JPS6254179B2 - - Google Patents
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- JPS6254179B2 JPS6254179B2 JP15743279A JP15743279A JPS6254179B2 JP S6254179 B2 JPS6254179 B2 JP S6254179B2 JP 15743279 A JP15743279 A JP 15743279A JP 15743279 A JP15743279 A JP 15743279A JP S6254179 B2 JPS6254179 B2 JP S6254179B2
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Landscapes
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
本発明は1100℃以上の高温度においても優れた
強度耐焼べり性、耐酸化性を保有し、かつ良好な
溶接性を保有する炉床用の耐熱鋳造合金に関する
ものである。 製鉄用の鋼塊均熱炉や、瓦、タイル等の焼成炉
に使用される炉床材料は、通常1100℃以上の高温
度に長時間曝されるため、高温における強度およ
び良好な性焼べり性、耐酸化性が特に要求され
る。また一方加熱炉体または冷却パイプとの接続
が必要となるため材料自体の溶接性も具備すべき
特性の一つである。 現在炉床用としてはセラミツクまたはUMCo50
(30%Cr−50%Co−Fe、スーパーサーム(27%
Cr−35%Ni−15%Co−5%W)、MORE2(30%
Cr−50%Ni−15%W)等の超耐熱合金が用いら
れているが、いずれも上記特性を全て満足するも
のではない。すなわちセラミツクは熱応力による
耐割れ性が不十分であり、UMCo50は冷却パイプ
に溶接する際に溶接割れが発生しやすく、またス
ーパーサーム、MORE2は多量のCが含有されて
いるので融点が低く、したがつてバーナーまたは
ヒーター等の熱源から直接輻射熱を受ける部分が
局部的に溶融するいわゆる焼べりが生じ易いなど
それぞれ特有の欠点をもつているため、炉床用と
しては必ずしも好適な材料であるとはいえない。
そこで本発明者等は炉床用として好適な材料を開
発するために各種成分元素の影響を詳細に調査し
た結果以下に示す成分組成の鋳造合金は従来の炉
床用材料にくらべて、高温強度、耐熱べり性、耐
酸化性および溶接性ともにすぐれた性能を保有す
ることを見い出し、炉床用としてきわめて好適な
材料であることを確認した。 すなわち本発明は (1) C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0
〜38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%
を基本成分とし、さらにCo:25.0%以下、
Ti:2.0%以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以
下のうちから選んだ元素を1種または2種以上
含有し、残部が実質的にFeからなる耐熱鋳造
合金。 (2) 第1発明組成にたいしてさらにRE:2.0%以
下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上含有し、残
部が実質的にFeからなる耐熱鋳造合金。 (3) 第1発明組成にたいしてさらにB:0.0001〜
0.05%を含有し、残部が実質的にFeからなる
耐熱鋳造合金。 (4) 第1発明組成にたいしてさらにRE:2.0%以
下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上と、B:
0.0001〜0.05%を含有し、残部が実質的にFeか
らなる耐熱鋳造合金である。 本発明鋳造合金は、耐焼べり性および耐高温酸
化性の劣化を防ぐためにCおよびNを低くおさえ
るとともに溶接性を改善するために少量のZrを含
有させ、かつ1100℃以上における高温強度を十分
に確保するためにWを比較的多量に含有させ、σ
相が生成しやすくなる高Cr、高W合金における
前記σ相の生成を防止するためにNiを多量に添
加し、高温強度をより一層向上させるために
Co、Ti、Nb、Taのうちから選んだ元素を適量含
有させたところに特徴があり、炉床用材料として
の技術的課題を一挙に解決でき得る耐熱鋳造合金
である。 次に本発明鋳造合金の成分組成範囲の限定理由
を以下に述べる。 C+N:0.20%以下 CおよびNは高温強度の向上に有効な元素であ
るがその反面融点を降下させるため耐焼べり性の
点からは好ましくなく、また耐酸化性を低下させ
るため多量に含有させることはできない。そこで
C+N量の適量値を見つけるために詳細な実験を
行なつた結果CとNの総量で0.20%を越えなけれ
ば耐焼べり性および耐酸化性は著るしく劣化しな
いことを確認したため上記のように限定した。 Si:2.50%以下 Siは溶解時の脱酸錆錬剤として有効な元素であ
るとともに鋳込み時の湯流れ性および耐酸化性を
向上させる元素であるが、多量に含有させると
1150℃以上の温度において低融点のFe2SiO2が形
成されやすく、耐酸化性が著るしく劣化するため
2.50%以下とした。 Mn:2.50%以下 Mnは溶解時の脱酸、脱硫精錬剤として有効な
元素であるが多量に含有すると耐酸化性を劣化さ
せるため2.50%以下に限定した。 Cr:15.0〜38.0% Crは高温における耐酸化性を向上させるため
に最も有効な元素であり少なくとも15.0%以上含
有させる必要がある。ただし多量に含有するとδ
相が生成され、靭性が低下するため15.0〜38.0%
の範囲に限定した。 Ni:30.0超過〜60.0% Niはオーステナイトを安定化し、耐熱性、耐
浸炭性および高温強度を向上させるために有効な
元素であり、σ相が生成しやすくなる高Cr、高
W合金における前記σ相の生成を防止するため、
すなわち900℃以下での相安定性を確保するた
め、30.0%超過の高Niとした。この900℃以下で
の相安定性は、鋳造のままで使用する場合、また
は冷却時にその温度域を通過する関係上要求され
る。そして、Ni量が多いほどオーステナイトは
安定化するため多量に添加するとよいが、他の成
分とのバランス上30.0超過〜60.0%範囲に限定し
た。 Zr:0.01〜2.0% Zrは高温における耐酸化性および強度の向上に
有効であるばかりでなく溶接性の向上にきわめて
有効であり少なくとも0.01%以上含有させる必要
がある。ただし多量に添加すると上記効果は得ら
れず、むしろ耐酸化性が劣化するため20%以下に
限定した。 W:3.0〜10.0% Wはとくに温度1100℃以上の高温度における強
度を向上させるのに有効な元素であり、3.0%以
上とした。しかし、多量に含有させてもその効果
は飽和傾向を示し、かえつて、コスト高となるの
で10.0%以下に限定した。 Co:25.0%以下、Ti:2.0%以下、Nb:3.0%
以下、Ta:3.0%以下から選んだ元素を1種また
は2種以上 本発明合金は耐焼べり性および耐酸化性を向上
させるためCおよびNを極力低下させたが、その
反面高温強度の確保が困難となつたため、とくに
高温強度の向上に効果のあるWを3.0〜10.0%の
範囲で含有させたが、上記元素を単独または複合
で適量含有させることによつて、高温強度をさら
に確保することができるようにした。 ただし必要以上に含有させてもその効果は飽和
傾向を示しかつコスト高となるためそれぞれCo
にあつては25.0%以下、Tiにあつては2.0%以
下、Nbにあつては3.0%以下、Taにあつては3.0
%以下の範囲が好適である。なお、Moも高温強
度の向上に寄与する元素であるが、高温での耐酸
化性を劣化させることもありうるので、上記
Co、Ti、Nb、Taのうちから選択して添加するの
が好適である。 上記成分組成の組合わせにより本発明の目的と
する高温強度、耐熱べり性、耐酸化性および溶接
性を具備した鋳造合金が得られるが、さらに以下
の元素を適量含有させることにより一層優れた特
性が得られる。 RE:2.0%以下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以
下 上記元素はいずれも少量含有させることにより
耐酸化性および耐焼べり性を向上させることがで
きる。しかしながらいずれも合金中の酸素との親
和力が強く、多量になると清浄度が低下するため
それぞれ、R.Eにあつては2.0%以下、Alにあつ
ては2.5%以下、Caにあつては0.02%以下が望ま
しい。 なお、本願におけるREとは、Y、La、Ce、
Sm、その他の希土類元素を示す。 B:0.0001〜0.05% Bは微量含有させることにより高温強度および
クリープ強度を向上させることができる。しかし
ながら多量になると合金中に硼化物が形成され、
高温強度が低下するため0.0001〜0.05%の範囲が
望ましい。 次に本発明鋳造合金の特徴を実施例により詳細
に説明する。 実施例 第1表に示すごとき成分組成の本発明合金およ
び比較合金を溶製し、JISG5121に基づくA号舟
型試験片を鋳造し、各種特性値を調査した。
強度耐焼べり性、耐酸化性を保有し、かつ良好な
溶接性を保有する炉床用の耐熱鋳造合金に関する
ものである。 製鉄用の鋼塊均熱炉や、瓦、タイル等の焼成炉
に使用される炉床材料は、通常1100℃以上の高温
度に長時間曝されるため、高温における強度およ
び良好な性焼べり性、耐酸化性が特に要求され
る。また一方加熱炉体または冷却パイプとの接続
が必要となるため材料自体の溶接性も具備すべき
特性の一つである。 現在炉床用としてはセラミツクまたはUMCo50
(30%Cr−50%Co−Fe、スーパーサーム(27%
Cr−35%Ni−15%Co−5%W)、MORE2(30%
Cr−50%Ni−15%W)等の超耐熱合金が用いら
れているが、いずれも上記特性を全て満足するも
のではない。すなわちセラミツクは熱応力による
耐割れ性が不十分であり、UMCo50は冷却パイプ
に溶接する際に溶接割れが発生しやすく、またス
ーパーサーム、MORE2は多量のCが含有されて
いるので融点が低く、したがつてバーナーまたは
ヒーター等の熱源から直接輻射熱を受ける部分が
局部的に溶融するいわゆる焼べりが生じ易いなど
それぞれ特有の欠点をもつているため、炉床用と
しては必ずしも好適な材料であるとはいえない。
そこで本発明者等は炉床用として好適な材料を開
発するために各種成分元素の影響を詳細に調査し
た結果以下に示す成分組成の鋳造合金は従来の炉
床用材料にくらべて、高温強度、耐熱べり性、耐
酸化性および溶接性ともにすぐれた性能を保有す
ることを見い出し、炉床用としてきわめて好適な
材料であることを確認した。 すなわち本発明は (1) C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0
〜38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%
を基本成分とし、さらにCo:25.0%以下、
Ti:2.0%以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以
下のうちから選んだ元素を1種または2種以上
含有し、残部が実質的にFeからなる耐熱鋳造
合金。 (2) 第1発明組成にたいしてさらにRE:2.0%以
下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上含有し、残
部が実質的にFeからなる耐熱鋳造合金。 (3) 第1発明組成にたいしてさらにB:0.0001〜
0.05%を含有し、残部が実質的にFeからなる
耐熱鋳造合金。 (4) 第1発明組成にたいしてさらにRE:2.0%以
下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上と、B:
0.0001〜0.05%を含有し、残部が実質的にFeか
らなる耐熱鋳造合金である。 本発明鋳造合金は、耐焼べり性および耐高温酸
化性の劣化を防ぐためにCおよびNを低くおさえ
るとともに溶接性を改善するために少量のZrを含
有させ、かつ1100℃以上における高温強度を十分
に確保するためにWを比較的多量に含有させ、σ
相が生成しやすくなる高Cr、高W合金における
前記σ相の生成を防止するためにNiを多量に添
加し、高温強度をより一層向上させるために
Co、Ti、Nb、Taのうちから選んだ元素を適量含
有させたところに特徴があり、炉床用材料として
の技術的課題を一挙に解決でき得る耐熱鋳造合金
である。 次に本発明鋳造合金の成分組成範囲の限定理由
を以下に述べる。 C+N:0.20%以下 CおよびNは高温強度の向上に有効な元素であ
るがその反面融点を降下させるため耐焼べり性の
点からは好ましくなく、また耐酸化性を低下させ
るため多量に含有させることはできない。そこで
C+N量の適量値を見つけるために詳細な実験を
行なつた結果CとNの総量で0.20%を越えなけれ
ば耐焼べり性および耐酸化性は著るしく劣化しな
いことを確認したため上記のように限定した。 Si:2.50%以下 Siは溶解時の脱酸錆錬剤として有効な元素であ
るとともに鋳込み時の湯流れ性および耐酸化性を
向上させる元素であるが、多量に含有させると
1150℃以上の温度において低融点のFe2SiO2が形
成されやすく、耐酸化性が著るしく劣化するため
2.50%以下とした。 Mn:2.50%以下 Mnは溶解時の脱酸、脱硫精錬剤として有効な
元素であるが多量に含有すると耐酸化性を劣化さ
せるため2.50%以下に限定した。 Cr:15.0〜38.0% Crは高温における耐酸化性を向上させるため
に最も有効な元素であり少なくとも15.0%以上含
有させる必要がある。ただし多量に含有するとδ
相が生成され、靭性が低下するため15.0〜38.0%
の範囲に限定した。 Ni:30.0超過〜60.0% Niはオーステナイトを安定化し、耐熱性、耐
浸炭性および高温強度を向上させるために有効な
元素であり、σ相が生成しやすくなる高Cr、高
W合金における前記σ相の生成を防止するため、
すなわち900℃以下での相安定性を確保するた
め、30.0%超過の高Niとした。この900℃以下で
の相安定性は、鋳造のままで使用する場合、また
は冷却時にその温度域を通過する関係上要求され
る。そして、Ni量が多いほどオーステナイトは
安定化するため多量に添加するとよいが、他の成
分とのバランス上30.0超過〜60.0%範囲に限定し
た。 Zr:0.01〜2.0% Zrは高温における耐酸化性および強度の向上に
有効であるばかりでなく溶接性の向上にきわめて
有効であり少なくとも0.01%以上含有させる必要
がある。ただし多量に添加すると上記効果は得ら
れず、むしろ耐酸化性が劣化するため20%以下に
限定した。 W:3.0〜10.0% Wはとくに温度1100℃以上の高温度における強
度を向上させるのに有効な元素であり、3.0%以
上とした。しかし、多量に含有させてもその効果
は飽和傾向を示し、かえつて、コスト高となるの
で10.0%以下に限定した。 Co:25.0%以下、Ti:2.0%以下、Nb:3.0%
以下、Ta:3.0%以下から選んだ元素を1種また
は2種以上 本発明合金は耐焼べり性および耐酸化性を向上
させるためCおよびNを極力低下させたが、その
反面高温強度の確保が困難となつたため、とくに
高温強度の向上に効果のあるWを3.0〜10.0%の
範囲で含有させたが、上記元素を単独または複合
で適量含有させることによつて、高温強度をさら
に確保することができるようにした。 ただし必要以上に含有させてもその効果は飽和
傾向を示しかつコスト高となるためそれぞれCo
にあつては25.0%以下、Tiにあつては2.0%以
下、Nbにあつては3.0%以下、Taにあつては3.0
%以下の範囲が好適である。なお、Moも高温強
度の向上に寄与する元素であるが、高温での耐酸
化性を劣化させることもありうるので、上記
Co、Ti、Nb、Taのうちから選択して添加するの
が好適である。 上記成分組成の組合わせにより本発明の目的と
する高温強度、耐熱べり性、耐酸化性および溶接
性を具備した鋳造合金が得られるが、さらに以下
の元素を適量含有させることにより一層優れた特
性が得られる。 RE:2.0%以下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以
下 上記元素はいずれも少量含有させることにより
耐酸化性および耐焼べり性を向上させることがで
きる。しかしながらいずれも合金中の酸素との親
和力が強く、多量になると清浄度が低下するため
それぞれ、R.Eにあつては2.0%以下、Alにあつ
ては2.5%以下、Caにあつては0.02%以下が望ま
しい。 なお、本願におけるREとは、Y、La、Ce、
Sm、その他の希土類元素を示す。 B:0.0001〜0.05% Bは微量含有させることにより高温強度および
クリープ強度を向上させることができる。しかし
ながら多量になると合金中に硼化物が形成され、
高温強度が低下するため0.0001〜0.05%の範囲が
望ましい。 次に本発明鋳造合金の特徴を実施例により詳細
に説明する。 実施例 第1表に示すごとき成分組成の本発明合金およ
び比較合金を溶製し、JISG5121に基づくA号舟
型試験片を鋳造し、各種特性値を調査した。
【表】
【表】
供試材No.1〜8は第一発明鋳造合金、No.9、10
は第二発明鋳造合金、No.11は第三発明鋳造合金No.
12は第四発明鋳造合金No.13、14は比較用鋳造合金
であつてそれぞれスーパーサームおよびUMCo50
に相当する合金である。 耐焼べり性 第1表の成分組成を有する舟型試験片から第1
図に示すくさび型試験片を切出し、実験炉中に埋
込んで耐焼べり性を調査した。実験炉中の温度を
1350℃に保持して1ケ月間連続加熱を行なつた後
試険片を取出し寸法の変化を測定した。その結果
を第2図に示した。同図にみられるごとく比較用
鋳造合金のNo.13(スーパーサーム)およびNo.14
(UMCo50)は寸法変化、すなわち焼べり長さが
きわめて大きいのにたいして本発明鋳造合金はい
ずれも寸法変化が少なく良好な耐焼べり性を示し
ている。 高温強度 第1表の舟型試験片からクリープ試験片を切出
し、試験に供した。なお試験温度は1100℃および
1200℃の2水準とし、1100℃においては1.0Kg/
mm2の応力を負荷し、1200℃においては0.5Kg/mm2
の応力を負荷して試験片が破断するまでの時間を
測定した。その結果を第3図(試験条件:温度
1100℃、応力1.0Kg/mm2)第4図(試験条件:温
度1200℃、応力0.5Kg/mm2)に示した。同図にみ
られるごとく比較用鋳造合金のNo.13およびNo.14に
くらべて本発明鋳造合金はC+Nが低いにもかか
わらずいずれも破断寿命は充分に長いことを示し
ている。 耐高温酸化性 第1表の供試材から酸化試験片を切出し、試験
に供した。なお試験条件は1200℃×200時間の大
気加熱とし、試験後の酸化増量を測定した。その
結果を第5図(試験条件:温度1200℃、時間
200hr)に示した。同図にみられるごとく本発明
鋳造合金のNo.1〜12は比較用鋳造合金のNo.13、14
にくらべて同等もしくはそれ以下の酸化増量を示
している。すなわち本発明鋳造合金は従来の耐熱
鋳造合金にくらべて遜色のない耐高温酸化性を有
することを確認した。 溶接性 第1表の供試材から溶接用試験片を切出し、第
6図のような方法で炭素鋼との突き合わせ溶接を
行なつた。その後第6図のA−A′面で切断し、
同面を研磨後B部のミクロ割れを観察した。第2
表に溶接条件および溶接部のミクロ割れ数を示し
た。
は第二発明鋳造合金、No.11は第三発明鋳造合金No.
12は第四発明鋳造合金No.13、14は比較用鋳造合金
であつてそれぞれスーパーサームおよびUMCo50
に相当する合金である。 耐焼べり性 第1表の成分組成を有する舟型試験片から第1
図に示すくさび型試験片を切出し、実験炉中に埋
込んで耐焼べり性を調査した。実験炉中の温度を
1350℃に保持して1ケ月間連続加熱を行なつた後
試険片を取出し寸法の変化を測定した。その結果
を第2図に示した。同図にみられるごとく比較用
鋳造合金のNo.13(スーパーサーム)およびNo.14
(UMCo50)は寸法変化、すなわち焼べり長さが
きわめて大きいのにたいして本発明鋳造合金はい
ずれも寸法変化が少なく良好な耐焼べり性を示し
ている。 高温強度 第1表の舟型試験片からクリープ試験片を切出
し、試験に供した。なお試験温度は1100℃および
1200℃の2水準とし、1100℃においては1.0Kg/
mm2の応力を負荷し、1200℃においては0.5Kg/mm2
の応力を負荷して試験片が破断するまでの時間を
測定した。その結果を第3図(試験条件:温度
1100℃、応力1.0Kg/mm2)第4図(試験条件:温
度1200℃、応力0.5Kg/mm2)に示した。同図にみ
られるごとく比較用鋳造合金のNo.13およびNo.14に
くらべて本発明鋳造合金はC+Nが低いにもかか
わらずいずれも破断寿命は充分に長いことを示し
ている。 耐高温酸化性 第1表の供試材から酸化試験片を切出し、試験
に供した。なお試験条件は1200℃×200時間の大
気加熱とし、試験後の酸化増量を測定した。その
結果を第5図(試験条件:温度1200℃、時間
200hr)に示した。同図にみられるごとく本発明
鋳造合金のNo.1〜12は比較用鋳造合金のNo.13、14
にくらべて同等もしくはそれ以下の酸化増量を示
している。すなわち本発明鋳造合金は従来の耐熱
鋳造合金にくらべて遜色のない耐高温酸化性を有
することを確認した。 溶接性 第1表の供試材から溶接用試験片を切出し、第
6図のような方法で炭素鋼との突き合わせ溶接を
行なつた。その後第6図のA−A′面で切断し、
同面を研磨後B部のミクロ割れを観察した。第2
表に溶接条件および溶接部のミクロ割れ数を示し
た。
【表】
同表にみられるごとく比較用鋳造合金はNo.13に
ついては7個、No.14については3個のミクロ割れ
が発生したのにたいして、本発明鋳造合金はミク
ロ割れが全く発生せず良好な溶接性を示すことを
確認した。 以上の実施例にみられるごとく本発明鋳造合金
は従来の耐熱鋳造合金(スーパーサーム、
UMCo50等)にくらべて耐焼べり性、高温強度、
耐高温酸化性および溶接性ともに優れており、か
つ組成的にも比較的安価に製造できるなど実用価
値の高い耐熱鋳造合金である。
ついては7個、No.14については3個のミクロ割れ
が発生したのにたいして、本発明鋳造合金はミク
ロ割れが全く発生せず良好な溶接性を示すことを
確認した。 以上の実施例にみられるごとく本発明鋳造合金
は従来の耐熱鋳造合金(スーパーサーム、
UMCo50等)にくらべて耐焼べり性、高温強度、
耐高温酸化性および溶接性ともに優れており、か
つ組成的にも比較的安価に製造できるなど実用価
値の高い耐熱鋳造合金である。
第1図は焼べり性試験片であり、aは試験前、
bは試験後の形状を示す図、第2図は焼べり性試
験結果を示す図、第3図、第4図はクリープ試験
結果を示す図、第5図は酸化試験結果を示す図、
第6図は溶接試験方法を示し、aは平面図、bは
aのA−A′断面の切断図である。
bは試験後の形状を示す図、第2図は焼べり性試
験結果を示す図、第3図、第4図はクリープ試験
結果を示す図、第5図は酸化試験結果を示す図、
第6図は溶接試験方法を示し、aは平面図、bは
aのA−A′断面の切断図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0〜
38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%を基
本成分とし、さらにCo:25.0%以下、Ti:2.0%
以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上含有し、残部
が実質的にFeからなる耐熱鋳造合金。 2 C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0〜
38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%を基
本成分とし、さらにCo:25.0%以下、Ti:2.0%
以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上と、RE:2.0
%以下、Al2.50%以下、Ca:0.02%以下のうちか
ら選んだ元素を1または2種以上含有し、残部が
実質的にFeからなる耐熱鋳造合金。 3 C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0〜
38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%を基
本成分とし、さらにCo:25.0%以下、Ti:2.0%
以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上と、B:
0.0001〜0.05%を含有し、残部が実質的にFeから
なる耐熱鋳造合金。 4 C+N:0.20%以下、Si:2.50%以下、Mn:
2.50%以下、Ni:30.0超過〜60.0%、Cr:15.0〜
38.0%、Zr:0.01〜2.0%、W:3.0〜10.0%を基
本成分とし、さらにCo:25.0%以下、Ti:2.0%
以下、Nb:3.0%以下、Ta:3.0%以下のうちか
ら選んだ元素を1種または2種以上と、RE:2.0
%以下、Al:2.50%以下、Ca:0.02%以下のうち
から選んだ元素を1種または2種以上と、B:
0.0001〜0.05%を含有し、残部が実質的にFeから
なる耐熱鋳造合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15743279A JPS5681661A (en) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | Heat resistant cast alloy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15743279A JPS5681661A (en) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | Heat resistant cast alloy |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5681661A JPS5681661A (en) | 1981-07-03 |
| JPS6254179B2 true JPS6254179B2 (ja) | 1987-11-13 |
Family
ID=15649508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15743279A Granted JPS5681661A (en) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | Heat resistant cast alloy |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5681661A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994010353A1 (fr) * | 1992-11-05 | 1994-05-11 | Nippon Steel Corporation | Alliage a resistance elevee a la corrosion due aux sels fondus, pour chaudieres |
| WO1994026947A1 (fr) * | 1993-05-13 | 1994-11-24 | Nippon Steel Corporation | Acier thermoresitant austenitique a resistance elevee presentant une excellente soudabilite et une bonne resistance a la corrosion a haute temperature |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56105458A (en) * | 1980-01-25 | 1981-08-21 | Daido Steel Co Ltd | Heat-resistant cast alloy |
| JPS6141746A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-02-28 | Nippon Steel Corp | 熱間加工性に優れた高強度高耐食性耐熱鋼 |
| JPS63121641A (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-25 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | オ−ステナイトステンレス鋼製シ−ズヒ−タ外部被覆 |
| JPS63198316A (ja) * | 1987-01-08 | 1988-08-17 | インコ、アロイス、インターナショナルインコーポレーテッド | シリコンウェーハ処理用トレー |
| US4787945A (en) * | 1987-12-21 | 1988-11-29 | Inco Alloys International, Inc. | High nickel chromium alloy |
| JP2560829B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1996-12-04 | 住友金属工業株式会社 | 耐熱鋳鋼 |
| JP2532728B2 (ja) * | 1990-07-26 | 1996-09-11 | 日本冶金工業株式会社 | 耐高温腐食性に優れるFe―Ni系合金およびその製造方法 |
| KR940014865A (ko) * | 1992-12-11 | 1994-07-19 | 에드워드 에이. 스틴 | 고온 저항성 니켈-크롬 합금 |
| JP3424314B2 (ja) * | 1994-02-24 | 2003-07-07 | 大同特殊鋼株式会社 | 耐熱鋼 |
| US5437743A (en) * | 1994-07-19 | 1995-08-01 | Carondelet Foundry Company | Weldable heat resistant alloy |
| CN1034819C (zh) * | 1995-07-19 | 1997-05-07 | 冶金工业部钢铁研究总院 | 一种高强度耐热钢 |
| JPH09279309A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Daido Steel Co Ltd | Fe−Cr−Ni系耐熱合金 |
| JPH10121172A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Kubota Corp | 鋼材加熱炉の炉床金物用耐熱合金鋼 |
| JP6144402B1 (ja) | 2016-10-28 | 2017-06-07 | 株式会社クボタ | 炉床金物用の耐熱鋼 |
-
1979
- 1979-12-06 JP JP15743279A patent/JPS5681661A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994010353A1 (fr) * | 1992-11-05 | 1994-05-11 | Nippon Steel Corporation | Alliage a resistance elevee a la corrosion due aux sels fondus, pour chaudieres |
| WO1994026947A1 (fr) * | 1993-05-13 | 1994-11-24 | Nippon Steel Corporation | Acier thermoresitant austenitique a resistance elevee presentant une excellente soudabilite et une bonne resistance a la corrosion a haute temperature |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5681661A (en) | 1981-07-03 |
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