンダードアミン0.01〜0.4重量部および下記式
〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノール
もしくはその亜リン酸エステル化合物0.01〜0.4
重量部、並びに核剤として下記式〔〕で示され
る化合物0.01〜0.4重量部を含有した組成物から
なる成形品であることを特徴とする医療用器具。 上記式中、 R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、 R2は炭素原子数3〜12のアルキル基、 R3は炭素原子数1〜18のアルキル基、 Xは水素原子または基【式】(基中R4は 炭素原子数1〜30のアルキル基を示す)、 Yは炭素原子数1〜18の二価の炭化水素基また
は硫黄原子、 Zは、カルボニルオキシ基が内在してもよい炭
素原子数1〜8の二価の炭化水素基、 R5およびR6は炭素原子数1〜8のアルキルも
しくはアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子、 kは1〜10の整数、 lは1〜16の整数、 mは1〜6の整数、 m1およびn2はそれぞれ独立に1〜3の整数、
および pは0または1 をそれぞれ示す。 2 重量平均分子量と数平均分子量の比が2.5〜
4.8であるプロピレン重合体100重量部に、放射線
安定剤として前記式〔〕または〔〕で示され
るヒンダードアミン0.03〜0.3重量部、および前
記式〔〕,〔〕または〔〕で示されるフエノ
ールもしくはその亜リン酸エステル化合物0.02〜
0.2重量部並びに核剤として前記式〔〕で示さ
れる化合物0.05〜0.3重量部を含有した組成物か
らなる成形品であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の医療用器具。 3 前記ヒンダードアミンが、前記式〔〕にお
いてR1がメチル基、kが3または4で示される
化合物である特許請求の範囲第1項または第2項
に記載の医療用器具。 4 前記ヒンダードアミンが前記式〔〕におい
て、R1がメチル基、lが2で示される化合物で
ある特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
医療用器具。 5 前記フエノール化合物が前記式〔〕におい
て、R2がt−ブチル基、R3がメチル基(2位)、
Xが水素原子、mが1で示される化合物である特
許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの項
に記載の医療用器具。 6 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、mが1で示される化合物である特
許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの項
に記載の医療用器具。 7 前記フエノール亜リン酸エステル化合物が前
記式〔〕において、R2がt−ブチル基(5
位)、R3がメチル基(2位)、Xが基−P
(OC13H27)2、Yが基〓CH−CH2−CH2−CH3で
示される化合物である特許請求の範囲第1項ない
し第4項のいずれかの項に記載の医療用器具。 8 前記フエノール化合物が式〔〕において
R2およびR3がt−ブチル基(3,5位)、−OHが
4位、Zがメチレン基で示される化合物である特
許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの項
に記載の医療用器具。 9 前記核剤が前記式〔〕においてR5および
R6がメチル基(4位)でn1およびn2が1でpが1
で示される化合物である特許請求の範囲第1項な
いし第8項のいずれかの項に記載の医療用器具。 10 前記成形品が射出成形品である特許請求の
範囲第1項ないし第9項のいずれかの項に記載の
医療用器具。 11 前記射出成形品が注射筒、注射針の針基、
輸液もしくは輸血セツトまたは採血器具である特
許請求の範囲第10項に記載の医療用器具。 12 前記成形品が放射線滅菌されているもので
ある特許請求の範囲第1項ないし第11項のいず
れかの項に記載の医療用器具。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57048160A JPS58165856A (ja) | 1982-03-27 | 1982-03-27 | 医療用器具 |
| US06/478,073 US4507415A (en) | 1982-03-27 | 1983-03-23 | Medical articles |
| AU12805/83A AU553270B2 (en) | 1982-03-27 | 1983-03-24 | Radiation stabilised polyolefin medical articles |
| FR8304991A FR2523986B1 (fr) | 1982-03-27 | 1983-03-25 | Articles medicaux sterilisables par irradiation |
| AU44139/85A AU573854B2 (en) | 1982-03-27 | 1985-06-25 | Radiation sterilizable polypropylene medical articles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57048160A JPS58165856A (ja) | 1982-03-27 | 1982-03-27 | 医療用器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58165856A JPS58165856A (ja) | 1983-09-30 |
| JPS6220825B2 true JPS6220825B2 (ja) | 1987-05-08 |
Family
ID=12795626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57048160A Granted JPS58165856A (ja) | 1982-03-27 | 1982-03-27 | 医療用器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58165856A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180543A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-22 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | プロピレン重合体組成物 |
| JPS61138653A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-26 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | プロピレン−エチレンランダム共重合体の改質方法 |
| JPH02138347A (ja) * | 1989-02-14 | 1990-05-28 | Tokuyama Soda Co Ltd | ポリプロピレン組成物 |
| US4959402A (en) * | 1989-06-08 | 1990-09-25 | Becton, Dickinson And Company | High clarity radiation stable polymeric compostion and articles therefrom |
-
1982
- 1982-03-27 JP JP57048160A patent/JPS58165856A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58165856A (ja) | 1983-09-30 |
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