JPS6249391B2 - - Google Patents
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- JPS6249391B2 JPS6249391B2 JP8985682A JP8985682A JPS6249391B2 JP S6249391 B2 JPS6249391 B2 JP S6249391B2 JP 8985682 A JP8985682 A JP 8985682A JP 8985682 A JP8985682 A JP 8985682A JP S6249391 B2 JPS6249391 B2 JP S6249391B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- carbon atoms
- sewing
- treatment agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
本発明はポリエステルマルチフイラメント糸を
用いた畳へり用縫着糸(以下、縫着糸という)に
対する処理剤に関するものである。 従来は畳床に畳べりを縫い付ける場合に畳職人
が手で縫い付けていたが、近年は自動的に縫い付
けが出来るミシンに似た縫着機が開発されて殆ど
この機械を使用する様になつた。 縫着機を使用する事によりスピードアツプ及び
縫目の均一化等は実現したが、反面縫着機で部厚
い畳床を締め付けながら縫い付けるとき間歇的で
はあるが非常に強い衝撃力が加わるため縫着糸の
切断という致命的障害をひき起す問題が発生し
た。 この衝撃力に耐え得る様、縫着糸を太くすると
ともに縫着糸表面に鉱物油、パラフイン、シリコ
ーンオイル等の平滑剤を処理して縫着糸と縫針及
び縫着糸と畳床材との摩擦力を低下させて衝撃力
を緩和する方法がとられているが、糸を太くする
ことは経済的に限度が有り又平滑剤量が多いと高
湿時等では平滑性を阻害する結果となり未だ満足
すべき方法にまで到つていない。 一方、畳床は非常に部厚く弾性に富んではいる
が、瞬間的な反撥弾性はもつていない。従つて縫
着糸で締め付けながら縫い付けた後徐々に締め付
けが弛み框を波打たせる結果となり、畳の商品価
値を著しく低下させる。これは畳床のもつ本質的
な瞬間圧縮復元力の弱さにも起因するが、縫着糸
の伸度の大きさにも影響される。そこで縫着糸の
伸度を低くする目的で熱可塑性樹脂を縫着糸に含
浸させて繊維−繊維間を接着させて目的を達する
技術が提案され実行されている。しかしながら熱
可塑性樹脂によつて繊維−繊維間の接着を強固に
するほど縫着機による衝撃力に対する接着糸の抵
抗力(応力緩和性)が低下する。この相反する性
能に適度にバランスをとつて縫着糸を処理してい
るのが現状であるが、糸切れ、目落ち、糸のほつ
れ等の問題はいぜんとして残つており、益々合理
化され高速化する縫製技術に対応していくには必
ずしも満足すべきものではなく、より一層優れた
平滑性を付与し得る処理剤の開発が要請されてい
る。 本発明者等はポリエステル繊維縫着糸の性能
を、仕上工程で付与せしめる処理剤によつて大幅
に向上せしめるべく処理剤について鋭意研究した
結果、 (1) 縫着糸の縫着能を大幅に向上せしめるには、
金属に対する高接圧時の摩擦力を低下せしめる
のみでなく、低接圧(低速)時の摩擦力も低下
させる必要があり、速度依存性を小さくするこ
と、 (2) 縫着機による間歇的な強い衝撃力を緩和する
には、熱可塑性樹脂によつて繊維−繊維間を接
着させる従来公知の方法は効果がなく、繊維−
繊維間の摩擦力を低下させ、且つ静摩擦係数と
動摩擦係数を近似させるほど有効であること。 (3) 高接圧で擦過された後の縫着糸の剛性が擦過
前より高くなるほど縫着時のループ形成性が良
好となり目落ち等の欠陥が発生し難く又縫着糸
の伸度低減にも有効であることおよび (4) 結晶パラフイン及び/又は天然ワツクス或は
合成ワツクス、ポリオキシアルキレンアルキル
アミン、脂肪酸とポリアルキレンポリアミンと
のアマイド化合物の第4級アンモニウム塩、非
イオン系界面活性剤を併用すると対金属高接圧
摩擦力、対金属低接圧摩擦力とも大幅に低下
し、繊維−繊維間の静摩擦係数、動摩擦係数が
近似した低下性を示し且つ縫着糸擦過後の剛性
を高めることが出来る との知見を得、本発明を完成するに到つた。 即ち、本発明は結晶パラフイン及び/又は天然
ワツクス或は合成ワツクス、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミン、脂肪酸とポリアルキレンポリ
アミンとのアマイド化合物の第4級アンモニウム
塩、非イオン系界面活性剤を配合して乳化分散す
ることを特徴とするポリエステル繊維製畳へり縫
着糸用処理剤である。 本発明で使用する結晶パラフイン及び/又は天
然あるいは合成ワツクスは変性ワツクス或は合成
エステル型ワツクスを含む。高接圧時結晶パラフ
イン及び各種ワツクス類は融点が50〜90℃のもの
が好ましい。融点が50℃以下になると高接圧時の
油膜強度が不足し油膜切れが発生する。特に衝撃
力が加わつた場合は縫着糸の融断を引き起す。 融点が90℃以上になると溶融時の粘度が高くな
り粘着力の発生により摩擦力は逆に高くなる傾向
を示す。 具体例としては直鎖結晶性パラフイン、酸化パ
ラフインミクロクリスタルワツクス、酸化ミクロ
クリスタルワツクス、カルナバワツクス、合成エ
ステル型ワツクス等を挙げることができる。 本発明で使用するポリオキシアルキレンアルキ
ルアミンは一般式 〔式中R1は炭素数12〜22の直鎖アルキル基を
示し、R2,R3は炭素数2〜3のアルキレン基を
示し、2≦m+n≦10である。〕で表わされる化
合物である。 式〔1〕のR1は炭素数12〜22の範囲のものが
使用出来るが特に18〜22の範囲のものが好まし
い。炭素数が12より小さいと潤滑剤の平滑特性を
阻害するとともに高温時における潤滑剤溶媒の蒸
発が減しくなる。一方炭素数が22より大きくなる
と高温溶融時の粘度が高くなり粘着力により摩擦
力を高くする。 式〔1〕中のR2,R3は炭素数2〜3のアルキ
レン基であるが同一であつても異なつていても良
い。 オキシアルキレン鎖m+nが11以上になると潤
滑性能を低下させるとともに潤滑剤との相溶性が
悪くなり油膜強度向上効果が著しく低下する。 本発明で使用する脂肪酸とポリアルキレンポリ
アミンとのアマイド化合物の第4級アンモニウム
塩において使用する脂肪酸は炭素数11〜21のもの
が好ましいが特に炭素数17〜21の脂肪酸が好まし
い。炭素数が11より小さい場合は摩擦力低下能力
が劣り、炭素数が21よりも大きくなつた場合は溶
融時の粘着力が増加し摩擦力を高くする欠点が出
る。 ポリアルキレンポリアミンとして使用されるも
のはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等が挙げられる。 本発明で使用される非イオン系界面活性剤は非
イオン系であればよく特に限定する必要はない
が、通常油性物質を乳化するのに用いられるエス
テル型非イオン系界面活性剤、エーテル型非イオ
ン系界面活性剤の1種又は2種以上の使用する。 本発明の処理剤の組成比は例えば固型分100重
量部に対し各種ワツクス70〜90重量部、ポリオキ
シアルキレンアルキルアミン2〜10重量部、脂肪
酸とポリアルキレンポリアミンとのアマイド化合
物の第4級アンモニウム塩2〜10重量部、非イオ
ン系界面活性剤10〜25重量部などの範囲を用いる
ことができる。 各種ワツクスが70重量部未満のときは平滑性が
不足して糸切れの原因となる。又90重量部を越え
ると水中での乳化が困難となり乳化安定性が著し
く悪化し使用に耐えなくなる。 ポリオキシアルキレンアルキルアミンが2重量
部未満になると高接圧時に潤滑剤の油膜切れが発
生し糸切れの原因となる。又10重量部を越えると
平滑性が低下し正常な縫着が不能となる。 第4級アンモニウム塩が2重量部未満では平滑
性の糸速度依存性が高くなりステイツクスリツプ
等の異状張力が加わつた時糸切れを誘発させる。
又繊維−繊維間の摩擦力が高くなり衝撃力に抗し
得なくなる。10重量部を越えると高接圧時の摩擦
力が著しく高くなり糸切れの原因となる。 乳化剤として使用する非イオン系界面活性剤は
吸湿すると平滑性が低下するので可能な限り少量
にする事が望ましいが、乳化安定性の面から縫着
糸加工工程上支障を来たさないだけの量は使用す
る必要がある。 本発明の処理剤は通常エマルジヨンの状態で用
いられ、2〜10重量%エマルジヨン濃度で用いる
のが最適である。 本発明の処理剤は優れた縫着性能を得るため縫
着糸に対して1.0〜10.0重量%、好ましくは2.0〜
5.0重量%付着させるとワツクス、ポリオキシア
ルキレンアルキルアミン、第4級アンモニウム塩
3者の相剰効果で縫着機に適合した優れた縫着性
を有する縫着糸を得る事が出来る。 本発明の処理剤はエマルジヨンにして縫着糸に
付着させるが、縫着糸は通常トータルデニール
3000de以上と非常に太いものが多く、又処理剤
付与後高緊張下で160〜200℃の熱セツトを行なう
必要があるので処理剤付与方法は浸漬法が好まし
い。 以下実施例によつて具体的に例示する。 なお、平滑性、剛性、擦過後の剛性保持率は以
下の方法により測定した。 また実施例、比較例における処理剤の組成比の
単位は特に断らない限り重量部であり、%は重量
%を表わす。 〔平滑性〕 インストロン型引張強度試験機を用いロードセ
ル側に畳針1本を固定させ、針穴を通して5Kgの
荷重を掛けた縫着糸を180゜接触させて20mm/
minの速度で引張つた時の張力で表わす。 〔剛性〕 上野山機工製フーアイメーターを使用し10mm間
隙への挿入荷重を剛性として表わす。 〔擦過後の剛性保持率〕 300gの張力を掛けた縫着糸をS字型コンペン
セーター2個及びテンシヨンコントローラー(7
本バー)1個を糸速30m/minで通過させた後剛
性を測定し下記式により剛性保持率を算出する。 擦過後の剛性(g)/擦過前の剛性(g)×100=剛
性保持率(%) 実施例 1〜6 1000デニールのポリエチレンテレフタレートフ
イラメント高強力糸250フイラメントを3本合糸
して撚糸を行なつた。 縫着糸に第1表に示す処理剤をエマルジヨンで
浸漬法により付与せしめ100℃で10分間、熱風乾
燥を行なつた後高張力での緊張のもとに200℃で
30秒間熱セツトを行なつた。 かくして得られた縫着糸の平滑性、剛性、擦過
後の剛性保持率を測定した。又縫着機による実機
テストも実施して第1表に示した効果が得られ
た。 比較例 1〜6 第1表に示すように本発明の処理剤の構成成分
のいずれかを含まない処理剤あるいは処理剤組成
の重量比が本発明の範囲外である場合などについ
て実施例1〜6と同様に実験し評価結果を第1表
に示した。 縫着機によるテスト結果における糸切れ数、目
落ち数は以下のごとく肉眼観察により数えた。 (1) 平縫、返し縫の場合 畳10枚に平縫および返し縫を施したときの縫
着機の水切れ回数が糸切れ数であり平縫の両側
面、それら両側面の返し縫があるので(畳)10
(枚)×(平縫)2(回)×(返し縫)2(回)=
(計)40回の縫着機による縫着を行なつたとき
の糸切れ数(ケ)である。またそのときの上糸
と下糸のからみが円滑にいかず目落ちを生じた
ときの目落ちの数を肉眼検査で数えたのが目落
ち数(ケ)である。 (2) 框縫の場合 この場合も畳10枚についての評価結果である
が、返しがないのでこの場合は10×2=20回縫
着を行なつたときの結果となる。
用いた畳へり用縫着糸(以下、縫着糸という)に
対する処理剤に関するものである。 従来は畳床に畳べりを縫い付ける場合に畳職人
が手で縫い付けていたが、近年は自動的に縫い付
けが出来るミシンに似た縫着機が開発されて殆ど
この機械を使用する様になつた。 縫着機を使用する事によりスピードアツプ及び
縫目の均一化等は実現したが、反面縫着機で部厚
い畳床を締め付けながら縫い付けるとき間歇的で
はあるが非常に強い衝撃力が加わるため縫着糸の
切断という致命的障害をひき起す問題が発生し
た。 この衝撃力に耐え得る様、縫着糸を太くすると
ともに縫着糸表面に鉱物油、パラフイン、シリコ
ーンオイル等の平滑剤を処理して縫着糸と縫針及
び縫着糸と畳床材との摩擦力を低下させて衝撃力
を緩和する方法がとられているが、糸を太くする
ことは経済的に限度が有り又平滑剤量が多いと高
湿時等では平滑性を阻害する結果となり未だ満足
すべき方法にまで到つていない。 一方、畳床は非常に部厚く弾性に富んではいる
が、瞬間的な反撥弾性はもつていない。従つて縫
着糸で締め付けながら縫い付けた後徐々に締め付
けが弛み框を波打たせる結果となり、畳の商品価
値を著しく低下させる。これは畳床のもつ本質的
な瞬間圧縮復元力の弱さにも起因するが、縫着糸
の伸度の大きさにも影響される。そこで縫着糸の
伸度を低くする目的で熱可塑性樹脂を縫着糸に含
浸させて繊維−繊維間を接着させて目的を達する
技術が提案され実行されている。しかしながら熱
可塑性樹脂によつて繊維−繊維間の接着を強固に
するほど縫着機による衝撃力に対する接着糸の抵
抗力(応力緩和性)が低下する。この相反する性
能に適度にバランスをとつて縫着糸を処理してい
るのが現状であるが、糸切れ、目落ち、糸のほつ
れ等の問題はいぜんとして残つており、益々合理
化され高速化する縫製技術に対応していくには必
ずしも満足すべきものではなく、より一層優れた
平滑性を付与し得る処理剤の開発が要請されてい
る。 本発明者等はポリエステル繊維縫着糸の性能
を、仕上工程で付与せしめる処理剤によつて大幅
に向上せしめるべく処理剤について鋭意研究した
結果、 (1) 縫着糸の縫着能を大幅に向上せしめるには、
金属に対する高接圧時の摩擦力を低下せしめる
のみでなく、低接圧(低速)時の摩擦力も低下
させる必要があり、速度依存性を小さくするこ
と、 (2) 縫着機による間歇的な強い衝撃力を緩和する
には、熱可塑性樹脂によつて繊維−繊維間を接
着させる従来公知の方法は効果がなく、繊維−
繊維間の摩擦力を低下させ、且つ静摩擦係数と
動摩擦係数を近似させるほど有効であること。 (3) 高接圧で擦過された後の縫着糸の剛性が擦過
前より高くなるほど縫着時のループ形成性が良
好となり目落ち等の欠陥が発生し難く又縫着糸
の伸度低減にも有効であることおよび (4) 結晶パラフイン及び/又は天然ワツクス或は
合成ワツクス、ポリオキシアルキレンアルキル
アミン、脂肪酸とポリアルキレンポリアミンと
のアマイド化合物の第4級アンモニウム塩、非
イオン系界面活性剤を併用すると対金属高接圧
摩擦力、対金属低接圧摩擦力とも大幅に低下
し、繊維−繊維間の静摩擦係数、動摩擦係数が
近似した低下性を示し且つ縫着糸擦過後の剛性
を高めることが出来る との知見を得、本発明を完成するに到つた。 即ち、本発明は結晶パラフイン及び/又は天然
ワツクス或は合成ワツクス、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミン、脂肪酸とポリアルキレンポリ
アミンとのアマイド化合物の第4級アンモニウム
塩、非イオン系界面活性剤を配合して乳化分散す
ることを特徴とするポリエステル繊維製畳へり縫
着糸用処理剤である。 本発明で使用する結晶パラフイン及び/又は天
然あるいは合成ワツクスは変性ワツクス或は合成
エステル型ワツクスを含む。高接圧時結晶パラフ
イン及び各種ワツクス類は融点が50〜90℃のもの
が好ましい。融点が50℃以下になると高接圧時の
油膜強度が不足し油膜切れが発生する。特に衝撃
力が加わつた場合は縫着糸の融断を引き起す。 融点が90℃以上になると溶融時の粘度が高くな
り粘着力の発生により摩擦力は逆に高くなる傾向
を示す。 具体例としては直鎖結晶性パラフイン、酸化パ
ラフインミクロクリスタルワツクス、酸化ミクロ
クリスタルワツクス、カルナバワツクス、合成エ
ステル型ワツクス等を挙げることができる。 本発明で使用するポリオキシアルキレンアルキ
ルアミンは一般式 〔式中R1は炭素数12〜22の直鎖アルキル基を
示し、R2,R3は炭素数2〜3のアルキレン基を
示し、2≦m+n≦10である。〕で表わされる化
合物である。 式〔1〕のR1は炭素数12〜22の範囲のものが
使用出来るが特に18〜22の範囲のものが好まし
い。炭素数が12より小さいと潤滑剤の平滑特性を
阻害するとともに高温時における潤滑剤溶媒の蒸
発が減しくなる。一方炭素数が22より大きくなる
と高温溶融時の粘度が高くなり粘着力により摩擦
力を高くする。 式〔1〕中のR2,R3は炭素数2〜3のアルキ
レン基であるが同一であつても異なつていても良
い。 オキシアルキレン鎖m+nが11以上になると潤
滑性能を低下させるとともに潤滑剤との相溶性が
悪くなり油膜強度向上効果が著しく低下する。 本発明で使用する脂肪酸とポリアルキレンポリ
アミンとのアマイド化合物の第4級アンモニウム
塩において使用する脂肪酸は炭素数11〜21のもの
が好ましいが特に炭素数17〜21の脂肪酸が好まし
い。炭素数が11より小さい場合は摩擦力低下能力
が劣り、炭素数が21よりも大きくなつた場合は溶
融時の粘着力が増加し摩擦力を高くする欠点が出
る。 ポリアルキレンポリアミンとして使用されるも
のはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等が挙げられる。 本発明で使用される非イオン系界面活性剤は非
イオン系であればよく特に限定する必要はない
が、通常油性物質を乳化するのに用いられるエス
テル型非イオン系界面活性剤、エーテル型非イオ
ン系界面活性剤の1種又は2種以上の使用する。 本発明の処理剤の組成比は例えば固型分100重
量部に対し各種ワツクス70〜90重量部、ポリオキ
シアルキレンアルキルアミン2〜10重量部、脂肪
酸とポリアルキレンポリアミンとのアマイド化合
物の第4級アンモニウム塩2〜10重量部、非イオ
ン系界面活性剤10〜25重量部などの範囲を用いる
ことができる。 各種ワツクスが70重量部未満のときは平滑性が
不足して糸切れの原因となる。又90重量部を越え
ると水中での乳化が困難となり乳化安定性が著し
く悪化し使用に耐えなくなる。 ポリオキシアルキレンアルキルアミンが2重量
部未満になると高接圧時に潤滑剤の油膜切れが発
生し糸切れの原因となる。又10重量部を越えると
平滑性が低下し正常な縫着が不能となる。 第4級アンモニウム塩が2重量部未満では平滑
性の糸速度依存性が高くなりステイツクスリツプ
等の異状張力が加わつた時糸切れを誘発させる。
又繊維−繊維間の摩擦力が高くなり衝撃力に抗し
得なくなる。10重量部を越えると高接圧時の摩擦
力が著しく高くなり糸切れの原因となる。 乳化剤として使用する非イオン系界面活性剤は
吸湿すると平滑性が低下するので可能な限り少量
にする事が望ましいが、乳化安定性の面から縫着
糸加工工程上支障を来たさないだけの量は使用す
る必要がある。 本発明の処理剤は通常エマルジヨンの状態で用
いられ、2〜10重量%エマルジヨン濃度で用いる
のが最適である。 本発明の処理剤は優れた縫着性能を得るため縫
着糸に対して1.0〜10.0重量%、好ましくは2.0〜
5.0重量%付着させるとワツクス、ポリオキシア
ルキレンアルキルアミン、第4級アンモニウム塩
3者の相剰効果で縫着機に適合した優れた縫着性
を有する縫着糸を得る事が出来る。 本発明の処理剤はエマルジヨンにして縫着糸に
付着させるが、縫着糸は通常トータルデニール
3000de以上と非常に太いものが多く、又処理剤
付与後高緊張下で160〜200℃の熱セツトを行なう
必要があるので処理剤付与方法は浸漬法が好まし
い。 以下実施例によつて具体的に例示する。 なお、平滑性、剛性、擦過後の剛性保持率は以
下の方法により測定した。 また実施例、比較例における処理剤の組成比の
単位は特に断らない限り重量部であり、%は重量
%を表わす。 〔平滑性〕 インストロン型引張強度試験機を用いロードセ
ル側に畳針1本を固定させ、針穴を通して5Kgの
荷重を掛けた縫着糸を180゜接触させて20mm/
minの速度で引張つた時の張力で表わす。 〔剛性〕 上野山機工製フーアイメーターを使用し10mm間
隙への挿入荷重を剛性として表わす。 〔擦過後の剛性保持率〕 300gの張力を掛けた縫着糸をS字型コンペン
セーター2個及びテンシヨンコントローラー(7
本バー)1個を糸速30m/minで通過させた後剛
性を測定し下記式により剛性保持率を算出する。 擦過後の剛性(g)/擦過前の剛性(g)×100=剛
性保持率(%) 実施例 1〜6 1000デニールのポリエチレンテレフタレートフ
イラメント高強力糸250フイラメントを3本合糸
して撚糸を行なつた。 縫着糸に第1表に示す処理剤をエマルジヨンで
浸漬法により付与せしめ100℃で10分間、熱風乾
燥を行なつた後高張力での緊張のもとに200℃で
30秒間熱セツトを行なつた。 かくして得られた縫着糸の平滑性、剛性、擦過
後の剛性保持率を測定した。又縫着機による実機
テストも実施して第1表に示した効果が得られ
た。 比較例 1〜6 第1表に示すように本発明の処理剤の構成成分
のいずれかを含まない処理剤あるいは処理剤組成
の重量比が本発明の範囲外である場合などについ
て実施例1〜6と同様に実験し評価結果を第1表
に示した。 縫着機によるテスト結果における糸切れ数、目
落ち数は以下のごとく肉眼観察により数えた。 (1) 平縫、返し縫の場合 畳10枚に平縫および返し縫を施したときの縫
着機の水切れ回数が糸切れ数であり平縫の両側
面、それら両側面の返し縫があるので(畳)10
(枚)×(平縫)2(回)×(返し縫)2(回)=
(計)40回の縫着機による縫着を行なつたとき
の糸切れ数(ケ)である。またそのときの上糸
と下糸のからみが円滑にいかず目落ちを生じた
ときの目落ちの数を肉眼検査で数えたのが目落
ち数(ケ)である。 (2) 框縫の場合 この場合も畳10枚についての評価結果である
が、返しがないのでこの場合は10×2=20回縫
着を行なつたときの結果となる。
【表】
【表】
実施例1〜6に示すようにワツクス、ポリオキ
シアルキレンアルキルアミン、脂肪酸とポリアル
キレンポリアミンのアマイド化合物の第4級アン
モニウム塩、非イオン系界面活性剤を配合せしめ
た本発明の処理剤を付着した縫着糸は優れた縫着
性能を示すが、比較例1〜5に示すように本発明
の処理剤からどれか1つの成分を除くなど特許請
求の範囲を外れるときは縫着性能は低下する。
シアルキレンアルキルアミン、脂肪酸とポリアル
キレンポリアミンのアマイド化合物の第4級アン
モニウム塩、非イオン系界面活性剤を配合せしめ
た本発明の処理剤を付着した縫着糸は優れた縫着
性能を示すが、比較例1〜5に示すように本発明
の処理剤からどれか1つの成分を除くなど特許請
求の範囲を外れるときは縫着性能は低下する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 結晶パラフイン及び/又は天然あるいは合成
ワツクス、ポリオキシアルキレンアルキルアミ
ン、脂肪族とポリアルキレンポリアミンとのアマ
イド化合物の第4級アンモニウム塩、非イオン系
界面活性剤を配合して乳化分散してなることを特
徴とするポリエステル繊維製畳へり縫着糸用処理
剤。 2 融点が50〜90℃の範囲にある結晶パラフイン
及び/又は天然ワツクス、変性ワツクス、合成エ
ステル型ワツクスの1種または2種以上を固型物
100重量部に対し、70〜90重量部配合せしめてな
る第1項記載の処理剤。 3 ポリオキシアルキレンアルキルアミンが一般
式 〔式中、R1は炭素数12〜22の直鎖アルキル基
を示し、R2,R3は炭素数2〜3のアルキレン基
を示し、0≦n+m≦10である。R2とR3,nと
mは同一であつても異なつていてもよい。〕で表
わされる化合物を固型物100重量部に対し2〜10
重量部配合せしめてなる第1項または第2項記載
の処理剤。 4 炭素数11〜21の脂肪酸とアミノ基3〜6個を
有するポリエチレンポリアミンとのビスアマイド
化合物をエピクロルヒドリンで縮合せしめた第4
級アンモニウム塩を固型物100重量部に対し2〜
10重量部配合せしめてなる第1項乃至第3項のい
ずれかに記載の処理剤。 5 エステル型非イオン系界面活性剤、エーテル
型非イオン系界面活性剤の1種または2種以上を
固型物100重量部に対し6〜25重量部配合せしめ
てなる第1項記載の処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8985682A JPS58208464A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 畳ヘリ縫着糸用処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8985682A JPS58208464A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 畳ヘリ縫着糸用処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58208464A JPS58208464A (ja) | 1983-12-05 |
| JPS6249391B2 true JPS6249391B2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=13982426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8985682A Granted JPS58208464A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 畳ヘリ縫着糸用処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58208464A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH675044B5 (ja) * | 1984-06-08 | 1991-02-28 | Sandoz Ag | |
| US4767646A (en) * | 1985-10-24 | 1988-08-30 | Allied Corporation | Wet abrasion resistant yarn and cordage |
| JP2664372B2 (ja) * | 1987-04-08 | 1997-10-15 | 旭化成工業株式会社 | ポリアミド系合成繊維用油剤 |
-
1982
- 1982-05-28 JP JP8985682A patent/JPS58208464A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58208464A (ja) | 1983-12-05 |
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