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JPS6250995B2 - - Google Patents
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JPS6250995B2 - - Google Patents

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JPS6250995B2
JPS6250995B2 JP51053867A JP5386776A JPS6250995B2 JP S6250995 B2 JPS6250995 B2 JP S6250995B2 JP 51053867 A JP51053867 A JP 51053867A JP 5386776 A JP5386776 A JP 5386776A JP S6250995 B2 JPS6250995 B2 JP S6250995B2
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JP51053867A
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Uoota Gurei Kenisu
Edoado Pateisun Jeimuzu
Deiuido Riizu Hyuu
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UK Secretary of State for Defence
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UK Secretary of State for Defence
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N80/00Bulk negative-resistance effect devices
    • H10N80/10Gunn-effect devices
    • H10N80/107Gunn diodes

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子遷移素子(transferred
electrondevice)に関する。
ガンダイオードのような電子遷移素子は、マイ
クロ波発生器のような種種の用途に近年使われて
いる半導体素子である。これ等の電子遷移素子
は、適当なエネルギ帯構造を持ち以下能動材料と
称するn型半導体材料の領域と、能動材料を横切
つて高い電界を加えるためにこの能動材料に取付
けた2個の電極すなわち陽極および陰極とを備え
陰極を負に付勢している。転移電子素子は、能動
材料内の若干の自由電子の状態がしきい値に対し
等しいかまたは高い電界を加えることにより低エ
ネルギ高移動度へ伝導帯領域から高エネルギ低移
動度の1つまたは複数の伝導帯領域に転移する電
子遷移効果によつて動作する。この場合能動材料
内に電流振動が生ずる。これ等の振動は普通のマ
イクロ波空洞内で電極マイクロ波に変換すること
ができる。電子遷移素子の例は英国特許第
1205211号、同第1286674号および同第1354511号
の各明細書に記載してある。これ等の各明細書で
は、主成分としてりん化インジウムを含む半導体
材料から電子遷移素子を作る場合の若干の利点に
ついても記載してある。
電子遷移素子による直流電力からマイクロ波電
力への変換の効率は極めて重要なパラメータであ
る。この効率をできるだけ高くすることは望まし
いことが多い。たとえば電子遷移素子を、限られ
た電力の電力源から駆動するレーダー送信器源と
して使おうとする場合に素子効率を最高にすれ
ば、送信信号強さは従つて最高になる。実際上得
られる素子効率は残念ながら、とくに高い作動周
波数(10GHzまたはそれ以上の程度の)に対して
はこれ等の効率の理論的に可能な限度に達しな
い。
本発明は、電子遷移効果を発揮できるn型半導
体能動材料から成る単一層の領域と、この能動材
料に取付けた陰極と、前記能動材料に取付けた陽
極とを備えた電子遷移素子において、前記陰極
を、能動材料の隣りに位置しこの能動材料より高
いドナー濃度と、2μmより大きくない厚みと、
3×1010cm-2と3×1012cm-2との間の平均厚み×
ドナー濃度とを持つn+半導体材料から成る第1
の区域と、この第1の区域に対し高抵抗の電気接
点を形成する第2の区域とにより構成し、この第
2の区域を、前記第1の区域の隣りの半導体材料
から成る領域と、外側の金属領域とにより構成し
たことを特徴とする電子遷移素子にある。
能動材料は、電子遷移効果を示す任意のn型半
導体材料たとえばりん化インジウム、砒化ガリウ
ム、またはりん化砒化インジウムでよく、エピタ
キシヤル層の形でよい。
陰極の第1の区域は、2μmを越えないたとえ
ば0.03μmの厚み()と約1016cm-3ないし1017
cm-3のドナー濃度(n)とを持つn+半導体層が好
適である。
ドナー濃度および厚みの積は、3×1010cm-2
り大きいのがよく、3×1010ないし2×1013cm-2
の間にある。
陰極の第2の区域は、高抵抗率の材料の1つま
たは複数の材料を含むことにより、また第1区域
で電気的障害を形成することにより、または第2
区域自体内に1つまたは複数の電気的障壁を含む
ことにより、或はこれ等の機構の組合わせによ
り、第1区域に対し高抵抗の電気的接点を生ず
る。第2区域を作る種種の方法については後述す
る。
本発明により電子遷移素子の直流対マイクロ波
変換効率の著しい改良のできることが分つた。こ
の効率の向上の明らかな理由については後述す
る。
以下本発明電子遷移素子の実施例を添付図面に
ついて詳細に説明する。
第1図、第3図,第4図に基づいて説明する従
来の電子遷移素子の欠点は、効率の低いことであ
る。たとえば効率がわずかに5%にすぎないこと
である。この低い効率は、第4図の曲線15によ
り示されているように能動層を横切る電界の不均
等に起因すると考えられる。この不均等な電界分
布の原因は、低い運動エネルギの電子を能動領域
に注入するためである。
本発明電子遷移素子は、高い運動エネルギを持
つ電子を能動領域に注入することによつて、第6
図の曲線17,19に示されているように高電圧
低電流状態に対しても低電圧高流状態に対して能
動領域に均等な電界を形成することである。そし
て高抵抗接点領域を持つ陰極は、熱い電子を供給
する。n+層10は、能動層2内に正確かつ均等
な電界分布を確立する。
本発明電子遷移素子(TED)は、電子遷移効
果として知られているメカニズムによつて動作す
る。
IMPATTは、陰極のまわりの高い電界による
電子なだれ(avalanche effect)によつて動作す
る。IMPATTにおいては、陰極における高い電
界と、陰極と陽極との間のドリフト領域を横切る
低い電界とが特徴である。IMPATTの或1つの
型式は、ロー―ハイ―ロー構造(low―high―
low―structure)と呼ばれ、本発明電子遷移素子
(TED)に類似している。このことは、この出願
の優先権主張日以後に頒布された、ジヨン・ウイ
リー・アンド・サンズ(JOHN WlLEY&
SONS)発行、S.M.Sze番、「半導体素子の物理
学」(Physics of Semiconductor Devices)第2
版第571頁第3図及び第669頁ないし第670頁に記
載されている。このロー―ハイ―ロー構造は、不
純物を低度にドープした2層(低ドープ層)の間
に、不純物を高度にドープした層(高ドープ層)
を備えている。この高ドープ層は、陰極における
電界を多大に減少させる、曲型的な例としては
GaAs及びInPに対して5×105volts/cm以上減少
させる。この結果この高ドープ層は、3×1012cm
-2以上の厚さ×ドナー濃度(n×の積)を備え
ている。このことは、前記「半導体素子の物理
学」において本発明者が発表した第670頁、参照
数字46により示された論説により明らかである。
本発明電子遷移素子においては、n+層は、3
×1010cm-2以上のn×の積を備えており、その
上限は3×1012cm-2である。n+層は、ロー―ハイ
ロー構造のIMPATTの場合よりは遥に少ない程
度だけ電界を減少させ、なだれ状態を積極的に避
ける。ほとんどのpnダイオードは、適当な高い
電界によつて電子なだれ状態に形成され
IMPATTとして動作する。
一般的に言つてBARITTは、リーチ・スル
ー・コンデイシヨン(reach through
condition)にバイアスされるバツク・ツー・バ
ツク(back toback)ダイオードである。
BARITTの1例の構造は、前記「半導体素子の
物理学」第617頁に記載されているように、P+
i―n―πP+を備えている。この構造は能動層
の隣りにn+層を備えていないから、構造的には
本発明電子遷移素子とは異なる。BARITTに関
しては、前記「半導体素子の物理学」第613頁な
いし第617頁に記載されている。
本発明電子遷移素子においては、特許請求の範
囲第1項に記載された数値限定を備えることによ
つてn+層10はオーム接点を形成しないし、
IMPATTとして使用できるような大きな電界減
少を与えない。
第1図に示した従来のこの種素子ではn型能動
層2がn陽極基板3にエピタキシヤル形に付着し
ている。数μの厚みを持つn+陰極層1はn型能
動層2にエピタキシヤル形に付着している。n+
陰極層1とn型能動層2と陽極基板3とはそれぞ
れ1017cm-3、1015cm-3および1017cm-3の近似ドナー
濃度を持つている。オーム接点(ohmic
contact)4.5はそれぞれn+陰極層1およびn+陽極
基板3に付着させてある。
しきい値に対し等しいかまたは高い電界をオー
ム接点4,5間にn型能動層2を横切つて加える
と、前記した電子遷移効果によりn型能動層2内
に電流振動が生ずる。
第2図に示した本発明による電子遷移素子では
n型能動層2、n+陽極基板3およびオーム接点
5は、すべて従来の電子遷移素子に基本的には同
じである。n型能動層2は、15μ以下(たとえば
2ないし10μ)の厚みと約1015cm-3のドナー濃度
とを持ち、たとえばIoP、IoxAs1-X、1>X
>0.75またはGaAsから形成すればよい。約1017
cm-3のドナー濃度を持つ陽極基板3は、n型能動
層2と同じ半導体材料から形成すればよい。第2
図に示した装置の陰極11はしかし第1図の陰極
とは異つている。n+半導体材料なるべくはn型
能動層2と同じ材料から成るn+層10は、n型
能動層2にエピタキシヤル形に付着している。
n+層10は、2μmより薄い厚みと、1016cm-3
いし1017cm-3のドナー濃度とを持つている。n+
10に対する高抵抗接点9はn+層10に次の各
方法の1つで形成できる。
(a) 4.0μm以下(たとえば1μm)の厚みと、
n型能動層2よりはるかに低いドナー濃度(た
とえば1014cm-3)とを持つなるべくはエピタキ
シヤルのn型半導体層を、n+層10上に形成
し、たとえば銀のような金属を、すずのような
ドナー不純物金属と共に蒸発させ引続いて加熱
することにより、またはn層上にn+層をエピ
タキシヤル形に成長させこのn+層に低抵抗の
外側接点を形成する金属を蒸着することによ
り、低抵抗の接点をn型層上に形成する。
(b) 4.0μm以下(たとえば0.5μm)の厚みと、
任意のドナー濃度(ただしたとえば1015cm-3
とを持つn型半導体層を、n+層10上に形成
し、n型層上に金属層を付着する。この金属は
付着により、または(付着後に)熱処理される
ことにより、n型層に関してシヨツトキー障壁
またはシヨツトキー障壁状の界面を形成する。
たとえばこの金属としてチタンまたはクロムを
使えば、このような界面は付着後すぐに形成で
きる。この金属として銀、金またはニツケルを
使えば、この界面を形成するのに別の熱処理が
必要である。銀は420℃に加熱しこの温度に不
活性ふん囲気中で約1分間だけ保持するのがよ
い。
(c) 任意のただしたとえば1015cm-3のアクセプタ
濃度と、4μm以下たとえば0.5μmの厚みと
を持つp型半導体層を、n+層10上に形成
し、外側のn+層をp型半導体層上に形成し、
低抵抗の外側接点を形成する金属を外側のn+
層上に蒸着する。
(d) たとえば0.5μmの厚みのp+層を、n+層10
上に付着させ、低抵抗の外側接点を形成する金
属をp+層上に蒸着する。
(e) p型またはn型の半導体層(たとえば厚みが
0.5μm)を、n+層10上に付着させ、たとえ
ば銀の金属膜をp型またはn型の半導体層上に
蒸着する。この金属膜を熱処理し、p型または
n型の半導体層の一部または全部に高抵抗区域
を形成する。この区域は金属膜からの拡散によ
つて生じさせてもよい。
(f) 任意のドーピング濃度(ただしたとえば1015
cm-3)を持ち、厚みがたとえば0.5μmのp型ま
たはn型の半導体層を、n+層10上に形成
し、公知の方法で陽子のような高エネルギイオ
ンによるボンバードメント(bombardment)
により、この半導体層の厚みの一部または全部
にわたり高抵抗を持つ状態に変換する。引続い
て熱処理できる銀またはニツケルのような金属
膜を、p型またはn型の半導体層上に蒸着す
る。
(g) 4.0μm以下(たとえば0.5μm)の厚みと、
任意のドナー濃度(ただしたとえば1015cm-3
とを持つn型半導体層を、n+層10上に形成
し、約100Åの厚みを持つAl2O3のような薄い
絶縁物層を、n型半導体層上に付着させ、外側
金属層をこの絶縁物層上に形成する。
第2図に示した本発明電子遷移素子は、電子遷
移効果により振動するが第1図の従来の電子遷移
素子に比べて向上した効率を示す。この効率の向
上の理由を次に述べる。
第3図は第1図の従来の電子遷移素子を貫いて
n+陰極層1、n型能動層2に直交する距離に対
し画いたドナー濃度の線図である。前記したよう
にn+陰極層1と、n+陽極基板3とは、共に高い
ドナー濃度(高い導電率に相当する)を持ち、n
型能動層2は低いドナー濃度を持つ。各オーム接
点4,5は共に高い導電性を持つ。第6図は、第
5図に示したドナー濃度線を持つ電子遷移素子の
振動サイクル中の2つの瞬間において距離に対し
画いた電界強さの線図である。オーム接点4,
5、n+陰極層1およびn+陽極基板3を横切つて
現われる電界強さは高くない。加えられる電界の
大部分はn型能動層2を横切つて現われる。
この電子遷移素子は電子遷移効果により高電流
低電圧の状態から高電圧低電流の別の状態に普通
の方法で遷移する。第4図の曲線13により示し
た低電圧高電流の状態では電界強さはn型能動層
2を通じてこの電子遷移素子の電子遷移効果しき
い値ETに近い。しかし第4図の曲線15により
示した高電圧低電流の状態では、電界分布は極め
て不均等である。n+陰極層1の付近では、n型
能動層2はETよりはるかに弱い電界を持つが、
n+陽極基板3の付近ではn型能動層2はETより
はるかに強い電界を持つ。従つて素子電圧は、電
界がn型能動層2の全体にわたり高い場合に得ら
れるより、はるかに低い。この低下により効率が
低くなる。
電子遷移素子部分がETに近い電界を持ち〔曲
線15〕、従つて効率の低い、不均等な電界分布
の主な原因は、n+陰極層1およびオーム接点膜
4から成り、低い運動エネルギ〔n+陰極層1内
の電子熱エネルギにほぼ等しい〕でのn型能動層
2内への電子の注入の原因である陰極の抵抗性
(ohmicnature)である。
第5図は第2図に示す本発明電子遷移素子の1
例に対しn+層10に直交する距離に対して画い
たドナー濃度の線図である。第6図は振動サイク
ル中の2つの時刻において距離に対して画いた電
界強さの対応する線図である。図示の性能を持つ
この電子遷移素子の1例は、陰極が、n+層10
上の低いドナー濃度を持つn型半導体層と、n型
半導体層に対する低抵抗接点とを備えている前記
した電子遷移素子である。
第5図においてはドナー濃度は、n+層10お
よびn+陽極基板3において高く、n型能動層2
において低く、またn+層10上に形成されたn
型層においてはなお低い。陰極11のn型層への
低抵抗接点とオーム接点5とは共に高い導電率を
示す。
第6図には振動サイクル中の2つの瞬間におけ
る電界分布を示してある。曲線17は本発明電子
遷移素子の低電圧高電流の状態を示し、曲線19
は高電圧低電流の状態を示す。両方の場合に高電
界の領域は、n+層10に近い高抵抗接点9に生
ずる。電界の急速な減退はn+層10を経て生ず
る。従来の電子遷移素子とは異なつて、高電界領
域は、n型能動層2を貫いて延びている。n型能
動層2の大部分は、ETよりはるかに強い電界を
持つ。従つて素子効率が向上する。
陰極11内の電界分布は、第2図の電子遷移素
子の変型における陰極11の詳細な構造によれ
ば、第6図に示した分布とは異なるが、これ等の
電界分布は、高抵抗接点9内のn+層10の付近
に高界領域が存在し、n+層10を経て電界が急
速に減退し、n型能動層2を貫いて高い電界領域
が延びる共通の性質を示す。高抵抗領域が、高い
運動エネルギで熱い電子をn型能動層2内へ注入
する原因であり、またn+層10内の低電界の領
域は、n型能動層2を横切つて正しい電界分布を
生ずるのに必要である。
陰極11はさらに、高抵抗接点9内の電界強さ
を、素子電流で振動させる電流制限効果を持つ。
この電界振動によりまたn型能動層2全体にわた
つて高電界領域を生ずる。
本発明者は実験的に、電子遷移素子を、りん化
インジウム能動材料で作るに際し、高抵抗接点9
を、(i)、n+層10の上部上に約0.5μmの厚みの
低度にドープしたりん化インジウム層をエピタキ
シヤル形に成長させ、(ii)次いでこの表面上に銀を
蒸着し、この銀を1分間だけ420℃に加熱するこ
とにより、形成し、この結果得られる本発明電子
遷移素子が、12ないし17GHzの周波数で約15ない
し20%の効率の生ずることを知つた。従来のりん
化インジウム素子はこのような周波数でたとえば
5%の効率を持つ。さらにこれ等の高い効率は広
い温度範囲にわたつて得られることを見出した。
たとえば前記した効率を持つ電子遷移素子は、−
50℃ないし150℃の全範囲にわたり15%以上の効
率を生じた。
陰極11の別の利点は、陰極11が第1図の従
来の電子遷移素子の陰極により生ずる電流よりは
るかに弱い(たとえば1/3の)電流を生ずること
である。従つて第2図に示した本発明電子遷移素
子を冷却することは一層容易である。
別の利点は陰極11が不当に高いバイアス電圧
を加えた場合に、損傷に対し一層強い抵抗を生ず
ることである。
第2図に示す本発明電子遷移素子の使用時に
は、動作電界は、電子なだれボンバードメントに
より有効な量の電子―正孔対の発生が起るには充
分でなくて、正孔が本発明電子遷移素子の動作に
はあまり役立たないようにするのがよい。
第2図に示す本発明電子遷移素子のn+層10
が、オーム接点として作用するのを防ぐように、
このn+層10は、0.3μm以下の厚みと、3×
1010cm-2以上の厚みおよびドナー濃度の積とを持
つのがよい。しかし、n+層10の厚みおよび平
均ドナー濃度の積が約3×1012cm-2以下であれ
ば、n+層10をオーム接点としないで、厚みを
0.3μmないし2μmの範囲にできる。
n+層10は第5図に示したような一様なドー
ピング形状を持つ必要がない。この形状はたとえ
ば3角形のスパイクの形であつてもよい。
第2図に示す本発明電子遷移素子内の半導体層
は蒸気相のエピタキシヤル成長により作られ、ま
たドナー濃度を、エピタキシヤル成長中に蒸気相
濃度を制御することにより、またエピタキシヤル
成長中に制御したドーピング材を加えることによ
り公知の方法で制御することができる。
第2図に示す本発明電子遷移素子をカプセル化
し、この電子遷移素子に電界を加え、この電子遷
移素子からマイクロ波振動を抽出するのに適当な
装置は、英国特許第1386967号明細書に記載して
ある。
以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子遷移素子の横断面図、第2
図は本発明電子遷移素子の1実施例の横断面図、
第3図、第4図、第5図および第6図は第1図お
よび第2図に示した電子遷移素子の動作を示す線
図である。 2……n型能動層、3……n+陽極基板、9…
…高抵抗接点(第2区域)、10……n+層(第1
区域)、11……陰極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子遷移効果を発揮できるn型半導体能動材
    料から成る単一層の領域と、この能動材料に取付
    けた陰極と、前記能動材料に取付けた陽極とを備
    えた電子遷移素子において、前記陰極を、能動材
    料の隣りに位置しこの能動材料より高いドナー濃
    度と、2μmより大きくない厚みと、3×1010cm
    -2と3×1012cm-2との間の平均厚み×ドナー濃度
    とを持つn+半導体材料から成る第1の区域と、
    この第1の区域に対し高抵抗の電気接点を形成す
    る第2の区域とにより構成し、この第2の区域
    を、前記第1の区域の隣りの半導体材料から成る
    領域と、外側の金属領域とにより構成したことを
    特徴とする電子遷移素子。 2 前記陽極が基板であり、前記能動材料と、前
    記第1および第2の区域とを前記基板に付着した
    各層から形成した特許請求の範囲第1項記載の電
    子遷移素子。 3 前記n+半導体材料から成る層の平均厚みを
    約0.03ミクロンにした特許請求の範囲第2項記載
    の電子遷移素子。 4 前記n+半導体材料から成る区域または層
    が、1016cm-3ないし1017cm-3のドナー濃度を持つ
    ようにした特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の電子遷移素子。 5 前記第2の区域の半導体材料から成る領域
    を、4ミクロン以下の平均厚みと、前記能動材料
    より低いドナー濃度とを持つ単一のn型層により
    構成した特許請求の範囲第1項ないし第4項のい
    ずれかに記載の電子遷移素子。 6 前記第2の区域の半導体材料から成る領域を
    2つの層により構成し、前記第1の区域の隣りの
    一方の層が4ミクロン以下の平均厚みと、前記能
    動材料より低いドナー濃度とを持つようにし、前
    記金属層の隣りの他方の層を前記能動材料より高
    いドナー濃度を持つn+層により構成した特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
    電子遷移素子。 7 前記金属領域を熱処理し前記第2の区域の半
    導体材料から成る領域に高抵抗の区域を形成した
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の電子遷移素子。 8 前記金属領域を、シヨツトキー障壁またはシ
    ヨツトキー障壁状の界面が前記第2の区域の金属
    領域と半導体材料から成る領域との間に存在する
    ような領域にした特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれかに記載の電子遷移素子。 9 前記第2の区域の半導体材料から成る領域
    を、前記第1の区域の隣りのp型層により構成し
    た特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載の電子遷移素子。 10 前記第1の区域の半導体材料から成る領域
    を又、前記金属領域の隣りのn+層により構成し
    た特許請求の範囲第9項記載の電子遷移素子。 11 前記第2の区域の半導体材料から成る領域
    が、イオン・ボンバードメントにより高められた
    抵抗率を備えた特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の電子遷移素子。 12 前記第2の区域にさらに、この第2の区域
    の半導体材料から成る領域と金属領域との間に絶
    縁物層を設けた特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の電子遷移素子。
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