JPS628479B2 - - Google Patents
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- JPS628479B2 JPS628479B2 JP57128981A JP12898182A JPS628479B2 JP S628479 B2 JPS628479 B2 JP S628479B2 JP 57128981 A JP57128981 A JP 57128981A JP 12898182 A JP12898182 A JP 12898182A JP S628479 B2 JPS628479 B2 JP S628479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slurry
- coal
- stirring
- water
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、石炭・水スラリーの処理方法に係
り、より詳しくは貯蔵、輸送中に石炭粒子が沈降
して強固な固形物を形成することのない、安定化
したスラリーを得られるようにした石炭・水スラ
リーの処理方法に関するものである。
り、より詳しくは貯蔵、輸送中に石炭粒子が沈降
して強固な固形物を形成することのない、安定化
したスラリーを得られるようにした石炭・水スラ
リーの処理方法に関するものである。
従来から石炭の輸送手段として、微粉砕した石
炭に適量の水を加えてスラリー状として輸送する
方法が知られており、石炭濃度50重量%の石炭・
水スラリーを500Km離れた火力発電所まで供給し
ているブラツクメサパイプラインが、商業ベース
で成功した唯一の例として有名である。
炭に適量の水を加えてスラリー状として輸送する
方法が知られており、石炭濃度50重量%の石炭・
水スラリーを500Km離れた火力発電所まで供給し
ているブラツクメサパイプラインが、商業ベース
で成功した唯一の例として有名である。
しかし、この場合、受入側の火力発電所では、
強力な脱水、排水処理工程が必要なうえ、ボイラ
ー燃焼の際の水分が約25%もあるため、輸送、燃
焼を総合したシステム効率が著しく低いという欠
点がある。
強力な脱水、排水処理工程が必要なうえ、ボイラ
ー燃焼の際の水分が約25%もあるため、輸送、燃
焼を総合したシステム効率が著しく低いという欠
点がある。
そこで、この欠点を改良するため、パイプライ
ン輸送時の石炭濃度を70〜80重量%にまで上げ、
そのままボイラー燃焼する高濃度石炭・水スラリ
ー輸送システムが提案されているが、石炭濃度が
60重量%を越えると、その見掛け粘度が急激に増
大し、更に濃度を上げると全く流動性を失なうた
め、何等かの添加剤を加えて石炭粒子を分散さ
せ、流動性を増す必要がある。ところが、このよ
うな添加剤(以下、分散剤という)を加えて製造
した石炭・水スラリーも、船舶輸送、貸車輸送等
でひとたび振動、動揺の場にさらされると、石炭
粒子が槽内で沈降して強固な固形物(以下、ハー
ドケーキという)を形成し、以後の工程、例えば
揚荷役、排出等において流動的なハンドリングが
全く不可能になるという問題がある。
ン輸送時の石炭濃度を70〜80重量%にまで上げ、
そのままボイラー燃焼する高濃度石炭・水スラリ
ー輸送システムが提案されているが、石炭濃度が
60重量%を越えると、その見掛け粘度が急激に増
大し、更に濃度を上げると全く流動性を失なうた
め、何等かの添加剤を加えて石炭粒子を分散さ
せ、流動性を増す必要がある。ところが、このよ
うな添加剤(以下、分散剤という)を加えて製造
した石炭・水スラリーも、船舶輸送、貸車輸送等
でひとたび振動、動揺の場にさらされると、石炭
粒子が槽内で沈降して強固な固形物(以下、ハー
ドケーキという)を形成し、以後の工程、例えば
揚荷役、排出等において流動的なハンドリングが
全く不可能になるという問題がある。
この点に関しては、石炭粒子の沈降を防止し
て、分散化の作用をする前記分散剤のほかに、沈
澱炭の圧密を防止して、安定化の作用をする添加
剤(以下、安定剤という)を加えることも考えら
れるが、本来、分散剤と安定剤とは相反作用があ
るうえ、両者の添加で添加剤の量が増加すること
になり、単に燃焼に供されるだけのスラリーの製
造コストが高価になるという欠点がある。
て、分散化の作用をする前記分散剤のほかに、沈
澱炭の圧密を防止して、安定化の作用をする添加
剤(以下、安定剤という)を加えることも考えら
れるが、本来、分散剤と安定剤とは相反作用があ
るうえ、両者の添加で添加剤の量が増加すること
になり、単に燃焼に供されるだけのスラリーの製
造コストが高価になるという欠点がある。
本発明者らは、高濃度の石炭・水スラリーを輸
送し、消費地の燃焼施設で直ちに燃焼に供するこ
とのできるスラリーの改良について検討中のとこ
ろ、思いがけず或る特異な現象を見出した。すな
わち、前記スラリーに、通常の輸送ルートで加わ
る撹拌・混練エネルギを上まわる撹拌・混練エネ
ルギを強制的に加えることにより、石炭粒子が沈
降してハードケーキを形成することのない、安定
化したスラリーに改質できることを見出した。こ
の現象の起因は、必ずしも定かでないが、この現
象に基づき更に鋭意検討の結果、本発明に到達し
たものである。
送し、消費地の燃焼施設で直ちに燃焼に供するこ
とのできるスラリーの改良について検討中のとこ
ろ、思いがけず或る特異な現象を見出した。すな
わち、前記スラリーに、通常の輸送ルートで加わ
る撹拌・混練エネルギを上まわる撹拌・混練エネ
ルギを強制的に加えることにより、石炭粒子が沈
降してハードケーキを形成することのない、安定
化したスラリーに改質できることを見出した。こ
の現象の起因は、必ずしも定かでないが、この現
象に基づき更に鋭意検討の結果、本発明に到達し
たものである。
すなわち、本発明は、微粉砕した石炭に水と分
散剤を加えてスラリー状にしたのち、該スラリー
を少なくとも、流走経路で加わるトルク以上に、
撹拌・混練エネルギが増大するまで撹拌すること
を特徴とする石炭・水スラリーの処理方法であ
り、このように処理することにより、貯蔵、輸送
中に石炭粒子が沈降してハードケーキを形成する
ことのない、安定化したスラリーを得られるよう
にしたものである。
散剤を加えてスラリー状にしたのち、該スラリー
を少なくとも、流走経路で加わるトルク以上に、
撹拌・混練エネルギが増大するまで撹拌すること
を特徴とする石炭・水スラリーの処理方法であ
り、このように処理することにより、貯蔵、輸送
中に石炭粒子が沈降してハードケーキを形成する
ことのない、安定化したスラリーを得られるよう
にしたものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は、本発明を実施して石炭・水スラリー
の安定化処理を行なうと共に、得られた製品スラ
リーを消費地の燃焼施設まで供給するトータルシ
ステムの一例を示すものである。
の安定化処理を行なうと共に、得られた製品スラ
リーを消費地の燃焼施設まで供給するトータルシ
ステムの一例を示すものである。
まず石炭1を、粉砕機2で、15mm程度以下に粗
砕したのち、石炭濃度が60〜80重量%(乾燥炭基
準)となるように、規定量の水3と乾燥炭規準
0.01〜1.0重量%の分散剤4とを加えて、微粉砕
機5へ湿式粉砕し、その粒子径が74μm、60〜80
重量%の石炭・水スラリー6を製造する。この石
炭・水スラリー6は、受取り槽7、ポンプ8を経
て、撹拌・混練装置9へ送られ、ここで、このス
ラリーを、通常の輸送ルートで加わる以上の撹
拌・混練エネルギ以上の撹拌・混練エネルギ(ス
ラリー1m3当り1〜50KW・H)を付加すべく、
強制的に撹拌して、ハードケーキを形成すること
のない、安定化したスラリーに改質する。
砕したのち、石炭濃度が60〜80重量%(乾燥炭基
準)となるように、規定量の水3と乾燥炭規準
0.01〜1.0重量%の分散剤4とを加えて、微粉砕
機5へ湿式粉砕し、その粒子径が74μm、60〜80
重量%の石炭・水スラリー6を製造する。この石
炭・水スラリー6は、受取り槽7、ポンプ8を経
て、撹拌・混練装置9へ送られ、ここで、このス
ラリーを、通常の輸送ルートで加わる以上の撹
拌・混練エネルギ以上の撹拌・混練エネルギ(ス
ラリー1m3当り1〜50KW・H)を付加すべく、
強制的に撹拌して、ハードケーキを形成すること
のない、安定化したスラリーに改質する。
ここで、撹拌・混練エネルギとは、次式であら
わされるものをいう。
わされるものをいう。
(撹拌・混練エネルギ)
=(トルク)×(回転数)×(時間)
このように処理した製品スラリー10は、パイ
プライン11またはタンクローリー12によつて
積出港まで輸送され、貯蔵タンク13に一時貯え
られ、積出港に大型のスラリータンカー14が着
岸できる場合は、ポンプ15で直接スラリー積込
みし、着岸できない場合は、海底配管16、一点
係留ブイ17などを経て船積みされる。揚地まで
海上輸送された製品スラリー10′は、タンカー
14内のポンプ18で、揚地の貯蔵タンク19に
揚荷され、ポンプ20を経て、パイプライン1
1′またはタンクローリー12′などを用いて、消
費地の供給タンク25まで輸送される。この供給
タンク25からポンプ21によつてボイラー22
まで送り出された製品スラリー10″は、霧化空
気23と混ぜ合わされ、バーナー24を用いて燃
焼される。
プライン11またはタンクローリー12によつて
積出港まで輸送され、貯蔵タンク13に一時貯え
られ、積出港に大型のスラリータンカー14が着
岸できる場合は、ポンプ15で直接スラリー積込
みし、着岸できない場合は、海底配管16、一点
係留ブイ17などを経て船積みされる。揚地まで
海上輸送された製品スラリー10′は、タンカー
14内のポンプ18で、揚地の貯蔵タンク19に
揚荷され、ポンプ20を経て、パイプライン1
1′またはタンクローリー12′などを用いて、消
費地の供給タンク25まで輸送される。この供給
タンク25からポンプ21によつてボイラー22
まで送り出された製品スラリー10″は、霧化空
気23と混ぜ合わされ、バーナー24を用いて燃
焼される。
第2図は、前記撹拌・混練装置9の好ましい一
例を示すもので、円筒容器31内で、羽根車32
を高速で回転させる型式のものである。なお、3
3は無段変速機付駆動モータ、34はトルク変換
器である。
例を示すもので、円筒容器31内で、羽根車32
を高速で回転させる型式のものである。なお、3
3は無段変速機付駆動モータ、34はトルク変換
器である。
この撹拌・混練装置9を用い、円筒容器31内
に、石炭・水スラリー6を供給し、後述する実施
例1の条件で、該スラリーに、羽根車32の高速
回転による撹拌・混練エネルギーを与えて、スラ
リーが安定化する軸動力の時間変化を計測した結
果を第3図に示す。
に、石炭・水スラリー6を供給し、後述する実施
例1の条件で、該スラリーに、羽根車32の高速
回転による撹拌・混練エネルギーを与えて、スラ
リーが安定化する軸動力の時間変化を計測した結
果を第3図に示す。
この結果、該スラリーを、或る時間、強制的に
撹拌・混練することにより、通常の流走経路で加
わるトルク以上に、撹拌・混練エネルギが増大
し、このように撹拌・混練エネルギが増大したス
ラリーは、極めて安定化したものとなり、処理後
10日以上の静置に対してもハードケーキを形成す
ることのない、安定化したスラリーに物性変化し
ていた。
撹拌・混練することにより、通常の流走経路で加
わるトルク以上に、撹拌・混練エネルギが増大
し、このように撹拌・混練エネルギが増大したス
ラリーは、極めて安定化したものとなり、処理後
10日以上の静置に対してもハードケーキを形成す
ることのない、安定化したスラリーに物性変化し
ていた。
この安定化したスラリーへの物性変化は、羽根
車32の高速回転による撹拌・混練エネルギーが
寄与したものと考えられるが、本発明者らの検討
結果によれば、この撹拌・混練エネルギーの付加
は、大きいほど安定化がすすみより好ましいが、
実際には前記石炭・水スラリー1m3当り1〜
50KW・Hの範囲が適当である。
車32の高速回転による撹拌・混練エネルギーが
寄与したものと考えられるが、本発明者らの検討
結果によれば、この撹拌・混練エネルギーの付加
は、大きいほど安定化がすすみより好ましいが、
実際には前記石炭・水スラリー1m3当り1〜
50KW・Hの範囲が適当である。
例えば、前記撹拌・混練装置9を用い、石炭・
水スラリーの1m3/Hを処理するときには、円筒
容器31を1m3の大きさとし、羽根車32の駆動
モータ33に1〜50KWの負荷がかかるように、
羽根車32の回転数と台35の高ささと個数を設
定すればよく、このような撹拌・混練エネルギー
の付加によつて、該スラリーを、ハードケーキを
形成することのない、安定化したスラリーとする
ことができ、排出孔(図示省略)から製品スラリ
ーとして取り出される。
水スラリーの1m3/Hを処理するときには、円筒
容器31を1m3の大きさとし、羽根車32の駆動
モータ33に1〜50KWの負荷がかかるように、
羽根車32の回転数と台35の高ささと個数を設
定すればよく、このような撹拌・混練エネルギー
の付加によつて、該スラリーを、ハードケーキを
形成することのない、安定化したスラリーとする
ことができ、排出孔(図示省略)から製品スラリ
ーとして取り出される。
次に、前記撹拌・混練装置9の運転制御法を、
第4図に基づいて説明する。
第4図に基づいて説明する。
前記のごとく、円筒容器31内に、石炭・水ス
ラリーを供給し、この円筒容器31の中で、羽根
車32を高速回転させて、該スラリーに撹拌・混
練エネルギーを与えるが、この場合、羽根車32
の回転経路に、駆動モータ41と変速機42とか
らなる変速機付駆動モータ33と、トルク変換器
34を配置する。トルク変換器34としては、回
転数とトルクを検出し、両値の積から動力を算出
する装置が例として採用できる。前記円筒容器3
1内に供給される石炭・水スラリーの濃度を濃度
計43(例えはγ線濃度計)で、さらに流量を流
量計44(例えば電磁流量計)で検出する。
ラリーを供給し、この円筒容器31の中で、羽根
車32を高速回転させて、該スラリーに撹拌・混
練エネルギーを与えるが、この場合、羽根車32
の回転経路に、駆動モータ41と変速機42とか
らなる変速機付駆動モータ33と、トルク変換器
34を配置する。トルク変換器34としては、回
転数とトルクを検出し、両値の積から動力を算出
する装置が例として採用できる。前記円筒容器3
1内に供給される石炭・水スラリーの濃度を濃度
計43(例えはγ線濃度計)で、さらに流量を流
量計44(例えば電磁流量計)で検出する。
制御器45では、動力検出値P(KW)、濃度
検出値C、流量検出値q(m3/H)を入力とし
て、p/qを算出後、撹拌・混練エネルギーの基
準値P0(C)=1〜50KW・H/m3と比較し、羽根車
32の回転数を調整するように、変速機42に制
御信号46を発する。すなわち、P/qとP0(C)を
比較し、P/qがP0(C)に不足のときは、羽根車3
2の回転数を上げるよう、またP/qがP0(C)を越
えるときには、逆に減速の操作を自動的に行な
う。なお、P0(C)は、円筒容器31内に供給される
石炭の粒径が一定のときには、濃度の函数である
が、石炭の質および添加分散剤の種類によつて変
りうるので事前にビーカースケールのテストによ
つて決めておく。
検出値C、流量検出値q(m3/H)を入力とし
て、p/qを算出後、撹拌・混練エネルギーの基
準値P0(C)=1〜50KW・H/m3と比較し、羽根車
32の回転数を調整するように、変速機42に制
御信号46を発する。すなわち、P/qとP0(C)を
比較し、P/qがP0(C)に不足のときは、羽根車3
2の回転数を上げるよう、またP/qがP0(C)を越
えるときには、逆に減速の操作を自動的に行な
う。なお、P0(C)は、円筒容器31内に供給される
石炭の粒径が一定のときには、濃度の函数である
が、石炭の質および添加分散剤の種類によつて変
りうるので事前にビーカースケールのテストによ
つて決めておく。
次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
大同炭(中国産)に水と分散剤(乾燥炭規準、
1%添加)を加えて、74μm以下、80%に湿式粉
砕し、石炭濃度68重量%(乾燥炭規準)の石炭・
水スラリーを製造した。
1%添加)を加えて、74μm以下、80%に湿式粉
砕し、石炭濃度68重量%(乾燥炭規準)の石炭・
水スラリーを製造した。
このスラリー0.7を、第2図の撹拌・混練装
置9の円筒容器31(直径180mm)内に入れて密
閉し、駆動モータ33で、羽根車32(直径140
mm)を高速回転(500R/M)させて、該スラリ
ーに撹拌・混練エネルギーを与えた。この際の軸
動力の時間変化を計測したところ、第3図に示す
ように、或る時間、強制的に撹拌・混練すること
により、通常の流走経路で加わる撹拌・混練エネ
ルギ以上に、撹拌・混練エネルギが増大し、処理
後10日以上の静置に対してもハードケーキを形成
することのない、安定化したスラリーに物性変化
していた。
置9の円筒容器31(直径180mm)内に入れて密
閉し、駆動モータ33で、羽根車32(直径140
mm)を高速回転(500R/M)させて、該スラリ
ーに撹拌・混練エネルギーを与えた。この際の軸
動力の時間変化を計測したところ、第3図に示す
ように、或る時間、強制的に撹拌・混練すること
により、通常の流走経路で加わる撹拌・混練エネ
ルギ以上に、撹拌・混練エネルギが増大し、処理
後10日以上の静置に対してもハードケーキを形成
することのない、安定化したスラリーに物性変化
していた。
なお、前記撹拌動力をトルク変換器34へ計測
し、該スラリーに付加された撹拌・混練エネルギ
ーを計測したところ、スラリー1m3当り1〜
50KW・Hのエネルギー付加で、前記のように安
定化したスラリーに改質できることが判つた。
し、該スラリーに付加された撹拌・混練エネルギ
ーを計測したところ、スラリー1m3当り1〜
50KW・Hのエネルギー付加で、前記のように安
定化したスラリーに改質できることが判つた。
実施例 2
第5図の装置を使用し、実施例1と同じ粒径の
石炭による同じ濃度の石炭・水スラリー51(2
m3)を、槽52(2.5m3)に投入し、該スラリー
を槽52内の羽根車53によつて撹拌しつつ、管
54,55,56を通して、遠心スラリーポンプ
57で循環し、該スラリーに1m3当り50KW・H
の撹拌・混練エネルギーを与えた。この結果、従
来一晩の静置で石炭粒子が沈降してハードケーキ
を形成したスラリーが、この処理によつて10日以
上の静置に対してもハードケーキを形成すること
のない、安定化したスラリーに改質された。な
お、図において、58は駆動モーター、59,6
0,61は流量調整弁、62は製品スラリー排出
弁、63は排出管である。
石炭による同じ濃度の石炭・水スラリー51(2
m3)を、槽52(2.5m3)に投入し、該スラリー
を槽52内の羽根車53によつて撹拌しつつ、管
54,55,56を通して、遠心スラリーポンプ
57で循環し、該スラリーに1m3当り50KW・H
の撹拌・混練エネルギーを与えた。この結果、従
来一晩の静置で石炭粒子が沈降してハードケーキ
を形成したスラリーが、この処理によつて10日以
上の静置に対してもハードケーキを形成すること
のない、安定化したスラリーに改質された。な
お、図において、58は駆動モーター、59,6
0,61は流量調整弁、62は製品スラリー排出
弁、63は排出管である。
本発明の石炭・水スラリーの処理方法は、上記
のように構成されているので、貯蔵、輸送中に石
炭粒子が沈降してハードケーキを形成することの
ない、安定したスラリーを容易に得ることができ
る。したがつて、安定した製品スラリーとして、
消費地の燃焼施設まで供給することができると共
に、石炭濃度のアツプで該スラリーをそのまま燃
焼させることができるので、輸送、燃焼を総合し
たシステム効率を著しく向上させることができ
る。また、石炭・水スラリーを撹拌するという簡
単な操作で所望のスラリーを得ることができるの
で、製品開発投資や設備投資が少なくて済み、し
たがつて製品コストを安くすることができ、また
連続製造も容易である。また、製品スラリーの貯
蔵、輸送に当つても、スラリーが安定化している
ので、貯蔵時に槽レーキ等の連続撹拌のための装
置が不要であること、安定剤を添加する必要がな
いので、安定剤の薬効切れの必配がいらないこ
と、パイプライン輸送中に石炭粒子が沈降するこ
とがないので、低流速で輸送することができ、ポ
ンプ動力の減少、パイプ内壁の摩耗量の低減が可
能となること、短距離、中小容量の輸送には、タ
ンクローリーを用いることもでき、小回りがきく
ことなどの利点がある。更に、燃焼に当つては、
エアアトマイズが可能であること、バーナーチツ
プ内での閉塞の心配がないことなどの利点があ
り、本発明の奏する工業的効果は極めて顕著であ
る。
のように構成されているので、貯蔵、輸送中に石
炭粒子が沈降してハードケーキを形成することの
ない、安定したスラリーを容易に得ることができ
る。したがつて、安定した製品スラリーとして、
消費地の燃焼施設まで供給することができると共
に、石炭濃度のアツプで該スラリーをそのまま燃
焼させることができるので、輸送、燃焼を総合し
たシステム効率を著しく向上させることができ
る。また、石炭・水スラリーを撹拌するという簡
単な操作で所望のスラリーを得ることができるの
で、製品開発投資や設備投資が少なくて済み、し
たがつて製品コストを安くすることができ、また
連続製造も容易である。また、製品スラリーの貯
蔵、輸送に当つても、スラリーが安定化している
ので、貯蔵時に槽レーキ等の連続撹拌のための装
置が不要であること、安定剤を添加する必要がな
いので、安定剤の薬効切れの必配がいらないこ
と、パイプライン輸送中に石炭粒子が沈降するこ
とがないので、低流速で輸送することができ、ポ
ンプ動力の減少、パイプ内壁の摩耗量の低減が可
能となること、短距離、中小容量の輸送には、タ
ンクローリーを用いることもでき、小回りがきく
ことなどの利点がある。更に、燃焼に当つては、
エアアトマイズが可能であること、バーナーチツ
プ内での閉塞の心配がないことなどの利点があ
り、本発明の奏する工業的効果は極めて顕著であ
る。
第1図は、石炭・水スラリーを安定化処理し
て、消費地の燃焼施設まで供給するトータルシス
テムの一例を示す全体図、第2図Aは、撹拌・混
練装置の側面図、Bはその円筒容器部分の正面
図、第3図はスラリーが安定化する軸動力の時間
変化を計測した線図、第4図および第5図は、本
発明を実施して石炭・水スラリーの安定化処理を
行なつている状態を模式的に示す図である。 1……石炭、3……水、4……分散剤、6……
石炭・水スラリー。
て、消費地の燃焼施設まで供給するトータルシス
テムの一例を示す全体図、第2図Aは、撹拌・混
練装置の側面図、Bはその円筒容器部分の正面
図、第3図はスラリーが安定化する軸動力の時間
変化を計測した線図、第4図および第5図は、本
発明を実施して石炭・水スラリーの安定化処理を
行なつている状態を模式的に示す図である。 1……石炭、3……水、4……分散剤、6……
石炭・水スラリー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 微粉砕した石炭に水と分散剤とを加えてスラ
リーとし、このスラリーに対して、通常の輸送ル
ートで加えられる撹拌・混練エネルギを上まわる
エネルギに相当する、スラリー1m3当り1〜
50KW・Hの撹拌・混練エネルギを付加すること
を特徴とする石炭・水スラリーの処理方法。 2 石炭濃度が、乾燥炭基準で、60〜80重量%で
ある特許請求の範囲第1項記載の石炭・水スラリ
ーの処理方法。 3 分散剤濃度が、乾燥炭基準で、0.01〜1.0重
量%である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の石炭・水スラリーの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12898182A JPS5920389A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 石炭・水スラリ−の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12898182A JPS5920389A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 石炭・水スラリ−の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5920389A JPS5920389A (ja) | 1984-02-02 |
| JPS628479B2 true JPS628479B2 (ja) | 1987-02-23 |
Family
ID=14998168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12898182A Granted JPS5920389A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 石炭・水スラリ−の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920389A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620090A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-25 | Kao Corp | Dispersant for slurry of coal powder in water |
-
1982
- 1982-07-26 JP JP12898182A patent/JPS5920389A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5920389A (ja) | 1984-02-02 |
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