JPS6332279B2 - - Google Patents
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- JPS6332279B2 JPS6332279B2 JP6777082A JP6777082A JPS6332279B2 JP S6332279 B2 JPS6332279 B2 JP S6332279B2 JP 6777082 A JP6777082 A JP 6777082A JP 6777082 A JP6777082 A JP 6777082A JP S6332279 B2 JPS6332279 B2 JP S6332279B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電波吸収性能が良好で、かつ耐衝撃強
度の優れた成形加工性の良好なるスチレン系樹脂
による電波吸収体組成物に関する。 従来、電波吸収体は、レーダーの橋梁やビル等
の構造物による幻像による混信防止等に使用され
ている。又、近年、電子機器の進歩と多様化によ
り一層、高周波が使用される機会が多くなり、高
周波の遮断の必要性も急激に増加しつつある。 このような高周波用電波吸収体としては、従来
フイラーとしてカーボンブラツクを使うもの、フ
エライトを使うもの、両方を混合して使うものが
知られている。更に近年、薄形で広帯域に高周波
吸収帯を有する電波吸収体として、フエライトと
導電性フアイバーをフイラーとしたものが開発さ
れている。(特願昭56−109686号、56−169492号) しかしながら、この電波吸収体は熱可塑性樹脂
に大量のフエライトと導電性フアイバーを配合す
るため、成形加工性及び耐衡撃強度の著しい低下
という欠点があり、実用上大きな問題となつてい
た。また、本発明で目的とする電波の吸収は、
1GHz〜20GHzの高周波帯であるが、かかる高周
波帯に於ては、導電性フアイバーの成形加工時の
配向が電波吸収体に方向性を与え、且つ電波吸収
性能を大幅に低下させる。 一方、スチレン系樹脂は、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの結晶性部分を有するオレフイン
系樹脂と比べて、成形時の収縮率が小さく、寸法
精度が良好なため、精密成形加工品において好ま
しい材料とされている。 本発明者らは、この特長を持つスチレン系樹脂
をベースとして、フエライトと導電性フアイバー
を含む電波吸収体を得るべく鋭意検討を行つた結
果、スチレン系樹脂、ブタジエンブロツク共重合
体を特定の割合で混合した組成物を樹脂ベースと
して特定の割合でフエライトと導電性フアイバー
を配合する事により耐衝撃強度にすぐれ、成形加
工性の良好な電波吸収性能の優秀な電波吸収体組
成物を得る事に成功したものである。 本発明の電波吸収体組成物としては、ポリスチ
レン100重量部に対し、ブタジエンブロツク共重
合体10〜200重量部、フエライト50〜800重量部導
電性フアイバー5〜400重量部によりなることが
必要である。ブタジエンブロツク共重合体の含有
量が本発明の組成より少ない時は、耐衝撃強度が
低下し、又、一方多すぎると成形加工性が悪くな
るとともに導電性フアイバーの成形時の配向が大
きくなり、電波吸収性能が低下する。又、フエラ
イトの含有量が本発明で特定する量より小さい時
は磁気損失が充分でなく、一方多すぎると成形性
が著しく低下する。導電性フアイバの含有量が本
発明で特定する量より小さい時は、組成物の導電
率が低くなり電波吸収性能が低下し、一方多すぎ
ると、電波を反射してしまう。従つて、耐衝撃強
度の高い、一成形加工性の良好な電波吸収性能に
優れた電波吸収体を製造するために本発明で特定
する範囲内の4者を用いる事が必須である。 本発明に用いるポリスチレンとは、スチレンの
単独重合体、スチレンの共重合体、ゴム補強され
たポリスチレン、ゴム補強されたポリスチレン共
重合体を含むが、共重合体の場合、スチレン−ブ
タジエンブロツク共重合体との相溶性の点から共
重合体の含有量は、10重量%以下である事が好ま
しい。又、導電性フアイバーの成形加工時の配向
を最小にするために、ポリスチレンのMIは
JISK6871の方法により、10〜30である事が好ま
しい。スチレンブタジエンブロツク共重合体とし
ては、市販の一般的なもので良い。 本発明に用いられるフエライトは、一般式
MFe2O4(MはFe、Mn、Zn、Ni、Coなどの二価
金属)で表わされるもので、鉄フエライト
(Fe3O4)を主としたものが好ましい。かかるフ
エライトとしては、廃水中の重金属をフエライト
中に取り込んで除去する廃水処理工程において、
副生するいわゆる副生フエライトが、本発明にお
いて経済的に好都合に用いることができる。本発
明では、フエライトがポリスチレン100重量部に
対し50〜800重量部含有されている事が必要であ
る。 本発明で使用する導電性フアイバーは、粒子の
アスペクト比3〜4000のもので、長さ0.1mm〜2.0
mmのものである。例えば、黄銅、アルミ、鉄等の
金属フアイバー及び金属フレーク、カーボンフア
イバー等があげられる。本発明ではアスペクト比
3〜4000の導電性フアイバーがポリスチレン100
重量部に対して5〜400重量部含有されることが
必要である。尚、本発明に於てアスペクト比の小
さいカーボン粉末、金属粉末を併用して樹脂に分
散させる事は、いつこうに本発明の目的を妨げな
い。 また、本発明の樹脂に必要に応じて可塑剤補強
剤を添加しても良い。 本発明の電波吸収体組成物の製造方法は、樹脂
加工技術の通常の方法でよく、樹脂、フエライト
導電性フアイバー、添加剤をドラムブレンダー又
はヘンシルミキサーなどで混合した後、押出機、
バンバリーミキサー、ニーダーミキシングロール
などにより混練を行い、次いでインジエクシヨン
成形、押し出し成形、プレス成形等により電波吸
収体を得ることができる。 本発明の電波吸収体組成物は、極めてインピー
ダンスが低く、別に得られる1/4入変性機能を有
する成形体と貼付等により複合化して使用する事
により、特に帯域特性の優れた電波吸収性能を示
す。以下、実施例にて具体的に本発明につき説明
する。 実施例 1 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例1に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出し、ペレツト化した。
このペレツトをプレス成形機にて200℃でプレス
して厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用
いたポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレ
ツクス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体は旭化学社製タフプレンであ
り、金属フアイバーはアイシン精機社製黄銅セン
イである。別に、ポリスチレン60重量部、フエラ
イト40重量部を同様の方法で押出し、成形し厚さ
3.5m/mのプレス板(B板)を得た。A板とB
板を接着剤ではり合わせ、金属板を裏打ちして、
8〜13GHz帯に於ける反射損失により電波吸収効
果を測定した。電波吸収性能は直交する二方向に
つき測定した。二方向の反射損失の周波数帯が異
る場合には、電波吸収効果に方向性があり、好ま
しくないが、第1図にみられるように、この組成
物では両者が良く一致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ、
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 2 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例2に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は、フイリツプス社製K−レジン
であり、金属フアイバーはアイシン精機社製黄銅
センイである。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し、成形し、厚さ3.5
m/mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を
接着剤ではり合わせ、金属板で裏打ちして8〜
13GHz帯に於ける反射損失により、電波吸収効果
を測定した。電波吸収性は直交する二方向につき
測定した。二方向の反射損失の周波数帯が異る場
合には電波吸収効果に方向性があり好ましくない
が、第2図にみられるようにこの成物では両者が
良く一致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 3 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例に示す割合で混合し、混合物を押出機にて
230℃の押出温度で押出しペレツト化した。この
ペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスして
厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用いた
ポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツク
ス855−51(MI=3.5)スチレン−ブタジエンブロ
ツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金属
フアイバーはアイシン精機社製黄銅センイであ
る。別にポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を接着
剤で、はり合わせ、金属板を裏打ちし、8〜13G
Hz帯に於ける反射損失により電波吸収効果を測定
した。 電波吸収性は直交する二方向につき測定した。
二方向の反射損失の周波数帯が異る場合には、電
波吸収効果に方向性があり好ましくない。この組
成物ではポリスチレンのMIが3.5と小さいため第
3図にみられるように結果は好ましくない。 A板の衝撃強度は直径12.7m/mの半球の撃芯
を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ破
壊する高さを決定する事により求め、この落錘強
度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 4 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例4に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり金属
フアイバーはアイシン精機社製アルミセンイであ
る。 別にポリスチレン60重量部、フエライト40重量
部を同様の方法で押出し、成形し厚さ3.5m/m
のプレス板(B板)を得た。A板をB板を接着剤
ではり合わせ、金属板を裏打ちし、8〜13GHz帯
に於ける反射損失により電波吸収効果を測定し
た。 電波吸収性は直交する二方向につき測定した。
二方向の反射損失の周波数帯が異る場合には、電
波吸収効果に方向性があり好ましくないが、第4
図にみられるようにこの組成物では両者が良く一
致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ、
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 比較例 1 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
比較例1に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金
属フアイバーはアイシン精機社製黄銅センイであ
る。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を接着
剤ではり合わせ、金属板を裏打ちして8〜13GHz
帯における反射損失により電波吸収効果を測定し
た。電波吸収体は直交する二方向につき測定し
た。二方向の反射損失の周波数帯が異る場合に
は、電波吸収効果に方向性があり、好ましくない
が、第5図にみられるように両者が良く一致して
電波吸収性能としては秀れている。しかしなが
ら、実施例について測定したと同じ測定測定法に
よる落錘強度は、第1表に示す如く、非常に小さ
い値を示し耐衝撃性が低いことを示す。これはス
チレン−ブタジエンブロツク共重合体が少ないた
めである。 比較例 2 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
比較例2に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃のプレス成形機にて200℃でプレスして厚
さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用いたポ
リスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツクス
825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金属フ
アイバーはアイシン精機社製黄銅センイである。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板接着剤
で、はり合わせ金属板を裏打ちして8〜13GHz帯
に於ける反射損失により電波吸収効果を測定し
た。電波吸収性は直交する二方向につき測定し
た。二方向の反射損失の周波数帯が異る場合に
は、電波吸収効果に方向性があり、好ましくな
い。スチレン−ブタジエンブロツク共重合体が実
施例1〜4に比べて多いこの組成物では、第1表
に示すように落錘強度は大きいものの、第6図に
示すように電波吸収効果に方向性があり、電波吸
収材としては適当でない。 【表】
度の優れた成形加工性の良好なるスチレン系樹脂
による電波吸収体組成物に関する。 従来、電波吸収体は、レーダーの橋梁やビル等
の構造物による幻像による混信防止等に使用され
ている。又、近年、電子機器の進歩と多様化によ
り一層、高周波が使用される機会が多くなり、高
周波の遮断の必要性も急激に増加しつつある。 このような高周波用電波吸収体としては、従来
フイラーとしてカーボンブラツクを使うもの、フ
エライトを使うもの、両方を混合して使うものが
知られている。更に近年、薄形で広帯域に高周波
吸収帯を有する電波吸収体として、フエライトと
導電性フアイバーをフイラーとしたものが開発さ
れている。(特願昭56−109686号、56−169492号) しかしながら、この電波吸収体は熱可塑性樹脂
に大量のフエライトと導電性フアイバーを配合す
るため、成形加工性及び耐衡撃強度の著しい低下
という欠点があり、実用上大きな問題となつてい
た。また、本発明で目的とする電波の吸収は、
1GHz〜20GHzの高周波帯であるが、かかる高周
波帯に於ては、導電性フアイバーの成形加工時の
配向が電波吸収体に方向性を与え、且つ電波吸収
性能を大幅に低下させる。 一方、スチレン系樹脂は、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの結晶性部分を有するオレフイン
系樹脂と比べて、成形時の収縮率が小さく、寸法
精度が良好なため、精密成形加工品において好ま
しい材料とされている。 本発明者らは、この特長を持つスチレン系樹脂
をベースとして、フエライトと導電性フアイバー
を含む電波吸収体を得るべく鋭意検討を行つた結
果、スチレン系樹脂、ブタジエンブロツク共重合
体を特定の割合で混合した組成物を樹脂ベースと
して特定の割合でフエライトと導電性フアイバー
を配合する事により耐衝撃強度にすぐれ、成形加
工性の良好な電波吸収性能の優秀な電波吸収体組
成物を得る事に成功したものである。 本発明の電波吸収体組成物としては、ポリスチ
レン100重量部に対し、ブタジエンブロツク共重
合体10〜200重量部、フエライト50〜800重量部導
電性フアイバー5〜400重量部によりなることが
必要である。ブタジエンブロツク共重合体の含有
量が本発明の組成より少ない時は、耐衝撃強度が
低下し、又、一方多すぎると成形加工性が悪くな
るとともに導電性フアイバーの成形時の配向が大
きくなり、電波吸収性能が低下する。又、フエラ
イトの含有量が本発明で特定する量より小さい時
は磁気損失が充分でなく、一方多すぎると成形性
が著しく低下する。導電性フアイバの含有量が本
発明で特定する量より小さい時は、組成物の導電
率が低くなり電波吸収性能が低下し、一方多すぎ
ると、電波を反射してしまう。従つて、耐衝撃強
度の高い、一成形加工性の良好な電波吸収性能に
優れた電波吸収体を製造するために本発明で特定
する範囲内の4者を用いる事が必須である。 本発明に用いるポリスチレンとは、スチレンの
単独重合体、スチレンの共重合体、ゴム補強され
たポリスチレン、ゴム補強されたポリスチレン共
重合体を含むが、共重合体の場合、スチレン−ブ
タジエンブロツク共重合体との相溶性の点から共
重合体の含有量は、10重量%以下である事が好ま
しい。又、導電性フアイバーの成形加工時の配向
を最小にするために、ポリスチレンのMIは
JISK6871の方法により、10〜30である事が好ま
しい。スチレンブタジエンブロツク共重合体とし
ては、市販の一般的なもので良い。 本発明に用いられるフエライトは、一般式
MFe2O4(MはFe、Mn、Zn、Ni、Coなどの二価
金属)で表わされるもので、鉄フエライト
(Fe3O4)を主としたものが好ましい。かかるフ
エライトとしては、廃水中の重金属をフエライト
中に取り込んで除去する廃水処理工程において、
副生するいわゆる副生フエライトが、本発明にお
いて経済的に好都合に用いることができる。本発
明では、フエライトがポリスチレン100重量部に
対し50〜800重量部含有されている事が必要であ
る。 本発明で使用する導電性フアイバーは、粒子の
アスペクト比3〜4000のもので、長さ0.1mm〜2.0
mmのものである。例えば、黄銅、アルミ、鉄等の
金属フアイバー及び金属フレーク、カーボンフア
イバー等があげられる。本発明ではアスペクト比
3〜4000の導電性フアイバーがポリスチレン100
重量部に対して5〜400重量部含有されることが
必要である。尚、本発明に於てアスペクト比の小
さいカーボン粉末、金属粉末を併用して樹脂に分
散させる事は、いつこうに本発明の目的を妨げな
い。 また、本発明の樹脂に必要に応じて可塑剤補強
剤を添加しても良い。 本発明の電波吸収体組成物の製造方法は、樹脂
加工技術の通常の方法でよく、樹脂、フエライト
導電性フアイバー、添加剤をドラムブレンダー又
はヘンシルミキサーなどで混合した後、押出機、
バンバリーミキサー、ニーダーミキシングロール
などにより混練を行い、次いでインジエクシヨン
成形、押し出し成形、プレス成形等により電波吸
収体を得ることができる。 本発明の電波吸収体組成物は、極めてインピー
ダンスが低く、別に得られる1/4入変性機能を有
する成形体と貼付等により複合化して使用する事
により、特に帯域特性の優れた電波吸収性能を示
す。以下、実施例にて具体的に本発明につき説明
する。 実施例 1 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例1に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出し、ペレツト化した。
このペレツトをプレス成形機にて200℃でプレス
して厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用
いたポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレ
ツクス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体は旭化学社製タフプレンであ
り、金属フアイバーはアイシン精機社製黄銅セン
イである。別に、ポリスチレン60重量部、フエラ
イト40重量部を同様の方法で押出し、成形し厚さ
3.5m/mのプレス板(B板)を得た。A板とB
板を接着剤ではり合わせ、金属板を裏打ちして、
8〜13GHz帯に於ける反射損失により電波吸収効
果を測定した。電波吸収性能は直交する二方向に
つき測定した。二方向の反射損失の周波数帯が異
る場合には、電波吸収効果に方向性があり、好ま
しくないが、第1図にみられるように、この組成
物では両者が良く一致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ、
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 2 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例2に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は、フイリツプス社製K−レジン
であり、金属フアイバーはアイシン精機社製黄銅
センイである。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し、成形し、厚さ3.5
m/mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を
接着剤ではり合わせ、金属板で裏打ちして8〜
13GHz帯に於ける反射損失により、電波吸収効果
を測定した。電波吸収性は直交する二方向につき
測定した。二方向の反射損失の周波数帯が異る場
合には電波吸収効果に方向性があり好ましくない
が、第2図にみられるようにこの成物では両者が
良く一致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 3 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例に示す割合で混合し、混合物を押出機にて
230℃の押出温度で押出しペレツト化した。この
ペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスして
厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用いた
ポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツク
ス855−51(MI=3.5)スチレン−ブタジエンブロ
ツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金属
フアイバーはアイシン精機社製黄銅センイであ
る。別にポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を接着
剤で、はり合わせ、金属板を裏打ちし、8〜13G
Hz帯に於ける反射損失により電波吸収効果を測定
した。 電波吸収性は直交する二方向につき測定した。
二方向の反射損失の周波数帯が異る場合には、電
波吸収効果に方向性があり好ましくない。この組
成物ではポリスチレンのMIが3.5と小さいため第
3図にみられるように結果は好ましくない。 A板の衝撃強度は直径12.7m/mの半球の撃芯
を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ破
壊する高さを決定する事により求め、この落錘強
度を第1表にKg・cm単位で示した。 実施例 4 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
実施例4に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり金属
フアイバーはアイシン精機社製アルミセンイであ
る。 別にポリスチレン60重量部、フエライト40重量
部を同様の方法で押出し、成形し厚さ3.5m/m
のプレス板(B板)を得た。A板をB板を接着剤
ではり合わせ、金属板を裏打ちし、8〜13GHz帯
に於ける反射損失により電波吸収効果を測定し
た。 電波吸収性は直交する二方向につき測定した。
二方向の反射損失の周波数帯が異る場合には、電
波吸収効果に方向性があり好ましくないが、第4
図にみられるようにこの組成物では両者が良く一
致している。 A板の衝撃強度は、直径12.7m/mの半球の撃
芯を置き、その上に重量500gの落錘を落下させ、
破壊する高さを決定する事により求め、この落錘
強度を第1表にKg・cm単位で示した。 比較例 1 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
比較例1に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃の押出温度で押出しペレツト化した。こ
のペレツトをプレス成形機にて200℃でプレスし
て厚さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用い
たポリスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツ
クス825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金
属フアイバーはアイシン精機社製黄銅センイであ
る。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板を接着
剤ではり合わせ、金属板を裏打ちして8〜13GHz
帯における反射損失により電波吸収効果を測定し
た。電波吸収体は直交する二方向につき測定し
た。二方向の反射損失の周波数帯が異る場合に
は、電波吸収効果に方向性があり、好ましくない
が、第5図にみられるように両者が良く一致して
電波吸収性能としては秀れている。しかしなが
ら、実施例について測定したと同じ測定測定法に
よる落錘強度は、第1表に示す如く、非常に小さ
い値を示し耐衝撃性が低いことを示す。これはス
チレン−ブタジエンブロツク共重合体が少ないた
めである。 比較例 2 ポリスチレン、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体、フエライト、金属フアイバーを第1表
比較例2に示す割合で混合し、混合物を押出機に
て230℃のプレス成形機にて200℃でプレスして厚
さ1m/mのプレス板(A板)を得た。用いたポ
リスチレンは三井東圧化学社製のトーポレツクス
825−21(MI=14)スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は旭化成社製タフプレンあり、金属フ
アイバーはアイシン精機社製黄銅センイである。 別に、ポリスチレン60重量部、フエライト40重
量部を同様の方法で押出し成形し、厚さ3.5m/
mのプレス板(B板)を得た。A板とB板接着剤
で、はり合わせ金属板を裏打ちして8〜13GHz帯
に於ける反射損失により電波吸収効果を測定し
た。電波吸収性は直交する二方向につき測定し
た。二方向の反射損失の周波数帯が異る場合に
は、電波吸収効果に方向性があり、好ましくな
い。スチレン−ブタジエンブロツク共重合体が実
施例1〜4に比べて多いこの組成物では、第1表
に示すように落錘強度は大きいものの、第6図に
示すように電波吸収効果に方向性があり、電波吸
収材としては適当でない。 【表】
第1図は、実施例1の組成物をA板とした場合
の反射損失の周波数特性。第2図は、実施例2の
組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。第3図は、実施例3の組成物をA板とした場
合の反射損失の周波数特性。第4図は、実施例4
の組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。第5図は、比較例1の組成物をA板とした場
合の反射損失の周波数特性。第6図は、比較例2
の組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。
の反射損失の周波数特性。第2図は、実施例2の
組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。第3図は、実施例3の組成物をA板とした場
合の反射損失の周波数特性。第4図は、実施例4
の組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。第5図は、比較例1の組成物をA板とした場
合の反射損失の周波数特性。第6図は、比較例2
の組成物をA板とした場合の反射損失の周波数特
性。
Claims (1)
- 1 ポリスチレン100重量部に対して、少なくと
もブタジエンブロツク共重合体10〜200重量部、
フエライト50〜800重量部、導電性フアイバー5
〜400重量部を含むことを特徴とする電波吸収体
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6777082A JPS58184799A (ja) | 1982-04-22 | 1982-04-22 | 電波吸収体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6777082A JPS58184799A (ja) | 1982-04-22 | 1982-04-22 | 電波吸収体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58184799A JPS58184799A (ja) | 1983-10-28 |
| JPS6332279B2 true JPS6332279B2 (ja) | 1988-06-29 |
Family
ID=13354505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6777082A Granted JPS58184799A (ja) | 1982-04-22 | 1982-04-22 | 電波吸収体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58184799A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02158200A (ja) * | 1988-12-12 | 1990-06-18 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 導電性熱可塑性樹脂組成物 |
| JPH088429B2 (ja) * | 1990-05-28 | 1996-01-29 | 大阪瓦斯株式会社 | 電波吸収方法 |
-
1982
- 1982-04-22 JP JP6777082A patent/JPS58184799A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58184799A (ja) | 1983-10-28 |
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