JPS622578B2 - - Google Patents
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- JPS622578B2 JPS622578B2 JP10849578A JP10849578A JPS622578B2 JP S622578 B2 JPS622578 B2 JP S622578B2 JP 10849578 A JP10849578 A JP 10849578A JP 10849578 A JP10849578 A JP 10849578A JP S622578 B2 JPS622578 B2 JP S622578B2
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- sodium
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、β−ナフトールナトリウムと二酸化
炭素との反応による2−ヒドロキシナフタリン−
3−カルボン酸の製法に関する。
炭素との反応による2−ヒドロキシナフタリン−
3−カルボン酸の製法に関する。
β−ナフトールナトリウムと二酸化炭素の反応
としては、古くからいわゆるコルベ・シユミツト
反応と呼ばれる固気相反応が用いられて来た。こ
の方法はカルボキシル化及び副性するβ−ナフト
ールの減圧回収を繰り返し行なう方法で、50時間
以上の長い反応時間を必要とすること、高温での
反応に熱的不均一性のためβ−ナフトールの損失
が多いこと、反応中の相変化のため反応をを制御
し難く、安定した収率を得ることが困難であるな
どの問題があつた。これを改良するため、β−ナ
フトールナトリウムに過剰のβ−ナフトールを加
えて30〜130Kg/cm2の高圧下にカルボキシル化を
行なう方法、あるいはニトリロトリ酢酸、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸などを加えてβ−ナフトー
ルナトリウムのカルボキシル化を行なう方法など
が提案された。しかしこれらの方法も目的物質の
収率が低いこと、高圧下の反応の必要性、高価な
反応装置用材質の使用などのために満足すべきも
のではなかつた。特に連続的に反応を行ないうる
優れた方法は知られていない。
としては、古くからいわゆるコルベ・シユミツト
反応と呼ばれる固気相反応が用いられて来た。こ
の方法はカルボキシル化及び副性するβ−ナフト
ールの減圧回収を繰り返し行なう方法で、50時間
以上の長い反応時間を必要とすること、高温での
反応に熱的不均一性のためβ−ナフトールの損失
が多いこと、反応中の相変化のため反応をを制御
し難く、安定した収率を得ることが困難であるな
どの問題があつた。これを改良するため、β−ナ
フトールナトリウムに過剰のβ−ナフトールを加
えて30〜130Kg/cm2の高圧下にカルボキシル化を
行なう方法、あるいはニトリロトリ酢酸、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸などを加えてβ−ナフトー
ルナトリウムのカルボキシル化を行なう方法など
が提案された。しかしこれらの方法も目的物質の
収率が低いこと、高圧下の反応の必要性、高価な
反応装置用材質の使用などのために満足すべきも
のではなかつた。特に連続的に反応を行ないうる
優れた方法は知られていない。
β−ナフトールナトリウム−β−ナフトール混
合物が、二酸化炭素との反応により2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸を生成する温度条
件下で液状になることは知られているが、この場
合は生成系の2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸塩は固体となつて反応系外に析出し、こ
の状態のみでは析出した固体生成物が原料系の液
状物を包みこむことにより、反応系は塊状の不均
一相となつて反応が円滑に行なわれない。この理
由などから、30Kg/cm2以上の高圧を必要とし、あ
るいは収率が低下すると考えられる。
合物が、二酸化炭素との反応により2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸を生成する温度条
件下で液状になることは知られているが、この場
合は生成系の2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸塩は固体となつて反応系外に析出し、こ
の状態のみでは析出した固体生成物が原料系の液
状物を包みこむことにより、反応系は塊状の不均
一相となつて反応が円滑に行なわれない。この理
由などから、30Kg/cm2以上の高圧を必要とし、あ
るいは収率が低下すると考えられる。
本発明者らは、液状系でβ−ナフトールナトリ
ウムと二酸化炭素との反応を行なう際に、二酸化
炭素との接触を良好にし反応を進行させ、更に連
続操作のため液状物の融点を低くして輪送などの
便宜をはかるためには、特定のモル比のβ−ナフ
トールナトリウム及びβ−ナフトールならびに特
定量の反応媒体としての芳香族炭化水素及び/又
は芳香族エーテルから成る液状混合物を用いる
と、β−ナフトールナトリウム−β−ナフトール
液状混合物層と芳香族炭化水素又は芳香族エーテ
ルあるいはこれらの混合物層へのβ−ナフトール
の分配が適正になるとともに、両者の比重差が接
近して良好な溶液系あるいは懸濁系を形成するこ
とを見出した。これにより連続的反応が可能にな
るとともに反応速度が高められ、反応器当りの生
産能力が増大し、タール分の少ない純粋な2−ヒ
ドロキシナフタリン−3−カルボン酸が高収率で
得られる。
ウムと二酸化炭素との反応を行なう際に、二酸化
炭素との接触を良好にし反応を進行させ、更に連
続操作のため液状物の融点を低くして輪送などの
便宜をはかるためには、特定のモル比のβ−ナフ
トールナトリウム及びβ−ナフトールならびに特
定量の反応媒体としての芳香族炭化水素及び/又
は芳香族エーテルから成る液状混合物を用いる
と、β−ナフトールナトリウム−β−ナフトール
液状混合物層と芳香族炭化水素又は芳香族エーテ
ルあるいはこれらの混合物層へのβ−ナフトール
の分配が適正になるとともに、両者の比重差が接
近して良好な溶液系あるいは懸濁系を形成するこ
とを見出した。これにより連続的反応が可能にな
るとともに反応速度が高められ、反応器当りの生
産能力が増大し、タール分の少ない純粋な2−ヒ
ドロキシナフタリン−3−カルボン酸が高収率で
得られる。
本発明はこれらの知見に基づいて完成されたも
ので、β−ナフトールナトリウム1モル、β−ナ
フトール0.3〜3モル及びβ−ナフトールナトリ
ウムに対し0.2〜5倍重量の一般式 及び (式中Aは直接結合、−O−、−CH2−O−CH2
−又はC1〜C3−アルキレン基、RはC1〜C3−ア
ルキル基、nは1又は2を意味する)で表わされ
る化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物
を添加した液状混合物を、180℃以上の温度及び
15Kg/cm2以下の二酸化炭素圧力において二酸化炭
素と反応させることを特徴とする、2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸の製法である。
ので、β−ナフトールナトリウム1モル、β−ナ
フトール0.3〜3モル及びβ−ナフトールナトリ
ウムに対し0.2〜5倍重量の一般式 及び (式中Aは直接結合、−O−、−CH2−O−CH2
−又はC1〜C3−アルキレン基、RはC1〜C3−ア
ルキル基、nは1又は2を意味する)で表わされ
る化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物
を添加した液状混合物を、180℃以上の温度及び
15Kg/cm2以下の二酸化炭素圧力において二酸化炭
素と反応させることを特徴とする、2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸の製法である。
本発明方法においては、反応媒体としての式
又はの芳香族炭化水素及び又は芳香族エーテル
中でβ−ナフトールナトリウム又はβ−ナフトー
ルナトリウムとβ−ナフトールの混合物を脱水し
たのち、前記の条件下で二酸化炭素との反応を行
なうことが好ましい。
又はの芳香族炭化水素及び又は芳香族エーテル
中でβ−ナフトールナトリウム又はβ−ナフトー
ルナトリウムとβ−ナフトールの混合物を脱水し
たのち、前記の条件下で二酸化炭素との反応を行
なうことが好ましい。
反応混合物から目的物質を分離するには、反応
混合物に水を加え、酸により未反応のβ−ナフト
ールナトリウムをβ−ナフトールとして遊離させ
る前又はその後に式又はの芳香族炭化水素及
び/又は芳香族エーテルを分離し、必要に応じ水
層に酸を加え、水層からβ−ナフトール及び樹脂
状物を含むタール層を液状で沈降させて分離し、
更に水層から疎水性抽出溶媒を用いてβ−ナフト
ールを抽出し、そして抽出後の水層から目的物質
を酸析分離することが好ましい。
混合物に水を加え、酸により未反応のβ−ナフト
ールナトリウムをβ−ナフトールとして遊離させ
る前又はその後に式又はの芳香族炭化水素及
び/又は芳香族エーテルを分離し、必要に応じ水
層に酸を加え、水層からβ−ナフトール及び樹脂
状物を含むタール層を液状で沈降させて分離し、
更に水層から疎水性抽出溶媒を用いてβ−ナフト
ールを抽出し、そして抽出後の水層から目的物質
を酸析分離することが好ましい。
本発明によれば、β−ナフトールナトリウム及
びβ−ナフトールと二酸化炭素との反応、原料物
質の脱水及び反応混合物の仕上げ処理をそれぞれ
回分的に又は連続的に行なうことができるが、二
酸化炭素との反応工程と脱水工程及び仕上げ処理
工程とを組合わせて、これらの各工程を連続的に
実施することが特に好ましく、その際前記のよう
にして原料物質を脱水したのち前記の反応条件下
で反応を行ない、次いで反応混合物から回収され
たβ−ナフトールとそれ自体で及び/又はβ−ナ
フトールナトリウムとして脱水工程に返送するこ
とにより行なわれる。
びβ−ナフトールと二酸化炭素との反応、原料物
質の脱水及び反応混合物の仕上げ処理をそれぞれ
回分的に又は連続的に行なうことができるが、二
酸化炭素との反応工程と脱水工程及び仕上げ処理
工程とを組合わせて、これらの各工程を連続的に
実施することが特に好ましく、その際前記のよう
にして原料物質を脱水したのち前記の反応条件下
で反応を行ない、次いで反応混合物から回収され
たβ−ナフトールとそれ自体で及び/又はβ−ナ
フトールナトリウムとして脱水工程に返送するこ
とにより行なわれる。
本発明を実施するに際しては、β−ナフトール
ナトリウム(少量のβ−ナフトールカリウムが存
在していてもよい)1モル、β−ナフトール0.3
〜3モル、好ましくは0.4〜2モル、特に0.5〜2
モル及びβ−ナフトールナトリウム重量の0.2〜
5倍重量、好ましくは0.3〜4倍重量、特に0.5〜
3倍重量の式又はの芳香族炭化水素又は芳香
族エーテルあるいはこれらの混合物の組成を有す
る液状混合物を温度180℃以上、好ましくは230〜
300℃、特に250〜280℃及び二酸化炭素圧力15
Kg/cm2以下、好ましくは1〜10Kg/cm2、特に2〜
7Kg/cm2において二酸化炭素と反応させる。前記
の液状混合物において、β−ナフトールナトリウ
ムに対するβ−ナフトールのモル比あるいは式
又はの芳香族炭化水素及び/又は芳香族エーテ
ルの重量比が本発明による範囲からはずれると、
収率は著しく低下する。前記の液状混合物は常法
により調整される。
ナトリウム(少量のβ−ナフトールカリウムが存
在していてもよい)1モル、β−ナフトール0.3
〜3モル、好ましくは0.4〜2モル、特に0.5〜2
モル及びβ−ナフトールナトリウム重量の0.2〜
5倍重量、好ましくは0.3〜4倍重量、特に0.5〜
3倍重量の式又はの芳香族炭化水素又は芳香
族エーテルあるいはこれらの混合物の組成を有す
る液状混合物を温度180℃以上、好ましくは230〜
300℃、特に250〜280℃及び二酸化炭素圧力15
Kg/cm2以下、好ましくは1〜10Kg/cm2、特に2〜
7Kg/cm2において二酸化炭素と反応させる。前記
の液状混合物において、β−ナフトールナトリウ
ムに対するβ−ナフトールのモル比あるいは式
又はの芳香族炭化水素及び/又は芳香族エーテ
ルの重量比が本発明による範囲からはずれると、
収率は著しく低下する。前記の液状混合物は常法
により調整される。
式又はの芳香族炭化水素としては、たとえ
ばジフエニル、ジフエニルエタン、ジフエニルメ
タン、メチルナフタリン、ジメチルナフタリン、
エチルナフタリン、イソプロピルナフタリンな
ど、式のエーテルとしては、たとえばジフエニ
ルエーテル、ジベンジルエーテルなどが用いられ
る。2種以上の芳香族炭化水素、これらの化合物
のうち、2種以上の芳香族エーテルならびに芳香
族炭化水素と芳香族エーテルとの混合物を用いる
こともできる。
ばジフエニル、ジフエニルエタン、ジフエニルメ
タン、メチルナフタリン、ジメチルナフタリン、
エチルナフタリン、イソプロピルナフタリンな
ど、式のエーテルとしては、たとえばジフエニ
ルエーテル、ジベンジルエーテルなどが用いられ
る。2種以上の芳香族炭化水素、これらの化合物
のうち、2種以上の芳香族エーテルならびに芳香
族炭化水素と芳香族エーテルとの混合物を用いる
こともできる。
本発明の好ましい実施態様によれば、β−ナフ
トールナトリウムとβ−ナフトールの混合物を式
又はの芳香族炭化水素及び/又は芳香族エー
テル中に脱水し、前記組成の出発液状混合物を調
整する。たとえば前記の媒体中でβ−ナフトール
と水酸化ナトリウム水溶液とを当量以下の水酸化
ナトリウムを用いて反応させたのち、あるいはβ
−ナフトールナトリウムとβ−ナフトールの含水
混合物を媒体中に溶解又は懸濁分散させたのち、
窒素などの不活性ガスの存在下に加熱して脱水を
行なう。ピストン流で脱水する方法などを組み合
わせることもできる。また前記の脱水法における
任意の段階で所望量のβ−ナフトールを加えるこ
ともできる。更にこれらの脱水法において適宜な
脱水助剤を併用することもできる。脱水したのち
必要に応じβ−ナフトールを添加して、前記組成
の液状混合物を調整することもできる。
トールナトリウムとβ−ナフトールの混合物を式
又はの芳香族炭化水素及び/又は芳香族エー
テル中に脱水し、前記組成の出発液状混合物を調
整する。たとえば前記の媒体中でβ−ナフトール
と水酸化ナトリウム水溶液とを当量以下の水酸化
ナトリウムを用いて反応させたのち、あるいはβ
−ナフトールナトリウムとβ−ナフトールの含水
混合物を媒体中に溶解又は懸濁分散させたのち、
窒素などの不活性ガスの存在下に加熱して脱水を
行なう。ピストン流で脱水する方法などを組み合
わせることもできる。また前記の脱水法における
任意の段階で所望量のβ−ナフトールを加えるこ
ともできる。更にこれらの脱水法において適宜な
脱水助剤を併用することもできる。脱水したのち
必要に応じβ−ナフトールを添加して、前記組成
の液状混合物を調整することもできる。
反応混合物の仕上げ処理は常法により行なうこ
とができる。本発明の好ましい実施態様において
は、たとえば次のようにして仕上げ処理する。反
応終了後、反応混合物を冷却して水を加え、2−
ヒドロキシナフタリン−1−カルボン酸塩が存在
する場合は加熱により、これを分解してβ−ナフ
トールを生成したのち、式又はの芳香族炭化
水素及び/又は芳香族エーテル層と水層の2層に
分離する。水層に酸たとえば鉱酸又は鉱酸水溶液
を加えて好ましくはPH価を4〜8、特に5〜7と
なし、未反応のβ−ナフトールナトリウムをβ−
ナフトールとして遊離させ、β−ナフトール及び
樹脂状物を含むタール層を液状で、好ましくは80
〜100℃で沈降させて分離し、分離されたタール
層を好ましくは水洗したのち、洗液を加水系に戻
す。この場合、反応混合物に水を加え、まず酸に
より前記のPH価となしたのち、式又はの芳香
族炭化水素及び/又は芳香族エーテル層と水層と
を分離し、更に水層から沈降するタール層を分離
してもよい。
とができる。本発明の好ましい実施態様において
は、たとえば次のようにして仕上げ処理する。反
応終了後、反応混合物を冷却して水を加え、2−
ヒドロキシナフタリン−1−カルボン酸塩が存在
する場合は加熱により、これを分解してβ−ナフ
トールを生成したのち、式又はの芳香族炭化
水素及び/又は芳香族エーテル層と水層の2層に
分離する。水層に酸たとえば鉱酸又は鉱酸水溶液
を加えて好ましくはPH価を4〜8、特に5〜7と
なし、未反応のβ−ナフトールナトリウムをβ−
ナフトールとして遊離させ、β−ナフトール及び
樹脂状物を含むタール層を液状で、好ましくは80
〜100℃で沈降させて分離し、分離されたタール
層を好ましくは水洗したのち、洗液を加水系に戻
す。この場合、反応混合物に水を加え、まず酸に
より前記のPH価となしたのち、式又はの芳香
族炭化水素及び/又は芳香族エーテル層と水層と
を分離し、更に水層から沈降するタール層を分離
してもよい。
タール層を分離したのち、水層から疎水性油出
溶媒を用いてβ−ナフトールを抽出する。抽出溶
媒としては、たとえばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水
素、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭水素、
ニトロベンゼン、ニトロメタンなどのニトロ化炭
化水素、ジブチルエーテル、ジフエニルエーテル
などのエーテル、シクロヘキサノン、ジイソブチ
ルケトン、アセトフエノンなどのケトン、n−ブ
チルアルコール、n−オクチルアルコール、2−
エチルヘキシルアルコールなどの炭素数4以上の
アルコールあるいはこれらの溶媒の混合物が用い
られる。好ましくは水層の容量の0.3〜2倍容
量、特に0.5〜1.5倍容量の抽出溶媒を用い、好ま
しくは30〜110℃、特に50〜100℃で抽出する。
溶媒を用いてβ−ナフトールを抽出する。抽出溶
媒としては、たとえばベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水
素、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭水素、
ニトロベンゼン、ニトロメタンなどのニトロ化炭
化水素、ジブチルエーテル、ジフエニルエーテル
などのエーテル、シクロヘキサノン、ジイソブチ
ルケトン、アセトフエノンなどのケトン、n−ブ
チルアルコール、n−オクチルアルコール、2−
エチルヘキシルアルコールなどの炭素数4以上の
アルコールあるいはこれらの溶媒の混合物が用い
られる。好ましくは水層の容量の0.3〜2倍容
量、特に0.5〜1.5倍容量の抽出溶媒を用い、好ま
しくは30〜110℃、特に50〜100℃で抽出する。
反応媒体層及び抽出溶媒層中のβ−ナフトール
は常法により、たとえば減圧蒸留により回収でき
るが、反応媒体層中のβ−ナフトールはそのまま
脱水工程に循環させ、抽出溶媒層中のβ−ナフト
ールは水酸化ナトリウム水溶液を作用させてβ−
ナフトールナトリウム水溶液として回収すること
が好ましい。またタール層中のβ−ナフトールは
減圧蒸留などにより回収される。回収されたβ−
ナフトールナトリウム水溶液は前記の脱水工程
に、そしてβ−ナフトールは脱水工程及び/又は
反応工程に返送し、循環使用することができる。
この抽出により水層中の微量の反応媒体をも除去
され、抽出層への樹脂状物質の混入は実質的に起
らない。抽出後に残つた水層を、酸好ましくは鉱
酸水溶液を用いてPH価を1〜3にすることにより
目的物質が酸析分離される。
は常法により、たとえば減圧蒸留により回収でき
るが、反応媒体層中のβ−ナフトールはそのまま
脱水工程に循環させ、抽出溶媒層中のβ−ナフト
ールは水酸化ナトリウム水溶液を作用させてβ−
ナフトールナトリウム水溶液として回収すること
が好ましい。またタール層中のβ−ナフトールは
減圧蒸留などにより回収される。回収されたβ−
ナフトールナトリウム水溶液は前記の脱水工程
に、そしてβ−ナフトールは脱水工程及び/又は
反応工程に返送し、循環使用することができる。
この抽出により水層中の微量の反応媒体をも除去
され、抽出層への樹脂状物質の混入は実質的に起
らない。抽出後に残つた水層を、酸好ましくは鉱
酸水溶液を用いてPH価を1〜3にすることにより
目的物質が酸析分離される。
本発明方法は連続的に実施することが可能であ
り、通常は2〜5時間の反応時間でβ−ナフトー
ルナトリウム基準の収率が40%を越えるととも
に、消費されたβ−ナフトール基準の差引収率は
80%を越え、β−ナフトールの回収率は90%以上
である。また二酸化炭素圧力が3〜5Kg/cm2程度
であつても好結果が得られ、反応系装置も安価な
もので足りる。反応中にβ−ナフトールを留去す
る必要がなく、これを回収して循環使用すること
ができる。数時間以内の短時間にβ−ナフトール
ナトリウム又はβ−ナフトールナトリウムβ−ナ
フトールの混合物を脱水することができ、この工
程も連続的に実施することが可能である。反応媒
体ならびに抽出溶媒からβ−ナフトールをそれ自
体で又はβ−ナフトールナトリウム水溶液として
回収し、そのまま循環使用することができる。こ
れらを含めて消費されたβ−ナフトール基準の差
引収率ならびにβ−ナフトールの回収率は前記の
ように高く、β−ナフトールの損失が極めて少な
い。回収されたβ−ナフトール含有物を溶媒も含
めて真空蒸留せねばならない公知方法に比らべ
て、本方法による操作上及び経済上の利益は極め
て大きい。
り、通常は2〜5時間の反応時間でβ−ナフトー
ルナトリウム基準の収率が40%を越えるととも
に、消費されたβ−ナフトール基準の差引収率は
80%を越え、β−ナフトールの回収率は90%以上
である。また二酸化炭素圧力が3〜5Kg/cm2程度
であつても好結果が得られ、反応系装置も安価な
もので足りる。反応中にβ−ナフトールを留去す
る必要がなく、これを回収して循環使用すること
ができる。数時間以内の短時間にβ−ナフトール
ナトリウム又はβ−ナフトールナトリウムβ−ナ
フトールの混合物を脱水することができ、この工
程も連続的に実施することが可能である。反応媒
体ならびに抽出溶媒からβ−ナフトールをそれ自
体で又はβ−ナフトールナトリウム水溶液として
回収し、そのまま循環使用することができる。こ
れらを含めて消費されたβ−ナフトール基準の差
引収率ならびにβ−ナフトールの回収率は前記の
ように高く、β−ナフトールの損失が極めて少な
い。回収されたβ−ナフトール含有物を溶媒も含
めて真空蒸留せねばならない公知方法に比らべ
て、本方法による操作上及び経済上の利益は極め
て大きい。
本発明方法により得られる2−ヒドロキシナフ
タリン−3−カルボン酸の純度は99%を越え、不
純物として含有されるβ−ナフトールは0.1%以
下で、極めて純粋である。反応終了後の反応媒体
層の分離、タール層の離、水層の抽出及び酸析を
ほぼ同じ温度で行なうことができるので、本方法
はこの点でも熱経済的に有利である。更に本発明
方法は、β−ナフトールから2−ヒドロキシナフ
タリン−3−カルボン酸を製造する全工程の連続
的実施を可能にし、工業上極めて有用である。
タリン−3−カルボン酸の純度は99%を越え、不
純物として含有されるβ−ナフトールは0.1%以
下で、極めて純粋である。反応終了後の反応媒体
層の分離、タール層の離、水層の抽出及び酸析を
ほぼ同じ温度で行なうことができるので、本方法
はこの点でも熱経済的に有利である。更に本発明
方法は、β−ナフトールから2−ヒドロキシナフ
タリン−3−カルボン酸を製造する全工程の連続
的実施を可能にし、工業上極めて有用である。
実施例 1
第1図に示す装置を用いて反応及び仕上げ処理
を連続的に行なう。
を連続的に行なう。
混合機1に毎時、β−ナフトールナトリウム83
Kg、ジフエニルエーテル−ジフエニル混合物(重
量比3:1)130Kg及びβ−ナフトール72Kgを供
給して混合分散させる。この混合分散毎時285
Kg、二酸化炭素圧賄3Kg/cm2を保つた反応槽2に
送り、270℃で反応させる。滞留時間は4.5時間で
ある。反応槽2を出た反応混合物を撹拌槽3中で
毎時水420と混合し、温度85℃に調節し、次い
で分液槽4に送り、85℃で有機層と水層に分液す
る。上層の有機層から回収装置(図示せず)を用
いてβ−ナフトールを回収する。下層の水層をPH
調節槽5中で希硫酸によりPH5.5に調整したの
ち、分液槽6中で85℃で分液する。分液槽6で分
液された下層のタール層から減圧蒸留装置(図示
せず)を用いてβ−ナフトールを回収する。分液
槽6中上層を遠心抽出装置7に送り、ここで毎時
250のキシレンを用いて85℃で抽出し、キシレ
ン層を回収装置(図示せず)に送り、β−ナフト
ールを回収する。抽出装置7中の水層を酸析槽8
に送り、85℃で希硫酸によりPH2.0となし酸析す
る。
Kg、ジフエニルエーテル−ジフエニル混合物(重
量比3:1)130Kg及びβ−ナフトール72Kgを供
給して混合分散させる。この混合分散毎時285
Kg、二酸化炭素圧賄3Kg/cm2を保つた反応槽2に
送り、270℃で反応させる。滞留時間は4.5時間で
ある。反応槽2を出た反応混合物を撹拌槽3中で
毎時水420と混合し、温度85℃に調節し、次い
で分液槽4に送り、85℃で有機層と水層に分液す
る。上層の有機層から回収装置(図示せず)を用
いてβ−ナフトールを回収する。下層の水層をPH
調節槽5中で希硫酸によりPH5.5に調整したの
ち、分液槽6中で85℃で分液する。分液槽6で分
液された下層のタール層から減圧蒸留装置(図示
せず)を用いてβ−ナフトールを回収する。分液
槽6中上層を遠心抽出装置7に送り、ここで毎時
250のキシレンを用いて85℃で抽出し、キシレ
ン層を回収装置(図示せず)に送り、β−ナフト
ールを回収する。抽出装置7中の水層を酸析槽8
に送り、85℃で希硫酸によりPH2.0となし酸析す
る。
毎時37.9Kgの2−ヒドロキシナフタリン−3−
カルボン酸(融点220〜221℃、純度99.2%、β−
ナフトール含有量0.09%)が得られる。β−ナフ
トールナトリウム基準の収率は40.3%である。毎
時109.7Kgのβ−ナフトールが回収され、消費さ
れたβ−ナフトール基準の差引収率は84.6%、β
−ナフトールの回収率は95.4%である。
カルボン酸(融点220〜221℃、純度99.2%、β−
ナフトール含有量0.09%)が得られる。β−ナフ
トールナトリウム基準の収率は40.3%である。毎
時109.7Kgのβ−ナフトールが回収され、消費さ
れたβ−ナフトール基準の差引収率は84.6%、β
−ナフトールの回収率は95.4%である。
実施例 2
第2図に示す装置を用いて連続的に操作する。
β−ナフトールナトリウムの85%水溶液97.7
Kg、β−ナフトール45.4Kg及び2−イソプロピル
ナフタリン99.6Kgから成る混合物を毎時242.7Kg
の割合で連続的に蒸発装置11に供給し、250℃
で1時間の滞留で脱水する。2−イソプロピルナ
フタリンと共に留出したβ−ナフトールは別の装
置(図示せず)で回収される。β−ナフトールナ
トリウム83Kg、β−ナフトール43.2Kg及び2−イ
ソプロピルナフタリン83Kgから成る混合分散液を
毎時209.2Kgの割合で連続的に、二酸化炭素圧力
3Kg/cm2を保つた反応槽12に送り、270℃で反
応させる。滞留時間は4.5時間である。反応槽1
2を出た反応混合物を撹拌槽13中で毎時水500
と混合し、分液槽14中で85℃で2−イソプロ
ピルナフタリン層と水層とに分析する。上層の2
−イソプロピルナフタリン層から別の回収装置
(図示せず)によりβ−ナフトールを回収する。
下層の水層をPH調整槽15に送り、塩酸でPH5.5
に調整したのち分液槽16に供給する。分液槽1
6中の下層のタール層から減圧蒸留装置(図示せ
ず)を用いてβ−ナフトールを回収する。上層は
抽出装置17中で毎時250のトルエンを用いて
80℃で抽出し、トルエン層を回収装置(図示せ
ず)に送り、β−ナフトールを回収する。抽出槽
17中の水層を酸析槽18に送り、85℃で塩酸に
よりPH2.0となし、酸析する。
Kg、β−ナフトール45.4Kg及び2−イソプロピル
ナフタリン99.6Kgから成る混合物を毎時242.7Kg
の割合で連続的に蒸発装置11に供給し、250℃
で1時間の滞留で脱水する。2−イソプロピルナ
フタリンと共に留出したβ−ナフトールは別の装
置(図示せず)で回収される。β−ナフトールナ
トリウム83Kg、β−ナフトール43.2Kg及び2−イ
ソプロピルナフタリン83Kgから成る混合分散液を
毎時209.2Kgの割合で連続的に、二酸化炭素圧力
3Kg/cm2を保つた反応槽12に送り、270℃で反
応させる。滞留時間は4.5時間である。反応槽1
2を出た反応混合物を撹拌槽13中で毎時水500
と混合し、分液槽14中で85℃で2−イソプロ
ピルナフタリン層と水層とに分析する。上層の2
−イソプロピルナフタリン層から別の回収装置
(図示せず)によりβ−ナフトールを回収する。
下層の水層をPH調整槽15に送り、塩酸でPH5.5
に調整したのち分液槽16に供給する。分液槽1
6中の下層のタール層から減圧蒸留装置(図示せ
ず)を用いてβ−ナフトールを回収する。上層は
抽出装置17中で毎時250のトルエンを用いて
80℃で抽出し、トルエン層を回収装置(図示せ
ず)に送り、β−ナフトールを回収する。抽出槽
17中の水層を酸析槽18に送り、85℃で塩酸に
よりPH2.0となし、酸析する。
毎時38.2Kgの2−ヒドロキシナフタリン−3−
カルボン酸(融点220〜221℃)、純度99.3%、β
−ナフトール含有量0.07%)が得られる。β−ナ
フトールナトリウム基準の収率は40.6%、β−ナ
フトールの回収量は80・7Kgである。消費された
β−ナフトール基準の差引収率は84.7%、β−ナ
フトールの回収率93.9%である。
カルボン酸(融点220〜221℃)、純度99.3%、β
−ナフトール含有量0.07%)が得られる。β−ナ
フトールナトリウム基準の収率は40.6%、β−ナ
フトールの回収量は80・7Kgである。消費された
β−ナフトール基準の差引収率は84.7%、β−ナ
フトールの回収率93.9%である。
第1図及び第2図は、それぞれ本発明方法の実
施態様を示す工程図であつて、1は混合機、2及
び12は反応槽、3及び13は撹拌槽、4,6,
14及び16は分液槽、5及び15はPH調整槽、
7及び17は抽出装置、8及び18は酸析槽、1
1は蒸留装置である。
施態様を示す工程図であつて、1は混合機、2及
び12は反応槽、3及び13は撹拌槽、4,6,
14及び16は分液槽、5及び15はPH調整槽、
7及び17は抽出装置、8及び18は酸析槽、1
1は蒸留装置である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 β−ナフトールナトリウム1モル、β−ナフ
トール0.3〜3モル及びβ−ナフトールナトリウ
ムに、0.2〜5倍重量の一般式 及び (式中Aは直接結合、−O−、−CH2−O−CH2
−又はC1〜C3−アルキレン基、RはC1〜C3−ア
ルキル基、nは1又は2を意味する)で表わされ
る化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物
を添加した液状混合物を、180℃以上の温度及び
15Kg/cm2以下の二酸化炭素圧力において二酸化炭
素と反応させることを特徴とする、2−ヒドロキ
シナフタリン−3−カルボン酸の製法。 2 式1及び/又はの化合物中でβ−ナフトー
ルナトリウム又はβ−ナフトールナトリウムとβ
−ナフトールの混合物を脱水したのち、二酸化炭
素との反応を行うことを特徴とする、特許請求の
範囲第1項に記載の方法。 3 反応終了後の反応混合物に水を加え、酸によ
り未反応のβ−ナフトールナトリウムをβ−ナフ
トールとして遊離させる前又はその後に式1及
び/又はの化合物を分離し、必要に応じ水層に
水を加え、水層からβ−ナフトール及び樹脂状物
を含むタール層を液状で沈降させて分離し、更に
水層から疎水性抽出溶媒を用いてβ−ナフトール
を抽出し、そして抽出後の水層から目的物質を酸
析分離することを特徴とする、特許請求の範囲第
1項又は第2項に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10849578A JPS5535042A (en) | 1978-09-06 | 1978-09-06 | Preparation of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10849578A JPS5535042A (en) | 1978-09-06 | 1978-09-06 | Preparation of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5535042A JPS5535042A (en) | 1980-03-11 |
| JPS622578B2 true JPS622578B2 (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=14486214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10849578A Granted JPS5535042A (en) | 1978-09-06 | 1978-09-06 | Preparation of 2-hydroxynaphthalene-3-carboxylic acid |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5535042A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0597347A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-20 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベータのガイドレール芯出し方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60108455A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-13 | Central Glass Co Ltd | ポリフツ化ビニリデン樹脂組成物 |
| JPS61115053A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-02 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk | 芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造法 |
| JP2718932B2 (ja) * | 1988-01-23 | 1998-02-25 | 株式会社上野製薬応用研究所 | 芳香族オキシカルボン酸の製造法 |
| US5898051A (en) * | 1996-01-31 | 1999-04-27 | Central Glass Company, Limited | Elastic fluorohydrocarbon resin-based polymer blend with graft copolymers of rubbers |
| JPH10265434A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-06 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk | ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法 |
| DK1095929T3 (da) | 1999-05-07 | 2005-01-17 | Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo Kk | Krystal af 2-hydroxynaphthalen-3-carboxylsyre og fremgangsmåde til fremstilling heraf |
-
1978
- 1978-09-06 JP JP10849578A patent/JPS5535042A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0597347A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-20 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベータのガイドレール芯出し方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5535042A (en) | 1980-03-11 |
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