JPS6230166B2 - - Google Patents
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- JPS6230166B2 JPS6230166B2 JP53035933A JP3593378A JPS6230166B2 JP S6230166 B2 JPS6230166 B2 JP S6230166B2 JP 53035933 A JP53035933 A JP 53035933A JP 3593378 A JP3593378 A JP 3593378A JP S6230166 B2 JPS6230166 B2 JP S6230166B2
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- monofluorophosphate
- caries
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
- C07F9/02—Phosphorus compounds
- C07F9/06—Phosphorus compounds without P—C bonds
- C07F9/08—Esters of oxyacids of phosphorus
- C07F9/09—Esters of phosphoric acids
- C07F9/14—Esters of phosphoric acids containing P(=O)-halide groups
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/69—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing fluorine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
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Description
本発明は歯磨用のモノフルオロリン酸アミンに
関し、詳細には歯磨用のモノフルオロリン酸アミ
ンとその製造方法、及びそれを含む組成物に関す
る。 フツ素イオンが歯をう蝕から保護する作用を持
つという確たる証拠を初めて提示したのはDean
とその共同研究者である〔Public Health
Reporter(Wash.)、48703頁(1933年)〕。少量の
フツ素イオンが歯のエナメル質のリン酸カルシウ
ム、アパタイトと反応するという次の発見に基づ
き、局所塗付により歯のエナメル質表面にフツ素
イオンを付与するための有効手段を開発するため
の多大の努力が開始された。フツ化ナトリウム、
モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリ
ン酸カルシウム(イギリス特許第1270752号)、フ
ツ化第一スズ、フツ素−オルトリン酸混合物又は
フツ化アミンの濃溶液の局所塗付;フツ素ゲルの
塗付;フツ素含有の練歯磨、口洗料の使用;等の
多数の適用法がテストされている。上記局所塗付
法の虫歯防止効果が非常に異なることも記録され
ている。フツ素の合計量が等しい場合、小量を頻
繁に塗付する方が多量を少数回塗付するよりも虫
歯防止に有効であることも動物実験により示され
ている〔Regolati、Helv.Odont.Acta.、Suppl.
IX、1975、95〜130頁〕。スウエーデンの臨床実
験により、低濃度のフツ素で頻繁に洗う方が、高
濃度で間隔をおいて洗うよりも虫歯増加の低下に
有効であるということも示されている、〔P.
TorellとY.Eriessonの共著、Acta Ondont.
Scand.、23、287、1965〕。 従つて、口腔内面に吸着され、口腔が清浄にさ
れる迄比較的長時間にわたつて物理的又は化学的
の手段によりフツ素イオンをゆつくりと放出する
能力を持つフツ素含有物質を開発することが望ま
しい。かかる付着性フツ素イオン徐放剤の使用に
より低濃度のフツ素が長時間(1〜12時間)利用
され、実際には高頻度で塗付したことになる。か
かる剤は当然に、自在使用されているフツ素供給
系よりも長時間にわたつて歯を保護するものであ
る。 1%のジフルオロシランR−SiF2(OH)を含
むトリレンジイソシアネートをベースとするポリ
ウレタンラツカー、フツ素含有シリケートセメン
ト、フツ素含有アクリル樹脂、フツ素含有ポリカ
ルボキシレートセメント、フツ素含有ヒドロゲル
ポリマー等の歯科医により塗付される一連の製品
が開発されている。しかし、これら製品のいづれ
も被塗付者が塗付できる処方物中には使用できな
い。 今や、本発明により、モノフルオロリン酸長鎖
アミンが、被塗布者が塗付できる処方物中に使用
できる付着性フツ素イオン徐放剤であることが発
見された。 従つて、被塗付者が塗布できる処方物中に使用
できるフツ素イオン徐放剤を提供することが本発
明の第1の目的である。 本発明の第2の目的は、高効能の虫歯防止剤を
提供することである。 従つて、本発明の目的は虫歯防止口腔用組成物
と、一般式:ビス(R−NH3)2PO3F (式中、Rは飽和又は不飽和のC8〜18高級アルキ
ル基である) で表される新規なモノフルオロリン酸ビスアミン
とに関する。これら化合物は水溶性の程度は低い
が、水、特に水−界面活性媒体に分散できる。そ
の1%水溶液又は分散液は約5〜6のPH値を示
す。しかし、PH5未満、又は高PH(例えばPH10以
上)の溶液中では安定性が低い。というのは、強
酸又は強塩基中では加水分解するからである。こ
れらのモノフルオロリン酸アミンは口腔組織、歯
のエナメル質に対して優れて付着性であり、口腔
内にフツ素イオンをゆつくりと放出し、なめらか
な表面及び裂け目を虫歯から守る。該アルキル基
の炭素原子数が8より小さいか18より大きい時に
は口腔内面への付着性が貧弱であると予想され
る。 本発明のモノフルオロリン酸ビス長鎖アミンの
製造方法は一般的には、次反応式に従つてC8〜18
アミンとモノフルオロリン酸とを低温(例えば約
0℃)の非水性媒体中で反応させることからな
る。 2RNH2+H2PO3F→(RNH+ 3)2PO3F-2 更に特定すれば、該モノフルオロリン酸ビスア
ミンは、約20分〜2時間急速に撹拌しかつ同時に
冷却しながら(反応が非常に反応性であるため)
該長鎖アミンの、有機溶媒中希溶液にモノフルオ
ロリン酸をゆつくりと加えることにより発生され
る。該アミンが溶解する溶媒ならいづれも使用で
きる(例えばエタノール、トルエン、メタノー
ル、プロパノール、ブタノール等)。撹拌時間は
該長鎖アミンの最適反応を達成するのに充分なも
のとしなければならない。反応体のモル比
(RNH2:H2PO3F)は1.4〜2:1として該アミ
ンと該酸との最適反応を確保できる。過剰量の酸
を使用することが好ましい。生じた不溶性の固体
又はロウ状反応生成物は過その他の適当な分離
手段により有機溶媒スラリーから回収し、ついで
同一溶媒で洗い、12時間〜2日間真空乾燥が風乾
して有機溶媒を本質に完全に除去する。乾燥温度
は室温でよいが、約45℃を越えてはならず、即ち
27〜45℃である。 以下の実施例により本発明の化合物の製造方法
を例示する。 実施例 1 モノフルオロリン酸ビスオレイルアミン 反応が発熱性であるために約0℃の温度に維持
するために氷浴中に浸漬された300mlのトルエン
中の58.66g(0.22モル)のオレイルアミンに14
g(0.14モル)のモノフルオロリン酸をゆつくり
と加えた。この間約20〜2時間、絶えず撹拌し
た。固体反応生成物が溶液から沈澱したので取
し、フイルター上でトルエンで数度洗つた。固体
反応生成物をフイルターから回収し、27〜45℃の
温度で12時間〜2日間真空乾燥してトルエン除去
した。生成モノフルオロリン酸ビスオレイルアミ
ンのTIRスペクトルは、PO3F-2構造の吸収を示
す720cm-1、790cm-1、RNH+ 3吸収の典型である
1300〜1700cm-1、2300〜3000cm-1でピークを示
し、P−Oピーク(1110cm-1)はヒドロキシアパ
タイト(1070cm-1)とNa2PO3F(1175cm-1)のエネ
ルギーの中間のエネルギーに位置した。 実施例 2 ドデシルアミンをオレイルアミンのかわりに使
つて実施例1の方法をくり返した。生成モノフル
オロリン酸ビスドデシルアミンはモノフルオロリ
ン酸ビスオレイルアミンと同様なIRスペクトル
を示した。 実施例 3 テトラデシルアミンをオレイルアミンのかわり
に、エタノールをトルエンのかわりに使つて実施
例1の方法をくり返した。生成モノフルオロリン
酸ビステトラデシルアミンはモノフルオロリン酸
ビスオレイルアミンと同様なIRスペクトルを示
し、それは本発明のモノフルオロリン酸ビス長鎖
アミンに典型的なものだつた。 実施例 4 ヘキサデシルアミンをテトラデシルアミンの代
わりに使つて実施例3をくり返した。生成モノフ
ルオロリン酸ビスヘキサデシルアミンはモノフル
オロリン酸ビスオレイルアミンと同様なIRスペ
クトルを示し、それは本発明のモノフルオロリン
酸ビス長鎖アミンに典型的なものだつた。 実施例1に記載の方法を、該長鎖アミンが可溶
性のブタノール、エトキシエタノール、プロパノ
ール、メタノールその他の有機媒体の様な他の適
当な非水性溶媒を使つて設計変更でき、又、アミ
ンとモノフルオロリン酸との比を1.4〜2:1
(モル比)の範囲内でかえることができた。他の
モノフルオロリン酸ビス長鎖アミンは、デシルア
ミン、ノニルアミン、オクチルアミン、ウンデシ
ルアミン、トリデシルアミン、ペンタデシルアミ
ン等の様々な長鎖アミンを使つて製造できる。 本発明の化合物は、虫歯を阻止するのに有効な
濃度、即ち加水分解により約100〜5000、好まし
くは約500〜200ppmのF-を生成できる量で練歯
磨や歯磨粉の様な歯用組成物中に使用できる。フ
ツ素イオンの徐放を最適にするPHは約5〜7であ
るが、それより若干低い値(例えばPH4)や高い
値(例えばPH8.5)でも、ヒドロフツ化アミンの
様なフツ素イオン急速放出物質よりは放出速度は
遅い。 前記一般式で示されるモノフルオロリン酸ビス
長鎖アミンはフツ素徐放性と、組織多糖類と人間
の歯のエナメル質とに対する付着性との両者を示
し、有効な虫歯防止剤として望ましいことが観察
された。 モノフルオロリン酸ビス長鎖アミンからのフツ
素イオン(F-)放出速度は、単接続基準電極に接
続して使用され、0.1M NaF溶液と100ppmNaF
溶液とから得られる標準化液に対してmV計でモ
ニターされるフツ素イオン電極を使つてin vitro
で評価し記録した。測定は全て、10mlの蒸留脱イ
オン水と10mlの全イオン強度活性緩衝剤とを使つ
て室温(28±2℃)の50%全イオン強度活性緩衝
剤溶液中でPH5.2で行なつた。50mgの被検化合物
をこれら溶液に導入し、F-放出を記録した。物
理的特徴(ロウ状又は粘性の液体)のゆえに容易
に移動できないそれら物質を小さなグラシン正方
紙に乗せた。該モノフルオロリン酸ビスアミンは
水にほとんど溶解せず、又該ヒドロフツ化アミン
は水にゆつくり溶解するので、被検化合物は0.25
%スラリーの形にした。モノフルオロリン酸ナト
リウム固体を対照フツ素放出剤として加えその加
水分解をモニターした。この固体の粒径はF-放
出の初期速度にわずかに影響したが、この影響は
全体的放出速度からはささいなものにすぎなかつ
た。 比較目的で使用された該ヒドロフツ化アミン
は、濃フツ化水素酸(48%)と適当なアミンとの
反応により非水性溶媒中で合成された。製造され
た化合物はオレイルアミン・HF、ヘキサデシル
アミン・HF等だつた。 モノフルオロリン酸ドデシルカリウム、モノフ
ルオロリン酸エタノールアミン、ピコリン酸−モ
ノフルオロリン酸、モノフルオロリン酸2−アミ
ノ−2−メチル−1・3−プロパンジオールの相
対的F-放出速度は、それらのF-放出型が本発明
のモノフルオロリン酸ビスアミンのそれとは実質
上異なるということを示している。本発明の新規
化合物はフツ素イオンをモノフルオロリン酸塩に
典型的な速度で、即ちゆつくりと放出し、一方、
他のモノフルオロリン酸アミンとモノフルオロリ
ン酸ドデシルカリウム; とはヒドロフツ化アミンと同様に実質上全ての
F-を非常に早く放出する。このほとんど自然発
生的な放出反応は小量のNH4Fのそれに似てい
る。他の興味ある観察は、本発明のモノフルオロ
リン酸ビス長鎖アミンはこの実験時間(30分)中
にその有効フツ素のわずかな部分のみを放出した
ということである。これらテストの結果は表1に
まとめられている。 本発明のモノフルオロリン酸ビスアミンの組織
多糖類基質に対する付着性は、口腔雰囲気で軟組
織と歯垢とを擬した綿織物にブロムフエーノール
ブル−染料溶液を使つて測定した。1インチ平方
の400−W綿布を、1%の被検薬剤を含む20mlの
スラリー中で60秒間撹拌し、水道水を流して30秒
間ゆすぎ、ついで20mlの0.05%ブロムフエノール
ブルー溶液中で撹拌し、水道水を流して30秒間ゆ
すいだ。綿布を乾燥させた。正方形布の色の濃度
が付着度を示し、布が強く着色されていることは
付着力が高いことを示す。 次の表1に示される如く、本発明のモノフルオ
ロリン酸ビス長鎖アミンは他のモノフルオロリン
酸アミン、モノフルオロリン酸ドデシルカリウ
ム、ヒドロフツ化アミンよりもかなりゆつくりと
したフツ素イオン放出速度とかなり大きい付着度
とを示す、すぐれた虫歯防止剤である。次表にお
いて、HFはヒドロフツ素部分を、PO3Fはモノフ
ルオロリン酸部分を、AMPDは2−アミノ−2−
メチル−1・3−プロパンジオールを示す。
関し、詳細には歯磨用のモノフルオロリン酸アミ
ンとその製造方法、及びそれを含む組成物に関す
る。 フツ素イオンが歯をう蝕から保護する作用を持
つという確たる証拠を初めて提示したのはDean
とその共同研究者である〔Public Health
Reporter(Wash.)、48703頁(1933年)〕。少量の
フツ素イオンが歯のエナメル質のリン酸カルシウ
ム、アパタイトと反応するという次の発見に基づ
き、局所塗付により歯のエナメル質表面にフツ素
イオンを付与するための有効手段を開発するため
の多大の努力が開始された。フツ化ナトリウム、
モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリ
ン酸カルシウム(イギリス特許第1270752号)、フ
ツ化第一スズ、フツ素−オルトリン酸混合物又は
フツ化アミンの濃溶液の局所塗付;フツ素ゲルの
塗付;フツ素含有の練歯磨、口洗料の使用;等の
多数の適用法がテストされている。上記局所塗付
法の虫歯防止効果が非常に異なることも記録され
ている。フツ素の合計量が等しい場合、小量を頻
繁に塗付する方が多量を少数回塗付するよりも虫
歯防止に有効であることも動物実験により示され
ている〔Regolati、Helv.Odont.Acta.、Suppl.
IX、1975、95〜130頁〕。スウエーデンの臨床実
験により、低濃度のフツ素で頻繁に洗う方が、高
濃度で間隔をおいて洗うよりも虫歯増加の低下に
有効であるということも示されている、〔P.
TorellとY.Eriessonの共著、Acta Ondont.
Scand.、23、287、1965〕。 従つて、口腔内面に吸着され、口腔が清浄にさ
れる迄比較的長時間にわたつて物理的又は化学的
の手段によりフツ素イオンをゆつくりと放出する
能力を持つフツ素含有物質を開発することが望ま
しい。かかる付着性フツ素イオン徐放剤の使用に
より低濃度のフツ素が長時間(1〜12時間)利用
され、実際には高頻度で塗付したことになる。か
かる剤は当然に、自在使用されているフツ素供給
系よりも長時間にわたつて歯を保護するものであ
る。 1%のジフルオロシランR−SiF2(OH)を含
むトリレンジイソシアネートをベースとするポリ
ウレタンラツカー、フツ素含有シリケートセメン
ト、フツ素含有アクリル樹脂、フツ素含有ポリカ
ルボキシレートセメント、フツ素含有ヒドロゲル
ポリマー等の歯科医により塗付される一連の製品
が開発されている。しかし、これら製品のいづれ
も被塗付者が塗付できる処方物中には使用できな
い。 今や、本発明により、モノフルオロリン酸長鎖
アミンが、被塗布者が塗付できる処方物中に使用
できる付着性フツ素イオン徐放剤であることが発
見された。 従つて、被塗付者が塗布できる処方物中に使用
できるフツ素イオン徐放剤を提供することが本発
明の第1の目的である。 本発明の第2の目的は、高効能の虫歯防止剤を
提供することである。 従つて、本発明の目的は虫歯防止口腔用組成物
と、一般式:ビス(R−NH3)2PO3F (式中、Rは飽和又は不飽和のC8〜18高級アルキ
ル基である) で表される新規なモノフルオロリン酸ビスアミン
とに関する。これら化合物は水溶性の程度は低い
が、水、特に水−界面活性媒体に分散できる。そ
の1%水溶液又は分散液は約5〜6のPH値を示
す。しかし、PH5未満、又は高PH(例えばPH10以
上)の溶液中では安定性が低い。というのは、強
酸又は強塩基中では加水分解するからである。こ
れらのモノフルオロリン酸アミンは口腔組織、歯
のエナメル質に対して優れて付着性であり、口腔
内にフツ素イオンをゆつくりと放出し、なめらか
な表面及び裂け目を虫歯から守る。該アルキル基
の炭素原子数が8より小さいか18より大きい時に
は口腔内面への付着性が貧弱であると予想され
る。 本発明のモノフルオロリン酸ビス長鎖アミンの
製造方法は一般的には、次反応式に従つてC8〜18
アミンとモノフルオロリン酸とを低温(例えば約
0℃)の非水性媒体中で反応させることからな
る。 2RNH2+H2PO3F→(RNH+ 3)2PO3F-2 更に特定すれば、該モノフルオロリン酸ビスア
ミンは、約20分〜2時間急速に撹拌しかつ同時に
冷却しながら(反応が非常に反応性であるため)
該長鎖アミンの、有機溶媒中希溶液にモノフルオ
ロリン酸をゆつくりと加えることにより発生され
る。該アミンが溶解する溶媒ならいづれも使用で
きる(例えばエタノール、トルエン、メタノー
ル、プロパノール、ブタノール等)。撹拌時間は
該長鎖アミンの最適反応を達成するのに充分なも
のとしなければならない。反応体のモル比
(RNH2:H2PO3F)は1.4〜2:1として該アミ
ンと該酸との最適反応を確保できる。過剰量の酸
を使用することが好ましい。生じた不溶性の固体
又はロウ状反応生成物は過その他の適当な分離
手段により有機溶媒スラリーから回収し、ついで
同一溶媒で洗い、12時間〜2日間真空乾燥が風乾
して有機溶媒を本質に完全に除去する。乾燥温度
は室温でよいが、約45℃を越えてはならず、即ち
27〜45℃である。 以下の実施例により本発明の化合物の製造方法
を例示する。 実施例 1 モノフルオロリン酸ビスオレイルアミン 反応が発熱性であるために約0℃の温度に維持
するために氷浴中に浸漬された300mlのトルエン
中の58.66g(0.22モル)のオレイルアミンに14
g(0.14モル)のモノフルオロリン酸をゆつくり
と加えた。この間約20〜2時間、絶えず撹拌し
た。固体反応生成物が溶液から沈澱したので取
し、フイルター上でトルエンで数度洗つた。固体
反応生成物をフイルターから回収し、27〜45℃の
温度で12時間〜2日間真空乾燥してトルエン除去
した。生成モノフルオロリン酸ビスオレイルアミ
ンのTIRスペクトルは、PO3F-2構造の吸収を示
す720cm-1、790cm-1、RNH+ 3吸収の典型である
1300〜1700cm-1、2300〜3000cm-1でピークを示
し、P−Oピーク(1110cm-1)はヒドロキシアパ
タイト(1070cm-1)とNa2PO3F(1175cm-1)のエネ
ルギーの中間のエネルギーに位置した。 実施例 2 ドデシルアミンをオレイルアミンのかわりに使
つて実施例1の方法をくり返した。生成モノフル
オロリン酸ビスドデシルアミンはモノフルオロリ
ン酸ビスオレイルアミンと同様なIRスペクトル
を示した。 実施例 3 テトラデシルアミンをオレイルアミンのかわり
に、エタノールをトルエンのかわりに使つて実施
例1の方法をくり返した。生成モノフルオロリン
酸ビステトラデシルアミンはモノフルオロリン酸
ビスオレイルアミンと同様なIRスペクトルを示
し、それは本発明のモノフルオロリン酸ビス長鎖
アミンに典型的なものだつた。 実施例 4 ヘキサデシルアミンをテトラデシルアミンの代
わりに使つて実施例3をくり返した。生成モノフ
ルオロリン酸ビスヘキサデシルアミンはモノフル
オロリン酸ビスオレイルアミンと同様なIRスペ
クトルを示し、それは本発明のモノフルオロリン
酸ビス長鎖アミンに典型的なものだつた。 実施例1に記載の方法を、該長鎖アミンが可溶
性のブタノール、エトキシエタノール、プロパノ
ール、メタノールその他の有機媒体の様な他の適
当な非水性溶媒を使つて設計変更でき、又、アミ
ンとモノフルオロリン酸との比を1.4〜2:1
(モル比)の範囲内でかえることができた。他の
モノフルオロリン酸ビス長鎖アミンは、デシルア
ミン、ノニルアミン、オクチルアミン、ウンデシ
ルアミン、トリデシルアミン、ペンタデシルアミ
ン等の様々な長鎖アミンを使つて製造できる。 本発明の化合物は、虫歯を阻止するのに有効な
濃度、即ち加水分解により約100〜5000、好まし
くは約500〜200ppmのF-を生成できる量で練歯
磨や歯磨粉の様な歯用組成物中に使用できる。フ
ツ素イオンの徐放を最適にするPHは約5〜7であ
るが、それより若干低い値(例えばPH4)や高い
値(例えばPH8.5)でも、ヒドロフツ化アミンの
様なフツ素イオン急速放出物質よりは放出速度は
遅い。 前記一般式で示されるモノフルオロリン酸ビス
長鎖アミンはフツ素徐放性と、組織多糖類と人間
の歯のエナメル質とに対する付着性との両者を示
し、有効な虫歯防止剤として望ましいことが観察
された。 モノフルオロリン酸ビス長鎖アミンからのフツ
素イオン(F-)放出速度は、単接続基準電極に接
続して使用され、0.1M NaF溶液と100ppmNaF
溶液とから得られる標準化液に対してmV計でモ
ニターされるフツ素イオン電極を使つてin vitro
で評価し記録した。測定は全て、10mlの蒸留脱イ
オン水と10mlの全イオン強度活性緩衝剤とを使つ
て室温(28±2℃)の50%全イオン強度活性緩衝
剤溶液中でPH5.2で行なつた。50mgの被検化合物
をこれら溶液に導入し、F-放出を記録した。物
理的特徴(ロウ状又は粘性の液体)のゆえに容易
に移動できないそれら物質を小さなグラシン正方
紙に乗せた。該モノフルオロリン酸ビスアミンは
水にほとんど溶解せず、又該ヒドロフツ化アミン
は水にゆつくり溶解するので、被検化合物は0.25
%スラリーの形にした。モノフルオロリン酸ナト
リウム固体を対照フツ素放出剤として加えその加
水分解をモニターした。この固体の粒径はF-放
出の初期速度にわずかに影響したが、この影響は
全体的放出速度からはささいなものにすぎなかつ
た。 比較目的で使用された該ヒドロフツ化アミン
は、濃フツ化水素酸(48%)と適当なアミンとの
反応により非水性溶媒中で合成された。製造され
た化合物はオレイルアミン・HF、ヘキサデシル
アミン・HF等だつた。 モノフルオロリン酸ドデシルカリウム、モノフ
ルオロリン酸エタノールアミン、ピコリン酸−モ
ノフルオロリン酸、モノフルオロリン酸2−アミ
ノ−2−メチル−1・3−プロパンジオールの相
対的F-放出速度は、それらのF-放出型が本発明
のモノフルオロリン酸ビスアミンのそれとは実質
上異なるということを示している。本発明の新規
化合物はフツ素イオンをモノフルオロリン酸塩に
典型的な速度で、即ちゆつくりと放出し、一方、
他のモノフルオロリン酸アミンとモノフルオロリ
ン酸ドデシルカリウム; とはヒドロフツ化アミンと同様に実質上全ての
F-を非常に早く放出する。このほとんど自然発
生的な放出反応は小量のNH4Fのそれに似てい
る。他の興味ある観察は、本発明のモノフルオロ
リン酸ビス長鎖アミンはこの実験時間(30分)中
にその有効フツ素のわずかな部分のみを放出した
ということである。これらテストの結果は表1に
まとめられている。 本発明のモノフルオロリン酸ビスアミンの組織
多糖類基質に対する付着性は、口腔雰囲気で軟組
織と歯垢とを擬した綿織物にブロムフエーノール
ブル−染料溶液を使つて測定した。1インチ平方
の400−W綿布を、1%の被検薬剤を含む20mlの
スラリー中で60秒間撹拌し、水道水を流して30秒
間ゆすぎ、ついで20mlの0.05%ブロムフエノール
ブルー溶液中で撹拌し、水道水を流して30秒間ゆ
すいだ。綿布を乾燥させた。正方形布の色の濃度
が付着度を示し、布が強く着色されていることは
付着力が高いことを示す。 次の表1に示される如く、本発明のモノフルオ
ロリン酸ビス長鎖アミンは他のモノフルオロリン
酸アミン、モノフルオロリン酸ドデシルカリウ
ム、ヒドロフツ化アミンよりもかなりゆつくりと
したフツ素イオン放出速度とかなり大きい付着度
とを示す、すぐれた虫歯防止剤である。次表にお
いて、HFはヒドロフツ素部分を、PO3Fはモノフ
ルオロリン酸部分を、AMPDは2−アミノ−2−
メチル−1・3−プロパンジオールを示す。
【表】
短鎖アミン−PO3Fはブロムフエノールブルー
と反応せず、従つて付着度については不定という
結果を示した。ピコリン酸−PO3FとK+〔ドデシ
ルPO3F〕とは酸性であるためにブロムフエノー
ルブルーでの青→黄変色が起きた。 本発明のビスアミン−PO3F化合物の人間の歯
に対する付着性を、前記布テストと同様にブロム
フエノールブルー反応により評価した。布の代り
に前もつて清浄にした歯を人間の唾液に浸け、60
秒間激しく振とうすることにより被検物質の1%
スラリーで処理し、ついで水道水で30秒ゆすい
だ。ついでこの被処理歯を10mlの0.05%ブロムフ
エノールブルー溶液に浮遊させ、撹拌し、水道水
で30秒間ゆすいだ。吸着の程度は布テストの場合
に似ており、ビスオレイルアミン−PO3Fとビス
ドデシルアミン−PO3Fとが歯に対して最高の付
着性を示した。0.05M Hclo4で15秒間エツチング
された歯で行なわれた同様なテストにより実証さ
れる如く、被検物質の吸着程度はなめらかな表面
よりも表面の裂け目、すき間において高い。エツ
チングされた歯はビスアミン−PO3F化合物の高
い吸着度を示した。 エナメル質表面と相互作用するIR活性化学薬
剤の効果を評価するために使用される全反対率
IR分光学は、本発明のモノフルオロリン酸ビス
アミンは薄いフイルムとしてエナメル質表面に吸
着されたら水でのゆすぎによつては容易には除去
されないということをはつきりと示した。 ビスアミン−PO3Fのフツ素放出活性成分であ
るPO3F-2アニオンも口腔内面、エナメル質表面
に付着し、その程度はRNH+ 3カチオンとほぼ同一
である。ブロムフエノールブルー染料反応により
RNH+ 3カチオンの付着性が定まる。薄いポリエチ
レンシートにコーテイングされたこれら物質の
0.001インチ厚フイルムTIRスペクトルをゆすぎ
の前後に観察したら、RNH+ 3とPO3F-2の吸収帯
がゆすぎによりほんのわずか下降したが、帯I
(RNH+ 3に対する1625cm-1)1I(PO3F-2に対する
1100cm-1)の比はゆすぎによつては実質上変化し
ないということが示された。従つてRNH+ 3カチオ
ンとPO3F-2アニオンは共に、口腔内の基質に対
して同程度に付着性であり、それゆえ、緩和な水
でのゆすぎのみでは相当量のモノフルオロリン酸
ビスアミンは除去されないと結論できる。 付着性でフツ素イオン徐放性の虫歯防止剤とし
て使用される時、本発明の化合物は保護すべき表
面に直接に塗付することも、又薬学的担体中に分
散させて塗付することもできる。典型的には、有
効量(約100〜5000ppmの全フツ素量。約0.025〜
10重量%の化合物量に対応する)を不活性担体と
分散剤即ち界面活性剤とに含める。別法として、
有効量をタルク、白土、珪藻土、デンプン末
(flour)等の不活性固体担体中に配合してもよ
い。 本発明の化合物を虫歯防止剤として組成物中に
使用する時には、典型的には約100〜5000ppm、
好ましくは約500〜2000ppm、最も好ましくは約
1000ppmの全フツ素量を供給するのに有効な量
で口腔用即ち歯用製剤中に配合するのが普通であ
る。例えば、モノフルオロリン酸ビスオレイルア
ミンは好ましいことには約3.34重量%の量で用い
ることができ、これにより約1000ppmの全フツ
素量が供給される。典型的には、口腔用製剤は、
ビヒクルとして約20〜95重量%の水不溶性研磨剤
を含み、好ましくは不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、
リン酸三マグネシウムの様な水溶性リン酸塩を含
む。練歯磨、歯磨錠、歯磨粉の様な歯磨である。
この歯磨には水;グリセリン、ソルビツト、プロ
ピレングリコール400の様な保湿剤;洗浄剤、ア
イリツシユモス、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムの様なゲル化剤;抗菌剤;着色剤又は白
色化剤;保存料;シリコーン;クロロフイル化合
物;別のアンモニア化物質;矯臭矯味材;も含め
ることができる。 該口腔用組成物には洗浄性界面活性剤を含め、
例えば予防作用を高め、口腔内での完全分散を助
け、又香粧品的に一層許容されるものとすること
ができる。この有機界面活性材料はアニオンでも
ノニオンでも両性でもカチオンでもよく、又組成
物に洗浄・発泡特性を付与する洗浄剤を用いるこ
とが好ましい。加えて、歯磨中に最も一般的に使
用されるアニオン界面活性剤は本発明の化合物と
の配合性にすぐれ、従つて、虫歯防止活性の高い
安定な均質組成物が提供される。適当なタイプの
アニオン洗浄剤は、高級脂肪酸モノグリセリドモ
ノサルフエートの水溶性塩、例えばモノ硫酸化モ
ノグリセリド又は水素添付ココナツツ油脂肪酸の
ナトリウム塩、高級アルキル硫酸エステルのナト
リウム塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)アル
キルアリールスルホン酸エステルのナトリウム塩
(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム)、高級アルキルスルホ酢酸エステルのナトリ
ウム塩、1・2−ヒドロキシプロパンスルホン酸
エステルの高級脂肪酸エステルのナトリウム塩、
低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質上飽和
された高級脂肪族アシルアミド(例えば、脂肪族
アルキル基即ちアシル基の炭素数が12〜16個であ
るもの)のナトリウム塩等である。最後に述べた
アミドの例はN−ラウロイルサルコシン及び、N
−ラウロイル、N−ミリストイル又はN−パルミ
トイルサルコシン酸エステルのナトリウム、カリ
ウム、エタノールアミンの塩であり、これらはそ
の効果を実質上低下させる傾向のある石ケン又は
それに類似した高級脂肪酸物質を実質上含まない
ものでなければならない。 使用できるノニオン性有機界面活性化合物は市
販品として知られており、アルキレンオキサイド
かその均等反応体と反応性水素を有する疎水性化
合物との縮合により誘導される水溶性生成物から
なる。この疎水性有機化合物は脂肪族でも芳香族
でも複素環式でもよいが、初めの2つが好まし
い。好ましいタイプの疎水化合物は高級な脂肪族
アルコールとアルキルフエノールとであるが、カ
ルボン酸、カルボキサミド、メルカプタン、スル
ホンアミド等、他のものも使用できる。高級アル
キルフエノールとのエチレンオキサイド縮合物が
好ましいノニオン化合物である。普通、その疎水
部分は少くとも約6個の炭素原子を有しなければ
ならず、炭素原子数は好ましくは少なくとも約8
であり、又、約50ないしそれ以上という多数を含
んでもよい。アルキレンオキサイドの量は疎水性
化合物に依存してかなり変動するが、一般的指針
としては疎水性化合物1モル当たり少くとも約5
モルのアルキレンオキサイドを使用すべきであ
る。アルキレンオキサイド量の上限も変動するが
特別の重要性はない。疎水性化合物1モル当たり
200モルないしそれ以上という多量のアルキレン
オキサイドを用いることができる。エチレンオキ
サイドが好ましくかつ主要なオキシアルキル化剤
であるが、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等の他低級アルキレンオキサイドも使用で
き、又エチレンオキサイドの一部の代りにするこ
とができる。適当な他のノニオン化合物は、高級
脂肪酸、ロジン酸、タール油酸、石油酸化生成物
から得られる酸等のポリオキシアルキレンエステ
ルである。これらエステルは普通、酸部分に約10
〜22個の炭酸原子を有し、又約12〜30モルのエチ
レンオキサイドないしその均等物を有する。 使用できる更に別のノニオン界面活性剤は高級
脂肪酸アミドとのアルキレンオキサイド縮合物で
ある。その脂肪酸基は一般的に約8〜22個の炭素
原子を有し、好ましい例においてはこれが約10〜
50倍モルのエチレンオキサイドと縮合している。
対応するカルボキサミドとスルホンアミドも実質
的均等物として使用できる。 使用できる別に別のノニオン生成物群はオキシ
アルキル化高級脂肪族アルコールである。この脂
肪族アルコールは少くとも6個の炭素原子を有し
なければならず、好ましくは少くとも8個の炭素
原子を有する。最も好ましいアルコールはラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コールであり、これらを少くとも約6倍モルの、
好ましくは約10〜30倍モルのエチレンオキサイド
と縮合させる。典型的ノニオン生成物は15倍モル
のエチレンオキサイドと縮合したオレイルアルコ
ールである。対応アルキルメルカプトンもエチレ
ンオキサイドと縮合させた時には本発明の組成物
中に使用するのに適当である。 他の適当な界面活性物質は、四級化イミダゾー
ル誘導体(商標“Miranol”で入手できる)の様
な両性剤及び、カチオン界面活性殺菌剤と抗菌化
合物、例えば塩化ジ−イソブチルフエノキシエチ
ルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンジル
ジメチルステアリルアンモニウム、窒素に結合し
た1個の脂肪族アルキル基(C12〜18)と2個のポ
リオキシエチレン基とを持つ三級アミン、及びこ
れらの酸との塩、一般式: (式中、Rは約12〜18個の炭素原子を有する脂肪
アルキル基であり、x、y、zはその合計数が3
ないしそれ以上である)で示される化合物及びそ
の無機酸、有機酸との塩である。界面活性剤の全
量が歯磨の約0.05〜5重量%、好ましくは約1〜
3重量%であることが好ましい。 本発明の口腔用製剤は典型的には、1日に少く
とも1度30〜90秒間歯をブラツシングすることに
より塗付される。この方法で塗付できる本発明の
典型的な口腔用製剤は以下の通りである。 実施例 5練歯磨 % モノフルオロリン酸ビスオレイルアミン 0.77 ラウリル硫酸ナトリウム 1.00 グリセリン 22.00 ピロリン酸ナトリウム 0.25 カルボキシメチルセルロース 0.85 溶性サツカリン 0.20 安息香酸ナトリウム 0.50 沈降炭酸カルシウム 5.00 リン酸二カルシウム・二水和物 46.85 香 料 0.80 水 残 100 モノフルオロリン酸ビスオレイルアミンを、他
成分を完全に混合して形成された練歯磨中にロー
ラーミルして配合した。形成された最終練歯磨を
チユーブに充填し、室温で貯蔵した。この20%ス
ラリーのPHは約6.5だつた。この生成物は長寿命
を示し、即ち活性物質の加水分解により放出され
るF-に関して安定だつた。 実施例 6 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.78%のモノフルオロリン酸ビスドデシ
ルアミンを使つた。なめらかな表面及び裂け目の
腐食を阻止するのに有効な均質で安定な歯磨が得
られた。 実施例 7 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.76%のモノフルオロリン酸ビステトラ
デシルアミンを使つた。 実施例 8 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに1.00%のモノフルオロリン酸ビスヘキサ
デシルアミンを使つた。 実施例 9 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.5%のモノフルオロリン酸ビスオクタ
デシルアミンを使つた。 実施例 10 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.77%のモノフルオロリン酸ビスデシル
アミンを使つた。 本発明の口腔用組成物は虫歯を阻止し、歯の裂
け目の病巣及びなめらかな表面の病巣に対して有
効である。 本発明を特定実施例を参照しながら記述した
が、本発明の範囲内においてその様々な変更、修
正をなしえることは当業者に明らかである。
と反応せず、従つて付着度については不定という
結果を示した。ピコリン酸−PO3FとK+〔ドデシ
ルPO3F〕とは酸性であるためにブロムフエノー
ルブルーでの青→黄変色が起きた。 本発明のビスアミン−PO3F化合物の人間の歯
に対する付着性を、前記布テストと同様にブロム
フエノールブルー反応により評価した。布の代り
に前もつて清浄にした歯を人間の唾液に浸け、60
秒間激しく振とうすることにより被検物質の1%
スラリーで処理し、ついで水道水で30秒ゆすい
だ。ついでこの被処理歯を10mlの0.05%ブロムフ
エノールブルー溶液に浮遊させ、撹拌し、水道水
で30秒間ゆすいだ。吸着の程度は布テストの場合
に似ており、ビスオレイルアミン−PO3Fとビス
ドデシルアミン−PO3Fとが歯に対して最高の付
着性を示した。0.05M Hclo4で15秒間エツチング
された歯で行なわれた同様なテストにより実証さ
れる如く、被検物質の吸着程度はなめらかな表面
よりも表面の裂け目、すき間において高い。エツ
チングされた歯はビスアミン−PO3F化合物の高
い吸着度を示した。 エナメル質表面と相互作用するIR活性化学薬
剤の効果を評価するために使用される全反対率
IR分光学は、本発明のモノフルオロリン酸ビス
アミンは薄いフイルムとしてエナメル質表面に吸
着されたら水でのゆすぎによつては容易には除去
されないということをはつきりと示した。 ビスアミン−PO3Fのフツ素放出活性成分であ
るPO3F-2アニオンも口腔内面、エナメル質表面
に付着し、その程度はRNH+ 3カチオンとほぼ同一
である。ブロムフエノールブルー染料反応により
RNH+ 3カチオンの付着性が定まる。薄いポリエチ
レンシートにコーテイングされたこれら物質の
0.001インチ厚フイルムTIRスペクトルをゆすぎ
の前後に観察したら、RNH+ 3とPO3F-2の吸収帯
がゆすぎによりほんのわずか下降したが、帯I
(RNH+ 3に対する1625cm-1)1I(PO3F-2に対する
1100cm-1)の比はゆすぎによつては実質上変化し
ないということが示された。従つてRNH+ 3カチオ
ンとPO3F-2アニオンは共に、口腔内の基質に対
して同程度に付着性であり、それゆえ、緩和な水
でのゆすぎのみでは相当量のモノフルオロリン酸
ビスアミンは除去されないと結論できる。 付着性でフツ素イオン徐放性の虫歯防止剤とし
て使用される時、本発明の化合物は保護すべき表
面に直接に塗付することも、又薬学的担体中に分
散させて塗付することもできる。典型的には、有
効量(約100〜5000ppmの全フツ素量。約0.025〜
10重量%の化合物量に対応する)を不活性担体と
分散剤即ち界面活性剤とに含める。別法として、
有効量をタルク、白土、珪藻土、デンプン末
(flour)等の不活性固体担体中に配合してもよ
い。 本発明の化合物を虫歯防止剤として組成物中に
使用する時には、典型的には約100〜5000ppm、
好ましくは約500〜2000ppm、最も好ましくは約
1000ppmの全フツ素量を供給するのに有効な量
で口腔用即ち歯用製剤中に配合するのが普通であ
る。例えば、モノフルオロリン酸ビスオレイルア
ミンは好ましいことには約3.34重量%の量で用い
ることができ、これにより約1000ppmの全フツ
素量が供給される。典型的には、口腔用製剤は、
ビヒクルとして約20〜95重量%の水不溶性研磨剤
を含み、好ましくは不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、
リン酸三マグネシウムの様な水溶性リン酸塩を含
む。練歯磨、歯磨錠、歯磨粉の様な歯磨である。
この歯磨には水;グリセリン、ソルビツト、プロ
ピレングリコール400の様な保湿剤;洗浄剤、ア
イリツシユモス、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムの様なゲル化剤;抗菌剤;着色剤又は白
色化剤;保存料;シリコーン;クロロフイル化合
物;別のアンモニア化物質;矯臭矯味材;も含め
ることができる。 該口腔用組成物には洗浄性界面活性剤を含め、
例えば予防作用を高め、口腔内での完全分散を助
け、又香粧品的に一層許容されるものとすること
ができる。この有機界面活性材料はアニオンでも
ノニオンでも両性でもカチオンでもよく、又組成
物に洗浄・発泡特性を付与する洗浄剤を用いるこ
とが好ましい。加えて、歯磨中に最も一般的に使
用されるアニオン界面活性剤は本発明の化合物と
の配合性にすぐれ、従つて、虫歯防止活性の高い
安定な均質組成物が提供される。適当なタイプの
アニオン洗浄剤は、高級脂肪酸モノグリセリドモ
ノサルフエートの水溶性塩、例えばモノ硫酸化モ
ノグリセリド又は水素添付ココナツツ油脂肪酸の
ナトリウム塩、高級アルキル硫酸エステルのナト
リウム塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)アル
キルアリールスルホン酸エステルのナトリウム塩
(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム)、高級アルキルスルホ酢酸エステルのナトリ
ウム塩、1・2−ヒドロキシプロパンスルホン酸
エステルの高級脂肪酸エステルのナトリウム塩、
低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質上飽和
された高級脂肪族アシルアミド(例えば、脂肪族
アルキル基即ちアシル基の炭素数が12〜16個であ
るもの)のナトリウム塩等である。最後に述べた
アミドの例はN−ラウロイルサルコシン及び、N
−ラウロイル、N−ミリストイル又はN−パルミ
トイルサルコシン酸エステルのナトリウム、カリ
ウム、エタノールアミンの塩であり、これらはそ
の効果を実質上低下させる傾向のある石ケン又は
それに類似した高級脂肪酸物質を実質上含まない
ものでなければならない。 使用できるノニオン性有機界面活性化合物は市
販品として知られており、アルキレンオキサイド
かその均等反応体と反応性水素を有する疎水性化
合物との縮合により誘導される水溶性生成物から
なる。この疎水性有機化合物は脂肪族でも芳香族
でも複素環式でもよいが、初めの2つが好まし
い。好ましいタイプの疎水化合物は高級な脂肪族
アルコールとアルキルフエノールとであるが、カ
ルボン酸、カルボキサミド、メルカプタン、スル
ホンアミド等、他のものも使用できる。高級アル
キルフエノールとのエチレンオキサイド縮合物が
好ましいノニオン化合物である。普通、その疎水
部分は少くとも約6個の炭素原子を有しなければ
ならず、炭素原子数は好ましくは少なくとも約8
であり、又、約50ないしそれ以上という多数を含
んでもよい。アルキレンオキサイドの量は疎水性
化合物に依存してかなり変動するが、一般的指針
としては疎水性化合物1モル当たり少くとも約5
モルのアルキレンオキサイドを使用すべきであ
る。アルキレンオキサイド量の上限も変動するが
特別の重要性はない。疎水性化合物1モル当たり
200モルないしそれ以上という多量のアルキレン
オキサイドを用いることができる。エチレンオキ
サイドが好ましくかつ主要なオキシアルキル化剤
であるが、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等の他低級アルキレンオキサイドも使用で
き、又エチレンオキサイドの一部の代りにするこ
とができる。適当な他のノニオン化合物は、高級
脂肪酸、ロジン酸、タール油酸、石油酸化生成物
から得られる酸等のポリオキシアルキレンエステ
ルである。これらエステルは普通、酸部分に約10
〜22個の炭酸原子を有し、又約12〜30モルのエチ
レンオキサイドないしその均等物を有する。 使用できる更に別のノニオン界面活性剤は高級
脂肪酸アミドとのアルキレンオキサイド縮合物で
ある。その脂肪酸基は一般的に約8〜22個の炭素
原子を有し、好ましい例においてはこれが約10〜
50倍モルのエチレンオキサイドと縮合している。
対応するカルボキサミドとスルホンアミドも実質
的均等物として使用できる。 使用できる別に別のノニオン生成物群はオキシ
アルキル化高級脂肪族アルコールである。この脂
肪族アルコールは少くとも6個の炭素原子を有し
なければならず、好ましくは少くとも8個の炭素
原子を有する。最も好ましいアルコールはラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コールであり、これらを少くとも約6倍モルの、
好ましくは約10〜30倍モルのエチレンオキサイド
と縮合させる。典型的ノニオン生成物は15倍モル
のエチレンオキサイドと縮合したオレイルアルコ
ールである。対応アルキルメルカプトンもエチレ
ンオキサイドと縮合させた時には本発明の組成物
中に使用するのに適当である。 他の適当な界面活性物質は、四級化イミダゾー
ル誘導体(商標“Miranol”で入手できる)の様
な両性剤及び、カチオン界面活性殺菌剤と抗菌化
合物、例えば塩化ジ−イソブチルフエノキシエチ
ルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンジル
ジメチルステアリルアンモニウム、窒素に結合し
た1個の脂肪族アルキル基(C12〜18)と2個のポ
リオキシエチレン基とを持つ三級アミン、及びこ
れらの酸との塩、一般式: (式中、Rは約12〜18個の炭素原子を有する脂肪
アルキル基であり、x、y、zはその合計数が3
ないしそれ以上である)で示される化合物及びそ
の無機酸、有機酸との塩である。界面活性剤の全
量が歯磨の約0.05〜5重量%、好ましくは約1〜
3重量%であることが好ましい。 本発明の口腔用製剤は典型的には、1日に少く
とも1度30〜90秒間歯をブラツシングすることに
より塗付される。この方法で塗付できる本発明の
典型的な口腔用製剤は以下の通りである。 実施例 5練歯磨 % モノフルオロリン酸ビスオレイルアミン 0.77 ラウリル硫酸ナトリウム 1.00 グリセリン 22.00 ピロリン酸ナトリウム 0.25 カルボキシメチルセルロース 0.85 溶性サツカリン 0.20 安息香酸ナトリウム 0.50 沈降炭酸カルシウム 5.00 リン酸二カルシウム・二水和物 46.85 香 料 0.80 水 残 100 モノフルオロリン酸ビスオレイルアミンを、他
成分を完全に混合して形成された練歯磨中にロー
ラーミルして配合した。形成された最終練歯磨を
チユーブに充填し、室温で貯蔵した。この20%ス
ラリーのPHは約6.5だつた。この生成物は長寿命
を示し、即ち活性物質の加水分解により放出され
るF-に関して安定だつた。 実施例 6 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.78%のモノフルオロリン酸ビスドデシ
ルアミンを使つた。なめらかな表面及び裂け目の
腐食を阻止するのに有効な均質で安定な歯磨が得
られた。 実施例 7 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.76%のモノフルオロリン酸ビステトラ
デシルアミンを使つた。 実施例 8 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに1.00%のモノフルオロリン酸ビスヘキサ
デシルアミンを使つた。 実施例 9 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.5%のモノフルオロリン酸ビスオクタ
デシルアミンを使つた。 実施例 10 実施例5で該モノフルオロリン酸ビスアミンの
かわりに0.77%のモノフルオロリン酸ビスデシル
アミンを使つた。 本発明の口腔用組成物は虫歯を阻止し、歯の裂
け目の病巣及びなめらかな表面の病巣に対して有
効である。 本発明を特定実施例を参照しながら記述した
が、本発明の範囲内においてその様々な変更、修
正をなしえることは当業者に明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: (RNH3)2PO3F (式中、Rは飽和又は不飽和のC8〜18アルキル基
である)で示されるモノフルオロリン酸ビス長鎖
アミンである付着性の徐放剤の有効量を薬学的担
体と共に含む虫歯予防組成物。 2 一般式: (RNH3)2PO3F (式中、Rは飽和又は不飽和のC8〜18アルキル基
である)で示されるモノフルオロリン酸ビス長鎖
アミンである付着性の徐放剤の有効量を口腔用製
剤と混合して含む虫歯予防組成物。 3 付着性の該徐放剤が約100〜5000ppmの全フ
ツ素イオン当量を生成する量で存在する、特許請
求の範囲第2項記載の虫歯防止組成物。 4 該量が約500〜2000ppmの全フツ素イオン当
量を生成する量である、特許請求の範囲第3項記
載の虫歯防止組成物。 5 PHが約5〜7である、特許請求の範囲第2項
記載の虫歯防止組成物。 6 付着性の該徐放剤がモノフルオロリン酸ビス
オレイルアミンである、特許請求の範囲第3項記
載の虫歯防止組成物。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US05/782,114 US4105759A (en) | 1977-03-28 | 1977-03-28 | Amine monofluorophosphates in dentifrices |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53119803A JPS53119803A (en) | 1978-10-19 |
| JPS6230166B2 true JPS6230166B2 (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=25125004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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