JPS6252729B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6252729B2 JPS6252729B2 JP55005865A JP586580A JPS6252729B2 JP S6252729 B2 JPS6252729 B2 JP S6252729B2 JP 55005865 A JP55005865 A JP 55005865A JP 586580 A JP586580 A JP 586580A JP S6252729 B2 JPS6252729 B2 JP S6252729B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- reaction
- vdm
- alkali
- aqueous solution
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は1,1,2−トリクロルエタン(以下
TCEと称する)より塩化ビニリデン(以下VDM
と称する)を製造する方法に関するもので、特に
TCEをアルカリ水溶液にて脱塩化水素反応を行
い、VDMを工業的に有利に製造する方法に関す
るものである。
TCEと称する)より塩化ビニリデン(以下VDM
と称する)を製造する方法に関するもので、特に
TCEをアルカリ水溶液にて脱塩化水素反応を行
い、VDMを工業的に有利に製造する方法に関す
るものである。
VDMは有機溶剤などとして賞用されているメ
チルクロロホルムの中間原料として、また塩化ビ
ニリデン樹脂の原料として、極めて有用な物質で
ある。工業的には、エチレンもしくは塩化ビニル
と塩素を原料として、先づTCEを製造し、つい
で石灰乳等のアルカリと接触させて脱塩化水素反
応を行い、VDMを製造している。この脱塩化水
素反応はアルカリで行うのが一般的で、その他に
気相で熱分解もしくは接触分解する方法が提案さ
れているが、いずれもVDMの選択率が低く実用
的でない。VDMを選択的に得るために最も適し
ているとされている方法すなわち水酸化カルシウ
ム水溶液を用いて脱塩酸反応を行う方法では、脱
離した塩化水素が水酸化カルシウムとの中和物で
ある塩化カルシウムとして排出されるため、塩素
分の損失を招くのみならず、環境への放出という
面から公害上の問題を引き起すことも懸念され
る。
チルクロロホルムの中間原料として、また塩化ビ
ニリデン樹脂の原料として、極めて有用な物質で
ある。工業的には、エチレンもしくは塩化ビニル
と塩素を原料として、先づTCEを製造し、つい
で石灰乳等のアルカリと接触させて脱塩化水素反
応を行い、VDMを製造している。この脱塩化水
素反応はアルカリで行うのが一般的で、その他に
気相で熱分解もしくは接触分解する方法が提案さ
れているが、いずれもVDMの選択率が低く実用
的でない。VDMを選択的に得るために最も適し
ているとされている方法すなわち水酸化カルシウ
ム水溶液を用いて脱塩酸反応を行う方法では、脱
離した塩化水素が水酸化カルシウムとの中和物で
ある塩化カルシウムとして排出されるため、塩素
分の損失を招くのみならず、環境への放出という
面から公害上の問題を引き起すことも懸念され
る。
水酸化カルシウムに代るアルカリとして、苛性
ソーダ溶液を用いる方法が提案されている(例え
ば、ドイツ公開特許2225512号)。しかし、現在迄
のところ苛性ソーダを用いる方法は実際上採用さ
れていない。その理由の一つは、苛性ソーダ溶液
を用いた場合、特に濃厚な苛性ソーダ溶液を用い
ると、生成したVDMがさらに脱塩酸反応を起
し、モノクロルアセチレン(以下MCAと称す
る)を形成することである。このMCAは自然発
火する危険性があり、プロセス上出来る限り生成
しないようにする必要がある。
ソーダ溶液を用いる方法が提案されている(例え
ば、ドイツ公開特許2225512号)。しかし、現在迄
のところ苛性ソーダを用いる方法は実際上採用さ
れていない。その理由の一つは、苛性ソーダ溶液
を用いた場合、特に濃厚な苛性ソーダ溶液を用い
ると、生成したVDMがさらに脱塩酸反応を起
し、モノクロルアセチレン(以下MCAと称す
る)を形成することである。このMCAは自然発
火する危険性があり、プロセス上出来る限り生成
しないようにする必要がある。
本発明者等は以上の点を考慮してアルカリ水溶
液でTCEの脱塩酸を行いVDMを得る方法につい
て、特に苛性アルカリ水溶液を用いて脱塩酸反応
を行う方法について、鋭意研究を行なつた結果、
ハロゲン化アルカリを含有する苛性アルカリ水溶
液を使用することによつてTCEの脱塩酸反応に
おけるMCAの生成反応が効果的に抑制されると
いう知見を得て、本発明を完成した。これはハロ
ゲン化アルカリが存在する水系では生成した
VDMの溶解が少くなり反応後速かに系外へ排出
することが出来、その結果VDMがさらに苛性ア
ルカリによつて脱塩化水素反応を起してMCAを
生成することが抑制されるためと推定される。従
つて苛性アルカリ水溶液におけるハロゲン化アル
カリの含有量は、飽和溶解度ないしその近傍にあ
ることが望ましい。
液でTCEの脱塩酸を行いVDMを得る方法につい
て、特に苛性アルカリ水溶液を用いて脱塩酸反応
を行う方法について、鋭意研究を行なつた結果、
ハロゲン化アルカリを含有する苛性アルカリ水溶
液を使用することによつてTCEの脱塩酸反応に
おけるMCAの生成反応が効果的に抑制されると
いう知見を得て、本発明を完成した。これはハロ
ゲン化アルカリが存在する水系では生成した
VDMの溶解が少くなり反応後速かに系外へ排出
することが出来、その結果VDMがさらに苛性ア
ルカリによつて脱塩化水素反応を起してMCAを
生成することが抑制されるためと推定される。従
つて苛性アルカリ水溶液におけるハロゲン化アル
カリの含有量は、飽和溶解度ないしその近傍にあ
ることが望ましい。
本発明において最も適しているハロゲン化アル
カリ含有苛性アルカリ水溶液は、特に隔膜法食塩
水溶液電解による電解生成液である。
カリ含有苛性アルカリ水溶液は、特に隔膜法食塩
水溶液電解による電解生成液である。
隔膜法の食塩電解液は通常水酸化ナトリウムを
120〜130g/、塩化ナトリウムを160〜170g/
含んでいて、これより苛性ソーダを得るにはこ
の電解液を蒸発濃縮して塩化ナトリウムを折出さ
せ、濃厚苛性ソーダ液としているため極めて高い
製造費用がかかつている。それ故精製された苛性
ソーダと分離された食塩とを使用するよりは、電
解液の方が安価であり工業的に有利である。しか
もこの電解液の利点は、脱塩酸反応時のMCAの
生成抑制に加えて、TCEを脱塩酸後の塩化ナト
リウム含有液を精製して電解反応に利用する際、
該液の精製が容易に経済的に行えることにある。
即ち脱塩酸反応後の水溶液中には、塩化ナトリウ
ムがほゞ飽和溶解度に近い濃度で存在しているた
め、TCEや生成したVDMの溶解度が極めて少く
なり、反応後の塩化ナトリウムを含む水溶液を精
製する場合例えば水蒸気蒸留にて溶解有機塩化物
を除去精製する場合蒸留留出させるべき量が少く
てすみ、操作も容易で、且つ、エネルギー使用量
も少く、経済的に精製でき、食塩電解反応に供給
できることにある。
120〜130g/、塩化ナトリウムを160〜170g/
含んでいて、これより苛性ソーダを得るにはこ
の電解液を蒸発濃縮して塩化ナトリウムを折出さ
せ、濃厚苛性ソーダ液としているため極めて高い
製造費用がかかつている。それ故精製された苛性
ソーダと分離された食塩とを使用するよりは、電
解液の方が安価であり工業的に有利である。しか
もこの電解液の利点は、脱塩酸反応時のMCAの
生成抑制に加えて、TCEを脱塩酸後の塩化ナト
リウム含有液を精製して電解反応に利用する際、
該液の精製が容易に経済的に行えることにある。
即ち脱塩酸反応後の水溶液中には、塩化ナトリウ
ムがほゞ飽和溶解度に近い濃度で存在しているた
め、TCEや生成したVDMの溶解度が極めて少く
なり、反応後の塩化ナトリウムを含む水溶液を精
製する場合例えば水蒸気蒸留にて溶解有機塩化物
を除去精製する場合蒸留留出させるべき量が少く
てすみ、操作も容易で、且つ、エネルギー使用量
も少く、経済的に精製でき、食塩電解反応に供給
できることにある。
本発明における脱塩酸反応の条件たとえば
TCEと苛性アルカリのモル比、反応温度、反応
操作等は、苛性アルカリ水溶液を使用する従来法
と同様である。
TCEと苛性アルカリのモル比、反応温度、反応
操作等は、苛性アルカリ水溶液を使用する従来法
と同様である。
以上の如く、本発明方法はMCAの生成を抑制
しつつVDMを有利に製造でき、さらに隔膜法食
塩電解液を使用する方法は、脱塩酸反応によつて
生成した食塩を有効に利用できるため、従来の水
酸化カルシウム水溶液による脱塩酸法に比べて、
極めて有益なプロセスである。
しつつVDMを有利に製造でき、さらに隔膜法食
塩電解液を使用する方法は、脱塩酸反応によつて
生成した食塩を有効に利用できるため、従来の水
酸化カルシウム水溶液による脱塩酸法に比べて、
極めて有益なプロセスである。
実施例
ラツシツヒリング充填塔(10mm径、300mm高)
を上部に連結した、容積1リツトルのガラス製反
応器に苛性ソーダ125g/、塩化ナトリウム160
g/を含む隔膜法食塩電解液500mlと1,1,
2−トリクロルエタン300gとを仕込み、反応温
度を75℃に保ちまた反応器上部に窒素ガスを少量
供給しつつ、400r.p.m.で撹拌しながら、前記隔
膜電解液を623ml/Hr.、1,1,2−トリクロ
ルエタンを388g/Hr.の割合で連続供給し、6
時間反応を行つた。反応器内の液面は反応器に設
けた溢流管によつて一定に保ち、溢流液として未
反応トリクロルエタンを146g/Hr.で、食塩を
含む水溶液を675ml/Hr.で得た。また反応器上
部の充填塔を通して蒸留留出した塩化ビニリデン
を冷却捕集により約160g/Hr.で得た。この間
窒素ガスを主体とした排ガスを冷却後分析したと
ころ、該ガスに伴われて排出されたモノクロルア
セチレンは、1〜2mg/Hr.と極めて少かつた。
溢流した水溶液は微量の有機物を含むため白濁し
ていたが、加熱蒸留により全体の3%分を留出さ
せた結果、残部は無色透明となつた。この液を分
析したところ、トリクロルエタン、塩化ビニリデ
ン等の有機塩化物は検出せず、苛性ソーダ7g/
、塩化ナトリウムは300g/、とほゞ飽和溶
解度に近いものであつた。
を上部に連結した、容積1リツトルのガラス製反
応器に苛性ソーダ125g/、塩化ナトリウム160
g/を含む隔膜法食塩電解液500mlと1,1,
2−トリクロルエタン300gとを仕込み、反応温
度を75℃に保ちまた反応器上部に窒素ガスを少量
供給しつつ、400r.p.m.で撹拌しながら、前記隔
膜電解液を623ml/Hr.、1,1,2−トリクロ
ルエタンを388g/Hr.の割合で連続供給し、6
時間反応を行つた。反応器内の液面は反応器に設
けた溢流管によつて一定に保ち、溢流液として未
反応トリクロルエタンを146g/Hr.で、食塩を
含む水溶液を675ml/Hr.で得た。また反応器上
部の充填塔を通して蒸留留出した塩化ビニリデン
を冷却捕集により約160g/Hr.で得た。この間
窒素ガスを主体とした排ガスを冷却後分析したと
ころ、該ガスに伴われて排出されたモノクロルア
セチレンは、1〜2mg/Hr.と極めて少かつた。
溢流した水溶液は微量の有機物を含むため白濁し
ていたが、加熱蒸留により全体の3%分を留出さ
せた結果、残部は無色透明となつた。この液を分
析したところ、トリクロルエタン、塩化ビニリデ
ン等の有機塩化物は検出せず、苛性ソーダ7g/
、塩化ナトリウムは300g/、とほゞ飽和溶
解度に近いものであつた。
Claims (1)
- 1 1,1,2−トリクロルエタンをアルカリ水
溶液と接触せしめて脱塩化水素反応を行ない塩化
ビニリデンを製造するにあたり、アルカリ水溶液
として、ハロゲン化アルカリを含有する苛性アル
カリ水溶液を、前記脱塩化水素反応の開始時から
使用することを特徴とする塩化ビニリデンの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP586580A JPS56104826A (en) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | Preparation of vinylidene chloride |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP586580A JPS56104826A (en) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | Preparation of vinylidene chloride |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56104826A JPS56104826A (en) | 1981-08-20 |
| JPS6252729B2 true JPS6252729B2 (ja) | 1987-11-06 |
Family
ID=11622843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP586580A Granted JPS56104826A (en) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | Preparation of vinylidene chloride |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56104826A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109563013B (zh) * | 2016-08-22 | 2021-11-02 | 韩华化学株式会社 | 偏二氯乙烯的制备方法 |
-
1980
- 1980-01-23 JP JP586580A patent/JPS56104826A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56104826A (en) | 1981-08-20 |
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