JPS6318618B2 - - Google Patents
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- JPS6318618B2 JPS6318618B2 JP11511979A JP11511979A JPS6318618B2 JP S6318618 B2 JPS6318618 B2 JP S6318618B2 JP 11511979 A JP11511979 A JP 11511979A JP 11511979 A JP11511979 A JP 11511979A JP S6318618 B2 JPS6318618 B2 JP S6318618B2
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- resin
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- formaldehyde
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Description
本発明は硬度、光沢、電気絶縁性、耐水耐薬品
性、可撓性などの優れた硬化成形品を提供できる
と共に、優れた金属インサート性及び成形加工時
の流動性の向上した成形加工適性を有する熱硬化
性アミノ系樹脂成形材料に関する。 更に詳しくは、アミノ系樹脂形成性アミノ成分
1モルに対し1〜4モルのホルムアルデヒドを反
応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂100重
量部に対して、キシレン―ホルムアルデヒド系樹
脂約0.1〜約30重量部好ましくは約0.5〜約10重量
部及び酸性硬化触媒ならびにフイラーを含有する
ことを特徴とする熱硬化性アミノ系樹脂成形材料
に関する。 従来、キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂たと
えばm―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂は耐水
性、耐光性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れた
性質を示すので、成形材料の改質材としての利用
が望まれてきた。 しかしながら、該樹脂それ自体は比較的反応性
が乏しく、また熱硬化性アミノ系樹脂との相溶性
が悪いというトラブルがあるため、その利用に制
約をうけてきた。例えば、特公昭38−12198号に
は、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂とこの
樹脂中に含まれた酸素1原子に対し1分子量以上
のフエノール類を酸触媒下に縮合させることによ
り得られるフエノール変性したm―キシレン―ホ
ルムアルデヒド樹脂にヘキサメチロールメラミン
を加え、アルカリ性触媒を用いて加熱硬化させる
m―キシレンフエノールメラミン共縮合樹脂を製
造する方法が提案されている。 この提案においては、低分子量のm―キシレン
―フエノール樹脂は反応基を含まないため、この
まま加熱しても硬化しないので、架橋剤としての
架橋度の高いヘキサメチロールメラミンを加えて
加熱することにより高交叉結合して硬化すること
を述べている。しかしながら、ヘキサメチロール
メラミンの硬化物は耐クラツク性が悪い難点があ
り、製造上樹脂液の安定性も悪く、製造も難しい
また、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂の耐
光性がフエノール変性のために低減せしめられる
などの点から、成形材料として不満足な結果を生
ずる難点がある。 本発明者等は、樹脂成分として熱硬化性アミノ
系樹脂を主成分とする熱硬化性アミノ系樹脂成形
材料であつて、その成形加工時の流動性の向上し
た成形加工適性を示す成形材料を提供すべく研究
を行つた。 その結果、低度メチロール化メラミン、とくに
アミノ系樹脂形成性アミノ成分1モルに対し1〜
4モル好ましくは1〜2モルのホルムアルデヒド
を反応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂の
主成分量に対して比較的少量のキシレン―ホルム
アルデヒド系樹脂の副成分量を配合することによ
つて、両者の相溶性を顕著に向上させることがで
き、且つ成形加工時の流動性が格段に改善されて
優れた成形加工適性を賦与できることを発見し
た。 更に又、得られる加熱加圧成形品の硬度、光
沢、電気絶縁性、耐水耐薬品性可撓性などに一層
の改善が得られると共に金属インサート性が向上
することがわかつた。又更に、熱硬化性アミノ系
樹脂成形材料の射出成形が容易となり品質再現性
の顕著に改善された射出成形品が得られることが
わかつた。 従つて、本発明の目的は優れた改善諸性質を有
する熱硬化性アミノ系樹脂成形材料を提供するに
ある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 本発明で用いる熱硬化性アミノ系樹脂は、アミ
ノ系樹脂形成性アミノ成分1モルに対し1〜4モ
ルのホルムアルデヒドを反応せしめて得られた樹
脂であつて、該アミノ系樹脂形成性アミノ成分の
例としては、メラミン、尿素、グアナミン類など
を挙げることができる。これらは併用して差支え
ない。このようなアミノ成分とホルムアルデヒド
を反応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂と
しては、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹
脂及びこれらの共縮合樹脂などを例示することが
できる。 このような熱硬化性アミノ系樹脂の反応モル比
は、アミノ成分1モルに対してホルムアルデヒド
4モル以下であるが、アミノ成分の種類によつて
適宜に選択するのがよい。例えば、メラミンとホ
ルムアルデヒドの場合は、メラミン:ホルムアル
デヒド(モル比)が1:1.2〜1:4程度、より
好ましくは1:1.4〜1:2程度であり、尿素と
ホルムアルデヒドの場合は、尿素:ホルムアルデ
ヒド(モル比)が1:1〜1:3.5程度、より好
ましくは1:1.1〜1:2程度である。又、グア
ナミン類:ホルムアルデヒド(モル比)も、上記
尿素:ホルムアルデヒドの場合と同様である。ア
ミノ成分1モルに対しホルムアルデヒドの反応モ
ル比が1モル未満と低過ぎてはアミノ成分の樹脂
化が困難となるので好ましくなく、また4モルを
超えて高過ぎては成形品の金属インサート性が悪
くなるので好ましくない。 グアナミン類の例としては、ベンゾグアナミ
ン、アセトグアナン及びこれらの混合物などを例
示することができる。又、ホルムアルデヒドの一
部を、例えば、アセトアルデヒド、フルフラール
の如き他のアルデヒド類で代換することもでき
る。 更に、熱硬化性アミノ系樹脂は、例えば、フエ
ノール、ユリア、チオユリア、ベンゾグアナミ
ン、アセトグアナミン、ジシアンジアミド、パラ
トルエンスルホン酸アミド、サツカローズで変性
されていてもよいし、或は又、フエノール樹脂、
ユリア樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化もしくは熱可塑性樹脂、などで一部を代
換したブレンド樹脂であることもできる。 本発明で用いるキシレン―ホルムアルデヒド系
樹脂としてはm―キシレン―ホルムアルデヒド樹
脂が代表的であるが、キシレンの他の異性体もし
くはそれを含むキシレン―ホルムアルデヒド系樹
脂であつてもよいし、フエノール類で変性された
キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂であることも
できる。本発明において、上記例示の如きキシレ
ン―ホルムアルデヒド系樹脂は、数平均分子量約
300〜約1000、含酸素量約6〜約14程度のものが
好ましく利用できる。これらの熱硬化性アミノ系
樹脂及びキシレン―ホルムアルデヒド系樹脂は、
それ自体公知の方法で製造できるし、市場で入手
することもできる。 本発明においては、上述の如き熱硬化性アミノ
系樹脂100重量部に対してキシレン―ホルムアル
デヒド系樹脂を約0.1〜約30重量部の割合で用い
る。より好ましくは約0.5〜約10重量部で利用さ
れる。キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂の使用
量が過少にすぎると、本発明の改善目的が達成し
難くなるし、又、多すぎると、熱硬化性アミノ系
樹脂との相容性、得られる成形品の物性などの点
でトラブルを生ずるので、上記量割合で利用する
のがよい。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、酸
性硬化触媒及びフイラーを更に含有する。 このような酸性硬化触媒の例としては、無水フ
タル酸、安息香酸、p―トルエンスルホン酸のア
ミン塩などを例示することができる。又、フイラ
ーの例としては、パルプ、木粉の如きセルロース
系フイラーのほかに、タルク、炭カル、シリカ、
ガラス繊維、ビニロン繊維、テトロン繊維の如き
有機及び無機のフイラー類を例示することができ
る。 上記の例示の如き酸性硬化触媒の使用量は、適
宜に選択できるが、例えば、熱硬化性アミノ系樹
脂の重量に基いて約0.01〜約5重量部、より好ま
しくは約0.01〜約3重量部の如き使用量を例示す
ることができる。又、上記例示の如きフイラー類
の使用量も広い範囲で適宜に選択できるが、例え
ば、両樹脂成分の合計重量に基いて約15〜約100
重量部、より好ましくは約25〜約70重量部の如き
使用量を例示できる。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、更
に、例えば、酸化チタン、ベンガラ、シアニンブ
ルー、チタンイエロー、カーボンブラツクの如き
着色剤;例えば、ステアリン酸亜鉛、ブチルステ
アレート、グリセリンモノステアレート、モノス
テアレートの如き滑剤;などの他の添加剤を含有
することができる。 これら他の添加剤の使用量は、適宜に選択変更
できるが、例えば、両樹脂の合計重量に基いて、
約0.0001〜約5重量部の着色剤、約0.01〜約5重
量部の滑剤の如き使用量を例示することができ
る。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、上
述の如き熱硬化性アミノ系樹脂、キシレン―ホル
ムアルデヒド樹脂、酸性硬化触媒、フイラー及び
所望により他の添加剤を適当な順序及び手段で配
合することにより製造することができる。 例えば、通常の成形材料を成形する過程の中で
ボールミルにて上記添加剤を粉砕、混合する時に
同時に添加する方法、ボールミルを用いずにヘン
シエルミキサー等で粉砕、混合する時に添加する
方法の如きドライブレンド方式、例えば、パルプ
と樹脂液の混練の際のニーダー中で添加する方
法、キシレン樹脂を添加しない通常のコンパウン
ドをあらかじめ製造し、これとキシレン樹脂をボ
ールミル、ヘンシエルミキサー等で添加混合した
ものを押出し機等で熱混練する方法の如きウエツ
トブレンド方式、などの手段を行うことができ
る。 以下、実施例により本発明組成物及びその調製
についての数態様を、さらに詳しく例示する。 実施例 1 メラミン100重量部、37%ホルマリン水溶液116
重量部、及び水120重量部を還流冷却器つき撹拌
装置を持つ反応槽に入れ、PHをNaOHで8〜9
に調整した後、80℃〜90℃でメチロール化を行
い、その後、塩酸でPHを6〜7に調整した。その
まま撹拌を続け、さらに塩酸を加えた後30分後に
NaOHでPHを8〜9に戻した。得られたメラミ
ン―ホルムアルデヒド初期縮合樹脂液にパルプを
60重量部添加し、混練した後、常法により乾燥さ
せた。そのものに滑剤としてステアリン酸亜鉛を
0.7重量部、顔料として酸化チタンを2重量部、
触媒として無水フタル酸を0.2重量部及びm―キ
シレン―ホルムアルデヒド樹脂〔三菱ガス化製ニ
カノールH〕を5重量部添加したものをヘンシエ
ルミキサーで粉砕し、押出し機で130℃で熱処理
した。それを粒状に粉砕しサンプルAとした。 実施例 2 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわりに
10重量部添加したものをサンプルBとした。 実施例 3 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕5重量部のかわりにm
―キシレンホルムアルデヒド樹脂〔ニカノール
L〕を5重量部添加したものをサンプルCとし
た。 実施例 4 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕5重量部のかわりにm
―キシレンホルムアルデヒド樹脂〔ニカノール
L〕を10重量部添加しものをサンプルDとした。 実施例 5 ユリア100重量部、44%ホルマリン水溶液170重
量部を還流冷却器及び撹拌装置を持つ反応槽に入
れヘキサミン0.6重量部加え水溶液のPHを8〜9
に調整し、70℃にて1時間反応させた。このもの
にパルプを60重量部添加した後、混練した後常法
により乾燥させた。そのものに滑剤としてステリ
ン酸亜鉛を0.5重量部、顔料として酸化チタンを
2重量部、触媒として塩化アンモニウムを0.03重
量部、mキシレン―ホルムアルデヒド樹脂〔三菱
ガス化製ニカノールL〕を5重量部添加したもの
をヘンシエルミキサーで粉砕し押出し機で110℃
で熱処理しそれを粒状に粉砕しサンプルEとし
た。 実施例 6 ベンゾグアナミン樹脂100重量部に安息香酸0.1
重量部、ステアリン酸亜鉛0.5重量部、木粉を43
重量部、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂を
10重量部添加し、ボールミルにて6時間粉砕混合
した。そのものを押出し機で120℃で熱処理し、
それを粒状に粉砕しサンプルFとした。 実施例 7 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂5重量部のかわりにノボラツク変性m―
キシレン樹脂〔三菱ガス化製ニカノールUP―
100〕を5重量部添加したものをサンプルGとし
た。 比較例 1 実施例1において、m―キシレン―ホルムアル
デヒド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわり
に0.05重量部添加したものをサンプルaとした。 比較例 2 実施例1においてmキシレン―ホルムアルデヒ
ド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわりに50
重量部添加したものをサンプルbとした。 比較例 3 実施例1においてキシレン―ホルムアルデヒド
樹脂を全く添加しないものをサンプルcとした。 比較例 4 実施例5においてキシレン―ホルムアルデヒド
樹脂を全く添加しないものをサンプルdとした。 上記のようにして調製した本発明成形材料A〜
E及び比較成形材料a〜dを用いて、下記のテス
トを行い、その結果を後掲第1表〜第2表に示し
た。 (1) 円板流れテスト:― JIS K―6911に準ずる。 5,3,2における円板の伸びを測定する。 金型温度150℃(表面)で成形を行なう。 (2) 光沢テスト:― 縦70m、横60m、高さ3mのテストピースを圧
縮成形する(成形温度は160℃、成形圧は210
Kg/cm2、硬化時間2分)。成形品の光沢を東京
電色株式会社製のグロスメーターTG―Pを用
いて測定した。入射角60℃にて測定し、屈折率
1.567のガラス表面の鏡面光沢度を100%として
光沢度を測定する。 (3) 金属インサート性テスト:― ローレツトインサート金具(直径36mmφ、高さ
3mm)埋込みによる直径8mmφ、高さ7mmの円
柱なる試験片を成形温度155℃、成形圧200Kg/
cm2、成形時間3分で成形する。 得られた、1サンプル10個の試験片を125℃、
20分熱風乾燥機に入れ、これを取り出し水中に5
分入れ更に10分間常温に放置する、これを1サイ
クルとし25サイクル試験をくりかえす。クラツク
等異状の発生したサイクル数及び異状の発生した
試験片の個数を記す。
性、可撓性などの優れた硬化成形品を提供できる
と共に、優れた金属インサート性及び成形加工時
の流動性の向上した成形加工適性を有する熱硬化
性アミノ系樹脂成形材料に関する。 更に詳しくは、アミノ系樹脂形成性アミノ成分
1モルに対し1〜4モルのホルムアルデヒドを反
応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂100重
量部に対して、キシレン―ホルムアルデヒド系樹
脂約0.1〜約30重量部好ましくは約0.5〜約10重量
部及び酸性硬化触媒ならびにフイラーを含有する
ことを特徴とする熱硬化性アミノ系樹脂成形材料
に関する。 従来、キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂たと
えばm―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂は耐水
性、耐光性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れた
性質を示すので、成形材料の改質材としての利用
が望まれてきた。 しかしながら、該樹脂それ自体は比較的反応性
が乏しく、また熱硬化性アミノ系樹脂との相溶性
が悪いというトラブルがあるため、その利用に制
約をうけてきた。例えば、特公昭38−12198号に
は、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂とこの
樹脂中に含まれた酸素1原子に対し1分子量以上
のフエノール類を酸触媒下に縮合させることによ
り得られるフエノール変性したm―キシレン―ホ
ルムアルデヒド樹脂にヘキサメチロールメラミン
を加え、アルカリ性触媒を用いて加熱硬化させる
m―キシレンフエノールメラミン共縮合樹脂を製
造する方法が提案されている。 この提案においては、低分子量のm―キシレン
―フエノール樹脂は反応基を含まないため、この
まま加熱しても硬化しないので、架橋剤としての
架橋度の高いヘキサメチロールメラミンを加えて
加熱することにより高交叉結合して硬化すること
を述べている。しかしながら、ヘキサメチロール
メラミンの硬化物は耐クラツク性が悪い難点があ
り、製造上樹脂液の安定性も悪く、製造も難しい
また、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂の耐
光性がフエノール変性のために低減せしめられる
などの点から、成形材料として不満足な結果を生
ずる難点がある。 本発明者等は、樹脂成分として熱硬化性アミノ
系樹脂を主成分とする熱硬化性アミノ系樹脂成形
材料であつて、その成形加工時の流動性の向上し
た成形加工適性を示す成形材料を提供すべく研究
を行つた。 その結果、低度メチロール化メラミン、とくに
アミノ系樹脂形成性アミノ成分1モルに対し1〜
4モル好ましくは1〜2モルのホルムアルデヒド
を反応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂の
主成分量に対して比較的少量のキシレン―ホルム
アルデヒド系樹脂の副成分量を配合することによ
つて、両者の相溶性を顕著に向上させることがで
き、且つ成形加工時の流動性が格段に改善されて
優れた成形加工適性を賦与できることを発見し
た。 更に又、得られる加熱加圧成形品の硬度、光
沢、電気絶縁性、耐水耐薬品性可撓性などに一層
の改善が得られると共に金属インサート性が向上
することがわかつた。又更に、熱硬化性アミノ系
樹脂成形材料の射出成形が容易となり品質再現性
の顕著に改善された射出成形品が得られることが
わかつた。 従つて、本発明の目的は優れた改善諸性質を有
する熱硬化性アミノ系樹脂成形材料を提供するに
ある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 本発明で用いる熱硬化性アミノ系樹脂は、アミ
ノ系樹脂形成性アミノ成分1モルに対し1〜4モ
ルのホルムアルデヒドを反応せしめて得られた樹
脂であつて、該アミノ系樹脂形成性アミノ成分の
例としては、メラミン、尿素、グアナミン類など
を挙げることができる。これらは併用して差支え
ない。このようなアミノ成分とホルムアルデヒド
を反応せしめて得られた熱硬化性アミノ系樹脂と
しては、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹
脂及びこれらの共縮合樹脂などを例示することが
できる。 このような熱硬化性アミノ系樹脂の反応モル比
は、アミノ成分1モルに対してホルムアルデヒド
4モル以下であるが、アミノ成分の種類によつて
適宜に選択するのがよい。例えば、メラミンとホ
ルムアルデヒドの場合は、メラミン:ホルムアル
デヒド(モル比)が1:1.2〜1:4程度、より
好ましくは1:1.4〜1:2程度であり、尿素と
ホルムアルデヒドの場合は、尿素:ホルムアルデ
ヒド(モル比)が1:1〜1:3.5程度、より好
ましくは1:1.1〜1:2程度である。又、グア
ナミン類:ホルムアルデヒド(モル比)も、上記
尿素:ホルムアルデヒドの場合と同様である。ア
ミノ成分1モルに対しホルムアルデヒドの反応モ
ル比が1モル未満と低過ぎてはアミノ成分の樹脂
化が困難となるので好ましくなく、また4モルを
超えて高過ぎては成形品の金属インサート性が悪
くなるので好ましくない。 グアナミン類の例としては、ベンゾグアナミ
ン、アセトグアナン及びこれらの混合物などを例
示することができる。又、ホルムアルデヒドの一
部を、例えば、アセトアルデヒド、フルフラール
の如き他のアルデヒド類で代換することもでき
る。 更に、熱硬化性アミノ系樹脂は、例えば、フエ
ノール、ユリア、チオユリア、ベンゾグアナミ
ン、アセトグアナミン、ジシアンジアミド、パラ
トルエンスルホン酸アミド、サツカローズで変性
されていてもよいし、或は又、フエノール樹脂、
ユリア樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化もしくは熱可塑性樹脂、などで一部を代
換したブレンド樹脂であることもできる。 本発明で用いるキシレン―ホルムアルデヒド系
樹脂としてはm―キシレン―ホルムアルデヒド樹
脂が代表的であるが、キシレンの他の異性体もし
くはそれを含むキシレン―ホルムアルデヒド系樹
脂であつてもよいし、フエノール類で変性された
キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂であることも
できる。本発明において、上記例示の如きキシレ
ン―ホルムアルデヒド系樹脂は、数平均分子量約
300〜約1000、含酸素量約6〜約14程度のものが
好ましく利用できる。これらの熱硬化性アミノ系
樹脂及びキシレン―ホルムアルデヒド系樹脂は、
それ自体公知の方法で製造できるし、市場で入手
することもできる。 本発明においては、上述の如き熱硬化性アミノ
系樹脂100重量部に対してキシレン―ホルムアル
デヒド系樹脂を約0.1〜約30重量部の割合で用い
る。より好ましくは約0.5〜約10重量部で利用さ
れる。キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂の使用
量が過少にすぎると、本発明の改善目的が達成し
難くなるし、又、多すぎると、熱硬化性アミノ系
樹脂との相容性、得られる成形品の物性などの点
でトラブルを生ずるので、上記量割合で利用する
のがよい。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、酸
性硬化触媒及びフイラーを更に含有する。 このような酸性硬化触媒の例としては、無水フ
タル酸、安息香酸、p―トルエンスルホン酸のア
ミン塩などを例示することができる。又、フイラ
ーの例としては、パルプ、木粉の如きセルロース
系フイラーのほかに、タルク、炭カル、シリカ、
ガラス繊維、ビニロン繊維、テトロン繊維の如き
有機及び無機のフイラー類を例示することができ
る。 上記の例示の如き酸性硬化触媒の使用量は、適
宜に選択できるが、例えば、熱硬化性アミノ系樹
脂の重量に基いて約0.01〜約5重量部、より好ま
しくは約0.01〜約3重量部の如き使用量を例示す
ることができる。又、上記例示の如きフイラー類
の使用量も広い範囲で適宜に選択できるが、例え
ば、両樹脂成分の合計重量に基いて約15〜約100
重量部、より好ましくは約25〜約70重量部の如き
使用量を例示できる。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、更
に、例えば、酸化チタン、ベンガラ、シアニンブ
ルー、チタンイエロー、カーボンブラツクの如き
着色剤;例えば、ステアリン酸亜鉛、ブチルステ
アレート、グリセリンモノステアレート、モノス
テアレートの如き滑剤;などの他の添加剤を含有
することができる。 これら他の添加剤の使用量は、適宜に選択変更
できるが、例えば、両樹脂の合計重量に基いて、
約0.0001〜約5重量部の着色剤、約0.01〜約5重
量部の滑剤の如き使用量を例示することができ
る。 本発明の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、上
述の如き熱硬化性アミノ系樹脂、キシレン―ホル
ムアルデヒド樹脂、酸性硬化触媒、フイラー及び
所望により他の添加剤を適当な順序及び手段で配
合することにより製造することができる。 例えば、通常の成形材料を成形する過程の中で
ボールミルにて上記添加剤を粉砕、混合する時に
同時に添加する方法、ボールミルを用いずにヘン
シエルミキサー等で粉砕、混合する時に添加する
方法の如きドライブレンド方式、例えば、パルプ
と樹脂液の混練の際のニーダー中で添加する方
法、キシレン樹脂を添加しない通常のコンパウン
ドをあらかじめ製造し、これとキシレン樹脂をボ
ールミル、ヘンシエルミキサー等で添加混合した
ものを押出し機等で熱混練する方法の如きウエツ
トブレンド方式、などの手段を行うことができ
る。 以下、実施例により本発明組成物及びその調製
についての数態様を、さらに詳しく例示する。 実施例 1 メラミン100重量部、37%ホルマリン水溶液116
重量部、及び水120重量部を還流冷却器つき撹拌
装置を持つ反応槽に入れ、PHをNaOHで8〜9
に調整した後、80℃〜90℃でメチロール化を行
い、その後、塩酸でPHを6〜7に調整した。その
まま撹拌を続け、さらに塩酸を加えた後30分後に
NaOHでPHを8〜9に戻した。得られたメラミ
ン―ホルムアルデヒド初期縮合樹脂液にパルプを
60重量部添加し、混練した後、常法により乾燥さ
せた。そのものに滑剤としてステアリン酸亜鉛を
0.7重量部、顔料として酸化チタンを2重量部、
触媒として無水フタル酸を0.2重量部及びm―キ
シレン―ホルムアルデヒド樹脂〔三菱ガス化製ニ
カノールH〕を5重量部添加したものをヘンシエ
ルミキサーで粉砕し、押出し機で130℃で熱処理
した。それを粒状に粉砕しサンプルAとした。 実施例 2 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわりに
10重量部添加したものをサンプルBとした。 実施例 3 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕5重量部のかわりにm
―キシレンホルムアルデヒド樹脂〔ニカノール
L〕を5重量部添加したものをサンプルCとし
た。 実施例 4 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂〔ニカノールH〕5重量部のかわりにm
―キシレンホルムアルデヒド樹脂〔ニカノール
L〕を10重量部添加しものをサンプルDとした。 実施例 5 ユリア100重量部、44%ホルマリン水溶液170重
量部を還流冷却器及び撹拌装置を持つ反応槽に入
れヘキサミン0.6重量部加え水溶液のPHを8〜9
に調整し、70℃にて1時間反応させた。このもの
にパルプを60重量部添加した後、混練した後常法
により乾燥させた。そのものに滑剤としてステリ
ン酸亜鉛を0.5重量部、顔料として酸化チタンを
2重量部、触媒として塩化アンモニウムを0.03重
量部、mキシレン―ホルムアルデヒド樹脂〔三菱
ガス化製ニカノールL〕を5重量部添加したもの
をヘンシエルミキサーで粉砕し押出し機で110℃
で熱処理しそれを粒状に粉砕しサンプルEとし
た。 実施例 6 ベンゾグアナミン樹脂100重量部に安息香酸0.1
重量部、ステアリン酸亜鉛0.5重量部、木粉を43
重量部、m―キシレン―ホルムアルデヒド樹脂を
10重量部添加し、ボールミルにて6時間粉砕混合
した。そのものを押出し機で120℃で熱処理し、
それを粒状に粉砕しサンプルFとした。 実施例 7 実施例1においてm―キシレン―ホルムアルデ
ヒド樹脂5重量部のかわりにノボラツク変性m―
キシレン樹脂〔三菱ガス化製ニカノールUP―
100〕を5重量部添加したものをサンプルGとし
た。 比較例 1 実施例1において、m―キシレン―ホルムアル
デヒド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわり
に0.05重量部添加したものをサンプルaとした。 比較例 2 実施例1においてmキシレン―ホルムアルデヒ
ド樹脂〔ニカノールH〕を5重量部のかわりに50
重量部添加したものをサンプルbとした。 比較例 3 実施例1においてキシレン―ホルムアルデヒド
樹脂を全く添加しないものをサンプルcとした。 比較例 4 実施例5においてキシレン―ホルムアルデヒド
樹脂を全く添加しないものをサンプルdとした。 上記のようにして調製した本発明成形材料A〜
E及び比較成形材料a〜dを用いて、下記のテス
トを行い、その結果を後掲第1表〜第2表に示し
た。 (1) 円板流れテスト:― JIS K―6911に準ずる。 5,3,2における円板の伸びを測定する。 金型温度150℃(表面)で成形を行なう。 (2) 光沢テスト:― 縦70m、横60m、高さ3mのテストピースを圧
縮成形する(成形温度は160℃、成形圧は210
Kg/cm2、硬化時間2分)。成形品の光沢を東京
電色株式会社製のグロスメーターTG―Pを用
いて測定した。入射角60℃にて測定し、屈折率
1.567のガラス表面の鏡面光沢度を100%として
光沢度を測定する。 (3) 金属インサート性テスト:― ローレツトインサート金具(直径36mmφ、高さ
3mm)埋込みによる直径8mmφ、高さ7mmの円
柱なる試験片を成形温度155℃、成形圧200Kg/
cm2、成形時間3分で成形する。 得られた、1サンプル10個の試験片を125℃、
20分熱風乾燥機に入れ、これを取り出し水中に5
分入れ更に10分間常温に放置する、これを1サイ
クルとし25サイクル試験をくりかえす。クラツク
等異状の発生したサイクル数及び異状の発生した
試験片の個数を記す。
【表】
【表】
比較例 5
実施例1において、37%ホルマリン水溶液322
重量部(メラミン1モル当りホルムアルデヒド5
モル)を使用した以外は、実施例1と同様に実験
を繰り返した。得られた成形材料につき、実施例
1同様テストを行つたところ、円板流れテストは
151mm、光沢テストは98%、金属インサート試験
は成形後24時間で10コにクラツクが生じた。 比較例 6 実験1において、37%ホルマリン水溶液26重量
部(メラミン1モル当りホルムアルデヒド0.4モ
ル)及び水93重量部を用いた以外は実施例1と同
様に実験を繰り返したが、70℃1時間反応させて
もメラミンは溶解せず樹脂化が進まなかつたの
で、以後の実験を中断した。 上掲第1表及び第2表の結果に明らかなよう
に、本発明キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂含
有の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、顕著に改
善された高い流動性を示し、且つその成形品は高
光沢、良好な金属インサート性を有する。その為
今まで利用出来なかつた成形品分野への利用が可
能となる。例えば逆テーパーを有する湯のみ、ち
やわん、おわん等の食器、灰皿、等に使用でき
る。
重量部(メラミン1モル当りホルムアルデヒド5
モル)を使用した以外は、実施例1と同様に実験
を繰り返した。得られた成形材料につき、実施例
1同様テストを行つたところ、円板流れテストは
151mm、光沢テストは98%、金属インサート試験
は成形後24時間で10コにクラツクが生じた。 比較例 6 実験1において、37%ホルマリン水溶液26重量
部(メラミン1モル当りホルムアルデヒド0.4モ
ル)及び水93重量部を用いた以外は実施例1と同
様に実験を繰り返したが、70℃1時間反応させて
もメラミンは溶解せず樹脂化が進まなかつたの
で、以後の実験を中断した。 上掲第1表及び第2表の結果に明らかなよう
に、本発明キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂含
有の熱硬化性アミノ系樹脂成形材料は、顕著に改
善された高い流動性を示し、且つその成形品は高
光沢、良好な金属インサート性を有する。その為
今まで利用出来なかつた成形品分野への利用が可
能となる。例えば逆テーパーを有する湯のみ、ち
やわん、おわん等の食器、灰皿、等に使用でき
る。
Claims (1)
- 1 アミノ系樹脂形成性アミノ成分1モルに対し
1〜4モルのホルムアルデヒドを反応せしめて得
られた熱硬化性アミノ系樹脂100重量部に対して、
キシレン―ホルムアルデヒド系樹脂0.1〜30重量
部及び酸性硬化触媒ならびにフイラーを含有する
ことを特徴とする熱硬化性アミノ系樹脂成形材
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11511979A JPS5641246A (en) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | Thermosetting amino resin molding material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11511979A JPS5641246A (en) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | Thermosetting amino resin molding material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641246A JPS5641246A (en) | 1981-04-17 |
| JPS6318618B2 true JPS6318618B2 (ja) | 1988-04-19 |
Family
ID=14654713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11511979A Granted JPS5641246A (en) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | Thermosetting amino resin molding material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5641246A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08299131A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-19 | Marketing Displays Inc | 改良された掲示用額縁コーナー部材と額縁 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2342614A (en) * | 1998-10-05 | 2000-04-19 | Joseph Roukin | Moulding process |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP11511979A patent/JPS5641246A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08299131A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-19 | Marketing Displays Inc | 改良された掲示用額縁コーナー部材と額縁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641246A (en) | 1981-04-17 |
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