JPS6226340B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6226340B2 JPS6226340B2 JP54171717A JP17171779A JPS6226340B2 JP S6226340 B2 JPS6226340 B2 JP S6226340B2 JP 54171717 A JP54171717 A JP 54171717A JP 17171779 A JP17171779 A JP 17171779A JP S6226340 B2 JPS6226340 B2 JP S6226340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- algae
- vinyl chloride
- weight
- parts
- chloride resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
本発明は塩化ビニル系樹脂組成物に係わり、更
に詳しくは藻類の発生防止あるいは駆除効果に優
れた農業用あるいは養魚用塩化ビニルフイルム成
型用の塩化ビニル系樹脂組成物に関する。 近年、施設園芸の拡大にともない、施設面積が
増加しハウス内で栽培する作物の種類も増加して
いる。農業用以外の用途、たとえば養魚用にも塩
化ビニルフイルムが使用されることが多くなつて
きた。しかしてこれら塩化ビニルフイルムが使わ
れる環境が多様化してきたため、ハウス内の環境
条件が比較的、高温多湿で使用されることも多く
なり従つて塩化ビニルフイルムを展張してあるハ
ウス内面に藻類が繁茂し、太陽光線の透過を害す
る外、フイルムの機械的強度を低下させる事例も
多くなつてきた。 一般的に藻類は地表水中に棲む顕微鏡的大きさ
の生物で、葉緑素を有しているので光合成能力を
もち、粘着性の物質でおおわれていることが多い
のでフイルム上の藻の発生を物理的、機械的に防
止したり、発生したものを除去するのは困難であ
る。 従来藻類が発生したフイルムは物理的にこすり
とるか、乾燥させて自然に剥れ落ちるのを待つ方
法しかないのであるが、大型の施設ハウス等で
は、いずれの方法も作業が困難であり、化学薬品
で殺藻しようとして銅イオンを含む殺藻剤を使用
すれば、藻類を殺すことは可能であるが、死んだ
藻をフイルム上より取り除く作業は必要であり、
かつ銅イオンの殺藻効果の持続性はそう永くは期
待できない。 本発明はかかる現状に鑑み、藻類の発生防止あ
るいは駆除に持続的効果を有する塩化ビニル系樹
脂組成物を鋭意研究の結果、カビ類等に効果のあ
る殺菌剤は下等植物である藻類には効果がないと
いう一般常識に反し、殺菌剤のなかでも或る特定
の構造式を有する殺菌剤が、意外にも下等植物で
ある藻類に対し殺藻性にすぐれ且つ塩化ビニル系
樹脂とも相溶性があり、効果の持続性にもすぐれ
ていることを知り、本発明を完成したもので、本
発明の要旨は、塩化ビニル系樹脂100重量部あた
り、下記一般式(1)で示される (但し式中、Rはアルキル基またはハロゲン化ア
ルキル基を示す。)フタルイミド系化合物、かま
たは下記一般式(2)で示される (但し式中、Rはアルキル基またはハロゲン化ア
ルキル基を示す。)テトラヒドロフタルイミド系
化合物を、0.5〜3.0重量部、配合してなる防藻性
塩化ビニル系樹脂組成物に存する。 本発明を理解し易くするため、以下詳細に説明
する。 本発明で用いる塩化ビニル系樹脂としては、塩
化ビニルの単独重合体の外に、塩化ビニルと酢酸
ビニルとの共重合体、塩化ビニルと塩化ビニリデ
ンとの共重合体等があげられこれらを単独または
2種以上併用して用いることができる。 本発明で用いる防藻効果のある殺菌剤として特
定の構造式を有するフタルイミド系化合物又はテ
トラヒドロフタルイミド系化合物としては、一般
に殺菌剤として知られている。キヤプタン水和
剤、ダイホルタン水和剤、フオルペツト水和剤等
の名称で知られているフタルイミド系の化合物で
あつて、前記一般式(1)または(2)で示されるフタル
イミド系化合物としては下記のような構造の化合
物があげられる。 例えば一般式(1)で示される化合物の例としては のような化合物であり、また一般式(2)で示される
化合物の例としては などがあげられる。 本発明において前記したフタルイミド系化合物
の配合使用量としては塩化ビニル系樹脂100重量
部あたり0.05〜3.0重量部、この範囲のフタルイ
ミド系化合物を配合使用することによつて藻類の
発生防止あるいは駆除に優れた効果が得られる。 フタルイミド系化合物の配合量が0.05重量部以
下では、藻類の発生防止あるいは駆除効果が少な
く、3.0重量部を超えると藻類の発生防止あるい
は駆除効果上は好ましいがフイルム表面への噴出
しが著しくなるなどの悪影響がでてくるので好ま
しくない。 本発明の藻類の発生防止あるいは駆除効果の優
れた塩化ビニル系樹脂組成物を得るには、通常行
なわれる手段、即ちブレンダー、バンバリーミキ
サー、カレンダーロール等通常知られている配合
機、加工機を用い、例えば重合度1400の塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対し、前記フタルイミド系化
合物の必要量とまた所望の目的に応じた分量の可
塑剤やその他の安定用助剤等を適宜量配合するこ
とにより容易に得ることができる。 本発明においては同時に配合される他の安定剤
等たとえば耐熱性安定剤の効果を損うこともな
く、一般的によく知られている紫外線吸収剤を同
時に用いた場合には、藻類の発生防止あるいは駆
除効果の持続性が更に向上するので好ましい。 <フイルムの防藻性評価法> 防藻果の持続性はビニルフイルムで被覆した養
魚用のハウスのサイド部に15cm角の穴をあけ、20
cm角の試験片フイルムを両面テープではりつけ、
藻の発生状況を調べ、1〜5の下記5段階の評価
点で試験成績を示す。(実施例中の評価はこの評
価点による。) 評価点は目視法で以下のとおり決める 1 サンプル表面に藻類の発生がない。 2 サンプル表面積の10%以下藻類が発生 3 サンプル表面積の10%を超え30%以下藻類が
発生 4 サンプル表面積の30%を超え60%以下藻類が
発生 5 サンプル表面積の60%を超える藻類が発生 実施例 1 塩化ビニル樹脂(=1100)100重量部に対
し、ジオクチルフタレート40重量部、エポキシ化
大豆油3.0重量部Ba−Zn系複合液状安定剤1.5重量
部、ステアリン酸バリウム0.2重量部、ステアリ
ン酸亜鉛0.4重量部、エチレンビスステアリン酸
アミド0.2重量部、ソルビタンモノパルミテート
1.5重量部を基本配合とし、これに前記したフタ
ルイミド系化合物として、(1−1)(1−2)並
びに(2−3)に例示した化合物だけを添加した
ものと、紫外線吸収剤(ベンゾフエノン系、ベン
ゾトリアゾール系等)を併用添加、ドライフレン
ドしたものについて常法により170℃のミルロー
ルで5分間混練後、厚さ0.1m/mのフイルムを
作成し前記藻類の発生試験に供した。 結果を下記表−1に示す。
に詳しくは藻類の発生防止あるいは駆除効果に優
れた農業用あるいは養魚用塩化ビニルフイルム成
型用の塩化ビニル系樹脂組成物に関する。 近年、施設園芸の拡大にともない、施設面積が
増加しハウス内で栽培する作物の種類も増加して
いる。農業用以外の用途、たとえば養魚用にも塩
化ビニルフイルムが使用されることが多くなつて
きた。しかしてこれら塩化ビニルフイルムが使わ
れる環境が多様化してきたため、ハウス内の環境
条件が比較的、高温多湿で使用されることも多く
なり従つて塩化ビニルフイルムを展張してあるハ
ウス内面に藻類が繁茂し、太陽光線の透過を害す
る外、フイルムの機械的強度を低下させる事例も
多くなつてきた。 一般的に藻類は地表水中に棲む顕微鏡的大きさ
の生物で、葉緑素を有しているので光合成能力を
もち、粘着性の物質でおおわれていることが多い
のでフイルム上の藻の発生を物理的、機械的に防
止したり、発生したものを除去するのは困難であ
る。 従来藻類が発生したフイルムは物理的にこすり
とるか、乾燥させて自然に剥れ落ちるのを待つ方
法しかないのであるが、大型の施設ハウス等で
は、いずれの方法も作業が困難であり、化学薬品
で殺藻しようとして銅イオンを含む殺藻剤を使用
すれば、藻類を殺すことは可能であるが、死んだ
藻をフイルム上より取り除く作業は必要であり、
かつ銅イオンの殺藻効果の持続性はそう永くは期
待できない。 本発明はかかる現状に鑑み、藻類の発生防止あ
るいは駆除に持続的効果を有する塩化ビニル系樹
脂組成物を鋭意研究の結果、カビ類等に効果のあ
る殺菌剤は下等植物である藻類には効果がないと
いう一般常識に反し、殺菌剤のなかでも或る特定
の構造式を有する殺菌剤が、意外にも下等植物で
ある藻類に対し殺藻性にすぐれ且つ塩化ビニル系
樹脂とも相溶性があり、効果の持続性にもすぐれ
ていることを知り、本発明を完成したもので、本
発明の要旨は、塩化ビニル系樹脂100重量部あた
り、下記一般式(1)で示される (但し式中、Rはアルキル基またはハロゲン化ア
ルキル基を示す。)フタルイミド系化合物、かま
たは下記一般式(2)で示される (但し式中、Rはアルキル基またはハロゲン化ア
ルキル基を示す。)テトラヒドロフタルイミド系
化合物を、0.5〜3.0重量部、配合してなる防藻性
塩化ビニル系樹脂組成物に存する。 本発明を理解し易くするため、以下詳細に説明
する。 本発明で用いる塩化ビニル系樹脂としては、塩
化ビニルの単独重合体の外に、塩化ビニルと酢酸
ビニルとの共重合体、塩化ビニルと塩化ビニリデ
ンとの共重合体等があげられこれらを単独または
2種以上併用して用いることができる。 本発明で用いる防藻効果のある殺菌剤として特
定の構造式を有するフタルイミド系化合物又はテ
トラヒドロフタルイミド系化合物としては、一般
に殺菌剤として知られている。キヤプタン水和
剤、ダイホルタン水和剤、フオルペツト水和剤等
の名称で知られているフタルイミド系の化合物で
あつて、前記一般式(1)または(2)で示されるフタル
イミド系化合物としては下記のような構造の化合
物があげられる。 例えば一般式(1)で示される化合物の例としては のような化合物であり、また一般式(2)で示される
化合物の例としては などがあげられる。 本発明において前記したフタルイミド系化合物
の配合使用量としては塩化ビニル系樹脂100重量
部あたり0.05〜3.0重量部、この範囲のフタルイ
ミド系化合物を配合使用することによつて藻類の
発生防止あるいは駆除に優れた効果が得られる。 フタルイミド系化合物の配合量が0.05重量部以
下では、藻類の発生防止あるいは駆除効果が少な
く、3.0重量部を超えると藻類の発生防止あるい
は駆除効果上は好ましいがフイルム表面への噴出
しが著しくなるなどの悪影響がでてくるので好ま
しくない。 本発明の藻類の発生防止あるいは駆除効果の優
れた塩化ビニル系樹脂組成物を得るには、通常行
なわれる手段、即ちブレンダー、バンバリーミキ
サー、カレンダーロール等通常知られている配合
機、加工機を用い、例えば重合度1400の塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対し、前記フタルイミド系化
合物の必要量とまた所望の目的に応じた分量の可
塑剤やその他の安定用助剤等を適宜量配合するこ
とにより容易に得ることができる。 本発明においては同時に配合される他の安定剤
等たとえば耐熱性安定剤の効果を損うこともな
く、一般的によく知られている紫外線吸収剤を同
時に用いた場合には、藻類の発生防止あるいは駆
除効果の持続性が更に向上するので好ましい。 <フイルムの防藻性評価法> 防藻果の持続性はビニルフイルムで被覆した養
魚用のハウスのサイド部に15cm角の穴をあけ、20
cm角の試験片フイルムを両面テープではりつけ、
藻の発生状況を調べ、1〜5の下記5段階の評価
点で試験成績を示す。(実施例中の評価はこの評
価点による。) 評価点は目視法で以下のとおり決める 1 サンプル表面に藻類の発生がない。 2 サンプル表面積の10%以下藻類が発生 3 サンプル表面積の10%を超え30%以下藻類が
発生 4 サンプル表面積の30%を超え60%以下藻類が
発生 5 サンプル表面積の60%を超える藻類が発生 実施例 1 塩化ビニル樹脂(=1100)100重量部に対
し、ジオクチルフタレート40重量部、エポキシ化
大豆油3.0重量部Ba−Zn系複合液状安定剤1.5重量
部、ステアリン酸バリウム0.2重量部、ステアリ
ン酸亜鉛0.4重量部、エチレンビスステアリン酸
アミド0.2重量部、ソルビタンモノパルミテート
1.5重量部を基本配合とし、これに前記したフタ
ルイミド系化合物として、(1−1)(1−2)並
びに(2−3)に例示した化合物だけを添加した
ものと、紫外線吸収剤(ベンゾフエノン系、ベン
ゾトリアゾール系等)を併用添加、ドライフレン
ドしたものについて常法により170℃のミルロー
ルで5分間混練後、厚さ0.1m/mのフイルムを
作成し前記藻類の発生試験に供した。 結果を下記表−1に示す。
【表】
表中、実験No.11でえられたフイルムは透明性が
極度に悪くなり、また表面への噴出しがはげしい
ので農業用又は養魚用としての使用は困難であ
る。 No.1からNo.10までのフイルムはいずれも透明
性、表面への噴出しは良好であつた。 なお表1の実験で用いた紫外線吸収剤は一般に
市販されている汎用のものでシーソーブ102(商
品名)はベンゾフエノン系であり、チヌビン−P
(商品名)はベンゾトリアゾール系である。 上記、表1から明らかなように本発明になるフ
タルイミド系化合物を配合した組成物よりつくら
れたフイルムは防藻効果の持続性にすぐれている
ことが分り、農業用あるいは養魚用、特に多湿環
境になる養鰻のためのビニルハウス用展張フイル
ムとして最適であり、その利用価値は大である。
極度に悪くなり、また表面への噴出しがはげしい
ので農業用又は養魚用としての使用は困難であ
る。 No.1からNo.10までのフイルムはいずれも透明
性、表面への噴出しは良好であつた。 なお表1の実験で用いた紫外線吸収剤は一般に
市販されている汎用のものでシーソーブ102(商
品名)はベンゾフエノン系であり、チヌビン−P
(商品名)はベンゾトリアゾール系である。 上記、表1から明らかなように本発明になるフ
タルイミド系化合物を配合した組成物よりつくら
れたフイルムは防藻効果の持続性にすぐれている
ことが分り、農業用あるいは養魚用、特に多湿環
境になる養鰻のためのビニルハウス用展張フイル
ムとして最適であり、その利用価値は大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、下記一
般式(1)で示される (但し式中、Rはアルキル基、またはハロゲン化
アルキル基を示す)フタルイミド系化合物かまた
は下記一般式(2)で示される (但し式中、Rはアルキル基、またはハロゲン化
アルキル基を示す)テトラヒドロフタルイミド系
化合物を、0.05〜3.0重量部、配合してなること
を特徴とする防藻性塩化ビニル系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17171779A JPS5693742A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Alga-resisting vinyl chloride resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17171779A JPS5693742A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Alga-resisting vinyl chloride resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5693742A JPS5693742A (en) | 1981-07-29 |
| JPS6226340B2 true JPS6226340B2 (ja) | 1987-06-08 |
Family
ID=15928361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17171779A Granted JPS5693742A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Alga-resisting vinyl chloride resin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5693742A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5140455A (en) | 1989-11-29 | 1992-08-18 | Donnelly Corporation | High performance electrochemichromic solutions and devices thereof |
| US5142407A (en) * | 1989-12-22 | 1992-08-25 | Donnelly Corporation | Method of reducing leakage current in electrochemichromic solutions and solutions based thereon |
| US5145609A (en) * | 1990-11-07 | 1992-09-08 | Donnelly Corporation | Linear polyether-containing electrochemichromic solutions and related devices |
| US5233461A (en) * | 1991-09-06 | 1993-08-03 | Donnelly Corporation | Methods for sealing electrochromic devices and devices manufactured thereby |
| US5239405A (en) * | 1991-09-06 | 1993-08-24 | Donnelly Corporation | Electrochemichromic solutions, processes for preparing and using the same, and devices manufactured with the same |
| CN106800623B (zh) * | 2017-03-01 | 2018-11-27 | 苏州瑞科四通新材料有限公司 | 一种阴离子型抗藻复合膜 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6016987B2 (ja) * | 1976-08-06 | 1985-04-30 | 堺化学工業株式会社 | 防錆顔料組成物 |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP17171779A patent/JPS5693742A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5693742A (en) | 1981-07-29 |
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