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JPS625960B2 - - Google Patents
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JPS625960B2 - - Google Patents

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JPS625960B2
JPS625960B2 JP4676477A JP4676477A JPS625960B2 JP S625960 B2 JPS625960 B2 JP S625960B2 JP 4676477 A JP4676477 A JP 4676477A JP 4676477 A JP4676477 A JP 4676477A JP S625960 B2 JPS625960 B2 JP S625960B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rolling
emulsion
oil
phase inversion
lubricating oil
Prior art date
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Application number
JP4676477A
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JPS53132006A (en
Inventor
Hideo Kanamori
Mitsuaki Iino
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は金属加工用潤滑油組成物に関するもの
であり、更に詳しく言えば優れた圧延性および焼
鈍性を有するエマルジヨン型圧延用潤滑油組成物
に関するものである。 従来金属加工、例えば圧延特に厚ものと言われ
るシートゲージ圧延に使用されるエマルジヨン型
潤滑油組成物は主に鉱油、油脂を基油とするO/
Wエマルジヨン型のものが主流をなしている。そ
してこのエマルジヨンは圧延ロールと被圧延金属
材料の比較的高温の摩擦面にスプレーされて機械
的作用および熱の作用により破壊され、分離した
油分が金属材料面に付着した後、油性向上剤、極
圧剤などが吸着されて潤滑作用が達成されるもの
と考えられている。従つて、エマルジヨン型潤滑
油組成物は潤滑時にはエマルジヨンの破壊され易
いもの、すなわちエマルジヨンの不安定なものの
方が良好な潤滑作用を示すことが認められている
が、実際の作業においては貯蔵や取扱いの点から
は安定なエマルジヨンであることが要求される。 エマルジヨン型圧延用潤滑油組成物については
種々の研究がなされている。例えば熱間および冷
間圧延における圧延油エマルジヨンの潤滑作用に
おけるエマルジヨンの破壊現象に関する文献、
“塑性と加工”、Vol.17,No.184(1976〜5)、433
〜444頁にはエマルジヨン潤滑の特徴の一つとし
てエマルジヨンの破壊を取り上げ、この破壊現象
には温度、界面活性剤等の因子が大きな影響を持
つことが報告されており、また別の文献、“潤
滑”、第17巻、第3号、129〜134頁、特に130頁右
欄、“4.圧延油の具備すべき条件”の項には圧延
油エマルジヨンの安定性の必要性についての記載
がある。そしてこれらの文献の記載からわかるよ
うに、エマルジヨン型圧延用組成物には容易なエ
マルジヨン破壊性と良好なエマルジヨン安定性と
いう互いに相反する事項が要求されているが、未
だこの両条件を充分満たすようなエマルジヨン型
圧延用潤滑組成物は得られていない。 一般に、O/W型エマルジヨンの破壊、すなわ
ちO/W型からW/O型への転相については乳化
剤のHLB値およびエマルジヨンの温度が大きな
影響を持つが、一方油や乳化剤の種類によつて相
の転換する温度(転相温度)が支配されることが
知られている。転相現象を利用しようとする試み
は、最近一部で行われているが(例えば、日本潤
滑学会東北大会前刷p.25(昭和49年10月7日))
単に転相をするだけでは、実際の圧延油として使
用することはできず、圧延時と貯蔵時とで転相が
サイクルすること、すなわち可逆的に転相するこ
とが必須要件である。本発明者等はこの転相の可
逆性に着目してエマルジヨン型圧延用潤滑油組成
物の実際に使用される温度範囲、すなわち40〜
200℃においてタンク貯蔵条件下(低温、40〜60
℃)で安定なO/W型エマルジヨンを形成し、圧
延条件下(高温、100〜200℃)で容易にエマルジ
ヨンが破壊されるような圧延用潤滑油組成物を得
るために種々研究を重ね、或種の特定の化合物を
添加して該潤滑油組成物の可逆的転相を制御調節
できることがわかつた。 鉱油および油脂を基油とする従来のエマルジヨ
ン型金属加工用潤滑油組成物では油脂の含有量が
多くなると焼鈍性が悪くなり、油脂の含有量が少
くなると圧延性が低下するので、単に油脂の添加
量を調節することによつては同時に満足な焼鈍性
と圧延性を付与することはできず、従つてこの両
性質を併せ持つ金属加工用潤滑油組成物を得るこ
とが当業界の多年の課題であつた。ところが本発
明者等の研究によれば、前記のようにエマルジヨ
ン型圧延用潤滑油組成物の可逆的相転位現象を利
用することによつて上記課題の解決できることを
見出した。 従つて本発明はエマルジヨン型潤滑組成物の可
逆的転相を制御することに基づくものであつて、
圧延条件下(100〜200℃)でエマルジヨンが破壊
(転相)してO/W型からW/O型エマルジヨン
になり、タンク貯蔵条件下(40〜60℃)でO/W
型エマルジヨンに転相復帰するような転相サイク
ルをもつ圧延用潤滑油組成物により、焼鈍性およ
び圧延性の両性能が同時に満足されることを確認
して本発明を完成するに至つた。 上記のように潤滑油組成物のおかれる環境によ
り転相が可逆的に行われるために、本発明によれ
ば転相調整剤を使用する。 圧延に適する潤滑油組成物は約70℃で転相を行
うものが望まれるが、このような潤滑油組成物は
特定の乳化剤と転相調整剤を併用することによつ
て得られることがわかつた。 従つて、本発明によるエマルジヨン型圧延用潤
滑油組成物は水と鉱油あるいはそれらに油脂を加
え、一般式 R―O(―CH2CH2O)oH (式中RはC8〜C18のアルキル基または
【式】R″―CO―基を表わしR′,R″は C6〜C12のアルキル基である。nは2〜10の整数
を示す。) で表わされる乳化剤および転相調整剤(但しポリ
オキシエチレン基含有リン酸エステルを除く)か
ら成ることを特徴としている。 本発明のエマルジヨン型圧延用潤滑油組成物は
水と鉱油、乳化剤および転相調整剤を種々の割合
に混合させて添加することにより所望の転相条件
を持つものを得ることができる。 本発明のエマルジヨン型圧延用潤滑油組成物に
使用する鉱油は任意の種類の鉱油であり、原油を
蒸留して得られる潤滑油留分を溶剤精製、硫酸処
理、白土処理、水添精製などしたものであつて、
例えば60スピンドル油、120マシン油、150ニユー
トラル油、500ニユートラル油、ブライトストツ
クなどが挙げられる。鉱油の含有量は0〜99重量
部である。 本発明の潤滑油組成物に使用する油脂は通常の
動植物油、例えばパーム油、ひまし油、やし油、
なたね油、大豆油、魚油、鯨油、牛脂、豚脂、羊
脂などである。油脂の含有量は0〜50重量部未満
であり、焼鈍性を考慮すると1〜10重量部が特に
好ましい。 本発明の潤滑油組成物に使用する乳化剤は一般
式 R―O(―CH2CH2O)oH (式中RはC8〜C18のアルキル基または
【式】R″―CO―基を表わしR′,R″は C6〜C12のアルキル基を表わす。nは2〜10の整
数を示す。) で表わされるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエステルであ
る。このような乳化剤はHLB値の低いものを単
独で使用することが好ましく、またオキシエチレ
ン基の付加モル数(n)の分布範囲の狭いものが
特に有効である。このような乳化剤としては、例
えば ポリオキシエチレンラウリルエーテル
(n=5,6,8) ポリオキシエチレンオレイルエーテル
(n=6) ポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテル (n=3,4,5,7) ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル (n=2,3,4,5,6,7,8,9) ポリオキシエチレンラウリルエステル
(n=4,5,6,8) ポリオキシエチレンステアリルエステル
(n=5,6) などが挙げられる。乳化剤の添加量は任意の有効
量であるが、通常0.1〜15重量部の範囲である。 本発明の潤滑油組成物に使用する転相調整剤と
しては次の各種化合物が挙げられる。 1 グリコール類、例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなど。 2 スルホン酸金属塩、例えば石油スルホン酸ま
たは通常のスルホン酸のアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩、例えばドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、アルキルナフタリンス
ルホン酸ナトリウムなど。 3 窒素含有化合物、例えば、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、アルキルアンモニウムクロ
ライド、アルケニルコハク酸イミド(例えば、
特公昭37―15778記載の方法によつて得られる
アルケニル基の分子量が250〜3000のもの)、酸
アミド(例えば、C12〜C30の直鎖状または分枝
鎖状のカルボン酸アミド)など。 4 りんまたはいおう化合物、(但しポリオキシ
エチレン基含有リン酸エステルを除く)例えば
ジチオリン酸のZn,Mo,W塩、りん酸エステ
ル、亜りん酸エステル、ポリサルフアイドな
ど。 5 鉱油の酸化物または硫化物。 例えば鉱油の酸化反応によつて得られるケン
化価20mgKOH/g以上の酸化物(鉱油を80〜
150℃で液相空気酸化したものが良好)又は鉱
油の硫化反応によつて得られる活性イオウが
0.02%(ASTM D―1662)の硫化物(鉱油と
元素イオウを70〜160℃で反応させたものが良
好) 6 特殊な鉱油、すなわち減圧蒸留によつて得ら
れる潤滑油留分を溶剤抽出したときの抽出分で
n―d―M法による%CAが20%以上のもの。 これら転相調整剤は一種または2種以上を混合
して用いることができ添加量は0.05〜99重量部で
ある。 本発明に係るエマルジヨン型圧延用潤滑油組成
物は鉱油0〜99重量部、好ましくは50〜95重量
部、油脂0〜50重量部未満、好ましくは1〜10重
量部、乳化剤0.1〜15重量部、好ましくは1〜10
重量部、転相調整剤0.05〜99重量部、好ましくは
0.1〜50重量部を添加することによつて得られ
る。 以上の組成からなる原液100重量部を水で2〜
200倍、好ましくは5〜100倍に稀釈して本発明の
組成物を得ることができる。 本発明のエマルジヨン型圧延用潤滑油組成物は (1) 圧延時においてコイル表面、ロール表面への
付着油量が多く潤滑性に優れている。 (2) 焼鈍特性が極めて優れている。 (3) 循環タンク内で徴密安定なエマルジヨンを形
成し乳化安定性が優れている。 (4) スカム生成量が少なく圧延油の管理が容易で
あるなどの利点を有していて圧延用潤滑油組成
物として極めて優れた性能を示す。 以下の実施例によつて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 本発明による組成物を表―1のように乳化調合
した。比較のために転相調整剤を加えないもの
(比較品1)および市販品(同2)を用いた。本
発明品1〜3および比較品1は表に示す原液100
重量部
【表】 に20倍(重量)の水を混合して乳化したものであ
る。 1 圧延実験 上記の潤滑油組成物を次の圧延機および圧延条
件で実験した。 圧延機:可逆式精密2段圧延機(吉田第二記念
製) ワークロール諸元:200φ×200W 中央冷却式
硬度HS97,材質SUJ―2 最大圧下能力:40t ミルモーター:100 張力:70〜500Kg 圧延速度:最大200m/min ロール粗さ:0.4μmax. 圧延条件 圧延材:JIS―G―3141,1.0mm×50mm×100m
のコイル 圧延速度:200m/min 試料油:5%水溶液 圧下スケジユール(各パス毎の圧下率): 10%(1パス)―30%(2パス) ―30%(3パス)―30%(4パス) ―30%(5パス) 給油量:5/min 評価は一般に使われているstoneの式で摩擦係
数を算出して行なつた。 本発明品1と比較品2の圧延実験結果を表―2
に示した。さらに潤滑条件がもつとも厳しい5パ
スの摩擦係数を図―1に示した。
【表】 上記表―2、および第1図に示すように本発明
品は摩擦係数が小さく圧延性が優れていることが
わかる。これに対して転相調整剤を含まず、可逆
的転相をしない比較品1および2は摩擦係数が高
く圧延性が良くないことを示している。 焼鈍性試験 中央部に凹部のある鋼板に試料油0.5gを封入
し、平板にてフタをして焼鈍した。評価は焼鈍後
炭素状物質の有無、多少で判断した。 焼鈍条件 温度:700℃×30分(昇温速度1℃/min) 雰囲気ガス:N2ガス100%(50/min)
【表】 表―3からわかるように本発明品は炭素状物質
が皆無であり焼鈍性が良いことを示す。これに対
し比較品2は炭素状物質が多く焼鈍性が悪い。比
較品1は油脂が少ないので焼鈍性は良好である。 転相サイクル試験 可逆的転相による循環タンク内での貯蔵安定性
を確認するために1KL容量のタンクに本発明品1
を700入れ、タンクと外に設けた約150℃の高温
板部分とを毎分100で60日間循環させ、タンク
液中のスカムを観察した。なおタンク内の油温は
50℃に保つた。 60日経過後でもタンク液中のスカムは非常に少
ない。タンク内の乳化安定性が良く可逆的に転相
していることがわかる。 同様の実験を比較品2について行つた。スカム
の発生量はかなり多く、乳化安定性が悪い。 以上詳細に説明したように、本発明によるエマ
ルジヨン型圧延用潤滑油組成物は圧延性、焼鈍性
に優れ、しかもタンク内での乳化安定性が優れて
いることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧延実験の5パス目の摩擦係数を示す
グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水と鉱油あるいはこれらに油脂を加え、一般
    式 R―O(―CH2CH2O)oH (式中、RはC8〜C18のアルキル基または
    【式】R″―CO―基を表わす。ただし R′,R″はC6〜C12のアルキル基である。nは2〜
    10の整数を示す。) で表わされる乳化剤およびグリコール類、スル
    ホン酸金属塩、窒素含有化合物、りんまたはいお
    う化合物(但しポリオキシエチレン基含有リン酸
    エステルを除く)、鉱油の酸化物または硫化物、
    %CAが20以上の鉱油の一種または二種以上から
    選ばれた転相調整剤から成るエマルジヨン型圧延
    用潤滑油組成物。
JP4676477A 1977-04-25 1977-04-25 Emulsion type lubricating oil composition for rolling Granted JPS53132006A (en)

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