JPS6239174B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6239174B2 JPS6239174B2 JP53020297A JP2029778A JPS6239174B2 JP S6239174 B2 JPS6239174 B2 JP S6239174B2 JP 53020297 A JP53020297 A JP 53020297A JP 2029778 A JP2029778 A JP 2029778A JP S6239174 B2 JPS6239174 B2 JP S6239174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- melamine
- polyester
- weight
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は機械的性質および電気的性質が良好な
難燃性ポリエステル樹脂組成物に関するものであ
る。 ポリエステルは機械的性質、電気的性質、耐熱
性および成形性などがすぐれているため、従来電
気用部品、自動車用部品、精密機械部品などの広
汎な用途に使用されているが、比較的燃焼しやす
い欠点から、難燃性が要求されるテレビなどの電
子・電気部品および自動車のエンジンルーム内部
品などの用途には適用が制限されるという問題が
ある。 ポリエステルの難燃化を達成するために、難燃
剤としてハロゲン化合物やリン化合物を添加する
方法が数多く提案されているが、これらの難燃剤
は難燃性こそ付与するものの、ポリエステル本来
が有するすぐれた機械特性、電気特性および加工
性などを低下させる点で満足できない。一方、ポ
リアミドやポリエステルに対してシアヌール酸、
イソシアヌール酸またはこれらの誘導体を難燃剤
として添加する方法(特開昭50−105744号公報)
が提案されているが、これらの窒素含有化合物は
ポリアミドに対しては比較的少量の添加で難燃性
を付与できるものの、ポリエステルに対する難燃
化効果は十分でなく、しかも成形時にポリエステ
ルの分解を起こすなどの問題を有している。 そこで本発明者らはポリエステル本来のすぐれ
た機械特性、電気特性および耐熱性を損なうこと
なく、これにすぐれた難燃性を付与することを目
的として鋭意検討した結果、難燃剤としてメラミ
ンとシアヌール酸からなる塩(以下メラミン・シ
アヌレートと略称する。)を用い、さらに必要に
応じて分散剤としてトリアジン環骨格を有する化
合物を用いることにより上記目的が達成できるこ
とを見出し、本発明に到達した。 すなわち、本発明はポリエステルに対し、メラ
ミン・シアヌレート3020重量部およびトリアジン
環骨格を有する化合物03〜10重量部配合してなる
メラミンとシアヌール酸からなる塩が10μ以下の
粒径で分散された難燃性ポリエステル樹脂組成物
を提供するものである。 本発明の組成物によれば、従来のハロゲン系難
燃剤を添加する場合にしばしば生起する電気特
性、耐アーク性の低下やリン系難燃剤を添加する
場合に生起する熱変形温度の低下がなく、シアヌ
ール酸を難燃剤として添加する場合の成形時の分
解、着色、ガス発生も認められない。たとえばポ
リブチレンテレフタレート(以下、PBTと略称
する。)100重量部にメラミン・シアヌレート10重
量部を添加することにより、UL−94規格にもと
ずく難燃材料であるV−2を満たすことができ、
かつ未添加のPBTと全く同じ条件で成形可能
で、PBT本来の特性を保持した成形品を得るこ
とができる。 本発明で難燃化されるポリエステルとは、ポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略称)
PBT、ポリエチレン2・6−ナフタレート、ポ
リブチレン2・6−ナフタレート、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート、ポリシクロ
ヘキシレンジメチレンフタレート/イソフタレー
ト共重合体、ポリブチレンテレフタレート/イソ
フタレート共重合体などが挙げられ、これらの混
合物であつてもよい。また上記ポリエステルにブ
ロム化テレフタル酸やテトラブロムビスフエノー
ルA・ジエタノールを共重合したものも適用可能
である。さらに上記ポリエステルに30重量%以下
の量で他の熱可塑性樹脂たとえばポリエチレン、
ポリプロピレン、変性ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、MBS樹脂、ポリカーボネート、
ポリアミドなどを配合したポリブレンドも本発明
に適用可能である。 本発明で難燃剤として使用するメラミン・シア
ヌレートとは、メラミンとシアヌール酸との実質
的に等モルから形成される塩を意味し、かかる塩
はメラミンとシアヌール酸の混合物をたとえば水
スラリーとなし、よく混合して両者の塩を微粒子
状に形成させた後、これをろ過、乾燥、粉砕して
得られる粉末であり、単なるメラミンとシアヌー
ル酸との混合物とは異なる。そしてこのメラミ
ン・シアヌレートは必らずしも完全に純粋である
必要はなく、多少未反応のメラミンないしシアヌ
ール酸が残存していてもよく、任意な工業的に有
利な方法で製造されたものが使用可能である。し
かしながらメラミン・シアヌレートはできるだけ
微細な粉末として得られたものを用いるのが本組
成物からなる成形品の機械的強度および美観の面
で好ましく、100μ以下の粒径を有するものが適
当である。メラミン・シアヌレートの粒径が大き
すぎる場合には、この粒子が成形品表面に浮きだ
して美観を低下させるばかりでなく、機械的強度
も低下するため好ましくない。 メラミン・シアヌレートの配合量はポリエステ
ル100重量部に対し、3〜20重量部、好ましくは
5〜15重量部が適当であり、3重量部以下では難
燃化効果が小さく、20重量部以上ではポリエステ
ルの機械的性質の低下が大きくなるため好ましく
ない。 本発明の組成物はポリエステルとメラミン・シ
アヌレートを予備混合してまたはせずに押出機な
どに供給して溶融混練することにより調製される
が、この調整においてはメラミン・シアヌレート
を組成物中に10μ以下の粒径で均一分散せしめる
ことが望ましい。このような分散状態はメラミ
ン・シアヌレートの配合量が20重量部以下であれ
ば、溶融ポリエステルと十分混練することによつ
て達成されるが、この場合たとえば“ユニメル
ト”タイプのスクリユーを備えた押出機、二軸ま
たは三軸押出機、ニーダタイプの混練機などを用
いるのが好ましい。またポリエステルはチツプ状
のものよりも粉末状のものを用いる場合が良好な
分散状態が達成されるが、ポリエステルチツプと
ポリエステル粉末の混合物を用いるのも好まし
い。 さらに良好な分散状態を達成するためには、分
散剤を用いることが好ましく、この分散剤として
はトリアジン環骨格を有する化合物が適当であ
る。ここでいうトリアジン環骨格を有する化合物
とはシアヌール酸ないしイソシアヌール酸の誘導
体であり、たとえばトリスフエニルイソシアヌレ
ート、トリスベンジルイソシアヌレート、トリス
トリルイソシアヌレート、トリス(β−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートの低級脂肪酸エステ
ル、トリス(β−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レートの安息香酸エステルなどが挙げられ、これ
らの配合量はポリエステル100重量部に対し約0.3
〜10重量部が適当である。 本発明の組成物には染料、顔料、充填剤、核
剤、離形剤、耐熱剤、耐候剤、可塑剤、難燃剤、
難燃助剤、帯電防止剤、繊維強化剤、加水分解防
止剤などの他の添加剤を必要量加えることがで
き、とくにガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊
維などの繊維強化剤や、エポキシ樹脂、ポリカル
ボジイミドなどの加水分解防止剤を配合する際
や、メラミン・シアヌレートを予めアミノシラン
やエポキシシランなどの表面処理剤で処理する場
合には一層望ましい機械的性質を得ることができ
る。 また、本発明のメラミン・シアヌレートは公知
のハロゲン系またはリン系難燃剤を併用すること
ができ、その場合には公知の難燃剤のみを添加し
た場合に比し、耐アーク性が著しく向上した組成
物を得ることができる。ここでいう公知のハロゲ
ン系難燃剤としてはデカブロムジフエニル、デカ
ブロムジフエニルエーテル、テトラブロム無水フ
タル酸、テトラブロムビスフエノールA、ハロゲ
ン含有ポリカーボネートオリゴマなど、リン系難
燃剤としてはトリ(ノニルフエニル)リン酸エス
テル、リン酸トリフエニル、ジフエニルホスフイ
ン酸アルキルエステル、ビス(ブチレングリコー
ル)ジフエニルフホスフイネート、ポリビスフエ
ノール−Sフエニルホスフエート、などが挙げら
れるが、とくに公知の範囲を制限するものではな
い。なおこれら公知の難燃剤と共に三酸化アンチ
モン、酸化第二スズ、水酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウムなどの難燃助剤をもちろん使用する
ことがきる。 以上説明したように本発明の難燃性ポリエステ
ル樹脂組成物はすぐれた難燃性を有するととも
に、ポリエステル本来の良好な機械的性質および
電気的性質などを保持したものであり、ポリエス
テルの用途拡大に大きく貢献するものである。 以下に実施例を挙げて本発明の効果をさらに詳
述する。 なお、実施例中の部数は重量部数を示すもので
ある。また、本発明における相対粘度とはポリマ
の0.5%オルトクロロフエノール溶液を25℃で測
定した値である。 参考例 1 メラミンとシアヌール酸の等モル混合物を重量
比で10倍の熱水に懸濁させて、十分に撹拌したあ
と、スラリーをろ過して、白色ケーキを得た。つ
ぎにこのケーキを70℃で真空乾燥し、粉砕して粒
径1〜5μのメラミン・シアヌレート粉末を得
た。こうして得たメラミン・シアヌレート粉末を
相対粘度1.80の乾燥PBT粉末100部に第1表に示
す量比で加え、250℃で押出し、ペレツト化し
た。 なお比較のため、メラミン・シアヌレートの代
りにシアヌール酸、メラミン、テトラブロモビス
フエノールA、トリフエニルリン酸エステルをそ
れぞれ同様にPBT粉末に加え、混練押出した。
各ペレツトからスクリユー式射出成形機を用い
て、1/8″の引張試験片、1/2″の衝撃試験片、1/32
″、1/16″、1/8″の燃焼試験片および1/8″の80mm×
80mm角板を成形した。成形温度は250℃、金型温
度は80℃とした。 これらの試験片を用いて第1表に示す物性など
の諸特性を測定した。 なお諸特性は下記測定に準じて測定した。 引張試験 ASTM D638 曲げ試験 ASTM D790 Izod衝撃 ASTM D256 熱変形温度 ASTM D648 燃焼試験 U L 94 耐アーク性 ASTM D495 これらの結果を第1表に示すが、あきらかにメ
ラミン・シアヌレートが、難燃効果にすぐれ、か
つ物性低下がなく、しかも耐アーク性の向上に効
果のあることがあきらかである。
難燃性ポリエステル樹脂組成物に関するものであ
る。 ポリエステルは機械的性質、電気的性質、耐熱
性および成形性などがすぐれているため、従来電
気用部品、自動車用部品、精密機械部品などの広
汎な用途に使用されているが、比較的燃焼しやす
い欠点から、難燃性が要求されるテレビなどの電
子・電気部品および自動車のエンジンルーム内部
品などの用途には適用が制限されるという問題が
ある。 ポリエステルの難燃化を達成するために、難燃
剤としてハロゲン化合物やリン化合物を添加する
方法が数多く提案されているが、これらの難燃剤
は難燃性こそ付与するものの、ポリエステル本来
が有するすぐれた機械特性、電気特性および加工
性などを低下させる点で満足できない。一方、ポ
リアミドやポリエステルに対してシアヌール酸、
イソシアヌール酸またはこれらの誘導体を難燃剤
として添加する方法(特開昭50−105744号公報)
が提案されているが、これらの窒素含有化合物は
ポリアミドに対しては比較的少量の添加で難燃性
を付与できるものの、ポリエステルに対する難燃
化効果は十分でなく、しかも成形時にポリエステ
ルの分解を起こすなどの問題を有している。 そこで本発明者らはポリエステル本来のすぐれ
た機械特性、電気特性および耐熱性を損なうこと
なく、これにすぐれた難燃性を付与することを目
的として鋭意検討した結果、難燃剤としてメラミ
ンとシアヌール酸からなる塩(以下メラミン・シ
アヌレートと略称する。)を用い、さらに必要に
応じて分散剤としてトリアジン環骨格を有する化
合物を用いることにより上記目的が達成できるこ
とを見出し、本発明に到達した。 すなわち、本発明はポリエステルに対し、メラ
ミン・シアヌレート3020重量部およびトリアジン
環骨格を有する化合物03〜10重量部配合してなる
メラミンとシアヌール酸からなる塩が10μ以下の
粒径で分散された難燃性ポリエステル樹脂組成物
を提供するものである。 本発明の組成物によれば、従来のハロゲン系難
燃剤を添加する場合にしばしば生起する電気特
性、耐アーク性の低下やリン系難燃剤を添加する
場合に生起する熱変形温度の低下がなく、シアヌ
ール酸を難燃剤として添加する場合の成形時の分
解、着色、ガス発生も認められない。たとえばポ
リブチレンテレフタレート(以下、PBTと略称
する。)100重量部にメラミン・シアヌレート10重
量部を添加することにより、UL−94規格にもと
ずく難燃材料であるV−2を満たすことができ、
かつ未添加のPBTと全く同じ条件で成形可能
で、PBT本来の特性を保持した成形品を得るこ
とができる。 本発明で難燃化されるポリエステルとは、ポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略称)
PBT、ポリエチレン2・6−ナフタレート、ポ
リブチレン2・6−ナフタレート、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート、ポリシクロ
ヘキシレンジメチレンフタレート/イソフタレー
ト共重合体、ポリブチレンテレフタレート/イソ
フタレート共重合体などが挙げられ、これらの混
合物であつてもよい。また上記ポリエステルにブ
ロム化テレフタル酸やテトラブロムビスフエノー
ルA・ジエタノールを共重合したものも適用可能
である。さらに上記ポリエステルに30重量%以下
の量で他の熱可塑性樹脂たとえばポリエチレン、
ポリプロピレン、変性ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、MBS樹脂、ポリカーボネート、
ポリアミドなどを配合したポリブレンドも本発明
に適用可能である。 本発明で難燃剤として使用するメラミン・シア
ヌレートとは、メラミンとシアヌール酸との実質
的に等モルから形成される塩を意味し、かかる塩
はメラミンとシアヌール酸の混合物をたとえば水
スラリーとなし、よく混合して両者の塩を微粒子
状に形成させた後、これをろ過、乾燥、粉砕して
得られる粉末であり、単なるメラミンとシアヌー
ル酸との混合物とは異なる。そしてこのメラミ
ン・シアヌレートは必らずしも完全に純粋である
必要はなく、多少未反応のメラミンないしシアヌ
ール酸が残存していてもよく、任意な工業的に有
利な方法で製造されたものが使用可能である。し
かしながらメラミン・シアヌレートはできるだけ
微細な粉末として得られたものを用いるのが本組
成物からなる成形品の機械的強度および美観の面
で好ましく、100μ以下の粒径を有するものが適
当である。メラミン・シアヌレートの粒径が大き
すぎる場合には、この粒子が成形品表面に浮きだ
して美観を低下させるばかりでなく、機械的強度
も低下するため好ましくない。 メラミン・シアヌレートの配合量はポリエステ
ル100重量部に対し、3〜20重量部、好ましくは
5〜15重量部が適当であり、3重量部以下では難
燃化効果が小さく、20重量部以上ではポリエステ
ルの機械的性質の低下が大きくなるため好ましく
ない。 本発明の組成物はポリエステルとメラミン・シ
アヌレートを予備混合してまたはせずに押出機な
どに供給して溶融混練することにより調製される
が、この調整においてはメラミン・シアヌレート
を組成物中に10μ以下の粒径で均一分散せしめる
ことが望ましい。このような分散状態はメラミ
ン・シアヌレートの配合量が20重量部以下であれ
ば、溶融ポリエステルと十分混練することによつ
て達成されるが、この場合たとえば“ユニメル
ト”タイプのスクリユーを備えた押出機、二軸ま
たは三軸押出機、ニーダタイプの混練機などを用
いるのが好ましい。またポリエステルはチツプ状
のものよりも粉末状のものを用いる場合が良好な
分散状態が達成されるが、ポリエステルチツプと
ポリエステル粉末の混合物を用いるのも好まし
い。 さらに良好な分散状態を達成するためには、分
散剤を用いることが好ましく、この分散剤として
はトリアジン環骨格を有する化合物が適当であ
る。ここでいうトリアジン環骨格を有する化合物
とはシアヌール酸ないしイソシアヌール酸の誘導
体であり、たとえばトリスフエニルイソシアヌレ
ート、トリスベンジルイソシアヌレート、トリス
トリルイソシアヌレート、トリス(β−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートの低級脂肪酸エステ
ル、トリス(β−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レートの安息香酸エステルなどが挙げられ、これ
らの配合量はポリエステル100重量部に対し約0.3
〜10重量部が適当である。 本発明の組成物には染料、顔料、充填剤、核
剤、離形剤、耐熱剤、耐候剤、可塑剤、難燃剤、
難燃助剤、帯電防止剤、繊維強化剤、加水分解防
止剤などの他の添加剤を必要量加えることがで
き、とくにガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊
維などの繊維強化剤や、エポキシ樹脂、ポリカル
ボジイミドなどの加水分解防止剤を配合する際
や、メラミン・シアヌレートを予めアミノシラン
やエポキシシランなどの表面処理剤で処理する場
合には一層望ましい機械的性質を得ることができ
る。 また、本発明のメラミン・シアヌレートは公知
のハロゲン系またはリン系難燃剤を併用すること
ができ、その場合には公知の難燃剤のみを添加し
た場合に比し、耐アーク性が著しく向上した組成
物を得ることができる。ここでいう公知のハロゲ
ン系難燃剤としてはデカブロムジフエニル、デカ
ブロムジフエニルエーテル、テトラブロム無水フ
タル酸、テトラブロムビスフエノールA、ハロゲ
ン含有ポリカーボネートオリゴマなど、リン系難
燃剤としてはトリ(ノニルフエニル)リン酸エス
テル、リン酸トリフエニル、ジフエニルホスフイ
ン酸アルキルエステル、ビス(ブチレングリコー
ル)ジフエニルフホスフイネート、ポリビスフエ
ノール−Sフエニルホスフエート、などが挙げら
れるが、とくに公知の範囲を制限するものではな
い。なおこれら公知の難燃剤と共に三酸化アンチ
モン、酸化第二スズ、水酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウムなどの難燃助剤をもちろん使用する
ことがきる。 以上説明したように本発明の難燃性ポリエステ
ル樹脂組成物はすぐれた難燃性を有するととも
に、ポリエステル本来の良好な機械的性質および
電気的性質などを保持したものであり、ポリエス
テルの用途拡大に大きく貢献するものである。 以下に実施例を挙げて本発明の効果をさらに詳
述する。 なお、実施例中の部数は重量部数を示すもので
ある。また、本発明における相対粘度とはポリマ
の0.5%オルトクロロフエノール溶液を25℃で測
定した値である。 参考例 1 メラミンとシアヌール酸の等モル混合物を重量
比で10倍の熱水に懸濁させて、十分に撹拌したあ
と、スラリーをろ過して、白色ケーキを得た。つ
ぎにこのケーキを70℃で真空乾燥し、粉砕して粒
径1〜5μのメラミン・シアヌレート粉末を得
た。こうして得たメラミン・シアヌレート粉末を
相対粘度1.80の乾燥PBT粉末100部に第1表に示
す量比で加え、250℃で押出し、ペレツト化し
た。 なお比較のため、メラミン・シアヌレートの代
りにシアヌール酸、メラミン、テトラブロモビス
フエノールA、トリフエニルリン酸エステルをそ
れぞれ同様にPBT粉末に加え、混練押出した。
各ペレツトからスクリユー式射出成形機を用い
て、1/8″の引張試験片、1/2″の衝撃試験片、1/32
″、1/16″、1/8″の燃焼試験片および1/8″の80mm×
80mm角板を成形した。成形温度は250℃、金型温
度は80℃とした。 これらの試験片を用いて第1表に示す物性など
の諸特性を測定した。 なお諸特性は下記測定に準じて測定した。 引張試験 ASTM D638 曲げ試験 ASTM D790 Izod衝撃 ASTM D256 熱変形温度 ASTM D648 燃焼試験 U L 94 耐アーク性 ASTM D495 これらの結果を第1表に示すが、あきらかにメ
ラミン・シアヌレートが、難燃効果にすぐれ、か
つ物性低下がなく、しかも耐アーク性の向上に効
果のあることがあきらかである。
【表】
【表】
参考例 2
PBT(相対粘度1.37)70部、ガラス繊維30部
(繊磯長:3mm)、“エピコート819”0.5部、タル
ク0.2部、テトラブロムビスフエノールAポリカ
ーボネートオリゴマ20部、酸化アンチモン6部お
よびメラミン・シアヌレート10部を混合し、60mm
φ押出機を用い、270℃で押出し、チツプ化し
た。 比較のため、メラミン・シアヌレートを加えな
い場合についても同様の実験を行なつた。 さらにPET(相対粘度1.30)を用いた場合につ
いても同じ実験をくりかえした。その場合は成形
温度を285℃とした。 これらの実験で得られた各チツプを乾燥し、実
施例1の方法で、各種試験片を射出成形し、物性
を測定した。結果を第2表に示す。 第2表の結果からわかるように、メラミン・シ
アヌレートの耐アーク性向上効果はあきらかであ
る。
(繊磯長:3mm)、“エピコート819”0.5部、タル
ク0.2部、テトラブロムビスフエノールAポリカ
ーボネートオリゴマ20部、酸化アンチモン6部お
よびメラミン・シアヌレート10部を混合し、60mm
φ押出機を用い、270℃で押出し、チツプ化し
た。 比較のため、メラミン・シアヌレートを加えな
い場合についても同様の実験を行なつた。 さらにPET(相対粘度1.30)を用いた場合につ
いても同じ実験をくりかえした。その場合は成形
温度を285℃とした。 これらの実験で得られた各チツプを乾燥し、実
施例1の方法で、各種試験片を射出成形し、物性
を測定した。結果を第2表に示す。 第2表の結果からわかるように、メラミン・シ
アヌレートの耐アーク性向上効果はあきらかであ
る。
【表】
【表】
実施例 1
PBTチツプ(相対粘度1.68)100部にメラミ
ン・シアヌレート10部を加え、さらに分散剤とし
て第3表に示す化合物を加えて混合し、30mmφ押
出機を用いて、混練チツプ化した。ただしNo.15で
はPBTチツプ100部のかわりに、PBTチツプ80部
およびPBT粉末20部を使用し、分散剤を加えな
かつた。 各チツプを参考例1の方法で各種試験片に成形
し、物性、燃焼性、その他特性を測定した。 また試験片から薄片を切り出し、電子顕微鏡で
メラミン・シアヌレートの分散状態を観察した結
果、すべて10μ以下に均一に分散していた。 結果を第3表に示す。
ン・シアヌレート10部を加え、さらに分散剤とし
て第3表に示す化合物を加えて混合し、30mmφ押
出機を用いて、混練チツプ化した。ただしNo.15で
はPBTチツプ100部のかわりに、PBTチツプ80部
およびPBT粉末20部を使用し、分散剤を加えな
かつた。 各チツプを参考例1の方法で各種試験片に成形
し、物性、燃焼性、その他特性を測定した。 また試験片から薄片を切り出し、電子顕微鏡で
メラミン・シアヌレートの分散状態を観察した結
果、すべて10μ以下に均一に分散していた。 結果を第3表に示す。
Claims (1)
- 1 ポリエステル100重量部に対し、メラミンと
シアヌール酸からなる塩3〜20重量部およびトリ
アジン環骨格を有する化合物0.3〜10重量部を配
合してなるメラミンとシアヌール酸からなる塩が
10μ以下の粒径で分散された難燃性ポリエステル
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2029778A JPS54112958A (en) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | Flame-retardant polyester resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2029778A JPS54112958A (en) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | Flame-retardant polyester resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54112958A JPS54112958A (en) | 1979-09-04 |
| JPS6239174B2 true JPS6239174B2 (ja) | 1987-08-21 |
Family
ID=12023213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2029778A Granted JPS54112958A (en) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | Flame-retardant polyester resin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54112958A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0661342B1 (en) * | 1993-12-28 | 2003-04-02 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Additive for thermoplastic resins and flame retardant resin composition |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033850B2 (ja) * | 1977-01-17 | 1985-08-05 | 日産化学工業株式会社 | 難燃性樹脂組成物 |
-
1978
- 1978-02-23 JP JP2029778A patent/JPS54112958A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54112958A (en) | 1979-09-04 |
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